JP2017519116A - 金属製カードワイヤ - Google Patents

金属製カードワイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2017519116A
JP2017519116A JP2016559631A JP2016559631A JP2017519116A JP 2017519116 A JP2017519116 A JP 2017519116A JP 2016559631 A JP2016559631 A JP 2016559631A JP 2016559631 A JP2016559631 A JP 2016559631A JP 2017519116 A JP2017519116 A JP 2017519116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card wire
undercut
tooth
tip
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016559631A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6892266B2 (ja
Inventor
チャン,ユニン
バンアッカー,ピエト
Original Assignee
グロッツ−ベッケルト・カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by グロッツ−ベッケルト・カーゲー filed Critical グロッツ−ベッケルト・カーゲー
Publication of JP2017519116A publication Critical patent/JP2017519116A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6892266B2 publication Critical patent/JP6892266B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G15/00Carding machines or accessories; Card clothing; Burr-crushing or removing arrangements associated with carding or other preliminary-treatment machines
    • D01G15/84Card clothing; Manufacture thereof not otherwise provided for
    • D01G15/88Card clothing; Manufacture thereof not otherwise provided for formed from metal sheets or strips

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

本発明に係る金属製カードワイヤ(100)は、リブ部(110)と複数の歯(115)とを含む。歯は、先端部分(117)、前方部(120)、後方部(130)、2つの側面(141、142)、及び相互接続部分(150)を有する。相互接続部分は、1つの歯の後方部と直前の歯の前方部とを接続する。前方部と後方部は先端部分で合併する。歯は、カードワイヤの長手方向に傾いている。前方部は、歯の長手方向に向かって歯が傾く側である。前方部は、アンダーカット部分(160)を含む。アンダーカット部分は、カードワイヤの前方部の一部分であり、アンダーカット部分中の、前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角は、アンダーカット部分と先端部分との間の領域中の、前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角よりも小さい。歯の少なくとも1つの側面は、歯の側面に対する繊維の摩擦力を増大させるための少なくとも第1の構造要素を含む。少なくとも第1の構造要素の位置は、アンダーカット部分の位置と比較して、より先端部分に近い。

