JP2006006644A - 歯科用振動治療具 - Google Patents
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Abstract
【課題】チップ(刃物)をハンドピースに取り付けたり取り外したりするためのチップ着脱工具を不要にするとともに、チップをハンドピースに取り付けた際、チップ先端がいつも同じ方向を向くようにして、チップ先端をスポット照明可能とする。
【解決手段】振動体2は振動子と一体的にかつ直線状に形成されてハンドピース本体より延出し、延出した部分において、振動体に対して所定の角度θをもって着脱自在に固定される。振動体2は先端部側に上方より所定の角度θをもってチップ30を挿入可能で、挿入されたチップ30は、チップ固定部材40により振動体2に固定される。
【選択図】図1
【解決手段】振動体2は振動子と一体的にかつ直線状に形成されてハンドピース本体より延出し、延出した部分において、振動体に対して所定の角度θをもって着脱自在に固定される。振動体2は先端部側に上方より所定の角度θをもってチップ30を挿入可能で、挿入されたチップ30は、チップ固定部材40により振動体2に固定される。
【選択図】図1
Description
本発明は、歯科治療において、歯石除去、ルートプレーニング(Root Plainning)、根管の拡大、洗浄等を行うのに使用する振動子付き歯科用振動治療具に関する。
歯科治療においては、歯石の除去、根面の平面化(Root Plainning)、根管の拡大、洗浄等を行うために、最近では、一般的には、超音波振動子やエアー振動子を用いたハンドピースを使用している。
図4(A)は、超音波振動子を用いたハンドピース10の例としての周知の超音波スケーラ(scaler)の一例を説明するための要部断面構成図、図4(B)は、図4(A)の矢印B−B線方向から見た図で、図中、1は超音波振動子、2は該超音波振動子1の振動が伝搬される超音波振動体、3は接続プラグ部、4(41〜4n)はライトガイドで、これらがハンドピース本体5内に収納され、前記超音波振動体2にチップ(作業工具=刃物)20が着脱自在に螺着され、該チップ20が超音波振動されて歯石の除去が行われる。また、光源ランプからの光がライトガイド4(41〜4n)内に導入され、該ライトガイド4(41〜4n)を通してハンドピース本体の先端部にまで伝達され、該先端部より、図4(B)に41〜4nにて示すように、円環状に放射されてチップ20の先端部(作業部)を照明するようにしている。
従来の歯科用超音波治療具は、前述のように、チップ(作業工具)20は、超音波振動体2にねじ等によって着脱可能に装着されるようになっているが、螺着した時のチップ20の向きが、どちらに向くかは不定であり、そのため、チップ20がどちらを向いてもよいように、ライトガイド4を多数本(41〜4n)用い、その光放出端を、図4(B)に示したように、円環状に配設している(例えば、特許文献1参照)。
上述のように、歯科用超音波振動(又はエアー振動)治療具において、従来のチップ(作業工具)は、振動体にネジで取り付けるため、チップ先がどの方向を向いて固定されるか特定できない。そこで、ハンドピース先端から放射される光はリング状であることが一般的である。しかし、リングライトの照射範囲は狭く、チップ20の先は図示のように曲がっており、特に、図5に示すような根管治療を行うために、チップ20の先端にUファイルやプラガー20’を取り付けるタイプのものにおいては先端(治療部位)を照らすことは不可能である。
上述のごとき実情に鑑みて、本出願人は、先に、振動を伝達する振動体を直線状のものとし、この直線状の振動体をハンドピース本体から延出させるとともに、この直線状の延出部に所定の角度をもってチップ(刃物=作業部材)を着脱自在に取り付け(螺着)可能とし、もって、チップを直線状とすることでチップの製作を容易にし、かつ、チップの先端が常に同じ方向に向くようにすることによって、ライトガイドの光照射をチップ先端部に集中可能とし、より効果的にチップ先端(作業箇所)を照明できるようにした歯科用振動治療具を提案した(特許文献2参照)。
