JP2017508524A - ヘアスタイリング装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ヘアスタイリング装置(10)に関する。装置は、毛髪(24)を収容するように適合する室(16)を定める本体(12)を有し、その室は、毛髪を室へ通すことができる開口部(22)を有する。回転可能な要素(26)は、開口部に隣接して毛髪と係合し、室の中で突起部の周りに毛髪を巻きつけるように適合する。第1の毛髪矯正パネル(44)及び第2の毛髪矯正パネル(46)が提供され、その第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネルは互いに面し、毛髪が室を出ると毛髪が通過する通路(50)を定め、第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネルは互いに関連して移動可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、ヘアスタイリング装置に関する。簡潔さのために、本出願においては、女性の毛髪のスタイリングを参照するが、本発明はそれに制限されるものではない。
ヘアスタイリング装置は、WO2009/077747号、WO2012/080751号、WO2013/186547号及びPCT/GB2014/051386号に記載されている。記載のヘアスタイリング装置はすべて、スタイリングされる毛髪を捕え、細長い部材の形の突起部の周りで毛髪を巻きつける回転可能な要素を有する。好ましい実施態様は、細長い部材を囲んでいる室を利用し、室の壁及び/又は細長い部材に適用される熱によりおそらく室は加熱される。熱の適用の代わりに(又はそれに加えて)、ヘアトリートメント製品が室の中で毛髪に適用され得る。室の中に配置される一方で、室の中の毛髪は加熱及び/又はトリートメント製品の適用によってスタイリングされる。
本発明は、WO2009/077747号、WO2012/080751号、WO2013/186547号及びPCT/GB2014/051386号に記載されているヘアスタイリング装置の多くの好ましい実施態様の特徴を共有し、それらの文書に記載されているヘアスタイリング装置は、本発明に最も近い従来技術を表すものと考えられる。
識別された従来技術はすべて、ユーザの毛髪にカールを付けるものである。発明者は、改良された装置がユーザの毛髪に他のスタイルを作成するように(代わりに又はさらに)用いることができると認識した。
WO2009/077747号公報 WO2012/080751号公報 WO2013/186547号公報 PCT/GB2014/051386号公報
本発明の第1の態様によれば、毛髪を収容するように適合する室を定め、その室は毛髪を室へ通すことができる開口部を有する本体;開口部に隣接して毛髪を係合するように適合する回転可能な要素;使用中に毛髪が回転可能な要素によって巻きつけられる突起部;及び、第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネルであって、互いに面していて、互いに関連して移動可能である第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネル;を有するヘアスタイリング装置が提供される。
本発明は、スタイリングされる毛髪が室に導入される開口部、及び開口部に隣接して回転する回転可能な要素を有することで識別された従来技術の文書の特徴を共有するものである。識別された従来技術の文書と同じように、使用中、回転可能な要素の回転により、突起部の周りで毛髪が巻きつけられる。また従来技術と同じように、ユーザが室に毛髪を直接室へ挿入することができない(又はしない)実施態様において、回転可能な要素はまた、開口部を通って、室へ毛髪を動かすことができる。
本発明はまた、巻きつけられた毛髪を含む室の特徴を共有する。従来技術文書と同様に、本発明の好ましい実施態様において、室はほぼ完全に囲まれている、すなわち本質的に連続した壁に囲まれている。これは、室の中で温度の制御を最大にして、更に加熱することができる室の壁の領域を最大にするために好適である。しかしながらそれほど好ましくない実施態様においては、室の外壁は加熱されず、そのような実施態様では室は比較的開いている、すなわち単に毛髪を収容して保持するのに役立つ穿孔された壁又はケージに囲まれることが認められる。
本発明は、室から出ると毛髪がその間を通ることができる第1及び第2の協働する毛髪矯正パネルを提供することにおいて、従来技術の文書とは異なる。従来技術の文書は、巻きつけられた髪への作用を最小限にして、形成されたカールの崩れを最小限にするように巻きつけられた毛髪を室から取り除くことを追求していて、室から取り除かれる際に毛髪が伸びるよう強制される、又は、別途引張力をかけられる場合、いくつかの形成されたカールが失われることが認められる。本発明は、室から出る際にも毛髪がスタイリングされたままであり、第1及び第2の毛髪矯正パネル間を通ると毛髪が(さらに)スタイリングされる(そして特に少なくとも部分的に矯正されるように)という事実を利用することを追求するものである。
従来の毛髪矯正装置は、非常に高温に加熱することができる一対の平坦な毛髪矯正パネルを含む。毛髪はパネルの間に挿入され、そのパネルは本質的にその間に毛髪を留めるように互いの方へ押圧されて、毛髪はパネル間の通路を通じて引かれる。毛髪はパネルの熱によって軟化されてパネルの間で平坦に保たれるので、矯正される。パネルから出ると毛髪は冷却されて、その矯正された形状を保持する。
周知の毛髪矯正装置には、多くの不利な点が存在する。第1に、パネルの加熱温度が、そのパネルを触れた場合にユーザの皮膚へ損傷を起こしユーザに有意な痛みを与えるほどに高いということである。使用中、1つ又はいくつかのパネルに不注意に触れないよう特別な注意が必要である。また、パネルが加熱及び冷却される間に毛髪矯正装置が載置される作業台又は他の表面への損傷を避けるために特別な供給がなされなければならない。
第2に、パネルによりユーザの毛髪に適用される極度の熱、更に毛髪に適用される圧力の両方は、特に毛髪矯正装置が頻繁に使われる場合、ユーザの毛髪に損傷を与える可能性がある。しかしながら、極度の熱及び圧力は所望の毛髪の矯正を達成するのに必要であり、したがって、毛髪矯正装置の効果を減らさずにそれを避けることはできない。
本発明において、毛髪は室に引っ張られ、パネル間を通過する前に室の中で保持することができる。1つ以上の加熱要素が室に提供されるので、その中の毛髪に熱を適用することができ、比較的長い一定期間の間の加熱を可能にする。毛髪の加熱時間を増やすことで必要な最大温度を減らすことができる、すなわち毛髪は、より遅くスタイリングに必要な温度に到達することができる。最大温度を減らすことで、ユーザの毛髪への損傷の可能性を減らし、加熱された表面に不注意に触れた場合のユーザへ痛み及び損傷を与える可能性を減らし、そして作業台等への損傷の可能性を減らす。
加えて、パネル間を通る前に毛髪が加熱されるので、毛髪がパネル間に留まる時間の長さはスタイリング動作にとってはそれほど重大なことではない。例えば、自然にきつくカールした毛髪を効果的に矯正するには、パネル間で通路を通じて非常にゆっくり毛髪を動かすことによって、比較的長い時間従来の毛髪矯正装置のパネル間にきつく毛髪を留めるように保持することが必要である。本発明において他方では、室を出る前に毛髪がすでにスタイリング温度に加熱される(又はそれに近づく)ので、毛髪がパネルの間に存在する期間は重大なことではない。本発明のユーザはそれゆえに、同様の矯正効果を達成しつつ、比較的すばやくパネル間で毛髪を動かし、矯正動作をユーザにとってより容易かつ都合よくすることができる。
ユーザがパネル間で比較的すばやく毛髪を動かせることで、特に毛髪矯正装置の頻繁なユーザの毛髪への損傷の可能性を減らすという追加的な恩恵を有する。したがって、従来の毛髪矯正装置の非常に熱いパネルの間できつく押圧して、比較的長い期間、毛髪を保持することは、ユーザの毛髪に損傷を与える可能性が高いと理解される。
以下のステップを含むヘアスタイリングの方法もまた、提供される:
{i}室を定める本体であって、その室が開口部を有する本体;開口部に隣接して位置する回転可能な要素;室の中の突起部;及び、第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネルであって、互いに面していて、互いに関連して移動可能である第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネル;を有するヘアスタイリング装置を提供するステップ;
{ii} スタイリングする毛髪を集めるステップ;
{iii} 開口部に隣接し、回転可能な要素の移動経路内に毛髪を配置するステップ;
{iv} 回転可能な要素を回転させるステップであって、回転可能な要素が毛髪と係合し、突起部の周りに毛髪を巻きつけるステップ;
{v} 毛髪矯正パネル間の通路を通じて室から毛髪を取り除くステップであって、毛髪がパネルの間を通ると毛髪がスタイリングされるステップ。
パネル間の通路のサイズは好ましくは調節可能であるので、この方法は、ステップ{v}が行われる前に第1及び第2の毛髪矯正パネル間で選択された間隔を選ぶ追加のステップを含むことができる。
理想的には、複数の加熱要素が存在する。複数の加熱要素の供給によって、装置の異なる位置で異なる温度を適用することができる。好ましくは、室は本質的に閉じていて、室のための少なくとも1つの加熱要素、及び、各々のパネルのための少なくとも1つの更なる加熱要素が存在する。最大温度を毛髪に与える加熱要素が室の中に位置するように配置することができ、パネルのための加熱要素の温度は低いので、ユーザの不注意な接触又は作業台の表面との接触によって生じる痛み又は損傷の可能性は非常に減少するあるいは避けられる。