Description

本発明は、繊維産業で使用されるカード機のローラに取り付けられる金属製カードワイヤ(メタリックカードワイヤ)に関する。
カード(カード機)は、回転フラットカードであれ、ローラカードであれ、カードワイヤで覆われたローラを備えている。また、カードは、固定フラットまたは回転フラットのような、カードワイヤで覆われた更なるカーティング要素を備えている場合もある。カードが担う作業は、繊維塊をより小さな繊維塊に、または、さらに個々の繊維にまで引き裂くことによって、繊維塊を開繊することである。これは、複数の一連のステップによって達成され、これらの各ステップには、カードワイヤで覆われた2つの物体の間での相対運動が伴う。第1の物体のカードワイヤの1つまたは複数の歯によって保持される繊維塊は、第2の物体のカードワイヤの歯が、第1の物体上に保持される繊維塊から小さな繊維塊または個々の繊維を引き出すことによって、開繊される。このような物体は、ローラまたはフラットであってもよい。相互作用の例は、リッカインとリッカイン上に取付けられるカーディング部との間の相互作用、リッカインとシリンダとの間の相互作用、シリンダと回転フラットとの間の相互作用、シリンダとドッファとの間の相互作用、及び、ローラカードにおけるシリンダとウォーカとの間の相互作用である。
カーディングの目的は、カードワイヤで覆われた一連の複数対の物体の相互作用によって、線維塊の大きさを効果的かつ効率的に低減するか、または、さらに個々の繊維を得ることであり、また、カード機のカードワイヤで覆われたローラからカードワイヤで覆われた次のローラへ効果的に繊維を移行させることである。
特に、回転フラットカード及び/またはローラカードのウォーカ及びドッファについては、金属製カードワイヤの幾つかの形状が提案されてきた。例えば、米国特許出願公開第2004/0128800号により、カードワイヤの歯の一側または両側に縦長の溝部または外向きの縦長の隆起部を備えたカードワイヤを使用することが知られている。
国際公開第00/026450号には、カードワイヤの張り出した部分を有する歯の前面または内面上に1つまたは複数のアンダーカットを形成することによって、繊維取得能力を増強させたカードワイヤが記載されている。このアンダーカットは、好ましくは、ワイヤの長手方向と略平行な部分を含む。
国際公開第2011/138322号には、リブ部とリブ部の長さにわたる複数の歯とを含むカードワイヤが記載されている。この歯は、歯の背柱に相当する後方傾斜部と、繊維と直接接触する側に相当する前方傾斜部とを備えるように傾斜が付けられている。後方傾斜部は、リブ部分と後方角をなす接線を有する。前方傾斜部は、少なくとも2つの部分に区分され、先端部分は、後方傾斜部へと収束して歯の先端を形成する。先端部分は、繊維の間に突き通るように機能する。先端部分は、リブ部と先端角をなす接線を有する。アンダーカット部分は、繊維を保持し、リブ部とアンダーカット角をなす接線を有する。アンダーカット部分の各箇所におけるアンダーカット角は、後方角の最大値よりも大きく、先端角の最小値よりも小さい。このようなカードワイヤの利点は、回転式打ち抜き加工によって製造できる点である。国際公開第2011/138322号には、カードワイヤは、繊維保持能力を増強させるため、アンダーカット部分またはアンダーカット部分の下方に、条溝(ワイヤ形状の長手方向に沿った溝/筋)を備えるものであってもよいことが記載されている。
国際公開第2012/019841号には、細長リブ部と歯とを含むカードワイヤが記載されている。この歯は、前方部と後方部を有する。歯は、前方部に向かって張り出している。前方部と後方部は、歯の先端で合併する。前方部は、少なくとも3つの部分を含む。第1の部分は、歯の先端からリブ部の方向に延びる。第2の部分は、第1の部分の下方にあり、リブ部の方向に延び、第3の部分は、第2の部分の端部からリブ部の方向に延びる。第2の部分は、直線部と曲線部を含んでおり、直線部は0.10mmの最小長さを有し、カードワイヤの長手方向に対して10度と30度の間の角度を有する。直線部には曲線部が続いており、曲線部は、少なくとも0.18mmの半径を有する。国際公開第00/026450号のカードワイヤと比較すると、国際公開第2012/019841号は、強度並びにカーティング作用によるカードワイヤの歯への繊維ローディングに対する疲労耐性が高いカードワイヤを提供するものである。国際公開第2012/019841号は、カードのローラに取り付けられると、645.16mm(1平方インチ)当たりの先端部の数を増大させたカードワイヤを提供する。国際公開第2012/019841号には、カードワイヤは、繊維保持能力を増強するため、アンダーカット部分またはアンダーカット部分の下方に条溝(ワイヤ形状の長手方向に沿った溝/筋)を備えるものであってもよいことが示されている。
国際公開第00/026450号、国際公開第2011/138322号、及び国際公開第2012/019841号は、歯の前部のアンダーカット部分という共通の特徴を有する。
米国特許第4612084号には、歯の鋭い縁部が丸められるように歯の縁部を処理することによって、金属製カードワイヤに対する繊維の付着を低減する方法が示されている。この改善には、金属製カードワイヤを化学バリ取り槽にさらすことによって金属製カードワイヤの歯を処理することが含まれており、歯の鋭い縁部は、化学バリ取りによって丸められる。
