JP2017515829A - 抗微生物ペプチドの生成を誘導するためのナイアシンアミド - Google Patents

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Abstract

本発明は、皮膚におけるAMP(抗微生物ペプチド)の生成をトリガーするための、ナイアシンアミドの新たな使用に関する。これは、微生物による攻撃に対する、皮膚、頭皮および口腔の免疫を改善させるのに応用される。

Description

本発明は、皮膚におけるAMP(抗微生物ペプチド)の生成をトリガーするための、ナイアシンアミドの新たな使用に関する。これは、微生物による攻撃に対する、皮膚、頭皮および口腔の免疫を改善させるのに応用される。
皮膚は、ウイルスおよび細菌のような侵入病原体から人体を保護する、一次防御ラインである。一次防御器官として、皮膚組織は、環境と常に持続的に接触したままであり、したがって、侵入病原体からの脅威および負荷と対峙し解決しなくてはならない。露出した皮膚表面は、病原性外来細菌によって負荷を受けるだけではなく、常在共生細菌と接触したままで相互作用している。外来および共生微生物からのこれらすべての負荷にもかかわらず、健康な皮膚は未感染のままであり、常在ミクロフローラの数も一定のままである。皮膚組織と微生物との間の相互作用におけるこの平衡は、皮膚が精緻な防御戦略を有し、抗微生物ペプチド(AMP)がその重要な部分を形成することから、維持される。
AMPは、皮膚独自の防御システムの不可欠な部分を形成する。AMPは、昆虫および動物において最初に発見され、以来、それらの最初に発見されたAMPは、有望な抗微生物薬とみなされている。AMPは、自然界に遍在しており、典型的には、侵入細菌、菌類、エンベロープウイルスおよび寄生虫に対して幅広い活性を呈する(Braff and Gallo,2006。AMPは、概して短ペプチドであり、ヒトにおいては、約90の異なるAMPが存在すると報告されている。AMPは、概して、2つの主な物理的特色を有し、それらは、a)カチオン電荷およびb)かなりの割合の疎水性残基である。AMPのカチオン電荷は、負に帯電した微生物の細胞質膜に対する選択性を促進するのに対し、疎水性は、微生物種の細胞膜との相互作用を容易にする。
本発明者らは、皮膚におけるAMPレベルを強化するルートを介して消費者に衛生的利益を提供するように取り組み続けている。本発明者らは、より皮膚に優しく、それにより、あまり不快でないと消費者が知覚する天然分子の使用を介して、これを提供することを望んでいる。この目標を実現するために、種々の活性物を試験し、広範囲の研究の後、皮膚におけるAMPレベルを強化するための、ナイアシンアミドまたはビタミンB3の使用を見つけるに至った。
ナイアシンアミドまたはビタミンB3は、スキンケア用のいくつかの製品において使用される周知の皮膚美白活性物である。ナイアシンアミドは、セルライトの予防、皮膚炎を治療すること、および皮膚への水の吸収を改善させるためのような種々の他の特性を有することも報告されている(数例を挙げると、欧州特許第1063963号明細書、欧州特許第1063994号明細書、欧州特許第1063965号明細書において報告されている)。ナイアシンアミドは、尋常性座瘡、乾癬およびアトピー性皮膚炎のような多くの炎症性皮膚状態の治療においても使用される(Niren,N.M.(2006)Pharmacologic doses of nicotinamide in the treatment of inflammatory skin conditions:a review.Cutis 77:11−16.)。
国際公開第11133692号パンフレット(シダーズ・シナイ・メディカルセンター)は、病原体に対する先天性免疫応答におけるC/EBPeの重要な役割を開示している。具体的には、官能性C/EBPeの非存在下で、マウスは、黄色ブドウ球菌(S.aureus)感染を取り除くそれらの能力に重度の障害があることが示されている。好中球は特に影響を受け、黄色ブドウ球菌に対する感受性は、インターフェロンガンマ(IFN−→)による治療によって是正され得る。重要なことには、C/EBPEの過剰発現誘導による、あるいはニコチンアミドまたはその類似体、誘導体もしくは塩の塗布による、C/EBPeの活性増大は、黄色ブドウ球菌の免疫死滅を劇的に強化し、感染の寛解につながる。
欧州特許第1063963号明細書 欧州特許第1063994号明細書 欧州特許第1063965号明細書 国際公開第11133692号パンフレット
Braff and Gallo,2006 Niren,N.M.(2006)Pharmacologic doses of nicotinamide in the treatment of inflammatory skin conditions:a review.Cutis 77:11−16.
