JP2017501734A - フルーツ片保存用の食用コーティングとその製造および塗布方法 - Google Patents

フルーツ片保存用の食用コーティングとその製造および塗布方法 Download PDF

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Abstract

フルーツ片保存用の食用コーティングとその製造および塗布方法において、食用コーティングは水溶液で構成する。この水溶液をフルーツ片に塗布して、これらフルーツ片をコーティングする。この水溶液は、カルボキシメチルセルロース多糖類基材と、カルシウムの原料と、酸化防止剤と、付加的に抗菌剤とを含有する。カルボキシメチルセルロースは、1500mPa.sを超える粘度であるとともに、水溶液の成分の総重量に対して0.025重量%から1重量%の低濃度である。

Description

本発明は、産業規模で適用可能な食用コーティングを施すことによってカットしたての生のフルーツを保存することに関する。この食用コーティングはカルボキシメチルセルロース多糖類基材を有し、ガス交換および水分減少を選択的に遮断することによって、カットしたてのフルーツの食感と味を保つことができる。このコーティングは、製造時の準備加工において、切ったり、皮を剥いたり、小さくカットしたりして最終的にパック詰めをする必要のあるどんな種類のフルーツにも塗布できるが、特にリンゴや、洋梨、桃、キウィ、ネクタリンまたはマンゴーなどの表面脱水しやすいフルーツに対する塗布に適している。
生のフルーツはすぐに劣化する。皮を剥いて小さくカットしたフルーツのように、果肉が環境に晒される場合は特にそうである。それに伴い、褐変や軟化、不味そうな外観、微生物の増殖などが起こり、カットしたてのフルーツの賞味期限が短くなる。
フルーツの製造加工中のこのような劣化反応を遅らせるために、洗浄したり、皮を剥いたり、小さくカットしたり、パック詰めしたりする作業は8度未満の冷温下で連続して行われる。そうすることによって、切断された組織の呼吸率が低下して、変色や食感の低下過程に関係する酵素が弱まり、さらには変質を引き起こす微生物の増殖が最小限に抑えられる。
低温の利用と組み合わせることによってフルーツの保存を助長する保存料の使用にも常に頼っている。したがって、例えば米国特許第3754938号明細書や米国特許第4011348号明細書、米国特許第4818549号明細書、国際公開第1997/023138号明細書、欧州特許出願公開第746207号、独国特許出願公開第3624035号明細書、スペイン国第2011757号明細書、英国特許出願公開第2100575号明細書の場合のように、成分中にアスコルビン酸塩およびカルシウムを含有する、カルシウムおよび酸化防止剤の溶液に基づくフルーツ用保存料の使用が知られている。
例えば、国際公開第1994012041号明細書には、皮を剥いてカットした生のフルーツを保持するための保存料が開示されている。この保存料は、カルシウムイオンおよびアスコルビン酸イオンおよび水を含んでおり、アスコルビン酸の割合と塩化カルシウムの割合は、どちらの場合も、0.25%から2%であると考えられる。この保存料は、水を除いた乾燥重量で0.5%以上の割合で、(キレート剤として特定されている)金属イオン複合体形成物質を含有している。
一方で、スペイン国第2307473号明細書は、皮を剥いてカットした生のフルーツの保存方法を開示している。その保存方法では、上記国際公開第1994012041号明細書と同様に、使用される保存料が、カルシウムイオンおよびアスコルビン酸イオンおよび水からなる溶液によって構成される。また、アスコルビン酸イオンとカルシウムイオンとが、上記国際公開第1994012041号明細書と同じイオン比率で存在する。しかし、上記国際公開第1994012041号明細書とは異なり、保存料中の金属イオンキレート剤の量は、水を除く成分の重量の0.5%未満である。この文献では、カルシウムイオンは、水酸化カルシウム、カルシウム塩、あるいは両者の混合物から得られる一方、アスコルビン酸イオンは、アスコルビン酸、アスコルビン酸塩あるいはエリソルビン酸塩から得られる。また、アスコルビン酸カルシウムまたはエリソルビン酸カルシウムを、カルシウムイオンおよびアスコルビン酸イオンの原料として使用する可能性についても記述がある。
