JP2017524436A - 改良されたツール交換手段を有する振動式器具 - Google Patents
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Abstract
本発明は、ツール24、ツールホルダ26、振動の結合/脱結合ストロークに沿ったツール24およびツールホルダ26の相対的移動によって起動させうる、ツールホルダ26へのツール24の振動結合のための相補的手段30および、ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに振動の結合/脱結合ストロークを許容する、ツール24をツールホルダ26に取り付ける相補的手段28を備える。取付手段28は、取付け/取外しストロークに沿った相対的移動によって一緒に取り付けられうる、雄および雌の2つの取付部材を含む。取付部材36、38は、取付け/取外しストロークの間、変形されえない。ストロークは、軸方向成分および、軸方向成分に対して実質的に直交する平面における横方向成分を含む。取付け/取外しストロークの軸方向成分および横方向成分は、2つの取付部材36、38上の相補的かみ合い形状36F、38Fによって定義される。【選択図】図2
Description
本発明は、特に歯科用ハンドピースのための振動式器具の分野に関する。
特に、スケーリング、平削りまたは歯カットを可能にする振動式器具を備える歯科用ハンドピースとして通常公知の装置を、歯科医師は、事実、多用する。
振動式器具に伝達される振動は、通常、超音波または音波である。
ツール、ツールホルダおよび、ツールホルダからツールまで振動を伝達するためにツールホルダに対するツールの振動結合のための相補的な着脱可能手段を備える振動式器具は、従来技術から(特に特許文献1から)すでに公知である。
振動結合手段は、それぞれ、ツールおよびツールホルダに設けられる、一般に円錐または円筒−円錐の相補的な振動結合面を通常含む。これらの結合手段は、相補的な振動結合面を接触位置にする結合ストロークに沿ったツールのおよびツールホルダの相対的移動によって起動されることができる。このように、ユーザがハンドピースを保持してツールを歯の上にもたらすときに、相補的な振動結合面間に確立される接触に、そしてその結果、ツールホルダからツールへの振動の伝達に至る、ツールとツールホルダとの間の相対的な移動を彼は引き起こす。ユーザが歯からツールを遠ざけるときに、相補的な振動結合面は、ツールがもはや振動しないために互いに分離する傾向がある。
まだツールおよびツールホルダが一緒に接続された状態に保つ間、相補的な振動結合面の結合/脱結合ストロークを許容することがこのように必要である。そのために、特許文献1に記載された振動式器具は、ツールがツールホルダに取り付けられるときに、振動の結合/脱結合ストロークを許容する、ツールをツールホルダに取り付けるための相補的な着脱可能手段を含む。
これらの取付手段は、軸方向成分を含む取付け/取外しストロークに沿った相対的移動によって一緒に取り付けられることができる2つの取付部材、それぞれ雄のおよび雌の取付部材を含む。特許文献1に記載された取付部材は、スナップ嵌めタイプである。スナップ嵌めは、軸方向の取付けストロークによるこのように進行することにより、2つの取付部材の相対的軸移動によって達成される。
雌の取付部材は、ツールホルダによって担持され、そして、弾性的に変形可能である雄の取付部材は、ツールによって担持される。より詳しくは、雄の取付部材は、一般の軸対称形状を有し、そして、取付け/取外しストロークが実行されるときに、その半径方向の変形を局所的に許容するような仕方で軸方向に分割される。雄の取付部材はカラーを備える。そして、取付部材のその弾性的な半径方向の変形は、雌の取付部材に設けられる相補的なカットアウトにカラーをかみ合わせること、またはカットアウトからカラーを切り離すことを可能にする。
特許文献1に記載された取付手段は、比較的信頼性が高い。しかしながら、歯科医師により用いられるそのような振動式器具において、ツールホルダおよびツールは比較的細長い。その結果、割れた雄の取付部材は、特定の使用状況において、最後に比較的壊れやすい。
本発明の目的は、単純な取付手段を保持する一方で、特許文献1によって提案されたものに比べてより堅牢であるツールホルダへのツールの取付手段を提案することである。
そのために、本発明の主題は、振動式器具であって、
−ツール、
−ツールホルダ、
−ツールホルダからツールまで振動を伝達するためにツールホルダに対するツールの振動結合のための相補的な着脱可能手段であって、振動の結合/脱結合ストロークに沿ったツールおよびツールホルダの相対的移動によってこれらの相補的な結合手段を起動させることが可能な、相補的な着脱可能手段、および、
−ツールをツールホルダに取り付けるための相補的な着脱可能手段であって、ツールがツールホルダに取り付けられるときに、振動の結合/脱結合ストロークを許容し、これらの取付手段は、軸方向成分を含む取付け/取外しストロークに沿った相対的移動によって一緒に取り付けられることができる2つの、それぞれ雄のおよび雌の取付部材を含む、相補的な着脱可能手段、
を備え、
