JP2013230204A - 口腔内吸引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被吸引物を口腔外へ導く主管の先端部分の構造を工夫して、施術時の飛散水の咽頭への浸入を防止できるようにすると共に、気管への誤嚥や、ムセ込み等を防止できるようにする。
【解決手段】口腔内の被吸引物を吸い込んで口腔外へ排出する排唾管型吸引装置は、先端部分に被吸引物を捕捉する孔部を有し、当該孔部によって捕捉された被吸引物を口腔外へ導く主管11と、孔部の近傍の先端部分に接続され、被吸引物を捕捉する孔部を有し、当該被吸引物を主管11に導く細管12a,12bと、細管12a,12bに着脱自在に取り付けられ、施術時の飛散水2を吸水する吸水部材13a,13bとを備えている。この構成によって、吸水部材13a,13bに吸水された飛散水2を細管12a,12bの孔部により捕捉することができ、捕捉された飛散水2を主管11に導くことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主管の先端部分を下顎最後臼歯の奥側に設置して施術中の水や唾液等を吸引する排唾管型吸引装置や、主管の先端部分を施術部位の近傍に設置して歯牙削片や歯石等を吸引するバキュームチップ型吸引装置等に適用可能な口腔内吸引装置に関するものである。
従来から、大量の冷却水を患者の口内の施術部位に供給しながら、エアータービン等の高速切削機器及び、歯石除去用の超音波スケーラーを用いて歯科治療を行っている。図6は、従来例に係る口腔内吸引装置の設置例を示す概念図である。図6に示す口腔内吸引装置の設置例によれば、歯石を除去する際に、排唾管型吸引装置10とバキュームチップ型吸引装置20とが使用されている。
患者の口内7には、排唾管4が配設され、排唾管4から真空ポンプ15に至る導管部材8と、例えば、歯科衛生士が保持したバキュームチップ5から真空ポンプ25に至る導管部材9とが患者の口腔外へ導かれている。
歯石を除去する際には、医師が保持した超音波スケーラー6が施術部位の近傍に導入され、そのツールの先端に冷却水を噴射し、超音波スケーラー6で歯石を除去すると、バキュームチップ5で歯石片等を含んだ水分等の被吸引物3を吸引しながら、排唾管4で施術中に導入した大量の水や、唾液等の滞留水1や飛散水2等を吸引している。
ところで、歯科診療時の仰臥姿勢において、正常者は舌口蓋閉鎖機能により自然と舌口蓋部分が閉鎖する。しかし、高齢者や脳血管疾患の機能不全者等は、舌口蓋閉鎖機能が働かず、舌口蓋部分が開大したままとなされ、ムセによるツールの口内損傷を招いたり、気管への誤嚥を原因とする誤嚥性肺炎の恐れが懸念される。
上述の舌口蓋閉鎖機能が衰えた患者に対応した口腔内吸引装置に関連して、排水管(排出管)及び網袋(吸水部材)を備え、吸収孔を有する排水管に吸水部材を差し込み、患者の口腔奥に当該吸水部材を配設して、施術時、気管への誤嚥を防止する歯科治療用等口腔内の粉塵、噴霧塵液等吸収具が開示されている(特許文献1参照)。
また、施術時の飛散水及び滞留水の回収を目的として、枝管、本体管(基部)及び排出管を備え、枝管には小穴が設けられ、本体管には枝管及び排出管が接続され、口腔内の広い範囲から同時に汚濁液を吸引する口腔内排液具が開示されている。基部には中央吸引口が設けられ、基部が前歯の後ろに位置決めされ、中央吸引口を介して滞留水等を排(廃)唾するようになされる(特許文献2参照)。
実公平 03−010974号公報 特開平 09−122156号公報
従来例に係る口腔内吸引装置によれば、次のような問題がある。
i.口腔内の水を吸い出す現行の吸引器具(バキュームチップ及び排唾管)は、吸引箇所が局所的であり、飛散した水分が仰臥姿勢において、口腔奥に溜まることを前提にしている。しかし、高齢者や脳血管疾患等で不随意に舌や口蓋粘膜が動く者は、舌口蓋閉鎖機能が働かず、水が咽頭に浸入し、気管への誤嚥、ムセ込みが発生する。ムセては診療ができず、ムセによるツールの口内損傷を招いたり、気管への誤嚥を原因とする誤嚥性肺炎を発症する恐れがある。
ii.因みに、舌口蓋閉鎖機能が低下した患者に対応した口腔内吸引装置を成形しようとした場合に、特許文献1の吸水部材の構造と特許文献2の枝管、基部及び排出管の構造とを組み合わせる方法が考えられる。しかし、特許文献1は、排水管及び吸水部材を備えているもののバキュームチップ及び排唾管(メイントラップ)の構造及びその機能が開示されておらず、特許文献1の排出管等へのバキュームチップ及び排唾管の配設によっては、被吸引物の吸引機能を十分に発揮できない(排水能力が低い)という問題がある。
