JP2017507226A - 高い研磨性能を示す研磨粒子及び研磨材 - Google Patents

高い研磨性能を示す研磨粒子及び研磨材 Download PDF

Info

Publication number
JP2017507226A
JP2017507226A JP2016559500A JP2016559500A JP2017507226A JP 2017507226 A JP2017507226 A JP 2017507226A JP 2016559500 A JP2016559500 A JP 2016559500A JP 2016559500 A JP2016559500 A JP 2016559500A JP 2017507226 A JP2017507226 A JP 2017507226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abrasive particles
shell
abrasive
polishing
polishing performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016559500A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6343027B2 (ja
Inventor
ボック イレーネ
ボック イレーネ
カンプス トーマス
カンプス トーマス
Original Assignee
クリングシュポル アクチェンゲゼルシャフト
クリングシュポル アクチェンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クリングシュポル アクチェンゲゼルシャフト, クリングシュポル アクチェンゲゼルシャフト filed Critical クリングシュポル アクチェンゲゼルシャフト
Publication of JP2017507226A publication Critical patent/JP2017507226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6343027B2 publication Critical patent/JP6343027B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/14Anti-slip materials; Abrasives
    • C09K3/1409Abrasive particles per se
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/14Anti-slip materials; Abrasives
    • C09K3/1436Composite particles, e.g. coated particles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/30Particle morphology extending in three dimensions
    • C01P2004/32Spheres
    • C01P2004/34Spheres hollow

Abstract

シェル(02)、及びシェル(02)内に配置されている空洞(03)を有する、研磨粒子(01)が提案される。

Description

本発明は、高い研磨性能を示す研磨粒子、及びこの研磨粒子を用いた研磨材に関する。
一般的な研磨粒子は、とりわけ、セラミック材料からなり、研磨材の生産に用いられる。研磨材は、研磨対象材を加工し研磨するために用いられる。セラミック材料の特性のため、セラミックの研磨粒子は対応する研磨材の使用及び生産に適している。純粋な材料特性に加え、研磨粒子の種々の他の特性が、研磨材の研磨性能、特に、研磨材の使用寿命のために、更には研磨材及び研磨粒子の摩耗の面で、重要な役割をも果たす。
これまで、入手可能な研磨粒子は、その研磨性能、特に摩耗中の研磨性能の変化という点で満足できるものではなかった。
そこで、本発明は、研磨粒子が継続的に摩耗する場合にも向上した研磨性能が得られるように、一般的な研磨粒子及び研磨粒子を用いた研磨材を改良することを目的とする。
この目的は、請求項1の進歩的な研磨粒子及び請求項12の進歩的な研磨材により達成される。研磨粒子及び研磨材の有利な実施形態が従属請求項の主題である。
本発明の基本的な思想は、シェルの内部に空洞が配置されている、シェルを有する中空の研磨粒子を提案することである。これにより、公知の中実の研磨粒子に比べて種々の利点を有する、研磨粒子の幾何学的形状が作り出される。中実の研磨粒子の場合、研磨粒子の幾何学的形状、及び研磨対象材の面に対する研磨粒子の配置にも左右されるが、研磨対象材と研磨粒子の接触面は、研磨加工中、研磨粒子が摩耗するにつれて大きくなっていく。しかし、この面の拡大は、対応する研磨対象材への接触圧の減少のため、研磨性能の低下をもたらす。
対照的に、ここに提案する、シェル及びシェルの内部に配置されている空洞を有する研磨粒子は、空洞の存在により、研磨粒子の摩耗中の研磨対象材との接触面の増加を制限するという利点を有する。言い換えれば、このことは、本発明による研磨粒子は、摩耗しても各々の研磨対象材に対して概ね一定の接触面を保ち、そしてその結果一定の接触圧が生じるということを意味する。このようにして、安定した研磨性能が可能となる。
この文脈において、生産過程において空洞に原料残渣を残さない場合に、特に有利である。そのような原料残渣は、例えば、空洞を支持するための支持材の熱分解中に発生し、そして研磨粒子に関して言えば、粒子の研磨性能に悪影響を与え得る。このため、研磨粒子生産の全過程を通じて空洞を自己密封形又は自己支持形とすることにより、支持材、及び支持材の残りである原料残渣が研磨粒子空洞内に配置されないようになれば、研磨粒子の大きな利点となる。
研磨粒子は、層構造を有するシェルを有することが特に望ましい。例えば、層構造により、異なる原料から交互な層で研磨粒子を作ることが可能になる。一方で、この種の交互の層は、研磨粒子の機械的安定性に好影響を与えることができる。しかしながら、他方で、同一又は異なる原料で作られている層構造は、研磨性能を改善させることもできる。シェルの層構造により、中空の研磨粒子の特に好ましい幾何学的形状が得られる場合に、このことは特に当てはまり、これにより、特に高い研磨性能及び特に安定した研磨性能が発揮される。殻及び内部に配置されている空洞を含むそのような幾何学的形状の例として、四面体、角錐、直方体、角柱、平行六面体、円錐、瓶形、円柱、及び種々の形の多面体一般が含まれるが、他の幾何学的形状も排除されない。