発明者はそれゆえに、毛髪矯正パネル間に毛髪を通す前に、毛髪を捕え、それを適切な位置に保持するのに都合がよくかつ信頼性が高い手段として周知の装置のものに類似した回転可能な要素、突起部及び室を使用する。パネル間を通る時と同様に(又はその代わりに)室にある間、毛髪は加熱される(又は、適用できる場合は別途トリートメントされる)。
識別された従来技術の文書において、室は主に、毛髪に所望のカールを作るスタイリング室である;本発明において、室は、毛髪をパネル間の次の通路のために準備するため、例えば(予熱)加熱室として用いることができる。それでもやはり、毛髪が室の中で加熱される場合、室の中で少なくとも部分的にカールにスタイリングされ、そのカールは毛髪がパネルの間を通ると連続して取り除かれると認められる。そのような実施態様において、毛髪は、室の中で第1の(カールする)手順、及び、パネル間を通った後の第2の(矯正する)手順という2つのスタイリング手順を経る。
より大きいパネルの方が概して毛髪を完全に矯正すること(そしておそらく毛髪のより大きい部分のスタイリング)ができるが、装置のサイズ及び重量が増えることに留意して、第1及び第2の毛髪矯正パネルの寸法は、製造業者によって選択することができる。室の中で毛髪を予熱できることにより、類似した度合いの矯正を達成する一方で、従来の毛髪矯正装置のパネルよりもかなり小さい(すなわち狭い)パネルを提供することができる。
必要であれば、パネル間を通るにつれて、カールは完全に毛髪から取り除くことができる。その一方でパネルは加熱されなくてもよく、おそらく少しの圧力、あるいは圧力をかけずに毛髪がすばやくその間を通されて、最小の量のカールが取り除かれてもよい。装置を出る時に毛髪に非常にカールがかかった状態である後者の実施態様において、毛髪を矯正する若干の(選ばれた)効果を有するので、パネルを毛髪矯正パネルと称することはそれでもやはり適切である。装置はまた、パネル(及び/又は室)の温度、及び/又は、毛髪が室の中で、続いてパネル間で保持される持続期間、及び/又は、パネルによって適用される圧力について、これらの両極端の間で作動することができ、カールがパネルによって取り除かれる度合いを決定する。それゆえに、矯正度合いは、完全矯正から、部分的な矯正まで変化することができる(すなわち、既存のカールのすべてではなくいくつかを除去する、−たいてい「スムージング」又は「ボリューム抑制」と呼ばれる)。
最も単純な実施態様において、本発明のヘアスタイリング装置は、(必要であれば、ユーザが選択可能な矯正度合いを有して)単にユーザの毛髪を矯正するためだけに設計される。しかしながら、上記のように、毛髪が最初に突起部に巻きつけられるので、パネル間を通る前にカールがかかってしまう。本発明の好ましい実施態様により、ユーザはパネル間に毛髪を通す、あるいは必要であればパネルを省略することができる。明らかに、毛髪矯正パネルが省略される場合、それらは毛髪を矯正する効果を有さない。ユーザはそれゆえに、選ばれた作動モードによって、単一の装置で彼女の毛髪を矯正するあるいはカールを付けることができる。
本発明のそのような好ましい実施態様は、自由端及びその自由端に隣接した開口部(例えば、WO2012/080571号に記載の細長い部材及び第2の開口部に類似した)を有する突起部を利用する。そのような実施態様の毛髪矯正パネルが省略される場合、カールした毛髪は、最大のカールを維持するように突起部の自由端の周りで室から滑り出ることができる。
同じ発明者による、審査中の国際特許出願PCT/GB2014/051386号において、加熱要素が筐体の全体にわたって所望の場所に配置され、そして室の中で保持されるのと同様に、室に入る前に毛髪を加熱する働きをする。加熱要素は類似して、装置の異なる部品で毛髪の温度管理体制を決定するために第1の及び/又は第2のパネルに含まれて、本発明の装置の全体にわたって位置することができる。
好ましくは、第1及び第2の毛髪矯正パネルは本質的に平坦であり、従来の毛髪矯正装置の平坦なパネルを複製したものである。代わりに、パネルは、毛髪に成形を伝えるように形成されてもよい。例えば、パネルは、毛髪が通路を動くとウェーブ全体を通過するようなウェーブパターンを有してもよい。
望ましくは、第1のパネル及び第2のパネルの形状は相補的であり、通路がパネルの大部分又はすべてにわたり本質的に均等なサイズである(パネルが平坦か否かに関わらず)。
パネルはまた、それらの毛髪係合面全体に毛髪を広げる、すなわち毛髪と接触するパネルの領域を増やす働きをすることができる。突起部の周りに毛髪を巻きつけることによって、概して毛髪はややロープのような形状の束のようになってしまうことが認められる。しかしながら、毛髪がパネル間を通るにつれて、よりリボンのような形状へ平坦にして、毛髪のすべてがパネル間で同じ温度管理体制を受けて、そのために本質的に同様に矯正する手順を受ける可能性を最大にするのが望ましい。パネルの一方又は両方は、毛髪がパネル間の通路へ通される(又は通過する)につれ毛髪を広げる働きをするローラー、櫛又は他の構成要素を担持してもよい。好ましくはそれゆえに、第1の態様による発明は、パネル全体に毛髪を分配する、広げるあるいは動かすように分配する構成要素を組み込む。好ましい実施態様において、その分配用構成要素は螺旋形の要素の形である。分配用構成要素は好ましくは、2つの機能を実行することができる。第1に、それは毛髪をパネル全体に広げるのを補助することができる。第2に、それはパネル全体に毛髪を動かすために用いることができる。螺旋形の要素の場合、毛髪は、パネル全体で螺旋形の要素の縦軸と整列配置して、縦軸の周りで螺旋形の要素を回転させることにより、パネル全体で動くことができる。
好ましくは、分配用構成要素の末端は変形可能である。したがって、ユーザの毛髪が結び目を含む場合、それにも関わらず、ユーザが分配用構成要素を通過して頭から離れるように装置を引くことができることが望ましい。代わりに、分配用構成要素は変形可能でなくてもよいが、毛髪の経路から移動可能であり、それにより絡まった毛髪の除去が可能になる。望ましくは、分配用構成要素は、数ミリメートルのピッチを有するバネに類似した金属コイルである。
パネル間を通ると毛髪に適用される圧力は、従来技術の毛髪矯正装置と比べて本発明においてはより重要ではないと理解される。具体的には、本発明においては、パネル間を通る際に毛髪には少しの圧力、あるいは全く圧力がかからない、すなわち毛髪が単にパネル間の制御された隙間を単に引っ張られるように配置することができる。一方又は他方のパネルと毛髪の単なる係合が、圧力が適用されていなくても毛髪を矯正する効果を有する。非常にカールのかかった(又は縮れ毛の)毛髪の一部のユーザは例えば、すべてではないがいくつかのカールを取り除きたいと望んでいるかもしれない。また、極めて柔軟な毛髪の一部のユーザは、完全に毛髪を矯正することを望まないかもしれない。パネル間における所定のかつ制御された隙間の配置により、それらのユーザが所望する部分的な矯正を容易にし、従来の毛髪矯正装置のように毛髪に光沢を加えることができる。
装置は例えば、パネル間の多くの異なる所定の間隔を定めるユーザが選択可能な多くの設定を提供することができ、異なる間隔は、毛髪を矯正する異なる度合いを提供する。望ましくは、1つの設定によって、パネルが互いに係合して、最大に矯正するためにその間で毛髪と共に押圧することができることである。
本発明の第2の態様によれば、第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネルであって、互いに面していて、互いに関連して移動可能である第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネルを有するヘアスタイリング装置が提供され、装置は、第1の毛髪矯正パネルのための第1の加熱要素、第2の毛髪矯正パネルのための第2の加熱要素、及び第1の毛髪矯正パネルに取り付けられる分配用構成要素を有し、分配用構成要素は突出している多くの要素を有して、第2の毛髪矯正パネルと係合可能であり、分配用構成要素は第1の毛髪矯正パネルと関連して移動可能である。
発明者はそれゆえに、分配用構成要素が好ましいが、上記の第1の態様に従う補足的な本発明の特徴である、あるいは、従来の毛髪矯正装置の対に別途加えられる代わりの特徴であることを認めた。したがって、固定した櫛及び他の類似した構造を毛髪矯正装置に提供することは公知である一方で、本明細書に記載されているように、移動可能な分配用構成要素の供給は追加的な利点を有する。
特に、従来の毛髪矯正装置では、上記のようにパネル間で毛髪を留めることが必要である。しかしながらまた上記のように、パネル間の間隔を制御する利点が存在するので、毛髪は、毛髪に適用される制御された(おそらくゼロである)圧力でパネル間の制御された通路を通る。そのような場合、分配用構成要素は毛髪がパネル間で保持されることを確実にし、例えばパネル間の隙間から滑り落ちないようになる。
また、入念ではないユーザは、パネル間へより適切なリボン状の毛髪ではなく堅い毛髪の束を通そうとするかもしれない。分配用構成要素(又は必要であれば複数の分配用構成要素)は、よりリボン状の形状になるように毛髪の束を広げるのを補助するために用いることができる。
さらに、動く分配用構成要素は、パネル間で毛髪を引くのに必要な力をわずかに減らすことが予想される。
好ましくは、分配用構成要素は例えば、以下に図面に関して説明するようにウォーム歯車又はバネのような螺旋形の要素の形である。好ましくはまた、分配用構成要素は振動するように配置される。振動は、ウォーム歯車又はバネの一回転よりも少ないものを含んでもよい。毛髪が分配用構成要素を通るにつれて分配用構成要素の振動運動によって毛髪の振動運動が生じる一方、その振動運動は、パネル全体により均一に毛髪を広げるのを補助すると予想される。
第1の態様に関して上記され、特定の実施態様に関して以下に記載する分配用構成要素の特定の形状及びその利点はまた、本発明の本態様に適用可能である。
本発明の第3の態様によれば、第1の室及び第2の室を定める本体であって、各々の室が毛髪を収容するために適合している本体;毛髪が室に通ることができる開口部;
