JP2017501222A - 3−置換(インドール−1−イル)酢酸エステルの製造方法 - Google Patents

3−置換(インドール−1−イル)酢酸エステルの製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、一般式(I):ただし、R1、R2およびR3は本明細書で定義される;を有する化合物の工業的規模の方法に関する。当該方法は、ルイス酸存在下で一般式(II)および(III)を有する化合物を反応させた後、トリエチルシランを用いた還元を含む。

Description

本発明は、3位が−CH−アリール基で置換された(5−ハロ−2−メチルインドール−1−イル)酢酸エステルの製造方法に関し、具体的には、工業的規模での使用に好適な高収率の製造方法に関する。
WO2005/044260は、CRTH2アンタゴニストであり、ゆえにCRTH2受容体におけるPGDの活性によって媒介される疾患および症状の治療に有用な化合物に関する。WO2006/095183、WO2008/012511およびWO2009/090414においても同様の化合物が記載されている。これらの文献に例示されている化合物はすべて、3位に−CH−アリール置換基を有する5−ハロ−2−メチルインドール−1酢酸誘導体である。これらの化合物について、アレルギー性鼻炎および喘息(特に、好酸球性喘息およびアトピー性喘息)の治療において有効であることを実証する人での臨床試験を含め、いくつかの研究が行われている。
WO2005/044260、WO2006/095183、WO2008/012511およびWO2009/090414に記載されたインドール酢酸誘導体は、等価のアルキルまたはベンジルエステルの加水分解によって得ることができ、かようなエステルもまたインドール酢酸化合物のプロドラッグとして有用である。
WO2005/044260の実施例1によれば、{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸は、
i.1,2−ジクロロエタン溶媒中、トリフルオロ酢酸およびトリエチルシラン存在下で、(5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸エチルエステルおよび4−アセチルクロロベンゼン(4-acetylchlorobenzenze)を共に反応させ、{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸エチルエステルを与え、
ii.テトラヒドロフラン/水混合溶媒中、水酸化リチウムを用いて上記エステルを加水分解し、生成物を与える、
という手順で調製された。
WO2006/095183およびWO2008/012511においても同様の方法が用いられた。
WO2009/090414は、下記一般式:
ただし、
Wは塩素またはフッ素であり;
は、ハロ(halo)、−CN、−C1〜C6アルキル、−SOR3’、−SO3’、−SON(R2’、−N(R2’、−NR2’C(O)R3’、−CO2’、−CONR2’3’、−NO、−OR2’、−SR2’、−O(CHOR2’および−O(CHO(CHOR2’から選択される1以上の置換基で置換されてもよいフェニルであり、この際、各R2’は、独立して、水素、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
各R3’は、独立して、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
pおよびqは、それぞれ独立して、1〜3の整数である、
を有する化合物に関する。
WO2009/090414に記載されたこれらの化合物の合成方法は、以下のスキーム1で示され、この際、Rは、水素、ハロ、−CN、−C1〜C6アルキル、−SOR3’、−SO3’、−SON(R2’、−N(R2’、−NR2’C(O)R3’、−CO2’、−CONR2’3’、−NO、−OR2’、−SR2’、−O(CHOR2’および−O(CHO(CHOR2’であってもよく、この際、R2’およびR3’は上記の構造と同様の定義である。具体的には、ドキュメントは、RがH(実施例1)、F(実施例2)またはCl(実施例3)である化合物の合成を記載している。
スキーム1に示す経路は、WO2005/044260、WO2006/095183およびWO2008/012511の化合物を調製するために使用される経路と基本的に同じである。スキーム1からわかるように、この方法は3つの段階を有し、全ての場合において、第2段階が特に問題であることがわかっている。
WO2005/044260、WO2006/095183およびWO2008/012511では、第2段階は、トリフルオロ酢酸をアルデヒド、インドールエステルおよびトリエチルシラン溶液に添加することで単一の工程で行われた。しかしながら、この方法は、化合物のラボスケールでの調製には適していたものの、第2段階中に生成する中間体アルコールの不安定性ゆえ、工業的規模での使用には適さないことが判明した。さらにその上、それぞれの場合において得られる化合物の大部分は、第2段階のアルコール中間物のさらなるアルキル化から生じるビス−インドリル生成物であるため、この方法はWO2009/090414に記載された化合物の製造には完全に適さないことが判明した。
ゆえに、第2段階の方法は適合され、WO2009/090414に記載された方法は、用いられるルイス酸がトリフルオロ酢酸ではなくトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸(TMSOTf)であるように、従前のドキュメントに記載されたものとは異なる。WO2009/090414に記載された第2段階は、スキーム2でより詳細に示され、この際、Rはスキーム1で上記のように定義され、R’はC1〜C6アルキルまたはベンジルである。
この方法は、WO2009/090414に記載された化合物を製造するのにラボスケールではよく用いられている。しかしながら、この方法をスケールアップさせる試みは上手くいっていなかった。
他のルイス酸を用いた方法と同様に、スキーム2に示される方法は、下式:
ただし、Rはスキーム1で定義されるものであり、R’はC1〜C6アルキルまたはベンジルである;
を有するビス−インドリル不純物を生じる傾向にある。
WO2009/090414の著者によれば、水性後処理(an aqueous work-up)を用い、かつ、非常に高希釈下で反応を行うことで、この不純物の量を最少化させることが可能であった。しかしながら、これらの溶液は、工業的規模の方法には適さない。具体的に、WO2009/090414に記載された方法において用いられる出発物質の溶媒に対する比は約1:50w/volであり、このオーダーの希釈は、工業的規模では決して実行できるものではない。
本発明者らが約1:10〜1:15w/volの間のより工業的に許容される濃度で反応を試みたところ、中間体アルコールが撹拌翼に凝集したゴム状物質として沈殿し、より大スケールでは装置の損傷を招きうることを見出した。WO2009/090414で用いられるより高希釈下では、不溶性の中間体アルコールが依然存在したが、撹拌子上には凝集しなかった。
したがって、本発明者らは、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、三フッ化ホウ素、三塩化アルミニウム、亜鉛ジブロミドなど多くの代替的なルイス酸を用いて、約1:10〜1:15w/volの間の濃度で、第2段階の反応を試みた。しかしながら、これら全てのルイス酸では、いずれも許容できないほど高レベルの上記ビス−インドリル不純物またはTMSOTfで得られたものと同様の中間体アルコールのゴム状凝集物が生じた。しかしながら、驚くべきことに、本発明者らは、試験したその他全てのルイス酸と異なり、四塩化チタンでは還元的アルキル化段階で許容できる結果をもたらすことを見出した。
したがって、本発明の第一の側面では、一般式(I):
ただし、Rは、フッ素、塩素または臭素であり;
は、C1〜C6アルキルまたはベンジルであり;および
は、ハロゲン(halo)、OH、CN、R、COR、CH、OR、SR、SOまたはSOYRから選択される1以上の置換基で置換されてもよいアリールまたはヘテロアリールであり;
は、ハロゲン(halo)、OH、CN、NO、C1〜C6アルキルまたはO(C1〜C6アルキル)から選択される1以上の置換基で置換されてもよい、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル(heterocyclyl)、アリールまたはヘテロアリールであり;および
Yは、NHまたは直鎖または分岐鎖のC1〜C4アルキレン鎖である;
を有する化合物の調製方法であって、
i.適切な溶媒において四塩化チタンの存在下で、一般式(II):
ただし、RおよびRは、一般式(I)と同様の定義である;
を有する化合物を、一般式(III):
ただし、Rは、一般式(I)と同様の定義である;
を有する化合物と反応させ、この際、前記溶媒に対する前記一般式(II)を有する化合物の割合は、1:8〜1:20重量/体積である;さらに
ii.段階(i)の生成物を還元剤と反応させて、一般式(I)を有する化合物を得ることを有する、調製方法が提供される。
本発明者らは、ルイス酸としてTiClを用いて反応を実施したところ、たとえ溶媒使用量がトリフルオロ酢酸またはトリメチルシリルトリフラートを採用する方法に比べて著しく少ない場合にも、段階(i)の生成物が固体として沈殿するもののゴムではなく懸濁液を形成するため、撹拌子上で凝集しないことを見出した。さらに、一般式(II)を有する化合物のさらなる分子と段階(i)の生成物との反応で生じるインドリル不純物の量は許容できるレベルで維持された。これらの発見は、試験された他のルイス酸の結果とは異なるものであるため、驚くべきものである。
本発明者らは、一般式(II)を有する化合物と一般式(III)を有する化合物との反応をより十分に検討することで、この方法のルイス酸としてTiClが成功した理由を合理化することを試みた。
過去に、トリフルオロ酢酸などのプロトン酸を用いて反応を行った際、スキーム3に示す反応を介して進行することが示唆された。
上述したように、一般式(I)を有する特定標的化合物に応じて式(I)および(IVc)を有する化合物の割合は異なるであろうが、ビス−インドリル化合物(IVc)は、多くのルイス酸で主要生成物であることがわかった。
スキーム3に示すように、一般式(II)を有する化合物は、ルイス酸存在下で一般式(III)を有する化合物と反応し、一般式(IVa)を有する中間体アルコールを与える。上記中間体アルコールは、一般式(IVb)を有する中間体と平衡にあり、いずれも還元剤と反応して一般式(I)を有する化合物を与えるか、あるいは、一般式(II)を有する化合物のさらなる分子と反応して一般式(IVc)を有するビス−インドリル化合物を与えうる。
一般式(IVc)を有するビス−インドリル化合物は、一般式(IVb)を有する中間体と平衡にある。このため、場合によっては、例えばTMSOTfなどの非プロトン性ルイス酸を用いて、ビス−インドリル化合物を一般式(IVb)および(IVa)を有する中間体、ならびに還元終了時に少量(例えば、約1当量)の水を添加することで式(II)を有する出発物質に変換することが可能であることがわかった。