研磨粒子のシェルは、シェルの厚さが概ね一定であれば更に有利である。シェルの厚さが概ね一定であれば、研磨粒子の配置や摩耗状態に拘わらず、研磨粒子の研磨対象材と接触する面を概ね一定にすることが可能となる。これにより研磨材のそれぞれの研磨粒子の研磨性能を概ね一定にすることができる。
また、シェルの内面及び/又はシェルの外面が階段状構造を有していると、研磨性能に好影響を与えることができる。内面とは、空洞に隣接しているシェル面である。この種の階段状構造により、シェルの内外面とも面上に90°以下の複数の空間角を設けることができる。シェル上又はシェル面上のこのような鋭角の縁は、研磨粒子と研磨対象材との間の接触面を小さくすることができる。したがって、シェルの内面及び/又は外面の階段状構造は、研磨粒子の研磨性能を改善する。この改善が可能となる条件は、接触面の縮小により研磨時の接触圧を高めることができること、更に、階段状構造を有するこの種の研磨粒子の面全体にわたって研磨効果が均一のままであること、すなわち接触圧の増加が面全体にわたる研磨性能の分布に悪影響を与えないことである。
特に有利な一実施形態において、本発明による研磨粒子は、多段階スクリーン印刷加工によってシェルの層を形成した層構造を有するシェルを備えている。そのような多段階スクリーン印刷加工を用いると、ほぼ全ての幾何学的形状の、内部に配置されている空洞を有する研磨粒子を実現できる。また、多段階スクリーン印刷加工によって、特に薄いシェルの層の生産が可能であり、これによれば、シェル及びシェルの内部に配置された空洞を有する更に小さな、又は可能なかぎり小さな研磨粒子の生産が可能である。
しかしながら、研磨粒子は、3D印刷装置及びこれに対応する印刷技術(3D印刷)によって生産することも可能である。一般的装置及び方法は、例えば高速プロトタイピング分野で知られている。
さらに、空洞をシェルで完全に囲むと、本発明による研磨粒子の安定性及び研磨性能に特に良い影響を受ける。
しかしながら、この代わりに、互いに異なる空間方向に配置されている、空洞に向かう2以上の貫通孔を、研磨粒子のシェルが有することもまた有利となり得る。シェルに対する垂線、又は貫通孔の位置での想像上のシェルに対する垂線を、シェルにおける空洞に向かう貫通孔の空間方向とする。研磨粒子の空洞に向かうこの種の貫通孔には種々の有利な効果がある。第一に、研磨対象材と接触する面の、研磨粒子と研磨対象材との間の方向又は配置からの独立性をさらに高めることを可能とする。さらに、貫通孔を異なる複数の空間方向に対応させて配置することで、研磨粒子生産にかかる原料コストを引き下げつつ、貫通孔のない同様の研磨粒子に匹敵する研磨性能を得ることができる。
研磨粒子のシェルの貫通孔と、研磨粒子のシェルの対応する残りの部分は、梁構造を形成するように互いに相互されていることが特に望ましい。梁構造で多面体構造の稜を形成することが特に好ましい。この種の梁構造もまた、研磨粒子の研磨対象材と接触する面が、研磨粒子の配置及び摩耗に拘わらず概ね一定であり、更に、対応する中実の研磨粒子に比してこの接触面が非常に小さいという利点を有する。したがって、研磨粒子の摩耗過程全体を通じて高い研磨性能が可能となり、しかも面全体にわたる研磨効果の分布にも悪影響を与えない。
更に、研磨物質を、研磨粒子の空洞内に配置すると特に有利である。この種の研磨物質は、研磨対象材及び/又は研磨粒子と接触すると研磨過程に好影響を与える種類の物質である。シェルに貫通孔を有するものでも有しないものでも、研磨粒子の空洞は、この種の研磨物質を有していてもよい。但し、空洞に向かう貫通孔を有する研磨粒子の場合、研磨粒子の製造後に、浸漬法又は同種のものにより研磨粒子内に研磨物質を導入できる点が、特に有利である。しかし、これに代えて、又はこれに加え、この種の研磨物質をシェルの層の少なくとも部分的に含有させることもできる。
さらに、提案される研磨粒子は、セラミック成形コンパウンドから形成すると、特に望ましい。そうすればセラミック研磨粒子の有利な特性を、シェルと空洞をもつ研磨粒子の上記の有利な特性と組み合わせることができる。更に、研磨粒子、特に研磨粒子のシェルをゾルゲル系のゲルから形成すると特に有利である。
上記及び下記の開示による研磨粒子を含む研磨材もまた、本発明の主題である。研磨材は、対応する結合剤によって基材に研磨粒子を付着させたものとしてもよい。
以下で、本発明による研磨粒子及び研磨材の個々の実施形態と局面を、概略のみを示す図を用いて例示として説明する。
図1は、本発明による研磨粒子の第1の実施形態を示す図である。 図2は、典型的な摩耗状態における、図1の研磨粒子を示す図である。 図3は、本発明による研磨粒子の第2の実施形態を示す図である。 図4は、本発明による研磨粒子の第3の実施形態を示す図である。 図5は、本発明による研磨粒子の第4の実施形態を示す図である。 図6は、本発明による研磨粒子の第5の実施形態を示す図である。 図7は、本発明による研磨粒子の第6の実施形態を示す図である。
図1は、シェル02を有する研磨粒子01を示す。加えて、図1の破線は研磨粒子01のシェル02内に配置された空洞03を示す。更に、シェルの厚さmが研磨粒子01の異なる複数の箇所で示されている。図1からわかるように、シェルの厚さmは研磨粒子01全体を通じて概ね一定である。それゆえ、図1に示すような研磨粒子は、研磨粒子の摩耗中の研磨粒子と研磨対象材との間の接触面の継続的拡大又は少なくとも部分的拡大を、内部に配置された空洞03によって概ね抑制し又は止められるという利点を有する。この場合でも、研磨粒子01のシェル02は研磨加工中に発生する力に耐えるのに十分な機械的安定性を提供する。
研磨粒子01のシェル02内の空洞03の利点を、例として図2に示す。図2は、部分的に摩耗又は摩滅した状態にある、図1の研磨粒子01を示す。シェル02の面04は、図2に示さない研磨対象材と接触し、概して研磨体01を矢印05の方向に摩耗させる。図2から容易に理解されるように、面04は、空洞03を有しない中実の対応する面に比べて、片側において著しく小さくなっており、これだけでも著しい研磨性能の向上をもたらしている。