本発明者らは、皮膚(皮膚それ自体であっても頭皮または口腔であってもよい)へのナイアシンアミドの塗布時に、微生物による攻撃に対して皮膚の免疫を改善させる際の重要なステップであることが公知であるAMPの生成を活性物が誘導することを見出した。故に、消費者が取得する利益は、ナイアシンアミドを含む組成物の塗布により、将来攻撃し得る病原菌に対して皮膚が保護されることである。
本発明は、人体の外部表面に塗布された場合に、抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を誘導するためのナイアシンアミドの使用を提供する。
したがって、本発明は、人体の外部表面に塗布された場合に、抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を予防的に誘導するためのナイアシンアミドも提供する。
さらに、本発明は、抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を誘導することにより、頭皮に保護を提供するための方法であって、ナイアシンアミドを、人物の毛髪/頭皮に塗布するステップを含む、方法を提供する。
これらおよび他の態様、特色および利点は、下記の詳細な説明および添付の請求項の読解から、当業者に明らかとなるであろう。誤解を避けるために、本発明の1つの態様の任意の特色を、本発明の任意の他の態様において利用してよい。語「を備える(comprising)」は、「を含む(including)」を意味するが、「からなる」または「から構成される」を必ずしも意味するわけではないことが意図されている。換言すれば、掲載されているステップまたは選択肢は、網羅的である必要はない。以下の説明に記される例は、本発明を明確にすることが意図されており、本発明をそれらの例自体に限定することは意図されていないことに留意されたい。同様に、別段の指示がない限り、すべての百分率は重量/重量百分率である。動作例および比較例におけるもの、または別段の明示がある場合を除いて、材料の量もしくは反応条件、材料の物理的特性および/または使用を示す、この説明におけるすべての数字は、語「約」によって修飾されているものとして理解すべきである。「xからyまで」の形式で表現される数値範囲は、xおよびyを含むと理解される。特定の特色について、複数の好ましい範囲が「xからyまで」の形式で記述されている場合、異なる端点を合わせた範囲もすべて企図されていることを理解されたい。
「皮膚」は、本明細書において使用される場合、哺乳動物、とりわけヒトの外部表面を含むことになっており、皮膚、頭皮、毛髪および口腔を含む。使用は、洗い流さない製品またはすすぎ落とす製品にナイアシンアミドを組み込むことによるものであってよく、主として皮膚を美白するためであるが、外観、クレンジング、悪臭コントロールまたは全体的な美観を改善させることもできる、人体に塗布される任意の製品を含む。使用は、好ましくは、洗い流さない組成物への組み込みによるものである。組成物は、液体、ローション、クリーム、フォーム、スクラブ、ジェル、固形石鹸またはトナーの形態であってよく、あるいは、器具を用いて、またはフェイスマスク、パッドもしくはパッチを介して塗布されてよい。そのような組成物の非限定的な例は、洗い流さないスキンローションおよびクリーム、シャンプー、コンディショナー、シャワージェル、固形化粧石鹸、制汗剤、消臭剤、脱毛剤、口紅、ファンデーション、マスカラ、サンレスタナーならびにサンスクリーンローションを含む。
ナイアシンアミドは、以下に記す通りの構造を有する。
Figure 2017515829
本発明において使用するためのナイアシンアミドは、好ましくは、ケラチノサイトからのAMPの分泌を誘導する。このようにして分泌されたAMPは、体の外部表面の免疫の改善を提供する。外部表面は、皮膚、頭皮または口腔を含む。