図6は、出願人が先に提案した歯科用振動治療具の一例を説明するための要部構成図で、図中、図4及び図5に示した従来技術と同様の作用をする部分には、図4及び図5の場合と同一の参照番号が付してある。而して、図6に示した歯科用振動治療具においては、超音波振動子又はエアー振動子(以降、両者を含めて超音波振動子という)1の振動を伝達するための超音波振動体2は、ハンドピース10の先端から直線状に延出し、その延出部にチップ20が着脱自在に(例えば、螺着等によって)所定の角度θをもって装着されるようになっている。
図7は、図6に示した超音波振動子1と超音波振動体2の一体物をハンドピース10から取り出した時の状態を示す図で、図7(B)に示すように、チップ20の一端には、雄ネジ20aが設けられており、これに対応して、超音波振動体2のハンドピース本体10より延出した所定の位置に、該延出部の軸線に対して所定の角度(θ)をもつ雌ネジ2aが設けられており、該雌ネジ2aにチップ20の雄ネジ20aが着脱自在に装着されるようになっている。
上記超音波振動体2は、ハンドピース製作時、ハンドピース本体5内に一体的に組み込まれるものであるから、チップ20を取り付ける取り付け箇所及び取り付けたチップの向きを予め設定することができ、従って、チップ20の先端位置(作業部位)も予め決まっているので、ライトガイド4から放射される光の照射方向も予め決定するので、ライトガイド4からの照射光を、前記作業部位に集中させることができる。
特開平9−10227号公報
特願2002−344267号
現在、市場にある歯科用(又は獣医用)超音波スケーラにおいては、上述のように、チップ(刃物)はネジで取り付ける構造であり、取り付けには専用の着脱工具が必要なため、術者は治療目的によりチップを交換する際の手間と時間を要する。また、取付部分がネジのため、チップの先端はどの方向を向いて固定されるか特定できない。そこで、ハンドピース先端に内蔵されたライトガイド(ライトの出射部分)はリング状であることが一般的であるが、理想的には治療部位をスポット照明で集中的に照らすことである。
本発明は、本出願人が先に提案した歯科用振動治療具を更に改良して、チップ(刃物)をハンドピースに取り付けたり取り外したりするためのチップ着脱工具を不要にするとともに、チップをハンドピースに取り付けた際、チップ先端がいつも同じ方向を向くようにして、チップ先端をスポット照明可能とすることを目的としてなされたものである。
請求項1の発明は、振動子と、該振動子からの振動を伝達する振動体と、該振動体に着脱自在に取り付けられるチップと、該チップを前記振動体に着脱自在に固定するためのチップ固定部材とから成り、前記振動体は前記振動子と一体的に連結されかつ直線状に形成されてハンドピース本体より延出し、前記チップは前記振動体の延出した部分において、該直線状の振動体に対して所定の角度をもって着脱自在に固定される歯科用振動治療具において、前記振動体は軸心に対して上方より所定の角度をもって交差するチップ挿入用の貫通孔を有し、前記チップ固定部材は、前記振動体を覆いかつ該振動体の軸方向に変位可能なカバー部材と、一端が前記振動体に固定され他端が前記カバー部材に固定されたスプリング部材とよりなり、前記カバー部材を前記スプリング部材の伸張力に抗して前記振動体の軸方向に移動して前記貫通孔よりチップを挿入し、チップ挿入後、前記スプリング部材の伸張力によって前記カバー部材の端部を前記チップに押圧して該チップ部材を前記振動体に固定するようにしたことを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記振動体は軸方向に延長し、前記貫通孔に連通する冷却水供給孔を有することを特徴としたものである。
本発明によると、チップ(刃物)をまっすぐな物にすることができ、チップの位置を一定とすることができる。また、チップを製作する際に曲げの工程が入らないので品質の安定性が向上し、チップのコストも下がる。チップの着脱が工具無しで行える。更には、ライトガイドをリング状とする必要が無く、且つ、チップ先端に光を当てることができる。
図1は、本発明による歯科用振動治療具の一実施例を説明するための要部概略構成図で、10はハンドピース、2は振動体、4は光導体で、振動体2は、チップ(刃物)30が、該振動体2の軸心に対して所定の角度をもって上下方向に挿入される貫通孔を有し、該貫通孔に挿入されたチップ30が、チップ固定部材40によって振動体2の軸方向に押圧されて該振動体2に固定されるようになっている。
