JP2017518859A - 口腔内装置及びその使用方法 - Google Patents

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Abstract

本発明に係る口腔内装置は、複数の排出孔と上縁部を含む上側フロントフラップを有し、また、前記上側フロントフラップと共に上側ポケットを形成し、複数の内部チャネルと、上側ポケットの開口部を形成すると共に前記上縁部に沿った溝において終端となる内部チャネルを形成するように前記上側フロントフラップとは離間している上縁部とを含む、上側リアフラップとを有し、また、複数の排出孔と下縁部を含む下側フロントフラップを有し、また、前記下側フロントフラップと共に下側ポケットを形成し、複数の内部チャネルと、下側ポケットの開口部を形成すると共に前記下縁部に沿った溝において終端となる内部チャネルを形成するように前記下側フロントフラップとは離間している下縁部を含む、下側リアフラップを有している、変形可能な本体を備える。【選択図】図11

Description

本発明は、一般的な歯科用器具に関するものであって、特に、歯の検診及び/又は施術をする目的において患者の口腔を真空吸引するための器具に関する。
歯の検診及び/又は施術をしている間に、耳下腺からの唾液、血液、歯科医療具からの水などのような、所定の液体が口腔内に生じる。患者の快適さのためにそのような液体を取り除くことや、液体や物質が患者の咽喉又は肺に吸い込まれるのを防ぐこと、及び、患者の口腔内における観察及び/又は施術を行う医療供給者を支援することは、重要である。
本発明の一態様は、口腔内の全ての領域、例えば、施術側、施術側の前庭、(舌の側部に沿った)舌部の前庭、及び、前庭の反対側の液体を除去する口腔内装置を含み、また、口内洗浄に常に耐える必要性と、残渣吸引をする歯科助士の必要性を取り除く口腔内装置を含む。
本発明の別の態様は、複数の排出孔と上縁部を含む上側フロントフラップを有し、また、前記上側フロントフラップと共に上側ポケットを形成し、複数の内部チャネルと、上側ポケットの開口部を形成すると共に前記上縁部に沿った溝において終端となる内部チャネルを形成するように前記上側フロントフラップとは離間している上縁部とを含む、上側リアフラップとを有し、また、複数の排出孔と下縁部を含む下側フロントフラップを有し、また、
前記下側フロントフラップと共に下側ポケットを形成し、複数の内部チャネルと、下側ポケットの開口部を形成すると共に前記下縁部に沿った溝において終端となる内部チャネルを形成するように前記下側フロントフラップとは離間している下縁部を含む、下側リアフラップを有している、変形可能な本体を備える、口腔内装置であって、非吸引状態においては、前記上側ポケットの開口部と下側ポケットの開口部は開いており、吸引状態においては、前記チャネルを通じて液体の入口になる前記フロントフラップと前記リアフラップの溝を通じて、患者の口腔からの液体を吸引するために、実質的に密閉されている前記上側ポケットの開口部と下側ポケットの開口部は閉じている、口腔内装置である。
上述した発明における1又は複数の実施形態は、1又は複数の次の内容を含む。すなわち、排出孔は前記リアフラップではなく、フロントフラップ内にある。また、前記複数の溝は、前記フロントフラップではなく前記リアフラップにおける複数の内部チャネルと複数の縁部との交差部にある。また、前記複数の内部チャネルは垂直状のチャネルである。また、前記複数の内部チャネルは前記リアフラップにおいて、対応する複数の外側隆起部を形成する。また、前記複数の排出孔は前記複数の内部チャネルと互いに通じるように、そして、前記複数の内部チャネルと共に整列して配置されている。また、前記口腔内装置は、水平かつ長手方向に延設される脊椎部と、上側ポケットにおける前記脊椎部の上方に配置される上側の内部排出チャネルと、下側ポケットにおける前記脊椎部の下方に配置される下側の内部排出チャネルを含む。また、前記口腔内装置は、前記脊椎部の上方に位置する上側部と、前記上側部とは垂直方向において対称であって、前記脊椎部の下方に位置する下側部とを含む。また、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップが一の外形を画定し、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップが一の外形を画定し、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップの外形は、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップの外形とは、前記複数の溝を除いて同じである。また、前記複数の内部チャネルは、前記下側フロントフラップ及び前記上側フロントフラップではなく前記下側リアフラップ及び前記上側リアフラップ内にある。そして/また、非吸引状態においては、前記複数の内部チャネルは、上側ポケットと下側ポケットに通じている。
