JP4293954B2 - 口腔内照明機能付吸引器 - Google Patents

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本発明は、口腔内照明機能付吸引器、より詳細には、歯科治療において、口腔内を照明するとともに、口腔内に溜まった汚液等を吸引・排出することができるようにした口腔内照明機能付吸引器に関する。
歯科治療においては、口腔内を照明するのに、一般的には、無影灯を用いて口腔外から口腔内を照明するようにしている。しかし、その他に、歯科治療用のインスツルメント(例えば、マイクロエンジン、エアータービン等)の先端部から光を照射して被治療箇所を照明するようにしている。しかし、いずれも、術者の視線方向の一部しか照明することができず、従って、口腔内全体を十分に照明することができず(光の届かない場所が生じ)、治療作業がしにくい等の問題があった。
また、歯科治療においては、歯科治療中に口腔内に溜まった汚液や汚物などを吸引・排出するために、排唾管やバキューム管を用いているが、そのため、術者は、片方の手をこれら排唾管やバキューム管の操作にとられ、その分、歯科治療作業が妨げられていた。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、口腔内を照明するとともに、口腔内の汚液(唾液、冷却水、洗浄水等)を吸引排出できるようにした口腔内照明機能付吸引器を提供することを目的としてなされたものである。
また、本発明は、口腔内を内部から照明するようにし、もって、口腔内全体を明るく照明するようにし(光の届かない場所がないようにし)、術者が目線を口腔内のどこに向けても、いつでも、明るい状態で口腔内を観察することができ、治療作業がしやすくなるようにするとともに、歯科治療中に口腔内に溜まった汚液等を吸引・排出することのできる口腔内照明機能付吸引器を提供することを目的としてなされたものである。
また、本発明は、術者が排唾管やバキューム管の操作に煩わされることなく、両手をフルに歯科治療に使うことができるようにし、より迅速にかつ適切な歯科治療を行うことができるようにすることを目的としてなされたものである。
更には、口腔内に挿入した時に、患者自身で口腔内に固定することができ、しかも、患者が口を開けた状態を楽に維持することができ、口腔内治療を楽にできるようにすることを目的としてなされたものである。
請求項1の発明は、軸方向に延長しかつ該軸方向の上下の面に沿って延長する上下の溝を有し、該上下の溝の間を軸方向に沿って延長する凹部を有し、前記上下の溝を患者の歯列に合せて噛むようにしたバイトブロックと、前記バイトブロックに一体的に連結され、口腔内奥部において前記バイトブロックの軸方向に対して略直角方向に延長しかつ該軸方向の上下の面に沿って延長する上下の溝を有し、該上下の溝の間を軸方向に沿って延長し、前記バイトブロックの凹部に連通する吸気孔を有し、該吸気孔が軸方向に沿う複数の箇所で外表面に開口しているマウスピース部と、先端部に光源を有し、前記バイトブロックの凹部に挿脱自在に挿入される吸気チューブとから成り、前記吸気チューブを前記バイトブロックの凹部に挿入し、前記開口及び吸気孔を通して口腔内の汚液を吸引排出するとともに、前記光源からの光を前記マウスピースの軸方向に沿って口腔内に照射するようにしたことを特徴としたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記マウスピース部は、軸方向に沿って延長する光導体を有し、前記光源より該光導体の一端から導入された光が該光導体の軸方向に沿って照射されるものであることを特徴としたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記マウスピース部が光伝導体で形成され、前記光源より該マウスピース部に導入された光が該マウスピース部の軸方向に沿って照射されるものであることを特徴としたものである。
本発明によると、口腔内を口腔内から照明することができ、かつ、歯科治療中に口腔内に溜まった汚液(唾液、冷却水、洗浄水等)を吸引排出できる。
