JP2017522822A - 弾性波素子、アンテナデュプレクサ、モジュール及びこれらを使用する電子機器 - Google Patents

弾性波素子、アンテナデュプレクサ、モジュール及びこれらを使用する電子機器 Download PDF

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智弘 岩崎
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Abstract

所定の例に係る弾性波素子は、圧電体と、圧電体の上に配置されたインターデジタルトランスデューサ(IDT)電極と、圧電体の上に配置されてIDT電極に接続された接続電極とを含む。第1絶縁層が接続電極を覆い、第2絶縁層がIDT電極を覆う。接続電極の上に配置された第1絶縁層は、圧電体の上面に直交する方向の第1厚さTを有し、IDT電極の上に配置された第2絶縁層は、圧電体の上面に直交する方向の第2厚さKを有する。第1厚さTは第2厚さKよりも小さい。

Description

側面及び実施形態は一般に、弾性波素子、これを使用するアンテナデュプレクサ、及び当該アンテナデュプレクサを使用する電子機器に関する。
関連出願の相互参照
本願は、米国特許法第119条及び特許協力条約第8条の、2014年7月28日に出願された同時係属中の特願2014−152547に基づく優先権の利益を主張する。その全体が参照により、すべての目的のために、ここに組み入れられる。
従来型のアンテナデュプレクサは一般に、送信フィルタ及び受信フィルタを含む。送信フィルタは、圧電体上に送信用共振器として構成された第1インターデジタルトランスデューサ(IDT)電極を含み得る。受信フィルタは、圧電体上に受信用共振器として構成された第2IDT電極を含み得る。各IDT電極は、絶縁層によって覆われる。特許文献1は、かかる従来型のアンテナデュプレクサの一例を開示する。
米国特許出願公開第2012/0019102号明細書
上述したアンテナデュプレクサに使用され得るような従来型の弾性波素子は、製造プロセスにおけるリードタイムが長く、簡便な製造プロセスが必要とされている。
この課題に対処するべく、側面及び実施形態は、改善された弾性波素子及びその製造プロセスに関する。一実施形態によれば、弾性波素子は、圧電体と、当該圧電体の上に配置されたインターデジタルトランスデューサ(IDT)電極と、当該圧電体の上に配置されて当該IDT電極に接続された接続電極と、当該接続電極を覆う第1絶縁層と、当該IDT電極を覆う第2絶縁層とを含む。第1絶縁層は接続電極の上に配置され、圧電体の上面に直交する方向の第1厚さTを有する。第2絶縁層はIDT電極の上に配置され、圧電体の上面に直交する方向の第2厚さを有し、第1厚さTは第2厚さKよりも小さい。上述の構成によれば、弾性波素子の例は、製造プロセスを簡便にすることができるので、信頼性の高い弾性波素子を達成することができる。特に、以下に詳述するように、IDT電極の上面における絶縁層の厚さと、接続電極の厚さとの関係によって、弾性波素子の製造プロセスが大幅に簡素化される。
一実施形態によれば、弾性波素子は、圧電体と、当該圧電体の上に配置されたインターデジタルトランスデューサ(IDT)電極と、当該圧電体の上に配置されて当該IDT電極に接続された接続電極と、当該接続電極を覆って当該接続電極の上に当該圧電体の上面に直交する方向の第1厚さTを有する第1絶縁層と、当該IDT電極を覆って当該IDT電極の上に当該圧電体の上面に直交する方向の第2厚さKを有する第1部分を備える第2絶縁層とを含み、第2厚さKは第1厚さTよりも大きい。
弾性波素子の様々な実施形態は、以下の特徴のいずれか一以上を含んでよい。
弾性波素子の一例において、IDT電極は、第1フィルタを形成する第1IDT電極と、第2フィルタを形成する第2IDT電極とを含み、第2絶縁層の第1部分が第2IDT電極の上に配置され、第2絶縁層はさらに、第1IDT電極の上に配置されて圧電体の上面に直交する方向の第3厚さSを有する第2部分を含み、第3厚さSは第2厚さKとは異なる。弾性波素子がアンテナデュプレクサである一例において、第1フィルタは、第1周波数帯域の第1信号を通過させるアンテナデュプレクサの受信フィルタとして構成され、第2フィルタは、第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2信号を通過させるアンテナデュプレクサの送信フィルタとして構成される。
一例において、第3厚さSは第1厚さTに近似的に等しい。