本発明のもう一つの態様は、前記本発明の前記態様(あるいは、1又は複数の実施形態)において上述されている口腔内装置の使用方法を含む。前記方法は前記上側フラップの前記上縁部は、患者の口腔の上側に接触し、前記下側フラップの前記下縁部は患者の口腔における舌部の範囲内に接触するように、前記口腔内装置を患者の口腔に挿入し、実質的に密閉されている前記上側ポケットの開口部及び前記下側ポケットの開口部は閉じるようにし、かつ、前記溝は、前記チャネルを通じて液体を引き込むための液体の入口になるように、前記口腔内装置を吸引状態にし、患者の口腔からの液体を、前記フロントフラップ内の前記複数の排出孔を通じて、さらに前記溝を通じて前記複数のチャネルへ吸引するように構成される。
本発明の更なる一態様は、上縁部を有する上側フロントフラップを有し、また、上側ポケットの開口部を形成すると共に、前記上縁部に沿って形成される複数の溝を含む前記上側リアフラップを形成するために、前記上側フロントフラップから離間している上縁部と、前記上側フロントフラップとによって上側ポケットを形成する上側リアフラップを有し、また、下縁部を有する下側フロントフラップを有し、また、上側ポケットの開口部を形成すると共に、前記上縁部に沿って形成される複数の溝を含む前記上側リアフラップを形成するために、前記上側フロントフラップから離間している上縁部と、前記上側フロントフラップとによって上側ポケットを形成する上側リアフラップを有する、変形可能な本体を備える口腔内装置であって、非吸引状態においては、前記上側ポケットの開口部及び下側ポケットの開口部は開いており、吸引状態においては、前記口腔内装置に液体が流入するように、前記上側リアフラップ及び前記下側リアフラップにおいて液体の入口となる前記複数の溝を通じて、患者の口腔から液体の吸引が行えるように、実質的に密閉された前記上側ポケットの開口部及び下側ポケットの開口部は閉じている、口腔内装置である。
上述した発明の1又は複数の実施形態は、1又は複数の次の内容を含む。すなわち、前記排出孔は前記リアフラップではなく、前記フロントフラップにある。また、前記溝は前記フロントフラップではなく前記リアフラップにおける複数の内部チャネルと、前記複数の縁部との交差部にある。また、前記内部チャネルは垂直状のチャネルである。また、前記内部チャネルは前記リアフラップに対応する外側隆起部を形成する。また、前記複数の排出孔は前記複数の内部チャネルと互いに通じるように、そして、前記複数の内部チャネルと共に整列して配置されている。また、前記口腔内装置は、水平かつ長手方向に延設される脊椎部と、上側ポケットにおける前記脊椎部の上方に配置される上側の内部排出チャネルと、下側ポケットにおける前記脊椎部の下方に配置される下側の内部排出チャネルとを含む。また、前記口腔内装置は、前記脊椎部の上方に位置する上側部と、前記上側部とは垂直方向において対称であって、前記脊椎部の下方に位置する下側部とを含む。また、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップが一の外形を画定し、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップが一の外形を画定し、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップの外形は、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップの外形とは、前記複数の溝を除いて同じである。また、前記内部チャネルは、前記下側フロントフラップ及び前記上側フロントフラップではなく前記下側リアフラップ及び前記上側リアフラップ内にある。そして/また、非吸引状態において、前記内部チャネルは上側ポケットと下側ポケットに通じている。