雄のおよび雌の取付部材は、取付け/取外しストロークの間、変形されることができなくて、このストロークは、横方向成分と呼ばれる軸方向成分に対して実質的に直交する平面における成分も含み、取付け/取外しストロークの軸方向成分および横方向成分は、2つの取付部材上に設けられる相補的なかみ合い形状によって定義されることを特徴とする、振動式器具である。
−ツール、
−ツールホルダ、
−ツールホルダからツールまで振動を伝達するためにツールホルダに対するツールの振動結合のための相補的な着脱可能手段であって、振動の結合/脱結合ストロークに沿ったツールおよびツールホルダの相対的移動によってこれらの相補的な結合手段を起動させることが可能な、相補的な着脱可能手段、および、
−ツールをツールホルダに取り付けるための相補的な着脱可能手段であって、ツールがツールホルダに取り付けられるときに、振動の結合/脱結合ストロークを許容し、これらの取付手段は、軸方向成分を含む取付け/取外しストロークに沿った相対的移動によって一緒に取り付けられることができる2つの、それぞれ雄のおよび雌の取付部材を含む、相補的な着脱可能手段、
を備え、
雄のおよび雌の取付部材は、取付け/取外しストロークの間、変形されることができなくて、このストロークは、横方向成分と呼ばれる軸方向成分に対して実質的に直交する平面における成分も含み、取付け/取外しストロークの軸方向成分および横方向成分は、2つの取付部材上に設けられる相補的なかみ合い形状によって定義されることを特徴とする、振動式器具である。
本発明によって提案される雄のおよび雌の取付部材は、取付け/取外しストロークの間、変形されることができなくて、したがって、従来技術において提案されたものに比べて比較的より堅牢である。
さらに、2つの取付部材上に設けられる相補的なかみ合い形状によって、雄のおよび雌の部材の取付けまたは取外しを許容するストロークは、容易に定義される。
さらに、本発明は、通常の取付手段への補助的要素の追加を省く。実際、本発明は、既存の取付部材上に設けられる適切な形状によって、ユーザの側の慎重な動きなしに予想外に進行されないという十分に複雑である取付け/取外しストロークを、簡単に、要求することを可能にする。これは、相補的な取付手段のいかなる時期尚早の分離も防止する。
異なる異型に対応する異なる任意の特徴または本発明の異なる実施形態によれば、
−2つの雄のおよび雌の取付部材は、それぞれ、ツールおよびツールホルダによって担持され、
−雄の取付部材は、ツールによって担持され、雌の取付部材は、取付け/取外しストロークの横方向成分に沿ってツールにおよびツールホルダに対して移動可能であり、
−振動結合手段の脱起動位置に対応する振動の結合/脱結合移動の一端部を定めるために、雌の取付部材は、雄の取付部材上に設けられる第2の軸方向保持ストッパとクリアランスを伴って相互作用するように設計される第1の軸方向保持ストッパによって区切られる凹所を含み、
−2つの取付部材の相補的なかみ合い形状は、相補的なねじであり、取付け/取外しストロークは、取付け/取外しストロークの軸方向および横方向成分を同時に組み合わせる、2つの取付部材をねじる動きであり、
−2つの取付部材の相補的なかみ合い形状は、取付け/取外しストロークの軸方向および横方向成分が別々に実行されることを必要とする差し込みタイプであり、
−2つの取付部材の相補的なかみ合い形状は、取付け/取外しストロークの軸方向成分を定めるために相補的な溝と相互作用するように設計される少なくとも1つの舌を備え、凹所は、取付け/取外しストロークの横方向成分を許容するカットアウトを形成し、
−相補的な振動結合手段は、ツールおよびツールホルダ上にそれぞれ設けられる、好ましくは円錐または円筒−円錐相補面の相補的な振動結合面を含み、
−ツールホルダは、任意に曲がったまたはカーブした長線形方向において概して細長い形状を有し、取付け/取外しコースの軸方向成分は、ツールホルダの長線形方向と実質的に平行であり、
−取付部材の相補的なかみ合い形状は、ツールがツールホルダに取り付けられるときに、互いに切り離されて、相補的な振動結合面と、2つの取付部材の互いに関する半径方向偏差を制限するために、それぞれ、雄のおよび雌の取付部材上に設けられる2つの相補的な心出し面との間に軸方向に挿入され、
−ツールホルダは、長線形方向において任意に曲がったまたはカーブした概して細長い形状を有し、取付け/取外しストロークの軸方向成分は、ツールホルダの長線形方向に対して実質的に直交し、
−ツールホルダは、曲がったまたはカーブした概して細長い形状を有し、ツールは、曲がったまたはカーブした形状と実質的に平行な平面に平行に、かつ曲がったまたはカーブした形状の外側の方へ延びる作業端部を備え、
−ツールがツールホルダに取り付けられるときに、ツールは、ツールホルダをカバーしているエンベロープを横断し、雌の取付部材は、ツールに対して、および取付け/取外しストロークの横方向成分に沿ってツールホルダに対して移動可能であるように、エンベロープ上に取り付けられ、
−取付部材の相補的なかみ合い形状は、ツールがツールホルダに取り付けられるときに、互いにかみ合い、それぞれ、雄の取付部材上におよびツールホルダ上に設けられる2つの相補的な心出し面は、相補的な振動結合面と雌の取付部材との間に軸方向に挿入され、心出し面は、互いに関して2つの取付部材の半径方向偏差を制限するように設計される。
−2つの雄のおよび雌の取付部材は、それぞれ、ツールおよびツールホルダによって担持され、