開口部に隣接して毛髪と係合するために適合する回転可能な要素であって、第1の室及び第2の室の間に位置する回転可能な要素;使用中、毛髪が回転可能な要素によって巻きつけられる第1の室の中の第1の突起部、及び、第2の室の中の第2の突起部であって、第1の突起部が自由端を有し、第2の突起部が自由端を有する第1の突起部及びの第2の突起部;を有するヘアスタイリング装置が提供される。
識別された従来技術の文書は、その間に回転可能な要素を有する第1及び第2の室を有するヘアスタイリング装置を記載している。それらの装置において、室のうちの1つの中(記載のように、特に「前側」室の中)の突起部は、毛髪が巻きつけられる細長い部材である。他の突起部は、他の室の中(記載のように、特に「後側」室の中)に位置し、回転可能な要素のための軸として構成される。細長い部材のみが、形成されたカールを崩さずに取り除くことができる自由端を有し、ユーザは使用の間、彼女の頭に面している細長い部材の自由端を有する装置を正しい位置に置くように指示される。
本発明の第3の態様によれば、装置は対称形であり、各々の室が「前側」室(すなわちユーザの頭に面している)の働きをすることができ、他の室は「後側」室(すなわちユーザの頭から離れた)の働きをすることができる。ユーザはそれゆえに、突起部のいずれかを有する装置を彼女の頭の方に面するように正しい位置に置くことができる;第1及び第2の室のいずれがユーザの頭に向けられても、従来技術の装置の前側室と同等のものが提供される。
第1の室の断面寸法(例えば直径)は第2の室のそれと異なっていてもよいので、ユーザは、装置の配向により大きいあるいは小さいカールを形成することができる。同様に、第1の突起部の断面寸法は、第2の突起部のそれと異なっていてもよい。突起部は異なる長さであってもよく、必要であれば、室もまた異なる長さであってもよい。
本発明の第4の態様によれば、毛髪を収容するために適合する室を定める本体;毛髪が室に通ることができる開口部;開口部に隣接して毛髪と係合するために各々適合する第1の回転可能な要素及び第2の回転可能な要素;及び、使用中、毛髪が第1の回転可能な要素及び第2の回転可能な要素によって巻きつけられる室の中の突起部であって、第1の回転可能な要素が第2の回転可能な要素とは独立して回転可能である突起部;を有するヘアスタイリング装置が提供される。
本発明の第4の態様の実施態様は独立して回転することができる2つの回転可能な要素を利用するものであり、したがって、互いに関連している。あるスタイルリング動作の間、両方の回転可能な要素が同時に一緒に回転することが望ましいかもしれない。他のスタイリング動作において、回転可能な要素は、(同じ回転進度で又は異なる回転進度で)反対方向に回転することができる。また他のスタイリング動作において、他の要素が静止して保たれる間、回転可能な要素のうちの1つは回転することができる。
本発明のすべての態様は、共存可能なWO2009/077747号、WO2012/080751号、WO2013/186547号及びPCT/GB2014/051386号の1つ以上の特徴と結合することができる。また、本発明の異なる態様は、共存可能な他の態様と共に使うことができる。
本発明はここで、一例として添付の概略図に関して更に詳細に記載される。図面の説明は以下の通りである:
図1は、本発明の第1の態様によるヘアスタイリング装置の第1の実施態様の上からの斜視図を示す; 図2は、図1の実施態様の下からの斜視図を示す; 図3は、第1及び第2の毛髪矯正パネルが一緒に押圧される図1及び2の実施態様の斜視図を示す; 図4は、第1の態様による本発明の第2の実施態様の一部の斜視図を示す; 図5は、第1の態様による本発明の第3の実施態様の一部の斜視図を示す; 図6は、第1の態様による本発明の第4の実施態様の室及び細長い部材の一部の図を示す; 図7は、第1の態様による本発明の第5の実施態様の部品の平面図を示す; 図8は、図7の方向VIIIの図を示す; 図9は、第1の態様による第6の実施態様の第1及び第2の毛髪矯正パネル、ガイド部材及び螺旋形の要素の斜視図を示す; 図10は、図7及び8のヘアスタイリング装置の斜視図を示す; 図11は、第1の態様による本発明の第7の実施態様の斜視図を示す; 図12は、第1の作動モードにおける図11のヘアスタイリング装置の一部の斜視図を示す; 図13は、第2の作動モードにおける図12を図示する; 図14は、本発明の第3の態様によるヘアスタイリング装置の第8の実施態様の一部の斜視図を示す; 図15は、本発明の第3の態様によるヘアスタイリング装置の第8の実施態様の一部の斜視図を示す; 図16は、本発明の第3及び第4の態様によるヘアスタイリング装置の第9の実施態様の一部の斜視図を示す; 図17は、本発明の第1の態様によるヘアスタイリング装置の第10の実施態様の斜視図を示す。
ヘアスタイリング装置10は、本体12及びハンドル14を有する。本体12内に前側室16及び後側室18が存在する。突起部20は、前側室16内に位置する。本体12は、毛髪24が室16に導入することができる開口部22を有する。
図1−5の実施態様の突起部20は、記載の従来技術の文書の細長い部材に類似したサイズ及び形状であると認められる。しかしながら、単に毛髪を矯正するために設計された実施態様において、突起部の長さは重要でなく、それらの実施態様で突起部は非常に短い可能性があると理解される。短い突起部により毛髪に合わないカールが巻かれることが予想されるが、毛髪が続いて矯正される場合、それは不利な点とはならない。したがって、必要であるのは、突起部が、その周りに毛髪を巻くのを確実にするために回転可能な要素と協働することである。
図1において毛髪24は、突起部20上に完全に巻きつけられた位置で実線にて示される。参照の容易さのために、毛髪24はまた、装置10に導入される(おおよその)位置で点線にて示される。
装置10は、前側室16及び後側室18の間に存在する回転可能な要素26を有し、それらの室を切り離す。回転可能な要素26は、モータ(図示せず)によって回転するように駆動することができる。
本実施態様において、突起部20は、本体12に固定される(例えば図6参照)。他の実施態様において、突起部は回転可能な要素26と共に回転する。それらの他の実施態様において、突起部は前側室16の端の前で終端してもよい。それらの他の実施態様において、カールへと作成された後、突起部の端の周りで少なくとも毛髪の一部が通過する可能性がある一方で装置が毛髪矯正モードで作動することが、非常に不利益であるとは考えられない。
本実施態様における回転可能な要素26は、固定したチャネル部材30内に位置する。チャネル部材30は、第1に、装置の使用の間、回転可能な要素が外側にある毛髪と係合する可能性を減らし、第2に、ユーザが毛髪24を適切に挿入するのを援助するためのガイドを提供するのに役立つ。したがって、装置の使用の前に、ユーザは、毛髪を開口部22に隣接してチャネル部材30の直立した端の間に置いて彼女の頭の近くに装置を配置しなければならないと理解される。チャネル部材30の直立した端は、特にユーザの視界がさえぎられている場合に毛髪24を適切に配置する際、ユーザを援助する。
識別された従来技術の特許文献にて説明したように、開口部22に隣接した毛髪24の導入は、他の実施態様において1つ以上の固定した斜面及び/又は1つ以上の移動可能なガイド部品により、容易にされると理解される。
動作の初期段階の間、点線の輪郭で示すように毛髪24が開口部22の近くに配置された後、ハンドル部品は一緒に動かされ(旋回され)、それにより、移動可能なカバー部材34は図1に記載のように下方へ図3に示される位置に動かされる。その位置で、前側室16は効果的に完全に囲まれ、毛髪24は突起部20の方へ押圧される。本発明の大部分の実施態様において、移動可能なカバー部材34の動きはユーザによって制御される、すなわち、ユーザは従来の毛髪矯正装置のようにそれぞれのハンドル部品を一緒に絞る。しかしながら、移動可能なカバー部材の動きを自動化することは可能である。
回転可能な要素26はそれから回転し(図1に示されるように、時計回りに)、そしてその案内端(図示せず、この実施態様では追跡端32と同一の形状)毛髪24上を通過し、毛髪24を捕える。装置10のコントローラにより、移動可能なカバーパネル34がその閉位置の方に動かされるまで、回転可能な要素26がその回転を始めないように好ましくは配置される。したがって、移動可能なパネル34の構成は、その閉位置にある場合、それは回転可能な要素26の案内端の移動経路PM(図8参照)内部の位置に毛髪24を押圧するようにされる。図2に示すように、移動可能なパネル34は、毛髪と係合して、移動経路PM内部での押圧を確実にするのを補助する2つの押圧部品36を担持する。
一方又は両方の押圧部品は、他の実施態様では、(おそらく、図8の実施態様のガイド部品64にやや類似して成形されて)図1及び2に示されるように開口部22の後ろで下方へ延長して結合されたガイド部品及び押圧部品の働きをすると理解される。
回転可能な要素26は、その回転が開口部22を通じて図1に示されるように毛髪24を下に引く働きをするように、その案内端の方へ先細りになる。
図1に示される毛髪24の点線の輪郭を考慮すると、端40は毛髪の自由端であり、部品42はユーザの頭皮(図示せず)に取り付けられる。ヘアスタイリング装置10は、部品42及び自由端40の間に存在する本質的にすべての毛髪24のスタイリングを目的とするものであるので、数字42は、装置によってスタイリングされる毛髪24の「端」を表す。毛髪24の個々の毛髪は各々ユーザの頭皮(図示せず)に接続され、実際には毛髪は、通常図1で示されるものよりもかなり長くなる(すなわち、毛髪は実際には通常ページの左の端を越えて有意な距離分延長する)。
本発明のすべての実施態様において、装置が閉位置にある場合(例えば図3のように)、毛髪の末端40は留められない、あるいは別途拘束されないので、装置に毛髪を引っ張るのにほとんど力を必要としないと理解される。近端部42はパネル44、46の間で留められないかもしれないが、毛髪の近端部は、必要であれば留める(又は部分的に留める)ように動かす必要はない。