これらのカルシウム塩系酸化防止保存料によって酵素的褐変を防止することができ、フルーツの保存期間が延びることは周知である。しかし、これらの化合物は、例えばひとたび組織がカットされると発生する組織の表面脱水など、カットフルーツ特有のその他の問題を防ぐものではない。
したがって、最近では、食用コーティングの使用(特に多糖類基材の使用)が普及している。食用コーティングによってフルーツの表面に透明な膜が形成されて、製品の表面脱水を防止できるとともに、例えば酸化防止剤や抗菌剤などの活性成分の媒介物として機能して、カットフルーツの賞味期限を延ばすことができる。
これらの多糖類系食用コーティングは、ゲル化して被膜を形成できる任意のポリマーを用いて形成してもよい。このようなポリマー群の中で最もよく使用されているのは、マルトデキストリンや、例えばメチルセルロースやカルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、デンプン、カラギーナン、ペクチン、アルギン酸またはゲランである。これらのポリマーは粉末で市販されており、通常、水で希釈してフルーツをコーティングする水溶液を作る。
これらの多糖類のなかでも、カルボキシメチルセルロースは、フルーツや野菜を収穫後にそのまま保存する際に広く使用されており、多くの場合、気体や水の交換に対する遮断性を向上するために脂肪酸と混合する。例えば、米国特許第5198254号明細書には、成分中にカルボキシメチルセルロースを使用した、加工されていないフルーツ用または野菜用または菌類用の食用コーティングが開示されている。この溶液を用いて得られたコーティングはカットした生フルーツの保存には適さない。なぜなら、付着力の弱い膜が、カットしたての生フルーツの官能特性を変化させてしまう厚さで、切断された組織の上に形成されて、フルーツの食感と味を変えてしまうからである。
したがって、利用者がほぼ感知できず、カットしたてのようなフルーツ片の食感と味とをできるだけ長時間維持させることができる、カルボキシメチルセルロース多糖類基材を使用したカットしたての生フルーツ片用の食用コーティングが必要とされている。
本発明は、製造加工において洗浄や皮剥きや小さくカットするなど最小限の加工が施された生のフルーツ片に塗布する食用コーティングを目的とする。本発明は、この食用コーティングの調整方法およびフルーツ片への塗布にも関する。
フルーツ片保存用のこの食用コーティングは、多糖類系水溶液で構成される。この食用コーティングを、フルーツの製造加工において洗浄して、皮を剥いて、小さくカットした後のフルーツに塗布してコーティングする。この水溶液を塗布することによって、上記フルーツ片を保護してそれらの褐変や表面脱水を防ぐ保護バリアを形成する。
上記水溶液は、多糖類基材としてカルボキシメチルセルロースと、カルシウムの原料と、酸化防止剤とを含有し、抗菌剤をさらに含有していてもよい。カルボキシメチルセルロースは高粘度であり、上記水溶液中に超低濃度で存在している。正確には、カルボキシメチルセルロースは1500mPa.sを超える高粘度であるとともに、上記水溶液の成分の総重量に対して0.025重量%から1重量%の低濃度である。カルボキシメチルセルロースの濃度は、水溶液の成分の総重量に対して0.1重量%から0.75重量%であることが好ましい。
背景技術で引用したように、上記水溶液は、カルシウムイオンを含む粉末状の固形成分を水に溶かしたものである。カルシウムは、アスコルビン酸カルシウムから得る。アスコルビン酸カルシウムの濃度は、水溶液の成分の総重量に対して3重量%から15重量%である。また、アスコルビン酸カルシウムの濃度は、水溶液の成分の総重量に対して4重量%から12重量%であることが好ましい。
上記水溶液は、酸化防止剤として、クエン酸あるいはクエン酸とアスコルビン酸ナトリウムとの組み合わせを含む。上記水溶液は、抗菌剤として、リンゴ酸をさらに含有していてもよい。
クエン酸のみの濃度またはリンゴ酸とクエン酸との組み合わせの濃度は、水溶液の水を除く成分の総重量に対して0.5重量%を超える濃度である。
クエン酸(場合によってはリンゴ酸)は、金属イオンキレート剤として機能する。キレート剤は金属イオンと配位結合してこれらを捕捉することで、金属イオンがその他の工程において遊離したままの状態を防ぎ、また、間接的に抗菌剤として機能し得ることが知られている。
クエン酸の濃度は、水溶液の水を除く成分の総重量に対して0.5重量%から30重量%である。クエン酸の濃度は、水溶液の水を除く成分の総重量に対して1重量%から20重量%であることが好ましい。