−雄の取付部材は、ツールによって担持され、雌の取付部材は、取付け/取外しストロークの横方向成分に沿ってツールにおよびツールホルダに対して移動可能であり、
−振動結合手段の脱起動位置に対応する振動の結合/脱結合移動の一端部を定めるために、雌の取付部材は、雄の取付部材上に設けられる第2の軸方向保持ストッパとクリアランスを伴って相互作用するように設計される第1の軸方向保持ストッパによって区切られる凹所を含み、
−2つの取付部材の相補的なかみ合い形状は、相補的なねじであり、取付け/取外しストロークは、取付け/取外しストロークの軸方向および横方向成分を同時に組み合わせる、2つの取付部材をねじる動きであり、
−2つの取付部材の相補的なかみ合い形状は、取付け/取外しストロークの軸方向および横方向成分が別々に実行されることを必要とする差し込みタイプであり、
−2つの取付部材の相補的なかみ合い形状は、取付け/取外しストロークの軸方向成分を定めるために相補的な溝と相互作用するように設計される少なくとも1つの舌を備え、凹所は、取付け/取外しストロークの横方向成分を許容するカットアウトを形成し、
−相補的な振動結合手段は、ツールおよびツールホルダ上にそれぞれ設けられる、好ましくは円錐または円筒−円錐相補面の相補的な振動結合面を含み、
−ツールホルダは、任意に曲がったまたはカーブした長線形方向において概して細長い形状を有し、取付け/取外しコースの軸方向成分は、ツールホルダの長線形方向と実質的に平行であり、
−取付部材の相補的なかみ合い形状は、ツールがツールホルダに取り付けられるときに、互いに切り離されて、相補的な振動結合面と、2つの取付部材の互いに関する半径方向偏差を制限するために、それぞれ、雄のおよび雌の取付部材上に設けられる2つの相補的な心出し面との間に軸方向に挿入され、
−ツールホルダは、長線形方向において任意に曲がったまたはカーブした概して細長い形状を有し、取付け/取外しストロークの軸方向成分は、ツールホルダの長線形方向に対して実質的に直交し、
−ツールホルダは、曲がったまたはカーブした概して細長い形状を有し、ツールは、曲がったまたはカーブした形状と実質的に平行な平面に平行に、かつ曲がったまたはカーブした形状の外側の方へ延びる作業端部を備え、
−ツールがツールホルダに取り付けられるときに、ツールは、ツールホルダをカバーしているエンベロープを横断し、雌の取付部材は、ツールに対して、および取付け/取外しストロークの横方向成分に沿ってツールホルダに対して移動可能であるように、エンベロープ上に取り付けられ、
−取付部材の相補的なかみ合い形状は、ツールがツールホルダに取り付けられるときに、互いにかみ合い、それぞれ、雄の取付部材上におよびツールホルダ上に設けられる2つの相補的な心出し面は、相補的な振動結合面と雌の取付部材との間に軸方向に挿入され、心出し面は、互いに関して2つの取付部材の半径方向偏差を制限するように設計される。
本発明のさらなる主題は、振動式器具を備えるハンドピースであって、振動式器具は、上記で定義済みとしてあることを特徴とする、ハンドピースである。
単に非限定的な例としておよび添付図面を参照して与えられる以下の読み込みに応じて、本発明は、よりよく理解される。
図1は、全体を参照番号10で示される通常ハンドピースと呼ばれる装置を示す。この装置は、歯科医師用に設計される。
ハンドピース10は、本発明の第1実施形態による振動式器具12を備える。この振動式器具12は、特に、スケーリング、平削りまたは歯カットを可能にすることができる。
従来、ハンドピース10は、ユーザの手によって把持されるボディ14に適合する全体形状を有するボディ14を備える。
以下のテキストでは、従来の使用にしたがって、近位要素または遠位要素は、この要素がユーザの手から近い(近位)かまたは遠い(遠位)かに依って記載される。
ボディ14は、近位端14Pを備える。近位端14Pは、流体(水、空気)を供給してハンドピース10に流すためのコード(図示せず)への接続のための従来の手段16を備える。
ボディ14はまた、振動式器具12によって延長される遠位端14Dを備える。
ボディ14は、音波または超音波振動を生成するための手段20、および振動生成手段と振動式器具12との間に振動を伝えるための部材22、を含む従来の手段を収容するエンベロープ18をさらに備える。
振動式器具12は、ツール24およびツールホルダ26を備える。
ツール24は、特に、患者の歯と接触するように設計された遠位作業端24Dを備える。
ツールホルダ26は、(例えば、(示すように)ねじ、溶接、接着結合、などによって)振動伝達部材22の遠位端22Dにそれ自体公知の方法で接続される近位端26Pを備える。異型において、ツールホルダ26は、振動伝達部材22を有する単一ピースとして作られることによって振動伝達部材22を延長してもよい。
図1に示される実施例において、ツールホルダ26は、長線形方向に曲げられた概して細長い形状を有する点に注意される。
ツールホルダ26にツール24を取り付けるための相補的な着脱可能な手段28を用いて、ツール24の近位端24Pは、ツールホルダ26の遠位端26Dに取り付けられる。図2により詳細に示されるこれらの取付手段28は、ツールホルダ26の長線形方向のまわりにツール24の回転を可能にする。