本発明のさらに別の態様は、上側フロントフラップ及び上縁部と、複数の内部チャネルと、上側ポケットの開口部を形成するように前記上側フロントフラップから離間している上縁部とを含み、前記上側フロントフラップと共に上側ポケットを形成する上側リアフラップと、下縁部を含む下側フロントフラップと、複数の内部チャネルと、下側ポケットの開口部を形成するように前記下側フロントフラップから離間している下縁部とを含み、前記下側フロントフラップと共に下側ポケットを形成する下側リアフラップと、を備える口腔内装置であって、非吸引状態においては前記上側ポケットの開口部と前記下側ポケットの開口部は開いており、吸引状態においては、前記複数のチャネルを通じて患者の口腔からの液体の吸引が生じるように、実質的に密閉されている前記上側ポケットの開口部と下側ポケットの開口部は閉じている口腔内装置である。
上述した発明の1又は複数の実施形態は、1又は複数の次の内容を含む。すなわち、前記複数の排出孔は前記リアフラップではなく前記フロントフラップにある。また、前記複数の溝は前記フロントフラップではなく前記リアフラップにおける前記複数の内部チャネルと、前記複数の縁部との交差部にある。また、前記複数の内部チャネルは垂直状のチャネルである。また、前記内部チャネルは前記リアフラップに対応する外側隆起部を形成する。また、前記複数の排出孔は前記複数の内部チャネルと通じており、そして、前記複数の内部チャネルと共に整列して設けられている。また、前記口腔内装置は、水平かつ長手方向に延設される脊椎部と、上側ポケットにおける前記脊椎部の上方に配置される上側の内部排出チャネルと、下側ポケットにおける前記脊椎部の下方に配置される下側の内部排出チャネルとを含む。また、前記口腔内装置は、前記脊椎部の上方に位置する上側部と、前記上側部とは垂直方向において対称であって、前記脊椎部の下方に位置する下側部とを含む。また、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップが一の外形を画定し、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップが一の外形を画定し、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップの外形は、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップの外形とは、前記複数の溝を除いて同じである。また、前記複数の内部チャネルは、前記下側フロントフラップ及び前記上側フロントフラップではなく前記下側リアフラップ及び前記上側リアフラップ内にある。そして/また、非吸引状態において、前記複数の内部チャネルは上側ポケットと下側ポケットに通じている。
本発明における、他のより特定の特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面において記載されている。
これらの図面は本発明において選択される実施形態のデザイン面及び実用面の両面において示され、類似の要素は共通する参照番号にて参照される。
患者の口腔内において示した口腔内装置の実施形態における正面図である。 口腔内装置の正面斜視図である。 口腔内装置の背面斜視図である。 口腔内装置の正面図である。 口腔内装置の左側面図である。 口腔内装置の底面図である。 口腔内装置の右側面図である。 口腔内照明装置の背面図である。 口腔内装置の上面図である。 図4の線10−10に沿った口腔内装置の断面図である。 口腔内装置の別の背面斜視図である。 口腔内装置の別の平面図である。 口腔内装置の部分斜視図である。 口腔内装置の別の断面図である。
図1−14を参照しながら、患者の口腔202の全てのエリアから液体を取り除く口腔内装置200の実施形態を説明する。口腔内装置200は、好ましくは、一体の、変形可能な、統合された成形物であり、単一の均質な材料又は複数の材料を組み合わせて作られている。口腔内装置200は好ましくは半透明(例えば透過性)であり、可撓性、柔軟性、伸縮性、弾力性、生体適合性、及び、熱可塑性を有するエラストマにより成形されている。口腔内装置200は又、垂直方向において対称形状である。すなわち、上側部210は、脊椎部365を基準として、下側部220とは対称となっている。これにより、同一の口腔内装置200は、患者の口腔に対して左右どちらにも配置することができる。口腔内装置200は又、異なる口腔の大きさに対しては異なる大きさのものが挿入されてもよい。また、口腔内装置200は、使用ごとに使い捨てられるものである。口腔内装置200は、真空吸引を提供するために使用されても良く、又、口腔内装置200は、真空吸引及び照明のために使用されても良い。