アスコルビン酸ナトリウムの濃度は、水溶液の水を除く成分の総重量に対して10重量%から50重量%である。アスコルビン酸ナトリウムの濃度は、水溶液の水を除く成分の総重量に対して20重量%から40重量%であることが好ましい。
抗菌剤としてリンゴ酸を使用するときは、リンゴ酸の濃度は、水溶液の水を除く成分の総重量に対して0.5重量%から20重量%である。リンゴ酸の濃度は、水溶液の水を除く成分の総重量に対して4重量%から15重量%であることが好ましい。
本発明は、以下の工程を含むフルーツ片用の食用コーティングの製造工程をさらに対象とする。この製造方法は、
多糖類と、カルシウムと、酸化防止剤と、場合によっては抗菌剤とで構成される成分の全てを粉末状態で混合する工程と、
上記粉末状の混合物を、4℃から8℃の冷水に、完全に溶解するまで絶え間なくかき混ぜることによって希釈する工程と
を含む。
フルーツ片に食用コーティングを塗布する方法は、
フルーツの洗浄と皮剥きとカットの全てを4℃の環境で行う工程と、
多糖類と、カルシウムと、酸化防止剤と、場合によっては抗菌剤とを含有する低温の水溶液とフルーツ片とが40秒から120秒間接触するように、4℃から8℃で当該水溶液をフルーツ片に塗布する工程と、
水溶液の余分なコーティングを除去する工程と、
コーティングされたフルーツをパック詰めする工程と
を含む。
この水溶液は、フルーツ片を水溶液に浸すことによって、あるいはフルーツ片に水溶液を吹き付けることによって、あるいはフルーツ片をコーティングできるその他同様の方法によって塗布され得る。
これら全工程によると、利用者が視覚でも味覚でも感知できないフルーツ片保存用の食用コーティングが得られる。また、非常に高粘度のカルボキシメチルセルロースを超低濃度で使用することによって、カットフルーツの水分減少を抑える犠牲剤として十分に機能する多糖類基材を得ることができ、カットしたてのフルーツの食感と味を保つことができる。
本発明の食用コーティングは、多糖類系水溶液によって構成されている。この多糖類系水溶液は、コーティングとしてフルーツ片に塗布される。この水溶液は、カルボキシメチルセルロースと、カルシウムと、酸化防止剤と、付加的に抗菌剤とを冷水(4℃から8℃)に希釈することによって得られる。
カルシウムは、アスコルビン酸カルシウムから得る。アスコルビン酸カルシウムは、フルーツ片の食感を保つ働きがある。酸化防止剤はクエン酸あるいはクエン酸とアスコルビン酸ナトリウムとの組み合わせである。これらはフルーツ片の色を保つとともに、褐変を遅らせる。上記水溶液は、抗菌剤としてリンゴ酸を付加的に含んでいてもよい。リンゴ酸は、フルーツ片の保管中に微生物やカビや酵母菌の増殖を抑える働きがある。
以下に示す表1に、本発明にかかる食用コーティングに含まれ得る成分と、水溶液において検討された水溶液中のそれら成分の重量パーセントとを示す。この表は本発明を限定するものではない。割合は、各水溶液の総重量に対する成分の重量(%w/w)で表している。一方の列には、水溶液の水を除く各成分の重量パーセントを示しており、もう一方の列には、水溶液の水を含む各成分の重量パーセントを示している。
Figure 2017501734
使用したカルボキシメチルセルロースは、粘度が1500mPa.sを超える高粘度のカルボキシメチルセルロースである。1%w/wのCMC溶液の粘度を測定した。測定には、Nahita 801 N/SC88808粘度計(2番スピンドル、12rpm、温度21℃)を使用した。
高粘度のカルボキシメチルセルロースを低濃度で使用するという関係にすることによって、物理的にも化学的にも適切なフルーツ片用食用コーティングを得ることができる。得られた食用コーティングは、フルーツ片の適切なコーティングおよび保存を保証するもので、利用者に気づかれることがない。つまり、目に見えず、食べたときに食感に影響を与えず、フルーツに異なる味を加えることもない。
本発明に係るフルーツ片用食用コーティングの実施例を以下に説明する。これら実施例は本発明を限定するものではない。
実施例1:食用コーティングの使用がリンゴ片(ゴールデンデリシャス)の品質に与える影響(多糖類を単体で使用した場合、または酸化防止剤の混合物を単体で使用した場合との比較)
ゴールデンデリシャス種のリンゴを複数個使用した。これらの表面を洗い、次亜塩素酸ナトリウム(80ppm)溶液に浸漬して殺菌した。殺菌後、芯を取り除き、手作業で8つ(4等分)にカットした後、すぐにコーティングを施した。