振動式器具12は、ツールホルダ26にツール24の振動結合のための相補的な着脱可能な手段30を同様に備える。そして、図2により詳細に示される。
図2に関して、相補的な振動結合手段30は、2つの相補面32、34を含むということが分かる。そしてそれは、この図2に示すように、好ましくは円錐形である。これらの円錐面32、34は、近位−対−遠位方向において分岐する。第1の振動結合面32は、ツール24の近位端24P上に設けられる円錐形の雄型面である。第2の振動結合面34は、ツールホルダ26の遠位端26Dに設けられる円錐形の雌型面である。
異型において、相補的な振動結合面は、他の形状(例えば円筒−円錐形状)を有することができる。
図2に示すように、ツール24の近位端24Pがツールホルダ26の遠位端26Dに取り付けられるときに、クリアランスJ1が2つの相補的な振動結合面32、34間にある点に注意される。
このクリアランスJ1によって、相補的な振動結合手段30は、このクリアランスにより許容される振動の結合/脱結合ストロークに沿ったツール24のおよびツールホルダ26の相対的な移動によって起動されることができる。この結合/脱結合ストロークは、以下の2つの成分のうちの少なくとも1つを概して含む:
−ツールホルダ26の遠位端26Dの長線形方向Xと実質的に平行な軸方向成分、および、
−軸方向成分に対して実質的に垂直な半径方向成分。
−ツールホルダ26の遠位端26Dの長線形方向Xと実質的に平行な軸方向成分、および、
−軸方向成分に対して実質的に垂直な半径方向成分。
このように、ユーザがハンドピース10を保持してツール24を歯の上にもたらすときに、相補的な振動結合面32、34間に確立される接触に、そしてその結果、ツールホルダ26からツール24への振動の伝達に至る、ツール24とツールホルダ26との間の相対的な移動を彼は引き起こす。ユーザが歯からツール24を遠ざけるときに、振動結合面32、34は、ツール24がもはや振動しないために互いに分離する傾向がある。
ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに、取付手段28は、上に記載した振動の結合/脱結合ストロークを許容する。その一方で、ツール24およびツールホルダ26を一緒に接続した状態に保つ。そのために、取付手段28は、2つの取付部材(それぞれ雄部材36および雌部材38)を含む。それらは、取付け/取外しストロークに沿った相対的な移動によって互いに一緒に取り付けられることができるかまたは取り外されることができる。
図1に示される振動式器具12の場合、2つの雄の取付部材36および雌の取付部材38は、それぞれ、ツール24およびツールホルダ26によって担持される。
2つの取付部材36、38がそれらが互いに取り付けられる構成(図2参照)において考慮される場合、ツールホルダ26と関連してこの方向Xのまわりにツール24の自由回転を許容するために、各取付部材36、38は、ツールホルダ26の遠位端26Dの長線形方向Xのまわりに概して軸対称形状を有するということが分かる。
取付け/取外しストロークは、2つの取付部材36、38上の相補的なかみ合い形状によって定義される。これらの2つの取付部材36、38は、取付け/取外しストロークの間に変形しない点に注意される。
図1および図2に示される振動式器具12の場合、2つの取付部材36、38の相補的なかみ合い形状は、これらの部材上に設けられる相補的なねじ36F、38Fである。
これらの相補的なねじ36F、38Fは、第1の軸方向成分および、第1の軸方向成分に対して実質的に直角な平面において横方向成分と呼ばれる第2の成分を含む、取付け/取外しストロークを定めることを可能にする。
このように、図2に示される2つの取付部材36、38の場合、取付け/取外しストロークは、取付け/取外しストロークの軸方向成分および横方向成分を同時に組み合わせる、2つの取付部材36、38をねじる運動である。事実、軸方向成分はこの場合、ツールホルダ26の遠位端26Dの長線形方向Xに実質的に平行な並進運動である。そして横方向成分は、この長線形方向Xに対して実質的に直角な平面における回転運動である。
図2に関して、雌の取付部材38はまた凹所40を含む点に注意される。この凹所40の直径は、雄の取付部材36のねじ36Fの直径よりもかなり大きい。雌の取付部材38に設けられるねじ38F(別名雌ねじ38F)は、この雌の取付部材38の振動結合面34と凹所40との間に軸方向に挿入される。
雄の取付部材36は、雌の取付部材38の雌ねじ38Fの直径よりもかなり小さい直径を有する軸対称の軸42を含む。雄の取付部材36のねじ36Fは、軸42によってツール24の振動結合面32に接続している。
図2は、ツール24がツールホルダ26に接続されて、これらの形状36F、38Fが互いに切り離される構成における、相補的なかみ合い形状36F、38F(すなわち、ねじ36F、38F)を示す。この場合、取付部材36、38のねじ36F、38Fは、相補的な振動結合面32、34と、雄の取付部材36および雌の取付部材38上に設けられる2つの相補的な心出し面44、46との間に軸方向に挿入されるということが分かる。これらの2つの心出し面44、46は、軸対称であり、ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに取付部材36、38の互いに対する半径方向偏差を制限するために、半径方向クリアランスJ2と相互作用するように設計される。