上記の従来技術の装置と同じように、装置はユーザの頭皮の近くに配置されるので、部品42は実際には頭皮に非常に近いかもしれない。回転可能な要素26が回転するにつれて、毛髪24の末端部分(回転可能な要素26及び自由端40の間で存在する)は後側室18へ開口部22を通じて引かれる。後側室18は、比較的固定した表面を提供する閉成端を有し、回転可能な要素26及び開口部22(特にその閉成端)の間に相対的な回転が存在し、それにより毛髪24の末端部分は装置10に引っ張られる。
毛髪24の近位部分(回転可能な要素26及び部品42の間に存在する)は、開口部22を通じて、前側室16へ引かれる。第1の毛髪矯正パネル44もまた比較的固定した表面であり、回転可能な要素26及び第1のパネル44の間に相対的な回転が存在し、それにより毛髪24の近位部分は装置10に引っ張られる。さらに、毛髪の部品42はユーザの頭皮に取り付けられるので、毛髪の近位部分の少しの部分のみが装置へと引っ張られ‐回転可能な要素26の継続した回転によって代わりに、毛髪の末端部分が、回転可能な要素26を通過して、前側室16へ後側室18から引っ張られる。
毛髪24(実線)の部品42の位置は、毛髪24(点線の輪郭)の部品42の位置とは異なることが認められる。これは、使用中に彼女の頭と関連して装置10を動かすユーザによって生じるものであるが、この実施態様においては、装置の動作には重要でない。第1の毛髪矯正パネル44及び協働する第2の毛髪矯正パネル46が比較的大きい領域を占めるので、ユーザは、第1及び第2のパネル44、46の間で通路50内に存在している毛髪の近位部分に関して都合のよい位置へと装置10を操作することができると見られる。
本実施態様において、前側室16及び後側室18は両方とも加熱され、この実施態様では、本体12の壁、及び、移動可能なパネル34における別々の加熱要素(図示せず)により加熱される。また必要であれば、1つ以上の加熱要素は、細長い部材20の中、及び、後側室内の軸52に位置することができる。最終的に、第1のパネル44及び第2のパネル46の各々の中に加熱要素が存在してもよい。
概略図は、ハンドル14、本体12及び移動可能なパネル34の基本的構造のみを示すものである。実際には、コントローラは概して1つ又は他のハンドル部品に位置し、そのコントローラは、回転可能な要素26のためのモータ、及び各々の加熱要素に接続されている。コントローラは、各々の加熱要素の温度を設定する(必要であれば、別々に及びそれぞれに)ことができ、回転可能な要素の回転速度(毛髪の後側室18に、そして続いて前側室に導入される速度を決定する)も設定することができる。コントローラはまた、所定の期間の後、ユーザに音声及び/又は視覚信号を出すことができ、その期間は、毛髪が有効なスタイリングのために必要な温度に到達できるように選ばれる。
好ましくはまた、コントローラは回転可能な要素の位置を検出する(又は、少なくとも各々の回転で一度その位置を検出する)ことができる。理想的には、回転可能な要素は磁石を担持し、コントローラは例えば磁石の近接を検出することができるホール効果センサに接続される。従来技術の文書にて説明したように、そのような配置によって、回転可能な要素が常に完全な数の回転を行い、次のカール作成動作の開始の準備ができている所定の位置で回転を止めることを確実にすることができる。
ユーザは、異なる加熱管理体制、回転可能な要素の回転の異なる速度及び/又は異なる加熱期間を有する多くのプリセットされたプログラムから選択してもよい。代わりに又はさらに、コントローラは、装置に導入される毛髪の厚みにしたがって温度管理体制、回転速度及び加熱持続期間を決定することができる。
特に、ユーザが不注意に前側室16の部品に触れることは起こりそうにないので、加熱要素によって適用される最大温度がパネル44、46間よりも前側室16内で生じる方がより安全であると理解される。ある実施態様において、加熱要素を第1のパネル44又は第2のパネル46に提供せず、代わりに前側室16内で毛髪に伝えられる熱に依存する可能性があるので、第1及び第2のパネル44、46も加熱されることが必要であると予想される。また、前側又は後側室16、18内でいかなる加熱要素も提供せず、代わりに単に第1及び第2のパネル44、46によって適用される熱だけに依存することも可能であるかもしれない。好適ではないが、室において(特に前側室16内で)生じる毛髪24の予熱により、毛髪を矯正する効果を損なわずにパネル44、46が加熱されなければならない温度が減少されることが本発明の有益な特徴である。
また、ある用途においては、熱(又は熱の適用に加えて)によるよりも、化学的な毛髪のスタイリングに依存することが望ましいかもしれず、その場合には、毛髪が室の中、理想的には前側室16の中に含まれる間、適切な毛髪トリートメント製品が毛髪24に適用される。装置は、スタイリングプロセスの一部として毛髪をトリートメントするために蒸気、イオン及び/又は適切な化学製品を利用することができる。
毛髪24が所望の長さの時間、前側室16内で保持された後、装置は、前側室16から取り除かれると毛髪24がパネル44、46の間を通過して、ユーザの頭部から離れるように引かれる。
図1は、移動可能な部材34が開いた状態で細長い部材20の周りに巻きつけられる実線の輪郭で毛髪24を示すが、これは理解を容易にするために提供される人工的な状況である。代わりに、移動可能な部材34は、特に毛髪24が取り除かれるまで閉じたままの場合があるので、毛髪が取り除かれると毛髪24はパネル44、46の間で通過する。図3により、前側室16から毛髪が取り除かれると毛髪24が引かれる通路50は、おそらく数本の毛髪の厚みに等しいほど小さく、ユーザは、従来の毛髪矯正装置の動作に類似して、所望の圧力をパネル44、46間の毛髪に与えることができると理解される。他の実施態様において、通路50の寸法及びパネル44、46間を通過するにつれて毛髪24に適用される圧力は自動化され、装置は互いに関連してパネルを動かす手段を有し、コントローラは、パネル間の隙間及び/又はその間に適用される圧力を決定する。したがって、他の実施態様において、第1のパネルは本体12の延長部分ではない、及び/又は、第2のパネルは移動可能な部材34の延長部分ではないかもしれないが、その代わりに、パネルは第1の室に隣接して別途載置される。オートメーション化した装置は、経験豊かなユーザが手動で達成するよりもより一貫した圧力を毛髪に適用することができる。
突起部20の周りで毛髪24を巻きつける動作により、概して毛髪は束になってしまう、すなわち、円形又は楕円形の断面を有する比較的堅い束を形成すると理解される。しかしながら、毛髪がパネル44、46の間を通るにつれて、毛髪24内の個々の毛髪のすべて(又は本質的にすべて)がパネル間で同じあるいは類似した圧力及び温度管理制度を受けることを確実にするように束を平坦にすることが望ましい。代わりに、束の中心の近くの個々の毛髪は周囲の毛髪によってパネルの温度から部分的に保護されるので、毛髪が束の形状を保持することは望ましくないと言える。
パネル44、46を一緒に押圧することでリボン状の形状に毛髪24が広げられることが予想されるかもしれないが、この広がりはそれ自体では十分ではなく、パネルのより大きい領域全体に毛髪を広げる追加的な手段が提供されるのが望ましい。そのような手段は、図4に示される。
図4に部分的に示される実施態様において、第1のパネル244は、パネル244の表面より上にわずかに突出する多くのローラー54を担持する(そしてこの実施態様においては、第2のパネル246において形成される対応した浅い凹部56に突出する)。毛髪を越えて通過するにつれて、ローラー54は毛髪と係合して、小さい横向きの力を個々の毛髪に与えて、毛髪をより広げさせる。ローラーはまた、前側室216の端で、パネル244、246間を通過する前に毛髪を広げる働きをする櫛又は1つ以上の列のとげによって追加されてもよい。
図4で示されるローラーの数及び配置は一例としてのものであり、より単純な実施態様では、その間で角度を有して並んで存在している2つのローラーのみを使用することができる。ローラーは、通過する毛髪に横向きの力を与えるために粗い表面を有する、あるいは、突起又はとげを有することができる。
他の代替的な実施態様は図5に(部分的に)示され、そこでパネル344、346は、協働するウェーブ60を有する。ウェーブ60は、パネル344、346全体に分かれていて、そのために毛髪がより広がるようにされる。
第1のパネル44の毛髪係合面は、突起部20に本質的に接する(移動可能な部材34がその閉位置にある場合、通路50もまた本質的に接する)ことが図1からわかる。毛髪は図1に示される方向に巻きつけられるので、矯正効果を強化するために、突起部20から引かれ通路50を通じた毛髪の湾曲は線形である(又は本質的に線形である)のが望ましい。しかしながら接しているような構成は必須なものではなく、必要であれば、通路50は下方又は上方へ傾けることができると理解される(図示の通り)。部分的に図6に示された代替的な実施態様において、突起部420は広げられ、前側室416の端壁に融合される。この実施態様において、突起部420の上面は、第1のパネル444の毛髪係合面と本質的に連続していて、整合的なカールの形成を意図しない実施態様においては、細長い部材が円筒状である必要はないと認められる。
それでもやはり、毛髪が前側室16内で加熱される(及び/又はトリートメントされる)場合、湾曲した形状に必然的にスタイリングされると理解される。それらのカール(及び毛髪24にある既存のカール又はウェーブ)は、毛髪24がパネル44、46間を通ると続いて取り除くことができる。カールが最初に形成されて続いて取り除かれる度合いは、装置内の温度管理体制、すなわち、毛髪が前側室16内で加熱される温度、及び、毛髪がパネル間で続いて受ける温度によって、部分的に決定することができる。
