JP2017513533A - コーティング中に高い濃度の液体香料を含有した着色コーティングされた食用製品、及びその製造方法 - Google Patents

コーティング中に高い濃度の液体香料を含有した着色コーティングされた食用製品、及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017513533A
JP2017513533A JP2017507944A JP2017507944A JP2017513533A JP 2017513533 A JP2017513533 A JP 2017513533A JP 2017507944 A JP2017507944 A JP 2017507944A JP 2017507944 A JP2017507944 A JP 2017507944A JP 2017513533 A JP2017513533 A JP 2017513533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
hard
edible product
weight
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017507944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6359759B2 (ja
Inventor
シュテファニー ミレイユ クリスチアーヌ マンダーティ,
シュテファニー ミレイユ クリスチアーヌ マンダーティ,
ローリー ヴェルボルン,
ローリー ヴェルボルン,
ロバート, ホルヘ ベルトラン
ロバート, ホルヘ ベルトラン
ゲル ビュフェー,
ゲル ビュフェー,
Original Assignee
インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー
インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー, インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー filed Critical インターコンチネンタル グレート ブランズ エルエルシー
Publication of JP2017513533A publication Critical patent/JP2017513533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6359759B2 publication Critical patent/JP6359759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/34Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
    • A23G3/36Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G3/364Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing microorganisms or enzymes; containing paramedical or dietetical agents, e.g. vitamins
    • A23G3/368Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing microorganisms or enzymes; containing paramedical or dietetical agents, e.g. vitamins containing vitamins, antibiotics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/34Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
    • A23G3/36Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G3/48Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing plants or parts thereof, e.g. fruits, seeds, extracts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G3/00Sweetmeats; Confectionery; Marzipan; Coated or filled products
    • A23G3/34Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof
    • A23G3/50Sweetmeats, confectionery or marzipan; Processes for the preparation thereof characterised by shape, structure or physical form, e.g. products with supported structure
    • A23G3/54Composite products, e.g. layered, coated, filled
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/06Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G4/068Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing plants or parts thereof, e.g. fruits, seeds, extracts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/06Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • A23G4/12Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing microorganisms or enzymes; containing paramedical or dietetical agents, e.g. vitamins
    • A23G4/126Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds containing microorganisms or enzymes; containing paramedical or dietetical agents, e.g. vitamins containing vitamins, antibiotics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/18Chewing gum characterised by shape, structure or physical form, e.g. aerated products
    • A23G4/20Composite products, e.g. centre-filled, multi-layer, laminated
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nutrition Science (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)

Abstract

コーティングの外観の欠陥が最小限に抑えられていることを特徴とする、着色ハードコーティングされた食用製品を開示する。着色料と香料とは、コーティングの実質的に別々の領域に存在する。かかる製品の製造方法も開示する。外観の欠陥が低減されたハードコーティングされた食用製品であって、着色されたコーティングを有する食用コアを含み、前記コーティングは、前記ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成し、前記コーティングの色が、CIELAB L*<95であることにより特徴付けられ、香料と着色料とが、前記コーティング中で実質的に空間的に分離されている、ハードコーティングされた食用製品。

Description

本開示は、高い濃度の香味を含むコーティングを有する例えばチューインガム及び菓子製品などの食用製品、並びにその食用製品の製造方法に関する。
菓子類及びチューインガム組成物には、色又は食感を与えるため、香味を与えるため、コアを保護するためなどの様々な目的でコーティングが施されている。コーティングは、ハードパンコーティング又はソフトコーティングなどの滑らかで均一な層として調製することができる。
コーティング中に高い濃度の香味を含むコーティングされたチューインガム製品は、外見に欠陥を生じやすく、これは消費者に一般的に受け入れられない。詳細には、高い濃度の香味がコーティング中の着色料と接触すると着色系が不安定となり、製品表面上の外観の欠陥を生じうる。
外観の欠陥が最小限に抑えられた、高い濃度の香味を含むコーティングを有するコーティングされたチューインガム及び菓子製品を調製する新規な方法が当該技術分野で依然求められている。
本明細書では、コーティングの外観の欠陥が最小限に抑えられていることを特徴とする、ハードコーティングされた食用製品を開示する。
一実施形態では、ハードコーティングされた食用製品は、着色されたコーティングを有する食用コアを含み、コーティングは、ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成し、コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられ、香料と着色料とが、コーティング中で実質的に空間的に分離されている。
一実施形態では、ハードコーティングされた食用製品は、香料と乾燥した第1のコーティングシロップとを含む内側香味層であって、第1のコーティングシロップが、重量%をコーティングシロップの重量に対するものとして、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、内側香味層と、乾燥した第2のコーティングシロップを含む外側着色層であって、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、重量%を外側着色層の重量に対するものとして、0.5重量%以下の香料とを含む外側着色層と、の少なくとも2つのコーティング層を含むコーティングを有する食用コアを含み、コーティングは、ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成する。
ハードコーティングされた食用製品を製造する方法も開示する。
一実施形態では、本方法は、第1のコーティングシロップ及び香料を食用コアの表面に塗布することによって、香味付けされたコーティング層を得る工程であって、香味付けされたコーティング層が、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約10重量%〜約95重量%であり、第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、工程と、第2のコーティングシロップを香味付けされたコーティング層に塗布することによって、着色されたコーティング層を得る工程であって、着色されたコーティング層が、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約5重量%〜約50重量%であり、着色されたコーティング層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、着色されたコーティング層の重量の0.5重量%以下の香料とを含む、工程と、を含み、食用コアは、ハードコーティングされた食用製品の約50重量%〜約85重量%である。
上述した特徴及び他の特徴は、以下の詳細な説明により例示される。
添付の図面は、本明細書に組み込まれるとともにその一部をなすものである。
実施例1で製造した代表的なコーティングされたチューインガム製品のコアを覆う4つのコーティング層の断面を示した概略図である。 37℃/相対湿度(RH)80%で16日目における、特許請求される本方法により製造された代表的なコーティングされたチューインガム製品(左)と、コーティング全体が着色された標準的なコーティングされたチューインガム製品(右)との直接的な比較を示した写真図である。それぞれの側の上に示された4個のペレットの列は、これらのコーティングされたチューインガム製品を25℃/65% RHの試料室で保存した場合のコントロールである。 試験製品A〜Dの完成されたコーティング中の香料及び着色料の濃度のマトリクス(上のパネル)、標準的なコーティングプロセスによって製造された試験製品A〜Dで検出された色安定性の欠陥の程度(中央のパネル)、及び本明細書に開示されるコーティングプロセスによって製造された試験製品A〜Dで検出された色安定性の欠陥の程度(下のパネル)をまとめた表を示す。 試験した各コーティング製品のCIELAB L値を示す概略図である。
従来の着色されたコーティング中に高い濃度の香味を有する、コーティングされたガム製品は、製造直後に許容されえないほど多数の、ひび割れ及び/又は変色などの外観の欠陥を呈し、経時変化に伴うこうした欠陥の発生に関して保存安定性が低いことが見出されている。コーティング中に高い濃度の香味及び濃い色を有するコーティングされた食用製品の製造時におけるかかる欠陥を最小限に抑えるとともに、経時変化に伴うかかる欠陥の発生に関して保存寿命を最大化するための方法が開発されている。この問題を回避するには、着色料と香料とを食用コア上のコーティングの別々の領域に配する。香料は、食用コアのコーティングの第1の段階において実質的に着色料を含まないコーティングシロップ中で塗布される。香料の塗布が終了した後で、着色されたコーティングシロップを塗布することができる。この方法の使用により、製造時の変色及びひび割れが最小限に抑えられ、かかる欠陥に関してより長い保存寿命を有する着色コーティングされた食用製品が得られる。この方法によれば、コーティング中の香料及び/又は着色料の量が低いコーティングであっても色の欠陥の程度の低い、コーティングされたガム製品が製造されることが見出されている。この方法は、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含む着色料系において特に効果的である。
したがって、本明細書では、着色されたコーティングの外観の欠陥が最小限に抑えられていることを特徴とするハードコーティングされた食用製品、及びかかる製品を調製する方法を開示する。