また、本発明によると、口腔内を口腔内部から照明することができ、そのため、口腔内全体を明るく照明するようにし(光の届かない場所がないようにし)、術者が目線を口腔内のどこに向けても、いつでも、明るい状態で口腔内を観察することができ、治療作業がしやすくなる。
また、本発明によると、術者が排唾管やバキューム管の操作に煩わされることなく、両手をフルに歯科治療に使うことができ、より迅速かつ適切な歯科治療を行うことができる。
更には、口腔内に挿入した時に、患者自身で口腔内に固定することができ、しかも、患者が口を開けた状態を楽に維持することができ、口腔内治療を楽にできる。
軸方向に延長する導光性のマウスピース部と該マウスピース部の軸方向に一体的に連続するバイトブロック部を有し、かつ、該バイトブロック部は中心部に軸方向に延長する凹部を有し、該凹部に光源と吸引チューブを挿脱自在に挿入可能で、前記ハンドピース部は、前記バイトブロック部の凹部に連通して軸方向に延長しかつ軸方向の数箇所で開口する吸引孔を有し、前記バイトブロック部の凹部に前記光源と吸引チューブを挿入し、光源を点灯し、吸引チューブを通して吸気した時に、前記光源からの光が前記マウスピース部を通して伝達され、該マウスピースから放射され、口腔内の汚液が前記開口及び吸引チューブを通して排出される。
図1は、本発明による口腔内照明機能付吸引器の一実施例を説明するための要部斜視図、図2及び図3は、図1に示した口腔内照明機能付吸引器の断面構成図(図2:II−II線切断面、図3:III−III線断面図)で、図中、10は患者の口腔内奥部に挿入される口腔内照明機能付吸引器で、該口腔内照明機能付吸引器10は、吸引部111と光照射部112とから成り、患者の口腔内奥部で、患者の舌の上に横切って延長するマウスピース部11と、該マウスピース部11と一体で、前記マウスピース部11を前述のように口腔内奥部に入れた時に、該マウスピース部11を口腔内に保持するためのバイトブロック部12とから成り、歯科治療中、該バイトブロック部12を患者の奥歯で噛んで、マウスピース部11を口腔内奥部に固定する。
図4は、本発明による口腔内照明機能付吸引器を患者の口腔内に挿入した時の様子を示す図で、図4(A)は患者の側方から見た図、図4(B)は患者の口腔内において、吸引部111及び光照射部112からなるマウスピース部11が患者の口腔内奥部において、患者の舌Tの上を横切って延長し、舌Tの動きを抑えている時の様子を示す図である。吸引部111の中心部には、該吸引部111の軸方向に延長する吸気孔11aを有し、この中心孔11aは軸方向に沿う複数箇所で枝分かれして該吸引部111の外表面に開口11bしている。バイトブロック部12は、軸方向に延長する凹部12aを有し、この凹部12aの先端は、前記吸引部111に設けられた中心孔11aに連通している。従って、バイトブロック部12の凹部12aに吸気チューブ20を挿入して、図示しないバキューム装着で吸気すると、口腔内の汚液は、開口11b,中心孔11a及び吸気チューブ20を通して吸引、排出される。
マウスピース部11の上下面には、軸方向に延長する上溝11U及び下溝11Lを有し、これら上溝11U及び下溝11Lの内側面(好ましくは底面)に、中心孔11aから枝分かれした流路が開口11bしている。このように、マウスピース部11の上下面に溝11U,11Lを設け、この溝11U,11Lを通して吸気すると、より効果的に口腔内の汚液を吸引、排出することができる。しかし、この場合、マウスピース部11の上下面が患者の口腔内奥部において上壁面及び下壁面に密着していると、溝の先端部からしか吸引できないので、図2(A)に破線にて示すように、溝を形成している側壁の上面に切り欠き部11cを設けておくと、これら切り欠き部11cを通して吸引することができるので、より効果的に、患者の口腔内に溜まった汚液を吸引、排出することができる。
マウスピース部11の内側表面には、図3に示すように、該マウスピース部11の軸方向に沿って延長する光照射部(好ましくは、半透明体の光導体)112が設けられており、該光照射部112の一端(バイトブロック部12側)から入射された光は、該光照射部112を通してマウスピースの軸方向に伝達されるとともに、その伝達途中で逐次放射され、これによって、患者の口腔内を照明することができる。