また、研磨粒子01の矢印05の方向への更なる摩耗の間にも、面04が概ね変化せず、これによって研磨粒子01の全体的に高い研磨性能が維持されることも図から明らかである。面04は研磨粒子01の幾何学的形状に対して特定の、即ちシェル02の底に平行な、方向又は配置を示しているが、点線で示される平面a及びbに沿って研磨対象材が接触する場合でも、結果として得られる特性、具体的には上記の空洞03の有利な特性は、同程度又は少なくとも非常に近い程度に発揮されることは容易に理解できる。したがって、本発明による研磨粒子01の利点は、研磨粒子01の研磨対象材に対する特定の配置に依存しない。実際、本発明による、シェル02及びシェル内に配置された空洞03を含む研磨粒子01の利点はまさに、研磨性能、及び研磨粒子10の摩耗中の研磨性能の変化が、研磨対象材に対する配置から独立していることにある。また、図2には、シェル02側から空洞03を画定しているシェル02の内面11も図示されている。
図3の研磨粒子01は、図1の研磨粒子と実質的に同じ形状を示している。しかし、図1と異なり、研磨粒子01のシェル02は層構造06からなっており、層構造06は個々の層07で作られている。図3にさらに示すように、そのようなシェル02の層構造06の場合、層構造06の層07を研磨粒子01の好ましい対称軸と平行に配置することが可能であるが、絶対に必要と言う訳ではない。
更に、層構造06の層07は、種々の材料で作ることができる。例えば、セラミック材料以外の研磨物質で作られる層07も考えられる。更に、この種の研磨粒子は、複雑な形状、及び層07の個々の層の特に薄い厚さが得られる多段階スクリーン印刷加工により生産できるという利点がある。
図4の研磨粒子01もまた、層構造06を有するシェル02を有している。シェル02は、空洞(図4に図示も表示もせず)を完全に囲んでいる。さらに、シェル02は、層07を含む層構造06に加え、シェル02の外面08に階段状構造09を有している。そのような階段状構造09の利点は、研磨粒子に90度以下の空間角αが多数生じることである。階段状構造09に生じた空間角αにより、図4に平面sを通る点線で示すような、研磨対象材の面に対する研磨粒子01の配置となり、この配置では、平面sに平行に延在しているシェル02の外面08の全体が研磨対象材と接触するのではなく、シェル02の階段状構造09の点又は縁だけが接触する。こうしてまた、研磨粒子01の研磨面を、研磨粒子の摩耗状態及び配置から概ね独立させることができ、研磨面をさらに一層小さくし、それによって接触圧を高めることができる。これら2つの点が、瞬間的な、及び研磨粒子01が摩耗する間の、研磨性能の増大という利点を今一度もたらす。同時に、階段状構造は、研磨対象材の面に対する研磨加工の均一性に悪影響を与えない。同様に、研磨粒子01(図4に図示せず)の内面が階段状構造を有することもできる。
図5は、空洞03に向かう計4つの貫通孔10が存在している、研磨粒子01を示す。点線rはシェル02の貫通孔10の様々な空間方向を表す。貫通孔10のそれぞれの空間方向は、シェル又は貫通孔10の位置にある想像上のシェルに対して垂直であると理解されなければならない。それゆえ、図5において、複数の異なる貫通孔10が、互いに異なる空間方向に配置されている。この種の貫通孔は、研磨粒子と研磨対象材の接触面の最小化により、その過程で接触圧の増加が得られる一方で、研磨加工において面均一性が同じままである限り、研磨粒子の研磨性能を積極的に高めることに役立つことができる。更に、貫通孔10によって、研磨用の物質又は原料を、例えば浸漬法、又は漬け塗りにより、研磨粒子01の空洞内及び内面又は外面上に配置することが可能になる。
図6の研磨粒子01は、別の変化形を表す。この研磨粒子01は、シェル02に加え、計6つの貫通孔を有し、シェル02は梁構造を形成しており、梁構造は多面体の稜、本例の場合には直方体又は立方体の稜を形成し又は再現したものとなっている。図6の研磨粒子01の貫通孔10もまた、全体として、相互に直交する3つの空間方向に配置されている。また、図示した梁構造によれば、研磨粒子01の摩耗過程全体を通じて高い研磨性能を得ることと、研磨物質を空洞03に入れることが共に可能である。しかしながら、本明細書中で用いられる場合には、梁構造という用語は、図6に示すような配置だけを意味すると解釈されてはならない。貫通孔10が図6に示すものより有意に小さな殻もまた梁構造と考えられる。
研磨粒子01の更に別の変化形を図7に示す。図7の研磨粒子01のシェル02及び貫通孔10もまた、梁構造を形成している。図7の場合、シェル02の梁は、四面体の稜を形成しており、空洞03がシェル02の内部に存在している。
本発明は、高い研磨性能を示す研磨粒子、及びこの研磨粒子を用いた研磨材に関する。
一般的な研磨粒子は、とりわけ、セラミック材料からなり、研磨材の生産に用いられる。研磨材は、研磨対象材を加工し研磨するために用いられる。セラミック材料の特性のため、セラミックの研磨粒子は対応する研磨材の使用及び生産に適している。純粋な材料特性に加え、研磨粒子の種々の他の特性が、研磨材の研磨性能、特に、研磨材の使用寿命のために、更には研磨材及び研磨粒子の摩耗の面で、重要な役割をも果たす。
特許文献1から、研磨粒子及びマトリックス材に埋め込まれている中空の微細粒子を有する、研磨材が知られている。この微細粒子は、研磨性能を向上させるために役立つ。
特許文献2から、砥粒及び中空充填体を具備している、研磨刃を有する、研磨工具が知られている。
特許文献3から、中空の研磨粒子が知られている。
これまで、入手可能な研磨粒子は、その研磨性能、特に摩耗中の研磨性能の変化という点で満足できるものではなかった。
米国特許出願公開第2007/0293130号明細書 国際公開第03/018261号パンフレット 独国特許第2349326号公報
そこで、本発明は、研磨粒子が継続的に摩耗する場合にも向上した研磨性能が得られるように、一般的な研磨粒子及び研磨粒子を用いた研磨材を改良することを目的とする。
この目的は、請求項1の進歩的な研磨粒子及び請求項12の進歩的な研磨材により達成される。研磨粒子及び研磨材の有利な実施形態が従属請求項の主題である。
本発明の基本的な思想は、シェルの内部に空洞が配置されている、シェルを有する中空の研磨粒子を提案することである。これにより、公知の中実の研磨粒子に比べて種々の利点を有する、研磨粒子の幾何学的形状が作り出される。中実の研磨粒子の場合、研磨粒子の幾何学的形状、及び研磨対象材の面に対する研磨粒子の配置にも左右されるが、研磨対象材と研磨粒子の接触面は、研磨加工中、研磨粒子が摩耗するにつれて大きくなっていく。しかし、この面の拡大は、対応する研磨対象材への接触圧の減少のため、研磨性能の低下をもたらす。