他例において、第1絶縁層及び第2絶縁層は同じ材料から作られる。一例において、第1絶縁層及び第2絶縁層の材料は酸化ケイ素である。他例において、第1絶縁層及び第2絶縁層の材料は窒化ケイ素である。
一例において、IDT電極は、圧電体の上面に直交する方向に配列された第1層及び第2層を含み、第1層は第2層とは異なる材料から作られる。IDT電極の第1層及び第2層の材料は、例えばアルミニウム、銅、金、チタン、タングステン、モリブデン、白金、クロム、及びこれらの金属の一以上を主成分とする合金からなる群から選択することができる。他例において、IDT電極は、アルミニウム、銅、金、チタン、タングステン、モリブデン、白金及びクロムからなる群から選択された単体金属元素から作られる。
弾性波素子はさらに、接続電極に接続されて当該接続電極の上に配置された取出電極と、当該取出電極に接続されて当該取出電極の上に配置された外部端子電極とを含んでよい。
弾性波素子はさらに、第1絶縁層の上に配置されて第1絶縁層によって接続電極から絶縁された配線電極を含んでよい。一例において、第1絶縁層は、接続電極の上に配置されて第1厚さTを有する第1部分と、当該接続電極及び配線電極間に配置されて圧電体の上面に直交する方向の第4厚さWを有する第2部分とを含み、第4厚さWは第2厚さKよりも小さい。
他実施形態によれば、電子機器は、上述した弾性波素子の一例と、当該弾性波素子に接続された半導体素子と、当該半導体素子に接続された再生装置とを含む。
他実施形態は、上述した弾性波素子の一例を含むモジュールに関する。
さらなる実施形態は、弾性波素子又はモジュールの一例を含む通信機器に関する。
他実施形態によれば、アンテナデュプレクサは、圧電体と、当該圧電体の上に配置された第1インターデジタルトランスデューサ(IDT)電極を備える第1フィルタと、当該圧電体の上に配置された第2IDT電極を備える第2フィルタと、当該圧電体の上に配置されて第1電極及び第2IDT電極に接続された接続電極とを含む。第1絶縁層は、接続電極を覆うように配置されて当該接続電極の上に圧電体の上面に直交する方向の第1厚さTを有する。アンテナデュプレクサはさらに、第1IDT電極を覆うように配置されて第1IDT電極の上に圧電体の上面に直交する方向の第2厚さSを有する第1部分、及び第2IDT電極を覆うように配置されて第2IDT電極の上に当該圧電体の上面に直交する方向の第3厚さKを有する第2部分を備える第2絶縁層を含む。第2厚さSは第1厚さTに近似的に等しく、第3厚さKは第1厚さTよりも大きい。
第1フィルタが受信フィルタであり第2フィルタが送信フィルタである一例において、第1IDT電極は、接続電極によってアンテナ端子に接続された第1直列共振器と、当該接続電極によって第1直列共振器に直列接続され、かつ、出力端子に接続された第2直列共振器と、当該接続電極によって第1直列共振器に接続された第1並列共振器とを含む。第2IDT電極は、接続電極によってアンテナ端子に接続された第3直列共振器と、当該接続電極によって第3直列共振器に直列接続され、かつ、入力端子に接続された第4直列共振器と、当該接続電極によって第3直列共振器に接続された第2並列共振器とを含んでよい。
これらの代表的な側面及び実施形態のさらなる他の側面、実施形態及び利点が、以下に詳述される。ここに開示の実施形態は、ここに開示される複数の原理の少なくとも一つに一致する任意の態様で、他の実施形態と組み合わせることができ、「一の実施形態」、「いくつかの実施形態」、「代替実施形態」、「様々な実施形態」、「一つの実施形態」等への言及は、必ずしも互いに排他的というわけではなく、記載される特定の特徴、構造又は特性が少なくとも一つの実施形態に含まれ得ることを示すように意図される。ここでの当該用語の登場は、必ずしもすべてが同じ実施形態を言及するわけではない。
少なくとも一つの実施形態の様々な側面が、添付図面を参照して以下に説明されるが、当該図面は縮尺どおりに描かれることを意図しない。図面は、様々な側面及び実施形態の例示及びさらなる理解を与えるべく含まれており、本明細書に組み入れられてその一部を構成するが、本発明の限界を画定するものではない。図面において、様々な図面に例示される同一又は近似的に同一の構成要素はそれぞれ、同じ番号で代表される。明確さを目的として、すべての構成要素がすべての図面において標識されるわけではない。