一実施形態では、ハードコーティングされた食用製品は、着色されたコーティングを有する食用コアを含み、コーティングは、ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成し、コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられ、香料と着色料とが、コーティング中で実質的に空間的に分離されている。コーティングは、ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成することができる。コーティングの色は、CIELAB L<90、<85、<75、<65、又は<60であることによって特徴付けることができる。コーティングの色は、CIELAB a<0、より詳細にはCIELAB a<0かつb>0であることによって更に特徴付けることができる。コーティングの色は、コーティング層中に1つよりも多い着色料を添加することにより得ることができる。コーティング中で香料と着色料とを実質的に空間的に分離することは、全コーティング中の着色料の総量の1%以下を有する香料を有する香味層と、全コーティング中の香料の総量の1%以下を有する着色層とを有することを含みうる。コーティング中で香料と着色料とを実質的に空間的に分離することは、香味層の重量の0.0008重量%以下の着色料を有する香料を有する香味層と、着色層の重量の0.5重量%以下の香料を有する着色層とを有することを含み得る。あるいは、コーティング中で香料と着色料とを実質的に空間的に分離することは、コーティング中、例えば2つの別々の層中で、香料と着色料とを完全に空間的に分離することを含み得る。着色料は、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含みうる。好ましい実施形態では、着色料は、カロテノイド又はその誘導体を含む。
別の実施形態では、ハードコーティングされた食用製品は、香料と乾燥した第1のコーティングシロップとを含む内側香味層であって、第1のコーティングシロップが、重量%をコーティングシロップの重量に対するものとして、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、内側香味層と、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、重量%を外側コーティング層の重量に対するものとして、0.5重量%以下の香料とを含む外側着色層と、の少なくとも2つのコーティング層を含むコーティングを有する食用コアを含み、コーティングは、ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成する。コーティングは、ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成することができる。好ましい実施形態では、着色料は、カロテノイド又はその誘導体を含む。コーティングの色は、コーティング層中に1つよりも多い着色料を添加することにより得ることができ、例えば、青色着色料及び黄色着色料を添加することで緑色のコーティングの色を得ることができる。
本明細書に開示されるハードコーティングされた食用製品は、食用コアをコーティングし、かつ内側香味層の下にあるベース層を更に含むことができる。ベース層は、香料を含まず、かつ/又はカロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料も含まなくてもよい。ベース層は、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約25重量%〜約65重量%であってよい。ハードコーティングされた食用製品は、内側香味層の上で外側着色層の下にバリア層を更に含んでもよい。バリア層は、香料を含まず、かつ/又はカロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まなくてもよい。バリアコーティング層は、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約2重量%〜約8重量%であってよい。
別の態様では、ハードコーティングされた食用製品を製造する方法も開示される。
一実施形態では、本方法は、第1のコーティングシロップ及び香料を食用コアの表面に塗布することによって、香味付けされたコーティング層を得る工程であって、香味付けされたコーティング層が、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約10重量%〜約95重量%であり、第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、工程と、第2のコーティングシロップを香味付けされたコーティング層に塗布することによって、着色されたコーティング層を得る工程であって、着色されたコーティング層が、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約5重量%〜約50重量%であり、着色されたコーティング層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、着色されたコーティング層の重量の0.5重量%以下の香料とを含む、工程と、を含み、食用コアは、前記ハードコーティングされた食用製品の約50重量%〜約85重量%である。着色されたコーティング層は、所望のコーティングの色を得るために1つよりも多い着色料を含むことができる。食用コアは、ハードコーティングされた食用製品の約65重量%〜約75重量%であってよい。本方法は、第1のコーティングシロップ及び香料を塗布する前に、食用コアの表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、ベース層を得る工程を更に含んでもよく、ベースコーティングシロップは、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、ベース層は、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約25重量%〜約65重量%である。本方法は、第2のコーティングシロップを塗布する前に、香味コーティングされたコアの表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、バリアコーティング層を得る工程を更に含んでもよく、ベースコーティングシロップは、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、バリアコーティング層は、ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約2重量%〜約8重量%である。本方法では、コーティングの色は、CIELAB L<95、<85、<75、<65、又は<60であることによって特徴付けることができる。コーティングの色は、CIELAB a<0、より詳細にはCIELAB a<0かつb>0であることによって更に特徴付けることができる。
ハードコーティングされた食用製品及びかかる製品の製造方法の更なる態様を下記に述べる。
CIELAB
国際照明委員会(Commission internationale de l'eclairage)(CIE)1976 L(CIELAB)は、基準として使用するべく、機器に依存しないモデルとして機能するように考案された、人間の目に見えるすべての色を記述するための3次元色空間である。CIELABの3つの座標は、色の明度(L=0は黒、L=100は白を示す)、赤/マゼンタと緑との間の位置(a、負の値は緑を示し、正の値はマゼンタを示す)、及び黄色と青との間の位置(b、負の値は青を示し、正の値は黄色を示す)を表している。物体の色を完全に記述するためには3つの値すべてが必要である。CIELABの3つの座標は、色データの立方根変換に基づいたものである。CIELABの色座標(L)は、相対輝度の立方根を用いて計算される。
本明細書では、CIELAB値は、CIE標準光源D50に対するものである。
本明細書に開示される、かつ/又は本明細書に開示される方法により製造されるハードコーティングされた食用製品は、L<95、<90、<85、<75、<65、又は<60であることによって特徴付けられる色を有しうる。かかる製品では、本明細書に開示されるように、コーティング中で香料と着色料とを分離することが有益であることが見出されている。コーティングの色は、CIELAB a<0、より詳細にはCIELAB a<0かつb>0であることによって更に特徴付けることができる。
コーティング組成物
本明細書に述べられるハードコーティングされた食用製品は、1つ以上の層中の組成物を少なくとも部分的に包囲する1つ以上のコーティング組成物を含む。必要に応じて、コーティングは、食用コアを完全に包囲、コーティング、被覆、又は封入することができる。また、コーティングは、食用コアを部分的にのみ包囲、コーティング、被覆、又は封入してもよい。コーティングは、非晶質であっても結晶質であってもよい。
本明細書ではコーティングシロップとも呼ぶコーティング組成物は、主成分として糖、ポリオール、又は糖とポリオールとの組み合わせを含む。コーティング組成物は、これらに限定されるものではないが、甘味料、コーティング結合剤、香料、着色料、感覚刺激剤、機能性成分、及び食用酸などの任意の従来成分を更に含んでもよい。甘味料、香料、感覚刺激剤、機能性成分、及び食用酸は、封入状態、非封入状態(又は「遊離状態」)、又は封入状態と非封入状態との組み合わせとすることができる。
適当な糖としては、ショ糖(砂糖)、デキストロース、マルトース、デキストリン、キシロース、リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、スクロモルト、フルクトース(レブロース)、転化糖、コーンシロップ、マルトデキストリン、フルクトオリゴ糖シロップ、部分加水分解デンプン、コーンシロップ固形物、ポリデキストロース、可溶性繊維、不溶性繊維、又はこれらの混合物などであるがこれらに限定されない、単糖類、二糖類、及び多糖類を挙げることができるが、これらに限定されない。
適当なポリオールとしては、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、ガラクチトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、ラクチトール、エリスリトール、水素化デンプン加水分解物、マルチトールシロップ、及びこれらの混合物などであるがこれらに限定されない、糖アルコール(又はポリオール)を挙げることができるが、これらに限定されない。
適当な水素化デンプン加水分解物としては、米国特許第4,279,931号に開示されるもの、並びにソルビトール、水素添加二糖類、水素添加高級多糖類、又はこれらの混合物を含む各種の水素添加グルコースシロップ及び/又は粉末が挙げられる。水素化デンプン加水分解物は、コーンシロップの制御された触媒水素添加によって主として調製される。得られる水素化デンプン加水分解物は、単量体、二量体、及び重合性糖類の混合物である。これらの異なる糖類の比は、異なる水素化デンプン加水分解物に異なる特性を与える。ロケット・フレール社(Roquette Freres)(フランス)により製造される市販製品であるLYCASIN(登録商標)、及びエスピーアイ・ポリオールズ社(SPI Polyols, Inc.)(デラウェア州ニューカッスル)により製造される市販製品であるHYSTAR(登録商標)などの水素化デンプン加水分解物の混合物も有用である。
香味剤又は香料としては、これらに限定されるものではないが、シトラス油、フルーツエッセンス、ペパーミント油、スペアミント油、他のミント油、クローブ油、ウインターグリーン、アニスなどの油などの植物及び果実由来の油をはじめとする精油、合成香料、又はこれらの混合物などの当該技術分野では周知のものが挙げられる。他の適当な香料は、下記のチューインガム組成物の項目で述べる。香味剤は、コーティングが、コーティングシロップの重量の約0.1重量%〜約15.0重量%の香味剤、詳細には約0.5重量%〜約12.0重量%の香味剤、より詳細には約0.8重量%〜約10.0重量%の香味剤、最も詳細には約1.0重量%〜約6.0%の香味剤を含有するような量で、コーティングシロップに添加することができる。また、液体香味剤を、香料が恰もシロップ中に存在するものと同様にしてこれらのコーティング濃度の同等濃度が得られるような量で、コーティングシロップとは別々にサンプル上に塗布することもできる。
着色剤、又は着色料をコーティングシロップに色素又はレーキ顔料の形で、直接添加することができる。コーティングシロップは、コーティングの所望の色が得られるように、必要に応じて、2つ以上の着色料を含むことができる。適当な着色剤としては、下記のチューインガム組成物の項目に述べられるものをはじめとする、食品品質の色素が挙げられる。着色料は、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含みうる。クルクミノイドは、クルクミン及びその誘導体などの直鎖状ジアリールヘプタノイドである。カロテノイドはテトラテルペノイドであり、ルテイン、ゼアキサンチン、及びこれらの誘導体などのキサントフィル類、並びにαカロテン、βカロテン、リコペン、及びこれらの誘導体などのカロテン類が挙げられる。
一実施形態では、コーティングは最初、液体シロップとして存在する。コーティングシロップは、約30重量%〜約85重量%の本明細書において前に述べたようなコーティング成分と、約15重量%〜約70重量%の、水などの溶媒を含む。一実施形態では、コーティングシロップは、約65重量%〜約75重量%のコーティング成分と、約25重量%〜約35重量%の、水などの溶媒を含む。
一実施形態では、コーティング組成物はポリオールを含む。ポリオールには、キシリトール、マンニトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、エリスリトール、又はこれらの組み合わせが含まれうる。
コーティング結合剤は、植物滲出液、シードガム、及び海藻抽出物などの天然物質を含みうるか、あるいはそれらは、セルロース、デンプン、又は天然ガム誘導体などの化学修飾物質でありうる。更に、コーティング結合剤としては、ペクチン、アラビアガム、アカシアガム、アルギネート、寒天、カラギーナン、グアーガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ゼラチン、ジェランガム、ガラクトマンナン、トラガントガム、カラヤガム、カードラン、コンニャク、キトサン、キシログルカン、ベータグルカン、フルセララン、ガッティガム、タマリン、及び細菌ガムを挙げることができる。改質天然ガムとしては、アルギン酸プロピレングリコール、カルボキシメチルローカストビーンガム、低メトキシルペクチン、又はこれらの組み合わせが挙げられる。微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、メチルセルロース(MC)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、又はこれらの組み合わせなどの改質セルロースが含まれてもよい。一実施形態では、コーティング結合剤はアラビアガムである。
ハードコーティングされた食用製品上の乾燥コーティングは、個々のハードコーティングされた食用製品の約2重量%〜約95重量%、詳細には約5重量%〜約70重量%、より詳細には約10重量%〜約60重量%、更により詳細には約20重量%〜約50重量%、更により詳細には約25重量%〜約35重量%、好ましくは約30重量%の範囲であってよい。
ハードコーティングプロセス
一般的なコーティングプロセスでは、糖類と水を含むコーティングシロップを多数の薄層として食用コアに塗布し、各塗布の間でこれを乾燥させることによって、最終製品上に適切で均一なコーティングと仕上げ品質の表面を形成する。食用コアが、コーティング機構又はコーティングトンネルを通過し、その中で転がされ、回転される際、ハードコーティングシロップが食用コア上に噴霧される。更に、コーティングトンネル又は機構の中で、温風を循環させるか、又は強制的に送り込むことによって、所望の厚さのコーティング層が得られるまで、形成された製品上に順次設けられたコーティング層のそれぞれを乾燥させる。
2つ又はそれよりも多い異なるコーティングシロップをコーティングプロセスの異なる段階で使用して、単一のコーティングされた製品を調製することができる。これらの異なるコーティングシロップは、追加のコーティング添加剤、例えば、異なる着色料又は香料の種類又は量によって変わりうる。例えば、本明細書に開示される方法では、ポリオール、界面活性剤、コーティング結合剤、香料、及び水を含んだ第1のコーティングシロップを、コーティングプロセスの初期段階で使用して、香味付けされたポリオールハードコーティングのハード層を堆積することができる。コーティングの後の段階で、ポリオール、界面活性剤、コーティング結合剤、着色料、及び水を含んだ第2のコーティングシロップを塗布することにより、着色されたハードポリオールコーティングを形成することができる。いくつかの実施形態では、ポリオールはイソマルトである。