本発明により、皮膚表皮における主な細胞であるケラチノサイトを、ナイアシンアミドが活性化させて、本発明の利益を提供する、すなわち抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を誘導することを見出した。これにより、ナイアシンアミドは、病原菌に対する保護シールドを増進させる。したがって、ナイアシンアミドは、体の独自の防御を増進させることによって、感染に対する保護を体に提供する。換言すれば、活性物は、病原菌保護に備えて体表面を整える。これの利点は、病原菌に対する長期にわたる保護、例えば最大24時間の保護を提供することである。
本発明のようにナイアシンアミドが使用されている組成物は、下記の好ましい特色を含み得る。ナイアシンアミドは、好ましくは、組成物の、0.1から5重量%、より好ましくは0.5から5重量%、さらに一層好ましくは0.5から3重量%、最適には1.0から3.0重量%で存在する。組成物は、好ましくは、化粧的に許容され得る基剤を含む。化粧的に許容され得る基剤は、好ましくは、クリーム、ローション、ジェルまたはエマルションである。
パーソナルケア組成物は、異なる化粧的に許容され得る乳化または非乳化システムおよびビヒクルを使用して調製され得る。好ましい化粧的に許容され得る基剤は、1から25%の脂肪酸を含む。さらなる好ましい態様は、0.1から10%の石鹸の包含を提供する。非常に好適な基剤はクリームである。バニシングクリームがとりわけ好ましい。バニシングクリーム基剤は、概して、5から25%w/wの脂肪酸および0.1から10%w/wの石鹸を含む。バニシングクリーム基剤は、高く評価されているマット感を皮膚に与える。C12からC20脂肪酸はバニシングクリーム基剤においてとりわけ好ましく、さらに一層好ましいのは、C14からC18脂肪酸である。最も好ましい脂肪酸は、ステアリン酸である。脂肪酸は、パルミチン酸およびステアリン酸の混合物であってもよい。組成物中における脂肪酸は、より好ましくは、組成物の5から20%w/wの範囲内の量で存在する。バニシングクリーム基剤中における石鹸は、ナトリウム塩またはカリウム塩のような脂肪酸のアルカリ金属塩を含み、最も好ましいのは、ステアリン酸カリウムである。バニシングクリーム基剤中における石鹸は、概して、組成物の0.1から10%、より好ましくは0.1から3%w/wの範囲内の量で存在する。パーソナルケア組成物は、バニシングクリームとして配合される場合、好ましくは、60から85%、より好ましくは65から80%w/wの水を含む。水は、概して、本発明のように調製された多くの組成物中に存在し、概して、組成物の40から85重量%で存在する。
本発明の組成物は、皮膚美白剤および1または複数のUVサンスクリーンのような他の任意選択の原料を含み得る。本発明による組成物は、他の希釈剤を含んでもよい。希釈剤は、組成物が皮膚に塗布された場合にそれらの分布を容易にするように、組成物中に存在する他の材料のための分散剤または担体として作用する。水以外の希釈剤は、液体または固体皮膚軟化剤、溶媒、湿潤剤、増粘剤および粉末を含み得る。
組成物は、消臭剤として送達されていてもよい。消臭剤が意味するのは、パーソナル消臭利益、例えば、制汗活性物を含有してもしなくてもよい、腋窩領域における塗布に使用される、スティック型、ロールオン式または噴射剤媒体中の製品である。
消臭剤組成物は、概して、堅固な固体、軟らかい固体、ジェル、クリームおよび液体の形態であってよく、組成物の物理的特徴に適切な塗布器を使用して分注される。
組成物は、幅広い他の任意選択の成分を含み得る。参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、The CTFA Cosmetic Ingredient Handbook,Second Edition,1992は、本発明の組成物において使用するのに好適な、スキンケア業界において一般に使用されている多種多様な非限定的な化粧用および医薬用原料について記述している。例は、抗酸化剤、結合剤、生物学的添加物、緩衝剤、着色剤、増粘剤、ポリマー、収斂剤、香料、湿潤剤、乳白剤、コンディショナー、角質除去剤、pH調整剤、保存剤、天然抽出物、精油、皮膚センセート(sensates)、皮膚鎮静剤および皮膚治癒剤を含む。
組成物は、シャンプー、洗い流さないクリーム、ローション、トニックまたはセラムのような任意の公知の形式で配合され、より好ましい形式は、シャンプー、クリームまたはローションである。