これと並行して、食用コーティングの一部分を構成する異なる成分の複合効果を明確にする目的で、0.5%w/wのCMC溶液と、6%w/wのアスコルビン酸カルシウム溶液と、1%w/wのクエン酸溶液とを個別に調整した。CMC溶液の粘度は146mPa.sであった。この測定には、Nahita 801 N/SC88808粘度計(2番スピンドル、30rpm、温度21℃)を使用した。また、上記成分(すなわち、0.5%w/wのCMC、6%w/wのアスコルビン酸カルシウム、および1%w/wのクエン酸)の混合物を含有する溶液も調整した。この混合物を本件の食用コーティングと見なす。
各溶液は、水1リットルに対して、5.03gのCMCを、63.83gのアスコルビン酸カルシウムを、または10.09gのクエン酸を個別に溶解することによって調製した。食用コーティングの場合は、水1リットルに対して、5.41gのCMCと、64.86gのアスコルビン酸カルシウムと、10.81gのクエン酸とを一緒に溶解することで溶液を調整した。いずれの場合も、完全に溶解するまで絶え間なくかき混ぜることによって、水に成分を溶解させた。水と溶液のどちらの温度も、コーティングとして使用するまで6℃に保っておいた。
リンゴ片を各溶液に1分間浸漬した。対照サンプルでは、リンゴ片を冷水に1分間浸漬した。その後、フルーツ表面に残る可能性のある余分なコーティングを除去するために、サンプルを1分間水切りした。最後に、調製雰囲気を使用せずに、プラスチック(PET)ケースにリンゴを手作業で詰めて、4℃で15日間保管した。
コーティングの一部分を構成する各成分の個別の効果を評価するために、製品の官能評価を行い、食用コーティングとしてそれら成分の混合物が有する相乗効果と比較した。評価尺度は1から10とした。10は評価したパラメータの最高点(すなわち、カットしたてのフルーツと同じ品質の製品)であり、1は非常に品質の悪い製品(不合格品)であることを表す。15日間の保管期間中に評価したパラメータは、色(10は褐変が全くないことを表す)と、食感(10は硬くてシャキシャキとした食感があることを表す)と、潤い(10は製品表面が完全に潤っていることを表す)と、保管期間中にこれらによってもたらされる全体的な見た目とであった。
CMCと、クエン酸と、アスコルビン酸カルシウムとの混合物によって構成される食用コーティングを塗布することで、15日間の保管中、リンゴ片の品質が効果的に維持された(表2)。
製品表面が茶色にならないことと、リンゴ片の表面の潤いが保たれることとは、リンゴ保存における2つの重要な特性であり、食用コーティングを構成する複数の異なる成分の相乗効果によって得られる特性であった。しかし、上記複数の成分を個別に用いた場合、まるで違う結果となった。例えば、コーティング剤としてCMCだけを使用した場合、リンゴ片は乾燥からより保護されることが認められたが、保管した数時間後に褐変の最初の兆候が現れた。
リンゴ片の保護処理としてアスコルビン酸カルシウム溶液を使用したリンゴ片は、保管期間のほぼ全体を通してリンゴ本来の色を保っていることを確認した。しかし、リンゴ表面の潤いは大きく影響を受けており、保管の第1週目から乾燥の最初の兆候が現れた。クエン酸の使用だけではリンゴ片の見栄えは十分に保たれず、保管後数日で褐変や乾燥の兆候が現れた。
表2からも分かるように、コーティングしていないリンゴ片(対照)は、褐変が劣化の最初の兆候として確認されるなど、保管初日から著しい劣化がみられる。
Figure 2017501734
実施例2:抗菌剤のキャリアとしての食用コーティングが低加工キウィ片の賞味期限に与える影響
中程度に熟れたキウィを複数個使用した。これらをまず洗って、次亜塩素酸塩溶液(80ppm)を用いて殺菌した。この殺菌工程の後、機械でこれらキウィの皮を剥き、縦に四等分して、食用コーティングを施すまで冷蔵保存した。