必要に応じて、食用酸、感覚刺激剤など、又はこれらの組み合わせの添加を含め、特定の追加のコーティング添加剤を、コーティングプロセスの間にコーティングシロップの塗布とは別に添加することができる。例えば、香料は、コーティングプロセスの間にコーティングドラムに別の直接的添加物として添加するか、コーティングシロップの添加に時間的に続いて若しくはそれと同時に塗布するか、又はコーティングシロップの一成分として、具体的にはコーティングシロップの一成分として添加することができる。同様に、着色料は、コーティングプロセスの間に、コーティングドラムに別の直接的添加物として、又はコーティングシロップの一成分として、具体的にはコーティングシロップの一成分として添加することができる。
一実施形態では、食用ろう又は他の任意の艶出し剤の塗布は、コーティングプロセスの後半の段階で塗布することができる。代表的な食用ろうとしては、カルナウバろう、蜜ろう、植物ろう、カンデリラろう、食用石油ろうなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。艶出し剤としては、セラックなどが挙げられる。
コーティングプロセスは、連続式又はバッチ式とすることができる。市販のコーティングパン及び装置を使用することができる。
チューインガムコアを用いた代表的なハードコーティングパンニングプロセスでは、シロップは、約100°F(38℃)〜約240°F(116℃)の範囲の温度でガムのコアに添加される。好ましくは、シロップの温度は、シロップ中のポリオール又は糖が結晶化しないように、コーティングプロセスの全体を通じて約130°F(54℃)〜約200°F(93℃)とされる。シロップは、ガムの中心タブレットに当業者には周知の任意の方法によって混合、噴霧、注ぐ、又は加えることができる。
シロップのコーティングがガムのコアに塗布された後、湿ったシロップを、空気などの不活性媒質中で乾燥させる。好ましくは、強制乾燥空気を、約70°F(21℃)〜約115°F(46℃)の温度範囲で湿ったシロップコーティングと接触させる。乾燥空気は、約15%よりも低い相対湿度を有する。乾燥空気は、当該技術分野では周知の任意の方法によって、シロップコーティングされたガム中心上に通過させて混和することができる。好ましくは、乾燥空気は、使用される機器及び/又は処理されるコアの量に適した流速で、シロップコーティングされたガム中心のベッドの上及び周囲又はこれを通じて吹き付けられる。
一般的に、複数の層を得るためには、1層のシロップのコーティングを塗布し、乾燥させた後、このプロセスを繰り返す。各コーティング工程で加えられる固形物の量は、主としてコーティングシロップの濃度によって決まる。任意の数のコーティングをガムのコアに塗布することができる。ガムのコアに塗布されるコーティングは、約75層以下であることが好ましい。一般的には、約30〜約60層のコーティングが塗布される。いずれの場合も、コーティングされたチューインガム又は他の食用コアを調製するうえで充分なコーティングシロップの量は、最終的なコーティング製品の重量の約2重量%〜約95重量%、約5重量%〜約70重量%、約10重量%〜約60重量%、約15重量%〜約50重量%のコーティングを含む。好ましくは、最終製品は、最終的なコーティング製品の約20重量%〜約40重量%のコーティング、より好ましくは約25重量%〜約35重量%のコーティング、最も好ましくは約30重量%のコーティングを含む。
いくつかの実施形態では、香料の濃度は、すべての塗布された香味コーティングで同じである。他の実施形態では、香料の濃度は、香味付けされたコーティングシロップが順次塗布されるにしたがって低下し、これにより、得られる最終的な香味付けされたコーティング層は、コアの表面からの距離が大きくなるにしたがって低下する香味の勾配を有する。
いくつかの実施形態では、着色されたコーティングシロップ中の着色料の濃度は、すべての塗布された着色コーティングで同じである。他の実施形態では、着色されたコーティングシロップ中の着色料の濃度は、着色されたコーティングシロップが順次塗布されるにしたがって増大し、これにより、得られる最終的な着色されたコーティング層は、コアの表面からの距離が大きくなるにしたがって増加する色の勾配を有する。
食用コア
コーティング組成物によってコーティングすることができる食用コアは、コアがパンコーティングに適した形状を有するものであれば、広範な種類のものとすることができる。代表的な食用コアとしては、チューインガム(ボール形、クッション形、ペレット形、ピロー形など)、菓子類、ナッツ又はナッツ片、乾燥果実又は乾燥果実片などが挙げられる。代表的な菓子材料としては、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
一実施形態では、食用コアはチューインガムである。
チューインガム組成物
一般的に、チューインガムコアのチューインガム組成物は、ガムベース及びバルク甘味料、又はガムベースポリマー及びバルク甘味料を含む。ガムベース又はガムベースポリマーと組み合わせた場合、バルク甘味料は、チューインガム組成物の所望の食感に応じて、粉末の形態、又は溶融形態とすることができる。
チューインガム組成物のバルク甘味料は、糖系又は無糖のバルク甘味料、特に無糖とすることができる。バルク糖甘味料は、概して、糖類を含む。好適な糖甘味料としては、単糖類、二糖類、及び多糖類を含み、例えば、ショ糖(砂糖)、デキストロース、麦芽糖、デキストリン、キシロース、リボース、ブドウ糖、マンノース、ガラクトース、果糖(レブロース)、乳糖、転化糖、フラクトオリゴ糖シロップ、部分加水分解デンプン、コーンシロップ固体、例えば、高果糖コーンシロップ、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
バルク甘味料はまた、糖ポリオールなどの無糖バルク甘味料とすることができる。糖ポリオールは、エリスリトール、ガラクチトール、イソマルト、水素添加デンプン加水分解物、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、ポリグリシトール、ソルビトール、キシリトールなど、又はこれらの組み合わせとすることができる。糖ポリオールは、粉末状又は粒子状の形態(結晶性又は非晶質のいずれか)、低水分含量(例えば10重量%未満、詳細には5重量%未満)を有する溶融(融解)形態、又は水を含むシロップ状の形態(「溶液」とも呼ばれる)、とすることができる。代表的な糖ポリオールシロップとしては、ソルビトールシロップ、マルチトールシロップ、水素化デンプン加水分解物シロップ、ポリグリシトールシロップなどが挙げられる。
チューインガム組成物中に存在するバルク甘味料の量は、チューインガム組成物の総重量に基づいて、約1〜約85重量%、詳細には約10〜約75重量%、より詳細には約20〜約70重量%、更により詳細には約30〜約65重量%、なお更により詳細には約40〜約60重量%とすることができる。
一実施形態では、チューインガム組成物は無糖である。
チューインガムは、追加の成分を更に含んでもよく、追加の成分は、香料、脂肪、高甘味度甘味料、食用酸若しくはその塩、感覚刺激剤、香味調節剤若しくは増強剤、着色剤、湿潤剤、塩、軟化剤、又はこれらの組み合わせである。
チューインガム組成物は、必要に応じて湿潤剤を更に含んでもよい。例示的な湿潤剤としては、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、又はこれらの組み合わせが挙げられる。最終的なチューインガム製品が、製造、包装、保管、及び使用中に周辺環境から水分を過剰に吸収しないように、湿潤剤の量を制御することができる。
チューインガム組成物は、ガムベースで使用される本明細書に記載されるものなどの軟化剤を更に含んでもよい。
チューインガム組成物は、チューインガムベース又はガムベースポリマーを含む。一実施形態では、チューインガムは、エラストマーを含むガムベース、及び必要に応じて追加のガムベース成分を含み、追加のガムベース成分は、樹脂、脂肪、乳化剤、ろう、充填剤、軟化剤、可塑剤、酸化防止剤、又はこれらの組み合わせである。
本明細書で使用される「ガムベース」なる用語は、水不溶性材料を指し、例えば、エラストマー、樹脂、ろう、エラストマー溶剤、乳化剤、可塑剤、増量剤/充填剤、又はこれらの組み合わせを含むことができる。
使用されるガムベースの量は、使用されるベースの種類、所望されるチューインガムの稠度、及び最終的なチューインガム製品を製造するためにこの組成物において使用される他の成分などの、様々な要素に応じて変化するであろう。概して、ガムベースは、チューインガム組成物の総重量に対して、約5〜約65重量%、詳細には約10〜約55重量%、より詳細には約15〜約45重量%、更に詳細には約20〜約35重量%の量で存在することになる。
チューインガムベースで使用される例示的なエラストマーとしては、天然、並びに、合成エラストマー及びゴムの両方、例えば、植物由来の物質、例えば、チクル、クラウンガム、ニスペロ、ロサジンハ、ジェルトン、ペリロ、ニジェールグッタ、チュニュ、バラタ、グタペルカ、レチカプシ、ソルバ、グッタケイなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。ブタジエン−スチレンコポリマー、ポリイソブチレン、イソブチレンイソプレンコポリマー、ポリエチレン、これらの組み合わせなどの合成エラストマー、又はこれらの組み合わせもまた有用である。ガムベースは、非毒性ビニル重合体、例えば、ポリ酢酸ビニル及びその部分加水分解物、ポリビニルアルコール、又はこれらの組み合わせを含むことができる。使用される場合、ビニル重合体の分子量は、約3,000〜約94,000まで(約94,000を含む)の範囲とすることができる。追加の有用なポリマーとしては、架橋ポリビニルピロリドン、ポリメチルメタクリレート、乳酸のコポリマー、ポリヒドロキシアルカノエート、可塑化エチルセルロース、ポリビニルアセテートフタレート、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
様々な所望の食感及び稠度特性を提供するための可塑剤又は軟化剤などの従来の添加剤を、有効な量でガムベース中に添加することができる。好適な可塑剤及び軟化剤としては、ラノリン、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、三酢酸グリセリル、グリセリルレシチン、モノステアリン酸グリセリル、モノステアリン酸プロピレングリコール、アセチル化モノグリセリド、グリセリン、又はこれらの組み合わせが挙げられる。これらの成分のいくつかは、ガムベース形成時に添加されるか、又はチューインガム組成物の製造中の後半に添加してもよい。
ろう、例えば、天然及び合成ろう、水素添加植物油、石油ろう、例えば、ポリウレタンろう、ポリエチレンろう、パラフィンろう、微結晶ろう、脂肪ろう、モノステアリン酸ソルビタン、獣脂、プロピレングリコールなど、又はこれらの組み合わせも、様々な所望の食感及び稠度特性を得るために、ガムベースに組み込むことができる。
ろうがガムベース中に存在する場合、ろうは、重合エラストマー混合物を軟化し、ガムベースの弾性を改善する。使用されるろうは、約60℃未満、詳細には約45℃〜約55℃の融点を有してもよい。低融点ろうは、パラフィンろうでありうる。ろうは、ガムベースの総重量に基づいて約0.1〜約10重量%、詳細には約3〜約7重量%の量でガムベース中に存在することができる。
低融点ろうに加えて、高融点を有するろうは、ガムベースの総重量に基づいて最大約5重量%の量で、ガムベースにおいて使用することができる。このような高融点ろうは、蜜ろう、植物ろう、キャンデリラろう、カルナバろう、ほとんどの石油ろうなど、又はこれらの組み合わせを含む。
ガムベースは、任意選択で、エラストマーベース成分を軟化する助けとなる従来のエラストマー溶剤、例えば、α−ピネン若しくはβ−ピネンの重合体などの樹脂;ロジン若しくは修飾ロジン及びガムのメチルエステル、グリセロールエステル、若しくはペンタエリスリトールエステル、例えば、水素添加、二量化、若しくは重合化ロジン、若しくはこれらの組み合わせ;部分水素添加木材若しくはガムロジンのペンタエリスリトールエステル;木材若しくはガムロジンのペンタエリスリトールエステル;木材ロジンのグリセロールエステル;部分二量化木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル;重合化木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル;トール油ロジンのグリセロールエステル;木材若しくはガムロジンのグリセロールエステル;部分水素添加木材若しくはガムロジン;木材若しくはロジンの部分水素添加メチルエステル;など;又はこれらの組み合わせを含有することができる。エラストマー溶剤は、ガムベースの総重量に基づいて、約5〜約75重量%、詳細には約45〜約70重量%の量で使用することができる。
ガムベースは、充填剤及び食感剤として働きうる鉱質補助剤などの有効な量の増量剤を含むことができる。好適な鉱質補助剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム、タルク、リン酸三カルシウム、リン酸三カルシウムなど、又はこれらの組み合わせが挙げられる。これらの充填剤又は補助剤は、様々な量でガムベースにおいて使用することができる。具体的には、充填剤の量は、使用される場合、ガムベースの総重量に基づいて、約5超〜約60重量%、より詳細には約20〜約30重量%の量で存在することができる。
ガムベースにおける使用に適した乳化剤としては、蒸留モノグリセリド、モノ及びジグリセリドの酢酸エステル、モノ及びジグリセリドのクエン酸エステル、モノ及びジグリセリドの乳酸エステル、モノ及びジグリセリド、脂肪酸のポリグリセロールエステル、セテアレス−20、ポリグリセロールポリリシノール酸塩、脂肪酸のプロピレングリコールエステル、ラウリン酸ポリグリセリル、ヤシ脂肪酸グリセリル、アラビアガム、アカシアガム、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、ステアロイルラクチレートナトリウム、ステアロイルラクチレートカルシウム、モノ及びジグリセリドのジアセチル酒石酸エステル、グリセリルトリカプリル酸塩−カプリン酸塩/中鎖トリグリセリド、ジオレイン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、脂肪酸のグリセリルラクトエステル、グリセリルラクトパルミチン酸塩、ステアリン酸グリセリル、ラウリン酸グリセリル、ジラウリン酸グリセリル、モノリシノール酸グリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、ジステアリン酸ヘキサグリセリル、モノステアリン酸デカグリセリル、ジパルミチン酸デカグリセリル、モノオレイン酸デカグリセリル、ヘキサオレイン酸ポリグリセリル10、中鎖トリグリセリド、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、モノステアリン酸プロピレングリコール、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、ポリソルベート65、ジステアリン酸ヘキシルグリセリル、モノステアリン酸トリグリセリル、ツイン、スパン、ステアロイルラクチレート、ステアロイル−2−ラクチレートカルシウム、ステアロイル−2−ラクチレートナトリウム、レシチン、アンモニウムホスファチド、脂肪酸のショ糖エステル、スクログリセリド、脂肪酸のプロパン−1,2−ジオールエステル、又はこれらの組み合わせが挙げられる。