またユーザは、毛髪がパネル44、46間を通過する速度を変えることによって毛髪が矯正される度合いに影響を及ぼすことができる。したがってユーザが、特に毛髪に少しの圧力を適用してあるいはまったく圧力を適用しないで、彼女の頭から素早く装置10を引く場合(又は別途、通路50を通して素早く毛髪を引く場合)、毛髪を矯正するパネルの効果は最小にされる。代わりに、ユーザが、特に有意な圧力を毛髪に適用して彼女の頭からより遅く装置を引く場合、矯正する効果は最大にされる。
低い最大温度の加熱要素の使用を可能にする本発明の利点にもかかわらず、やはり従来の毛髪矯正装置において使われるものと類似した最大温度を使用するのが望ましい。したがって、動作の速度が一部のユーザにとって重要な要因であるかもしれず、毛髪が加熱される速度が最大温度を上昇させて、そのために毛髪のスタイリングはより素早く実行することができる。しかしたとえそうであっても、最大温度が前側室内に適用される場合、前側室内にある加熱要素は表にさらされないので加熱された表面に触れることによりユーザが痛みを感じるあるいは、作業台等への損傷の可能性は減少する。毛髪が最大温度、及び同時にパネル間の圧力にさらされないので、特に頻繁に使用するユーザの毛髪に損傷を生じさせる可能性が減少するという他の利点も存在する。代わりに、室の中で非常に高温に毛髪を予熱することで、パネル間で比較的素早く毛髪を引くことができ、毛髪がその間で圧力にさらされる時間を減らすことができると言える。
装置10はそれゆえに、前側室16内でカールを毛髪に提供するために用いることができ、そのカールは必要であれば、パネル44、46等によって続いて部分的にあるいは完全に取り除かれる。明らかにまた、装置は必要であれば、縮れた毛髪の非常に堅いカールを含む既存のカール又はウェーブを取り除くために用いることができる。
図6は本発明の他の利点、すなわち、パネルの幅を変化させることができる利点を示すものである。図示した実施態様において、突起部420と整列配置される方向で第1のパネル444の幅P(及び同様に第2のパネル(図示せず))は、幅Pより小さい。ユーザは、室416を出ると毛髪が通過するパネルの部分を決定するように装置10を操作し、そのために、通さなければならないパネルの幅を決定することができる。一部のユーザには異なる幅の毛髪矯正装置が存在することは公知であり、広いパネルは、狭いパネルと異なるスタイリング効果を作成する;異なる幅のパネルの必要条件は、図6において表される装置においては回避される。幅Pは従来の毛髪矯正装置の幅より本質的に狭く、本発明で可能な毛髪の予熱により、狭いパネルで所望の矯正効果を達成することができると理解される。
毛髪が室416から引かれるにつれて、張力を受けない場合、毛髪が概して室416の外壁と一緒に存在する一方で、カールはいくぶん突起部420の周りできつくなると予想される。図6における突起部420の広がりにより、第1のパネル444及び第2のパネルを通過するにつれて毛髪がさらに広げられる前に、少なくとも部分的に毛髪は、室416から通過するにつれてよりリボン状の形状に広げられると考えられる。
本発明は、スタイリングを容易にするために室及び/又はパネルの加熱、あるいはヘアトリートメント製品が用いられることが記載されている。記載のように、パネル44、46等は、加熱要素によって直接、又は、代わりに加熱された流体によって加熱することができる。例えばパネルはそれを通る導管により形成されていてもよく、その導管は流体を受容することができる。装置の本体は、流体を加熱する加熱装置、及び、導管を通じて流体を汲み出すポンプを有することができる(例えばその流体が気体である場合、ポンプは最適には羽根車又は送風機である)。そのような装置の変形例において、パネル44、46等は必要であれば、流体の通路によって冷やすことができる、すなわち、特定のスタイリング動作は、室の中での毛髪の加熱、そしてパネル間で押圧されると毛髪のその後の冷却を必要とする。
また、通路50と本質的に整列配置した方向で装置10を出る毛髪24が図1において示されているが、それは必ずしも必要ではない。ユーザは例えば、装置10を操作して毛髪がパネル44(又は必要であればパネル46)の端の周りで鋭く曲がるように付勢されるので、装置10を出るにつれて毛髪の付勢された屈曲は、スタイリング動作の一部を提供することになる。さらに回転可能な要素は好ましくは対称形であり、いずれの方向においても必要であれば回転することができる。端32が回転可能な要素26の案内端であるように装置が作動する場合、毛髪24は、図1において表される方向を反対の方向に突起部20に巻きつけられる。毛髪24はそれから、室を出ると比較的鋭く曲がって通過するように付勢され、通路50を通過して、それがスタイリング動作の一部を提供してもよい。
上記のように、示される実施態様では、パネルはカバー部材34の閉じる方向に本質的に垂直に整列配置されるが、必ずしもそうである必要はなく、パネルは、必要であれば閉じる方向に関連して上方又は下方へ傾いていてもよい。
図7の平面図は、他の実施態様の一部、特に突起部520、回転可能な要素526及び第1のパネル544を示す。上記の実施態様と同様に、突起部520は、前側室516内に位置する。前側室516及び/又は突起部520の壁62、及び/又は第1のパネル544、及び/又はヘアスタイリング装置510の他の部品は、使用中、毛髪を熱するように加熱することができる。
ユーザが毛髪にカールを付けたい場合、彼女は概して束ねるように毛髪(大まかに円形に)握るであろうし、一方で、ユーザが毛髪を矯正したい場合、彼女は概して広く薄く毛髪を握るであろうと理解される(ただし、この識別はガイダンスのためだけのものであり、すべてのユーザによって認められるわけではないと理解される)。
毛髪524の広く薄い部分は、図7の破線の輪郭において表される。破線は毛髪524の末端部分を表し、毛髪の個々の房(ふさ)が本質的に破線間の領域を満たすと理解される。ユーザは毛髪の選択された部分を(概して彼女の2本の指の間に)保持し、図7に示す経路に沿ってそれをヘアスタイリング装置510に挿入する。毛髪524の近端部542がユーザの頭皮に取り付けられて、その端でその広く薄い形状を保持すると理解される(すなわち、記載のようにそれは左から右の方向において比較的広く、文書の上の方向で相対的に薄い)。末端又は自由端540は、第1のパネル544及び第2のパネル546(図8及び9参照)間に挿入され、そして、第2のパネル546によって担持されるガイド部材64の方へ又はその反対方向に対して動かされる。
装置510は、回転可能な要素526の前又は後に例えば斜面等の追加のガイドを必要であれば含むことができ、それによって、示すように、末端540はより狭く束になった形状に作成される。識別された従来技術の文書に記載されている多数のガイドは、毛髪を適切に挿入するのを補助するように本発明において用いることができる(単独であるいは共同で)と理解される。また、特にWO2012/080751号及びWO2013/186547号に記載されている押圧部品も組み込むことができる。
毛髪524は回転可能な要素526の移動経路PM(図8)内で配置されなければならず、回転可能な要素が回転するにつれて、毛髪は回転可能な要素によって捕らえられ、細長い部材520に巻きつけられると理解される。代わりに、毛髪524は移動経路PMの十分に近くに配置されて、回転可能な要素の回転の前に、パネル544及び546が一緒に導かれる(すなわち装置が閉じる)につれて、毛髪は移動経路に押されるようになってもよい。ガイド部材64の供給、そしておそらく追加のガイド部材の供給により、ユーザは、装置510を通過すると毛髪524のリボンを束ねられた形状に変形させることができ、それにより、すべての毛髪524が回転可能な要素526に捕らえられるのを確実にするのが容易になると理解される。
しかしながら、毛髪524が第1のパネル544全体でその広く薄い形状を保持することも、望ましい。これは、毛髪が室516を出ると即座に第1及び第2のパネル544、546間で通過するにつれて毛髪524内の個々の毛髪の房が同様の熱及び圧力を受容するのを確実にするのを補助する。
図7はまた、分配用構成要素66、すなわち、パネル544、546全体により均等に毛髪を分配して、おそらく室516の中で毛髪はロープ状の形状であるにもかかわらず毛髪がパネル間の室から出るにつれて毛髪524がリボン状の形状になるように促進するために提供される構成要素の部品を示す。
図7において分配用構成要素は、図8でより良く示される(図9の他の実施態様666も参照)螺旋形の要素66の形である。図7及び8の実施態様の螺旋形の要素66は金属コイル、特にバネであり、一方で螺旋形の要素666は、アルキメデスネジの形である。螺旋形の要素66、666は第2のパネル546、646によって担持され、毛髪524に対するその効果を示すために図7において表される。
毛髪524がヘアスタイリング装置に挿入されるにつれて、概して図7において表されるものに類似した形状を取るようになる。第1のパネル544は理想的には、ユーザの頭皮の近くに端68を非常に接近させて、本質的に頭皮に平行に配置される。毛髪524はそれゆえに、パネル544の大部分にわたりその広く薄い形状において保たれる。装置が続いて閉じる場合、第2のパネル546は第1のパネル544の方へ動き、そこで螺旋形の要素66の頂点、すなわち第1のパネルの方へ突出する螺旋形の要素のそれらの部品、は係合し、第1のパネル544の上に存在している毛髪を通過させる。毛髪524はそれゆえに、螺旋形の要素66の頂点によって異なる部分に分けられる。図7の表現において、螺旋形の要素66の左端から最初の4つの頂点が毛髪524の隣接した部分の間で存在し、それらの隣接した部分の間の分離を維持する。螺旋形の要素66はそれゆえに、毛髪524がガイド部材64に隣接して集まるという可能性を減らすあるいは排除する働きをする。
螺旋形の要素66の頂点による毛髪524の分離は、螺旋形の要素66が突出することができるパネル544内でのチャンネル74の供給によって改良される。毛髪524がその対向端部で保たれるので毛髪はチャンネルへ押圧されず、それゆえに、パネル544、546が一緒に導かれると頂点のいずれの側の方へも動かされる。