食用コーティングは、CMCと、アスコルビン酸カルシウムと、クエン酸と、リンゴ酸とを、以下の異なる割合で混合することで生成した。すなわち、(1)0.4%w/wのCMCと、4%w/wのアスコルビン酸カルシウムと、2%w/wのクエン酸の割合、および(2)0.4%w/wのCMCと、4%w/wのアスコルビン酸カルシウムと、2%w/wのクエン酸と、1%のリンゴ酸の割合、および(3)0.4%w/wのCMCと、4%w/wのアスコルビン酸カルシウムと、2%w/wのクエン酸と、3%のリンゴ酸の割合で混合した。これらの溶液を調整するために、表3に含まれる各配合物の調整に必要な以下の成分を、水1リットルに溶解した。すなわち、(1)4.27gのCMCと、42.74gのアスコルビン酸カルシウムと、21.37gのクエン酸、および(2)4.32gのCMCと、43.20gのアスコルビン酸カルシウムと、21.60gのクエン酸と、10.80gのリンゴ酸、および(3)4.42gのCMCと、44.15gのアスコルビン酸カルシウムと、22.08gのクエン酸と、33.11gのリンゴ酸とをそれぞれ水1リットルに溶解した。いずれの場合も、冷水(6°C)を使用して成分の混合物を溶解した。その際、生成物が完全に溶解・水和するまで撹拌装置で機械的にかき混ぜた。0.4%w/wのCMCを含有する溶液の平均粘度は98mPa.sであった。粘度の測定には、Nahita 801 N/SC88808粘度計(2番スピンドル、30rpm、温度21℃)を使用した。
コーティングを構成するこれらの溶液を生成した後、キウィ片を浸してコーティングするための溶液として個別に使用した。コーティングを構成するいずれの溶液も、製品を1分間浸漬することによって製品に塗布した。これらの溶液の平均温度は6℃とした。1分が経過した後、キウィを1分間水切りしてから調整雰囲気を使用せずにプラスチック(PET)トレイに手作業で詰めた。全サンプルを10日間、4℃で保管した。対照サンプルの場合は、キウィ片を冷水に1分間浸してから、キウィをコーティングする際と同じ条件下でパック詰めした。10日間の保管後、好気性中温菌やカビや酵母菌の増殖に対抗する抗菌剤のキャリアとしての食用コーティングの有効性を確認するために、微生物学的な分析を行った。
表3では、抗菌剤を加えることは低加工キウィの微生物の数に影響することが分かる。食用コーティングに3%w/wのリンゴ酸を含有させることによって、好気性中温菌やカビや酵母菌のレベルは、未コーティングのキウィと比較して10レベルで減少する状態が保たれる。その結果、この製品の賞味期限を延ばすことができる。
Figure 2017501734
実施例3:桃片に塗布された食用コーティングが当該桃片の賞味期限に与える影響
中程度に熟れた桃を複数個使用した。これらを洗って、次亜塩素酸ナトリウム溶液(80ppm)で殺菌した。この殺菌工程の後、桃を縦に四等分して種を取り除いた。
これと並行して、CMC(0.1%w/w)と、アスコルビン酸カルシウム(5%w/w)と、クエン酸(1.5%w/w)と、アスコルビン酸ナトリウム(2.5%w/w)との混合物から構成される食用コーティングを調整した。この溶液の平均粘度は、10mPa.sであった。粘度の測定には、Nahita 801 N/SC88808粘度計(1番スピンドル、30rpm、温度21℃)を使用した。この食用コーティングは、1.10gのCMCと、55.01gのアスコルビン酸カルシウムと、16.50gのクエン酸と、27.50gのアスコルビン酸ナトリウムとを1リットルの水に溶解することによって調整した。この溶液の調整には冷水(6℃)を用い、撹拌装置で完全に溶解・水和するまでかき混ぜた。この溶液は塗布するまで同じ温度に保っておいた。
得られた桃片は、多糖類と酸化防止剤との混合物でコーティングした。この目的のために、カットした桃をこの溶液に1分間浸漬して1分間水切りした後、調整雰囲気を使用せずにプラスチック(PET)トレイに詰めた。最後に、カットした桃を収容したこれらのトレイを冷蔵保存(4℃で12日間)した。対照サンプルは、同じやり方で食用コーティングではなく6℃の水に浸して調整・保管した。
保管期間全体を通して官能評価を行うことによって、コーティングした桃片の品質特性を確認した。色と食感と味と香りの変化を主な評価パラメータとした。評価尺度は1から10とした。10は評価したパラメータの最高点(すなわち、カットしたてのフルーツと同じ品質の製品)であり、1は低品質の製品であることを表す。
これらの桃片が維持した主な官能特性は、桃本来の色であった。12日間の保管期間中、桃片は黄色い色合いのままで、黒くなったところ(褐変)はなかった。色に加えて、保管期間全体を通じて、製品表面の潤いも維持された。表4から分かるように、対照サンプルでは乾燥が確認されたが、この桃片は乾燥しなかった。
Figure 2017501734
実施例4:食用コーティングの塗布が低加工の洋梨の品質に与える影響