しかしながら、驚くべきことに、ルイス酸としてTiClを用いる場合は、水を添加してビス−インドリル生成物を除去する必要が無いことから、本発明者らは、一般式(IVa)および(IVb)を有する中間体の代わりに、またはこれに加えて異なる中間体を介して反応が進行しており、おそらくOHではなくClの添加に起因するものと推測している。よって、可能な中間体は、以下の構造:
ただし、Xは、例えばClまたはチタンに基づいた部位であってもよい;
を有する可能性がある。
本発明の方法の段階(i)の生成物は明らかではないが、代替的な中間体が存在するのは、段階(i)の生成物が他のルイス酸のように撹拌子上に凝集せずに懸濁液を形成することが理由である可能性がある。しかしながら、これは理論に過ぎず、本発明の方法の有効性はこれの正否に左右されるものではない。
本明細書において、「C1〜C6アルキル基」は、1〜6個の炭素原子を有し、1以上のC3〜C7シクロアルキル基で置換されてもよい直鎖または分岐鎖の飽和炭化水素鎖を意味する。例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、t−ブチル、n−ヘキシル、メチレンシクロプロピル、メチレンシクロブチルおよびメチレンシクロペンチルなどが挙げられる。
「C1〜C4アルキル」および「C1〜C18アルキル」は、1〜4個および1〜18個の炭素原子をそれぞれ含むことを除いて同様の意味を有する。C3〜C7シクロアルキルは、飽和の3〜7員炭素環を意味する。かような基の例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルなどが挙げられる。
本明細書の文脈において、「C1〜C4アルキレン」との語は、1〜4個の炭素原子を有する二置換の直鎖または分岐鎖の飽和炭化水素鎖を意味する。
本明細書において、「ハロ(halo)」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
本明細書の文脈において、「アリール」との語は、5〜14個の環炭素原子を有し、かつ、3個以下の環を含有する、芳香族環系を意味する。アリール基の例としては、ベンゼンおよびナフタレンである。
本明細書の文脈において、「ヘテロアリール」との語は、5〜14個の環原子を有し、そのうち少なくとも1つはN、OおよびSから選択されるヘテロ原子であり、3個以下の環を含有する、芳香族的性質を有する環系を意味する。この際、ヘテロアリール基は、2個以上の環を含有し、全ての環が文字通り完全に芳香族的でなくてもよい。完全に芳香族的でない環は、1以上のオキソ基で置換されてもよい。ヘテロアリール基の例として、ピロール、チオフェン、チアゾール、ピリジン、ピリミジン、インドール、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、テトラヒドロキノリン、インドリン、キノリン、イソキノリン、キノキサリン、イミダゾ[1,2−a]ピリジン及びピラゾロ[1,5−a]ピリジンなどが挙げられる。
本明細書の文脈において、「ヘテロシクリル(heterocyclyl)」との語は、4〜8個の環原子を有し、そのうち少なくとも1つはN、OおよびSから選択されるヘテロ原子であり、1以上のオキソ基で置換されてもよい飽和環系を意味する。ヘテロシクリル基の例としては、アゼチジニル、ピペリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、ジオキサニル、チオモルホリニル、1,1−ジオキソ−1λ6−チオモルホリニル、モルホリニル、ピロリル、ピペリジニル、アゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,4−オキサゼパニルおよびアゾカニルなどが挙げられる。
本発明の化合物中にキラル中心または異性体中心の他の形態が存在する場合、鏡像異性体およびジアステレオマーなどのかような異性体の全ての形態または異性体がこれに含まれるものとする。キラル中心を含む本発明の化合物は、ラセミ混合物、鏡像異性的に濃縮された混合物として用いてもよく、またはラセミ混合物を周知の技術を用いて分離し、個々の鏡像異性体を単独で用いてもよい。
本発明の方法によって調製されうる好適な化合物は、独立してまたはいずれかの組み合わせで、
は、フッ素であり;
は、C1〜C4アルキルであり;および
は、キノリン、キノキサリン、イソキノリン、チアゾール、フェニル、ナフタレン、チオフェン、ピロールまたはピリジンであり、これらのいずれも上記のように置換されてもよい。
より好ましくは、Rは、メチルまたはエチル、特にエチルである。
より典型的なR基は、置換されてもよいキノリン、フェニル、ナフタレン、チオフェン、ピロールまたはピリジンを含む。
がキノリンおよびイソキノリンである場合、非置換または1以上のハロ(halo)置換基、特にフッ素で置換されていることが好ましい。
がフェニル、ナフタレン、チオフェン、ピロールまたはピリジンである場合、1以上の置換基、特に好ましくはOR、SOまたはSOYRを含む置換基を有してもよく、この際、Yは上記と同様の定義である。
通常、この場合において、Rは、C1〜C6アルキル、4〜6員シクロアキル基、5もしくは6員ヘテロアリール基またはフェニルであり、いずれも上記定義したように置換されてもよい。
がピリジルである場合、3−ピリジル部位であることがより好ましい。より活性な化合物では、Yは、存在する場合、CH部位である。
がSOまたはSOYRで置換されている場合、通常、R基は、非置換またはメチルおよびハロ(halo)、特に塩素またはフッ素から選択される1個以上の置換基で置換されている。
がORで置換されている場合、R基は、置換されていなくてもよいし、ハロ(halo)、シアノ、C1〜C4アルキルおよびO(C1〜C4アルキル)から選択される1以上の置換基で置換されていてもよい。
本発明の方法は、式(Ia):
ただし、RおよびRは、一般式(I)と同様の定義であり;
は、水素、ハロ(halo)、−CN、−C1〜C6アルキル、−SOR、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−CO、−CONR、−NO、−OR、−SR、−O(CHOR、および−O(CHO(CHORであり、この際
各Rは、独立して、水素、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
各Rは、独立して、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
pおよびqは、それぞれ独立して、1〜3の整数である、
を有する化合物の製造に特に適している。
一般式(Ia)を有する化合物について、TFAを用いた試みは合成的に有用ではなく、TMSOTfの使用は所望の生成物を得るために反応混合物の非常な高希釈化を要し、製造が特に困難であることがわかっている。
特に好ましい式(Ia)を有する化合物は、独立してまたはいずれかの組み合わせで、
は、フッ素であり;および
は、C1〜C4アルキルであり、より通常的にはメチルまたはエチル、特にエチルである。
好ましくは、式(Ia)を有する化合物において、Rは水素またはハロ(halo)であり、より好ましくは、水素、フッ素または塩素である。
本発明の方法で調製されうる一般式(I)を有する化合物は、下記:
{3−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
{5−フルオロ−2−メチル−3−[1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−インドール−1−イル}−酢酸;
{3−[1−(4−tert−ブチル−フェニル)−エチル]−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
{5−フルオロ−3−[1−(4−メタンスルホニル−フェニル)−エチル]−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(1−ナフタレン−2−イル−エチル)−インドール−1−イル]−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−キノリン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−ナフタレン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
[5−フルオロ−3−(8−ヒドロキシキノリン−2−イルメチル)−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(キノキサリン−2−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−3−(4−メトキシ−ベンジル)−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
[3−(4−クロロ−ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(4−tert−ブチル−ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
{5−フルオロ−2−メチル−3−[(4−フェニルフェニル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
[5−フルオロ−3−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
{5−フルオロ−3−[(6−フルオロキノリン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
(2−メチル−3−キノリン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
(5−クロロ−2−メチル−3−キノリン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[1−(ベンゼンスルホニル)ピロール−2−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−({1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)インドール−1−イル]−酢酸;
[3−({1−[(2,4−ジフルオロベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
(3−{[2−(ベンゼンスルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
[3−({2−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]フェニル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]フェニル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