iii.また、特許文献2には吸水部材の構造が開示されておらず、特許文献2の枝管等への吸水部材の配設方法によっては、本来の飛散水の吸収機能を十分に発揮できないという問題がある。
そこで、本発明はこのような課題を解決したものであって、被吸引物を口腔外へ導く主管の先端部分の構造を工夫して、施術時の飛散水の咽頭への浸入を防止できるようにすると共に、気管への誤嚥や、ムセ込み等を防止できるようにした口腔内吸引装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1に記載の口腔内吸引装置は、口腔内の被吸引物を吸い込んで口腔外へ排出する口腔内吸引装置であって、先端部分に前記被吸引物を捕捉する孔部を有し、当該孔部によって捕捉された前記被吸引物を口腔外へ導く第1の管部材と、前記孔部の近傍の前記第1の管部材の先端部分に接続され、前記被吸引物を捕捉する孔部を有し、当該被吸引物を前記第1の管部材に導く第2の管部材と、前記第2の管部材に着脱自在に取り付けられ、施術時の飛散水を吸水する吸水部材とを備えるものである。
請求項1に係る口腔内吸引装置によれば、孔部によって捕捉された被吸引物を口腔外へ導く第1の管部材の先端部分に第2の管部材が接続され、この第2の管部材には着脱自在に吸水部材が取り付けられ、施術時の飛散水を吸水するようになされる。この構成によって、吸水部材に吸水された飛散水を第2の管部材の孔部により捕捉することができ、捕捉された飛散水を第1の管部材に導くことができる。
請求項2に記載の口腔内吸引装置は、請求項1において、前記吸水部材は長手方向に穴部を有し、前記吸水部材の穴部が、前記第1の管部材の先端部分に接続された前記第2の管部材に嵌合されるものである。
請求項3に記載の口腔内吸引装置は、請求項2において、前記第1の管部材の先端部分には、2つの前記第2の管部材が接続され、一方の前記第2の管部材及び他方の前記第2の管部材の少なくともいずれか一方は、患者の上顎歯列又は下顎歯列に沿って配置され、前記第2の管部材は、前記歯列の内側及び外側の少なくともいずれか一方の側の前記吸水部材により吸水された飛散水を前記第1の管部材に導くものである。ここに歯列の内側とは口蓋側あるいは舌側をいい、その外側とは頬側をいう。
請求項4に記載の口腔内吸引装置は、請求項3において、前記第1の管部材は導管部分を有し、前記導管部分と前記第2の管部材が接続された先端部分とに分割可能な着脱構造を有しているものである。
請求項5に記載の口腔内吸引装置は、請求項4において、形状が異なる前記第2の管部材を接続した複数の先端部分が準備され、患者の歯列形状に合った前記第2の管部材の形状の先端部分が選択されて前記第1の管部材の導管部分に装着されるものである。
請求項6に記載の口腔内吸引装置は、請求項5において、前記第1の管部材の先端部分に接続された前記第2の管部材が可逆性を有する部材で構成され、前記第2の管部材の形状が患者の歯列形状に合わせ込まれるものである。
請求項7に記載の口腔内吸引装置は、請求項6において、前記第1の管部材の先端部分に接続された前記第2の管部材に着脱可能な吸水部材であって、大きさが異なる前記吸水部材が複数準備され、患者の歯列形状に合った大きさの前記吸水部材が選択されて前記第2の管部材に装着されるものである。
請求項8に記載の口腔内吸引装置は、請求項7において、前記第1の管部材の先端部分が、患者口腔内の下顎最後臼歯の奥側に設置されるものである。
請求項9に記載の口腔内吸引装置は、請求項7において、前記第1の管部材の先端部分が、患者口腔内の施術部位の近傍に設置されるものである。
本発明に係る口腔内吸引装置によれば、吸水部材に吸水された飛散水を第2の管部材の孔部により捕捉することができ、捕捉された飛散水を第1の管部材に導くことができる。これにより、咽頭への飛散水の浸入を防止でき、気管への誤嚥や、ムセ込み等を防止できるようになる。しかも、ムセて診療ができない等の事態を回避できるので、治療工具による口腔内損傷を防止できるばかりか、更に、誤嚥性肺炎等の発症を防止できるようになる。