図2に示される実施例において、2つの心出し面44、46は、それぞれ、
−軸42から間隔をおいて配置される雄の取付部材36を延長する心出しスタッドP、および、
−ツールホルダ26の雌の取付部材38に設けられる心出しボア47であって、このボア47は雌ねじ38Fから間隔をおいて配置される凹所40を延長する、心出しボア47、上に設けられる。
−軸42から間隔をおいて配置される雄の取付部材36を延長する心出しスタッドP、および、
−ツールホルダ26の雌の取付部材38に設けられる心出しボア47であって、このボア47は雌ねじ38Fから間隔をおいて配置される凹所40を延長する、心出しボア47、上に設けられる。
異型において、2つの心出し面44、46は、省かれることができる。
ツールホルダ26の雌の振動結合面34のより小さい直径は、雄の取付部材36のねじ36Fの直径よりも大きい点に注意される。ツール24の心出し面44の直径は、雄の取付部材36のねじ36Fの直径よりも小さい点に同様に注意される。
ツールホルダ26にツール24を取り付けるために、まず最初、ツール24の心出し面44および雄の取付部材36のねじ36Fがツールホルダ26の振動結合面34を横切って軸方向に通ることによって、雄の取付部材36は、雌の取付部材38に挿入される。
次に、雄の取付部材36の全てのねじ36Fがツールホルダ26の凹所40に現れるまで、雄の取付部材36のねじ36Fは、雌の取付部材38の雌ねじ38Fにねじ込まれる。これは、図2に示される取付部材36、38の相対位置において達する。
雄の取付部材36上に(例えばねじ36Fの遠位端において)設けられる第2の軸方向保持ストッパ50と、軸方向クリアランスに関して、相互作用するように設計された第1の軸方向保持ストッパ48を形成する表面によって、凹所40は、区切られる点に注意される。軸方向保持ストッパ48、50の相互作用は、振動結合手段30の脱起動位置に対応する振動の結合/脱結合ストロークの端部を定める。
ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに、心出し面44、46のクリアランスを伴う相互作用は、取付部材36、38の互いに関する半径方向偏差が制限されることを可能にする。これは、一方で軸42に対する雌ねじ38Fの、そして他方で凹所40を区切る表面に対するねじ36Fの、いかなる望ましくない半径方向の接触もこのように回避する。そしてそれは、ねじ36F、38Fのピーニングに至ってよい。
凹所40の寸法は、ツール24とツールホルダ26との間の振動の結合/脱結合ストロークの結果として、この凹所40におけるねじ36Fの軸方向および半径方向偏差を許容するのに適している。
さらに、図2に示される場合には、2つの取付部材36、38の相補的なかみ合い形状は、ねじりによって取付け/取外しストロークを必要とするねじ36F、38Fである。このねじりは、ハンドピース10のユーザの側の慎重な動きなしで予想外に進行されないために十分に複雑なストロークである。
例えば、ツールを冷やすためにおよび/またはユーザによって扱われるゾーンの方へ流体のストリームを生成するために設計される少なくとも1つの流体(水および/または空気)の循環のための従来の手段の供給は、ハンドピースにおいてなされる。図2に示される実施例において、これらの流体循環手段は、図2に示すように、ツールホルダ26に設けられるチャネル52、および相補的な振動結合面の少なくとも1つ(例えばツール24の表面32)において設けられる溝54を含む。
ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに、2つの取付部材36、38の相補的なかみ合い形状36F、38Fは、互いに切り離されて、チャネル52から溝54の方への流体通路がボア47、凹所40および雌ねじ38Fを介して通過することをこのように可能にする。
図3〜図7に関して、取付手段の異型実施形態および振動式器具の第2実施形態の説明も下記に与えられる。これらの図3〜図7において、図1および図2のそれらと類似している要素は、同一の参照によって示される。
図3は、取付手段28の第1の異型実施形態を示す。
この場合、2つの取付部材36、38の相補的なかみ合い形状は、差し込み(bayonet)タイプであり、例えば、雄の取付部材36の軸42によって担持される軸方向のかみ合い舌56を備える。そしてそれは、例えば、雌の取付部材38に設けられる相補的な軸方向のかみ合い溝58と相互作用するように設計される。
2つの取付部材36、38がそれらが互いに取り付けられる構成において考慮される場合、図3に示すように、2つの相補的な心出し面44、46は、相補的な振動結合面32、34と凹所40との間に軸方向に挿入される。図3の場合、心出し面44は軸42を区切る。そして、軸方向のかみ合い溝58は、心出し面46に設けられる。
図3に示される相補的なかみ合い形状は、取付け/取外しストロークの軸方向および横方向成分が別々に実行されることを必要とする。
事実、差し込みタイプ・ストロークにしたがって、ツール24をツールホルダ26に取り付けるために、この舌56が凹所40内に挿入されるまで、ツールホルダ26の遠位端26Dの長線形方向Xと実質的に平行な並進移動を経て舌56を溝58内にかみ合わせることは、まず必要である。次に、溝58に関して舌56を角度的にオフセットするために、雄の取付部材36は、長線形方向Xのまわりに回転される。