本発明の主な目的は、良好な繊維取得能力を有しながら、繊維ローディングが生じ難く、かつ機能寿命が長いアンダーカット部分を備えるカードワイヤを提供することである。ここで、繊維ローディングは、カードのカードワイヤ中への繊維の蓄積であって、カードの次のローラのカードワイヤによって取り除かれないかまたは取り除くことが困難なものとして定義することができる。繊維ローディングは、カーディングにおける品質及び生産性の問題の要因となる。繊維ローディングは、カードを停止して、カードワイヤを掃除することによってのみ、除去することができる。
本発明の第1の態様は、リブ部と複数の歯とを含む金属製カードワイヤである。歯は、先端部分、前方部、後方部、2つの側面、及び相互接続部分を有する。相互接続部分は、1つの歯の後方部と直前の歯の前方部とを接続する。先端部分で前方部と後方部とが合併する。歯は、カードワイヤの長手方向に傾いている。前方部は、歯の長手方向に向かって歯が傾く側である。前方部は、アンダーカット部分を含む。アンダーカット部分は、カードワイヤの前方部の一部分であり、アンダーカット部分中の、前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角は、アンダーカット部分と先端部分との間の領域中の、前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角よりも小さい。
アンダーカット部分は、カードワイヤで覆われた直前のローラから繊維を取得する機能を有しており、それによって、カーディング作用を増大させるものである。歯の少なくとも1つの側面(あるいは、歯の両方の側面)は、歯の側面に対する繊維の摩擦力を増大させるための少なくとも第1の構造要素を含む。少なくとも第1の構造要素の位置は、アンダーカット部分の位置と比較して、より先端部分に近い。アンダーカット部分中の、前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の各角度は、好ましくは、少なくとも3°、さらに好ましくは、少なくとも5°、さらに好ましくは、少なくとも10°、さらに好ましくは、少なくとも15°であり、アンダーカット部分と先端部分との間の領域中の、前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角度の最小値よりも小さい。
上記の記載が暗黙的に示すように、金属製カードワイヤの歯のアンダーカット部分は、カードワイヤの先端から特定の距離の位置に形成される。繊維は、先端部分からこの距離にあるアンダーカット部分によって保持されるため、アンダーカット部分によって取得された繊維が、このアンダーカット部分から繊維を取得すべきカードワイヤによって取得され得ない危険性が存在し、この結果、繊維ローディングの危険性が生じる。
先行技術から、歯の1つまたは複数の側面の構造要素は、繊維取得能力を高め、その結果、カードワイヤの繊維ローディングの危険性を増大させることが知られている。したがって、当業者が、前方部にアンダーカット部分を有するカードワイヤの繊維ローディングを低減する問題に対峙したとき、繊維取得のための構造要素をカードワイヤへ追加することを考慮しようとはしないたろう。むしろ、当業者は、繊維の取得と繊維ローディングの要因であるアンダーカット部分を修正するだろう。
しかしながら、驚くべきことに、金属製カードワイヤの少なくとも1つの側面に、歯の側面に対する繊維の摩擦力を増大させるための少なくとも第1の構造要素が存在し、この構造要素の位置が、アンダーカット部分の位置と比較して、より先端部分に近いことによって、金属製カードワイヤの繊維ローディングの危険性は低減する。本発明に係るカードワイヤのこの驚くべき効果は、幾つかの相乗効果によって生じるものと考えられる。アンダーカット部分よりも先端部分の近くに配置された構造要素は、それ自体が繊維を取得する。この結果、この構造要素は、アンダーカット部分の繊維取得能力を低減させる。この構造要素は、繊維が存在し、かつ繊維が取得される直前のローラ上のカードワイヤと相互作用する。この構造要素の繊維取得能力はアンダーカット部分よりも低い。この構造要素は、それ自体多数の繊維を取得するが、そのうちの幾らかは、繊維が存在していたカードワイヤによって直ちに取り戻される。しかしながら、本発明に係るカードワイヤでは、構造要素の存在及びその位置のため、繊維は平均して高い位置に存在し、これによって、カードの次のローラによる繊維の取得が促進される。この結果、本発明に係るカードワイヤは、良好な繊維取得能力を有しながら、カードワイヤの繊維ローディングの危険性が低減する。
本発明の好適な実施形態において、少なくとも第1の構造要素は、歯の側面中の窪み部を含む。好ましくは、少なくとも第1の構造要素は、歯の側面中の1つまたは複数の窪み部からなる。好ましくは、少なくとも第1の構造要素は、歯の側面の平面から盛り上がった部分を含まない。1つまたは複数の窪み部を含むかまたは1つまたは複数の窪み部からなる形状を有する構造要素には、相乗効果がある。窪み部は、ローラに巻き付けられたカードワイヤの2列の歯の間の自由空間の幅を減少させない。歯の側面から盛り上がった構造要素を含むかまたは歯の側面から盛り上がった構造要素からなる構造要素は、カードのローラ上のカードワイヤの列間の利用可能な自由空間を減少させ、ひいては、構造要素の繊維ローティングの低減効果を低下させる。