本発明のまた別の態様は、抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を誘導することにより、頭皮に保護を提供するための方法であって、ナイアシンアミドを、人物の毛髪/頭皮に塗布するステップを含む、方法に関する。ナイアシンアミドは、好ましくは、抗微生物ペプチドの分泌を誘導するための治療量で塗布される。
AMPの分泌による頭皮への保護は、好ましくは、フケのような頭皮関連の問題に対する頭皮への拡張保護またはより長期にわたる保護につながる。ナイアシンアミドの使用は、代替として、AMP分泌強化による優れたフケコントロールを提供する。さらに、この機構を介して、頭皮には、優れたフケコントロールおよびある特定の事例においては再発性フケに対する抵抗が与えられる。
故に、ナイアシンアミドの塗布によるAMPの分泌強化は、保護/防御強化、フケに対するレジステンス(resistence)および先進的な栄養的利益を提供する。本発明の利益は、フケまたは頭皮の乾燥および痒みに悩んでいる人々によって知覚され得る。
好ましい態様によれば、本発明によるナイアシンアミドの使用は、好ましくは、非治療的である。
ここで、下記の非限定的な例により、本発明についてさらに記述する。
[実施例]
[実施例1から6]
ナイアシンアミドはLL−37遺伝子発現を誘導するがプソリアシン発現を変化させないことを証明するための実施例
表1に示されている通りの下記の試料を、プソリアシン発現に対するそれらの効果および発現されたプソリアシンAMP(LL−37)を測定するために調製した。
Figure 2017515829
それぞれの遺伝子発現に使用した材料およびそれを測定するために使用した手順を以下に記す。
材料
正常ヒト新生児表皮初代ケラチノサイト(NHEK)、ケラチノサイト成長培地(KGM)および成長サプリメント、抗生物質(ペニシリンおよびストレプトマイシン)、大腸菌(E.coli)株(ATCC株10536)、大腸菌055:B5株由来のリポ多糖(LPS)、1×リン酸緩衝食塩液、10mMリン酸ナトリウム緩衝液、ナイアシンアミド、無菌カップ(両端はオープンバレル形状であり、開口端面積は2.27cmであり、ロッドは、ハードテフロン(付録1)、ヴァセリン原料(付録2)、プソリアシン(S100A7)(サイクレックス)およびLL−37ELISAキット(ハイカルト)からできている丸型先端である、マッコンキー寒天培地、TSA培地(ユニリーバ研究報告書番号:BL110086)。
ヒト初代皮膚ケラチノサイトの刺激
新生児包皮から調製したヒト初代ケラチノサイトを(ロンザインディア)から入手し、定義された成長サプリメント(インビトロジェン)を加えた無血清ケラチノサイト成長培地中で培養した。ケラチノサイトを、12および24ウェル組織培養プレート(BDファルコン)中で培養し、60〜70%の集密で細胞を処理した。ケラチノサイト刺激は、成長サプリメントを加えたKGM中で実施し、すべての実験を第3から5代継代の間に行った。
RNA単離および定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応(PCR)
NHEKを、12ウェルプレート(BD、ファルコン)中、ウェル当たり6×10細胞で培養した。24時間のインキュベーション後、50%の培地を新鮮培地で置きかえた。3日目に、細胞を、異なる濃度のナイアシンアミドで新鮮培地とともに16〜18時間処理した。細胞をRLT緩衝液(キアゲン)中に採取し、試料を、RNA単離に使用するまで−70℃で貯蔵した。
キアゲン製のRNイージーミニキットを使用し、製造業者の説明書に従って、全RNAを単離した。純度およびRNA濃度は、ナノドロップ(サーモサイエンティフィック)機器を使用して確認した。RNA試料を1%アガロースゲルにロードし、UVトランスイルミネーター(バンガロールジニー(Bangalore Genie)、インド)を使用して、抽出物の品質を観察した。RNA試料をアリコートし、−70℃で貯蔵した。アイスクリプトcDNA合成キット(バイオ・ラッド、米国)を使用することにより、全RNAのアリコート(250から500ng)を使用して、cDNAを作製した。cDNA合成プログラムは、65℃で5分間、続いて、25℃で5分間であった。cDNA合成は42℃で30分間行い、最後の変性を85℃で5分間、続いて、4℃で除去するまで行った。