一個の口腔内装置200は、一般的には、統合された舌部及び頬部の開創部240、咬合部250、及び、接続部570を含む。それぞれの構成については後述する。別の実施形態においては、1又は複数の舌部及び頬部の開創部240、咬合部250、及び、接続部570は別々であり、接続可能な部材である。
舌部及び頬部の開創部240は内面260と外面270を有する。開創部240は、内側に曲がった本体部280と、前方に傾斜した(尾びれ状の)頬部の開創部290とが、峡部300により繋がっている。
開創部240は、上側フロントフラップ310、上側リアフラップ320、下側フロントフラップ330、及び下側リアフラップ340を有する。フロントフラップ310、330と、リアフラップ320、340とは、上側ポケットの開口部350(又は上側のギャップ部350)と、下側ポケットの開口部360(又は下側のギャップ部360)とによりそれぞれ分離されている。フロントフラップ310、320と、リアフラップ320、340(V字溝416を除く)とは、互いに同一であって、整列していることにより、各外形を画定する。フラップ310、320、330、340は全て中央の脊椎部365から延設されている。脊椎部365は、開創部240の大部分において水平方向かつ長軸方向に延在し、口腔内装置200の上側部210と下側部220とを分割している。口腔内照明と真空吸引に関しての実施形態である口腔内装置200において、脊椎部365は、フラップ310、320、330、340の交差する箇所であるということに加えて、導光管としての機能を有する。そして、脊椎部365は、脊椎部365上方の上側内部排出チャネル418と、脊椎部365の下方にある下側内部排出チャネル419とを分離するという機能を有する。
本実施形態において示すように、フロントフラップ310、330は、一の平面と、複数の排出孔410を含む外側正面の表面を有し、リアフラップ320、340は、湾曲し、外側に向かって伸びており、排出孔410のない、垂直方向の隆起部412を有している。隆起部412の内側表面には、それぞれ内側に湾曲した、複数の垂直方向のチャネル414が形成されている(隆起部412に似て排出孔410はない)。別の実施形態においては、リアフラップ320、340の内側表面は、内側に湾曲した複数の垂直方向のチャネル414を有し、リアフラップ320、340外側表面は実質的に平面且つ平滑な面である(例えば、隆起部412を含まない)。フロントフラップ310、330の複数の排出孔410は複数の隆起部412及び複数のチャネル414と共に垂直方向に設置される。しかし、複数の隆起部412及び複数のチャネル414は、排出孔410を含まない。フロントフラップ310、330は、複数の隆起部412及び複数のチャネル414を含まない。
複数のチャネル414は脊椎部365側において一方が終端し、反対側の終端部は、リアフラップ320、340の複数のV字状の溝416(すなわち縁部380、400と、リアフラップ320、340の内側の垂直方向のチャネル414との交差箇所)において終端している。フロントフラップ310、330にはV字溝416は存在しない。もう一つの実施形態においては、複数の溝416(又はスロット部)はU字状の溝である。更なる実施形態としては、溝416はフロントフラップ310、330内にのみ存在するか、又は、フロントフラップ310、330とリアフラップ320、340の両方に存在する。
リアフラップ320、340の外面270に沿って走っている複数の隆起部412は、対向するV字溝416においてそれぞれ終端する。もう一つの実施形態においては、隆起部412は存在せず、V字溝416は、比較的小さく、単にフラップの中がカットされたものである。複数のチャネル414の長さは、隆起部412の長さのおよそ1/2である。一の好ましい実施形態としては、複数のチャネル414と隆起部412は垂直であって、傾いておらず、脊椎部365に対して垂直に並んでいる。もう一つの実施形態としては、複数のチャネル414/隆起部412は脊椎部365に対して傾いている。