当業者は、歯の側面中の、アンダーカット部分と先端部分との間に、1つまたは複数の窪み部を含む(または、1つまたは複数の窪みからなる)構造要素を追加しようとはしないだろう。歯の刃は、(歯の先端に向かうに連れて小さくなるように形成されているため)、この位置において薄く、窪み部によってカードワイヤの強度が低下するおそれがある。国際公開第00/026450号の問題を解決する国際公開第2013/037711号に認められるように、カードワイヤの強度は重要である。歯の弱さは歯の破壊の要因となり、カードワイヤの機能性を低減させ、その結果、機能寿命が短縮される。
驚くべきことに、本実施形態に従うカードワイヤは、長い寿命を有することが分かった。この効果は、繊維ローティングの低減効果によるものと考えられる。繊維ローディングの低減により、繊維保持力が低下するため、カードワイヤ上の力も低下する。
好ましくは、窪み部は溝部であり、好ましくは、金属製カードワイヤの長手方向に沿って略一定の断面を備えている。
好ましくは、窪み部の最大深さは、0.03mmよりも深く、好ましくは、0.05mmよりも深い。
好ましくは、溝部の曲率半径の最小値は、少なくとも0.05mmであり、さらに好ましくは、少なくとも0.10mmであり、さらに好ましくは、少なくとも0.15mmである。このような特徴は、繊維ローディングを低減させたカードワイヤの機能寿命に対して、歯中の応力が低下するため歯の強度が向上することによる、相乗効果を与えるものである。好適な一実施形態では、溝部は、その最も深い部分において、略平坦な部分を有する。
好適な一実施形態において、少なくとも第1の構造要素は、歯の側面からの1つまたは複数の突出部を含む。好ましくは、突出部は、隆起部であり、好ましくは、金属製カードワイヤの長手方向に沿って略一定の断面を備えている。好ましくは、隆起部の最大高さは、0.03mmよりも高く、好ましくは、0.05mmよりも高い。ここで、突出部の高さは、突出部が歯の側面の平面から延びる距離を意味する。
好適な一実施形態において、歯の後方部は、カードワイヤの長手方向と後方角をなす接線を有する。前方部のアンダーカット部分の上方の領域は、リブ部と先端角をなす接線を有する。アンダーカット部分は、繊維を保持する機能を有する。アンダーカット部分は、カードワイヤの長手方向との間の角であるアンダーカット角をなす接線を有する。アンダーカット角は、カードワイヤを製造するための回転式打ち抜き加工を可能にするために、アンダーカット部分の各点で、後方角の最大値よりも大きく、かつ、先端角の最小値よりも小さい。
好適な一実施形態において、前方部は、少なくとも3つの部分を含む。第1の部分は、歯の前記先端部分からリブ部の方向に延びる。第2の部分は、第1の部分の下方でリブ部の方向に延びる。第2の部分は、アンダーカット部分を有している。第2の部分は、直線部と曲線部を含む。直線部は、0.10mmの最小長さを有し、また、直線部は、カードワイヤの長手方向に対して10度と30度の間の角度を有する。直線部にはリブ部の方向に曲線部が続いており、曲線部は、少なくとも0.18mmの半径を有する。前方部は、第2の部分から相互接続部分までの第3の部分を含む。
好適な一実施形態において、アンダーカット部分は、金属製カードワイヤの前方部の凸部の底部である。好ましくは、この金属製カードワイヤは、金属製カードワイヤの後方部に凸部を有する。
上述した任意の実施形態において、好ましくは、凸部を含むものであってもよい。好ましくは、この凸部は、構造要素よりも、歯の先端部分から遠い距離に位置する。
上述した任意の実施形態において、歯の両側面のうちの1つまたは両方は、アンダーカット部分の高さ及び/またはアンダーカット部分の下方に、1つまたは複数の追加の構造要素を含む。好ましくは、1つまたは複数の追加の構造要素は、カードワイヤの長手方向に沿った溝部及び/または隆起部から選択されるか、またはカードワイヤの長手方向に沿った溝部及び/または隆起部の組み合わせである。
好適な一実施形態において、歯の側面は、その表面にわたって、研磨粒子を用いたブラスト加工によって生じるような艶消しの外観を有する。この特徴は、上述した任意の実施形態と組み合わせることができる。この実施形態の特徴は、構造要素の位置が、アンダーカット部分の位置と比較して、よりカードワイヤの先端部分に近いという特徴と相乗効果を奏し、構造要素の機能性を改善する。このような艶消しの外観は、例えば、研磨粒子(例えば、砂)を用いたカードワイヤのブラスト加工によって達成することができる。
本発明の一実施形態において、歯の側面は、その表面にわたって、0.2μmと0.33μmの間の表面粗さ値Raを有する。表面粗さ値Raは、認定された標準の試験方法に準拠した表面粗さ測定において決定され、この測定は、0.5mm/sの移動速度(測定速度)で実施される。表面粗さ値Raは、輪郭曲線の平均線からの偏差の算術平均である。この特徴は、構造要素の位置が、アンダーカット部分の位置と比較して、よりカードワイヤの先端部分に近いという特徴と相乗効果を奏し、構造要素の機能性を改善する。このような表面粗さ値は、例えば、研磨粒子(例えば、砂)を用いたカードワイヤのブラスト加工によって達成することができる。
好適な一実施形態において、歯の先端の厚みは、0.25mmよりも小さく、好ましくは、0.20mmよりも小さい。
各実施形態において、好ましくは、金属製カードワイヤの長さにわたる全ての歯は、実質的に同様のものである。
