JP2023155944A - 口腔内唾液除去具 - Google Patents
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Abstract
【課題】食道ポリープ、胃ポリープなどの組織を切除するために口腔を経由して内視鏡手術などを施す際に口腔内の唾液を口腔の外部に効率よく除去することができる口腔内唾液除去具および当該口腔内唾液除去具を有する唾液吸引具を提供する。【解決手段】右側下顎歯肉部2に収容するための管状の右側唾液吸引管3および左側下顎歯肉部4に収容するための管状の左側唾液吸引管5を有し、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5がそれぞれ口腔6内において下顎の第三大臼歯8a,8bの近傍まで延伸する長さを有し、右側唾液吸引管3の一端および左側唾液吸引管5の一端にそれぞれ口腔6内の唾液を吸引するための唾液吸引口10a,10aが形成され、右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とがそれぞれ内部が連通するように接続され、唾液を口腔から排出するための唾液排出管11が右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5と接続されている。【選択図】図1
Description
本発明は、口腔内唾液除去具に関する。さらに詳しくは、本発明は、例えば、食道がん、胃がんなどの治療のために口腔を経由して内視鏡手術などを施す際に口腔内の唾液を口腔内から除去するための口腔内唾液除去具、および当該口腔内唾液除去具とマウスピースを有する唾液吸引具に関する。
口腔内の唾液を除去するための唾液除去具として、柄部と、前記柄部の先端から延びる複数の線状部材からなり、前記唾液を吸収する吸収体を保持する保持部とを備えることを特徴とする唾液除去具が提案されている(例えば、特許文献1の請求項1参照)。前記唾液除去具は、電源がなくても唾液を除去することができるとされている(例えば、特許文献1の段落[0008]参照)。
しかし、前記唾液除去具によれば、前記唾液除去具の保持部で保持されている吸収体で口腔内の唾液を吸収させた後、前記唾液除去具を口腔から取り出すことによって唾液を口腔から除去し、再度、前記唾液除去具を口腔内に装着する必要があることから、口腔内からの唾液の除去操作が煩雑である。また、食道ポリープ、胃ポリープなどの組織を切除するために口腔から内視鏡を挿入し、内視鏡手術をしているときに、口腔内の唾液を除去するために前記唾液除去具を口腔内に挿入することは、当該内視鏡手術の妨げとなる。
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、食道ポリープ、胃ポリープなどの組織を切除するために口腔を経由して内視鏡手術などを施す際に、口腔内の唾液を口腔の外部に効率よく除去することができる口腔内唾液除去具、および前記口腔内唾液除去具とマウスピースを有する唾液吸引具を提供することを課題とする。
本発明は、
(1)ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される口腔内唾液除去具であって、右側下顎歯肉部に収容するための管状の右側唾液吸引管および左側下顎歯肉部に収容するための管状の左側唾液吸引管を有し、前記右側唾液吸引管および前記左側唾液吸引管がそれぞれ口腔内において下顎の第三大臼歯の近傍まで延伸する長さを有し、前記右側唾液吸引管の一端および前記左側唾液吸引管の一端にそれぞれ口腔内の唾液を吸引するための唾液吸引口が形成され、前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように接続され、唾液を口腔から排出するための唾液排出管が前記右側唾液吸引管または前記左側唾液吸引管と内部が連通するように接続されていることを特徴とする口腔内唾液除去具、
(2)ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される口腔内唾液除去具であって、右側下顎歯肉部に収容するための管状の右側唾液吸引管および左側下顎歯肉部に収容するための管状の左側唾液吸引管を有し、前記右側唾液吸引管および前記左側唾液吸引管がそれぞれ口腔内において下顎の第三大臼歯の近傍まで延伸する長さを有し、前記右側唾液吸引管の一端および前記左側唾液吸引管の一端にそれぞれ口腔内の唾液を吸引するための唾液吸引口が形成され、前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように唾液を口腔から排出するための唾液排出管の一端と接続されていることを特徴とする口腔内唾液除去具、
(3)前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とが三方接続部材を介して唾液排出管の一端と接続されている前記(2)に記載の口腔内唾液除去具、
(4)口腔内唾液除去具および内視鏡を挿入するための内視鏡挿入孔が形成されているマウスピースを有する唾液吸引具であって、前記口腔内唾液除去具が前記(1)に記載の口腔内唾液除去具であり、前記口腔内唾液除去具の唾液排出管がマウスピースに形成されている唾液排出管用連通孔を介して口腔の外部と連通していることを特徴とする唾液吸引具、
