JP2020010877A - チップ - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良くインプラントに付着するバイオフィルム等を除去する超音波スケーラ用チップを提供する。【解決手段】内部に超音波発生手段12を有する超音波スケーラ10に装着して用いるチップ100において、チップは、超音波スケーラに取付けるための取付部と、作業対象に接触する作業部130と、接続部と作業部をつなぐアーム部を有し、作業部は、作業対象と接触する刃部140を有し、刃部は、アーム部から離れる方向に突出した第1の先端141と、アーム部から離れる方向に突出した第2の先端142を有し、第1の先端と第2の先端、又は、第1の先端から第2の先端に至る部分で、作業対象に対して少なくとも2点で接するように構成する。この様に構成することで、効率良くインプラントのフィクスチャに付着するバイオフィルム等を除去することができる超音波スケーラに用いるチップを提供できる。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用の超音波スケーラに用いるチップに関する。
従来から、歯科医療において、ウ蝕や歯周病や外傷等により失った歯の代わりに、直接歯槽骨に人工の歯であるインプラントを埋め込む、インプラント治療が行われている。
インプラントは、歯根(歯の根の部分)に相当するフィクスチャ(インプラント体)と、歯冠(目視可能な歯の形状の部分)に相当する上部構造と、フィクスチャと上部構造を連結させるアパットメント(連結部)で構成されている。
フィクスチャの表面には、螺子部(雄螺子)が形成されている。この螺子部は、フィクスチャを歯槽骨に形成された螺子穴(雌螺子)に螺子固定するものである。フィクスチャを歯槽骨に螺子固定することで、インプラントが歯槽骨に対して固定される。
インプラントは、正しく歯槽骨に固定された状態では、フィクスチャの上端に至る部分まで、歯槽骨に囲まれて歯槽骨内部に位置する。この状態において、歯槽骨の外側を歯肉が覆っているので、フィクスチャやアパットメントは外から見えない状態となる。
しかしながら、歯周病等により歯槽骨が縮小すると、フィクスチャが歯槽骨から露出してしまうことがある。この様になると、歯槽骨に埋め込まれたフィクスチャの表面には、バイオフィルムやプラーク(以下、バイオフィルム等)が蓄積しやすくなる。
これらのバイオフィルム等が蓄積することで、更に周囲病原菌が繁殖して、フィクスチャを固定する歯槽骨に感染し、インプラント周囲炎が進行する。このインプラント周囲炎を放置すると、更に歯槽骨が縮小して、フィクスチャが露出し、歯槽骨におけるフィクスチャの保持力が低下して、インプラントが歯槽骨から脱落する恐れがある。
インプラント周囲炎を予防する為には、インプラントの定期的なメンテナンスが必要である。 このようなインプラント周囲炎を防止するメンテナンスには、専用の治療器具が用いる方法が提案されている。
この治療器具は、フィクスチャの外周面に形成された螺子部に合わせたピッチで、かつ、螺子部の谷の径と同等以下の内径を持つねじ切りダイスを有した切削工具を備える。そして、ねじ切りダイスを螺子部に入れて切削工具を回転させることで、螺子部の表面を切削する。
この切削動作により、フィクスチャの螺子部の表面に付着するバイオフィルム等を除去することができる(例えば、先行文献1)。
特開2014−033782号公報(図6)
しかしながら、特許文献1に開示されているインプラント周囲炎の治療器具では、フィクスチャごとにねじ切りダイスの径が異なる治療器具が必要である。また、狭い口腔内において、治療器具をフィクスチャにセットし、切削工具を回転させる必要があり、メンテナンスの作業性が悪いという課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためのものであり、フィクスチャに付着するバイオフィルム等を、効率良く除去することができる超音波スケーラに用いるチップを提供することを目的とする。
課題を解決するためには、内部に超音波発生手段を有する超音波スケーラに装着して用いるチップにおいて、チップは、超音波スケーラに取付けるための取付部と、作業対象に接触する作業部と、接続部と作業部をつなぐアーム部を有し、作業部は、作業対象と接触する刃部を有し、刃部は、アーム部から離れる方向に突出した第1の先端と、アーム部から離れる方向に突出した第2の先端を有し、第1の先端と第2の先端、又は、第1の先端から第2の先端に至る部分で、作業対象に対して少なくとも2点で接するように構成すれば良い。