実際には螺旋形の要素66の頂点のうちの4つ以上が毛髪524と係合することができ、熟練したユーザは、毛髪の部分を第1のパネル544の多くあるいは本質的にすべてに広げるようにするであろうと理解される。加えて、第1のパネル544全体にわたり大きな角度、おそらく端68にもう少しで垂直になる角度で毛髪をユーザが始めに配置するのが望ましく;螺旋形の要素66が毛髪と係合し保持した後、ユーザは末端540を回転可能な要素の方へ向けなおすことができる。
毛髪524は続いて、回転可能な要素526によって突起部520に巻きつけられ、その巻きつけの間、毛髪の多くは(おそらくねじれて)よりロープ状の形状に束ねられる。毛髪が室516の中で採用する形状に関係ないが、装置から毛髪524を取り除くために装置510が続いてユーザの頭部から離れるように引かれるにつれて、毛髪の個々の房は必然的に螺旋形の要素66によって決定される経路に従うようになる、すなわち、それらは螺旋形の要素66のそれぞれの頂点の間の室516から通過する。螺旋形の要素66はそれゆえに、室516から取り除かれると毛髪524をパネル544、546の間で広げさせ、広く薄い形状にして、毛髪の個々の房の一貫した加熱及び矯正を確実にする。
ユーザが毛髪からすべての結び目を取り除かない場合に備えて、螺旋形の要素はバネである(又は別途変形可能である)のが望ましい。毛髪524が結び目を含む場合、毛髪の結ばれた房は螺旋形の要素66の頂点の反対側に存在するかもしれない。それでもやはり、螺旋形の要素66は、毛髪の結ばれた部分が1つ以上の頂点を通過できるように十分変形可能であるので、ユーザは彼女の頭から離れるように装置510を引き、毛髪524を取り除くことができる。図9に記載の他の実施態様において、螺旋形の要素は、同じ目的のためにシリコーンでできているアルキメデスネジである。明らかに、毛髪の結び目によって除去力が十分に増加した場合、(変形可能でない)分配用構成要素は丸ごと毛髪の経路から動かされるように配置することができる。毛髪の結ばれた部分が分配用要素及び第1のパネル544間の先細りになる隙間に付勢されるにつれて、示されるような円形の末端部分を有する分配用構成要素は、この点で好都合であり、そのために、第1のパネルから離れて分配用要素を動かす働きをする。
螺旋形の要素66の他の利点は、それがウォーム歯車の働きをするようその縦軸L−L(図9)の周りを回転し、図7及び9に記載のように左又は右の方へ毛髪524を動かすことができるということである。記載のように毛髪がユーザによってあまりに左に、すなわち、あまりに回転可能な要素526に近くに例えば配置された場合、これは望ましいかもしれない。
固定した分配用構成要素は、個々の毛髪が上記のように分配用構成要素の部品によって分けられることによって、毛髪が室から引っ張られるにつれて、パネル全体に毛髪を広げるのを補助することができると理解される。移動可能な(例えば回転している)分配用構成要素は、パネル全体に毛髪を物理的に動かすという追加の機能を有することができる。分配用構成要素は振動するように駆動することができ、それによって、毛髪はパネルと関連して振動させられ、振動する動きが分配用構成要素の突出する要素(例えば頂点)間に毛髪をより均一に広げるのを補助し、毛髪の結び目を緩くするのを補助する可能性があると予想される。
螺旋形の要素66のためのチャンネル74は任意のものであると理解され、そしてまた、分配用構成要素の形状及び位置は、本発明を損なうことなく変化することができると理解される。例えば、分配用構成要素は、毛髪を分配するように一緒にあるいは順番に動く、あるいは、パネルの表面全体に毛髪を動かす1つ以上の移動可能な櫛、又は一連の離散的な要素を含むことができる。分配用構成要素(又は複数の構成要素)は、第1又は第2のパネル(又は両方)上に、いかなる適切な位置及び配向にも取り付けることができる。
分配用構成要素は、分配及び/又は必要な毛髪の広がりを達成するのに必要な可変ピッチ及び/又は対向する螺旋を有する部分を有する螺旋形の要素であってもよい。
第1のパネル544又は第2のパネル546は、毛髪524の位置を検出するセンサを担持することができる。分配用構成要素は、検出された毛髪の位置にしたがって作動することができる(例えば、あまりに大きな割合の毛髪がガイド部材64に隣接すると決定された場合、分配用構成要素は、図7に記載のように右の方へ毛髪のいくつかを動かすように作動することができる)。毛髪を必要なように分配するために螺旋形の要素66が受けなければならない回転の数は決定されて、コントローラはそれに応じて構成される。
図1-6の実施態様が毛髪を矯正する用途のみを目的とする一方で、図7-13の実施態様は毛髪にカールを付けるために(代わりに)用いることができる。例えば図10から、室516の端は開いている、すなわち、突起部520の自由端を囲んでいる環状の第2の開口部70があることがわかる。そのような開口部は識別された従来技術の文書に存在し、カールの形状を保持するために突起部の自由端の周りの室からカールした毛髪を取り除くために提供される。それゆえに、これらの実施態様は、(室から毛髪を通過させて、第1及び第2のパネル544、546間で)毛髪を矯正する、あるいは、(パネルを省略し、突起部520の端の周りで室から形成されたカールを滑らせて)毛髪にカールを付けるために用いることができると理解される。
装置510は、矯正モード及びカールモードの両方で図7に示されるものにいくぶん類似して向きを定められると理解される。矯正モードでは、毛髪は、回転可能な要素に隣接して通過する前にパネル544、546の間を通過するように操作される。パネルは比較的固定した表面を提供し、回転可能な要素526は突起部520の周りで毛髪を巻きつけることができる。カールモードでは、パネルは省略されて、その代わりにユーザは、回転可能な要素に隣接して通過する前にパネル544の下を通過するように毛髪を操作する。
図8から、第1のパネル544が主に室516の上に存在する間、室の壁62及び第1のパネル544の下側の間に隙間72が存在することがわかる。この隙間は、毛髪がパネル544、546を省略する、すなわち、カールモードでパネル544の下を通過するために必要である。図面に示されないにもかかわらず、第2の開口部70は、WO2012/080751号に記載されているものに好ましくは類似した、比較的固定した表面を提供する移動可能な隣接部を有し、パネルが省略された場合、回転可能な要素526及び移動可能な隣接部間の相対的な回転により、毛髪の近位部分が装置510に引っ張られる。
スタイリング動作終了後、移動可能な隣接部は収縮し、形成されたカールは突起部520の自由端の周りで装置510から取り除くことができる。
矯正モードとカールモードの動作の他の相違は、毛髪をカールさせる場合、ユーザは毛髪の(大まかに円形に)束ねられた部分を握り、毛髪を矯正する場合は毛髪の薄く広い部分を握るということである。
他の操作方法において、毛髪524は、矯正モードとカールモードの両方で最初にパネル544、546の間で配置される。カールモードにおいて、螺旋形の要素66は、パネル544、546間で通路を残すように毛髪を十分に遠く(図7に記載のように右に)動かすように回転する。カールが作られた場合、毛髪は上記のように突起部520の端から滑り出すことができると理解される。ユーザが、確実に毛髪を隙間72に入れて回転可能な要素に隣接させることができないと予想される場合、そのような操作方法は適切かもしれない。
図7から、突起部520の縦軸は、第1のパネル544の端68に対して鋭角であることが認められる(本実施態様においてほぼ45°である)。装置のハンドル514は、端68と本質的に平行して整列配置される。別の実施態様では、ハンドルは、端68に本質的に垂直に、又は、本質的に突起部に平行して、あるいは必要に応じて中間の角度で、整列配置されてもよい。実際には、装置を適切に正しい位置に置くため、ユーザにとってより直観的であると予想され、ハンドルが本質的に端68と平行である場合、ユーザは本質的にハンドルを彼女の頭皮と平行させて装置を整列配置する。それゆえに、彼女が回転可能な要素の回転経路に(又は隣接して)毛髪を挿入するならば、突起部520の配置及び回転可能な要素526の配置は、ユーザとはやや無関係であると理解される。
図7において回転可能な要素526の回転軸は、突起部520の縦軸と平行しかつ一致しているが、それが必ずしも当てはまるというわけではなく、回転可能な要素は、それらの構成要素が互いに関連して鋭角で向きを定められたとしても、細長い部材の周辺で毛髪の長さを巻きつけることができると理解される。例えば、図7に示される配向から時計回りに回転可能な要素の向きを再び定めて、毛髪524との整列配置から外れることが望ましい。理想的な状況は、挿入される毛髪が回転可能な要素の回転軸と本質的に平行していて、回転可能な要素の移動経路の中又はそれに隣接してユーザが毛髪を挿入するために最も大きい標的を提供している、図1に示されるものである。しかしながら、図7から明らかなように、毛髪が(必要であれば、ガイド部材64及び他のガイドの助けを借りて)回転可能な要素の移動経路PM(図8参照)内で配置され、それにより捕らえられるならば、平行な配置は必要ではない。
室516等は、装置を効果的に作動させるために円形(又は均等な本質的に円形の)断面を有する必要はないと理解される。
また、図6は回転可能な要素から離れて断面が増加している突起部を示しているが、回転可能な要素から離れて断面を減らすこともでき、それにより、周りに毛髪が巻きつけられると細長い部材に沿って毛髪を広げることができる。
回転可能なスリーブを突起部に加えることが好都合であることも発見された。スリーブは、突起部が加熱される場合に熱を伝えるために金属であってもよい。回転可能なスリーブは、第1及び第2のパネル間を通るにつれて毛髪への引張力を減らすことがわかった。したがって、矯正動作の間、毛髪へ若干の引張力があるのが望ましい一方で、回転可能なスリーブ(そして理想的には自由に回転可能なスリーブ)は、そこから引かれる際に突起部に毛髪があまりにきつく巻きつけられる可能性を減少させる。