チューインガム組成物で使用される例示的な香味料(香料、香味剤)として、当該技術分野で既知の人工又は天然香料、例えば、合成香味油、天然香味付与芳香油及び/若しくは油、オレオレジン、植物、葉、花、果実など由来抽出物、又はこれらの組み合わせを挙げることができる。非限定的な代表的な香料は、スペアミント油、シナモン油、ウインターグリーン油(サリチル酸メチル)、ペパーミント油、チョウジ油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム油、ニオイヒバ油、ニクズク油、オールスパイス、セージ油、メース、苦扁桃油、ケイヒ油、及びレモン、オレンジ、ライム、グレープフルーツを含む柑橘油などの油;バニラ;リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、サクランボ、プラム、パイナップル、アプリコット、バナナ、メロン、熱帯果実、マンゴー、マンゴスチン、ザクロ、パパイヤを含む果実エキス;はち蜜レモンなど;又はこれらの組み合わせを含む。
他の種類の香料としては、様々なアルデヒド及びエステル、例えば、酢酸シンナミル、シンナムアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p−メチルアミソール、アセトアルデヒド(リンゴ)、ベンズアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス)、ケイ皮アルデヒド(シナモン)、シトラール、即ち、α−シトラール(レモン、ライム)、ネラール、即ち、β−シトラール(レモン、ライム)、デカナール(オレンジ、レモン)、エチルバニリン(バニラ、クリーム)、ヘリオトロープ、即ち、ピペロナール(バニラ、クリーム)、バニリン(バニラ、クリーム)、α−アミルシンナムアルデヒド(スパイシーなフルーツ様の風味)、ブチルアルデヒド(バター、チーズ)、バレルアルデヒド(バター、チーズ)、シトロネラール(変性、多くの型)、デカナール(柑橘類)、アルデヒドC−8(柑橘類)、アルデヒドC−9(柑橘類)、アルデヒドC−12(柑橘類)、2−エチルブチルアルデヒド(液果)、ヘキセナール、即ち、トランス−2(液果)、トリルアルデヒド(サクランボ、アーモンド)、ベラトルアルデヒド(バニラ)、2,6−ジメチル−5−ヘプテナール、即ち、メロナール(メロン)、2,6−ジメチルオクタナール(青玉果)、及び2−ドデセナール(柑橘類、マンダリン)が挙げられる。
香料は、液体又は固体の形態で使用することができる。香料は、遊離形態又はカプセル封入形態で使用することができる。固体(乾燥)の形態で使用する場合、香味油の噴霧乾燥などの好適な乾燥手段を使用することができる。あるいは、香料は、当該技術分野で既知の手段により、例えば、セルロース、デンプン、糖、マルトデキストリン、アラビアガムなどの水溶性物質にカプセル封入され、吸収されてもよい。一実施形態では、香料は、香味の初期バースト又は香味の遅延性感覚を提供するために有効な物理的形態で使用することができる。
チューインガム組成物において、1つよりも多い香料を使用することができる。香料の量及び種類は、目標とする放出プロファイル及び所望の香味強度に基づいて選択することができる。チューインガム組成物は、概してチューインガム組成物の総重量に基づいて、約0.001〜約5重量%、詳細には約0.01〜約4重量%、更により詳細には約0.1〜約3重量%、その上更により詳細には約1.0〜約2重量%の量で香料を含む。
チューインガム組成物は、高甘味度甘味料を更に含有してもよい。本明細書で使用される「高甘味度甘味料」とは、ショ糖の甘味より強い甘味を有する剤を意味する。一実施形態では、高甘味度甘味料は、1重量当たり、糖(ショ糖)の甘味の少なくとも100倍、詳細には1重量当たり、糖の甘味の少なくとも500倍の甘味を有する。一実施形態では、高甘味度甘味料は、1重量当たり、糖の甘味の少なくとも1,000倍、より詳細には1重量当たり、糖の甘味の少なくとも5,000倍である。高甘味度甘味料は、水溶性甘味料、水溶性人工甘味料、天然水溶性甘味料由来の水溶性甘味料、ジペプチド系甘味料、及びタンパク質系甘味料を含む、広範囲の物質から選択することができる。1つ又はそれより多くの甘味料、又は前述の種類の甘味料のうちの1つ又はそれより多くを含む組み合わせを使用することができる。特定の甘味料に限定されず、代表的な部類及び例としては、
水溶性甘味剤、例えば、ジヒドロカルコン、モネリン、ステビオシド、レバウジオシド、グリチルリジン、ジヒドロフラベノール、モナチン、及びL−アミノジカルボン酸アミノアルケン酸エステルアミド、例えば、米国特許第4,619,834号に開示されるもの、又はこれらの組み合わせ;
水溶性人工甘味料、例えば、可溶性サッカリン塩、即ち、サッカリンナトリウム又はカルシウム塩、チクロ塩、アセスルファム塩、例えば、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのナトリウム、アンモニウム、又はカルシウム塩、3,4−ジヒドロ−6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキシドのカリウム塩(Acesulfame−K)、サッカリンの遊離酸形、又はこれらの組み合わせ;ジペプチド系甘味料、例えば、L−アスパラギン酸由来甘味料、例えば、L−アスパルチル−L−フェニルアラニンメチルエステル(アスパルテーム)及び米国特許第3,492,131号で説明される物質、L−α−アスパルチル−N−(2,2,4,4−テトラメチル−3−チエタニル)−D−アラニンアミド水和物(アリテーム)、L−アスパルチル−L−フェニルグリセリン及びL−アスパルチル−L−2,5−ジヒドロフェニル−グリシンのメチルエステル、L−アスパルチル−2,5−ジヒドロ−L−フェニルアラニン;L−アスパルチル−L−(1−シクロヘキセン)−アラニン、ネオテーム、又はこれらの組み合わせ;
天然水溶性甘味料由来の水溶性甘味料、例えば、ステビオシド及びステビア由来化合物、例えば、ステビオール配糖体、例えば、レバウジオシドAを含むレバウジオシドなど、羅漢果及び羅漢果由来化合物、例えば、イソ−モグロシドVなど、普通の糖(ショ糖)の塩素化誘導体、例えば、クロロデオキシスクロース又はクロロデオキシガラクトスクロースの誘導体などのクロロデオキシ糖誘導体、例えば、スクラロースの品名で知られているもの;(クロロデオキシスクロース及びクロロデオキシガラクトスクロース誘導体の例としては、例えば、1−クロロ−1’−デオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−α−D−フルクトフラノシド、又は4−クロロ−4−デオキシガラクトスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1−クロロ−1−デオキシ−β−D−フルクト−フラノシド、又は4,1’−ジクロロ−4,1’−ジデオキシガラクトスクロース;1’,6’−ジクロロ−1’,6’−ジデオキシスクロース;4−クロロ−4−デオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,1’,6’−トリクロロ−4,1’,6’−トリデオキシガラクトスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクトピラノシル−6−クロロ−6−デオキシ−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,6’−トリクロロ−4,6,6’−トリデオキシガラクトスクロース;6,1’,6’−トリクロロ−6,1’,6’−トリデオキシスクロース;4,6−ジクロロ−4,6−ジデオキシ−α−D−ガラクト−ピラノシル−1,6−ジクロロ−1,6−ジデオキシ−y−β−D−フルクトフラノシド、又は4,6,1’,6’−テトラクロロ4,6,1’,6’−テトラデオキシガラクトスクロース;4,6,1’,6’−テトラデオキシ−スクロース、又はこれらの組み合わせを含む);
タンパク質系甘味料、例えば、タウマッコスダニエリ(thaumaoccous danielli)、タリン、又はこれらの組み合わせ;並びに、
アミノ酸系甘味料、が挙げられる。
更に、高甘味度甘味料は、様々な明確な特徴の物理的形態、例えば、甘味の初期バースト及び/又は甘味の遅延性感覚を提供することが当該技術分野で既知の形態で使用することができる。これらに限定されることなく、このような物理的形態は、遊離形態(例えば、噴霧乾燥若しくは粉末化)、ビーズ化形態、カプセル封入形態、又はこれらの組み合わせを含む。
チューインガム組成物は、必要に応じて着色剤を更に含んでもよい。着色剤(色素、着色料、染色料)は、チューインガムの所望の色素を生成するのに有効な量で使用することができる。好適な着色剤は、顔料を含み、これは、チューインガムの総重量に基づいて最大約6重量%の量で組み込むことができる。例えば、二酸化チタンは、チューインガムの総重量に基づいて最大約2重量%、詳細には約1重量%未満の量で組み込むことができる。好適な着色剤は、食品、薬物、及び化粧品適用に好適な、天然の食紅及び染料も含む。
好適な色素は、アナトー抽出物(E160b)、ビキシン、ノルビキシン、アスタキサンチン、脱水テンサイ(テンサイ粉末)、テンサイ根赤色/ベタニン(E162)、ウルトラマリンブルー、カンタキサンチン(E161g)、クリプトキサンチン(E161c)、ルビキサンチン(E161d)、ビオランキサンチン(E161e)、ロドキサンチン(E161f)、キャラメル(E150(a〜d))、β−アポ−8’−カロテナール(E160e)、β−カロチン(E160a)、αカロチン、ガンマカロチン、β−アポ−8カロテナールのエチルエステル(E160f)、フラボキサンチン(E161a)、ルテイン(E161b)、コチニール抽出物(E120)、カーマイン(E132)、カルモイシン/アゾルビン(E122)、銅クロロフィリンナトリウム(E141)、クロロフィル(E140)、焼き部分脱脂料理済み綿実粉、グルコン酸第一鉄、乳酸第一鉄、ブドウ色素抽出物、ブドウ果皮抽出物(エノシアニナ)、アントシアニン(E163)、ヘマトコッカス藻粗粉、合成酸化鉄、酸化鉄及び水酸化鉄(E172)、果汁、野菜汁、乾燥藻粗粉、マンジュギク(Aztec marigold)粗粉及び抽出物、ニンジン油、トウモロコシ胚乳油、パプリカ、パプリカオレオレジン、ファフィア属酵母、リボフラビン(E101)、サフラン、二酸化チタン、ウコン(E100)、ウコンオレオレジン、アマランス(E123)、カプサンシン/カプソルビン(E160c)、リコピン(E160d)、FD&C青色1号、FD&C青色2号、FD&C緑色3号、FD&C赤色3号、FD&C赤色40号、FD&C黄色5号、及びFD&C黄色6号、タートラジン(E102)、キノリン黄色(E104)、サンセットイエロー(E110)、ポンソー(E124)、エリトロシン(E127)、パテントブルーV(E131)、二酸化チタン(E171)、アルミニウム(E173)、銀(E174)、金(E175)、顔料ルビン/リソールルビンBK(E180)、炭酸カルシウム(E170)、カーボンブラック(E153)、ブラックPN/ブリリアントブラックBN(E151)、グリーンS/アシッドブリリアントグリーンBS(E142)、又はこれらの組み合わせを含む。ある実施形態では、公認の色素は、FD&Cアルミニウムレーキ、又はこれらの組み合わせを含み得る。すべてのFD&C着色料及びそれらの対応する化学構造の完全な詳細説明は、Kirk−Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第4版(第1巻、492〜494頁)に見出すことができる。
チューインガムで使用される例示的な食用酸又はその塩としては、酢酸、アジピン酸、アスコルビン酸、酪酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、グリコン酸、乳酸、リン酸、リンゴ酸、シュウ酸、コハク酸、酒石酸、及びこれらのアルカリ金属塩(例えば、クエン酸ナトリウム二水和物)、又はこれらの組み合わせを挙げることができる。食用酸又はその塩は、遊離形態又はカプセル封入形態で使用してもよい。
チューインガム組成物は、当該技術分野で公知の標準的な技術及び装置を用いて調製することができる。更に、チューインガム組成物は、当該技術分野で公知の標準的な技術及び装置を用いて、チューインガムコアに調製することができる。同様に、菓子は、当該技術分野で公知の標準的な技術及び装置を用いて、菓子コアに調製することができる。
コーティングされた菓子製品は、一般的に、2層、3層、4層又はそれよりも多い層を有する。コーティング層とは、所定のコーティング組成物を1回以上塗布することにより得られるコーティングのことを指す。
コーティングは、仕上げられたコーティングされた製品の約10重量%〜約50重量%、詳細には仕上げられたコーティングされた製品の約20重量%〜約40重量%、より詳細には仕上げられたコーティングされた製品の約25重量%〜約35重量%、好ましくは仕上げられたコーティングされた製品の約30重量%を構成しうる。
ハードコーティングされた食用製品は、当該技術分野では周知の技術及び装置を用いて包装することができる。例えば、包装箱、カップ、ブリスタートレイなどを使用することができる。一実施形態としては、ハードコーティングされた食用製品を含むパッケージ製品があり、このパッケージは、パッケージ内に収容された製品を示す標示を外表面に有する。
本発明の特徴及び利点を、以下の実施例により、より完全に示すが、これらの実施例は例示の目的のために提供されるものであって、いかなる意味においても本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。
実施例1.高い香味、濃い色のコーティングを有するガム製品のコーティング欠陥を最小限に抑えるためのスクリーニング実験
高い香味及び濃い色を有するプロトタイプのコーティングされたガム製品は、許容されえない程度の色表面の欠陥を有することが観察された。
プロトタイプのコーティングされたガム製品で観察された欠陥を調べるため、3つの異なる系列の実験を行った。
トラックIの実験では、コーティングプロセスを変えた。標準的なコーティングプロセスでは、香料が製品上に噴霧されるときにコーティングシロップ中に着色料が存在する。代替的なプロセスでは、香料と着色料の塗布を分離し、香料を透明又は白色のベースコーティングシロップとともに最初に塗布し、濃い暗色の着色料を、最外層の着色層(コーティングの30%)を塗布するために使用したコーティングシロップ中にのみ存在させた。いずれの試験製品群においても、ベースシロップはコーティングの70%を構成した。透明及び白色のベースシロップの配合を下記表1に示す。
Figure 2017513533
トラックIIの実験では標準的なコーティングプロセスにしたがったが、1%ルテイン溶液に代わる代替着色料を試験した。代替着色料は、クルクミン、銅クロロフィリン、ベニバナ色素、リボフラビン、βカロテン、及びスプレー乾燥(SD)ルテイン配合物とした。標準的な着色されたコーティングを塗布するため、表1に示されるような透明なベースシロップを使用し、ベースシロップに添加した異なる着色料の量を表2に示す。
Figure 2017513533
トラックIIIの実験では標準的なコーティングにしたがったが、乳化剤システムを変えた。各乳化剤システムは、増加する濃度の標準的乳化剤と、標準的なコーティング配合物中の乳化剤システムに代わる代替乳化剤システムとした。
表3に、3つの実験的スクリーニングトラックの各試料で測定した色欠陥の結果をまとめて示す。代替的なコーティングプロセスにより、着色剤としてカロテノイド、クルクミノイド、又はリボフラビンを含む着色コーティングにおいて、欠陥が最も少ないこと、最終製品が所望の色であること、及び製造方法が最も簡単であることの点で最良の結果が得られた。