(5)口腔内唾液除去具および内視鏡を挿入するための内視鏡挿入孔が形成されているマウスピースを有する唾液吸引具であって、前記口腔内唾液除去具が前記(2)に記載の口腔内唾液除去具であり、前記口腔内唾液除去具の右側唾液吸引管の他端および左側唾液吸引管の他端がそれぞれマウスピースに形成されている右側唾液吸引管用連通孔および左側唾液吸引管用連通孔を介して口腔の外部と連通しており、前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように唾液排出管と接続されていることを特徴とする唾液吸引具、および
(6)前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とが三方接続部材を介して唾液排出管の一端と接続されている前記(5)に記載の唾液吸引具
に関する。
(1)ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される口腔内唾液除去具であって、右側下顎歯肉部に収容するための管状の右側唾液吸引管および左側下顎歯肉部に収容するための管状の左側唾液吸引管を有し、前記右側唾液吸引管および前記左側唾液吸引管がそれぞれ口腔内において下顎の第三大臼歯の近傍まで延伸する長さを有し、前記右側唾液吸引管の一端および前記左側唾液吸引管の一端にそれぞれ口腔内の唾液を吸引するための唾液吸引口が形成され、前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように接続され、唾液を口腔から排出するための唾液排出管が前記右側唾液吸引管または前記左側唾液吸引管と内部が連通するように接続されていることを特徴とする口腔内唾液除去具、
(2)ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される口腔内唾液除去具であって、右側下顎歯肉部に収容するための管状の右側唾液吸引管および左側下顎歯肉部に収容するための管状の左側唾液吸引管を有し、前記右側唾液吸引管および前記左側唾液吸引管がそれぞれ口腔内において下顎の第三大臼歯の近傍まで延伸する長さを有し、前記右側唾液吸引管の一端および前記左側唾液吸引管の一端にそれぞれ口腔内の唾液を吸引するための唾液吸引口が形成され、前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように唾液を口腔から排出するための唾液排出管の一端と接続されていることを特徴とする口腔内唾液除去具、
(3)前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とが三方接続部材を介して唾液排出管の一端と接続されている前記(2)に記載の口腔内唾液除去具、
(4)口腔内唾液除去具および内視鏡を挿入するための内視鏡挿入孔が形成されているマウスピースを有する唾液吸引具であって、前記口腔内唾液除去具が前記(1)に記載の口腔内唾液除去具であり、前記口腔内唾液除去具の唾液排出管がマウスピースに形成されている唾液排出管用連通孔を介して口腔の外部と連通していることを特徴とする唾液吸引具、
(5)口腔内唾液除去具および内視鏡を挿入するための内視鏡挿入孔が形成されているマウスピースを有する唾液吸引具であって、前記口腔内唾液除去具が前記(2)に記載の口腔内唾液除去具であり、前記口腔内唾液除去具の右側唾液吸引管の他端および左側唾液吸引管の他端がそれぞれマウスピースに形成されている右側唾液吸引管用連通孔および左側唾液吸引管用連通孔を介して口腔の外部と連通しており、前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように唾液排出管と接続されていることを特徴とする唾液吸引具、および
(6)前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とが三方接続部材を介して唾液排出管の一端と接続されている前記(5)に記載の唾液吸引具
に関する。
本発明によれば、食道ポリープ、胃ポリープなどの組織を切除するために口腔を経由して内視鏡手術などを施す際に、口腔内の唾液を口腔の外部に効率よく除去することができる口腔内唾液除去具、および前記口腔内唾液除去具とマウスピースを有する唾液吸引具が提供される。
〔口腔内唾液除去具〕
本発明の口腔内唾液除去具は、ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される。本発明の口腔内唾液除去具が装着されるヒトの口腔内の下顎歯肉部は、少なくとも下顎の大臼歯および小臼歯が存在している箇所における歯肉部である。
本発明の口腔内唾液除去具は、ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される。本発明の口腔内唾液除去具が装着されるヒトの口腔内の下顎歯肉部は、少なくとも下顎の大臼歯および小臼歯が存在している箇所における歯肉部である。
以下に、本発明の口腔内唾液除去具および当該口腔内唾液除去具を有する唾液吸引具を図面に基づいて詳細に説明するが、本発明の口腔内唾液除去具および唾液吸引具は、当該図面に記載の実施態様のみに限定されるものではなく、本発明の範囲内で他の実施態様を有するものであってもよい。
図1および図2は、それぞれ、本発明の口腔内唾液除去具が使用されているヒトの口腔の概略説明図である。
(1)図1に示される口腔内唾液除去具