対照的に、ここに提案する、シェル及びシェルの内部に配置されている空洞を有する研磨粒子は、空洞の存在により、研磨粒子の摩耗中の研磨対象材との接触面の増加を制限するという利点を有する。言い換えれば、このことは、本発明による研磨粒子は、摩耗しても各々の研磨対象材に対して概ね一定の接触面を保ち、そしてその結果一定の接触圧が生じるということを意味する。このようにして、安定した研磨性能が可能となる。
磨粒子は、層構造を有するシェルを有する。例えば、層構造により、異なる原料から交互な層で研磨粒子を作ることが可能になる。一方で、この種の交互の層は、研磨粒子の機械的安定性に好影響を与えることができる。しかしながら、他方で、同一又は異なる原料で作られている層構造は、研磨性能を改善させることもできる。シェルの層構造により、中空の研磨粒子の特に好ましい幾何学的形状が得られる場合に、このことは特に当てはまり、これにより、特に高い研磨性能及び特に安定した研磨性能が発揮される。殻及び内部に配置されている空洞を含むそのような幾何学的形状の例として、四面体、角錐、直方体、角柱、平行六面体、円錐、瓶形、円柱、及び種々の形の多面体一般が含まれるが、他の幾何学的形状も排除されない。
この文脈において、生産過程において空洞に原料残渣を残さない場合に、特に有利である。そのような原料残渣は、例えば、空洞を支持するための支持材の熱分解中に発生し、そして研磨粒子に関して言えば、粒子の研磨性能に悪影響を与え得る。このため、研磨粒子生産の全過程を通じて空洞を自己密封形又は自己支持形とすることにより、支持材、及び支持材の残りである原料残渣が研磨粒子空洞内に配置されないようになれば、研磨粒子の大きな利点となる。
研磨粒子のシェルは、シェルの厚さが概ね一定であれば更に有利である。シェルの厚さが概ね一定であれば、研磨粒子の配置や摩耗状態に拘わらず、研磨粒子の研磨対象材と接触する面を概ね一定にすることが可能となる。これにより研磨材のそれぞれの研磨粒子の研磨性能を概ね一定にすることができる。
また、シェルの内面及び/又はシェルの外面が階段状構造を有していると、研磨性能に好影響を与えることができる。内面とは、空洞に隣接しているシェル面である。この種の階段状構造により、シェルの内外面とも面上に90°以下の複数の空間角を設けることができる。シェル上又はシェル面上のこのような鋭角の縁は、研磨粒子と研磨対象材との間の接触面を小さくすることができる。したがって、シェルの内面及び/又は外面の階段状構造は、研磨粒子の研磨性能を改善する。この改善が可能となる条件は、接触面の縮小により研磨時の接触圧を高めることができること、更に、階段状構造を有するこの種の研磨粒子の面全体にわたって研磨効果が均一のままであること、すなわち接触圧の増加が面全体にわたる研磨性能の分布に悪影響を与えないことである。
特に有利な一実施形態において、本発明による研磨粒子は、多段階スクリーン印刷加工によってシェルの層を形成した層構造を有するシェルを備えている。そのような多段階スクリーン印刷加工を用いると、ほぼ全ての幾何学的形状の、内部に配置されている空洞を有する研磨粒子を実現できる。また、多段階スクリーン印刷加工によって、特に薄いシェルの層の生産が可能であり、これによれば、シェル及びシェルの内部に配置された空洞を有する更に小さな、又は可能なかぎり小さな研磨粒子の生産が可能である。
しかしながら、研磨粒子は、3D印刷装置及びこれに対応する印刷技術(3D印刷)によって生産することも可能である。一般的装置及び方法は、例えば高速プロトタイピング分野で知られている。
さらに、空洞をシェルで完全に囲むと、本発明による研磨粒子の安定性及び研磨性能に特に良い影響を受ける。
しかしながら、この代わりに、互いに異なる空間方向に配置されている、空洞に向かう2以上の貫通孔を、研磨粒子のシェルが有することもまた有利となり得る。シェルに対する垂線、又は貫通孔の位置での想像上のシェルに対する垂線を、シェルにおける空洞に向かう貫通孔の空間方向とする。研磨粒子の空洞に向かうこの種の貫通孔には種々の有利な効果がある。第一に、研磨対象材と接触する面の、研磨粒子と研磨対象材との間の方向又は配置からの独立性をさらに高めることを可能とする。さらに、貫通孔を異なる複数の空間方向に対応させて配置することで、研磨粒子生産にかかる原料コストを引き下げつつ、貫通孔のない同様の研磨粒子に匹敵する研磨性能を得ることができる。
研磨粒子のシェルの貫通孔と、研磨粒子のシェルの対応する残りの部分は、梁構造を形成するように互いに相互されていることが特に望ましい。梁構造で多面体構造の稜を形成することが特に好ましい。この種の梁構造もまた、研磨粒子の研磨対象材と接触する面が、研磨粒子の配置及び摩耗に拘わらず概ね一定であり、更に、対応する中実の研磨粒子に比してこの接触面が非常に小さいという利点を有する。したがって、研磨粒子の摩耗過程全体を通じて高い研磨性能が可能となり、しかも面全体にわたる研磨効果の分布にも悪影響を与えない。
更に、研磨物質を、研磨粒子の空洞内に配置すると特に有利である。この種の研磨物質は、研磨対象材及び/又は研磨粒子と接触すると研磨過程に好影響を与える種類の物質である。シェルに貫通孔を有するものでも有しないものでも、研磨粒子の空洞は、この種の研磨物質を有していてもよい。但し、空洞に向かう貫通孔を有する研磨粒子の場合、研磨粒子の製造後に、浸漬法又は同種のものにより研磨粒子内に研磨物質を導入できる点が、特に有利である。しかし、これに代えて、又はこれに加え、この種の研磨物質をシェルの層の少なくとも部分的に含有させることもできる。
さらに、提案される研磨粒子は、セラミック成形コンパウンドから形成すると、特に望ましい。そうすればセラミック研磨粒子の有利な特性を、シェルと空洞をもつ研磨粒子の上記の有利な特性と組み合わせることができる。更に、研磨粒子、特に研磨粒子のシェルをゾルゲル系のゲルから形成すると特に有利である。
上記及び下記の開示による研磨粒子を含む研磨材もまた、本発明の主題である。研磨材は、対応する結合剤によって基材に研磨粒子を付着させたものとしてもよい。
以下で、本発明による研磨粒子及び研磨材の個々の実施形態と局面を、概略のみを示す図を用いて例示として説明する。
図1は、本発明による研磨粒子の第1の実施形態を示す図である。 図2は、典型的な摩耗状態における、図1の研磨粒子を示す図である。 図3は、本発明による研磨粒子の第2の実施形態を示す図である。 図4は、本発明による研磨粒子の第3の実施形態を示す図である。 図5は、本発明による研磨粒子の第4の実施形態を示す図である。 図6は、本発明による研磨粒子の第5の実施形態を示す図である。 図7は、本発明による研磨粒子の第6の実施形態を示す図である。