図1は、本発明に従う金属製カードワイヤを長手方向に沿って示す図である。 図2は、図1に示すカードワイヤの断面図である。 図3は、本発明に従う金属製カードワイヤの断面の別の例を示す図である。 図4は、本発明に従う金属製カードワイヤの断面の別の例を示す図である。 図5は、本発明に従うカードワイヤの歯の別の例を示す図である。 図6は、本発明に従うカードワイヤの歯の別の例を示す図である。
各図中、同じ参照番号は同じ物体を示している。図1は、本発明に従う金属製カードワイヤ100を長手方向に沿って示す図である。図2は、図1に示すカードワイヤの断面図である。この金属製カードワイヤは、リブ部110と複数の歯115とを含む。歯115は、先端部分117、前方部120、後方部130、2つの側面141、142、及び相互接続部分150を有する。相互接続部分150は、1つの歯の後方部130を直前の歯の前方部120に接続する。
前方部120は、アンダーカット部分160を含む。アンダーカット部分160は、カードワイヤ100の前方部120の一部分であり、アンダーカット部分160中の、前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角γは、アンダーカット部分と先端部分117との間の領域中の、カードワイヤの前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角εよりも小さい。歯の1つの側面141は、リブ部110と平行な長手方向の溝部174を含む。溝部174の位置は、アンダーカット部分160の位置と比較して、より先端部分117に近い。溝部174の深さは、最も深い点において、歯の側面140の平面から、例えば0.06mmである。好適な一実施形態では、この溝部は、その最も深い部分において、略平坦な部分を有する。歯115は、2つの更なる長手方向の溝部195、196を有する。1つの更なる長手方向の溝部195は、アンダーカット部分160の高さに位置し、1つの更なる長手方向の溝部196は、アンダーカット部分160の下方に位置する。
図1に例示したカードワイヤ100の後方部130は、カードワイヤ100の長手方向と後方角βをなす接線を有する。アンダーカット部分160の上方の領域は、カードワイヤ100の長手方向と先端角μをなす接線を有する。アンダーカット部分は、繊維を保持する機能を有する。アンダーカット部分は、カードワイヤの長手方向との間の角γであるアンダーカット角γをなす接線を有する。回転式打ち抜き加工を可能にするために、アンダーカット部分の各点におけるアンダーカット角γは、後方角βの最大値よりも大きく、先端角μの最小値よりも小さい。先端における歯の厚みAは、例えば0.25mmまたは例えば0.20mmである。一例として、後方角βの最大値は20°、アンダーカット角γは35°であり、また、先端角μの最小値は50°に等しい。
図3には、本発明に従う金属製カードワイヤの別の断面の例が示されている。両方の側面141、142が、アンダーカット部分160と先端部分117との間に、長手方向の溝部174を備えている。任意選択で、歯は、例えば、アンダーカット部分160の高さ及び/アンダーカット部分160の下方に、長手方向の溝部195をさらに備えるものであってもよい。
図4に示す本発明の金属製カードワイヤの断面に示されるように、歯の1つまたは複数の溝部は、長手方向の隆起部と置き換えられるものであってもよい。1つの側面141は、アンダーカット部分160と先端部分117との間に、長手方向の隆起部175を備えている。任意選択で、歯は、例えば、アンダーカット部分160の高さに長手方向の隆起部197をさらに備えるものであってもよい。1つまたは複数の隆起部を、アンダーカット部分160の下方に備えること、及び/または、両方の側面に備えることも可能である。さらに/または、隆起部と溝部との組み合わせを備えることも可能である。
図5には、本発明に従うカードワイヤの歯の一例が示されている。この歯では、その両側面のうちの1つの側面141の、アンダーカット部分161の上方に、窪み部176を備えている。尚、このカードワイヤでは、アンダーカット部分161は、カードワイヤの長手方向と平行であるが、任意の他の種類のアンダーカット部分であってもよい。
図6には、本発明に従うカードワイヤの歯の一例が示されている。この歯では、その両側面のうちの1つの側面141の、アンダーカット部分161の上方に、長手方向の溝部174を備えている。尚、このカードワイヤでは、アンダーカット部分161は、金属製カードワイヤの前方部120の凸部192の底部であるが、任意の他の種類のアンダーカット部分であってもよい。任意選択で、歯は、カードワイヤの後方部130に凸部193を有するものであってもよい。任意選択で、歯、凸部192の高さに、長手方向の溝部195を有するものであってもよい。
上述したカードワイヤの例のそれぞれは、歯の側面(あるいは、カードワイヤの側面)が、その表面にわたって、研磨粒子を用いたブラスト加工によって生じるような艶消しの外観を備えるように処理されるものであってもよい。さらに/または、上述したカードワイヤの例のそれぞれは、歯の側面(あるいは、カードワイヤの側面)が、その表面にわたって0.2μmと0.33μmの間の表面粗さ値Raを有するように処理されるものであってもよい。このような表面は、該当の技術分野で周知のように、研磨粒子を用いたブラスト加工により達成することができる。