リアルタイムPCRは、製造業者(バイオ・ラッド、米国)の説明書のように、熱制御されたクロモ4マシン(バイオ・ラッド、米国)を使用するSYBRグリーン法を使用して行った。5μlのcDNAの1:10希釈試料および1.5pmoleの特定のプライマーを、各反応において、標準化されたPCRプログラム(すなわち、94℃で5分間、続いて、50サイクルの「94℃で15秒間、60℃で30秒間、72℃で30秒間)を使用することによって使用し、2−ΔΔCT法を使用することによって結果を分析した。
プソリアシンおよびLL−37ELISA
初代ケラチノサイトを、12ウェルプレート(BDファルコン)に播種した。60から70%の密集度において、細胞を異なる濃度のナイアシンアミドで72時間処理した。72時間のインキュベーション後、細胞培養上清を、ELISAに使用するまで−70℃で貯蔵した。すべてのELISA試薬および試料を、アッセイ前に室温にした。細胞培養上清試料を、使用前に5000rpmで10分間遠心分離した。100μlの細胞培養上清の未希釈試料を、サイクレックス製のELISAキットを使用することにより、プソリアシンレベルを確認するために使用した。臨床試料を希釈緩衝液中で1:25に希釈し、ELISAによってプソリアシンレベルを確認するために希釈試料から100μlを使用した。LL−37の事例においては、ELISA(ハイカルトバイオテック)によってLL−37レベルを確認するために、インビトロから100μlの未希釈試料および臨床試料を使用した。
ナイアシンアミドで18時間処理したケラチノサイトにおけるプソリアシンおよびLL−37AMPの遺伝子発現。18時間後に初代ケラチノサイトにおけるプソリアシンおよびLL−37AMPの遺伝子発現をトリガーするためにポジティブコントロールとして使用したLPS(20μg/ml)は、上述した手順を使用する研究であった。結果を、倍数変化の観点から、以下の表2に記す。
Figure 2017515829
上記の表2中のデータは、ナイアシンアミドは非常に高濃度(1.22mg/ml)であってもプソリアシン遺伝子発現を誘導することができなかったが、驚くべきことに、ナイアシンアミドはELISA技術を使用して検出されたプソリアシンAMPの分泌を誘導できたことを示す。
[実施例7から12]
皮膚におけるプソリアシンおよびLL−37の分泌誘導を証明するための、ナイアシンアミドを含有するスキンローションを用いるインビボ実験
インビトロ実験からの所見を裏付けるために、健康なヒトボランティアに対するナイアシンアミドの効果をインビボで試験した。ボランティアに、ナイアシンアミド(3%)を加えたおよび加えていないローションを、1日2回、前腕に塗布するように求めた。7日間の塗布後、その箇所をPBS中で抽出し、プソリアシンおよびLL−37AMPの検出のためにELISAを実施した。
インビボ研究手順
大腸菌培養調製物
大腸菌(10536)のグリセロールストックを、30mlのTSB培地中に接種し、培養物を、シェーカーインキュベーター内、37℃で終夜インキュベートした。終夜、培養物をTSAスラント上で二次培養し、37℃で終夜インキュベートし、次いで、スラントを4℃で貯蔵した(15日に一度、スラントを新たに調製した)。
スラントからの大腸菌培養物をTSAプレート上で二次培養し、37℃で終夜インキュベートした。終夜成長させた、大腸菌のプレート培養物を、6から7mlのリン酸ナトリウム緩衝液(10mM)中に懸濁した。分光光度計を使用して培養物の密度を1OD620に調整し、臨床研究に使用した。
抽出物のカップスクラブ法
この技術は、ASTM法、E2752−10(抗菌性の残効性の評価のための標準ガイド)に含まれる。カップおよびロッドはテフロンで構成されており、カップの面積は2.84cmである。カップは皮膚上に緩衝液を保持するために使用し、ロッドは、スクラビングのため、皮膚AMPおよび/または皮膚からの残留細菌のより良好な回収のために使用した。スクラビングの持続時間は1分であった。抽出された試料を、分析(付録1)のために1.5mlのエッペンドルフ管中に収集した。
