JPH0252630A - 照明付舌圧子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、咽喉や喉頭などの診断に使用され、使用後に
使い捨ても可能な舌圧子に関するものである。

［従来の技術］ 現在、医師が咽喉や喉頭などの口腔内部を直接診断する
場合に舌を押える舌圧子が使用されている。

近年では、医師の頭部に反射鏡を配置して空内光を集光
して患部を照射することに替わって、照明を備えた舌圧
子が使用される場合が増えてきた。

例えば実開昭５０−３１７８号は、透光性を有する材料
で構成した舌圧板を光源に接続して口腔内部を照射する
照明灯を使用する手段が示されている。

即ち、第７図に示す通り、上記従来、の舌圧体Δは筒体
１０の内部に電源７１と光源７２を備えた照明灯が配設
され、特に光ｉＩ！７２の周囲には別の筒体１３を設け
、その筒体７３内に光導体７４を脱着自在に支持してい
る。

光導体７４は、硬質透明材料で形成され、先端は湾曲に
層成されている。

そして、使用時には、電源スィッチをＯＮにすると光源
が点灯して、その光が透明な光導体７４を透過して、先
端から照射患部に光を当てて医師の診断に供されるとい
うものである。

［従来技術の課題］ しかし、上記従来例における照明灯は、光源の光束を舌
圧板自体の内部を利用して走行するため、著しい伝送損
失が生じ、暗くなるという解決すべき課題がある。

この損失を少しでも防止するためには、舌圧体を可能な
限り透明な材質で構成すると共に、その断面を大きくし
て、効率良く伝送するために形状も複雑化する傾向があ
った。

さらに、光源の出力も伝送損失を見込んで大きくしなけ
ればならなかった。

従って、舌圧子や光源が複雑かつ大型化して、それだけ
製造コストがかかると共に取り扱いにも不便な場合があ
った。

一方、医療安全技術の普及により、診察時に使用する医
療機器は可能な限り使い捨て出来ることが要求されてい
る。

しかし、使い捨て可能にするためには、製品価格が低廉
でなければならず、使用する材料の質量や加工賃が廉価
であることが要求される。

本発明は、このような課題を改良し、照明光を光学的に
効率よく伝送でき、かつ軽量で低コストな舌圧子の提供
を目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は、光源が内設された把手に脱着自在に取付けら
れる押え板で光を前方に伝送する舌圧子であり、上記押
え板に一以上複数本の光ファイバーを配設した照明付舌
圧子である。

また、上記押え板は、長手方向に沿って適宜の間隔で一
対の補強リムが配設され、かつ把手側の幅が照射側より
も細幅に収斂され、上記補強リムの間に光ファイバーを
固定しているものである。

そして、前記光ファイバーは、上記補強リム間に並列に
配設され、かつ照射側端部ぴ押え板の端部よりも光源側
に位置している。

さらに、他の実施例は、前記光ファイバーを上下に重畳
し、かつ照射側端部の上側の光ファイバーを短くした段
違いに配設している。

さらに他の光ファイバーは、その照射側先端に傾斜部を
配設して、かつその傾斜片端面が上向きに形成されてい
るものである。

［作　　用］ 本発明の舌圧子は、把手内に配された光源から発せられ
た光が、押え板に固着された光フアイバー内で全反射を
繰り返しなから他端に到達し、それによって目的の箇所
を照射する。

舌圧子は、把手先端のソケットに＊ｎｑ自在に取付けら
れ、スライド式にその押え板をワンタッチで交換するこ
とができ、診察を終了した後は、舌圧子の部分だけを新
しいものと交換できる。

光源からの光は、伝送効率の高い光フアイバー内を伝送
して光の損失を極めて少ないものにしている。

さらに、本発明は光ファイバーの仕様を変えた舌圧子を
種々用意することで、患部への照射角度や光量等の調整
ができるようにして照射する患部に応じて適宜のものを
選択して使用することができるものである。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図は（ａ
）〜（Ｃ）はその平面図、側面図、及び正面図である。

次に、本発明を図面に基づいて説明するが、共通の部材
については共通の符号を使用している。

平板状の舌圧子１は、押え板２の長手方向に適宜の間隔
で２条の補強リム３が配設されている。

押え板２は、−例として厚さ１閣前後の透明なスチレン
樹脂、アクリル樹脂製の薄い板材で形成され、機械的強
度を保証するため片面に前記補強リム３を配設している
。

ざらに、押え板２は、口腔に挿入される側が幅広で、後
述の光が照射される電球を内股した把手側が細幅に収斂
された挿入端４が形成されている。

なお、把手５には前記押え板２が接続されるソケット６
が取付けられ、そのケース内には照明用の光源である電
球り、電源及びスイッチが適宜配置されている。

ソケット６には１．舌圧子本体１の横断面形状に即した
スロット６ａが穿設されており、把手５のケースと−・
体化されていても、あるいは別体に形成され、それをネ
ジ止め等により固定してもよく、その他通貨の手段によ
って把手に固定されるものであって、その手段を限定す
るものではない。

また、押え板２の上面でかつ補強リム３の間には一以上
複数本の光ファイバー７が配設される。

さらに前記補強リム３及び光ファイバー７の先端は押え
板２の先端よりも光源寄りに若干後退した位置に配置さ
れ、他端は押え板２の終端面とほぼ同等の位置に取付ら
れて、光を効率良く患部に照射させるように構成してい
る。