本発明に係る第1の実施例としての排唾管型吸引装置100の構成例を示す斜視図である。 排唾管型吸引装置100の組立例を示す分解斜視図である。 変形例としての排唾管型吸引装置101の構成例を示す斜視図である。 第2の実施例としてのバキュームチップ型吸引装置200の構成例を示す斜視図である。 バキュームチップ型吸引装置200の組立例を示す分解斜視図である。 従来例に係る口腔内吸引装置の設置例を示す概念図である
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態としての口腔内吸引装置について説明する。
図1に示す第1の実施例としての排唾管型吸引装置100は、口腔内吸引装置の一例を構成し、歯科医療時、患者の口腔内に溜まった被吸引物、例えば、滞留水1や飛散水2等を吸い込んで口腔外へ排出するもの(2トラップ方式)である。
排唾管型吸引装置100は、2トラップ方式を具現化するため、主管11、細管12a,12b、吸水部材13a,13b及び真空ポンプ15を有しており、主管11の先端部分が、患者口腔内の下顎最後臼歯の奥側に設置されるものである。
主管11は第1の管部材の一例を構成し、先端部分11aと導管部分11bとを有している。先端部分11aは繰り返して使用するため、例えば、高温消毒を考慮してステンレス素材(SUS304等)から構成される。先端部分11aは、患者口内の奥側に設置されることから、U状に曲がった容姿を有している。先端部分11aには軽量が要求されるが、アルミニウム素材や、高温消毒に耐え得る樹脂部材等も使用することができる。先端部分11a等の消毒にはプラズマ滅菌処理装置を使用して行われる。その際の処理温度は70℃程度である。
先端部分11aにはメイントラップ11c(孔部)が設けられ、施術中の噴射(洗浄)水や唾液等の滞留水1が捕捉される。メイントラップ11cには直径数mm程度の複数の孔部が開口された籠状のものが使用される。メイントラップ11cの端部は半球状に加工するとよい。患者の口腔内における舌触り等の違和感を無くすことができる。メイントラップ11cによって捕捉された滞留水1は、導管部分11bを介して口腔外へ導かれる。
導管部分11bには、例えば、長さ数m程度のゴムホースや、網(螺旋)入りのビニールホース等が使用される。導管部分11bの終端部には真空ポンプ15が接続され、導管部分11bを介して滞留水1を吸引するように動作する。
メイントラップ11cの近傍の先端部分11aには、第2の管部材の一例を構成する2つの細管12a,12bが接続されている。細管12a,12bには、高温の消毒に耐え得るステンレス素材(SUS304)や、ポリプロピレン等により形成されている。細管12a,12bには、例えば、主管11よりも小さい口径のステンレスの管部材を、所定の長さにJ字状に折り曲げ加工したものが使用される。
細管12a,12bは、例えば、電気やガス等の溶接により、水路を確保した状態で先端部分11aと接合される。細管12a,12bを樹脂で構成する場合は、耐熱性の接着剤で接続される。細管12a,12bの各々の側面には例えば、数mm程度の吸水用の細孔(図中の黒丸印)が設けられる。もちろん、細管12a,12bの各々の端面にも細孔を設けてもよい。細管12a,12bは、吸水部材13a,13bを介して吸水された飛散水2を主管11に導くようになされる。
細管12a,12bにはステンレス素材に限られることはなく、可逆性を有する部材、例えば、アルミニウムの管部材等により構成してもよい。施術時、細管12a,12bの湾曲形状等を患者の歯列形状に合わせ込むことができる。
この例で、先端部分11aから2つの方向へ分岐される細管12a,12bの根元付近や、その分岐点を含む先端部分11aの周辺には、保護部材14が設けられる。保護部材14は、管材接続部分の段差形状を丸くして角部を無くし、口内を保護するために施される。保護部材14には、例えば、義歯製作用の樹脂が利用できる。
一方、主管11は、導管部分11bと先端部分11aとに分割可能となされ、導管部分11bと先端部分11aとが着脱可能な構造を有している。例えば、導管部分11bの内側に雌ネジが設けられ、先端部分11aの外側に雄ネジが設けられ、水路を確保した状態で、導管部分11bの雌ネジに、先端部分11aの雄ネジが螺合される。雌ネジ及び雄ネジは導管部分11bと先端部分11aとで、各々反対となる側に設けてもよい。この例では、導管部分11bに対して、異形状の細管12a,12bを接続した先端部分11aを交換できるようになっている。