図1に示される口腔内唾液除去具1は、右側下顎歯肉部2に収容するための管状の右側唾液吸引管3および左側下顎歯肉部4に収容するための管状の左側唾液吸引管5を有する。右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5は、それぞれ口腔6内において下顎7の第三大臼歯8a,8bの近傍まで延伸する長さを有する。右側唾液吸引管3の一端および左側唾液吸引管5の一端にそれぞれ口腔6内の唾液を吸引するための唾液吸引口10a,10bが形成されている。右側唾液吸引管3の他端(図示せず)と左側唾液吸引管5の他端(図示せず)とは、それぞれ内部が連通するように接続されている。唾液を口腔6から排出するための唾液排出管11は、右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5と接続される。図1に示される口腔内唾液除去具1では、唾液排出管11は、右側唾液吸引管3に接続されている。
図1に示される口腔内唾液除去具1は、右側下顎歯肉部2に収容するための管状の右側唾液吸引管3および左側下顎歯肉部4に収容するための管状の左側唾液吸引管5を有する。右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5は、それぞれ口腔6内において下顎7の第三大臼歯8a,8bの近傍まで延伸する長さを有する。右側唾液吸引管3の一端および左側唾液吸引管5の一端にそれぞれ口腔6内の唾液を吸引するための唾液吸引口10a,10bが形成されている。右側唾液吸引管3の他端(図示せず)と左側唾液吸引管5の他端(図示せず)とは、それぞれ内部が連通するように接続されている。唾液を口腔6から排出するための唾液排出管11は、右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5と接続される。図1に示される口腔内唾液除去具1では、唾液排出管11は、右側唾液吸引管3に接続されている。
右側下顎歯肉部2に収容するための管状の右側唾液吸引管3および左側下顎歯肉部4に収容するための管状の左側唾液吸引管5は、ヒトの口腔6内の右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4の形状に適合させる観点から、それぞれ可撓性を有する樹脂またはゴムで形成されていることが好ましい。右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5が可撓性を有する樹脂またはゴムで形成されている場合、口腔内唾液除去具1の形状が口腔6内の右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4の形状と多少対応していなくても、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5を適宜変形させることにより、右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4に適合させることができる。
前記可撓性を有する樹脂としては、例えば、架橋ポリビニルアルコール、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ナイロンなどのポリアミド、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂;ポリオレフィン系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマーなどの熱可塑性エラストマーなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらの樹脂のなかでは、人体に対する安全性に優れており、適度な可撓性を右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5に付与し、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の機械的強度を高める観点から、架橋ポリビニルアルコール、塩化ビニル樹脂およびポリオレフィン系エラストマーが好ましく、人体に対する安全性および親水性に優れていることから架橋ポリビニルアルコールがより好ましい。
前記ゴムとしては、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、アクリルゴムなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。これらのゴムは、人体に対する安全性に優れている。これらのゴムのなかでは、右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4に馴染みやすく、適度な可撓性を右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5に付与する観点から、シリコーンゴムおよびフッ素ゴムが好ましく、シリコーンゴムがより好ましい。
右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5は、右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4に馴染みやすく、適度な可撓性を右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5に付与する観点から、ゴムで形成されていることが好ましく、ヒトの口唇と接触したときにヒトの口唇に違和感を与えがたいシリコーンゴムまたはフッ素ゴムで形成されていることがより好ましく、シリコーンゴムで形成されていることがさらに好ましい。