使用において、吸引元から口腔内装置200に付与された吸引力によってフロントフラップ310、330とリアフラップ320、340とは、共に引き込まれることとなり、リアフラップ320、340の複数のチャネル414がV字溝416を通じてリアフラップ320、340が患者の口腔の内部との繋がりを維持し、フロントフラップ310、330に沿った排出孔410がチャネル414と患者の口腔の内部の両方との繋がりを維持する。したがって、フロントフラップ310、330における排出孔410と、リアフラップ320、340において後方に延びている隆起部412/チャネル414/V字溝416が、組み合わせられることにより、患者の口腔内において、口腔内組織を塞ぐ領域を閉じることはない。リアフラップ320、340は排出孔を有しておらず、特にフロントフラップ320、340の排出孔410と共に設けられているリアフラップ320、340が排出孔を有していないことは、スリーウェイシリンジからのスプレー液が口腔内装置200を通過して患者の咽喉へ向かうことを防ぐ。
図14は、吸引元によって口腔内装置200に対して吸引力が付与されたときに、脊椎部365に隣接し、(脊椎部365の剛性によって)閉じない、上側内部排出チャネル418と下側内部排出チャネル419が、フロントフラップ310、330とリアフラップ320、340を互いに引き込むこととなることを示している。図14は又、フロントフラップ310、330とリアフラップ320、340が吸引力によって共に引き込まれている場合の、口腔内装置200における液体の流路を示している。フロントフラップ310、330における排出孔410と、リアフラップ320、340において後方に延びている隆起部412/チャネル414/V字溝416は、組み合わせにより、上側の内部排出チャネル418と下側の内部排出チャネル419を従来の状態よりも小さくすることができる。これは、排出孔410、隆起部412/チャネル414、及び、V字溝416によって、チャネル418/419と患者の内部との繋がりを向上させたことによる。
8カ所の排出孔410、4カ所の隆起部412、及び、8カ所のチャネル414が示されているが、別の実施形態においては、排出孔410、隆起部412、及び/又はチャネル414の数及び/又は位置は変化し得る。
上側フロントフラップ310及び上側リアフラップ320は、使用中においては、患者の口36の口蓋領域又は上面に対して静止するか、又は撓むように構成されている。口腔の上面は、上側のギャップ部350に掛かっている。そして、上側のギャップ部350において、実質的に密閉された上側内部排出チャネル418を作り出しており、しかしなおフロントフラップ310、330と、後方に延びている隆起部412/チャネル414/V字溝416における排出孔410を通じて患者の口腔と接触しており、(V字溝416を除いて)互いに整列している上縁部370、380に沿って、実質的に密閉状態を作り出すために、上側フロントフラップ310及び上側リアフラップ320を前方へ押しているか、又は曲げている。同様に、使用中において、舌部を保護し引っ込ませるために、下側フロントフラップ330と下側リアフラップ340は、口腔の舌部領域又は舌に対して静止するか、又は撓むように構成されている。舌と患者の口腔の底部は下側のギャップ部360に掛かっており、(V字溝416を除いて)互いに整列して設けられている下縁部390、400に沿って実質的な密閉状態を形成し、下側ギャップ部360において実質的に密閉された下側内部排出チャネルを作り出している。ただし、なおフロントフラップ310、330における排出孔410と、リアフラップ320、340において後方に延びている複数の隆起部412/チャネル414/V字溝416とを通じて患者の口腔とは繋がっている。したがって、非吸引状態においては、上側ポケットの開口部350と下側ポケットの開口部360は開いており、吸引状態においては、実質的に密閉されている上側ポケットの開口部350及び下側ポケットの開口部360は、フロントフラップ310、330における排出孔410と、リアフラップ320、340の垂直方向のチャネル414を介して液体を引き込む入口となるV字溝416を通じて、患者の口腔から液体の吸引を生じさせるように、閉じている。