(3−{[2−(ベンゼンスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
[3−({2−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
2−(3−(4−(ベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(4−(4−クロロベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(3−(ベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(5−フルオロ−3−(3−(4−フルオロベンジルスルホニル)ベンジル)−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(2−(ベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(4−(4−フルオロベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(2−(シクロヘキシルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(2−(シクロペンチルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(3−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(4−(シクロヘキシルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(4−(シクロペンチルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(3−(2−(シクロブチルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(3−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸 acid;
2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(4−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−フェノキシベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−メトキシフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−メチルフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(2,4−ジクロロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−フルオロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−シアノフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−クロロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(2−シアノフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(4−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
{5−フルオロ−3−[(3−メタンスルホニルナフタレン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
{5−フルオロ−3−[(1−メタンスルホニルナフタレン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
{5−フルオロ−3−[(6−メタンスルホニルナフタレン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(キノリン−3−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(キノキサリン−6−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−2−メチル−3−(キノリン−7−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
{5−フルオロ−3−[(6−メタンスルホニルキノリン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
{5−フルオロ−3−[(4−メタンスルホニルキノリン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルメチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル}−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(メチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[3−(メチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(エチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸(3−{[4−(エチルスルファニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(n−プロピルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(i−プロピルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(t−ブチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(ペンタン−3−イルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
[3−({4−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]フェニル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
{3−[(4,4−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオピラン−6−イル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
(3−{[2−(エタンスルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(プロパン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(プロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[2−(ブタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[2−(ブタン−2−スルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(2−メチルプロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(ペンタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[2−(シクロプロピルメタン)スルホニルフェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(プロピルスルファモイル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[2−(ブチルスルファモイル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[3−(プロピルスルファモイル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[3−(ブチルスルファモイル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(トリフルオロメタン)スルホニルフェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[4−(エタンスルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(プロパン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(プロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[4−(ブタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(2−メチルプロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(ペンタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(ペンタン−3−イルスルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
[3−({4−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]フェニル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(プロピルスルファモイル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[4−(ブチルスルファモイル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−3−{[4−メタンスルホニル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−3−{[4−メタンスルホニル−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
{5−フルオロ−3−[(5−メタンスルホニルチオフェン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
{3−[(4,4−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1λ−ベンゾチオピラン−6−イル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
[3−({1−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1イル]−酢酸;