本発明に係る弾性波素子の一例を示す平面図である。 図1のA−AA線に沿った、図1の弾性波素子の例の断面図である。 図1のB−BB線に沿った、図1の弾性波素子の例の断面図である。 図1のC−CC線に沿った、図1の弾性波素子の例の断面図である。 本発明の複数の側面に係る弾性波素子の他例の平面図である。 図3AのD−DD線に沿った、図3Aの弾性波素子の例の断面図である。 本発明の複数の側面に係る弾性波素子の一例のための製造プロセスの一例を示すプロセスフロー図である。 図1の弾性波素子の一例のための図4の製造プロセスに対応する構造的側面を、図1のA−AA線に沿った断面図で例示するプロセスフロー図である。 図1の弾性波素子の一例のための図4の製造プロセスに対応する構造的側面を、図1のB−BB線に沿った断面図で例示するプロセスフロー図である。 図1の弾性波素子の一例のための図4の製造プロセスに対応する構造的側面を、図1のC−CC線に沿った断面図で例示するプロセスフロー図である。 本発明の複数の側面に係る弾性波素子の一例を使用する電子機器の一例を模式的に示すブロック図である。 本発明の複数の側面に係る弾性波素子の一例を使用するモジュールの一例を模式的に示すブロック図である。 本発明の複数の側面に係る弾性波素子の一例を使用する通信機器の一例を模式的に示すブロック図である。
上述のように、側面及び実施形態は、弾性波素子及びその製造プロセスに関し、当該弾性波素子は、製造プロセスを従来型のプロセスよりも大幅に簡素化し得る構造を有する。
なお、ここに説明される方法及び装置の実施形態はその適用を、以下の説明に述べられ又は添付図面に例示される構成要素の構造及び配列の詳細に限定するものではない。方法及び装置は、他の実施形態で実装可能であり、様々な態様で実施又は実行することができる。特定の実装の例は、例示目的のためだけにここに与えられ、限定を意図しない。また、ここで使用される表現及び用語は説明を目的とするものであって、限定とみなすべきではない。「又は」、「若しくは」への言及は包括的に解釈され得るので、「又は」、「若しくは」を使用して記載される任意の用語は、記載される用語の単数、複数、及びすべてのいずれかを示し得る。「又は」、「若しくは」への言及は包括的に解釈され得るので、「又は」、「若しくは」を使用して記載される任意の用語は、記載される用語の単数、複数、及びすべてのいずれかを示し得る。前及び後ろ、左及び右、上及び下、上側及び下側、並びに垂直及び水平への言及はいずれも、説明の便宜のためであって、本システム及び方法又はこれらの構成要素をいずれか一つの位置的又は空間的配向へと限定することを意図しない。特に、以下に示される「上」、「下」、「上面」、「下面」等のような方向を示す用語は、基板、IDT電極等のような、弾性波素子の複数の実施形態に含まれる構成要素間の相対位置関係にのみ依存する相対的方向を指定するために使用されるので、例えば鉛直方向等のような絶対的方向を指定することを意図しない。
図1は、所定の実施形態に係る弾性波素子の一例を示す平面図である。図1の例において、弾性波素子は、CDMA標準規格のBand8に適したアンテナデュプレクサ100として例示される。アンテナデュプレクサ100は第1フィルタ110及び第2フィルタ120を含む。第1フィルタ110は、例えばCDMA標準規格のBand8用の925MHz〜960MHzの範囲にある第1周波数帯域の信号を、受信信号として通過させる受信フィルタとしてよい。第2フィルタ120は、当該受信周波数帯域よりも低い、例えばCDMA標準規格のBand8用の880MHz〜915MHzの範囲にある第2周波数帯域を、送信信号として通過させる送信フィルタとしてよい。
弾性波素子は、圧電体130と、圧電体130の上面135に配置された第1インターデジタルトランスデューサ(IDT)電極140及び第2IDT電極150とを含む。弾性波素子はさらに、上面135に配置されて第1IDT電極140を第2IDT電極150に電気的に接続する接続電極160と、上面135、第1IDT電極140、第2IDT電極150及び接続電極160を覆う絶縁体170(図2A〜2C及び5A〜5Cに示し、以下でさらに述べる)とを含む。
第1IDT電極140は、互いに対向するように配列された櫛形電極141及び142を含んでよい。櫛形電極141は、バスバー143と、バスバー143から平行に延びる複数の電極指144とを含んでよい。櫛形電極142も同様に、バスバー145と、バスバー145から平行に延びて電極指144と交差する複数の電極指146とを含んでよい。
第2IDT電極150は、互いに対向するように配列された櫛形電極151及び152を含んでよい。櫛形電極151は、バスバー153と、バスバー153から平行に延びる複数の電極指154とを含んでよい。櫛形電極152は、バスバー155と、バスバー155から平行に延びて電極指154と交差する複数の電極指156とを含んでよい。