Figure 2017513533
実施例2.コーティング中に高い濃度の香料を有するコーティングされたガム製品
この実施例では、4層からなるコーティングを有するコーティングされたガム製品を製造する。コア上の4つの層を示した概略図が図1に示されている。図1に示されるように、コアと直接接触しているコーティング層は香料も着色料も含まないベース層であり、香料を多く含んだコーティング層がベース層の上に存在し、ベースコーティング材料の薄い「バリア」層が、香料を多く含んだコーティング層の上に存在している。製品の最も外側のコーティングは、着色料を含む仕上げ層を含むものである。
この代表的なコーティングされたガム製品を製造するためのプロセスは、以下の通りである。
ベース(「透明」)シロップをコアのガムに塗布することによって、コーティングの最も内側の70%が与えられる。表1に、代表的な無糖ベースシロップの配合を示す。ベースシロップは、常に回転している自動コーターを使用してガムのコア上に噴霧される。このシロップの塗布後、一定時間の拡散及び空気による乾燥を行う。これを数回のサイクルにわたって繰り返すことにより、コアの上に結晶の層を徐々に堆積させる。所望の重量に達した後、香料の塗布を開始する。
香料を塗布する間、ベースシロップをコーター内のコア上に噴霧した後、シロップと香料の塗布を何回も(又は何サイクルも)行って液体香料を自動的に塗布する。シロップと香料の毎回の塗布の後にも、一定時間の拡散及び空気による乾燥を行う。所望のレシピに従って香料の全量が塗布された時点で、数層のベースシロップを塗布することによって、所望のコーティング重量(塗布される全コーティングの70%)に達するまで、全コーティングの約5重量%を得る。図1を参照されたい。この方法を用いることで、全コーティング中、1%〜10%の範囲の香料の濃度を容易に実現することができる。
コーティングの最後の部分で暗い色を塗布する(この実施例では全コーティングの30%)。全コーティングの一部としての着色されたコーティングの比率(%)は、使用される所望の最終的な色又は色濃度に応じて異なりうる。
いっさいの色を含まないシロップを、コーティングの最初の70%の間に塗布した。香料は、コーティングの約50%〜約70%で塗布した。香料の全体が塗布された後、緑のシロップを、コーティングの最後の30%で使用した。
仕上がりコーティング中の各成分の配合は、開示されるコーティングの塗布方法又は標準的なコーティング方法のどちらが用いられるかによらず同じである。仕上がりコーティング中の各成分の代表的な配合を下記表4に示す。
Figure 2017513533
実施例3.コーティング中の香料及び着色料の高い濃度又は低い濃度の影響
この実施例では、標準的なコーティングプロセスを用いるか、又は香料と着色料コーティングとが分離された新規なコーティングプロセスを用いて塗布した場合に、色安定性欠陥の程度に対する香料及び着色料の量の影響を調べるために、4つの試験製品を作製した。4つの試料のそれぞれの香料及び着色料の相対濃度を、図3の上のパネル及び下記表5A〜4Cにまとめて示す。
Figure 2017513533
コーティングの総重量の関数として表した%
Figure 2017513533
総製品重量に対する重量%
総コーティング重量に対する重量%(製品重量の30%がコーティングである)
非着色コーティングの重量に対する重量%(総コーティングの70重量%が非着色である)
香料添加されたコーティングの重量に対する重量%(総コーティングの20重量%が香味付けされる)
組み合わせた香料コーティングシロップ中の固形分の重量に対する重量%(香料を添加したコーティングシロップ中の固形分70%)
Figure 2017513533
総製品重量に対する重量%
総コーティング重量に対する重量%(製品重量の30%がコーティングである)
着色されたコーティングの重量に対する重量%(総コーティングの30重量%が着色される)
着色されたコーティングシロップ中の固形分の重量に対する重量%(着色されたコーティングシロップ中の固形分70%)
標準の着色されたコーティングシロップ中の固形分の重量に対する重量%(着色されたコーティングの100%)
試験製品A〜Dのそれぞれについて、下記表6に示すように、コーティングの色をパントン番号及びCIELABによって更に特徴付けた。
Figure 2017513533
加速させた経時劣化条件(37℃/80%)下で保存後、試験製品のそれぞれについて色安定性の欠陥を測定し、図3の中央及び下のパネルにまとめて示した。標準的なコーティングプロセスによって香料及び着色料が塗布された製品では、色安定性の欠陥の程度は、コーティング中の香料が増すにつれて、また、着色料が増すにつれて増大した(図3、パネル)。香料と着色料とが空間的に分離された新規なコーティングプロセスによって香料及び着色料が塗布された製品では、コーティング中の香料が増しても、着色料が増しても色安定性の欠陥は生じなかった(図3、下のパネル)。
実施例4.貯蔵寿命試験
新規なプロセスによって製造された、配合物B(高着色料、高香料)のプロトタイプでコーティングされた実施例3のチューインガム製品を、コーティングの全体にわたって着色料を含む(「100%着色されたコーティング」)標準的なコーティングプロセスによって製造された同じ量の香料及び着色料を有するコーティングされたガム製品と比較した。
新規なコーティング方法で製造された試料と「標準的」コーティング方法(100%着色されたコーティング)で製造された試料を、30℃/相対湿度(RH)80%の加速条件下に置いた。図2は、これら2つの試料の外観を直接比較した結果を示す。
新規なコーティングプロセスを用いて製造された試料(図2、左)は、加速条件下での経時劣化16日目においても顕著な変化は示さなかった。
これに対して、標準的なコーティングプロセスを用いて製造された試料は、経時劣化2日後に変色の兆候を示した。更に、これらの試料は、16日目には非常に顕著な変色を示した。これらのペレット(図2、右)は、青い大理石模様の外観を有し、色不安定性の兆候を示している(黄変している)。
本明細書に開示されるコーティング中に高い濃度の液体香料を含有した着色されたコーティング食用製品及びその製造方法には、少なくとも以下の実施形態が含まれる。
実施形態1.外観の欠陥が低減されたハードコーティングされた食用製品であって、着色されたコーティングを有する食用コアを含み、前記コーティングは、前記ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成し、前記コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられ、香料と着色料とが、前記コーティング中で実質的に空間的に分離されている、ハードコーティングされた食用製品。
実施形態2.前記コーティングの色が、CIELAB L<85であることにより特徴付けられる、実施形態1のハードコーティングされた食用製品。
実施形態3.前記コーティングの色が、CIELAB L<75であることにより特徴付けられる、実施形態1又は実施形態2のハードコーティングされた食用製品。
実施形態4.前記着色料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、実施形態1〜3のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態5.前記着色料が、カロテノイド又はその誘導体を含む、実施形態1〜4のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態6.前記香料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料が存在しないコーティング層中に存在する、実施形態1〜5のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態7.前記着色料が、香料が存在しないコーティング層中に存在し、前記着色料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、実施形態1〜6のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態8.前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、実施形態1〜7のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態9.前記食用コアが、チューインガムである、実施形態1〜8のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態10.前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、実施形態8のハードコーティングされた食用製品。
実施形態11.前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成する、実施形態1〜10のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態12.外観の欠陥が低減されたハードコーティングされた食用製品であって、香料と乾燥した第1のコーティングシロップとを含む内側香味層であって、前記第1のコーティングシロップが、重量%を前記コーティングシロップの重量に対するものとして、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、内側香味層と、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、重量%を外側着色層の重量に対するものとして、0.5重量%以下の香料とを含む外側着色層と、の少なくとも2つのコーティング層を含むコーティングを有する食用コアを含み、前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成する、ハードコーティングされた食用製品。
実施形態13.前記第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まない、実施形態12のハードコーティングされた食用製品。
実施形態14.前記外側着色層が香料を含まない、実施形態12又は13のハードコーティングされた食用製品。
実施形態15.前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、実施形態12〜14のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態16.前記食用コアが、チューインガムである、実施形態15のハードコーティングされた食用製品。
実施形態17.前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、実施形態15のハードコーティングされた食用製品。
実施形態18.前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成する、実施形態12〜17のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態19.前記着色料が、カロテノイド又はその誘導体を含む、実施形態12〜18のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態20.前記コーティングが、前記食用コアをコーティングし、かつ前記内側香味層の下にあるベース層を更に含み、該ベース層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まない、実施形態12〜19のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態21.前記コーティングが、前記内側香味層の上でかつ前記外側着色層の下にあるバリア層を更に含み、該バリア層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まない、実施形態12〜20のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態22.前記コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられる、実施形態12〜21のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態23.前記コーティングの色が、CIELAB L<85であることにより特徴付けられる、実施形態12〜22のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態24.前記コーティングの色が、CIELAB L<75であることにより特徴付けられる、実施形態12〜23のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態25.前記第1又は第2のコーティングシロップが、糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせを更に含む、実施形態1〜24のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態26.前記糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせが、前記コーティングの総重量の約60〜約75重量%の量で存在する、実施形態25のハードコーティングされた食用製品。
実施形態27.前記コーティングが、ポリオールを含む、実施形態25〜26のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態28.前記ポリオールが、キシリトール、マンニトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、エリスリトール、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態25〜27のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態29.ハードコーティングされた食用製品を製造する方法であって、第1のコーティングシロップ及び香料を食用コアの表面に塗布することによって、香味付けされたコーティング層を得る工程であって、前記香味付けされたコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約10重量%〜約95重量%であり、前記第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、工程と、第2のコーティングシロップを前記香味付けされたコーティング層に塗布することによって、着色されたコーティング層を得る工程であって、前記着色されたコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約5重量%〜約50重量%であり、前記着色されたコーティング層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、前記着色されたコーティング層の重量の0.5重量%以下の香料とを含む、工程と、を含み、前記食用コアは、前記ハードコーティングされた食用製品の約50重量%〜約85重量%である、方法。
実施形態30.前記第1のコーティングシロップ及び香料を塗布する前に、前記食用コアの前記表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、ベース層を得る工程を更に含み、前記ベースコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、前記ベース層は、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約25重量%〜約65重量%である、実施形態29の方法。