図1は、シェル02を有する研磨粒子01を示す。加えて、図1の破線は研磨粒子01のシェル02内に配置された空洞03を示す。更に、シェルの厚さmが研磨粒子01の異なる複数の箇所で示されている。図1からわかるように、シェルの厚さmは研磨粒子01全体を通じて概ね一定である。それゆえ、図1に示すような研磨粒子は、研磨粒子の摩耗中の研磨粒子と研磨対象材との間の接触面の継続的拡大又は少なくとも部分的拡大を、内部に配置された空洞03によって概ね抑制し又は止められるという利点を有する。この場合でも、研磨粒子01のシェル02は研磨加工中に発生する力に耐えるのに十分な機械的安定性を提供する。
研磨粒子01のシェル02内の空洞03の利点を、例として図2に示す。図2は、部分的に摩耗又は摩滅した状態にある、図1の研磨粒子01を示す。シェル02の面04は、図2に示さない研磨対象材と接触し、概して研磨体01を矢印05の方向に摩耗させる。図2から容易に理解されるように、面04は、空洞03を有しない中実の対応する面に比べて、片側において著しく小さくなっており、これだけでも著しい研磨性能の向上をもたらしている。
また、研磨粒子01の矢印05の方向への更なる摩耗の間にも、面04が概ね変化せず、これによって研磨粒子01の全体的に高い研磨性能が維持されることも図から明らかである。面04は研磨粒子01の幾何学的形状に対して特定の、即ちシェル02の底に平行な、方向又は配置を示しているが、点線で示される平面a及びbに沿って研磨対象材が接触する場合でも、結果として得られる特性、具体的には上記の空洞03の有利な特性は、同程度又は少なくとも非常に近い程度に発揮されることは容易に理解できる。したがって、本発明による研磨粒子01の利点は、研磨粒子01の研磨対象材に対する特定の配置に依存しない。実際、本発明による、シェル02及びシェル内に配置された空洞03を含む研磨粒子01の利点はまさに、研磨性能、及び研磨粒子10の摩耗中の研磨性能の変化が、研磨対象材に対する配置から独立していることにある。また、図2には、シェル02側から空洞03を画定しているシェル02の内面11も図示されている。
図3の研磨粒子01は、図1の研磨粒子と実質的に同じ形状を示している。しかし、図1と異なり、研磨粒子01のシェル02は層構造06からなっており、層構造06は個々の層07で作られている。図3にさらに示すように、そのようなシェル02の層構造06の場合、層構造06の層07を研磨粒子01の好ましい対称軸と平行に配置することが可能であるが、絶対に必要と言う訳ではない。
更に、層構造06の層07は、種々の材料で作ることができる。例えば、セラミック材料以外の研磨物質で作られる層07も考えられる。更に、この種の研磨粒子は、複雑な形状、及び層07の個々の層の特に薄い厚さが得られる多段階スクリーン印刷加工により生産できるという利点がある。
図4の研磨粒子01もまた、層構造06を有するシェル02を有している。シェル02は、空洞(図4に図示も表示もせず)を完全に囲んでいる。さらに、シェル02は、層07を含む層構造06に加え、シェル02の外面08に階段状構造09を有している。そのような階段状構造09の利点は、研磨粒子に90度以下の空間角αが多数生じることである。階段状構造09に生じた空間角αにより、図4に平面sを通る点線で示すような、研磨対象材の面に対する研磨粒子01の配置となり、この配置では、平面sに平行に延在しているシェル02の外面08の全体が研磨対象材と接触するのではなく、シェル02の階段状構造09の点又は縁だけが接触する。こうしてまた、研磨粒子01の研磨面を、研磨粒子の摩耗状態及び配置から概ね独立させることができ、研磨面をさらに一層小さくし、それによって接触圧を高めることができる。これら2つの点が、瞬間的な、及び研磨粒子01が摩耗する間の、研磨性能の増大という利点を今一度もたらす。同時に、階段状構造は、研磨対象材の面に対する研磨加工の均一性に悪影響を与えない。同様に、研磨粒子01(図4に図示せず)の内面が階段状構造を有することもできる。
図5は、空洞03に向かう計4つの貫通孔10が存在している、研磨粒子01を示す。点線rはシェル02の貫通孔10の様々な空間方向を表す。貫通孔10のそれぞれの空間方向は、シェル又は貫通孔10の位置にある想像上のシェルに対して垂直であると理解されなければならない。それゆえ、図5において、複数の異なる貫通孔10が、互いに異なる空間方向に配置されている。この種の貫通孔は、研磨粒子と研磨対象材の接触面の最小化により、その過程で接触圧の増加が得られる一方で、研磨加工において面均一性が同じままである限り、研磨粒子の研磨性能を積極的に高めることに役立つことができる。更に、貫通孔10によって、研磨用の物質又は原料を、例えば浸漬法、又は漬け塗りにより、研磨粒子01の空洞内及び内面又は外面上に配置することが可能になる。
図6の研磨粒子01は、別の変化形を表す。この研磨粒子01は、シェル02に加え、計6つの貫通孔を有し、シェル02は梁構造を形成しており、梁構造は多面体の稜、本例の場合には直方体又は立方体の稜を形成し又は再現したものとなっている。図6の研磨粒子01の貫通孔10もまた、全体として、相互に直交する3つの空間方向に配置されている。また、図示した梁構造によれば、研磨粒子01の摩耗過程全体を通じて高い研磨性能を得ることと、研磨物質を空洞03に入れることが共に可能である。しかしながら、本明細書中で用いられる場合には、梁構造という用語は、図6に示すような配置だけを意味すると解釈されてはならない。貫通孔10が図6に示すものより有意に小さな殻もまた梁構造と考えられる。
研磨粒子01の更に別の変化形を図7に示す。図7の研磨粒子01のシェル02及び貫通孔10もまた、梁構造を形成している。図7の場合、シェル02の梁は、四面体の稜を形成しており、空洞03がシェル02の内部に存在している。

Claims (13)

  1. シェル(02)、及び前記シェル(02)内に配置されている空洞(03)を有することを特徴とする、研磨粒子(01)。
  2. 前記空洞(03)に原料残渣がないことを特徴とする、請求項1に記載の研磨粒子(01)。
  3. 前記シェル(02)が、複数の層(07)を備えた層構造(06)を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の研磨粒子(01)。