即ち、光ファイバー７から照射される光は、光ファイバ
ー出射端から直接照射されるものと、出射端からの一部
の光が押え板２を構成している透明な樹脂内を透過し、
半円状に°形成された端部からの光とが相俟って広範囲
に照射される。このように、光ファイバー７の出射端と
押え板２の先端をずらすことにより、光ファイバー７か
らの光を押え板を介して広い範囲に照射するようにして
いる。

さらにまた、第３図（ａ）〜（Ｃ）及び第６図は、伯の
実施例を示すもので、第３図（ａ）〜（Ｃ）の実施例は
、−以上複数本の光ファイバー７を上下に重ね、その出
射端７ａ側を図示のように上側を短く形成し、それぞれ
の長さを異別に形成している。

それによって、前記実施例よりも上下方向の角度が拡が
り、前記第１実施例の作用と相俟って、より広角な範囲
に光を照射する。

なお、補強リム３は、光ファイバー７が重ねられる高さ
に応じて光ファイバー７と同等かそれ以上の高さを有し
ており、その高さは適宜変更して差し支えない。

さらに、第５図に示す他の実施例は、端部が閉塞された
補強リム３の両端側に嵌合孔８を穿設し、そこに光ファ
イバー７を配設するものである。

そして、出射側と入射側の光ファイバー７は、前記嵌合
孔８内に圧入固定され、閉塞された補強リム３内に光フ
ァイバーの端部を収めた場合には、押え板２から間接光
的な柔らかい光が拡散され、広範囲に照射し、また、嵌
合孔が照射端に達する場合は、光ファイバーから直接光
が照射される。

加えて、第６図に示す実施例は、光ファイバー７の先端
を傾斜させて裁断した傾斜部７ｂを形成したものである
。

この実施例は、光ファイバー７を上下に重ねなくてもそ
れと同様の機能を発揮するように構成されている。即ち
、光は図示のように裁断面に沿って屈折して上方に照射
されるようになると共に押え板２に照射される光によっ
て患部を広範囲に照射するようになる。

その他、図示は省略するが、例えば押え板が厚い場合は
、補強リムを省く代替として、押え板の光軸に沿って光
ファイバーが配置される溝を穿設し、そこに光ファイバ
ーを取付けてもよいことはいうまでもない。

なお、前記光ファイバーの材質としては、石英、多成分
軽ガラス、プラスチック等で構成され、その構造は、マ
ルチモード型、シングルモード型、グレイテッドインテ
ックス型、蛍光性型等、またその形状はロッド状等が適
宜採用される。

また、図示は省略するが、咽喉等を診察し易くするため
に、押え板の先端部を弯曲させてもよいことはいうまで
もない。

［発明の効果］ 本発明の舌圧子は、把手内に配設された光源からの光を
、診察時に舌圧子の先端へ伝送する際に、光フアイバー
内を伝わるように構成しているので光が減衰されること
なく、光を効率良く使用することができる。

また、本発明の舌圧子は、衛生上の面からも診察が終了
次第、舌圧子を把手から抜き取って、新しい舌圧子と交
換することが容易である。

さらに、患部の場所によって光の照射角度や光のコント
ラスト具合の調節を行う必要が出てくるが、そのような
場合でも、それらに応じた舌圧子を用意し、それらを交
換することによって容易に対応することができるなど優
れた効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す斜視図、第２図（ａ）
〜（Ｃ）はその平面図、側面図、及び正面図、第３図（
ａ）〜（Ｃ）は他の実施例を示す平面図、側面図、及び
正面図、第４図はその実施例における光の照射状態を示
す説明図、第５図は第３の実施例を示す平面図、側面図
、及び正面図、第６図は第４実施例の一部を示し、同時
に光の照射状態を示す説明図、第７図は従来例を示す斜
視図である。 １・・・舌圧子、２・・・押え板、３・・・補強リム、
４・・・入射端、５・・・把手、６・・・ソケット、６
ａ・・・スロット、７・・・光ファイバー　７８・・・
出射端、７ｂ・・・傾斜部、８・・・嵌合孔。 図面の浄書（内容に変更なし） 第 図 第 図 昭和８８ 年０９ 月 日 特 許 庁 長 官 古 田 文 毅 殿 １゜ 事件の表示 昭和 年 特 許 願 第２０３．２．８８ 号 発明の名称 照明付舌圧子 ３゜ 補正をする者 事件との国保

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　光源が内設された把手に脱着自在に取付けられる押
   え板で光を前方に伝送する舌圧子であつて、上記押え板
   に一以上複数本の光ファイバーを配設してなる照明付舌
   圧子。 ２　上記押え板は、長手方向に沿って適宜の間隔で一対
   の補強リムが配設され、かつ把手側の幅が照射側よりも
   細幅に収斂され、さらに上記補強リムの間に光ファイバ
   ーが固定されている請求項１記載の照明付舌圧子。 ３　上記光ファイバーは、補強リム間に並列に配設され
   、かつ照射側端部が押え板の端部よりも光源側に位置し
   てなる照明付舌圧子。 ４　上記光ファイバーは、上下に重畳され、かつ照射側
   端部の上側が短い段違いに配設されてなる請求項１記載
   の照明付舌圧子。 ５　上記光ファイバーは、照射側先端に傾斜部が配設さ
   れ、かつその傾斜端面が上向きに形成されてなる請求項
   １記載の照明付光ファイバー。