JP2017507237A5

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Publication number: JP2017507237A5
Application number: JP2016573674A
Authority: JP
Filing date: 2015-03-04
Publication date: 2018-04-12

Claims

ビニル系単量体を重合する方法であって、
式Ｉによって表される化合物を、少なくとも第１のビニル系単量体と合わせて、重合混合物を形成することと、
前記重合混合物を約１３０℃以上の温度まで、また前記ビニル系単量体を重合して、第１の重合体を形成するために十分な時間、加熱することと、を含み、
式Ｉは、以下であり、

Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４は独立して、Ｈ、Ｆ、Ｃｌ、Ｂｒ、Ｉ、ＣＮ、ＣＯＯＨ、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、Ｃ（Ｏ）Ｏ（アルキル）、Ｃ（Ｏ）（アルキル）、Ｃ（Ｏ）ＮＨ_２、Ｃ（Ｏ）ＮＨ（アルキル）、Ｃ（Ｏ）Ｎ（アルキル）_２、またはアリールであるか、あるいはＲ^１及びＲ^２、Ｒ^２及びＲ^３、またはＲ^３及びＲ^４が一緒になって５もしくは６員の炭素環式または複素環式環を形成し、
Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８は独立して、アリールであり、
Ｒ^９は不対電子、ＣＲ^１０Ｒ^１１ＣＮ、ＣＲ^１０Ｒ^１１（アリール）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）ＯＨ、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）Ｏ（アルキル）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）ＮＨ（アルキル）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）Ｎ（アルキル）_２、またはＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）（アリール）であり、
Ｒ^１０及びＲ^１１は独立して、Ｈ、アルキルであるか、またはそれらが結合する炭素と一緒になって５もしくは６員炭素環式環を形成する、前記方法。
前記第１の重合体が約１．１〜約１．６の多分散度指数を有する、請求項１に記載の前記方法。
前記第１のビニル系単量体が、スチレン系単量体、アクリレート単量体、メタクリレート単量体、またはそれらの任意の２つ以上の混合物を含む、請求項１に記載の前記方法。
前記第１の重合体が第１のリビング重合体であり、かつ、少なくとも第２のビニル系単量体を前記第１のリビング重合体に添加することと、加熱して第２のリビング重合体を形成することとを更に含む、請求項１に記載の前記方法。
少なくとも第３のビニル系単量体を前記第２のリビング重合体に添加することと、加熱して第３のリビング重合体を形成することとを更に含む、請求項４に記載の前記方法。
Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４が独立して、Ｈ、Ｆ、Ｃｌ、Ｂｒ、Ｉ、ＣＮ、ＣＯＯＨ、Ｃ_１−Ｃ_６アルキル、Ｃ_５−Ｃ_６シクロアルキル、Ｃ_１−Ｃ_６アルコキシ、Ｃ_１−Ｃ_６アルキルチオ、Ｃ（Ｏ）Ｏ（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）、Ｃ（Ｏ）（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）、Ｃ（Ｏ）ＮＨ_２、Ｃ（Ｏ）ＮＨ（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）、Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）_２、またはフェニルであるか、あるいはＲ^１及びＲ^２、Ｒ^２及びＲ^３、またはＲ^３及びＲ^４が一緒になって５もしくは６員の炭素環式または複素環式環を形成する、請求項１に記載の前記方法。
Ｒ^９が、不対電子、ＣＨ_２Ｐｈ、ＣＲ^１０Ｒ^１１ＣＮ、ＣＨ（ＣＨ_３）（アリール）、Ｃ（ＣＨ_３）_２（アリール）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）ＯＨ、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）Ｏ（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）ＮＨ（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）Ｎ（Ｃ_１−Ｃ_６アルキル）_２、ＣＲ^１０Ｒ^１１ＣＮ、またはＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）Ｐｈであり、Ｒ^１０及びＲ^１１が独立して、Ｈ、Ｃ_１−Ｃ_４アルキルであるか、またはそれらが結合する炭素と一緒になって５もしくは６員炭素環式環を形成し、アリールがフェニル、またはＣ_１−Ｃ_１８アルキル、Ｏ−Ｃ_１−Ｃ_１８アルキル、ＣＮ、−Ｃ（Ｏ）ＯＨ、−Ｃ（Ｏ）Ｏ（Ｃ_１−Ｃ_１８アルキル）、Ｆ、Ｃｌ、Ｂｒ、もしくはＩで置換されたフェニルである、請求項１に記載の前記方法。
Ｒ^９が以下である、請求項１に記載の前記方法。