右側唾液吸引管3の外径および左側唾液吸引管5の外径は、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の材質などによって異なるので一概には決定することができないが、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5をそれぞれ右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4で収容しやすくするとともに、口腔6内の唾液を口腔6の外部に効率よく除去する観点から、3~12mmであることが好ましく、4~8mmであることがより好ましい。右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の肉厚は、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の材質によって異なるので一概には決定することができないが、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5をそれぞれ右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4で収容しやすくする観点から、0.2~1.0mmであることが好ましく、0.3~0.8mmであることがより好ましい。
右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5は、それぞれ口腔6内で下顎7の第三大臼歯8a,8bの近傍まで延伸する長さを有する。下顎7の大きさには個体差があることから、各個体の下顎7の大きさに応じて下顎7の第三大臼歯8a,8bの近傍まで延伸する長さを適宜調整することが好ましい。例えば、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の各長さをあらかじめ長めに設定しておき、口腔内唾液除去具1が実際に使用されるヒトの右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4の長さに応じた長さとなるように右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の一端をそれぞれ鋏、ナイフなどの刃物で切断することにより、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5のそれぞれの長さを適宜調整することができる。
右側唾液吸引管3の一端および左側唾液吸引管5の一端には、それぞれ、口腔6内の唾液を吸引するための唾液吸引口10a,10bが右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の内部と連通して形成されている。右側唾液吸引管3の唾液吸引口10aが形成されている端面および左側唾液吸引管5の唾液吸引口10bが形成されている端面は、それぞれ右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の各唾液吸引管に対して直角となるようにして形成されていてもよく、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5の各唾液吸引管に対して傾斜角が設けられるようにして形成されていてもよい。
また、口腔6内の唾液を吸引するための唾液吸引口10a,10bは、右側唾液吸引管3の一端および左側唾液吸引管5の一端のみに形成されていてもよく、口腔6内の唾液を効率よく吸引する観点から、右側下顎歯肉部2と接触する右側唾液吸引管3の側面(図示せず)および左側下顎歯肉部4と接触する左側唾液吸引管5の側面(図示せず)にも形成されていてもよい。
右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とは、それぞれ内部が連通するように接続されている。右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とは、図1に示されるように、1本の管状体で形成されていてもよい。この場合、右側唾液吸引管3は、下顎歯肉部の中心部9を境にして右側の唾液吸引管であり、左側唾液吸引管5は、下顎歯肉部の中心部9を境にして左側の唾液吸引管である。また、右側唾液吸引管3と左側唾液吸引管5とを別々に作製しておき、両者を融着などにより、右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とが、それぞれ内部が連通するように接続されていてもよく、内部に連通孔を有する接続部材(図示せず)を介して右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とが、それぞれ内部が連通するように接続されていてもよい。
右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5には、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5で吸引された唾液を口腔6から排出するための唾液排出管11が接続されている。