本発明によれば、効率良くインプラントに付着するバイオフィルム等を除去することができる超音波スケーラに用いるチップを提供することができる。
(a)実施の形態1に係る医療装置Mの使用状態を示す図、(b)(a)に示す使用状態の医療器具を前方より見た図、(c)(a)に示す医療器具のX−X断面図 (a)実施の形態1に係るチップの斜視図、(b)(a)のチップを前方下側から見た斜視図、(c)(a)のチップの刃部を拡大した平面図 (a)実施の形態2に係るチップの斜視図、(b)実施の形態2のチップでインプラントのメンテナンスをしている状態を示す模式図 (a)実施の形態3に係るチップの斜視図、(b)実施の形態3のチップでインプラントのメンテナンスをしている状態を示す模式図
(実施の形態1)
実施の形態1を図面を参照して説明する。
図1(a)を参照すると、超音波を用いた医療装置Mは、ハンドピース型の超音波スケーラ10と、超音波スケーラ10に接続するコントローラ(図示せず)により構成されている。
超音波スケーラ10は、外殻を構成する筺体11の内部に、超音波発生手段である超音波振動子12を有する。また、超音波スケーラ10の先端部分には、後述するチップ100を着脱自在に取り付けるチップ装着部13が設けられている。
チップ装着部13は、雄螺子が形成されている。更に、チップ装着部13と超音波振動子12は、両方の部位を接続する接続体14で接続されている。接続体14は、超音波振動子12の振動をチップ装着部13に伝達する。
このように超音波スケーラ10を構成することで、超音波振動子12の振動が接続体14を伝達してチップ装着部13へと伝わり、チップ装着部13に装着されたチップ100が振動する。
次に、コントローラは、超音波スケーラ10を制御するものである。
コントローラは、超音波振動子12の動作モードや出力調整の設定入力を行う入力手段と、超音波スケーラ10の動作状況や設定状況を表示する表示手段と、超音波振動子12の出力を入力された設定に基づき制御する制御手段を有する。コントローラは、リード線Rで超音波スケーラ10と接続する。
以上の超音波スケーラ10は、本発明の要部であるチップ100を取り付けた状態で超音波振動子12を動作させ、振動するチップ100を対象物であるインプラントに接触させて使用する。
次に、図2(a)(b)を参照して、本発明の要部であるチップ100を説明する。
チップ100は、インプラントのフィクスチャIに接触して、この表面に付着したバイオフィルム等を除去するものである。また、チップ100は、純チタンやチタン合金により作られている。
チップ100は、超音波スケーラ10の装着部に取り付けられる取付部110と、使用時に作業対象であるフィクスチャIに接触する作業部130と、取付部110と作業部130をつなぐアーム部120を有する。
チップ100の取付部110は後端の円筒部分であり、後端から前方に向けて開けられた穴の内部に雌螺子111が形成されている。また、円筒部分の外面に、一対の平らな部分を形成することで、スパナなどの工具を掛ける部位となる工具受部112が設けられている。
チップ100は、取付部110の雌螺子111をチップ装着部13の雄螺子に螺子止めすることで、超音波スケーラ10に取り付けられる。尚、チップ100をチップ装着部13に螺子止めする際に、工具受部112に工具を掛けて螺子固定方向にチップ100を回すことで、確実にチップ100をチップ装着部13に固定できる。
アーム部120は、取付部110から前方に延び、途中の部分から下方向に湾曲した部分である。アーム部120の形状は、口腔内において作業を行う部位やフィクスチャIに作業部130を接触させる位置や向きなどに適合した様々形状のものがあり、本実施の形態はその一例である。
作業部130は、アーム部120の先に形成された先端を含む部位である。
以上の部位を有するチップ100は、純チタン又はチタン合金の材料から削り出すことにより、一体に作られている。
次に、本実施の形態の要部である作業部130について、図2(b)(c)を用いて説明する。
作業部130は、使用時にフィクスチャIに接して表面に付着したバイオフィルム等を削り取る部位となる。作業部130は、先端に形成された刃部140と、この刃部140とアーム部120を繋ぐ接続部150を有する。接続部150は、下方向を向く平らな下面151を有する。
図2(b)に示すように、刃部140は、接続部150との接続位置から先端に向かって徐々に厚さΔDが薄くなる形状(以下、「テーパー形状」という)の部分である。このように刃部140の厚さ方向の形状を形成することで、刃部140の先端が尖った形状となる。これにより、フィクスチャIの溝Imの内部に、刃部140の先端が入り込みやすい。