細管12a,12bの各々には、それぞれに対して吸水部材13a,13bが着脱自在に取り付けられ、施術時の飛散水2を吸水する。吸水部材13a,13bは、治療部位の歯以外の歯も含めて、全体をカバーするように歯列に沿って配置され、飛散水2を捕捉(サブトラップ)する。
吸水部材13a,13bはディスポーザル(disposable:使い捨て)とすべく、長手方向に穴部301を有し、この穴部301が、先端部分11aに接続された細管12a,12bに対して嵌合可能な着脱式を構成する。例えば、大きさが異なる吸水部材13a,13bが複数準備され、患者の歯列形状に合った大きさの吸水部材13a,13bが選択されて細管12a,12bに装着される。
この例で、細管12aには吸水部材13aが挿入され、細管12bには吸水部材13bが挿入される。上述の吸水部材13a+細管12aと吸水部材13b+細管12bとで、2つのサブトラップを構成する。このサブトラップは、少なくとも、歯列の内側(患者の口蓋側あるいは舌側)に設けられる。吸水部材13a,13bの水分(飛散水2)は、細管12a,12bを介して主管11と合流する。メイントラップ11cから吸引された滞留水1と細管12a,12bから合流した飛散水2は導管部分11bを介して口腔外へ排出される。
続いて、図2を参照して、排唾管型吸引装置100の組立例について説明する。この例では、図1に示した2トラップ方式の排唾管型吸引装置100を組み立てる場合を前提とする。まず、先端部分11aを形成する。先端部分11aには比較的肉厚(例えば、1mm〜2mm程度)で外径が5〜7mm、内径が3mm程度のステンレス(SUS304等)の第1パイプ素材を使用する。この第1パイプ素材を、例えば、長さ10cm程度に切断した後、U状に折り曲げ加工する。
この例では、上述の第1パイプ素材を内側に嵌合可能な異口径(外径が8〜10mm、内径が5〜7mm程度)のステンレスの第2パイプ素材を、例えば、長さ10mm〜15mm程度に切断する。第2パイプ素材は細管12a,細管12bの取り付け基部とするためである。第1パイプ素材の肉厚が十分確保できれば、第2パイプ素材を省略してもよい。
次に、第2パイプ素材を第1パイプ素材の一端から通して所定の位置で止めて溶接する。細管12a,12bからの水路を確保するために、第1及び第2パイプ素材に貫通孔102を形成する。貫通孔102は、第1パイプ素材の方を狭くし、第2パイプ素材の方法を広くすると、細管12a,12bの座位姿勢が安定する。
その後、第1パイプ素材の一端にメイントラップ11cを取り付ける。メイントラップ11cには図1で説明したように端部が半球状で、直径数mm程度の複数の孔部が開口されたステンレス製の籠体を使用する。メイントラップ11cの他端には雄ネジを形成する。これにより、メイントラップ付きの先端部分11aが得られる。
先端部分11aが準備できたら、先端部分11aに細管12a,12bを接続する。細管12a,12bには、例えば、主管11よりも小さい口径(例えば、外径2mm〜3mm程度)のステンレスの管部材を、長さ40mm〜60mm程度に切断し、切断後の管部材をJ字状に折り曲げ加工する。細管12a,12bの各々の側面に、1±0.5mm程度の吸水用の細孔(図中の黒丸印参照)を形成する。もちろん、細管12a,12bの各々の端面にも細孔を設けてもよい。
この例では、細管12aの一端を貫通孔102の一方に嵌合した状態で溶接し、細管12bも同様にして、他方の側の貫通孔102に溶接する。このとき、電気やガス等の溶接により、水路を確保した状態で細管12a,12bを先端部分11aに接合する。
この部分を可動式とする場合は、細管12a,12bの各々の端部に雄ネジを形成し、貫通孔102の内側に雌ネジ等を施すことで、先端部分11aに対して細管12a,12bを軸回転できるようになる。この部分の可動構造は、ネジ係合式に限られることはなく、例えば、先端部分11aの貫通孔102の内周面に環状の溝部を形成する。また、細管12a等の根元部分の外周面に、上述の貫通孔102の溝部に対峙する溝部を形成する。この対峙する溝部間にOリングゴム部材を嵌合して、細管12a等を可動式とする構造を採ってもよい。
細管12a,12bはステンレス素材に限られることはなく、アルミニウム管を塑性変形させて作成してもよい。その際には貫通孔102の基部の構造が、アルミニウム管の取り付け時に十分に発揮できるようになる。