[5−フルオロ−3−({1−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
[5−フルオロ−3−({1−[(4−メトキシベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
{3−[1−(2,4−ジクロロ−ベンゼンスルホニル)ピロール−2−イルメチル]−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
[5−フルオロ−3−({1−[(4−メタンスルホニルベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
{5−フルオロ−2−メチル−3−[(2−フェニルフェニル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
(3−{[1−(ベンゼンスルホニル)インドール−2−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(3−{[2−(4−クロロフェニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
(5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(4−メチルフェニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
{5−フルオロ−2−メチル−3−[(3−フェノキシフェニル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
[5−フルオロ−3−({4−[(4−フルオロフェニル)カルボニル]−1−メチルピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
{5−フルオロ−2−メチル−3−[(6−{[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}ピリジン−3−イル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
{5−フルオロ−2−メチル−3−[(3−フェノキシチオフェン−2−イル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
(3−{[2−(ベンゼンスルホニル)−1,3−チアゾール−5−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
{3−[(1−ベンジルピラゾール−4−イル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
(3−{[5−(4−クロロフェノキシ)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
[3−({5−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]フラン−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
[3−({5−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]チオフェン−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
[3−({3−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]チオフェン−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
{3−[(2−ベンジルフェニル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
のC1〜C6アルキルまたはベンジルエステルを含み、この方法による調製では上記化合物のエチルエステルが特に好ましい。
上記列挙した化合物中、当該方法は一般式(Ia)を有する化合物のエステル、すなわち、
(3−{[2−(ベンゼンスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
[3−({2−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
のC1〜C6アルキルまたはベンジルエステル、特にこれらの化合物のエチルエステルの調製に特に好ましい。
当該方法の好ましい溶媒としては、特にハロゲン化溶媒(例えば、クロロホルム、1,2−ジクロロエタンおよび特にジクロロメタンなどの塩素化溶媒)などが挙げられる。
溶媒に対する一般式(II)を有する化合物の比は、より好ましくは1:10〜1:15、例えば1:10〜1:12であり、通常約1:12重量/体積である。
溶媒比は、段階(i)で使用される溶媒の合計量を意味し、例えば、四塩化チタンが添加される溶媒;一般式(II)および一般式(III)を有する化合物を溶解する溶媒および洗浄またはさらなる希釈のために反応容器に添加される溶媒などが挙げられる。
さらに、生成物の純度が少なくとも95%面積または、重量%で表される際には少なくとも95%w/wとなるよう反応を最適化することが可能であった。形成されるビス−インドリル不純物の量がHPLCで≦5%面積であり、場合によってはHPLCで≦2%面積である生成物を与えるために、反応は考案された。本発明者らは、ビス−インドリル不純物を0.5%w/w未満かつアルコール中間体を0.5%w/w未満含む生成物を得た。この収率は、本発明の方法を用いて;これらの化合物の従前の調製方法と比較して大幅に改善されたものでもあり、生成物を少なくとも約75%の高収率で得ることが可能であることがわかった。場合によっては、例えば、少なくとも約80%または少なくとも約85%と、収率はさらに向上する。
最終生成物中のビス−インドリル不純物の量を調整する一つの方法は、式(II)を有する化合物に対する四塩化チタンのモル比を調整する方法である。これは通常、1:1〜3:1、より通常としては1.1:1〜2.5:1である。四塩化チタンの量を最小限に維持することはコストの観点から有利であるが、四塩化チタンの量論が1.1:1から2:1に増加すると、形成されるビス−インドリル不純物の量が約20%面積から10%面積未満に減少することがわかった。したがって、一般式(II)を有する化合物に対する四塩化チタンのモル比は、約1.8:1〜2.2:1、通常は約2:1であることが好ましい。
ビス−インドリル不純物の量は、適切な温度で段階(i)の反応を実施してから、式(II)および(III)を有する化合物を添加した後、この温度を適切な時間維持することによっても低減することができる。
通常、反応は、−10〜25℃の温度、より通常は室温(例えば約20℃)で行う。ビス−インドリル不純物は中間体および一般式(II)を有する出発物質と平衡にあり、本発明者らは、式(II)を有する化合物に対する四塩化チタンの適切な量論比を組み合わせて、適切な温度で長時間撹拌した後、ビス−インドリル不純物のレベルを≦5%面積まで低減できるように、20℃の温度ではビス−インドリル不純物から出発物質および中間体への逆反応が優勢であることを見出した。対照的に、40℃では、一般式(I)を有する化合物の収率を下げる副反応が観察される。
したがって、好ましくは、一般式(II)および(III)を有する化合物を添加した後、反応混合物を、好ましくは撹拌しながら、15〜25℃で、好ましくは室温(例えば、18〜22℃、通常は約20℃)で、約10〜24時間、より通常は12〜18時間(例えば、約15時間)維持する。
上記の方法では、各種化合物の量の値は、%面積で表される。これは、HPLC記録上での特定の分子を表すピーク面積の割合を意味する。
方法の還元段階(ii)は、トリエチルシランが特に好ましいことがわかっているが、ベンジルアルコールを対応するアルカンに還元できる任意の還元剤を用いて行ってもよい。他のシラン還元剤も用いることができるが、あるいは他の還元方法(例えば、通常はパラジウムまたは白金などの金属触媒を用いた水素化)でもよい。この方法では、窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気で還元を行ってもよい。
従来、段階(ii)の還元剤としてトリエチルシランを用いる場合には、段階(i)で得られる混合物に対して、約1〜3時間、通常は約2時間かけてゆっくり添加する。一般式(II)を有する化合物に対する還元剤のモル比は、約2:1〜4:1、例えば約3:1である。
トリエチルシランを用いた還元は、酸性条件を要し、段階(i)後の反応混合物中に残存する四塩化チタンによって提供される。ルイス酸としてTiClを用いるさらなる利点は、還元段階(ii)中、反応混合物中に残存するビス−インドリル不純物がゆっくりと一般式(IVb)を有する中間体に戻った後還元されて式(I)を有する化合物を与えることにある。
段階(ii)の反応が完全に進行した時点で、一般式(I)を有する生成物を単離してもよい。ゆえに、本発明の方法は、(iii)一般式(I)を有する化合物を単離および精製する段階をさらに有してもよい。
好ましくは、還元が完全に進行した時点で、反応混合物の温度を約0〜5℃まで下げた後、水を反応混合物に添加する。その後、生成物を有機溶媒中に抽出し、次に有機溶媒を任意の適切な手段(例えば蒸留)で除去する。
上述したように、式(I)を有する化合物はCRTH2アゴニストとしての薬理学的活性を有するインドール酢酸誘導体の製造における中間体であるため、本発明の方法のさらなる側面は、
(iv)前記一般式(I)を有する化合物を一般式(V):
ただし、RおよびRは、一般式(I)と同様の定義である;
を有する化合物に変換する段階をさらに含み、
当該方法は、一般式(I)を有する化合物を加水分解することを有する。
塩基加水分解が特に好ましいが、式(I)を有する化合物について酸または塩基加水分解いずれを用いてもよい。
通常、加水分解は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムまたは水酸化アンモニウムなどの強塩基を用いて水溶液中で行うであろう。しかしながら、水酸化カリウムが特に好ましい。好ましくは、塩基は、50%水酸化カリウム水溶液である。
塩基の使用量は、通常、式(I)を有する化合物の1.5〜4モル当量である。好ましくは、塩基:式(I)を有する化合物のモル比は約2:1である。
段階(v)は、室温(例えば、20〜25℃)で行ってもよい。
以下の本発明の方法による第2段階の改良により、さらなる精製を要しないような、医薬として使用するのに十分高純度な形態で段階(v)の生成物を得ることができることがわかった。
式(II)を有する出発物質を得るために、当該方法は、段階(i)の前にさらなる段階を有してもよい。
ゆえに、さらなる側面において、本発明は、段階(i)の前に、5−フルオロ−2−メチルインドールを、式(VI):
ただし、Xは脱離基(例えば、臭素などのハロ基)であり、Rは、式(I)と同様の定義である、
を有する化合物と反応させることを有する、式(II)を有する化合物の調製のための段階をさらに含む。
反応は、アセトニトリルなどの極性溶媒中、炭酸カリウムまたは炭酸セシウム、より通常は炭酸セシウムなどの弱塩基存在下で行ってもよい。