頬部の開創部290は傾斜し、湾曲し、一般的には尾びれ状の形状を呈している。使用においては、この頬部の開創部290は本体部280に向かって内側に変形し、頬部組織と歯の外側との間において、内側の頬部の組織に静止する。この、頬部の開創部290が変形していることにより、上側のフラップ310、320と下側のフラップ330、340は共に閉じており、峡部300と頬部の開創部290との結合部に隣接する開創部240の上縁部370、380と下縁部390、400に沿って実質的に密閉されている。しかしなおフロントフラップ310、330と、後方に延びている隆起部412/チャネル414/V字溝416における排出孔410を通じて患者の口腔と繋がっている。
(図1に示すのと同様に、)舌部と頬部の開創部240が患者の口腔内に位置しているとき、変形した上側のフラップ310、320、下側のフラップ330、340、及び、頬部の開創部290は患者の口腔における所望の領域を隔離するように形成される。そして、これにより、患者の口腔上面、舌部、及び、頬部を、歯科医により行われる行為において、例えば歯科用ドリルのような器具から保護する。また、これにより、患者の咽喉部へ落下する残渣や器具などの飲みこみを抑制する。
咬合部250は、中間の接続部により繋がっている、対称且つ対向する、歯の噛み合い部を有する。咬合部250は、患者が垂直方向、長手方向、及び横方向にそれぞれ最大限に咬合した際の快適性を保つために、歯の噛み合い部が、垂直方向、長手方向、及び横方向において可撓性、弾力性、伸縮性を有している。咬合部250は、患者の口腔における後臼歯の領域内及び上顎結節において流体を吸引することを可能にするための吸引力が提供されるように、吸引用の空洞部500及び一組の吸引孔510を有する。
接続部570は咬合部250及び開創部240の近傍部580から延設される。接続部570は患者の口腔外へ延設され、真空吸引を口腔内装置200に伝達するために(又は、吸引及び照明のために)、多腔型の吸引コネクタ/装置へ取り付けられる構成となっている。
接続部570は、開口端である筒部590を有する。筒部590は、一般的には、筒部590が咬合部250及び開創部240の近傍部580を横切るにつれて、徐々にテーパー状を呈し、かつ断面形状は楕円形を呈する。開口端である筒部590の内部は主吸引チャネル595を画定する。咬合部250及び開創部240の近傍部580の隣において、接続部570は、脊椎部365へ照明を伝達し、吸引用コネクタのプラグ部を支持するための、円筒管形状の照明用コネクタ600を有する。照明用コネクタ600の垂直方向における反対側は、照明用コネクタ600が開創部240の近傍部580に繋がっており、上側及び下側の吸引部610、620が、開創部240の上側及び下側の内部排出チャネル418、419と共に、主吸引チャネル595に接続している。主吸引チャネル595は、吸引孔510を通じて、吸引用空洞部500に接続している。
使用においては、口腔内装置200は、上側フラップ310、320の上縁部370、380が患者の口腔202の上側に接触し、下側フラップ330、340の下縁部390、400が患者の口腔202内の舌部に接触するように挿入される。そして、実質的に密閉されている上側ポケットの開口部350及び下側ポケットの開口部360が閉じて、V字溝416が垂直方向のチャネル414を通じて液体の引き込みをするための液体の入口になるように、口腔内装置200に吸引状態が適用される。そして、フロントフラップ310、330の排出孔410を通じて、V字溝416を通じて垂直方向のチャネル414へ、患者の口腔から液体が吸引される。
本発明は、特定の好ましい実施形態に関して記載されているが、当業者に明らかな他の実施形態も本発明の範囲内である。したがって、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ規定されることが意図される。
図1−14を参照しながら、患者の口腔の全てのエリアから液体を取り除く口腔内装置200の実施形態を説明する。口腔内装置200は、好ましくは、一体の、変形可能な、統合された成形物であり、単一の均質な材料又は複数の材料を組み合わせて作られている。口腔内装置200は好ましくは半透明(例えば透過性)であり、可撓性、柔軟性、伸縮性、弾力性、生体適合性、及び、熱可塑性を有するエラストマにより成形されている。口腔内装置200は又、垂直方向において対称形状である。すなわち、上側部210は、脊椎部365を基準として、下側部220とは対称となっている。これにより、同一の口腔内装置200は、患者の口腔に対して左右どちらにも配置することができる。口腔内装置200は又、異なる口腔の大きさに対しては異なる大きさのものが挿入されてもよい。また、口腔内装置200は、使用ごとに使い捨てられるものである。口腔内装置200は、真空吸引を提供するために使用されても良く、又、口腔内装置200は、真空吸引及び照明のために使用されても良い。