  4. 前記シェル(02)の厚さ(m)が、概ね一定であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  5. 前記シェル(02)の内面(11)及び/又は前記シェル(02)の外面(08)が、階段状構造(09)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  6. 前記シェル(02)の前記層(07)が、多段階スクリーン印刷加工により形成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  7. 前記空洞(03)が、前記シェル(02)に完全に囲まれていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  8. 前記シェル(02)が、前記空洞(03)に向かう2以上の貫通孔(10)を有しており、少なくとも2つの前記貫通孔が、互いに異なる空間方向(r)に配置されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  9. 前記シェル(02)及び前記貫通孔(10)が、梁構造を形成していることを特徴とする、請求項8に記載の研磨粒子(01)。
  10. 研磨物質が、前記空洞(03)内に配置されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  11. 前記シェル(02)が、セラミック成形コンパウンドから作られていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  12. 前記シェル(02)が、ゾルゲル系のゲルから形成されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の研磨粒子(01)。
  13. 請求項1〜12に記載の研磨粒子(01)を有する、研磨材。
JP2016559500A 2013-12-19 2014-12-17 高い研磨性能を示す研磨粒子及び研磨材 Active JP6343027B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102013114491.8 2013-12-19
DE102013114491 2013-12-19
PCT/DE2014/100453 WO2015090283A1 (de) 2013-12-19 2014-12-17 Schleifpartikel und schleifmittel mit hoher schleifleistung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017507226A true JP2017507226A (ja) 2017-03-16
JP6343027B2 JP6343027B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=52432610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016559500A Active JP6343027B2 (ja) 2013-12-19 2014-12-17 高い研磨性能を示す研磨粒子及び研磨材

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10308851B2 (ja)
EP (1) EP2941354B1 (ja)
JP (1) JP6343027B2 (ja)
CN (1) CN105992805B (ja)
ES (1) ES2627981T3 (ja)
PL (1) PL2941354T3 (ja)
WO (1) WO2015090283A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8986409B2 (en) 2011-06-30 2015-03-24 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive articles including abrasive particles of silicon nitride
JP6033886B2 (ja) 2011-12-30 2016-11-30 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 成形研磨粒子および同粒子を形成する方法
JP5903502B2 (ja) 2011-12-30 2016-04-13 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 成形研磨粒子を備える粒子材料
US8840696B2 (en) 2012-01-10 2014-09-23 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive particles having particular shapes and methods of forming such particles
RU2602581C2 (ru) 2012-01-10 2016-11-20 Сэнт - Гобэйн Керамикс Энд Пластик,Инк. Абразивные частицы, имеющие сложные формы, и способы их формования
KR101813466B1 (ko) 2012-05-23 2017-12-29 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 형상화 연마입자들 및 이의 형성방법
KR20150023034A (ko) 2012-06-29 2015-03-04 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 특정 형상을 가지는 연마입자들 및 이러한 입자들 형성방법
KR101736085B1 (ko) 2012-10-15 2017-05-16 생-고뱅 어브레이시브즈, 인코포레이티드 특정한 형태들을 가진 연마 입자들 및 이러한 입자들을 형성하는 방법들
US9074119B2 (en) 2012-12-31 2015-07-07 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Particulate materials and methods of forming same
MX2015013831A (es) 2013-03-29 2016-03-01 Saint Gobain Abrasives Inc Particulas abrasivas con formas particulares y metodos para elaborar las particulas.