受信フィルタとしての第1フィルタ110は、接続電極160を介してアンテナ端子182に接続された第1直列共振器210と、接続電極160を介して第1直列共振器210に直列接続された第2直列共振器212と、第2直列共振器212に接続された出力端子184と、接続電極160を介して第1直列共振器210に接続された並列共振器214とを含んでよい。
送信フィルタとしての第2フィルタ120は、接続電極160を介してアンテナ端子182に接続された第1直列共振器220と、接続電極160を介して直列共振器220に直列接続された第2直列共振器222と、第2直列共振器222に接続された入力端子186と、接続電極160を介して第1直列共振器220に接続された並列共振器224とを含んでよい。
アンテナ端子182、出力端子184及び入力端子186はそれぞれ、外部回路への接続のための外部端子電極180として機能することができる。
一例において、圧電体130は、例えば、ニオブ酸リチウム系、タンタル酸リチウム系、ニオブ酸カリウム系、水晶等で作られた材料を含む。
所定の実施形態に係る第1IDT電極140、第2IDT電極150及び絶縁層170の例が、図2A〜2C及び5A〜5Cを参照して記載される。図2Aは、アンテナデュプレクサ100として例示される弾性波素子の例の、図1のA−AA線に沿った断面図である。図2Bは、第1フィルタ110の、図1のB−BB線に沿った断面図である。図2Cは、第2フィルタ120の、図1のC−CC線に沿った断面図である。
第1IDT電極140及び第2IDT電極150はそれぞれ、例えば、アルミニウム、銅、金、チタン、タングステン、モリブデン、白金若しくはクロムのような単体金属元素、これら金属元素の一以上を主成分とする合金、又はこれらの多層構造からなる。多層構造の例としては、第1IDT電極140及び第2IDT電極150において、第1層と第2層(図示せず)が圧電体130の上面135に直交する方向に積層された積層構造が挙げられる。さらに、第1層の材料は、第2層の材料と異なってよい。
絶縁体170は、例えば酸化ケイ素を主成分とする媒質のような、絶縁体の性能が高い酸化物材料から作ることができる。絶縁体170は積層構造を有してよい。絶縁体170の積層構造は、いずれか特定の構造に限られることはなく、窒化ケイ素のような異なる材料を有する多層構造が実装されてよい。
接続電極160は、取出電極190を介して外部端子電極180に電気的に接続されてよい。取出電極190の材料は、特定の材料に限られることはないが、弾性波素子の製造プロセスの簡便化に鑑みると、第1IDT電極140、第2IDT電極150及び接続電極160に使用される材料と同じ材料とすることが好ましい。取出電極190と同様、外部端子電極180の材料も特定の材料に限られることはないが、弾性波素子の製造プロセスの簡便化に鑑みると、第1IDT電極140、第2IDT電極150及び接続電極160に使用される材料と同じ材料とすることが好ましい。
なお、接続電極160、取出電極190及び外部端子電極180は、別個に上述され及び例示されているが、他実施形態では、同じ材料から形成された一体構造を有してよい。
さらに、接続電極160が、薄膜堆積プロセスにおいて第1IDT電極140及び第2IDT電極150と同時かつ一体に形成される場合、第1IDT電極140及び第2IDT電極150は、製造プロセスを簡便とするべく同じ材料から作られることが好ましい。なおもさらに、取出電極190及び外部端子電極180も、上述と同様に製造プロセスを簡便化するべく、接続電極160、第1IDT電極140及び第2IDT電極150と同じ材料かつ同じ構成で作られることが好ましい。
ここで図2A〜2Cを参照すると、弾性波素子の複数の実施形態で使用される絶縁体170が、厚さの観点から記載される。接続電極160の上面に配置された絶縁層が第1絶縁層172として示され、その厚さはTとして示される。第1IDT電極140及び第2IDT電極150の上面に配置された絶縁層が第2絶縁層174として示され、その第1IDT電極140における第1部分174aの厚さがSとして示される一方、第2IDT電極150における第2部分174bの厚さがKとして示される。一実施形態によれば、接続電極160における第1絶縁層172の厚さTは、第2IDT電極150における第2絶縁層174の第2部分の厚さKよりも小さい。この構成によれば、取出電極190を形成するための第1絶縁層172のエッチング所要時間が低減されるので、弾性波素子の製造プロセスが簡便となり得る。さらに、第1IDT電極140の上面における第2絶縁層174の第1部分の厚さSは、製造プロセスをさらに簡便化するべく、第1絶縁層172の厚さTに近似的に等しくすることが好ましい。