プソリアシンおよびLL−37AMPの推定ならびにカップスクラブ法によるヒト皮膚からの残留大腸菌の計数
10μlの大腸菌の1OD620培養物を、前腕の印を付けた領域に2.27cm面積で塗布した(クリーム、基剤クリームおよびナイアシンアミドクリームが塗布されていない箇所)。培養物を各箇所に均一に広げた。15分間の接触時間後、1mlのPBS中、カップスクラブ法によって試料を抽出した。試料を無菌微量遠心管中に収集した。
抽出された試料のうち、800μlを使用して、標準的な微生物法(スプレッドプレート法により、マッコンキー寒天プレート上で、100μlの、未希釈、−1および−2希釈試料を平板培養した)により、残留大腸菌を計数した。残りの200μlの試料を使用して、標準化されたキットを使用するELISAにより、プソリアシンおよびLL−37レベルを分析した。純試料を使用して、試料中におけるLL−37のレベルを確認した。プソリアシンの事例においては、試料を希釈緩衝液(キットとともに提供されたもの)中で1:25に希釈し、分析のために100μlの希釈試料を使用した。
インビボ研究設計
1. ボランティアに、毎朝入浴後に研究施設に来るように求めた。
2. マーカーペンおよび定規を使用して、内側前腕の6.25cm面積(2.5×2.5cm)の領域に印を付けた。手首(手のひらの基部から5cm)を除いて、前腕の3つの領域に印を付け印を付けた。(ぼやけてきたらまたは消えたら領域に印を付けるために、各ボランティアに1本のマーカーペンを与えた)。
3. 62.5mgの配合物のアリコートを無菌容器(35mmのプラスチック丸皿)内で秤量し、ボランティアに与えた。
4. ボランティアに、前腕の輪郭を描いた箇所に配合物(62.5mg/6.25cm領域)を塗布するように求めた。(塗布の順序は、基剤配合物、続いて、活性物を含有する配合物であった)。配合物を約30秒間ずつ、その領域に広げた。
5. 各配合物の塗布後、指を滅菌ティッシュペーパーで拭った。
6. 62.5mgの配合物の同様のアリコートを、無菌の35mmのプラスチックペトリ皿内で秤量し、パラフィルムで密閉し、夜(就寝前)に塗布するために各ボランティアに与えた。
7. 7日間研究では、ステップ3から6を7日間繰り返した。1日間研究の事例においては、評定を2日目に行った。
8. 8日目に、ボランティアに、前腕を洗わずに、朝、研究施設に来るように求めた。
9. ボランティアの前腕を、非抗菌性石鹸(ラックス石鹸)を用い、(治験責任医師が)洗った。
10. 過剰な水を、滅菌ティッシュペーパーを使用するパッティングドライによって除去した。
11. ボランティアに、前腕に触れないで6時間待機するように求めた。
12. テンプレートを使用して、各クリーム塗布箇所上の2.27cmの円形領域に印を付け、1×10から1×10細胞/mlに対応する10μlの大腸菌10536培養物を各円形領域に添加し、均一に広げた。
13. 15分間の接触時間後、1mlの1×PBSを使用するカップスクラブ法によって大腸菌を回収した。抽出の持続時間は1分であった。
14. 試料を、マッコンキー寒天上でのスプレッドプレート法により、細菌数について分析した。
種々の実験における前腕領域内の大腸菌の残留ログを、以下の表3および表4にまとめる:
Figure 2017515829
Figure 2017515829
上記の表3中のデータは、ナイアシンアミドを含む組成物が、使用1日後であっても細菌を低減させることができることを示し、一方、表4は、この効果が長期間(7日間塗布)にわたって維持されることを示す。
[実施例13]
ナイアシンアミドによる誘導によって分泌された抗微生物ペプチド(AMP)の種類および量を決定するための実験
ケラチノクテ(keratinocte)細胞においてナイアシンアミドの結果として誘導されたAMPを決定するために、下記の手順を使用した。
1. 初代ケラチノサイトを、12ウェルプレートに、1mlのKGM完全培地とともに播種した。(第4継代では60,000細胞/ウェルで播種した)。
2. プレートをCOインキュベーター内で48時間インキュベートした。