上記のように、装置510が、第1のパネル544と関連して第2のパネル546のための多くの所定の閉位置を有する、すなわち、閉じたパネル間の所定の連続した間隔が使用可能であることが望ましい。ユーザは、必要とされる毛髪の矯正度合いにしたがって選択された間隔を選ぶことができ、より小さい(例えば本質的にゼロ)間隔が最大に矯正するために使われる一方で、より大きい間隔(例えば約5ミリメートル)が、毛髪を部分的に矯正する(スムージングあるいはボリューム抑制)ために使うことができる理解される。第2のパネル546は、間隔がパネル全体で変化することができるように好ましくは調節可能である(すなわち、横に及び/又は前後へ可変の間隔を有することが望ましい)。そのような調整は、パネルがその間で選ばれた間隔がどのようなものであっても平行である(そして、必要な場合パネルを平行ではなくするように使うことができる)ことを確実にするのに有益である。
また、第1及び第2のパネルは平坦である必要はないが、必要であればスタイリング動作に影響を与えるように凹面あるいは凸面であってもよい。
図9は、特にガイド部材64の詳細を含む装置の他の実施態様の部品を示す。ガイド部材64は第2のパネル646によって(そして、同様に図7、8及び10の実施態様の第2のパネル546によって)担持され、それゆえに、第1のパネル644(544)と関連して移動可能である。ガイド部材64は、上記のように毛髪524の挿入を制限するように設計されている。ガイド部材64は、回転可能な要素526と並んで存在し、更に、装置が閉じるにつれて回転可能な要素526の経路へ毛髪524を押圧する働きをする先細りになっている指として構成される。ガイド部材64は第1のパネル544のスロットを通過し、それにより、装置が閉じている場合、ガイド部材と一緒に存在している毛髪がパネル544、546の間に位置するのが確実になる。ガイド部材64の先細りになっている形状は、装置が開いている場合、毛髪524を挿入する最大の空間を提供するが、装置が閉じるにつれて、回転可能な要素526の方へ毛髪を押す働きをする。それは、ガイド部材64がパネル544、546間の最大の分離よりも長いので、装置が全開の場合であっても、毛髪がガイド部材64の周りあるいはそれを越えて通過することができないように配置される。1つのガイド部材64のみ図示されているが、回転可能な要素が回転し始める場合に回転可能な要素によってすべて捕らえられるようにユーザが毛髪524を適切に配置するのを補助するために、必要であれば回転可能な要素の前及び/又は後ろに追加のガイド部材を提供することができると理解される。
ガイド部材は、先細りであるよりはむしろ、湾曲されると理解される;いずれにせよ、毛髪と係合するガイド部材の端の形状は、同一に形成することができる。
回転可能な要素は、いずれの方向にも回転することができる。回転可能な要素の回転軸及び挿入された毛髪の間の不整列のため、回転可能な要素の回転方向により、毛髪に作られるカールの方向の変更に加えて、毛髪が突起部上でわずかに異なって巻きつけられる可能性がある。
図11は、上記の実施態様の特徴のいくつかを共有するヘアスタイリング装置の他の設計の部品を示す。特に、ヘアスタイリング装置710は、本体712及び二部品のハンドル714を有する。本体712内にあるのは、前側室716及び後側室718である。突起部720は、前側室716内に位置する。本体712は、毛髪724(図11では図示しないが、図12及び13参照)が回転可能な要素726によって室716に通過することができる開口部722を有する。装置710もまた、一対の毛髪矯正パネル744及び746を有する。
ハンドル714は、パネル744及び746の間の間隔を調節するために動くことができる手で調節可能なダイヤル80を担持する。したがって、パネル744、746が互いの方へ動かされるように、ハンドル部品は図11に示される位置から一緒に導かれると理解される。ハンドルが完全に閉じられた場合、パネル間の間隔(例えばゼロから5mmまで変化することができる)は、ダイヤル80の位置によって決定される。
装置710は、必要に応じた毛髪矯正モード又は毛髪カールモードでの使用に適切である。したがって突起部720は、カールの形成に適している細長い部材の形であり、突起部は、第2の開口部770によって囲まれる自由端を有し、それを通じて形成されたカールは崩れることなく室716から取り除くことができ、装置710は毛髪がパネル744、746を省略することができる隙間772を有する。
2つの作動モードは、図12及び13において表される。両方の作動モードにおいて装置は、ユーザの頭部の近くにパネル744の端768、及び、ユーザの頭部に向けられる突起部720の自由端によって保たれる。図12の毛髪矯正モードにおいて、上記の実施態様に関して記載されているように、ユーザは、パネル744、746間を通過し、回転可能な要素726の経路にわたるように毛髪724を操る。パネルは、毛髪が回転可能な要素726の移動経路内の位置に(その位置にない場合)押圧されるように一緒に導かれ、回転可能な要素726は、外側にある毛髪との係合を防ぐように覆われる。回転可能な要素は、突起部720の周りで毛髪を巻きつけるように回転する。それから毛髪は、パネル744、746間を通過し、それにより完全に又は部分的に毛髪が矯正され室716から取り除かれる。パネル746に隣接して又はその中に、例えば図8又は図9に示されるような構成要素を取り付けることができるが、図12では分配用構成要素は示されていない。
図13のカールモードにおいて、ユーザは、図示されるようにパネル744の下で隙間772を通って通過するように毛髪を操る。装置はそれから上記と同様に作動するが、スタイル動作が終了した後、形成されたカールは、第2の開口部770を通じて形成されたカールを保持するために、突起部720の端から滑り出される。図13は、毛髪が突起部720に巻きつけられるのを確実にする固定した止め具の働きをする第2の開口部770内で移動可能な隣接部82を示す;移動可能な隣接部82は、突起部720の端から毛髪が滑り出すように第2の開口部770から動くことができる。
図12は束ねられた形状の毛髪724を示す一方で、上記のように矯正モードで装置を使用したいユーザは概して毛髪をよりリボン状に集めるであろう。
図14-16は、本発明の第2の態様による他のヘアスタイリング装置の部品を示す。この態様によると、ヘアスタイリング装置は、2つの室816a、816b及び2つの突起部820a、820bを有する。回転可能な要素826は、2つの室の間に存在する。本実施態様において、装置は、室816a、b及び突起部820a、bが各々同じように形成されるように対称形であるが、必ずしもそれに当てはまるというわけではない。他の実施態様において、室816aの断面の寸法(直径)は、室が異なるサイズのカールを作るように室816bのそれとは異なる。また他の実施態様において、突起部の断面の寸法(直径)は異なる。さらにまた他の実施態様において、室の長さ及び/又は突起部の長さは異なっていてもよい。
すべての実施態様の装置と同様、突起部810a、bは回転可能な要素826と共に回転する、あるいは、装置の本体と関連して固定する、又は、その周りに巻きつけられた場合、毛髪により適用される力の下で回転する自由に回転可能なスリーブを担持するように、配置することができる。
各々の室816a、bは、ユーザの頭部と関連した装置810の配向にしたがってスタイリング室の働きをすることができると理解される。識別された従来技術の文書の開示から理解されるように、回転可能な要素826によって、最初に毛髪824室816a、bの両方ともに引っ張られる。しかしながら、毛髪824の近端部842がユーザの頭皮に取り付けられているので、毛髪は続いて、ユーザの頭部に最も近い室へ引っ張られる。図14の配向において、図示されるように端842は近い端にあり、一方で図15では、示されるように端842は遠い端にある。毛髪824の末端は、近位部分と末端を明らかに識別するように図面において直線の様に示されるが、実際には(末端の)突起部に巻きつけられる。
これらの図に示されないにもかかわらず、それぞれの移動可能な隣接部が好ましくは、各々の突起部820a、bの自由端を囲む第2の開口部内に存在する。
突起部820a、bの両方がカンチレバーで取り付けられるので、それらは回転可能な要素826に隣接して本体に接続されると理解される。最適には、堅固なブリッジ(図示せず)が、その間で回転可能な要素826を駆動するような接続で突起部の両方に接続される。代わりに、突起部820a、bは一緒に一体に接続され、回転可能な要素の片側で本体に接続される。ある実施態様において、回転可能な要素826は、その末端部分、特にチャネル部材830内での多くの駆動輪及び/又はギアとの係合により回転するようにさせられる。
図14-15の配置は各々の室816a、bの毛髪をカールさせるのに適していて、それゆえに、(装置を適切な位置に置くようにユーザへの要求を避けるのと同様に)理想的に異なる寸法のカールを形成するのに適している。しかしながら、改良された装置は、毛髪にカールを作るために室の一方を利用し、毛髪を矯正するための収集(及び、おそらく予熱)室として、もう一方の室を利用することができる。したがって、図1-3のもののような一組のパネルは例えば、室816a又は816bのうちの1つに隣接して位置することができる。ユーザはそれから、毛髪を矯正する動作のため毛髪矯正パネルを彼女の頭の方へ向ける、あるいは、カール動作のため毛髪矯正パネルを彼女の頭から離れように装置の向きを定めることができる。そのような装置は、図1の装置に類似した外観を有することができるが、軸(52)は自由端を有している、すなわち、図1の装置の閉じた遠端は軸を囲んでいる第2の開口部によって置き換えられる。軸は、装置がカールモードで作動する場合、毛髪がその周りでカールする突起部の働きをすることができる。
毛髪矯正モードで毛髪が巻きつけられる突起部は形成されたカールが取り除かれる自由端を必要としないので、突起部(及び回転可能な要素)は、その端(すなわち、図1で示されるように近端)に取り付ける(及び回転する)ことができるとも理解される。