溝58とのかみ合い相互作用によって、舌56は、取付け/取外しストロークの軸方向成分を定める。さらに、凹所40は、取付けストロークの横方向成分を許容するカットアウトを形成する。事実、この横方向成分は、長線形方向Xに対して実質的に直角な平面における回転である。
上記と反対の形においてストロークを実行することによって、ツール24は、ツールホルダ26から必要な変更を加えて取り外される。
差し込みタイプ・ストロークは、ハンドピース10のユーザの側の慎重な動きなしで予想外に進行されないために十分に複雑なストロークである。
ツール24とツールホルダ26との間の振動の結合/脱結合ストロークの結果として、凹所40の寸法は、この凹所40の舌56の軸方向および半径方向偏差を許容するのに適している点に注意される。これは、凹所40を区切る表面に対して、舌56のいかなる望ましくない半径方向接触も防止する。
図3の場合、雄の取付部材36によって担持される第2の軸方向保持ストッパ50が舌56の遠位端によって形成される点にも注意される。しかしながら、図2の場合のように、第1の軸方向保持ストッパ48は、凹所40を区切る。
図4は、取付手段28の第2の異型実施形態を示す。
この場合、図3に示される第1の異型に関する限り、2つの取付部材36、38の相補的なかみ合い形状は、差し込みタイプである。しかしながら、この場合、相補的なかみ合い形状は、同数の相補的な軸方向かみ合い溝58と相互作用するように設計された複数の軸方向かみ合い舌56を備える。かみ合い舌56の数は、例えば、2〜4である。
さらに、図2に示される場合に関連して、2つの取付部材36、38がそれらが互いに取り付けられる構成において考慮される場合、図4に示すように、相補的な振動結合面32、34の軸方向の位置は、相補的な心出し面44、46の軸方向の位置と関連して逆にされている点に注意される。
最後に、図4に示される異型では、流体循環のための溝60は、図2に示すように、相補的な心出し面(例えば雄の取付部材36の表面44)の少なくとも1つに設けられる。
図5〜図7は、本発明の第2実施形態による振動式器具12を含むハンドピース10を示す。
この場合、ツールホルダ26は、振動伝達部材22を延長する。異型において、ツールホルダ26は、ねじり、溶接、接着結合、などによって振動伝達部材22に接続されてよい。
さらに、ツールホルダ26は、曲がった長線形方向Xにおいて概して細長い形状を有する。
図1に示される振動式器具12と異なり、ツールホルダ26と相対するツール24の取付け/取外しストロークの軸方向成分は、この場合、ツールホルダ26の長線形方向Xに対して実質的に直角である。
さらに、図5に示すように、ツール24の遠位作業端24Dは、第1に、ツールホルダ26の曲がった概して細長い形状と実質的に平行な平面と平行に延びて、そして第2に、この曲がった形状の外側の方へ延びる。
ツール24の遠位作業端24Dのこの配置は、例えば、図5に示すツールホルダ26の位置Lに配置される従来の光源の形においてユーザによって扱われるゾーンの効率的な照明を許容する。
本発明の第2実施形態による振動式器具は、「コントラアングル」タイプであるとして通常意味される。この「コントラアングル」は、曲がった長線形方向Xにおいて概して細長い形状を有するツールホルダ26によって得られることもできる。
振動式器具のこの第2実施形態において、エンベロープ18は、ツールホルダ26をカバーする。ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに、雄の取付部材36がツールホルダ24の遠位端の長線形方向Xに実質的に直角に延びるように、ツール24はエンベロープ18を横断する。
ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに、雄の取付部材36の軸42は、振動結合面32に接続するための端部、およびエンベロープ18の外側に突出する自由端を含む。
軸42の自由端上に保持頭部機能を与えるために、軸42は、軸42の両端を切り離す環状トラフ62を備える。軸42の自由端は、このようにこれからは「保持頭部64」と呼ばれる。
図6に示すように、振動式器具12の第2実施形態では、心出し面44は軸42を区切る。そして、表面44の相補的な心出し面46は、ツールホルダ26の近位端26D上に設けられる。
さらに、第1実施形態とは異なり、振動式器具12の第2実施形態では、雌の取付部材は、エンベロープ18上を並進移動可能であるように取り付けられるスライド38によって形成される。異型において、スライド38は、ツールホルダ26上を並進移動可能であるように取り付けられることができる。
図6および図7に関して、スライド38は、操作端部38Mおよび取付端部38Aを備えるということが分かる。取付端部38Aは、保持頭部64のこの端部66Pを通る通路を許容する通し端部66P、およびトラフ62においてかみ合うように設計された保持端部66Rを備える。
トラフ62およびスロット66は、2つの取付部材36、38の相補的なかみ合い形状をこのように形成する。