カンファレンス種の洋梨を複数個使用した。これらの表面を洗って、次亜塩素酸塩溶液(80ppm)に浸漬することで殺菌した。殺菌後、芯を取り除き、手作業で8つ(4等分)にカットした後、すぐにコーティングを施した。
食用コーティングは、CMC(0.5%w/w)と、アスコルビン酸カルシウム(8%w/w)と、クエン酸(0.3%w/w)と、アスコルビン酸ナトリウム(6%w/w)と、リンゴ酸(0.5%w/w)との混合物によって生成した。このコーティングは、5.90gのCMCと、94.45gのアスコルビン酸カルシウムと、3.54gのクエン酸と、70.84gのアスコルビン酸ナトリウムと、5.90gのリンゴ酸とを1リットルの冷水(6℃)に溶解することによって調製した。溶液の平均粘度は146mPa.sであった。この粘度は、Nahita 801 N/SC88808粘度計(2番スピンドル、30rpm、温度21℃)を使用して測定した。
6℃に保っておいたこの食用コーティング溶液に洋梨片を1分間浸漬することによって洋梨片をコーティングした。その後、洋梨片を水切り(1分間)して、その直後に調製雰囲気を使用せずにプラスチック(PET)トレイに詰めた。対照サンプルを同じやり方で用意した。対照サンプルに唯一行った処理は冷水に浸漬することで、その後はコーティングを施したサンプルと同じ手順に従った。洋梨の入ったトレイを4℃で12日間保管した。
低加工済みの製品に起きる変色に食用コーティングの使用が与える影響を確かめるため、保管期間中、官能の視点から洋梨片を評価した。サンプルの黒色化の度合いを確認するために、1から5の官能尺度を適用した。5は褐変が全くない(すなわち、カットしたての洋梨の色であるオフホワイト色をした)サンプルを表し、1は表面がひどく褐色(すなわち、非常に濃い茶色の色合い)を帯びているサンプルを表す。
表5に示すように、コーティングした洋梨サンプルは、12日間の保管中、洋梨本来の色を維持した。製品表面に茶色の色合いは全く確認されなかった。一方で、保存料の処理を行わなかった(対照)サンプルでは、保管後数時間のうちに、褐変の存在が確認された。食用コーティングを酸化防止剤のキャリアとして使用することで保管中のカットフルーツの品質が維持されて、製品の賞味期限が延びることが確認された。
Figure 2017501734

Claims (14)

  1. 多糖類系水溶液で構成されてフルーツ片に塗布されるフルーツ片保存用の食用コーティングであって、
    上記水溶液は、上記水溶液の多糖類基材としてのカルボキシメチルセルロースと、カルシウムの原料と、酸化防止剤と、付加的に抗菌剤とを含有し、
    上記カルボキシメチルセルロースは、1500mPa.sを超える粘度であるとともに、上記水溶液の成分の総重量に対して0.025重量%から1重量%の低濃度である
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  2. 請求項1に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記カルボキシメチルセルロースの濃度は、上記水溶液の成分の総重量に対して0.1重量%から0.75重量%である
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  3. 請求項1に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記カルシウムはアスコルビン酸カルシウムから得る
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  4. 請求項3に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記アスコルビン酸カルシウムの濃度は、上記水溶液の成分の総重量に対して3重量%から15重量%である
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  5. 請求項3に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記アスコルビン酸カルシウムの濃度は、上記水溶液の成分の総重量に対して4重量%から12重量%である
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  6. 請求項1に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記酸化防止剤はクエン酸、あるいはクエン酸とアスコルビン酸ナトリウムとの組み合わせであり、