その後、先端部分11a、細管12a及び細管12bの周囲に保護部材14を形成して分岐部分を保護する。保護部材14には義歯作成用の樹脂を使用するとよい。このとき、熱溶融状態の樹脂を先端部分11aから2つの方向へ分岐される細管12a,12bの根元付近や、その分岐点を含む先端部分11aの周辺に保護部材14を形成し、その後、冷却するとよい。そして、冷却後の樹脂を研磨して表面を円滑にするとよい。
そして、先端部分11aを導管部分11bに接続する。導管部分11bには一端に雌ネジを設けたものを準備する。導管部分11bには、例えば、長さ数m程度のゴムホースや、網(螺旋)入りのビニールホース等が使用される。先端部分11aの雄ネジを導管部分11bの雌ネジに螺合して主管11を組み立てる。導管部分11bの終端部には真空ポンプ15を接続する。
そして、細管12aに吸水部材13aを挿入し、細管12bに吸水部材13bを挿入する。吸水部材13a,13bには、例えば、穴部301用の芯の周囲に綿状体を円柱状に形成し、その後、芯を取り除いた円柱状の綿状部材を使用する。吸水部材13a,13bは円柱状や、綿状部材等に限られることはなく、歯列側がフラットで反対側が半円形の断面形状を有した吸水部材や、矩形断面形状で可塑性を有した吸水部材を使用してもよい。可塑性の部材には、例えば、生け花用の保水性発泡樹脂(原料がフェノール樹脂もくしはポリウレタン樹脂)が使用できる。吸水部材13aは繭玉のように前後に丸みを帯びた形状でもよい。
吸水部材13a,13bへの細管12a,12bのガイド用の穴部301は、穴無しの吸水部材に何らかの治具を使用して細管12a,12bへ強引に挿入する方法を採ってもよい。その際に、例えば、細管12a,12bを細長い円錐状(角笛状)に形成して、吸水部材13a,13bへ差し込み易くするようにしてもよい。これらにより、図1に示したような排唾管型吸引装置100が完成する。
ここで、図3を参照して、変形例としての排唾管型吸引装置101の構成例について説明する。上述の排唾管型吸引装置100では、形状が異なる細管12a,12bを接続した先端部分11aが複数準備され、患者の歯列形状に合った細管12a,12bの形状の先端部分11aが選択されて導管部分11bに装着できるようにした。この例では、患者側から見て左側用、右側用のサブトラップ、左側下顎歯列用及び右側下顎歯列用のサブトラップの合計4種類が準備されている。
図3に示す排唾管型吸引装置101は排唾管型吸引装置100の変形例を構成し、左側用のサブトラップTlを有している。サブトラップTlは、患者の左側の上顎歯牙18の治療時に使用され、先端部分11a’を口腔側に置いたとき、その細管12a,12bが患者の左側の下顎歯牙17および上顎歯牙18に沿って歯列の内側(口蓋側あるいは舌側)に配置され、吸水部材13a,13bにより吸水された歯列の内側の飛散水2を主管11に導くようになされる。この場合、歯列外側(頬側)の水は、歯列と頬の間を伝い落ちて、滞留水1となりメイントラップ11c’から吸引される。
図示せずも、右側用のサブトラップは、患者の右側の上顎歯牙治療時に使用され、先端部分11a’を口腔側に置いたとき、その細管12a,12bが患者の右歯列に沿って歯列の内側(口蓋側あるいは舌側)に配置され、吸水部材13a,13bにより吸水された飛散水2を主管11’に導くようになされる。
また、下顎歯列用のサブトラップは、図1に示したように、患者の下顎歯牙治療時に使用され、下顎歯列に沿って細管12bが配置され、患者の歯列の内側(舌側)の吸水部材13bにより吸水された飛散水2を主管11’に導くようになされる。
このように第1の実施例に係る排唾管型吸引装置100,101によれば、メイントラップ11cによって捕捉された滞留水1を口腔外へ導く主管11の先端部分11aに細管12a,12bが接続され、この細管12a,12bには着脱自在に吸水部材13a,13bが取り付けられ、施術時の飛散水2を吸水するようになされる。
この構造によって、吸水部材13a,13bに吸水された飛散水2を細管12a,12bの細孔により捕捉することができ、捕捉された飛散水2を主管11に導くことができる。これにより、咽頭への飛散水2の浸入を防止でき、気管への誤嚥や、ムセ込み等を防止できるようになる。しかも、ムセて診療ができない等の事態を回避できるので、治療工具による口腔内損傷を防止できるばかりか、更に、誤嚥性肺炎等の発症を防止できるようになる。