、

、

、または
前記式Ｉの化合物が、１，３−ジヒドロ−１，１，３，３−テトラフェニル−２−（１−フェニルエトキシ）−１Ｈ−イソインドール、エチル２−（１，１，３，３−テトラフェニルイソインドリン−２−イル）オキシ）プロパノエート、２−［１−（４−ドデシルフェニル）エトキシ］−１，１，３，３−テトラフェニル−イソインドリン、または２−［１−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）エトキシ］−１，１，３，３−テトラフェニル−イソインドリンである、請求項１に記載の前記方法。
前記式Ｉの化合物が、
Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４がＨであり、かつＲ^９が不対電子またはＣＨＣＨ_３Ｐｈである場合、Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８のうちの少なくとも１つが未置換のフェニル以外であるか、あるいはＲ^９が不対電子もしくはＣＨＣＨ_３Ｐｈであり、かつＲ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８が未置換のフェニルである場合、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４のうちの少なくとも１つがＨ以外であり、
Ｒ^９が不対電子またはＣＨＣＨ_３Ｐｈであり、Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８のうちの１つがメチルであり、かつＲ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８のうちの３つがフェニルである場合、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４のうちの少なくとも１つがＨ以外であるという条件を前提とする、請求項１に記載の前記方法。
請求項１に記載の方法によって形成された第１の重合体、請求項４に記載の方法によって形成されたブロック重合体、請求項５に記載の方法によって形成された三元重合体、またはそれらの任意の２つ以上の混合物を含む組成物。
式Ｉによって表される化合物であって、

式中、
Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４が独立して、Ｈ、Ｆ、Ｃｌ、Ｂｒ、Ｉ、ＣＮ、Ｃ（Ｏ）ＯＨ、アルキル、シクロアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、Ｃ（Ｏ）Ｏ（アルキル）、Ｃ（Ｏ）（アルキル）、Ｃ（Ｏ）ＮＨ_２、Ｃ（Ｏ）ＮＨ（アルキル）、Ｃ（Ｏ）Ｎ（アルキル）_２、またはアリールであるか、あるいはＲ^１及びＲ^２、Ｒ^２及びＲ^３、またはＲ^３及びＲ^４が一緒になって５もしくは６員の炭素環式または複素環式環を形成し、
Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８がアリールであり、
Ｒ^９は不対電子、ＣＲ^１０Ｒ^１１ＣＮ、ＣＲ^１０Ｒ^１１（アリール）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）ＯＨ、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）Ｏ（アルキル）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）ＮＨ（アルキル）、ＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）Ｎ（アルキル）_２、またはＣＲ^１０Ｒ^１１Ｃ（Ｏ）（アリール）であり、
Ｒ^１０及びＲ^１１が独立して、Ｈ、アルキルであるか、またはそれらが結合する炭素と一緒になって５もしくは６員炭素環式環を形成し、
但し、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４がＨであり、かつＲ^９が不対電子またはＣＨＣＨ_３Ｐｈである場合、Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８のうちの少なくとも１つが未置換のフェニル以外であるか、あるいはＲ^９が不対電子もしくはＣＨＣＨ_３Ｐｈであり、かつＲ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８が未置換のフェニルである場合、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４のうちの少なくとも１つがＨ以外であり、Ｒ^９が不対電子またはＣＨＣＨ_３Ｐｈであり、Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８のうちの１つがメチルであり、Ｒ^５、Ｒ^６、Ｒ^７、及びＲ^８のうちの３つがフェニルである場合、Ｒ^１、Ｒ^２、Ｒ^３、及びＲ^４のうちの少なくとも１つがＨ以外であることを条件とする、前記化合物。
Ｒ^９が、以下である、請求項１２に記載の前記化合物。

、

、

、または
１，３−ジヒドロ−１，１，３，３−テトラフェニル−２−（１−フェニルエトキシ）−１Ｈ−イソインドール、エチル２−（（１，１，３，３−テトラフェニルイソインドリン−２−イル）オキシ）プロパノエート、２−［１−（４−ドデシルフェニル）エトキシ］−１，１，３，３−テトラフェニル−イソインドリン、または２−［１−（４−ｔｅｒｔ−ブチルフェニル）エトキシ］−１，１，３，３−テトラフェニル−イソインドリンである、請求項１２に記載の前記化合物。
ビニル系単量体を重合する方法であって、
請求項１２に記載の化合物を、少なくとも第１のビニル系単量体と合わせて、重合混合物を形成することと、
前記重合混合物を約１３０℃以上の温度まで、また前記ビニル系単量体を重合して、第１の重合体を形成するために十分な時間加熱することと、を含む、前記方法。