Claims (15)

  1. リブ部と複数の歯とを含み、
    前記歯は、先端部分、前方部、後方部、2つの側面、及び相互接続部分を有し、
    前記相互接続部分は、1つの歯の後方部と直前の歯の前方部とを接続し、
    前記先端部分で前記前方部と前記後方部とが合併し、
    前記歯は、カードワイヤの長手方向に傾いており、
    前記前方部は、前記歯の長手方向に向かって歯が傾く側であり、
    前記前方部は、アンダーカット部分を含み、
    前記アンダーカット部分は、カードワイヤの前記前方部の一部分であり、前記アンダーカット部分中の、前記前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角は、前記アンダーカット部分と前記先端部分との間の領域中の、カードワイヤの前記前方部に対する接線とカードワイヤの長手方向との間の角よりも小さく、
    前記歯の少なくとも1つの側面は、前記歯の側面に対する繊維の摩擦力を増大させるための少なくとも第1の構造要素を含み、少なくとも第1の構造要素の位置は、前記アンダーカット部分の位置と比較して、より前記先端部分に近い、ことを特徴とする金属製カードワイヤ。
  2. 少なくとも第1の構造要素は、前記歯の側面中の窪み部を含むことを特徴とする請求項1に記載の金属製カードワイヤ。
  3. 前記窪み部は、溝部であることを特徴とする請求項2に記載の金属製カードワイヤ。
  4. 前記窪み部の最大深さは、0.03mmよりも深いことを特徴とする請求項2または3に記載の金属製カードワイヤ。
  5. 少なくとも第1の構造要素は、前記歯の側面からの1つまたは複数の突出部を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のカードワイヤ。
  6. 前記突出部は、隆起部であることを特徴とする請求項5に記載のカードワイヤ。
  7. 前記突出部の最大高さは、0.03mmよりも高いことを特徴とする請求項5または6に記載のカードワイヤ。
  8. 前記後方部は、カードワイヤの長手方向と後方角をなす接線を有し、
    前記前方部の前記アンダーカット部分の上方の領域は、前記リブ部と先端角をなす接線を有し、
    前記アンダーカット部分は、繊維を保持する機能を有し、
    前記アンダーカット部分は、カードワイヤの長手方向と間の角であるアンダーカット角をなす接線を有し、
    前記アンダーカット角は、回転式打ち抜き加工を可能にするために、前記アンダーカット部分の各点で、前記後方角の最大値よりも大きく、かつ、前記先端角の最小値よりも小さい、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
  9. 前記前方部は、少なくとも3つの部分を含み、
    第1の部分は、前記歯の前記先端部分から前記リブ部の方向に延び、
    第2の部分は、前記第1の部分の下方で前記リブ部の方向に延び、前記第2の部分は、前記アンダーカット部分を有し、
    前記第2の部分は、直線部と曲線部を含み、前記直線部は、0.10mmの最小長さを有し、前記直線部は、カードワイヤの長手方向に対して10度と30度の間の角度を有し、前記直線部には前記リブ部の方向に前記曲線部が続いており、前記曲線部は、少なくとも0.18mmの半径を有し、
    前記前方部は、前記第2の部分から前記相互接続部分までの第3の部分を含む、ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
  10. 前記アンダーカット部分は、金属製カードワイヤの前記前方部の凸部の底部であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
  11. 前記後方部は、凸部を含むことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
  12. 前記歯の一方または両方の側面は、前記アンダーカット部分の高さ及び/または前記アンダーカット部分の下方に、1つまたは複数の追加の構造要素を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
  13. 前記歯の側面は、その表面にわたって、研磨粒子を用いたブラスト加工によって生じるような艶消しの外観を有することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
  14. 前記歯の側面は、その表面にわたって、0.2μmと0.33μmの間の表面粗さ値Raを有することを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
  15. 前記歯の先端の厚みは、0.25mmよりも小さいことを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の金属製カードワイヤ。
JP2016559631A 2014-05-16 2015-05-05 金属製カードワイヤ Active JP6892266B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14168630.3A EP2944712B1 (en) 2014-05-16 2014-05-16 Metallic card wire for card clothing
EP14168630.3 2014-05-16
PCT/EP2015/059845 WO2015173074A1 (en) 2014-05-16 2015-05-05 Metallic card wire