なお、排唾管型吸引装置100,101によれば、吸水部材13a,13bの長手方向に設けられた穴部301が、主管11の先端部分11aに接続された細管12a,12bに嵌合されるので、患者毎に吸水部材13a,13bを交換して施術時の飛散水2を捕捉することができる。
排唾管型吸引装置100,101によれば、細孔付きの2つの細管12a,12bが、患者の上顎歯列又は下顎歯列に沿って配置され、これらの細管12a,12bが、患者の歯列の内側(口蓋側あるいは舌側)及び外側(頬側)の少なくともいずれか一方の吸水部材13a,13bにより吸水された飛散水2を主管11に導くので、咽頭への飛散水2の浸入を防止でき、気管への誤嚥や、ムセ込み等を防止できるようになる。
排唾管型吸引装置100,101によれば、先端部分11aと導管部分11bとが着脱構造を有し、形状が異なる細管12a,12bを接続した先端部分11aが複数準備されるので、患者の歯列形状に合った細管12a,12bに吸水部材13a,13bを取り付けて、施術時の飛散水2を捕捉することができる。
排唾管型吸引装置100,101によれば、大きさが異なる吸水部材13a,13bが複数準備されるので、患者の歯列形状に合った大きさの吸水部材13a,13bを細管12a,12bに取り付けて、施術時の飛散水2を捕捉することができる。
排唾管型吸引装置100,101によれば、細管12a,12bが可逆性を有する部材で構成されるので、患者の歯列形状に合わせ込んだ形状の細管12a,12bに吸水部材13a,13bを取り付けて、施術時の飛散水2を捕捉することができる。
排唾管型吸引装置100,101によれば、主管11の先端部分11aが、患者口内の下顎最後臼歯の奥側に設置され、施術時、吸水部材13a,13bにより吸水された飛散水2を主管11に導くようになる。これにより、局所的に滞留水1を吸引するメイントラップ(直接式)と、サブトラップした水分を吸い出す機能(間接式)を兼ね備えた2トラップ方式の排唾管型吸引装置100,101を提供できるようになった。
なお、第1の実施例では、先端部分11aに対して、細管12a,12bを比較的長く先端部分11aから延在する構造について説明したが、これに限られることはない。例えば、側面に細孔が無く、端部に孔がある、やや太めで短い細管12a,12に吸水部材13a,13bを差し込んで使用してもよい。吸水部材13a,13bで捕捉された飛散水2を端部の孔から吸水して排出することができる。
続いて、図4を参照して、第2の実施例としてのバキュームチップ型吸引装置200の構成例について説明する。バキュームチップ型吸引装置200は、2トラップ方式を具現化するため、主管21、細管22a,22b、吸水部材23a,23b及び真空ポンプ25を有しており、主管21の先端部分21aが、患者口腔内の施術部位のツール近傍に設置され、歯牙削片や歯石・歯垢、冷却水等を吸引するようになされる。
主管21は第1の管部材の他の一例を構成し、先端部分21aと導管部分21bを有している。先端部分21aは第1の実施例と同様にして繰り返して使用される。先端部分21aは、患者口内の施術部位に設置されることから、L状に曲がった容姿を有している。先端部分21aも、第1の実施例と同様にして、軽量が要求されるため、アルミニウム素材や、高温消毒に耐え得る樹脂部材等が使用される。先端部分21a等の消毒にはプラズマ滅菌処理装置を使用して行われる。
先端部分21aにはメイントラップ21c(孔部)が設けられ、施術中の歯牙削片や、歯石等、噴射(洗浄)水や唾液等の被吸引物3が捕捉される。メイントラップ21cには比較的大きな単一形状の開口部が設けられたものが使用される。メイントラップ21cの端部は半円形状に加工するとよい。口腔内における舌触り等の違和感を無くすことができる。メイントラップ21cによって捕捉された被吸引物3は、導管部分21bを介して口腔外へ導かれる。
導管部分21bには、第1の実施例と同様にして、ゴムホースや、網(螺旋)入りのビニールホース等が使用される。導管部分21bの終端部には真空ポンプ25が接続され、導管部分21bを介して被吸引物3を吸引するように動作する。
メイントラップ21cの近傍の先端部分21aには、2つの細管22a,22bが接続されている。細管22a,22bには、高温の消毒に耐え得るステンレス素材(SUS304)や、ポリプロピレン等により形成されている。