図2は、図1に示した歯科用振動治療具のチップ固定部材40部を含む部分の断面構成図で、図示のように、振動体2には、チップ30を挿入するための貫通孔21が軸心に対して所定の角度θをもって貫通され、かつ、軸方向には冷却水を供給するための流路22が該貫通孔21に連通するように設けられており、歯科治療中、該流路22を通して供給される冷却水がチップ30の作業部(先端部)の供給されるようになっている。
チップ固定部材40は、振動体2を覆い(カバーし)かつ該振動体2の軸方向に変位可能なカバー部材41と、一端42aが前記振動体2に固定され他端42bが前記カバー部材41に固定されたスプリング部材42とよりなり、常態においては、スプリング部材42の伸張力によりカバー部材41は振動体2に設けられた貫通孔21を越して前方に進出している。チップ30を装着する時は、カバー部材41をスプリング部材42の伸張力に抗して矢印A方向に押し、貫通孔21をカバー部材41から露出させ、該貫通孔21にチップ30を上方から挿入する。貫通孔21にチップ30を挿入した後に、カバー部材41を押圧している力を解除すると、該カバー部材41はスプリング部材42の伸張力によって矢印B方向に押され、カバー部材41の先端41aがチップ30に当り、該チップ30を振動体2に固定する。
図3は、振動体2の全体外観図で、該振動体2は、振動子に連結するためのねじ部2’を有し、該ねじ部2’を振動子に設けられた雌ねじに螺合するようになっているが、この螺合結合は、通常は、工場サイドで行われ、貫通孔21の向きは、その際、正確に所望の向きに合わされる。
1…超音波振動子(又はエアー振動子)、2…振動体、3…接続プラグ部、4(41〜4n)…ライトガイド、5…ハンドピース本体、10…ハンドピース、20,30…チップ(作業工具)、40…チップ固定部材、41…カバー部材、42…スプリング部材。
Claims (2)
- 振動子と、該振動子からの振動を伝達する振動体と、該振動体に着脱自在に取り付けられるチップと、該チップを前記振動体に着脱自在に固定するためのチップ固定部材とから成り、前記振動体は前記振動子と一体的に連結されかつ直線状に形成されてハンドピース本体より延出し、前記チップは前記振動体の延出した部分において、該直線状の振動体に対して所定の角度をもって着脱自在に固定される歯科用振動治療具において、前記振動体は軸心に対して上方より所定の角度をもって交差するチップ挿入用の貫通孔を有し、前記チップ固定部材は、前記振動体を覆いかつ該振動体の軸方向に変位可能なカバー部材と、一端が前記振動体に固定され他端が前記カバー部材に固定されたスプリング部材とよりなり、前記カバー部材を前記スプリング部材の伸張力に抗して前記振動体の軸方向に移動して前記貫通孔よりチップを挿入し、チップ挿入後、前記スプリング部材の伸張力によって前記カバー部材の端部を前記チップに押圧して該チップ部材を前記振動体に固定するようにしたことを特徴とする歯科用振動治療具。
- 前記振動体は軸方向に延長し、前記貫通孔に連通する冷却水供給孔を有することを特徴とする請求項1に記載の歯科用振動治療具。
Priority Applications (1)
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JP2004188528A JP2006006644A (ja) | 2004-06-25 | 2004-06-25 | 歯科用振動治療具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP2700376A3 (en) * | 2012-08-23 | 2014-04-09 | Alexandre Capelli | Insert for ultrasonic irrigation to be engaged in a dental ultrasound device |
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2004
- 2004-06-25 JP JP2004188528A patent/JP2006006644A/ja active Pending
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