スライド38を導いてそのストロークを制限するために、このスライド38は、エンベロープ18と一体の進行案内兼制限スタッド70と相互作用するように設計された長円孔68を含む。
振動式器具の第1実施形態のように、チャネル52は、ツールホルダ26に設けられる。そして溝54は、図6に示すように、相補的な振動結合面(例えばツール24の表面32)の少なくとも1つに設けられる。
ツール24をツールホルダ26に取り付けるために、まず最初に、スライド38は、スロット66の通し端部66Pを、ツールホルダ26に設けられる振動結合面34および心出し面46と整列するような仕方で配置される。
次に、この整列と実質的に同軸の第1の並進移動によって、雄の取付部材36の保持頭部64は、雌の取付部材を形成するスライド38のスロット66の通し端部66Pに挿入される。この第1の並進移動は、取付け/取外しストロークの軸方向成分に対応する。
次いで、スライド38は、このスライド38の溝66の保持端部66Rに雄の取付部材36の溝62をかみ合うために、取付け/取外しストロークの軸方向成分と垂直に第2の並進移動において動かされる。この第2の並進移動は、取付け/取外しストロークの横方向成分に対応する。このように、雌の取付部材を形成しているスライド38は、取付け/取外しストロークの横方向成分にしたがって、ツール24にそしてツールホルダ26に関連して移動可能であるような仕方で、エンベロープ18上に取り付けられる。
第1実施形態とは異なり、取付部材36、38の相補的なかみ合い形状(すなわちトラフ62および溝66の保持端部66R)は、ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに、一緒にかみ合う点にこのように注意される。
2つの取付部材36、38がそれらが互いに取り付けられる構成において考慮される場合(図6参照)、雄の取付部材36は、概して軸対称形状を有して、溝66の保持端部66Rは、ツールホルダ26と関連してその回転軸のまわりにツール24の自由回転を許容するということが分かる。
さらに、ツール24がツールホルダ26に取り付けられるときに、相補的な心出し面44、46は、相補的な振動結合面32、34と、雌の取付部材を形成するスライド38との間に、軸方向に挿入される。これらの相補的な心出し面44、46は、任意である点に注意される。
ちょうど今記載されたそれの反対としてストロークを実行することによって、ツール24は、ツールホルダ26から必要な変更を加えて分離される。
本発明の第1実施形態の場合のように、2つの取付部材36、38は、取付け/取外しストロークの間に変形しない点に注意される。
当然、トラフ62における保持頭部64の軸方向および半径方向偏差がツール24とツールホルダ26との間の振動の結合/脱結合ストロークから生じるのを許容するために、トラフ62のおよび溝66の保持端部66Rの軸方向および半径方向寸法は、構成される。
雄の取付部材36と、雌の取付部材を形成しているスライド38との間にいかなる望ましくない接触も防止するために、ストローク案内兼制限スタッド70は、トラフ62と関連して溝66の保持端部66Rの正しい位置決めを許容する点に注意される。
部材36、38が一緒に取り付けられるときに、振動の結合/脱結合および取付け/取外しストロークの満足な実行のために、上記の実施形態による振動式器具のさまざまな可動要素の移動学は、その全てが述べられてはいないが、しかし、特に上で記載されたことを考慮して当業者が位置および寸法に関して定めることが可能な、適切な機械的クリアランスを必要とする。
Claims (15)
- 振動式器具(12)であって、
−ツール(24)、
−ツールホルダ(26)、
−前記ツールホルダ(26)から前記ツール(24)まで振動を伝達するために前記ツールホルダ(26)に対する前記ツール(24)の振動結合のための相補的な着脱可能手段(30)であって、振動の結合/脱結合ストロークに沿った前記ツール(24)および前記ツールホルダ(26)の相対的移動によってこれらの相補的な結合手段(30)を起動させることが可能な、相補的な着脱可能手段(30)、および、
−前記ツール(24)を前記ツールホルダ(26)に取り付けるための相補的な着脱可能手段(28)であって、前記ツール(24)が前記ツールホルダ(26)に取り付けられるときに、振動の結合/脱結合ストロークを許容し、これらの取付手段(28)は、軸方向成分を含む取付け/取外しストロークに沿った相対的移動によって一緒に取り付けられることができる2つの、それぞれ雄の(36)および雌の(38)取付部材を含む、相補的な着脱可能手段(28)、
を備え、
前記雄の(36)および雌の(38)取付部材は、前記取付け/取外しストロークの間、変形されることができなくて、このストロークは、横方向成分と呼ばれる前記軸方向成分に対して実質的に直交する平面における成分も含み、前記取付け/取外しストロークの前記軸方向成分および横方向成分は、前記2つの取付部材(36、38)上に設けられる相補的なかみ合い形状(36F、38F;56、58;62、66)によって定義される、ことを特徴とする、振動式器具(12) - 前記2つの雄の(36)および雌の(38)取付部材は、それぞれ、前記ツール(24)および前記ツールホルダ(26)によって担持される、請求項1に記載の振動式器具(12)。