細管22a,22bの形状及びその形成方法は、第1の実施例と同様であるので、その説明を省略する。細管22a,22bにはステンレスに限られることはなく、可逆性を有する部材、例えば、アルミニウムの管部材等により構成してもよい。施術時、細管22a,22bの形状を患者の歯列形状に合わせ込むことができる。
この例で、先端部分21aから2つの方向へ分岐される細管22a,22bの根元付近や、その分岐点を含む先端部分21aの周辺には、第1の実施例と同様にして、保護部材24が設けられる。なお、第1の実施例と同じ名称のものは、同じ構造及び機能を有するので、その説明を省略する。
細管22a,22bの各々には、それぞれに対して吸水部材23a,23bが着脱自在に取り付けられ、施術時の飛散水2を吸水する。吸水部材23a,23bは、治療部位の歯牙以外の歯も含めて、全体をカバーするように歯列に沿って配置され、飛散水2を捕捉(サブトラップ)する。吸水部材23a,23bの水分(飛散水2)は、細管22a,22bを介して主管21と合流する。
続いて、図5を参照して、バキュームチップ型吸引装置200の組立例について説明する。この例では、図4に示した2トラップ方式のバキュームチップ型吸引装置200を組み立てる場合を前提とする。まず、先端部分21aを形成する。先端部分21aには第1の実施例と同様の第1パイプ素材を使用する。この第1パイプ素材を、例えば、長さ50〜70mm程度に切断した後、L状に折り曲げ加工する。
この例でも、第1の実施例で説明した第1パイプ素材の内側に嵌合可能な異口径のステンレスの第2パイプ素材を準備する。第2パイプ素材の一端の側面に、被吸引物3を捕捉するための単一形状の開口部を形成する。例えば、開口部の裏面側を傾斜させて、第2パイプ素材の一端を、例えば、ちり取り形状に成形する。この例では、ちり取りの入口に相当する部分は、長丸形状の窓部となされている。その他端は、第1の実施例と同様にして、細管22a,細管22bの取り付け基部とする。
次に、第2パイプ素材の基部側を第1パイプ素材に嵌合し、所定の位置で止めて溶接する。細管22a,22bからの水路を確保するために、第1の実施例と同様にして、第1及び第2パイプ素材に貫通孔202を形成する。先端部分21aが準備できたら、先端部分21aに細管22a,22bを接続する。細管22a,22bの材質及びその接続方法は、第1の実施例で説明しているので、その説明を省略する。
その後、先端部分21a、細管22a及び細管22bの周囲に、第1の実施例と同様にして、保護部材24を形成して分岐部分を保護する。そして、先端部分21aを導管部分21bに接続する。その接続方法は、第1の実施例と同様な接続構造を採ることができる。導管部分21bの終端部には真空ポンプ25を接続する。
そして、第1の実施例と同様にして、細管22aに吸水部材23aを挿入し、細管22bに吸水部材23bを挿入する。これらにより、図4に示したようなバキュームチップ型吸引装置200が完成する。
このように第2の実施例に係るバキュームチップ型吸引装置200によれば、主管21の先端部分21aが、患者口腔内の施術部位のツール近傍に設置され、施術時、吸水部材23a,23bにより吸水された飛散水2を主管21に導く2トラップ方式のバキュームチップ型吸引装置200を提供できるようになった。
なお、バキュームチップ型吸引装置200によれば、吸水部材23a,23bの長手方向に設けられた穴部301が、主管21の先端部分21aに接続された細管22a,22bに嵌合されるので、患者毎に吸水部材23a,23bを交換して施術時の飛散水2を捕捉することができる。
バキュームチップ型吸引装置200によれば、細孔付きの2つの細管22a,22bが、患者の上顎歯列又は下顎歯列の両側に沿って配置され、これらの細管22a,22bが、患者の歯列の内側(口蓋側あるいは舌側)及び外側(頬側)の少なくともいずれか一方の吸水部材23a,23bにより吸水された飛散水2を主管21に導くので、咽頭への飛散水2の浸入を防止でき、気管への誤嚥や、ムセ込み等を防止できるようになる。
バキュームチップ型吸引装置200によれば、大きさが異なる吸水部材23a,23bが複数準備されるので、患者の歯列形状に合った大きさの吸水部材23a,23bを細管22a,22bに取り付けて、施術時の飛散水2を捕捉することができる。