唾液排出管11は、後述するマウスピースの内視鏡挿入孔に容易に接続することができるようにする観点から、可撓性を有する樹脂またはゴムで形成されていることが好ましい。可撓性を有する樹脂およびゴムとしては、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5に使用される可撓性を有する樹脂およびゴムが挙げられる。前記可撓性を有する樹脂のなかでは、人体に対する安全性に優れており、マウスピースの内視鏡挿入孔に容易に挿入することができることから、架橋ポリビニルアルコール、塩化ビニル樹脂およびポリオレフィン系エラストマーが好ましく、人体に対する安全性および親水性に優れていることから架橋ポリビニルアルコールがより好ましい。前記ゴムのなかでは、人体に対する安全性に優れており、マウスピースの内視鏡挿入孔に容易に挿入することができることから、シリコーンゴムおよびフッ素ゴムが好ましく、シリコーンゴムがより好ましい。また、可撓性を有する樹脂およびゴムのなかでは、適度な可撓性を唾液排出管11に付与する観点から、ゴムで形成されていることが好ましく、シリコーンゴムまたはフッ素ゴムで形成されていることがより好ましく、シリコーンゴムで形成されていることがさらに好ましい。
図1に示されるように、唾液排出管11を、接続部材を介さずに右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5と直接的に接続する場合には、唾液排出管11の材質は、唾液排出管11と右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5とを強固に一体化させる観点から、唾液排出管11と接続される右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5の材質と同一であることが好ましい。
唾液排出管11の外径は、唾液排出管11の材質などによって異なるので一概には決定することができないが、マウスピースの内視鏡挿入孔に容易に挿入することができるようにするとともに、口腔6内の唾液を口腔6の外部に効率よく除去する観点から、3~12mmであることが好ましく、4~8mmであることがより好ましい。唾液排出管11の肉厚は、唾液排出管11の材質によって異なるので一概には決定することができないが、唾液排出管11の取り扱い性および変形性を高める観点から、0.2~1.0mmであることが好ましく、0.3~0.8mmであることがより好ましい。
図1に示される口腔内唾液除去具1では、口腔6内で右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とがそれぞれ内部が連通するように接続され、唾液排出管11が右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5と接続されている。唾液排出管11が右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5と接続されていることは、右側唾液吸引管3と左側唾液吸引管5とが一体化されている唾液吸引管の側面で唾液排出管11が接続されていること、右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とが直接的にまたは内部に貫通孔を有する二方接続部材を介して間接的に接続されており、唾液排出管11が右側唾液吸引管3の側面または左側唾液吸引管5の側面と接続されていること、右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とが内部に貫通孔を有する三方接続部材を介して間接的に接続されており、三方接続部材の残りの継手に唾液排出管11が接続されていること、右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5の途中に内部に貫通孔を有する三方接続部材が形成されており、三方接続部材の残りの継手に唾液排出管11が接続され、右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とが直接的にまたは内部に貫通孔を有する二方接続部材を介して間接的に接続されていることを包含する概念のものである。
図1に示される口腔内唾液除去具1では、口腔6内で右側唾液吸引管3と左側唾液吸引管5とが内部が連通するように一体化されている唾液吸引管の右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5の側面に形成されている開口部(図示せず)に内部が連通するように唾液排出管11が接続されている。右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5の側面に形成されている開口部に内部が連通するように唾液排出管11を接続する方法としては、例えば、ウェルダー(溶融)加工による接続方法、接着剤による接続方法などが挙げられるが、本発明は、かかる接続方法の例示のみに限定されるものではない。