図16の他の実施態様は、それ自体のチャンネル930a、bにそれぞれ位置する2つの回転可能な要素926a及び926bを有する。図示した実施態様は2つの(同一の)室916a、b及び2つの(同一の)突起部920a、bを有するが、2つの回転可能な要素は、開示されたすべての実施態様において(更に、識別された従来技術の文書のすべての配置で)使うことができると理解される。
軸84は回転可能な要素926a及び926bの間で存在し、その軸は適切な梁又は取付け具(図示せず)によって一体に装置の本体に接続される。軸は、適所に突起部を保つように順番に突起部920a、bに接続される。軸はまた回転可能な要素926a、bに接続され、各々の回転可能な要素を回転するように駆動する駆動要素を有する。
回転可能な要素926a、bは独立して回転する、すなわち、必要であれば同じ方向に、理想的には同時に回転するように、あるいは互いに関連して駆動することができる。一方の作動モードにおいて、回転可能な要素は反回転するように駆動され、それはより速く装置に毛髪を引っ張る効果を有する。回転可能な要素は必要であれば、同じ速度で回転するが反対方向に、あるいは異なる速度で回転することができる。
もう一方の作動モードにおいて、回転可能な要素の1つは回転するように駆動され、他の要素は静止して保たれる。そのような実施態様では、ユーザの頭皮に最も近い回転可能な要素が回転し、頭皮から最も遠い回転可能な要素が静止して保たれる場合、毛髪への引張力がより少ないと予想される。作動モードが装置の必要な配向を決定する場合、ユーザによる作動モードの設定もまた、回転可能な要素のどれが回転するかを決定することができる。代わりに、装置は、近位の回転可能な要素を自動的に回転させるためにユーザの頭部の近傍を検出するようにセンサを装置の両側に含むことができる。
図17は、本体1012及びハンドル1014を有するヘアスタイリング装置1010の第10の実施態様を示す。ハンドル1014は、上記の実施態様に示されるような二部品のハンドルではないが、制御ボタン86は、ハンドルの残りの部分に関連して動く。
図17は、理解の容易さのために部分的に透明であるように本体1012を表し、本体1012の固体の壁により実際には見えない(又は完全には見えない)、特に第1の毛髪矯正パネル1044、第2の毛髪矯正パネル1046、回転可能な要素1026、軸1052及び突起部1020を示す。
毛髪(図示せず)が本体1012内で室に入る開口部1022は、不変に開いているスロットである。したがって他の実施態様と異なり、開口部1022のカバーがないので、まず回転可能な要素1026の移動経路の中に存在するように毛髪がスロット1022へ十分に遠くに押圧されることを確実にするため、ユーザによる特別な注意が必要となる。次に、回転中、逸れている毛髪が不注意にスロットに入り回転可能な要素と係合しないことを確実にするための特別な注意が必要となる。
毛髪矯正パネル1044、1046はスロット1022の反対側に存在し、スロットの部分を覆い毛髪の挿入を妨げないように、示される位置において離れている。図11-13の実施態様に類似して、軸1052の端で本体1012は閉じた(近い)端、及び、突起部1020の自由端を囲む、開いた(遠い)端を有することがわかる。移動可能な隣接部(図示せず)は、突起部1020の自由端に位置する。
毛髪矯正モードで装置を使用したい場合、装置1010は、ユーザの頭皮の方へ軸1052で向きを定められる。ユーザは、回転可能な要素1026を動かすために制御ボタン86を下に押して、(最終的に)軸1052の周りの室に毛髪を引っ張る。装置は、毛髪の近端部がパネル1044、1046間に来るまで操作され、パネルはそれから一緒にそれらの所望の分離位置に動かされて、そこで毛髪はパネル間の通路を通じて室から引くことができる。
この実施態様において、パネルはハンドルによって担持されず、動かされもしないので、パネル1044、1046を動かすために他の手段、理想的には、1つ以上の専用モータが提供される。パネルは、回転可能な要素1026の回転開始後、ユーザによる作動あるいは所定の時間間隔で毛髪矯正位置(所望の分離位置を有する)の方へ動かすことができる。
毛髪カールモードにおいて、装置1010は、上記の実施態様の関係で説明したようにユーザの頭皮の方へ突起部1020の自由端によって向きを定められる。
ハンドル1014はスロット1022の縦軸に対して本質的に垂直に向きを定められるが、他の実施態様のようにこの実施態様においても、ハンドル及びスロットの相対的な配向は重要ではないことが認められる。また、スロット1022は、図17ではおおよそ「1時」の位置で向きを定められて示されるが、その配向も重要ではなく、大部分のユーザは、本質的にスロットの配向に関わらず、適切にスロットの向きを定めるように装置を操作することができると予想される。

Claims (17)

  1. ヘアスタイリング装置(10)であって、
    毛髪(24)を収容するように適合する室(16)を定め、該室が毛髪を該室へ通すことができる開口部(22)を有する本体(12);
    前記開口部に隣接して毛髪を係合するように適合する回転可能な要素(26);
    使用中に、毛髪が前記回転可能な要素によって巻きつけられる突起部(20);
    及び、第1の毛髪矯正パネル(44)及び第2の毛髪矯正パネル(46)であって、互いに面していて、互いに関連して移動可能である第1の毛髪矯正パネル及び第2の毛髪矯正パネル;を有する、ヘアスタイリング装置(10)。
  2. 前記毛髪矯正パネル間の多くの異なる所定の間隔を提供する多くのユーザが選択可能な設定を有する、請求項1に記載のヘアスタイリング装置。
  3. 前記装置が複数の加熱要素を有する、請求項1又は請求項2に記載のヘアスタイリング装置。
  4. 前記第1の毛髪矯正パネルのための少なくとも1つの第1の加熱要素、前記第2の毛髪矯正パネルのための少なくとも1つの第2の加熱要素、及び、前記室のための少なくとも1つの第3の加熱要素が存在する、請求項3に記載のヘアスタイリング装置。
  5. 前記第3の加熱要素が前記第1及び第2の加熱要素よりも高温で作動する、請求項4に記載のヘアスタイリング装置。
  6. 前記突起部(20)が自由端を有し、前記装置が該自由端と隣接した第2の開口部(70)を有する、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のヘアスタイリング装置。
  7. 前記第1及び第2の毛髪矯正パネルが本質的に平坦である、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のヘアスタイリング装置。
  8. 使用中、毛髪と係合して、その毛髪を別々の部分に分離するように適合する分配用構成要素(66)を有する、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のヘアスタイリング装置。
  9. 前記分配用構成要素(66)が前記第1及び第2の毛髪矯正パネルと関連して移動可能であり、該パネルと関連して毛髪を動かすように適合する、請求項8に記載のヘアスタイリング装置。
  10. 前記分配用構成要素が縦軸を有する螺旋形の要素(66)の形であり、該螺旋形の要素はその縦軸(L−L)の周りで回転可能である、請求項8に記載のヘアスタイリング装置。
  11. 前記分配用構成要素の末端が変形可能である、請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のヘアスタイリング装置。
  12. 前記第1の毛髪矯正パネル(44)が前縁及び後縁(68)を有し、該前縁は該後縁より前記回転可能な要素に近く、該後縁は本質的に線形であり、該回転可能な要素は回転軸の周りを回転し、該回転軸は該後縁に対して鋭角(α)である、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のヘアスタイリング装置。
  13. 前記突起部が縦軸を有し、該突起部の該縦軸が前記後縁に対して鋭角である、請求項12に記載のヘアスタイリング装置。
  14. 前記第1及び第2の毛髪矯正パネルの一方がガイド部品(64)を担持し、該第1及び第2の毛髪矯正パネルのもう一方は、該ガイド部品がその中を通ることができる開口部を有する、請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のヘアスタイリング装置。
  15. ガイド部品が湾曲した毛髪係合面を有し、使用中、前記回転可能な要素の方へ毛髪の案内し、更に前記開口部の方へ毛髪を押圧するという両方の働きをする、請求項14に記載のヘアスタイリング装置。
  16. ヘアスタイリングの方法であって、以下のステップ: {i}室(16)を定める本体(12)であって、該室が開口部(22)を有する本体(12);該開口部に隣接して位置する回転可能な要素(26);該室の中の突起部(20);及び、第1の毛髪矯正パネル(44)及び第2の毛髪矯正パネル(46)であって、互いに面していて、互いに関連して移動可能である第1の毛髪矯正パネル(44)及び第2の毛髪矯正パネル(46);を有するヘアスタイリング装置(10)を提供するステップ; {ii} スタイリングする毛髪(24)を集めるステップ; {iii} 前記開口部に隣接し、前記回転可能な要素の前記移動経路内に毛髪を配置するステップ; {iv} 前記回転可能な要素を回転させるステップであって、該回転可能な要素が毛髪と係合し、前記突起部の周りに毛髪を巻きつけるステップ; {v} 前記毛髪矯正パネル間の前記通路を通じて前記室から毛髪を取り除くステップであって、毛髪がパネルの間を通ると毛髪がスタイリングされるステップ、を含む方法。
  17. 前記毛髪スタイリング装置が、前記毛髪矯正パネル間の多くの異なる所定の間隔を提供する多くのユーザが選択可能な設定を有し、前記方法が、ステップ{v}の前に該パネル間で選択された間隔を選ぶ追加のステップを含む、請求項16に記載の方法。
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