また、図2(c)に示すように、刃部140を厚さ方向であってアーム部120が位置する側(図2(a)の矢印A)から見ると、刃部140は、アーム部120から離れる方向に突出した第1の先端141と、アーム部120から離れる方向に突出した第2の先端142を有する。第1の先端141の位置と第2の先端142の位置は、アーム部120から同じ距離である。
そして、第1の先端141と第2の先端142を繋ぐ刃部140の端は、第1の先端141と第2の先端142より、アーム部120に近い部分を有する形状である。言い換えると、刃部140は、アーム部120が位置する側に向かって凹んだ形状である。この刃部140の端のアーム部120に近い部分を中間部143とする。
刃部140を説明する。
第1の先端141と中間部143は、直線的に伸びる第1の辺144で接続する。また、第2の先端142と中間部143は、直線的に延びる第2の辺145で接続する。中間部143は、一方側を第1の辺144と接続し、他方側を第2の辺145と接続する。また、中間部143は、緩やかに曲がるR形状を成している。
このように構成されているので、本実施の形態の場合、刃部140の先端はおおよそV字形状をなしている。また、図1(c)に示すように、刃部140は、第1の先端141と第2の先端142の中心を通る中心線Lを基準に、左右対称となる形状である。
また、刃部140の大きさは、第1の先端141と第2の先端142のみならず、第1の先端141と第2の先端142を繋ぐ部分が、フィクスチャIに接触する程度である。言い換えると、刃部140の大きさは、第1の先端141と第2の先端142、又は、第1の先端141から第2の先端142に至る領域で、フィクスチャIに対して、少なくとも2点で接する程度の大きさである。
以上のように構成したチップ100を用いることで、次のように、フィクスチャIに付着するバイオフィルム等を除去を効率良く行うことができる。
図1(b)を参照すると、チップ100は、超音波スケーラ10に接続した状態で、先端に形成された刃部140をインプラントIの螺子部Inを構成する溝Imの内部に挿入される。この時、刃部140は、テーパー形状に構成されているので、刃部140を溝Imに挿入しやすい。
また、接続部150の下面151は、チップ100を溝Imに挿入する際や、バイオフィルム等の除去作業を行うときに、インプラントIの周囲に位置する歯肉を上側から押さえる部位となる。
これにより、インプラントIにチップ100を接触させる際に、歯肉を作業位置から遠ざけて、歯肉による作業性の低下を抑えることができる。特に、インプラントIとチップ100の間に、歯肉が挟み込まれるのを防ぐことができる。
次に、図1(c)を参照すると、チップ100の刃部140はV字形状であるので、インプラントIの溝Imに挿入されたチップ100は、溝Imの表面と少なくとも2点の部分で接触する。具体的には、刃部140は、第1の先端141から第1の辺144に至る部分と、第2先端142から第2の辺145に至る部分が、溝Imの表面に接触する。
このように、チップ100はフィクスチャIに2点で接触するので、刃部140の2つの接触位置で、フィクスチャIを挟み込む様な状態となる。刃部140が2つの接触位置でフィクスチャIに接しているので、チップ100をフィクスチャIの形状に合わせて、上下及び前後(フィクスチャIの周方向)に動かすことにより、広い範囲に対して効率良くバイオフィルム等の除去作業を行うことができる。
特に、チップ100は、フィクスチャIの表面に2点で接触するので、1点で接触させる場合と比較して、チップ100をしっかりと、曲面であるフィクスチャIの表面に押し当てることができる。これにより、チップ100に伝達した超音波振動のエネルギーを効率良くバイオフィルム等に作用させることができ、これらの除去作業を効率良く行うことができる。
また、チップ100は、V字形状の刃部140を、フィクスチャIに2点の接触させることで、バイオフィルム等の除去を行うので、様々な外形寸法のフィクスチャIに用いることができる。
これは、向かい合う第1の辺144と第2の辺145の距離が、刃部140の先端(第1の先端141、第2の先端142)に近づくにつれて、離れていくように構成されている。これにより、フィクスチャIの大きさによって、第1の辺144と第2の辺145の接触位置をフレキシブルに変えることができる。