3. 48時間のインキュベーション後、細胞を、ナイアシンアミド1mg/ml濃度でおよびそれを用いずに、2連のウェルで処理した(処理には新鮮培地を使用した)。
4. 72時間のインキュベーション後、細胞培養上清を1.5mlのエッペンドルフ管にそれぞれ移した。
5. 次いで、試料を20kDa遮断フィルタに通過させて、高分子量タンパク質を除去した。
6. 20kDa未満のタンパク質を含有する溶出試料を、15mlの無菌遠心分離管に移した。
7. 次いで、冷アセトン(HPLCグレード)を溶出試料に添加した(1mlの試料:4mlのアセトン)。
8. 管を−20℃に24時間移して、タンパク質を沈殿させた。
9. 24時間後、管を、14000gで40分間、4℃にて遠心分離した。
10. 上清を廃棄し、質量分析を使用して、タンパク質ペレットをタンパク質について分析した。
種々のAMPの分泌のレベル増大についてのデータを、表5において一覧にする。AMPの分泌のレベル増大は、セクレトームにおけるペプチドの存在度の相対的測定であるPSM値(ペプチド・スペクトル・マッチ・スコアリング関数(peptide spectrum match scoring function))によって測定する。
Figure 2017515829
表5中のデータは、ナイアシンアミドの使用の結果として、種々のAMPの有意に高いレベルの分泌があることを示す。
[実施例14〜17]
感染に対して自身を防御する皮膚の能力についてのヒトボランティア研究
下記のプロトコールを使用する実験を行った:
1. ボランティアに、使用するためのラックス(商標)石鹸を与え、研究開始前の7日間、前腕にいかなる他の石鹸も保湿剤も使用しないように求めた。
2. ボランティアに、ヴァセリン(商標)ヘルシーホワイト基剤クリームおよびナイアシンアミド(1%、2%および3%)を配合したヴァセリン(商標)ヘルシーホワイトを前腕の種々の箇所に塗布するように求めた。
3. ボランティアに、1日に2回1日間、朝の入浴後および夜の就寝直前、ステップ1を繰り返すように求めた。ボランティアに、夜の配合物の塗布後、前腕を洗わないように求めた。
4. 2日目に、治験責任医師が非抗菌性固形石鹸を用いて前腕を洗い、ボランティアに、制御された条件(24±2℃および45%±5%RH)下で6時間待機するように求めた。
5. 6時間の待機後、約10の大腸菌を前腕の各箇所に別個に塗布した。皮膚への大腸菌の接触時間は、15分であった。
6. 15分後、カップ−ロッド法を使用して試料を前腕から抽出した。
7. 標準的な微生物法を使用して、大腸菌を数えた。
種々の処理の大腸菌数についてのデータを、表6にまとめる。
Figure 2017515829
表6中のデータは、ナイアシンアミドの使用が、侵入細菌に対する皮膚の遺伝免疫を増進することを示す。
故に、本発明は、人体の外部表面に塗布された場合に、抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を誘導するためのものである、これまで公知でなかったナイアシンアミドの新たな使用を提供する。

Claims (7)

  1. 人体の外部表面に塗布された場合に、抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を誘導するためのナイアシンアミドの使用。
  2. ナイアシンアミドが、ケラチノサイトからのAMPの分泌を誘導する、請求項1に記載の使用。
  3. 前記外部表面の免疫を改善させるための、請求項1に記載の使用。
  4. 前記外部表面が、皮膚、頭皮または口腔を含む、請求項1または2に記載の使用。
  5. 前記使用が非治療的使用である、請求項1から4のいずれか一項に記載の使用。
  6. 人体の外部表面に塗布された場合に、抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を予防的に誘導するための、ナイアシンアミド。
  7. 抗微生物ペプチド(AMP)の分泌を誘導することにより、頭皮に保護を提供するための方法であって、ナイアシンアミドを、人物の毛髪/頭皮に塗布するステップを含む、方法。
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