右側唾液吸引管3と左側唾液吸引管5としてそれぞれ別々の唾液吸引管が用いられ、右側唾液吸引管3と左側唾液吸引管5とが接続部材を介さずに直接的に接続され、唾液排出管11が右側唾液吸引管3または左側唾液吸引管5の側面で接続されている場合、右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とは、前記と同様に、例えば、ウェルダー(溶融)加工による接続方法、接着剤による接続方法などの接続方法により、接続することができる。
前記二方接続部材は、継手とも称されており、管状体を接続するための接続部を2カ所有する接続部材である。二方接続部材は、開口部を2カ所で有し、各開口部は、二方接続部材の内部空間を介して連通している。二方接続部材の外形は、直線状であってもよく、曲線状であってもよく、本発明は、二方接続部材の外形によって限定されるものではない。前記三方接続部材は、三方継手とも称されており、管状体を接続するための接続部を3カ所有する接続部材である。三方接続部材は、開口部を3カ所で有し、各開口部は、三方接続部材の内部空間を介して連通している。三方接続部材の外形は、T字状であってもよく、Y字状であってもよく、本発明は、三方接続部材の外形によって限定されるものではない。
右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とが内部に貫通孔を有する三方接続部材を介して接続されている場合、三方接続部材の残りの継手に唾液排出管11が接続される。
図1に示される口腔内唾液除去具1では、唾液排出管11の他端11aは、後述するマウスピース(図示せず)を介して口腔6の外部に導出される。唾液排出管11の他端11aは、例えば、唾液吸引ポンプ(図示せず)と接続し、当該唾液吸引ポンプを稼働させることにより、口腔6内の唾液が右側唾液吸引管3の唾液吸引口10aおよび左側唾液吸引管5の唾液吸引口10bで吸引され、唾液排出管11を介して口腔6の外部に排出される。
(2)図2に示される口腔内唾液除去具
図2に示される口腔内唾液除去具1は、右側下顎歯肉部2に収容するための管状の右側唾液吸引管3および左側下顎歯肉部4に収容するための管状の左側唾液吸引管5を有し、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5がそれぞれ口腔6内において下顎7の第三大臼歯8a,8bの近傍まで延伸する長さを有し、右側唾液吸引管3の一端および左側唾液吸引管5の一端にそれぞれ口腔6内の唾液を吸引するための唾液吸引口10a,10bが形成されているが、これらの構成は、図1に示される口腔内唾液除去具1と同様である。
図2に示される口腔内唾液除去具1は、右側下顎歯肉部2に収容するための管状の右側唾液吸引管3および左側下顎歯肉部4に収容するための管状の左側唾液吸引管5を有し、右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5がそれぞれ口腔6内において下顎7の第三大臼歯8a,8bの近傍まで延伸する長さを有し、右側唾液吸引管3の一端および左側唾液吸引管5の一端にそれぞれ口腔6内の唾液を吸引するための唾液吸引口10a,10bが形成されているが、これらの構成は、図1に示される口腔内唾液除去具1と同様である。
図2に示される口腔内唾液除去具1では、図1に示される口腔内唾液除去具1と相違して、右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とが、それぞれ内部が連通するように唾液を口腔6から排出するための唾液排出管11の一端と接続されている。
右側唾液吸引管3の他端と左側唾液吸引管5の他端とは、直接的に唾液排出管11の一端と接続されていてもよく、図2に示されるように内部に貫通孔を有する三方接続部材12を介して接続されていてもよい。三方接続部材12は、図1に示される口腔内唾液除去具1で用いられる三方接続部材と同様であればよい。図2に示される口腔内唾液除去具1では、右側唾液吸引管3の他端3aと左側唾液吸引管5の他端5aとは、それぞれ内部に連通孔を有する三方接続部材12と接続されており、三方接続部材12の残りの接続部は、唾液排出管11の一端と接続されている。
図2に示される口腔内唾液除去具1では、唾液排出管11の他端(図示せず)は、例えば、唾液吸引ポンプと接続され、当該唾液吸引ポンプを稼働させることにより、口腔6内の唾液が右側唾液吸引管3の唾液吸引口10aおよび左側唾液吸引管5の唾液吸引口10bで吸引され、唾液排出管11を介して口腔6の外部に排出される。
〔唾液吸引具〕
唾液吸引具は、図1または図2に示される口腔内唾液除去具1および図3および図4に示されるように内視鏡(図示せず)を挿入するための内視鏡挿入孔16が形成されているマウスピース13を有する。図3および図4は、それぞれ、本発明の唾液吸引具に用いられるマウスピース13の一実施態様を示す概略説明図である。
唾液吸引具は、図1または図2に示される口腔内唾液除去具1および図3および図4に示されるように内視鏡(図示せず)を挿入するための内視鏡挿入孔16が形成されているマウスピース13を有する。図3および図4は、それぞれ、本発明の唾液吸引具に用いられるマウスピース13の一実施態様を示す概略説明図である。
マウスピース13の基本的な大きさおよび形状は、一般に内視鏡手術の際に使用されているマウスピースと同様であればよい。マウスピース13を構成する材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、ポリカーボネート、シリコーンゴムなどが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。