20は前記バイトブロック部12に形成された凹部12aに挿入される吸気チューブ、30は該吸気チューブ20と一体的に形成された光源用のリード線で、該リード線30の先端部には光源31が設けられている。この光源31及びリード線30も、前記吸気チューブ20と共に、バイトブロック部12に設けられる凹部12aに挿入されるため、該バイトブロック部12には吸気チューブ20用の凹部12aと光源及びリード線用の凹部12a’が設けられており、これらが一体的にバイトブロック部12に挿脱可能になっており、挿入された時に、光源31と光照射部112の端面が対向配置され、光源31から放射された光が光照射部112に入るようになっている。
図1及び図3に示した実施例においては、吸引部111と光照射部112は、別部材で形成され、吸引部111の内側表面に光照射部112を別部材として一体的に形成するようにしており、この場合には、吸引部111は必ずしも光伝導体でなくてもよく、任意所望の材料を用いることができる。しかし、これら2部材を別々に形成し、これらを一体的に組み合せるため、製作に手数がかかり、コスト高となる。
図5は、本発明の他の実施例を説明するための断面図(図3に相当する)で、この実施例においては、吸引部111が光伝導体で形成され、この吸引部111の内側面11’に光を導入し、この内側面から光を放射するようにしたものである。このようにすると、図3に示したような光照射部112を特別に設けることがなく、より簡単かつ安価に製作することができる。
而して、マウスピース部11とバイトブロック部は、好ましくは、一体成形でき、オートクレーブが可能で、しかも、バイトブロック部12を噛みながら治療を受けるものであるため、噛み続けても疲労しにくいゴム系で弾性のある、例えば、シリコーンゴム材などがよい(樹脂などの硬いものだと、顎が疲れる)。また、光を効果的に伝達、分散させるためには、半透明の材料がよい。
本発明による口腔内照明機能付吸引器の一実施例を説明するための要部斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 本発明による口腔内照明機能付吸引器を患者の口腔内に入れた時の様子を示す図である。 本発明による口腔内照明機能付吸引器の他の実施例を説明するための断面図である。
符号の説明
10…口腔内照明機能付吸引器、111…吸引部、112…光照射部、11a…吸気孔、11b…開口、12…バイトブロック部、12a,12…凹部、20…吸気チューブ、30…リード線、31…光源。

Claims (3)

  1. 軸方向に延長しかつ該軸方向の上下の面に沿って延長する上下の溝を有し、該上下の溝の間を軸方向に沿って延長する凹部を有し、前記上下の溝を患者の歯列に合せて噛むようにしたバイトブロックと、
    前記バイトブロックに一体的に連結され、口腔内奥部において前記バイトブロックの軸方向に対して略直角方向に延長しかつ該軸方向の上下の面に沿って延長する上下の溝を有し、該上下の溝の間を軸方向に沿って延長し、前記バイトブロックの凹部に連通する吸気孔を有し、該吸気孔が軸方向に沿う複数の箇所で外表面に開口しているマウスピース部と、先端部に光源を有し、前記バイトブロックの凹部に挿脱自在に挿入される吸気チューブとから成り、前記吸気チューブを前記バイトブロックの凹部に挿入し、前記開口及び吸気孔を通して口腔内の汚液を吸引排出するとともに、前記光源からの光を前記マウスピースの軸方向に沿って口腔内に照射するようにしたことを特徴とする口腔内照明機能付吸引器。
  2. 前記マウスピース部は、軸方向に沿って延長する光導体を有し、前記光源より該光導体の一端から導入された光が該光導体の軸方向に沿って照射されるものであることを特徴とする請求項1に記載の口腔内照明機能付吸引器。
  3. 前記マウスピース部が光伝導体で形成され、前記光源より該マウスピース部に導入された光が該マウスピース部の軸方向に沿って照射されるものであることを特徴とする請求項1に記載の口腔内照明機能付吸引器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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