実施形態31.前記第2のコーティングシロップを塗布する前に、前記香味コーティングされたコアの前記表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、バリアコーティング層を得る工程を更に含み、前記ベースコーティングシロップは、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、前記バリアコーティング層は、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約2重量%〜約8重量%である、実施形態29の方法。
実施形態32.前記コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられる、実施形態29〜31のいずれか1つの方法。
実施形態33.前記コーティングの色が、CIELAB L<85であることにより特徴付けられる、実施形態29〜31のいずれか1つの方法。
実施形態34.前記コーティングの色が、CIELAB L<75であることにより特徴付けられる、実施形態29〜31のいずれか1つの方法。
実施形態35.前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、実施形態29〜34のいずれか1つの方法。
実施形態36.前記食用コアが、チューインガムである、実施形態35の方法。
実施形態37.前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、実施形態35の方法。
実施形態38.前記ベースコーティングシロップ、前記第1のコーティングシロップ、又は前記第2のコーティングシロップが、糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせを更に含む、実施形態29〜37のいずれか1つの方法。
実施形態39.前記糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせが、前記コーティングシロップの総重量の約60〜約75重量%の量で存在する、実施形態38の方法。
実施形態40.前記ベースコーティングシロップ、前記第1のコーティングシロップ、又は前記第2のコーティングシロップが、ポリオールを更に含む、実施形態38〜39のいずれか1つの方法。
実施形態41.前記ポリオールが、キシリトール、マンニトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、エリスリトール、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態38〜40のいずれか1つの方法。
実施形態42.前記コーティング中で香料と着色料とを実質的に空間的に分離することが、前記コーティング中の着色料の総量の1%以下を有する香料を有する層と、全コーティング中の香料の総量の1%以下を有する着色層とを有することを含む、実施形態1〜11のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態43.香料と着色料とが、前記コーティング中で完全に空間的に分離されている、実施形態1〜11及び42のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態44.a<0である、実施形態1〜11、22〜28、及び43のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態45.a<0かつb>0である、実施形態1〜11、22〜28、及び44のいずれか1つのハードコーティングされた食用製品。
実施形態46.a<0である、実施形態32〜41のいずれか1つの方法。
実施形態47.a<0かつb>0である、実施形態32〜41及び46のいずれか1つの方法。
「a」及び「an」なる用語は、量の限定を示すものではなく、参照される対象物が少なくとも1つ存在することを示すものである。「又は(or)」なる用語は、「及び/又は(and/or)」を意味する。「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含む(including)」、及び「含有する(containing)」なる用語は、オープンエンド形式の用語として解釈されるものとする(すなわち、「〜を含むが、これらに限定されない」を意味する)。量に関連して用いられる「約」なる修飾語は、記載された値を含み、文脈によって規定される意味を有する(例えば、特定の量の測定に伴う程度の誤差を含む)。例えば「約」は、1つ又はそれよりも多い標準偏差以内、又は記載された値の±30%、20%、10%、5%以内を意味しうる。「これらの組み合わせ」なる用語は、リストのうちの2つ又はそれより多くの要素を含む。「均質」なる用語は、各成分の均一な混合を指す。本明細書で使用するところの「第1」、「第2」といった用語、「一次」、「二次」といった用語は、順序、数量、又は重要度を示すものではなく、ある要素を別の要素から区別するために用いられる。
値の範囲の記載は、本明細書で特に断わらないかぎりその範囲内のそれぞれの別々の値を個々に指し示すあくまで簡易的な方法としての機能を果すことを目的としたものにすぎず、それぞれの別々の値は、恰も本明細書に個々に記載されているものと同様にして明細書に組み込まれるものである。すべての範囲の端点はその範囲内に含まれ、また、独立して組み合わせることができる。
特に定義されないかぎり、本明細書で使用される技術的及び科学的用語は、本発明が属する技術分野における当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
すべての参照文献は、参照によって本明細書に援用するものである。
以上、本発明を、代表的な実施形態を参照しながら説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更がなされ、均等物をその要素に置き換えることができる点は理解されよう。更に、特定の状況又は材料を本発明の教示に適合させるため、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、多くの改変を行うことが可能である。したがって、本発明は、本発明を実施するために考案された最良の態様として開示される特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明は添付の特許請求の範囲に含まれるすべての実施形態を含むものとする。
上述した特徴及び他の特徴は、以下の詳細な説明により例示される。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
外観の欠陥が低減されたハードコーティングされた食用製品であって、着色されたコーティングを有する食用コアを含み、前記コーティングは、前記ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成し、
前記コーティングの色が、CIELAB L <95であることにより特徴付けられ、
香料と着色料とが、前記コーティング中で実質的に空間的に分離されている、ハードコーティングされた食用製品。
(項目2)
前記コーティングの色が、CIELAB L <85であることにより特徴付けられる、項目1に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目3)
前記コーティングの色が、CIELAB L <75であることにより特徴付けられる、項目1又は項目2に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目4)
前記着色料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、項目1〜3のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目5)
前記着色料が、カロテノイド又はその誘導体を含む、項目1〜4のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目6)
前記香料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料が存在しないコーティング層中に存在する、項目1〜5のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目7)
前記着色料が、香料が存在しないコーティング層中に存在し、前記着色料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、項目1〜6のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目8)
前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、項目1〜7のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目9)
前記食用コアが、チューインガムである、項目1〜8のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目10)
前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、項目8に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目11)
前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成する、項目1〜10のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目12)
外観の欠陥が低減されたハードコーティングされた食用製品であって、
香料と乾燥した第1のコーティングシロップとを含む内側香味層であって、前記第1のコーティングシロップが、重量%を前記コーティングシロップの重量に対するものとして、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、内側香味層と、
カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、重量%を外側着色層の重量に対するものとして、0.5重量%以下の香料とを含む外側着色層と、の少なくとも2つのコーティング層を含むコーティングを有する食用コアを含み、
前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成する、ハードコーティングされた食用製品。
(項目13)
前記第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まない、項目12に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目14)
前記外側着色層が香料を含まない、項目12又は13に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目15)
前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、項目12〜14のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目16)
前記食用コアが、チューインガムである、項目15に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目17)
前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、項目15に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目18)
前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成する、項目12〜17のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目19)
前記着色料が、カロテノイド又はその誘導体を含む、項目12〜18のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目20)
前記コーティングが、前記食用コアをコーティングし、かつ前記内側香味層の下にあるベース層を更に含み、該ベース層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まない、項目12〜19のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目21)
前記コーティングが、前記内側香味層の上でかつ前記外側着色層の下にあるバリア層を更に含み、該バリア層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まない、項目12〜20のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目22)
前記コーティングの色が、CIELAB L <95であることにより特徴付けられる、項目12〜21のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目23)
前記コーティングの色が、CIELAB L <85であることにより特徴付けられる、項目12〜22のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目24)
前記コーティングの色が、CIELAB L <75であることにより特徴付けられる、項目12〜23のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目25)
前記第1又は第2のコーティングシロップが、糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせを更に含む、項目1〜24のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目26)
前記糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせが、前記コーティングの総重量の約60〜約75重量%の量で存在する、項目25に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目27)
前記コーティングが、ポリオールを含む、項目25〜26のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目28)
前記ポリオールが、キシリトール、マンニトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、エリスリトール、又はこれらの組み合わせを含む、項目25〜27のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目29)
ハードコーティングされた食用製品を製造する方法であって、
第1のコーティングシロップ及び香料を食用コアの表面に塗布することによって、香味付けされたコーティング層を得る工程であって、
前記香味付けされたコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約10重量%〜約95重量%であり、前記第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、工程と、
第2のコーティングシロップを前記香味付けされたコーティング層に塗布することによって、着色されたコーティング層を得る工程であって、