- 前記雄の取付部材(36)は、前記ツール(24)によって担持され、前記雌の取付部材(38)は、前記取付け/取外しストロークの前記横方向成分に沿って前記ツール(24)におよび前記ツールホルダ(26)に対して移動可能である、請求項1に記載の振動式器具(12)。
- 前記振動結合手段(30)の脱起動位置に対応する前記振動の結合/脱結合移動の一端部を定めるために、前記雌の取付部材(38)は、前記雄の取付部材(36)上に設けられる第2の軸方向保持ストッパ(50)とクリアランスを伴って相互作用するように設計される第1の軸方向保持ストッパ(48)によって区切られる凹所(40)を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動式器具(12)。
- 前記2つの取付部材の前記相補的なかみ合い形状は、相補的なねじ(36F、38F)であり、前記取付け/取外しストロークは、前記取付け/取外しストロークの前記軸方向および横方向成分を同時に組み合わせる、前記2つの取付部材(36、38)をねじる動きである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動式器具(12)。
- 前記2つの取付部材の前記相補的なかみ合い形状は、前記取付け/取外しストロークの前記軸方向および横方向成分が別々に実行されることを必要とする差し込み(56、58)タイプである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動式器具(12)。
- 前記2つの取付部材の前記相補的なかみ合い形状は、前記取付け/取外しストロークの前記軸方向成分を定めるために相補的な溝(58)と相互作用するように設計される少なくとも1つの舌(56)を備え、前記凹所(40)は、前記取付け/取外しストロークの前記横方向成分を許容するカットアウトを形成する、一緒にされた請求項4、6に記載の振動式器具(12)。
- 前記相補的な振動結合手段(30)は、前記ツール(24)および前記ツールホルダ(26)上にそれぞれ設けられる、好ましくは円錐または円筒−円錐相補面の相補的な振動結合面(32、34)を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の振動式器具(12)。
- 前記ツールホルダ(26)は、任意に曲がったまたはカーブした長線形方向(X)において概して細長い形状を有し、前記取付け/取外しストロークの前記軸方向成分は、前記ツールホルダ(26)の前記長線形方向(X)と実質的に平行である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の振動式器具(12)。
- 前記取付部材(36、38)の前記相補的なかみ合い形状(36F、38F)は、前記ツール(24)が前記ツールホルダ(26)に取り付けられるときに、互いに切り離されて、前記相補的な振動結合面(32、34)と、2つの取付部材(36、38)の互いに関する半径方向偏差を制限するために、それぞれ、前記雄の(36)および雌の(38)取付部材上に設けられる2つの相補的な心出し面(44、46)との間に軸方向に挿入される、一緒にされた請求項8、9に記載の振動式器具(12)。
- 前記ツールホルダ(26)は、前記長線形方向(X)において任意に曲がったまたはカーブした概して細長い形状を有し、前記取付け/取外しストロークの前記軸方向成分は、前記ツールホルダ(26)の前記長線形方向(X)に対して実質的に直交する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の振動式器具(12)。
- 前記ツールホルダ(26)は、曲がったまたはカーブした概して細長い形状を有し、前記ツール(24)は、前記曲がったまたはカーブした形状と実質的に平行な平面に平行に、かつ前記曲がったまたはカーブした形状の外側の方へ延びる作業端部(24D)を備える、請求項11に記載の振動式器具(12)。
- 前記ツール(24)が前記ツールホルダ(26)に取り付けられるときに、前記ツール(24)は、前記ツールホルダ(26)をカバーしているエンベロープ(18)を横断し、前記雌の取付部材(38)は、前記ツール(24)に対して、および前記取付け/取外しストロークの前記横方向成分に沿って前記ツールホルダ(26)に対して移動可能であるように、前記エンベロープ(18)上に取り付けられる、一緒にされた請求項3、11に記載の振動式器具(12)。
- 前記取付部材(36、38)の前記相補的なかみ合い形状(62、66)は、前記ツール(24)が前記ツールホルダ(26)に取り付けられるときに、互いにかみ合い、それぞれ、前記雄の取付部材(36)上におよび前記ツールホルダ(26)上に設けられる2つの相補的な心出し面(44、46)は、相補的な振動結合面(32、34)と前記雌の取付部材(38)との間に軸方向に挿入され、前記心出し面(44、46)は、互いに関して前記2つの取付部材(36、38)の半径方向偏差を制限するように設計される、一緒にされた請求項8、13に記載の振動式器具(12)。
- 振動式器具(12)を備えるハンドピースであって、前記振動式器具(12)は、請求項1〜14のいずれか1項に記載のものであることを特徴とする、ハンドピース。
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