マウスピース13は、ヒトの口腔内の上下の前歯で軽く挟んで銜えるための円筒状のマウスピース本体14およびマウスピース本体14の口腔側との反対面に鍔部15を有する。鍔部15は、マウスピース13が口腔内に完全に収容されることを防止するためにマウスピース本体14に形成されている。
(1)図1に示される口腔内唾液除去具を有する唾液吸引具
図1に示される口腔内唾液除去具1を有する唾液吸引具は、図3に示されるマウスピース13を有する。マウスピース13の鍔部15には、マウスピース13を介して内視鏡(図示せず)を口腔内に挿入するための内視鏡挿入孔16が形成されている。図1に示される口腔内唾液除去具1の唾液排出管11は、図3に示されるようにマウスピース13に形成されている唾液排出管用連通孔17を介して口腔の外部と連通している。
図1に示される口腔内唾液除去具1を有する唾液吸引具は、図3に示されるマウスピース13を有する。マウスピース13の鍔部15には、マウスピース13を介して内視鏡(図示せず)を口腔内に挿入するための内視鏡挿入孔16が形成されている。図1に示される口腔内唾液除去具1の唾液排出管11は、図3に示されるようにマウスピース13に形成されている唾液排出管用連通孔17を介して口腔の外部と連通している。
図3に示されるマウスピース13では、図1に示される口腔内唾液除去具1が1本の唾液排出管11を有することから、唾液排出管11を連通させるための唾液排出管用連通孔17が1カ所で形成されている。
本発明の唾液吸引具をヒトの口腔で使用するとき、口腔内唾液除去具1の右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5をそれぞれ口腔内の右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4に収容させ、図3に示されるように、口腔内唾液除去具1の唾液排出管11をマウスピース13の鍔部15に形成されている唾液排出管用連通孔17に連通させて唾液吸引ポンプ(図示せず)と接続する。唾液吸引ポンプを稼働させることにより、口腔内の唾液が右側唾液吸引管3の唾液吸引口10aおよび左側唾液吸引管5の唾液吸引口10bで吸引され、唾液排出管11を介して口腔の外部に排出される。
(2)図2に示される口腔内唾液除去具を有する唾液吸引具
図2に示される口腔内唾液除去具1を有する唾液吸引具は、図4に示されるマウスピース13を有する。口腔内唾液除去具1の右側唾液吸引管3の他端3aおよび左側唾液吸引管5の他端5aが、それぞれマウスピース13に形成されている右側唾液吸引管用連通孔17aおよび左側唾液吸引管用連通孔17bを介して口腔の外部と連通している。図2に示される右側唾液吸引管3の他端3aと左側唾液吸引管5の他端5aとは、それぞれ内部が連通するように唾液排出管11と接続されている。
図2に示される口腔内唾液除去具1を有する唾液吸引具は、図4に示されるマウスピース13を有する。口腔内唾液除去具1の右側唾液吸引管3の他端3aおよび左側唾液吸引管5の他端5aが、それぞれマウスピース13に形成されている右側唾液吸引管用連通孔17aおよび左側唾液吸引管用連通孔17bを介して口腔の外部と連通している。図2に示される右側唾液吸引管3の他端3aと左側唾液吸引管5の他端5aとは、それぞれ内部が連通するように唾液排出管11と接続されている。
図4に示されるマウスピース13では、図2に示される口腔内唾液除去具1が右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5を有することから、右側唾液吸引管用連通孔17aおよび左側唾液吸引管用連通孔17bが設けられている。
本発明の唾液吸引具をヒトの口腔で使用するとき、口腔内唾液除去具1の右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5をそれぞれ口腔内の右側下顎歯肉部2および左側下顎歯肉部4に収容させ、図4に示されるように、口腔内唾液除去具1の右側唾液吸引管3および左側唾液吸引管5をそれぞれ右側唾液吸引管用連通孔17aおよび左側唾液吸引管用連通孔17bに連通させ、必要により、図4に示されるように三方接続部材12を介して唾液排出管11と接続させた後、唾液吸引ポンプ(図示せず)と接続する。唾液吸引ポンプを稼働させることにより、口腔6内の唾液が右側唾液吸引管3の唾液吸引口10aおよび左側唾液吸引管5の唾液吸引口10bで吸引され、唾液排出管11を介して口腔の外部に排出される。
本発明の口腔内唾液除去具1および当該口腔内唾液除去具1が用いられている唾液吸引具を内視鏡手術などの際に使用した場合、ヒトの唾液腺から分泌される唾液は、口腔内唾液除去具1に設けられている右側唾液吸引管3の唾液吸引口10aおよび左側唾液吸引管5の唾液吸引口10bで吸引されることから、食道がん、胃がんなどの治療のために口腔6を経由して内視鏡手術などを施しているときに口腔6内の唾液を口腔6の外部に効率よく除去することができるので、内視鏡手術などを中断することなく、当該内視鏡手術などを継続して効率よく行なうことができる。
1 口腔内唾液除去具
2 右側下顎歯肉部
3 右側唾液吸引管
3a 右側唾液吸引管の他端
4 左側下顎歯肉部
5 左側唾液吸引管
5a 左側唾液吸引管の他端
6 口腔
7 下顎
8a 第三大臼歯
8b 第三大臼歯
9 下顎歯肉部の中心部