JP2016538149A (ja) 2013-09-30 2016-12-08 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 形状化研磨粒子及び形状化研磨粒子を形成する方法
WO2015102992A1 (en) 2013-12-31 2015-07-09 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US9771507B2 (en) 2014-01-31 2017-09-26 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particle including dopant material and method of forming same
CA2945493C (en) 2014-04-14 2020-08-04 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
CN106457522B (zh) 2014-04-14 2020-03-24 圣戈本陶瓷及塑料股份有限公司 包括成形磨粒的研磨制品
US9902045B2 (en) 2014-05-30 2018-02-27 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Method of using an abrasive article including shaped abrasive particles
US9914864B2 (en) 2014-12-23 2018-03-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particles and method of forming same
US9707529B2 (en) 2014-12-23 2017-07-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Composite shaped abrasive particles and method of forming same
US9676981B2 (en) 2014-12-24 2017-06-13 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Shaped abrasive particle fractions and method of forming same
TWI634200B (zh) 2015-03-31 2018-09-01 聖高拜磨料有限公司 固定磨料物品及其形成方法
WO2016161157A1 (en) 2015-03-31 2016-10-06 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Fixed abrasive articles and methods of forming same
CA3118239A1 (en) 2015-06-11 2016-12-15 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
KR102313436B1 (ko) 2016-05-10 2021-10-19 생-고뱅 세라믹스 앤드 플라스틱스, 인코포레이티드 연마 입자들 및 그 형성 방법
SI3455321T1 (sl) 2016-05-10 2022-10-28 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Metode oblikovanja abrazivnih delcev
DE102016113125A1 (de) * 2016-07-15 2018-01-18 Vsm-Vereinigte Schmirgel- Und Maschinen-Fabriken Ag Verfahren zum Herstellen eines Schleifkorns und Schleifkorn
US11230653B2 (en) 2016-09-29 2022-01-25 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Fixed abrasive articles and methods of forming same
US10759024B2 (en) 2017-01-31 2020-09-01 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US10563105B2 (en) 2017-01-31 2020-02-18 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive article including shaped abrasive particles
US10865148B2 (en) 2017-06-21 2020-12-15 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Particulate materials and methods of forming same
DE102017210799A1 (de) * 2017-06-27 2018-12-27 Robert Bosch Gmbh Geformtes keramisches Schleifkorn sowie Verfahren zur Herstellung eines geformten keramischen Schleifkorns
CN108081158A (zh) * 2017-12-15 2018-05-29 清华大学 砂轮及其制备方法
WO2021133901A1 (en) 2019-12-27 2021-07-01 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive articles and methods of forming same

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040873A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Bridgestone Corp ブラスト用研磨材
JP2006114861A (ja) * 2004-09-14 2006-04-27 Ebara Corp 研磨装置及び研磨方法
JP2012512047A (ja) * 2008-12-17 2012-05-31 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 開口部を有する成形された研磨粒子
WO2013102170A1 (en) * 2011-12-30 2013-07-04 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Composite shaped abrasive particles and method of forming same
US20130212952A1 (en) * 2010-11-01 2013-08-22 3M Innovative Properties Company Laser Method for Making Shaped Ceramic Abrasive Particles, Shaped Ceramic Abrasive Particles, and Abrasive Articles

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1871793A (en) * 1925-03-02 1932-08-16 Aluminum Co Of America Purified metallic oxide
US2682700A (en) * 1951-11-09 1954-07-06 Henry J Simoneau Method of making hollow metal bodies
ATA853572A (de) * 1972-10-05 1975-08-15 Tschirf Ludwig Dipl Ing Dr Tec Schleifkorngemisch und schleifkorn
USRE29808E (en) * 1973-09-26 1978-10-24 Norddeutsche Schleifmittel-Indutrie Christiansen & Co. Hollow body grinding materials
GB1452372A (en) 1974-01-15 1976-10-13 Ontario Ltd Device for post-stressing reinforced concrete structures
US4111713A (en) * 1975-01-29 1978-09-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Hollow spheres
US5213591A (en) * 1992-07-28 1993-05-25 Ahmet Celikkaya Abrasive grain, method of making same and abrasive products
US5653775A (en) * 1996-01-26 1997-08-05 Minnesota Mining And Manufacturing Company Microwave sintering of sol-gel derived abrasive grain
US6672952B1 (en) 1998-12-23 2004-01-06 3M Innovative Properties Company Tearable abrasive article