つまり、径が小さいフィクスチャIは、アーム部120側の第1の辺144と第2の辺145に接触し、径が大きくなるにつれて、刃部140の先端(第1の先端141、第2の先端142)側に接触する。
また、チップ100は、上記の通り2点でフィクスチャIの表面に接するので、中間部143はインプラントIと接しない。つまり、チップ100とフィクスチャIとの間であって、チップ100とフィクスチャIが接している2点の間に、隙間Cが形成される。
これにより、チップ100によって除去されたバイオフィルム等が、隙間Cを通って排出されやすい。
また、バイオフィルム等の除去作業は、除去位置に対して注水しながら行われるが、チップ100が振動することにより、注水された水にキャビテーションが生じる。特に、周囲をチップ100に囲まれた隙間Cにおいて、キャビテーションが盛んに発生する。
そして、キャビテーションにより生じた泡が、隙間Cの内部で弾けることにより生じる衝撃波が、フィクスチャIの表面に付着するバイオフィルム等に作用し、バイオフィルム等の除去をより促進することができる。
また、チップ100は、純チタン又はチタン合金により形成されているので、フィクスチャIの材料と同種となる。これにより、チップ100をフィクスチャIに接触させることによる、為害性が生じない。つまり、フィクスチャIに純チタン又はチタン合金とは異なる金属が残存し、バイオフィルムなどの周囲病原菌を除去した後の歯槽骨の再生の障害となる、といったトラブルを防ぐことができる。
尚、本実施の形態において、第1の辺141と第2の辺142は、直線となる形態で説明したが、曲線となる形状でもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2を図面を参照して説明する。尚、実施の形態2は、チップの刃部の変形例である。実施の形態1と同じ構成については、説明を省略する。特に説明が無い構成については、実施の形態1と同様である。
図3を参照すると、チップ200の作業部230は、使用時にフィクスチャIに接して、表面に付着したバイオフィルム等を削り取る部位となる。作業部230は、先端に形成された刃部240と、この刃部240とアーム部120を繋ぐ接続部150を有する。
刃部240は、接続部150との接続位置から先端に向かって徐々に厚さΔDが薄くなる形状(以下、「テーパー形状」という)の部分である。このように刃部240の厚さ方向の形状を形成することで、刃部240の先端が尖り、フィクスチャIの溝Imの内部に、刃部240の先端が入り込みやすい。
また、図3(a)(b)に示すように、刃部240は、アーム部120から離れる方向に突出した第1の先端241と、アーム部120から離れる方向に突出した第2の先端242を有する。第1の先端241の位置は、第2の先端242の位置より、アーム120から離れた距離である。
そして、第1の先端241と第2の先端242を繋ぐ刃部240の端は、第1の先端241と第2の先端242より、アーム部120に近い部分を有するアーム部120に向かって凹んだ形状である。この刃部240の端のアーム部120に近い部分を中間部243とする。また、中間部243の位置は、第1の先端241より第2の先端242に近い部分に位置している。
第1の先端241と中間部243は、直線的に伸びる第1の辺244で接続する。また、第2の先端242と中間部243は、直線的に延びる第2の辺245で接続する。中間部243は、一方側を第1の辺244と接続し、他方側を第2の辺245と接続する。
第1の辺244は、第2の辺245より長く構成されている。つまり、第1の先端241から中間部243までの距離は、第2の先端242から中間部243までの距離より遠い。また、中間部243は、緩やかに曲がるR形状を成している。
このように各部構成されているので、本実施の形態の場合、刃部240の先端は、第1の先端241と第2の先端242の中心を通る中心線Lを基準に、左右非対称なV字形状をなしている。
以上のように各部を構成したチップ200を用いることで、実施の形態1のチップ100を使用した際の作用・効果に加え、次のように、フィクスチャIに付着するバイオフィルム等の除去を行うことができる。
チップ200は、第1の先端241が第2の先端242より突出し、第1の辺244が第2の辺245より長く構成されている。このように構成されているので、刃部240の第1の先端241から第1の辺244に至る部分が、フィクスチャIを回り込んで奥側の部分に届く。これにより、狭い部分に位置するフィクスチャIのメンテナンス作業を行いやすい。
(実施の形態3)