使用において、吸引元から口腔内装置200に付与された吸引力によってフロントフラップ310、330とリアフラップ320、340とは、共に引き込まれることとなり、リアフラップ320、340の複数のチャネル414がV字溝416を通じてリアフラップ320、340が患者の口腔の内部との繋がりを維持し、フロントフラップ310、330に沿った排出孔410がチャネル414と患者の口腔の内部の両方との繋がりを維持する。したがって、フロントフラップ310、330における排出孔410と、リアフラップ320、340において後方に延びている隆起部412/チャネル414/V字溝416が、組み合わせられることにより、患者の口腔内において、口腔内組織を塞ぐ領域を閉じることはない。リアフラップ320、340は排出孔を有しておらず、特にフロントフラップ310、330の排出孔410と共に設けられているリアフラップ320、340が排出孔を有していないことは、スリーウェイシリンジからのスプレー液が口腔内装置200を通過して患者の咽喉へ向かうことを防ぐ。
使用においては、口腔内装置200は、上側フラップ310、320の上縁部370、380が患者の口腔の上側に接触し、下側フラップ330、340の下縁部390、400が患者の口腔内の舌部に接触するように挿入される。そして、実質的に密閉されている上側ポケットの開口部350及び下側ポケットの開口部360が閉じて、V字溝416が垂直方向のチャネル414を通じて液体の引き込みをするための液体の入口になるように、口腔内装置200に吸引状態が適用される。そして、フロントフラップ310、330の排出孔410を通じて、V字溝416を通じて垂直方向のチャネル414へ、患者の口腔から液体が吸引される。

Claims (15)

  1. 複数の排出孔と上縁部とを有する上側フロントフラップと、
    前記上側フロントフラップと共に上側ポケットを形成し、複数の内部チャネルと、前記上側ポケットに開口部を形成するように前記上側フロントフラップとは離間している上縁部と、前記上縁部に沿った溝内の内部チャネル終端と、を含む上側リアフラップと、
    複数の排出孔と下縁部とを有する下側フロントフラップと、
    前記下側フロントフラップと共に下側ポケットを形成し、複数の内部チャネルと、前記下側ポケットの開口部を形成するように前記下側フロントフラップとは離間している下縁部と、前記下縁部に沿った溝内の内部チャネル終端と、を含む下側リアフラップと、
    を有する、変形可能な本体を備え、
    非吸引状態においては、前記上側ポケットの開口部と、前記下側ポケットの開口部とは開いており、
    吸引状態においては、実質的に密閉されている前記上側ポケットの開口部と前記下側ポケットの開口部とは、前記フロントフラップが有する前記複数の排出孔と、前記チャネルを介して液体を引き込むための液体の入口になる前記リアフラップの複数の溝とを通じて、患者の口腔からの液体の吸引を生じさせるように閉じている、口腔内装置。
  2. 前記フロントフラップに含まれる前記複数の排出孔は、前記リアフラップには含まれない、請求項1に記載の口腔内装置。
  3. 前記複数の溝は、前記リアフラップの縁部と前記複数の内部チャネルとの交差部にあり、前記フロントフラップには含まれない、請求項1に記載の口腔内装置。
  4. 前記複数の内部チャネルは垂直状のチャネルである、請求項1に記載の口腔内装置。
  5. 前記複数の内部チャネルは、前記リアフラップに、対応する外側隆起部を形成する、請求項1に記載の口腔内装置。
  6. 前記複数の排出孔は前記内部チャネルと繋がっており、そして、前記内部チャネルと共に整列して設けられている、請求項1に記載の口腔内装置。
  7. 前記口腔内装置は、水平かつ長手方向に延設される脊椎部と、上側ポケットにおける前記脊椎部の上方に配置される上側の内部排出チャネルと、下側ポケットにおける前記脊椎部の下方に配置される下側の内部排出チャネルを含む、請求項1に記載の口腔内装置。