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017519116A true JP2017519116A (ja) 2017-07-13
JP6892266B2 JP6892266B2 (ja) 2021-06-23

Family

ID=50721693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016559631A Active JP6892266B2 (ja) 2014-05-16 2015-05-05 金属製カードワイヤ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US11649570B2 (ja)
EP (1) EP2944712B1 (ja)
JP (1) JP6892266B2 (ja)
KR (1) KR102379265B1 (ja)
CN (1) CN106661776B (ja)
WO (1) WO2015173074A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2942425B1 (de) * 2014-05-09 2019-11-20 Groz-Beckert KG Ganzstahlgarnitur
CN108456954B (zh) * 2018-04-20 2023-05-09 青岛大学 一种双面斜纹道夫针布

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840514U (ja) * 1971-09-25 1973-05-23
JPS4821127Y1 (ja) * 1970-12-23 1973-06-20
JPS5128408Y1 (ja) * 1967-09-07 1976-07-17
JPS5698875U (ja) * 1979-12-26 1981-08-04
JPS6130082U (ja) * 1984-07-20 1986-02-22 東洋特殊金属工業株式会社 金属針布
JPH01306625A (ja) * 1988-05-30 1989-12-11 Kanai Hiroyuki 紡機用メタリック針布
JPH0572974U (ja) * 1992-01-09 1993-10-05 金井 宏之 梳綿機のシリンダ用メタリックワイヤ
FR2821863A1 (fr) * 2001-03-08 2002-09-13 Ecc Platt Sa Garniture de carde, en particulier pour cylindre peigneur, cylindre travailleur ou cylindre condenseur
JP2004131920A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Graf & Co Ag ソーツースワイヤー
US20120255143A1 (en) * 2011-04-08 2012-10-11 Graf + Cie Ag Saw-Tooth Clothing
JP2013528714A (ja) * 2010-05-04 2013-07-11 ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニム 針布用ワイヤー異形材