実施の形態3を図面を参照して説明する。尚、実施の形態3は、刃部の変形例である。実施の形態1と同じ構成については、説明を省略する。特に説明が無い構成については、実施の形態1と同様である。
図4を参照すると、チップ300の作業部330は、使用時にフィクスチャIに接して表面に付着したバイオフィルム等を削り取る作業を行う部位となる。作業部330は、先端に形成された刃部340と、この刃部340とアーム部120を繋ぐ接続部150を有する。
図4に示すように、刃部340は、接続部150との接続位置から先端に向かって徐々に厚さが薄くなる形状(以下、「テーパー形状」という)の部分である。このように刃部140を形成することで、刃部340の先端が尖り、フィクスチャIの溝Imの内部に、刃部140の先端が入り込みやすい。
また、図4に示すように、刃部340は、アーム部120から離れる方向に突出する第1の先端341と、アーム部120から離れる方向に突出する第2の先端342を有する。第1の先端341の位置と第2の先端342の位置は、アーム120から同じ距離である。
更に、刃部340において、第1の先端341と第2の先端342の間には、アーム部120から離れる方向に突出する第3の先端344が設けられている。第3の先端344の位置は、第1の先端341や第2の先端342より、アーム部120に近い。
このように刃部340は形成されているので、先端はおおよそW字形状をなしている。また、図4に示すように、第1の先端341と第2の先端342の中心を通る中心線Lを基準に、左右対称となる形状である。
以上のように各部を構成したチップ300を用いることで、実施の形態1のチップ100を使用した際の作用・効果に加え、次のように、フィクスチャIに付着するバイオフィルム等の除去を行うことができる。
チップ300は、第1の先端341が第2の先端342に加え、これらより小さな第3の先端344を有しているので、フィクスチャIに対して、第1の先端341と第2の先端342による2点での接触に加え、第3の先端344が接触する。
これにより、超音波振動子12の振動が、より効率良くフィクスチャIの表面に伝えることができ、フィクスチャIのメンテナンス作業を効率良く行うことが可能となる。
M 医療装置
10 超音波スケーラ
11 筺体
12 超音波振動子
13 チップ装着部
14 接続体
100,200,300 チップ
110 取付部
111 雌螺子
112 工具受部
120 アーム部
130,230,330 作業部
140,240,340 刃部
141,241,341 第1の先端
142,242,342 第2の先端
344 第3の先端
143,243,343 中間部
144,244 第1の辺
145,245 第2の辺
150 接続部
151 下面
I フィクスチャ
In 螺子部
Im 溝

Claims (6)

  1. 内部に超音波発生手段を有する超音波スケーラに装着して用いるチップにおいて、
    前記チップは、前記超音波スケーラに取付けるための取付部と、作業対象に接触する作業部と、前記接続部と前記作業部をつなぐアーム部を有し、
    前記作業部は、作業対象と接触する刃部を有し、
    前記刃部は、前記アーム部から離れる方向に突出した第1の先端と、前記アーム部から離れる方向に突出した第2の先端を有し、前記第1の先端と前記第2の先端、又は、前記第1の先端から前記第2の先端に至る部分で、作業対象に対して少なくとも2点で接することを特徴とするチップ。
  2. 前記刃部は、前記第1の先端と前記第2の先端によりV字形状となることを特徴とする請求項1に記載のチップ。
  3. 前記刃部は、前記第1の先端と前記第2の先端の間に中間部を有し、
    前記中間部は、前記刃部が作業対象と接している状態において、作業対象との間に隙間が形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチップ。
  4. 前記刃部は、前記第1の先端と前記第2の先端の間に中間部を有し、前記第1の先端から前記中間部までの距離は、前記第2の先端から前記中間部までの距離より遠いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のチップ。
  5. 前記刃部は、前記第1の先端と前記第2の先端の間に、前記アーム部から離れる方向に突出した第3の先端を有することを特徴とする請求項1に記載のチップ。
  6. 前記刃部は、厚さ方向の形状がテーパー形状であることを特徴とする請求項1〜請求項5に記載のチップ。
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