  8. 前記口腔内装置は、前記脊椎部の上方に位置する上側部と、前記上側部とは垂直方向において対称であって、前記脊椎部の下方に位置する下側部とを含む、請求項1に記載の口腔内装置。
  9. 前記下側リアフラップと前記上側リアフラップが一の外形を画定し、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップが一の外形を画定し、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップの外形は、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップの外形とは、前記複数の溝を除いて同じである、請求項1に記載の口腔内装置。
  10. 前記上側フラップの前記上縁部は、患者の口腔の上側に接触し、前記下側フラップの前記下縁部は患者の口腔における舌部の範囲内に接触するように、前記口腔内装置を患者の口腔に挿入し、実質的に密閉されている前記上側ポケットの開口部及び前記下側ポケットの開口部は閉じるようにし、かつ、前記溝は、前記チャネルを通じて液体を引き込むための液体の入口になるように、前記口腔内装置を吸引状態にし、患者の口腔からの液体を、前記フロントフラップ内の前記複数の排出孔を通じて、さらに前記溝を通じて前記複数のチャネルへ吸引する、請求項1に記載の口腔内装置の使用方法。
  11. 上縁部を有する上側フロントフラップと、
    上側ポケットの開口部を形成すると共に、前記上縁部に沿って形成される複数の溝を含むフラップを形成するために、前記上側フロントフラップから離間している上縁部と、前記上側フロントフラップとによって上側ポケットを形成する上側リアフラップと、
    下縁部を有する下側フロントフラップと、
    下側ポケットの開口部を形成すると共に、前記下縁部に沿って形成される複数の溝を含むフラップを形成するために、前記下側フロントフラップから離間している下縁部と、前記下側フロントフラップとによって下側ポケットを形成する下上側リアフラップと、
    を有する、変形可能な本体を備える口腔内装置であって、
    非吸引状態においては、前記上側ポケットの開口部及び下側ポケットの開口部は開いており、
    吸引状態においては、前記口腔内装置に液体が流入するように、前記上側リアフラップ及び前記下側リアフラップにおいて液体の入口となる前記複数の溝を通じて、患者の口腔から液体の吸引が行えるように、実質的に密閉された前記上側ポケットの開口部及び下側ポケットの開口部は閉じている、口腔内装置。
  12. 前記下側リアフラップと前記上側リアフラップが一の外形を画定し、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップが一の外形を画定し、前記下側リアフラップと前記上側リアフラップの外形は、前記下側フロントフラップと前記上側フロントフラップの外形とは、前記複数の溝を除いて同じである、請求項12に記載の口腔内装置。
  13. 上側フロントフラップ及び上縁部と、
    複数の内部チャネルと、上側ポケットの開口部を形成するように前記上側フロントフラップから離間している上縁部とを含み、前記上側フロントフラップと共に上側ポケットを形成する上側リアフラップと、
    下縁部を含む下側フロントフラップと、
    複数の内部チャネルと、下側ポケットの開口部を形成するように前記下側フロントフラップから離間している下縁部とを含み、前記下側フロントフラップと共に下側ポケットを形成する下側リアフラップと、を備える口腔内装置であって、
    非吸引状態においては前記上側ポケットの開口部と前記下側ポケットの開口部は開いており、
    吸引状態においては、前記複数のチャネルを通じて患者の口腔からの液体の吸引が生じるように、実質的に密閉されている前記上側ポケットの開口部と下側ポケットの開口部は閉じている、口腔内装置。
  14. 前記複数の内部チャネルは、前記下側フロントフラップ及び前記上側フロントフラップではなく前記下側リアフラップ及び前記上側リアフラップ内にある、請求項14に記載の口腔内装置。
  15. 非吸引状態において、前記複数の内部チャネルは上側ポケットと下側ポケットに通じている、請求項15に記載の口腔内装置。
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