図1に示される例において、第1IDT電極140は第1(受信)フィルタ110の一部であり、第2IDT電極150は第2(送信)フィルタ120の一部である。ただし、各上面における絶縁層172、174a及び174b間の厚さの大小関係は、受信フィルタ又は送信フィルタの指定に基づいて限られるわけではないことに留意されたい。
図3A及び3Bは、所定の側面に係る弾性波素子の他実施形態を例示する。特に、図3A及び3Bは、DMS(Double−Mode−SAW)フィルタ300の一例として挙げられる弾性波素子を示す。DMSフィルタ300は、図1のアンテナデュプレクサ100における第1フィルタ110及び/又は第2フィルタ120の一方又は双方として置換することができる。図3AはDMSフィルタ300の平面図であり、図3Bは、図3AのD−DD線に沿った断面図である。
図3Aを参照すると、DMSフィルタ300は、一対の櫛形電極312によって形成された中央IDT電極310と、それぞれが弾性波の伝播方向に配置されて一対の櫛形電極322によって形成される両側IDT電極320とを含む。所定の例において、DMSフィルタ300はさらに、両側IDT電極320の対向側に配置された反射器360を含む。
一実施形態によれば、中央IDT電極310を形成する櫛形電極312の一方は、接続電極160を介して出力端子186側のGND電極330に接続され、櫛形電極312の他方は、接続電極160を介してアンテナ端子182に接続される。両側IDT電極320を形成する櫛形電極322のうち、アンテナ端子182側に配列された2つは、接続電極160を介して互いに電気的に接続され、アンテナ端子182の反対側の出力端子186側に配列された他の2つの櫛形電極322もまた、接続電極160を介して互いに電気的に接続される。
一例において、両側IDT電極320のアンテナ端子182側の2つの櫛形電極322は、中央IDT電極310のアンテナ端子182側の櫛形電極312とは電位が異なり、櫛形電極312には電気的に接続されない。例えば、電位が異なる電極は、複雑な平面上の回路配線構造を回避するべく、電極間に絶縁体を介在させて立体的に交差するように配線してよい。
記載上の目的により、中央IDT電極310及び両側IDT電極320の上面に配置された絶縁層を、第3絶縁層340として示す。第3絶縁層340は、描画の明確性のため図3Aに示さない。DMSフィルタ300における中央IDT電極310及び両側IDT電極320の断面図は、図面から省略する。これは、第1IDT電極140及び第2IDT電極150それぞれに対応する断面図が、図2B及び2Cに示される第1フィルタ110及び第2フィルタ120の断面図に対応するからである。
図3Bを参照すると、DMSフィルタ300は、第3絶縁層340を介して接続電極160の上に引き回された配線電極350を含み得る。一例において、接続電極160及び配線電極350間に配置された第3絶縁層340の第1部分342は、圧電体130の上面135に直交する方向の厚さWを有する。厚さWは、中央IDT電極310又は両側IDT電極320の上に配置された第3絶縁層340の第2部分の、圧電体の上面130に直交する方向の厚さよりも小さいことが好ましい。
配線電極350が蒸着プロセスによって形成される場合、第3絶縁層340は、配線電極350の被覆性が劣化するほど厚くなることがあり、さらには、配線電極350が、当該電極の抵抗値が所望の抵抗値よりも大きくなるほど局所的に薄い部分を有することもあり得る。したがって、かかる問題を回避するべく、絶縁層340の第1部分の厚さWは、接続電極160及び配線電極350間に絶縁効果が維持できるとの前提のもと、できる限り薄く作ることが好ましい。この場合、抵抗値は、電極が適切に動作する程度に十分低くすることができる。
図4を参照すると、所定の実施形態に係る弾性波素子の一例の製造プロセスの一例又はその関連部分のためのフロー図が例示される。図5Aは、得られた構造物を図1のA−AA線に沿った断面図で示し、図2Aに対応する。図5Bは、得られた構造物を図1のB−BB線に沿った断面図で示し、図2Bに対応する。図5Cは、得られた構造物を図1のC−CC線に沿った断面図で示し、図2Cに対応する。
図4及び5A〜5Cに示されるように、所望の形状の第1IDT電極140、第2IDT電極150及び接続電極160が、電極形成ステップ410を使用して圧電体の上面130に同時かつ一体に形成することができる。
ステップ420において、絶縁体170が、各電極及び圧電体130の上面に形成される。ステップ420は、成膜ステップとすることができる。