JP2001157968A (ja) 1999-12-02 2001-06-12 Noritake Diamond Ind Co Ltd 超砥粒電着工具の製造方法および超砥粒電着工具
EP1182009A1 (de) * 2000-08-23 2002-02-27 Hermes Schleifmittel GmbH & Co. Honwerkzeug
US7632434B2 (en) * 2000-11-17 2009-12-15 Wayne O. Duescher Abrasive agglomerate coated raised island articles
US6609963B2 (en) * 2001-08-21 2003-08-26 Saint-Gobain Abrasives, Inc. Vitrified superabrasive tool and method of manufacture
US6739052B2 (en) * 2002-04-19 2004-05-25 Ronald Pratt Method of making striped metal beads
US20050255801A1 (en) 2004-05-17 2005-11-17 Pollasky Anthony D Abrasive material and method of forming same
US7409763B2 (en) * 2005-03-10 2008-08-12 Ronald Pratt Jewelry bead and method of stringing same
US20080022718A1 (en) * 2005-03-10 2008-01-31 Ronald Pratt Jewelry article
JP4231892B2 (ja) * 2005-10-11 2009-03-04 正人 迫 研磨剤
US20070293130A1 (en) * 2006-02-01 2007-12-20 Sierra Madre Marketing Group Wearable Abrasive Surfaces for Dry Applications
US8123828B2 (en) 2007-12-27 2012-02-28 3M Innovative Properties Company Method of making abrasive shards, shaped abrasive particles with an opening, or dish-shaped abrasive particles
US8480772B2 (en) * 2009-12-22 2013-07-09 3M Innovative Properties Company Transfer assisted screen printing method of making shaped abrasive particles and the resulting shaped abrasive particles
EP2658680B1 (en) 2010-12-31 2020-12-09 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive articles comprising abrasive particles having particular shapes and methods of forming such articles
US8986409B2 (en) 2011-06-30 2015-03-24 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Abrasive articles including abrasive particles of silicon nitride
CN104520401A (zh) 2012-08-02 2015-04-15 罗伯特·博世有限公司 具有最多三个面和一个角的磨粒
CN105556397B (zh) * 2013-09-20 2018-07-10 佳能株式会社 充电构件及其制造方法、处理盒和电子照相设备
JP2016538149A (ja) * 2013-09-30 2016-12-08 サン−ゴバン セラミックス アンド プラスティクス,インコーポレイティド 形状化研磨粒子及び形状化研磨粒子を形成する方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005040873A (ja) * 2003-07-24 2005-02-17 Bridgestone Corp ブラスト用研磨材
JP2006114861A (ja) * 2004-09-14 2006-04-27 Ebara Corp 研磨装置及び研磨方法
JP2012512047A (ja) * 2008-12-17 2012-05-31 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 開口部を有する成形された研磨粒子
US20130212952A1 (en) * 2010-11-01 2013-08-22 3M Innovative Properties Company Laser Method for Making Shaped Ceramic Abrasive Particles, Shaped Ceramic Abrasive Particles, and Abrasive Articles
WO2013102170A1 (en) * 2011-12-30 2013-07-04 Saint-Gobain Ceramics & Plastics, Inc. Composite shaped abrasive particles and method of forming same

Also Published As

Publication number Publication date
JP6343027B2 (ja) 2018-06-13
ES2627981T3 (es) 2017-08-01
US20160298013A1 (en) 2016-10-13
EP2941354B1 (de) 2017-03-22
WO2015090283A1 (de) 2015-06-25
CN105992805B (zh) 2018-02-16
US10308851B2 (en) 2019-06-04
EP2941354A1 (de) 2015-11-11
CN105992805A (zh) 2016-10-05
PL2941354T3 (pl) 2017-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6343027B2 (ja) 高い研磨性能を示す研磨粒子及び研磨材
US10081747B2 (en) Multilayer abrasive particle
US20160303704A1 (en) Grinding Tool
ES2461866T3 (es) Revestimiento abrasivo y método para fabricar el mismo
JP2011507712A5 (ja)
JP2017218352A5 (ja)
MX2015005167A (es) Particulas abrasivas conformadas, metodos de fabricacion, y articulos abrasivos que las incluyen.
WO2014020075A8 (de) Schleifkorn, enthaltend eine erste fläche ohne ecke und zweite fläche mit ecke
JP2013512788A5 (ja)
CN106247159A (zh) 一种用于金属3d打印的镂空单元体和具有该单元体的零件
CN102612734A (zh) 化学机械抛光修整器
MX2019009632A (es) Procedimiento para la producción de una herramienta abrasiva y herramienta abrasiva.
EP4253345A3 (en) Sintered platelet-like randomly shaped abrasive particles and method of making same
CN104969292B (zh) 磁盘用基板的制造方法及在磁盘用基板的制造中使用的研磨垫
JP2019513161A5 (ja)
CN103198824A (zh) 一种基于声子晶体缺陷的声能俘获系统
MY153268A (en) Dresser for abrasive cloth
Cieśla Properties of random sequential adsorption of generalized dimers
US10456888B2 (en) Abrasive material and production method of abrasive material
TW200718574A (en) Print medium with lenticular effect
CN203993582U (zh) 组合结构超硬磨料磨盘
CN102862223B (zh) 用于制造无标记的无光泽陶瓷的方法
JP2015104771A5 (ja) 磁気ディスク用基板の製造方法及び研磨処理用キャリア
JP2016132181A (ja) マルチポイントダイヤモンドツール
CN106272010A (zh) 一种蓝宝石镜面基片内凹平台面的研磨抛光方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6343027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250