好ましくは、溶媒の使用量は、5−フルオロ−2−メチルインドール1kgあたり溶媒7〜30Lであり、より通常は7〜20L(例えば、約7〜15L)であり、好ましくは5−フルオロ−2−メチルインドール1kgあたり溶媒約10Lである。
反応は、約15〜30℃、より通常は20〜25℃の温度で、10〜36時間、通常は18〜30時間、例えば約24時間かけて行ってもよい。また、例えばガスクロマトグラフィー(GC)などのクロマトグラフィーにより、反応の進行をモニターしてもよい。
反応が完了した際、5−フルオロ−2−メチルインドールおよび式(VI)を有する化合物などの不純物を除去するために、式(II)を有する化合物を単離および/または精製してもよい。あるいは、精製段階(iii)で十分であってもよい。
一般式(IV)を有する出発物質に由来する無機塩の存在は望ましくない。有機相中で式(II)を有する生成物を維持しながら反応混合物を水で洗浄することで、無機塩を除去してもよい。反応溶媒としてアセトニトリルなどの溶媒を用いる場合、この段階で代わりにトルエンなどより極性の低い溶媒に置き換えるのに有利でありうる。
ここで、本発明について、実施例を参照しながらより詳細に説明する。
実施例において、下記略称を使用する:
下記実施例において、および本明細書全体において、様々な化合物の量に関する値は、%面積で表す。これは、HPLC記録での特定の分子を表すピークの面積の割合(%)を意味する。適切なHPLC法は当業者によって開発されてもよい。
比較例4及び実施例5で使用されるHPLCパラメータを下記表に要約する。
<実施例1>5−フルオロ−2−メチル−インドール N−エチルアセテート(方法段階1)
(実験プロトコル)
1.0Kgの5−フルオロ−2−メチルインドール(1.0eq.、6.70mol)および0.99kgの炭酸セシウム(3.02mol−0.45eq.)とアセトニトリル9Lとの反応混合物に、1.34kgブロモエチル酢酸(8.04mol−1.2eq.)/アセトニトリル1L溶液を、20〜25℃で約12時間かけて添加する。2回の追加チャージ(各炭酸セシウム0.99kg)を反応の4時間および8時間後に添加する(3.02mol−0.45eq.)。18時間後、最終チャージ(炭酸セシウム0.33kg)を添加し(1.01mol−0.15eq.)、およびブロモエチル酢酸0.056kg(0.335mol−0.15eq.)を添加する。この反応混合物を、反応が終了するまで撹拌下20〜25℃で維持する。5Lの水を添加して、無機塩を溶解させる。無機塩が完全に溶解するまで、撹拌を20〜25℃で続けた後、反応混合物を分離させる。有機相を約3Lまで濃縮する。トルエン(5L)を添加した後、混合物を約3Lまで濃縮する。トルエン(5L)を反応混合物に添加する;次に、水(3L)で洗浄し、残存塩を除去し、真空下で約3Lまで濃縮する。予想収率:90±5%。
(スケールアップ方法)
バッチサイズを5−フルオロ−2−メチルインドール234kgまで増やし、上記方法を行った。
(5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸エチルエステルの量は337kgであり、収率は91.3%である;これは、予想収率の90±5%に良好に匹敵する。
<実施例2>[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸エチルエステルの合成のための反応条件の検討
2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒドと5−フルオロ−2−メチル−インドール N−エチルアセテートとの反応を下記スキームに従って2段階で行う。2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒドは、WO2009/090414に記載されるのと同様にして調製されうる。
ラボスケールで行う際には、WO2009/090414に記載の方法によって、許容される収率で良質の物質が得られるが、非常な高希釈(50倍体積の塩化メチレン)やルイス酸であるトリメチルシリルトリフルオロメタンスルホン酸(TMSOTf)の高コストは大量生産にふさわしくないと考えられた。
より高濃度(出発インドールの質量に対して約10倍体積)でTMSOTfを用いた試験を行ったが、これらの実験では中間アルコールがゴム状物質として沈殿して撹拌翼上に凝集した。これでは、より大スケールでは装置に損傷を与える可能性がある。より高希釈(出発インドールの質量に対して、約50倍体積の溶媒)では、不溶物質が依然として存在したものの、撹拌子には凝集しなかった。
a)段階1−中間体アルコールの製造
TMSOTfの代わりに他のルイス酸を使用できるか否か調べるために、スクリーニングを行った。TFA、トリフルオロメタンスルホン酸(triflic acid)、BF、AlCl、ZnBrを用いると、すべて高含量の下記式のビス−インドリル不純物または不溶性のゴム状物質を生じた。
しかしながら、塩化チタンを用いると、アルコール中間物が茶色の固体として沈殿して、撹拌可能な懸濁液が得られた。
6種の代表的な実験の結果を下記表1に示し、下記表では、還元段階前の反応混合物の主要成分のHPLCプロフィール(面積%)を要約する。すべての反応は、インドール出発物質の質量に対して10〜12倍体積の塩化メチレン中で行った。
出発物質を−10〜+20℃の温度で60〜150分かけて仕込んだ。数種のルイス酸を試験し、AlCl、ZnBrおよびTiClに関する結果を示す。
実験(i)および(ii)の結果を実験(iii)〜(vi)のものと比較すると、AlClまたはZnBrをルイス酸として使用すると、TiClを使用した場合に比べてビス−インドリル不純物の量が有意に高く、また、アルコールの量が有意に低いことがわかる。
実験(iii)(v)および(vi)の結果から、反応温度を−10℃から20℃に変えても、反応混合物の分析プロフィールには有意な影響はないことがわかる。
実験(iv)では、塩化チタンの化学量論が2.0から1.1に減少し、これにより、より大量のビス−インドリル不純物(約20%)が形成した。
b)段階2−[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸エチルエステルを得るための中間体アルコールの還元
3当量のトリエチルシラン(TES)を用いて室温で反応を行った。
(中間体アルコールの安定性)
反応で生じる主要な不純物は、中間体を第二当量の(a second equivalent of)インドール出発物質と縮合することにより生成するビス−インドリル生成物である。
プロトン酸を用いると、反応が上記スキーム3に示されるように進行し、ビス−インドリル不純物がアルコールと平衡状態になると考えられる。ルイス酸によっては、特にTMSOTfでは、水を添加することで還元段階中でビス−インドリル不純物が完全に除去され、アルコールおよびインドール出発物質に戻る。しかしながら、これは収率の低下を招く。
ルイス酸としてTiClを用いて反応を行うと、驚くべきことに、特定の条件下で、ビス−インドリル生成物が所定の生成物に変換されうることが見出された。これについて、本発明者らは、アルコールの代わりに、またはアルコールに加えて1以上の代替的な中間体を介して反応が進行すると推測した。しかしながら、これらの中間体の性質は現時点では調査されていない。
ゆえに、反応混合物の安定性試験(実験vi)では、20℃でビス−インドリルから中間体が生じる逆反応が優先的に起こり(favoured);24時間撹拌した後にビス−インドリル副生成物5%未満レベルになることが示された。40℃では、アルコールの分解が観察された。
還元段階を含む全反応から得られる結果を表2に以下に示す。ルイス酸としてTMSOTfを用いて行った追加実験と共に、上記表1に示す実験(iii)、(v)および(vi)の還元段階に関する結果が提供される。実験(ix)では50倍体積で行った以外、全ての反応はインドール出発物質の質量に対して10〜12倍体積の塩化メチレン中で行った。塩化チタンの方法では、反応混合物の粘度が反応中に上昇したため、TESを反応混合物にゆっくり添加する必要がある。
我々の結果から、ルイス酸としてTiClまたはTMSOTfを用いた場合、還元段階の終了時のビス−インドリルの含有量に有意な差はなかったことがわかる。
TMSOTfを用いた場合、少量の水を添加することで1〜3時間かけてビス−インドリル不純物が消失し、インドール出発物質および所望の生成物が形成する。ゆえに、ビス−インドリル不純物を難なく除去できる。表2から、実験(vii)、(viii)および(ix)について、実験(iii)、(v)および(vi)と比較して所望の生成物の収率の減少および出発インドールの量の増加が観察される。
ルイス酸として塩化チタンを用いた場合、ビス−インドリルがゆっくりと中間体に戻り、さらにこれが所望の生成物に還元される。
TMSOTfの代わりに塩化チタンを用いると、還元後の反応混合物のHPLCプロフィールは同様またはより良好になる。
<実施例3>[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸エチルエステルの調製
(実験プロトコル)
反応容器に、TiCl 1.612kg(5−フルオロ−2−メチル−インドール N−エチルアセテートに対して2当量)およびジクロロメタン5Lを充填する。容器を0±3℃に冷却する。別の容器を用いて、5−フルオロ−2−メチルインドールN−酢酸エチル1kgおよび2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド1.18kg(1.05当量)/ジクロロメタン6Lの溶液を調製し、温度を0±3℃に維持しながら、これを2時間かけてTiCl溶液に添加する(添加中に沈殿の形成が観察される)。容器をジクロロメタン1Lで洗浄した後、反応混合物に添加する。混合物を20±3℃に加熱し、反応が完了するまでこの温度で15時間維持する。
トリエチルシラン1.483kg(3当量)を、20±3℃で、約2時間かけて、混合物に添加する。充填容器およびラインをジクロロメタン0.5Lで洗浄し、反応に添加し、HPLCにより完了が判断されるまでスラリーを20±3℃で4時間維持した。
(後処理)
スラリーを0〜5℃に冷却し、温度20℃以下に維持しながら水4Lを速やかに添加する。水層を分離し、ジクロロメタン2Lで洗浄する。有機層をまとめて、水相のpHが8.0±1になるまで、水3L、次いで炭酸水素ナトリウム(9% w/w)で洗浄する。水層を捨て、有機相を水2Lでさらに洗浄し、pHを確認する(pH=8.0±1)。この時点での目的は、四塩化チタンの加水分解で生じるHClを中和することである。
大気圧下での共沸蒸留により有機層を乾燥する。乾燥溶液を別の容器中に濾過し、濾液を残存体積約6L(6vol)まで濃縮する。エタノール(6L)を50℃以上の温度に維持しながら加え、混合物を残存体積約6Lまで濃縮する。濃縮中に生成物は結晶化する。エタノール2Lをさらに添加し、懸濁液を6Lに再度濃縮する。この段階の終了時点で、蒸留カラムの頂部の温度は76℃以上である。
懸濁液を20±3℃に冷却して濾過する。20±3℃で湿ったケーキをエタノール3Lで2回洗浄し、空気乾燥させ、真空乾燥機に移す。生成物を真空下55℃で乾燥させる:
収率=85±7%。
(スケールアップ方法)
四塩化チタン12.9kg/ジクロロメタン40Lに添加した、5−フルオロ−2−メチルインドールN−酢酸エチル8kgおよび2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド9.5kg/ジクロロメタン48Lを用いて、上記反応を行った。出発物質導入中、中間体アルコールが沈殿したが、混合物の粘度が高くなりすぎることはなく、撹拌は効率よく保たれた。還元におけるトリエチルシランの使用量は12kgであった。得られた[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)2−メチルインドール−1−イル]酢酸エチルエステルは13.8kgであり、全体の収率は84.2%であった。生成物の純度は、HPLCで99%面積または96.1%w/wであった。
四塩化チタン12.4kg/ジクロロメタン39Lに添加した、5−フルオロ−2−メチルインドールN−酢酸エチル7.7kgおよび2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド9.1kg/ジクロロメタン46Lを用いて、さらなるパイロットランを行った。還元段階におけるトリエチルシランの使用量は11.4kgであった。生成物13.5kg(収率85.6%)が得られ、分析によれば生成物の純度はHPLCで99%面積または98.2%w/wであることがわかった。
ゆえに、本発明の方法は、80%以上の収率で、95%w/wの純度で生成物をコンスタントに与えることが実証された。
得られる生成物は、WO2009/090414に示される方法を用いて、[5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]酢酸に変換されうる。
<比較例4>TMSOTfを用いた(3−{[2−(ベンゼンスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)酢酸エチルエステルの合成
WO2009/090414に記載された方法と同様の方法を用いて、5−フルオロ−2−メチルインドールN−エチル酢酸および2−(ベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒドのカップリングのルイス酸としてTMSOTfを用いた実験、および次いでTESを用いた還元を行った。2−(ベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒドは、WO2009/090414に示されたものと同様の方法により調製した。
TMSOTf(31.0g、0.139mol)/ジクロロメタン(310mL)溶液を窒素雰囲気下で−5℃に冷却した。5−フルオロ−2−メチル−インドールN−エチル酢酸(10.92g、0.046mol)および2−(ベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド(11.46g、0.046mol)/ジクロロメタン(310mL)を、温度0℃で維持しながらトリフラート(triflate)溶液に40分かけて添加した。反応混合物をさらに30分熟成させた後、トリエチルシラン(16.2g、0.140mol)を添加し、大気温度まで温めた。炭酸水素ナトリウム溶液(飽和、225mL)を添加し、相分離させ、有機相を水(100ml)で洗浄した後、乾燥するまで濃縮させた。デカンテーションにより油から上清液体を除去し、残存油を水(140mL)で粉砕し、固体を生成させた。固体を50℃でアセトン(90mL)に溶解させ、0℃で水(35mL)を添加することで結晶化させた。生成物を濾過し、真空乾燥機内で一晩乾燥させ、所望の生成物を得た(14.7g、68%)。LC−MS分析によれば、生成物は単一成分であった。
この方法を用いると高希釈を要しかつ得られる収率が低いことから、TMSOTfではなくルイス酸として四塩化チタンを用いて代替的な合成を試行した。
<実施例5>ルイス酸として四塩化チタンを用いた(3−{[2−(ベンゼンスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)酢酸エチルエステルの合成
2−(4−フルオロベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒドの代わりに、2−(ベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒドを出発物質として用いて、実施例3の方法を繰り返した。これは、WO2009/090414に記載された方法で調製されうる。反応はまず、2−(ベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド11gスケールで行い、次に150gおよび230gスケールで繰り返した。150gスケールでの実験の方法は以下のとおりである。
四塩化チタン(219.2g、1.155mol、アルドリッチ99.9%)をDCM(0.54L)に溶解させ、−5℃に冷却した。2−(ベンゼンスルホニル)−ピリジン−3−カルボキシアルデヒド(150.0g、0.607mol)および5−フルオロ−2−メチル−インドールN−エチル酢酸(135.9g、0.578mol)/ジクロロメタン(0.81L)溶液を、温度を0℃以下(大体−1℃)に維持しながら2時間10分かけて添加した。混合物が高粘度のスラリーになるまで反応をさらに2時間熟成させた。TLS(酢酸エチル/ヘプタン1:1)およびLC−MSで、出発物質が完全に消費されたことを確かめた。温度を20〜25℃で維持しながら、トリエチルシラン(201.5g、1.737mol、アルドリッチ99%)を2時間かけて添加した後、20〜25℃で一晩撹拌した。還元剤添加中、反応混合物の暗色化が観察された。反応混合物を0〜5℃に冷却し、発熱を15℃未満に維持しながら水(0.54L)を添加した。水添加中に固体が溶解し、生じる水相および有機相は分離した。次に、有機相を水(0.70L)、炭酸水素ナトリウム(飽和2×0.50L)および水(0.50L)で洗浄した。有機生成物溶液を半分の体積に濃縮し、エタノール(1.30L)を添加し、生成物を結晶化させた。スラリーの体積を半分の体積に濃縮した後、追加のエタノール(0.75L)で希釈した。スラリーを20〜25℃で1時間撹拌し、ケーキをエタノール(0.30L)で洗浄した後、40℃未満の真空下で乾燥させ、白色固体である生成物を与えた(213.5g、収率79%)。HPLC分析から、溶出時間が0.15(0.06%)、0.87(0.08%)および1.07(0.25%)である3種類の不純物を伴い、所望の生成物は99.6%面積であった。
本発明の方法は、TFAを用いた方法ではできないような、多くの困難なインドール酢酸誘導体に適用できることから、従前のドキュメントに記載された方法に比べて著しい改善を示す。さらに、当該方法は、ルイス酸としてTMSOTfを採用する方法と比較して顕著に低減された溶媒量を用いて行われ、より高収率である。

Claims (22)

  1. 一般式(I):
    ただし、Rは、フッ素、塩素または臭素であり;
    は、C1〜C6アルキルまたはベンジルであり;および
    は、ハロゲン(halo)、OH、CN、R、COR、CH、OR、SR、SOまたはSOYRから選択される1以上の置換基で置換されてもよいアリールまたはヘテロアリールであり;
    は、ハロゲン(halo)、OH、CN、NO、C1〜C6アルキルまたはO(C1〜C6アルキル)から選択される1以上の置換基で置換されてもよい、C1〜C6アルキル、C3〜C8シクロアルキル、ヘテロシクリル(heterocyclyl)、アリールまたはヘテロアリールであり;および
    Yは、NHまたは直鎖または分岐鎖のC1〜C4アルキレン鎖である;
    を有する化合物の調製方法であって、
    i.適切な溶媒において四塩化チタンの存在下で、一般式(II):
    ただし、RおよびRは、一般式(I)と同様の定義である;
    を有する化合物を、一般式(III):
    ただし、Rは、一般式(I)と同様の定義である;
    を有する化合物と反応させ、この際、前記溶媒に対する前記一般式(II)を有する化合物の割合は、1:8〜1:20重量/体積である;さらに
    ii.前記段階(i)の生成物を還元剤と反応させて、一般式(I)を有する化合物を得ることを有する、調製方法。
  2. 前記一般式(I)を有する化合物において、独立してまたはいずれかの組み合わせで、
    は、フッ素であり;
    は、C1〜C4アルキルであり;および
    は、請求項1に記載されるのと同様にして置換されてもよい、キノリン、キノキサリン、イソキノリン、チアゾール、フェニル、ナフタレン、チオフェン、ピロールまたはピリジンである、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記一般式(I)を有する化合物において、Rは、メチルまたはエチルである、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記一般式(I)を有する化合物において、Rは、請求項1に記載されるのと同様にして置換されてもよい、キノリン、イソキノリン、フェニル、ナフタレン、チオフェン、ピロールまたはピリジンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記一般式(I)を有する化合物において、Rは、非置換のまたは1以上のハロゲン置換基で置換される、キノリンまたはイソキノリンである、請求項4に記載の方法。
  6. 前記一般式(I)を有する化合物において、Rは、OR、SOまたはSOYRから選択される1以上の置換基で置換されてもよい、フェニル、ナフタレン、チオフェン、ピロールまたはピリジンであり;この際、RおよびYは、請求項1と同様の定義である、請求項4に記載の方法。
  7. 式(Ia):
    ただし、RおよびRは、請求項1と同様の定義であり;および
    は、水素 ハロゲン、−CN、−C1〜C6アルキル、−SOR、−SO、−SON(R、−N(R、−NRC(O)R、−CO、−CONR、−NO、−OR、−SR、−O(CHOR、および−O(CHO(CHORであり、この際
    各Rは、独立して、水素、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    各Rは、独立して、−C1〜C6アルキル、−C3〜C8シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
    pおよびqは、それぞれ独立して、1〜3の整数である、
    を有する化合物を調製するための、請求項1に記載の方法。
  8. 前記一般式(Ia)を有する化合物において、独立してまたはいずれかの組み合わせで、
    は、フッ素であり;
    は、メチルまたはエチルであり;および
    は、水素、フッ素または塩素である、
    請求項7に記載の方法。
  9. 下記:
    {3−[1−(4−クロロ−フェニル)−エチル]−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