次に、絶縁体170は、エッチングステップ430において処理することができる。図5B及び5Cを参照してわかるように、ステップ430において、第1IDT電極140の上面にある第2絶縁層174aの第1部分が、第2IDT電極150の上面にある第2絶縁層174bの第2部分よりも多くエッチングされる結果、第1IDT電極140の上面にある第2絶縁層174aの第1部分を、第2IDT電極150の上面にある第2絶縁層174bの第2部分よりも薄く形成することができる。この相対的な厚さ構成により、弾性波素子の電気機械結合係数を改善することができる。所定の実施形態では、ステップ420において、絶縁体170の厚さを、第2絶縁層174bの第2部分の所望の厚さとすることができるので、第2絶縁層174bの第2部分に対応する領域においてエッチングステップ430を回避することができる。
さらに、エッチングステップ430において、接続電極160の上面にある第1絶縁層172を、第1IDT電極140の上面にある第2絶縁層174の第1部分と一緒に、同じ一つのステップで選択的にエッチングすることができる。したがって、第2絶縁層174aの第1部分の厚さSを、第1絶縁層172の厚さTに近似的に等しくすることができる。これにより、ステップ440において取出電極190を形成するための第1絶縁層172のエッチング時間を低減することができるので、簡便な製造プロセスを達成することができる。ステップ450において取出電極190が形成され、外部端子電極180も形成される。
図6は、弾性波素子610の一例を使用する電子機器600の一例を模式的に示すブロック図である。電子機器は、例えば携帯電話機等に使用することができる。図6に示されるように、本例に係る電子機器600は、弾性波素子610と、弾性波素子610に接続された半導体素子620と、半導体素子620に接続された再生装置630とを含んでよい。弾性波素子610は、上述したアンテナデュプレクサ100及び/又はDMSフィルタ300の例を含んでよい。再生装置630は、液晶パネルのような表示部、スピーカのような音声再生部等を形成してよい。電子機器600において本発明の例に係る弾性波素子610を使用することにより、信頼性が高い電子機器600を低コストで提供することができる。
ここに記載の例及び実施形態に係る弾性波素子610は、弾性波素子610の大量生産性を改善する効果を達成し得るので、携帯電話機又は他の移動体若しくは無線通信機器のような様々な電子機器600において有用となり得る。
さらに、弾性波素子610の実施形態は、性能が向上したモジュールを与えるべく、例えば無線通信機器のようなデバイスにおいて究極的に使用され得るモジュールに組み入れることができる。図7は、弾性波素子610を含むモジュール700の一例を示すブロック図である。上述のように、弾性波素子610は、アンテナデュプレクサ100及び/又はDMSフィルタ300の例を含んでよい。モジュール700はさらに、信号相互説億を与える接続部710、例えばパッケージ基板のような回路パッケージ化のためのパッケージ部720、及び、ここでの開示に鑑み半導体製造の当業者にわかるであろう、例えば増幅器、前置フィルタ、変調器、復調器、ダウンコンバータ等のような他の回路ダイ730を含む。
上述のように、弾性波素子610の実施形態を使用するように電子機器を構成することにより、例えば通信機器の性能向上を実現するという効果を達成することができる。図8は、アンテナデュプレクサ100を含み、随意的には、受信フィルタ及び送信フィルタの一方又は双方に上述したDMSフィルタ300を含み得る通信機器800(例えば携帯電話機のような無線又は移動体デバイス)の一例の模式的なブロック図である。通信機器800は、例えば多重帯域/多重モード携帯電話機のような、多重帯域及び/又は多重モード機器を代表し得る。所定の実施形態において、通信機器800は、アンテナデュプレクサ100、入力端子186を介して当該アンテナデュプレクサに接続された送信回路810、出力端子184を介して当該アンテナデュプレクサ600に接続された受信回路820、及びアンテナ端子182を介して当該アンテナデュプレクサに接続されたアンテナ830を含んでよい。送信回路810及び受信回路820は、アンテナ830を介して送信されるRF信号を生成可能であってアンテナ830から入来するRF信号を受信可能な送受信器の一部となり得る。上述したように、所定の実施形態において、アンテナデュプレクサ100は、当該アンテナデュプレクサを含むモジュール700に置換してよい。通信機器800はさらに、制御器840、コンピュータ可読媒体850、少なくとも一つのプロセッサ860、及び電池870を含んでよい。