前記着色されたコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約5重量%〜約50重量%であり、前記着色されたコーティング層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、前記着色されたコーティング層の重量の0.5重量%以下の香料とを含む、工程と、を含み、
前記食用コアが、前記ハードコーティングされた食用製品の約50重量%〜約75重量%である、方法。
(項目30)
前記第1のコーティングシロップ及び香料を塗布する前に、
前記食用コアの前記表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、ベース層を得る工程を更に含み、前記ベースコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、
前記ベース層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約25重量%〜約65重量%である、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記第2のコーティングシロップを塗布する前に、
前記香味コーティングされたコアの前記表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、バリアコーティング層を得る工程を更に含み、前記ベースコーティングシロップは、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、
前記バリアコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約2重量%〜約8重量%である、項目29又は30に記載の方法。
(項目32)
前記コーティングの色が、CIELAB L <95であることにより特徴付けられる、項目29〜31のいずれか一項に記載の方法。
(項目33)
前記コーティングの色が、CIELAB L <85であることにより特徴付けられる、項目29〜31のいずれか一項に記載の方法。
(項目34)
前記コーティングの色が、CIELAB L <75であることにより特徴付けられる、項目29〜31のいずれか一項に記載の方法。
(項目35)
前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、項目29〜34のいずれか一項に記載の方法。
(項目36)
前記食用コアが、チューインガムである、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、項目35に記載の方法。
(項目38)
前記ベースコーティングシロップ、前記第1のコーティングシロップ、又は前記第2のコーティングシロップが、糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせを更に含む、項目29〜37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせが、前記コーティングシロップの総重量の約60〜約75重量%の量で存在する、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記ベースコーティングシロップ、前記第1のコーティングシロップ、又は前記第2のコーティングシロップが、ポリオールを更に含む、項目38〜39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記ポリオールが、キシリトール、マンニトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、エリスリトール、又はこれらの組み合わせを含む、項目38〜40のいずれか一項に記載の方法。
(項目42)
前記コーティング中で香料と着色料とを実質的に空間的に分離することが、前記コーティング中の着色料の総量の1%以下を有する香料を有する層と、前記コーティング中の香料の総量の1%以下を有する着色層とを有することを含む、項目1〜11のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目43)
香料と着色料とが、前記コーティング中で完全に空間的に分離されている、項目1〜11及び42のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目44)
<0である、項目1〜11、22〜28、及び43のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目45)
<0かつb >0である、項目1〜11、22〜28、及び44のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
(項目46)
<0である、項目32〜41のいずれか一項に記載の方法。
(項目47)
<0かつb >0である、項目32〜41及び46のいずれか一項に記載の方法。

Claims (47)

  1. 外観の欠陥が低減されたハードコーティングされた食用製品であって、着色されたコーティングを有する食用コアを含み、前記コーティングは、前記ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成し、
    前記コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられ、
    香料と着色料とが、前記コーティング中で実質的に空間的に分離されている、ハードコーティングされた食用製品。
  2. 前記コーティングの色が、CIELAB L<85であることにより特徴付けられる、請求項1に記載のハードコーティングされた食用製品。
  3. 前記コーティングの色が、CIELAB L<75であることにより特徴付けられる、請求項1又は請求項2に記載のハードコーティングされた食用製品。
  4. 前記着色料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  5. 前記着色料が、カロテノイド又はその誘導体を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  6. 前記香料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料が存在しないコーティング層中に存在する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  7. 前記着色料が、香料が存在しないコーティング層中に存在し、前記着色料が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  8. 前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  9. 前記食用コアが、チューインガムである、請求項1〜8のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  10. 前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、請求項8に記載のハードコーティングされた食用製品。
  11. 前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成する、請求項1〜10のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  12. 外観の欠陥が低減されたハードコーティングされた食用製品であって、
    香料と乾燥した第1のコーティングシロップとを含む内側香味層であって、前記第1のコーティングシロップが、重量%を前記コーティングシロップの重量に対するものとして、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、内側香味層と、
    カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、重量%を外側着色層の重量に対するものとして、0.5重量%以下の香料とを含む外側着色層と、の少なくとも2つのコーティング層を含むコーティングを有する食用コアを含み、
    前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約15重量%〜約50重量%を構成する、ハードコーティングされた食用製品。
  13. 前記第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まない、請求項12に記載のハードコーティングされた食用製品。
  14. 前記外側着色層が香料を含まない、請求項12又は13に記載のハードコーティングされた食用製品。
  15. 前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、請求項12〜14のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  16. 前記食用コアが、チューインガムである、請求項15に記載のハードコーティングされた食用製品。
  17. 前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、請求項15に記載のハードコーティングされた食用製品。
  18. 前記コーティングが、前記ハードコーティングされた食用製品の約25重量%〜約35重量%を構成する、請求項12〜17のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  19. 前記着色料が、カロテノイド又はその誘導体を含む、請求項12〜18のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  20. 前記コーティングが、前記食用コアをコーティングし、かつ前記内側香味層の下にあるベース層を更に含み、該ベース層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まない、請求項12〜19のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  21. 前記コーティングが、前記内側香味層の上でかつ前記外側着色層の下にあるバリア層を更に含み、該バリア層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まない、請求項12〜20のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  22. 前記コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられる、請求項12〜21のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  23. 前記コーティングの色が、CIELAB L<85であることにより特徴付けられる、請求項12〜22のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  24. 前記コーティングの色が、CIELAB L<75であることにより特徴付けられる、請求項12〜23のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  25. 前記第1又は第2のコーティングシロップが、糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせを更に含む、請求項1〜24のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  26. 前記糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせが、前記コーティングの総重量の約60〜約75重量%の量で存在する、請求項25に記載のハードコーティングされた食用製品。
  27. 前記コーティングが、ポリオールを含む、請求項25〜26のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  28. 前記ポリオールが、キシリトール、マンニトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、エリスリトール、又はこれらの組み合わせを含む、請求項25〜27のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  29. ハードコーティングされた食用製品を製造する方法であって、
    第1のコーティングシロップ及び香料を食用コアの表面に塗布することによって、香味付けされたコーティング層を得る工程であって、
    前記香味付けされたコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約10重量%〜約95重量%であり、前記第1のコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む、0.0004重量%以下の着色料を含む、工程と、
    第2のコーティングシロップを前記香味付けされたコーティング層に塗布することによって、着色されたコーティング層を得る工程であって、
    前記着色されたコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約5重量%〜約50重量%であり、前記着色されたコーティング層が、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料と、前記着色されたコーティング層の重量の0.5重量%以下の香料とを含む、工程と、を含み、
    前記食用コアが、前記ハードコーティングされた食用製品の約50重量%〜約75重量%である、方法。
  30. 前記第1のコーティングシロップ及び香料を塗布する前に、
    前記食用コアの前記表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、ベース層を得る工程を更に含み、前記ベースコーティングシロップが、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、
    前記ベース層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約25重量%〜約65重量%である、請求項29に記載の方法。
  31. 前記第2のコーティングシロップを塗布する前に、
    前記香味コーティングされたコアの前記表面にベースコーティングシロップを塗布することによって、バリアコーティング層を得る工程を更に含み、前記ベースコーティングシロップは、カロテノイド、クルクミノイド、リボフラビン、前述のもののいずれかの誘導体、又は前述のものの組み合わせを含む着色料を含まず、かつ香料も含まず、
    前記バリアコーティング層が、前記ハードコーティングされた食用製品上の全コーティングの約2重量%〜約8重量%である、請求項29又は30に記載の方法。
  32. 前記コーティングの色が、CIELAB L<95であることにより特徴付けられる、請求項29〜31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記コーティングの色が、CIELAB L<85であることにより特徴付けられる、請求項29〜31のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記コーティングの色が、CIELAB L<75であることにより特徴付けられる、請求項29〜31のいずれか一項に記載の方法。
  35. 前記食用コアが、チューインガム、菓子類、ナッツ、又は乾燥果実である、請求項29〜34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記食用コアが、チューインガムである、請求項35に記載の方法。