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2937412A (en) * 1955-11-07 1960-05-24 John D Hollingsworth Card clothing
JPS4821127B1 (ja) 1967-08-18 1973-06-26
JPS5723142Y2 (ja) 1978-06-20 1982-05-19
JPS59110387A (ja) 1982-12-15 1984-06-26 Canon Inc 振動波によって駆動される振動波モータ
DE3332804C2 (de) * 1983-09-12 1986-10-23 Hollingsworth Gmbh, 7265 Neubulach Verfahren zum Behandeln der Kanten eines Sägezahndrahtes für Garnituren in Textilmaschinen
GB2257164A (en) * 1991-06-28 1993-01-06 Carclo Eng Group Plc Amachine and a method for manufacturing metallic card clothing
US5755012A (en) 1996-03-05 1998-05-26 Hollingsworth; John D. Metallic clothing for carding segments and flats
AUPP681098A0 (en) 1998-10-30 1998-11-19 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Card wire, especially for doffers and workers
JP2005350827A (ja) * 2004-06-14 2005-12-22 Kanai Hiroaki シリンダ用メタリックワイヤ
CN201092597Y (zh) * 2007-07-03 2008-07-30 东华大学 精细化大麻纤维专用锡林金属针布
CN103069061B (zh) 2010-08-09 2016-07-06 格罗茨-贝克特两合公司 用于针布的异形钢丝
JP6113731B2 (ja) * 2011-09-15 2017-04-12 グローツ−ベッカート コマンディトゲゼルシャフト 改良された歯形状を有するカードワイヤー

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128408Y1 (ja) * 1967-09-07 1976-07-17
JPS4821127Y1 (ja) * 1970-12-23 1973-06-20
JPS4840514U (ja) * 1971-09-25 1973-05-23
JPS5698875U (ja) * 1979-12-26 1981-08-04
JPS6130082U (ja) * 1984-07-20 1986-02-22 東洋特殊金属工業株式会社 金属針布
JPH01306625A (ja) * 1988-05-30 1989-12-11 Kanai Hiroyuki 紡機用メタリック針布
JPH0572974U (ja) * 1992-01-09 1993-10-05 金井 宏之 梳綿機のシリンダ用メタリックワイヤ
FR2821863A1 (fr) * 2001-03-08 2002-09-13 Ecc Platt Sa Garniture de carde, en particulier pour cylindre peigneur, cylindre travailleur ou cylindre condenseur
JP2004131920A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Graf & Co Ag ソーツースワイヤー
JP2013528714A (ja) * 2010-05-04 2013-07-11 ナムローゼ・フェンノートシャップ・ベーカート・ソシエテ・アノニム 針布用ワイヤー異形材
US20120255143A1 (en) * 2011-04-08 2012-10-11 Graf + Cie Ag Saw-Tooth Clothing

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170002371A (ko) 2017-01-06
CN106661776B (zh) 2020-03-03
US11649570B2 (en) 2023-05-16
CN106661776A (zh) 2017-05-10
JP6892266B2 (ja) 2021-06-23
EP2944712B1 (en) 2018-09-05
KR102379265B1 (ko) 2022-03-29
US20170096751A1 (en) 2017-04-06
EP2944712A1 (en) 2015-11-18
WO2015173074A1 (en) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2780497B1 (en) Metallic card wire
KR101914631B1 (ko) 톱니형 침포
US3330077A (en) Fabric currycomb
TW201529009A (zh) 口腔保健器具(三)
JP2017529871A (ja) 動物の被毛の手入れ用ブラシのためのコーム
JP2017519116A (ja) 金属製カードワイヤ
EA021452B1 (ru) Гребень для лечения педикулеза
TW201716653A (zh) 金屬針布
RU2007116137A (ru) Зажимное устройство для эпилятора
JP6291080B2 (ja) カード機械のための全鋼製針布
US1684362A (en) Hair retainer or comb
CN104082170A (zh) 梳理构件和宠物梳理器
KR102652089B1 (ko) 카드 와이어
JP2017097156A5 (ja)
JP2011072495A (ja) 混毛化粧ブラシ
US20060243293A1 (en) Rigid comb having microtexturized-tip teeth for hair cleaning
RU173356U1 (ru) Расческа для вычесывания вшей с двусторонним вычесыванием
JP3208856U (ja) スリッカーブラシ
JP2009197349A (ja) コーマ用の紡績針とそれを用いたシリンドリカルコーム
HUE034692T2 (hu) Görgõ filcbõl készített félkész termékek felületérõl a szõr lenyírására és eszköz olyan filcbõl készült termékek felületérõl a szõr lenyírására, amely ezzel a görgõvel van ellátva
WO2017152330A1 (zh) 梳理构件及其制造方法和宠物梳理器
JP2011045684A (ja) 金属製櫛
JP2020534114A (ja) シラミ寄生症の治療のための櫛
CN104082947A (zh) 一种防止头发散落的粘发梳
KR20170044978A (ko) 피부 미용기용 헤드부

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180502

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200424

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210115

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210118

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210305

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6892266

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250