理解されることだが、RF信号の送受信に関連する様々な機能を、図8に送信回路810及び受信回路820として表される一以上の構成要素によって達成することができる。例えば、一つの構成要素を、送信及び受信双方の機能を与えるべく構成することができる。他例において、送信及び受信機能は、別個の構成要素によって与えることができる。同様に理解されることだが、RF信号の送受信に関連する様々なアンテナ機能は、図8にアンテナ830として集合的に表される一以上の構成要素によって達成することができる。例えば、一つのアンテナを、送信及び受信双方の機能を与えるべく構成することができる。他例において、送信及び受信機能は、別個のアンテナによって与えることができる。通信機器が多重帯域機器であるさらなる他の例において、通信機器800に関連する異なる帯域に、異なるアンテナを与えることができる。
アンテナデュプレクサ100は、受信経路及び送信経路間のスイッチングを補助するべく、選択された送信又は受信経路へとアンテナ830を電気的に接続するように構成することができる。すなわち、アンテナデュプレクサ100は、通信機器800の動作に関連づけられた一定数のスイッチング機能を与えることができる。加えて、上述のように、アンテナデュプレクサ100は、RF信号のフィルタリング機能を与えるべく構成された送信フィルタ110及び受信フィルタ120を含む。
図8に示されるように、所定の実施形態において、制御器840は、アンテナデュプレクサ100及び/又は他の動作構成要素の動作に関連づけられた様々な機能を制御するように設けることができる。所定の実施形態において、少なくとも一つのプロセッサ860は、通信機器800の動作のための様々なプロセスの実装を容易にするべく構成することができる。少なくとも一つのプロセッサ860が行う処理は、コンピュータプログラム命令によって実装することができる。かかるコンピュータプログラム命令を、機械をもたらす汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラム可能データ処理装置の少なくとも一つのプロセッサに与えることにより、当該命令が当該コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサを介して実行され、通信機器800の動作を目的とするメカニズムを作ることができる。所定の実施形態において、かかるコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ可読媒体850に記憶することができる。電池870は、通信機器800での使用のための、例えばリチウムイオン電池を含む任意の適切な電池とすることができる。
少なくとも一つの実施形態のいくつかの側面を上述してきたが、当業者が様々な改変、修正及び改善に容易に想到することがわかる。かかる改変、修正及び改善は、本開示の一部として意図され、本発明の範囲内にあることが意図される。したがって、上述の説明及び図面は、単なる例示であって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその均等物の適切な解釈から決定するべきである。

Claims (20)

  1. 弾性波素子であって、
    圧電体と、
    前記圧電体の上に配置されたインターデジタルトランスデューサ(IDT)電極と、
    前記圧電体の上に配置されて前記IDT電極に接続された接続電極と、
    前記接続電極を覆って前記接続電極の上に圧電体の上面に直交する方向の第1厚さTを有する第1絶縁層と、
    前記IDT電極を覆って前記IDT電極の上に前記圧電体の上面に直交する方向の第2厚さKを有する第1部分を備える第2絶縁層と
    を含み、
    前記第2厚さKは前記第1厚さTよりも大きい弾性波素子。
  2. 前記IDT電極は、第1フィルタを形成する第1IDT電極、及び第2フィルタを形成する第2IDT電極を含み、
    前記第2絶縁層の第1部分は前記第2IDT電極の上に配置され、
    前記第2絶縁層はさらに、前記第1IDT電極の上に配置されて前記圧電体の上面に直交する方向の第3厚さSを有する第2部分を含み、
    前記第3厚さSは前記第2厚さKとは異なる請求項1の弾性波素子。
  3. 前記弾性波素子はアンテナデュプレクサであり、
    前記第1フィルタは、第1周波数帯域の第1信号を通過させる前記アンテナデュプレクサの受信フィルタとして構成され、
    前記第2フィルタは、前記第1周波数帯域とは異なる第2周波数帯域の第2信号を通過させる前記アンテナデュプレクサの送信フィルタとして構成される請求項2の弾性波素子。