  37. 前記菓子類が、キャラメル、チューイングキャンディ、チョコレート、フォンダン、ファッジ、グミ、ハードキャンディ、リコリス、低温煮沸キャンディ、ヌガー、トローチ、圧縮ミントなど、又はこれらの組み合わせである、請求項35に記載の方法。
  38. 前記ベースコーティングシロップ、前記第1のコーティングシロップ、又は前記第2のコーティングシロップが、糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせを更に含む、請求項29〜37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記糖類、ポリオール、又はこれらの組み合わせが、前記コーティングシロップの総重量の約60〜約75重量%の量で存在する、請求項38に記載の方法。
  40. 前記ベースコーティングシロップ、前記第1のコーティングシロップ、又は前記第2のコーティングシロップが、ポリオールを更に含む、請求項38〜39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記ポリオールが、キシリトール、マンニトール、マルチトール、水素化イソマルツロース(イソマルト)、エリスリトール、又はこれらの組み合わせを含む、請求項38〜40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記コーティング中で香料と着色料とを実質的に空間的に分離することが、前記コーティング中の着色料の総量の1%以下を有する香料を有する層と、前記コーティング中の香料の総量の1%以下を有する着色層とを有することを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  43. 香料と着色料とが、前記コーティング中で完全に空間的に分離されている、請求項1〜11及び42のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  44. <0である、請求項1〜11、22〜28、及び43のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  45. <0かつb>0である、請求項1〜11、22〜28、及び44のいずれか一項に記載のハードコーティングされた食用製品。
  46. <0である、請求項32〜41のいずれか一項に記載の方法。
  47. <0かつb>0である、請求項32〜41及び46のいずれか一項に記載の方法。
JP2017507944A 2014-06-30 2015-06-25 コーティング中に高い濃度の液体香料を含有した着色コーティングされた食用製品、及びその製造方法 Active JP6359759B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201462018860P 2014-06-30 2014-06-30
US62/018,860 2014-06-30
PCT/US2015/037676 WO2016003764A1 (en) 2014-06-30 2015-06-25 Colored coated edible product containing high level of liquid flavors in coating and methods of making thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017513533A true JP2017513533A (ja) 2017-06-01
JP6359759B2 JP6359759B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=53514426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017507944A Active JP6359759B2 (ja) 2014-06-30 2015-06-25 コーティング中に高い濃度の液体香料を含有した着色コーティングされた食用製品、及びその製造方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10912314B2 (ja)
EP (1) EP3160251B1 (ja)
JP (1) JP6359759B2 (ja)
CN (2) CN116998573A (ja)
ES (1) ES2684641T3 (ja)
MX (1) MX2016016366A (ja)
PL (1) PL3160251T3 (ja)
WO (1) WO2016003764A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022168878A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180177214A1 (en) * 2015-06-12 2018-06-28 Dsm Ip Assets B.V. New orange color for edible coatings
CN108770976A (zh) * 2018-06-08 2018-11-09 成都喜相逢食品有限公司 一种低糖牛轧糖及其制备方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3924016A (en) * 1973-05-11 1975-12-02 Scm Corp Colored and flavored coconut compositions
JPS53125784U (ja) * 1977-03-14 1978-10-05
JP2006513704A (ja) * 2003-02-04 2006-04-27 ガムリンク エー/エス 圧縮チューインガムタブレット
JP2009527256A (ja) * 2006-02-24 2009-07-30 キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー 液体充填チューインガム組成物
WO2011084759A2 (en) * 2009-12-21 2011-07-14 Kraft Foods Global Brands Llc Coated multi-region confectionery and methods of making the same
JP2011521658A (ja) * 2008-06-03 2011-07-28 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. ガティガムを含有する脂溶性活性成分の組成物

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3492131A (en) 1966-04-18 1970-01-27 Searle & Co Peptide sweetening agents
FR2444080A1 (fr) 1978-12-11 1980-07-11 Roquette Freres Hydrolysat d'amidon hydrogene non cariogene pour la confiserie et procede de preparation de cet hydrolysat
US4619834A (en) 1985-05-06 1986-10-28 General Foods Corporation Sweetening with L-aminodicarboxylic acid aminoalkenoic acid ester amides
US5569477A (en) * 1995-04-28 1996-10-29 Mccready Consumer Products, Inc. Chewing gum containing vitamins or other active materials
GB2362555A (en) 2000-05-26 2001-11-28 British Sugar Plc Amorphous sugar coatings
CN1652692A (zh) * 2002-04-19 2005-08-10 Wm·雷格利Jr·公司 三涂层糖果片剂产品
WO2004086874A1 (en) 2003-03-26 2004-10-14 Wm. Wrigley Jr. Company Confectionery with fast flavor release jacket coating
EP1699298B1 (en) * 2003-12-30 2012-09-26 Wm. Wrigley Jr. Company Coated confectionery product
US20070148284A1 (en) * 2004-08-25 2007-06-28 Cadbury Adams Usa Llc. Liquid-filled chewing gum
WO2006037319A1 (en) 2004-10-08 2006-04-13 Gumlink A/S Confectionery product
EP1962610A2 (en) * 2005-12-21 2008-09-03 Wm. Wrigley Jr. Company Coated chewy confectionery product and method
DK2187759T3 (da) 2007-09-21 2013-01-14 Cargill Inc Erythritolbaserede hårde overtræk
WO2009140351A2 (en) * 2008-05-14 2009-11-19 Cadbury Adams Usa Llc Confectionery with enzymatically manipulated texture
US9492395B2 (en) * 2010-05-11 2016-11-15 Sensient Colors Llc Film coating composition and methods of making and using the same
CN103037703B (zh) 2010-06-02 2014-06-11 洲际大品牌有限责任公司 多区域糖食
JP2013534146A (ja) 2010-08-18 2013-09-02 クラフト・フーズ・グローバル・ブランズ・エルエルシー 口内湿潤化ガム組成物およびそれを含む製品
CN102318718B (zh) * 2011-09-21 2014-03-19 广东美丽康保健品有限公司 带胶皮糖果及其制备方法
US20150264958A1 (en) 2012-10-18 2015-09-24 Intercontinental Great Brands Llc Chewing gum product and method for the formation thereof

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3924016A (en) * 1973-05-11 1975-12-02 Scm Corp Colored and flavored coconut compositions
JPS53125784U (ja) * 1977-03-14 1978-10-05
JP2006513704A (ja) * 2003-02-04 2006-04-27 ガムリンク エー/エス 圧縮チューインガムタブレット
JP2009527256A (ja) * 2006-02-24 2009-07-30 キャドバリー アダムス ユーエスエー エルエルシー 液体充填チューインガム組成物
JP2011521658A (ja) * 2008-06-03 2011-07-28 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. ガティガムを含有する脂溶性活性成分の組成物
WO2011084759A2 (en) * 2009-12-21 2011-07-14 Kraft Foods Global Brands Llc Coated multi-region confectionery and methods of making the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2022168878A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11
WO2022168878A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 株式会社ミライ化成 食品改質剤及び改質食品の製造方法
JP7480949B2 (ja) 2021-02-04 2024-05-10 株式会社ミライ化成 食品改質剤及び改質食品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20170135372A1 (en) 2017-05-18
EP3160251B1 (en) 2018-06-13
PL3160251T3 (pl) 2018-10-31
CN106455615A (zh) 2017-02-22
WO2016003764A1 (en) 2016-01-07
JP6359759B2 (ja) 2018-07-18
MX2016016366A (es) 2017-04-06
CN116998573A (zh) 2023-11-07
EP3160251A1 (en) 2017-05-03
US10912314B2 (en) 2021-02-09
ES2684641T3 (es) 2018-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4733210B2 (ja) レジンカプセル化高強度甘味料
JP5707493B2 (ja) チュアブルタイプの菓子についての真珠光沢のある色素による表面処理およびその製造方法
US20180192677A1 (en) Edible compositions containing stabilized natural colorants
US20170245522A1 (en) Encapsulated acid, method for the preparation thereof, and chewing gum comprising same
JP6359759B2 (ja) コーティング中に高い濃度の液体香料を含有した着色コーティングされた食用製品、及びその製造方法
CA2642595C (en) Resin encapsulated food acid
EP1967080B1 (en) Non-aldehyde cinnamon flavor and delivery systems therefor
US20140199433A1 (en) Polydiorganosiloxane-encapsulated active ingredient, method for the preparation thereof, and chewing gum comprising same
US20030021864A1 (en) Coated chewing gum products and methods for making same
AU2002339317A1 (en) Coated chewing gum products and methods for making same

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6359759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250