10a 唾液吸引口
10b 唾液吸引口
11 唾液排出管
11a 唾液排出管の他端
12 三方接続部材
13 マウスピース
14 マウスピース本体
15 鍔部
16 内視鏡挿入孔
17 唾液排出管用連通孔
17a 右側唾液吸引管用連通孔
17b 左側唾液吸引管用連通孔
2 右側下顎歯肉部
3 右側唾液吸引管
3a 右側唾液吸引管の他端
4 左側下顎歯肉部
5 左側唾液吸引管
5a 左側唾液吸引管の他端
6 口腔
7 下顎
8a 第三大臼歯
8b 第三大臼歯
9 下顎歯肉部の中心部
10a 唾液吸引口
10b 唾液吸引口
11 唾液排出管
11a 唾液排出管の他端
12 三方接続部材
13 マウスピース
14 マウスピース本体
15 鍔部
16 内視鏡挿入孔
17 唾液排出管用連通孔
17a 右側唾液吸引管用連通孔
17b 左側唾液吸引管用連通孔
Claims (6)
- ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される口腔内唾液除去具であって、右側下顎歯肉部に収容するための管状の右側唾液吸引管および左側下顎歯肉部に収容するための管状の左側唾液吸引管を有し、
前記右側唾液吸引管および前記左側唾液吸引管がそれぞれ口腔内において下顎の第三大臼歯の近傍まで延伸する長さを有し、
前記右側唾液吸引管の一端および前記左側唾液吸引管の一端にそれぞれ口腔内の唾液を吸引するための唾液吸引口が形成され、
前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように接続され、唾液を口腔から排出するための唾液排出管が前記右側唾液吸引管または前記左側唾液吸引管と内部が連通するように接続されている
ことを特徴とする口腔内唾液除去具。 - ヒトの口腔内の下顎歯肉部に装着される口腔内唾液除去具であって、右側下顎歯肉部に収容するための管状の右側唾液吸引管および左側下顎歯肉部に収容するための管状の左側唾液吸引管を有し、
前記右側唾液吸引管および前記左側唾液吸引管がそれぞれ口腔内において下顎の第三大臼歯の近傍まで延伸する長さを有し、
前記右側唾液吸引管の一端および前記左側唾液吸引管の一端にそれぞれ口腔内の唾液を吸引するための唾液吸引口が形成され、
前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように唾液を口腔から排出するための唾液排出管の一端と接続されている
ことを特徴とする口腔内唾液除去具。 - 前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とが三方接続部材を介して唾液排出管の一端と接続されている請求項2に記載の口腔内唾液除去具。
- 口腔内唾液除去具および内視鏡を挿入するための内視鏡挿入孔が形成されているマウスピースを有する唾液吸引具であって、前記口腔内唾液除去具が請求項1に記載の口腔内唾液除去具であり、前記口腔内唾液除去具の唾液排出管がマウスピースに形成されている唾液排出管用連通孔を介して口腔の外部と連通していることを特徴とする唾液吸引具。
- 口腔内唾液除去具および内視鏡を挿入するための内視鏡挿入孔が形成されているマウスピースを有する唾液吸引具であって、前記口腔内唾液除去具が請求項2に記載の口腔内唾液除去具であり、前記口腔内唾液除去具の右側唾液吸引管の他端および左側唾液吸引管の他端がそれぞれマウスピースに形成されている右側唾液吸引管用連通孔および左側唾液吸引管用連通孔を介して口腔の外部と連通しており、前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とがそれぞれ内部が連通するように唾液排出管と接続されていることを特徴とする唾液吸引具。
- 前記右側唾液吸引管の他端と前記左側唾液吸引管の他端とが三方接続部材を介して唾液排出管の一端と接続されている請求項5に記載の唾液吸引具。
Priority Applications (1)
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JP2022065471A JP2023155944A (ja) | 2022-04-12 | 2022-04-12 | 口腔内唾液除去具 |
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Publications (1)
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ID=88421418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022065471A Pending JP2023155944A (ja) | 2022-04-12 | 2022-04-12 | 口腔内唾液除去具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2023155944A (ja) |
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2022
- 2022-04-12 JP JP2022065471A patent/JP2023155944A/ja active Pending
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