    上記クエン酸は、金属イオンキレート剤として機能する
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  7. 請求項1に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記抗菌剤はリンゴ酸であり、
    上記リンゴ酸は、金属イオンキレート剤として機能する
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  8. 請求項6および請求項7に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記クエン酸のみの濃度または上記クエン酸と上記リンゴ酸との組み合わせの濃度は、上記水溶液の水を除く成分の総重量に対して0.5重量%を超える
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  9. 請求項6および請求項7に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記クエン酸の濃度は、上記水溶液の水を除く成分の総重量に対して0.5重量%から30重量%であり、
    上記リンゴ酸が使用される場合、上記リンゴ酸の濃度は、上記水溶液の水を除く成分の総重量に対して0.5重量%から20重量%である
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  10. 請求項6および請求項7に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングにおいて、
    上記クエン酸の濃度は、上記水溶液の水を除く成分の総重量に対して1重量%から20重量%であり、
    上記リンゴ酸が使用される場合、上記リンゴ酸の濃度は、上記水溶液の水を除く成分の総重量に対して4重量%から15重量%である
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティング。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングの製造方法であって、
    上記多糖類と、上記カルシウムと、上記酸化防止剤と、場合によっては上記抗菌剤とで構成される成分の全てを粉末状態で混合する工程と、
    上記粉末状の混合物を、4℃から8℃の冷水に、完全に溶解するまで絶え間なくかき混ぜることによって希釈して水溶液を得る工程と
    を備えることを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティングの製造方法。
  12. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングの塗布方法であって、
    フルーツの洗浄と皮剥きとカットの全てを4℃の環境で行う工程と、
    上記多糖類と、上記カルシウムと、上記酸化防止剤と、場合によっては上記抗菌剤とを含有する低温の上記水溶液とフルーツ片とが40秒から120秒間接触するように、4℃から8℃で当該水溶液を当該フルーツ片に塗布する工程と、
    上記水溶液の余分なコーティングを除去する工程と、
    コーティングされたフルーツをパック詰めする工程と
    を備えることを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティングの塗布方法。
  13. 請求項12に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングの塗布方法において、
    上記水溶液を上記フルーツ片に吹き付けることによって上記水溶液を塗布する
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティングの塗布方法。
  14. 請求項12に記載のフルーツ片保存用の食用コーティングの塗布方法において、
    上記水溶液に上記フルーツ片を浸漬することによって上記水溶液を塗布する
    ことを特徴とするフルーツ片保存用の食用コーティングの塗布方法。
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