  4. 前記第3厚さSは前記第1厚さTに等しい請求項2及び3のいずれか一項の弾性波素子。
  5. 前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層は同じ材料から作られる請求項1〜4のいずれか一項の弾性波素子。
  6. 前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層の材料は酸化ケイ素である請求項5の弾性波素子。
  7. 前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層の材料は窒化ケイ素である請求項5の弾性波素子。
  8. 前記IDT電極は、前記圧電体の上面に直交する方向に配列された第1層及び第2層を含み、
    前記第1層は前記第2層とは異なる材料から作られる請求項1〜7のいずれか一項の弾性波素子。
  9. 前記IDT電極の第1層及び第2層の材料は、アルミニウム、銅、金、チタン、タングステン、モリブデン、白金、クロム、及びこれらの金属の一以上を主成分とする合金からなる群から選択される請求項8の弾性波素子。
  10. 前記IDT電極は、アルミニウム、銅、金、チタン、タングステン、モリブデン、白金及びクロムからなる群から選択された単体金属元素から作られる請求項1〜7のいずれか一項の弾性波素子。
  11. 前記接続電極に接続されて前記接続電極の上に配置された取出電極と、
    前記取出電極に接続されて前記取出電極の上に配置された外部端子電極と
    をさらに含む請求項1〜10のいずれか一項の弾性波素子。
  12. 前記第1絶縁層の上に設けられて前記第1絶縁層によって前記接続電極から絶縁された配線電極をさらに含む請求項1の弾性波素子。
  13. 前記第1絶縁層は、
    前記接続電極の上に配置されて前記第1厚さTを有する第1部分と、
    前記接続電極及び前記配線電極間に配置されて前記圧電体の上面に直交する方向の第4厚さWを有する第2部分と
    を含み、
    前記第4厚さWは前記第2厚さKよりも小さい請求項11の弾性波素子。
  14. 電子機器であって、
    請求項1〜13のいずれか一項弾性波素子と、
    前記弾性波素子に接続された半導体素子と、
    前記半導体素子に接続された再生装置と
    を含む電子機器。
  15. 請求項1〜13のいずれか一項の弾性波素子を含むモジュール。
  16. 請求項15のモジュールを含む通信機器。
  17. 請求項1〜13のいずれか一項の弾性波素子を含む通信機器。
  18. アンテナデュプレクサであって、
    圧電体と、
    前記圧電体の上に配置された第1インターデジタルトランスデューサ(IDT)電極を含む第1フィルタと、
    前記圧電体の上に配置された第2IDT電極を含む第2フィルタと、
    前記圧電体の上に配置されて前記第1電極及び第2IDT電極に接続された接続電極と、
    前記接続電極を覆うように配置されて前記接続電極の上に圧電体の上面に直交する方向の第1厚さTを有する第1絶縁層と、
    前記第1IDT電極を覆うように配置されて前記第1IDT電極の上に前記圧電体の上面に直交する方向の第2厚さSを有する第1部分、及び前記第2IDT電極を覆うように配置されて前記第2IDT電極の上に前記圧電体の上面に直交する方向の第3厚さKを有する第2部分を備える第2絶縁層と
    を含み、
    前記第2厚さSは前記第1厚さTに近似的に等しく、
    前記第3厚さKは前記第1厚さTよりも大きいアンテナデュプレクサ。
  19. 前記第1フィルタは受信フィルタであり、
    前記第2フィルタは送信フィルタであり、
    前記第1IDT電極は、
    前記接続電極によってアンテナ端子に接続された第1直列共振器と、
    前記接続電極によって前記第1直列共振器に直列接続され、かつ、出力端子に接続された第2直列共振器と、
    前記接続電極によって前記第1直列共振器に接続された第1並列共振器と
    を含む請求項18のアンテナデュプレクサ。
  20. 前記第2IDT電極は、
    前記接続電極によって前記アンテナ端子に接続された第3直列共振器と、
    前記接続電極によって前記第3直列共振器に直列接続され、かつ、入力端子に接続された第4直列共振器と、
    前記接続電極によって前記第3直列共振器に接続された第2並列共振器と
    を含む請求項19のアンテナデュプレクサ。
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