バキュームチップ型吸引装置200によれば、細管22a,22bが可逆性を有する部材で構成されるので、患者の歯列形状に合わせ込んだ形状の細管22a,22bに吸水部材23a,23bを取り付けて、施術時の飛散水2を捕捉することができる。
バキュームチップ型吸引装置200によれば、主管21の先端部分21aが、患者口腔内の施術部位のツール近傍に設置され、施術時、吸水部材23a,23bにより吸水された飛散水2を主管21に導くようになる。これにより、歯削片や歯石、冷却水等を吸引するメイントラップ(直接式)と、サブトラップした水分を吸い出す機能(間接式)を兼ね備えた2トラップ方式のバキュームチップ型吸引装置200を提供できるようになった。
本発明は、排唾管型吸引装置や、バキュームチップ型吸引装置等の他に、一般診療室で脳血管疾患等による舌口蓋閉鎖普選患者の歯科治療及び、口腔ケア用の吸水装置や、老人ホームや、在宅等の患者の歯科治療及び、口腔ケア用のポータブル吸水装置等にも適用して極めて好適である。
11,21 主管(第1の管部材)
11a,21a 先端部分(主管)
11b,21b 導管部分(主管)
11c,21c メイントラップ(主管)
12a,12b,22a,22b 細管(第2の管部材)
13a,13b,23a,23b 吸水部材
14,24 保護部材
15,25 真空ポンプ
100 排唾管型吸引装置(口腔内吸引装置)
200 バキュームチップ型吸引装置(口腔内吸引装置)

Claims (9)

  1. 口腔内の被吸引物を吸い込んで口腔外へ排出する口腔内吸引装置であって、
    先端部分に前記被吸引物を捕捉する孔部を有し、当該孔部によって捕捉された前記被吸引物を口腔外へ導く第1の管部材と、
    前記孔部の近傍の前記第1の管部材の先端部分に接続され、前記被吸引物を捕捉する孔部を有し、当該被吸引物を前記第1の管部材に導く第2の管部材と、
    前記第2の管部材に着脱自在に取り付けられ、施術時の飛散水を吸水する吸水部材とを備える口腔内吸引装置。
  2. 前記吸水部材は長手方向に穴部を有し、
    前記吸水部材の穴部が、前記第1の管部材の先端部分に接続された前記第2の管部材に嵌合される請求項1に記載の口腔内吸引装置。
  3. 前記第1の管部材の先端部分には、2つの前記第2の管部材が接続され、一方の前記第2の管部材及び他方の前記第2の管部材の少なくともいずれか一方は、患者の上顎歯列又は下顎歯列に沿って配置され、
    前記第2の管部材は、
    前記歯列の内側及び外側の少なくともいずれか一方の側の前記吸水部材により吸水された飛散水を前記第1の管部材に導く請求項1または請求項2に記載の口腔内吸引装置。
  4. 前記第1の管部材は導管部分を有し、
    前記導管部分と前記第2の管部材が接続された先端部分とに分割可能な着脱構造を有している請求項1または請求項2に記載の口腔内吸引装置。
  5. 形状が異なる前記第2の管部材を接続した複数の先端部分が準備され、
    患者の歯列形状に合った前記第2の管部材の形状の先端部分が選択されて前記第1の管部材の導管部分に装着される請求項4に記載の口腔内吸引装置。
  6. 前記第1の管部材の先端部分に接続された前記第2の管部材が可逆性を有する部材で構成され、
    前記第2の管部材の形状が患者の歯列形状に合わせ込まれる請求項1または請求項2に記載の口腔内吸引装置。
  7. 前記第1の管部材の先端部分に接続された前記第2の管部材に着脱可能な吸水部材であって、大きさが異なる前記吸水部材が複数準備され、
    患者の歯列形状に合った大きさの前記吸水部材が選択されて前記第2の管部材に装着される請求項1または請求項2に記載の口腔内吸引装置。
  8. 前記第1の管部材の先端部分が、
    患者口内の下顎最後臼歯の奥側に設置される請求項1から請求項7に記載の口腔内吸引装置。
  9. 前記第1の管部材の先端部分が、
    患者口内の施術部位の近傍に設置される請求項1から請求項7に記載の口腔内吸引装置。
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KR20200010827A (ko) * 2018-07-23 2020-01-31 아이메디컴(주) 의료용 세이버 탈부착용 클램프

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