    {5−フルオロ−2−メチル−3−[1−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−エチル]−インドール−1−イル}−酢酸;
    {3−[1−(4−tert−ブチル−フェニル)−エチル]−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[1−(4−メタンスルホニル−フェニル)−エチル]−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(1−ナフタレン−2−イル−エチル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−キノリン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−ナフタレン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    [5−フルオロ−3−(8−ヒドロキシキノリン−2−イルメチル)−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(キノキサリン−2−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−3−(4−メトキシ−ベンジル)−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(1,3−チアゾール−2−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
    [3−(4−クロロ−ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(4−tert−ブチル−ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    {5−フルオロ−2−メチル−3−[(4−フェニルフェニル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
    [5−フルオロ−3−(4−メタンスルホニル−ベンジル)−2−メチル−インドール−1−イル]−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[(6−フルオロキノリン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    (2−メチル−3−キノリン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−クロロ−2−メチル−3−キノリン−2−イルメチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[1−(ベンゼンスルホニル)ピロール−2−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−({1−[(4−メチルベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)インドール−1−イル]−酢酸;
    [3−({1−[(2,4−ジフルオロベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    (3−{[2−(ベンゼンスルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    [3−({2−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]フェニル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]フェニル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    (3−{[2−(ベンゼンスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    [5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    [3−({2−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    2−(3−(4−(ベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(4−(4−クロロベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(3−(ベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(5−フルオロ−3−(3−(4−フルオロベンジルスルホニル)ベンジル)−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(2−(ベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(4−(4−フルオロベンジルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(2−(シクロヘキシルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(2−(シクロペンチルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(3−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(4−(シクロヘキシルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(4−(シクロペンチルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(3−(2−(シクロブチルスルホニル)ベンジル)−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル)−酢酸;
    2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(3−(ピロリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸 acid;
    2−(5−フルオロ−2−メチル−3−(4−(ピペリジン−1−イルスルホニル)ベンジル)−インドール−1−イル)−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−フェノキシベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−メトキシフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−メチルフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(2,4−ジクロロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−フルオロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(3,4−ジフルオロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−シアノフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(4−クロロフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(2−(2−シアノフェノキシ)ベンジル)−インドール−1−イル]−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(4−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[(3−メタンスルホニルナフタレン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[(1−メタンスルホニルナフタレン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[(6−メタンスルホニルナフタレン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(キノリン−3−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(キノキサリン−6−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−2−メチル−3−(キノリン−7−イルメチル)インドール−1−イル]−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[(6−メタンスルホニルキノリン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[(4−メタンスルホニルキノリン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{ピラゾロ[1,5−a]ピリジン−3−イルメチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−3−{イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−イルメチル}−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(メチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[3−(メチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(エチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸(3−{[4−(エチルスルファニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(n−プロピルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(i−プロピルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(t−ブチルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(ペンタン−3−イルスルファニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    [3−({4−[(シクロプロピルメチル)スルファニル]フェニル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    {3−[(4,4−ジメチル−2,3−ジヒドロ−1−ベンゾチオピラン−6−イル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    (3−{[2−(エタンスルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(プロパン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(プロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[2−(ブタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[2−(ブタン−2−スルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(2−メチルプロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(ペンタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[2−(シクロプロピルメタン)スルホニルフェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(プロピルスルファモイル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[2−(ブチルスルファモイル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[3−(プロピルスルファモイル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[3−(ブチルスルファモイル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(トリフルオロメタン)スルホニルフェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[4−(エタンスルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(プロパン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(プロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[4−(ブタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(2−メチルプロパン−2−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(ペンタン−1−スルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(ペンタン−3−イルスルホニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    [3−({4−[(シクロプロピルメチル)スルホニル]フェニル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(プロピルスルファモイル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[4−(ブチルスルファモイル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−3−{[4−メタンスルホニル−3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−3−{[4−メタンスルホニル−3−(トリフルオロメトキシ)フェニル]メチル}−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    {5−フルオロ−3−[(5−メタンスルホニルチオフェン−2−イル)メチル]−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    {3−[(4,4−ジメチル−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1λ−ベンゾチオピラン−6−イル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    [3−({1−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−3−({1−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    [5−フルオロ−3−({1−[(4−メトキシベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    {3−[1−(2,4−ジクロロ−ベンゼンスルホニル)ピロール−2−イルメチル]−5−フルオロ−2−メチル−インドール−1−イル}−酢酸;
    [5−フルオロ−3−({1−[(4−メタンスルホニルベンゼン)スルホニル]ピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    {5−フルオロ−2−メチル−3−[(2−フェニルフェニル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
    (3−{[1−(ベンゼンスルホニル)インドール−2−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (3−{[2−(4−クロロフェニル)フェニル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    (5−フルオロ−2−メチル−3−{[2−(4−メチルフェニル)フェニル]メチル}インドール−1−イル)−酢酸;
    {5−フルオロ−2−メチル−3−[(3−フェノキシフェニル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
    [5−フルオロ−3−({4−[(4−フルオロフェニル)カルボニル]−1−メチルピロール−2−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    {5−フルオロ−2−メチル−3−[(6−{[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}ピリジン−3−イル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
    {5−フルオロ−2−メチル−3−[(3−フェノキシチオフェン−2−イル)メチル]インドール−1−イル}−酢酸;
    (3−{[2−(ベンゼンスルホニル)−1,3−チアゾール−5−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    {3−[(1−ベンジルピラゾール−4−イル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    (3−{[5−(4−クロロフェノキシ)−1−メチル−3−(トリフルオロメチル)ピラゾール−4−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    [3−({5−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]フラン−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    [3−({5−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]チオフェン−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    [3−({3−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]チオフェン−2−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    {3−[(2−ベンジルフェニル)メチル]−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル}−酢酸;
    のC1〜C6アルキルまたはベンジルエステルを調製するための、請求項1に記載の方法。
  10. 下記:
    (3−{[2−(ベンゼンスルホニル)ピリジン−3−イル]メチル}−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル)−酢酸;
    [5−フルオロ−3−({2−[(4−フルオロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸;
    [3−({2−[(4−クロロベンゼン)スルホニル]ピリジン−3−イル}メチル)−5−フルオロ−2−メチルインドール−1−イル]−酢酸
    のC1〜C6アルキルまたはベンジルエステルを調製するための、請求項1に記載の方法。
  11. 前記溶媒がハロゲン化溶媒である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記溶媒がジクロロメタンである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記溶媒に対する前記一般式(II)を有する化合物の割合は、1:10〜1:20重量/体積である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記式(II)を有する化合物に対する四塩化チタンのモル比が1:1〜3:1である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
  15. 前記式(II)を有する化合物に対する四塩化チタンのモル比が1.8:1〜2.2:1である、請求項14に記載の方法。
  16. 前記段階(i)の反応温度が−10〜25℃である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記段階(i)において、一般式(II)および(III)を有する化合物の添加後、反応混合物を約12〜18時間撹拌する、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 前記段階(ii)において、トリエチルシランを用いて前記還元を行う、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記一般式(II)を有する化合物に対するトリエチルシランのモル比が約2:1〜4:1である、請求項19に記載の方法。
  20. (iii)前記一般式(I)を有する化合物を単離および精製する段階をさらに含む、請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。
  21. (iv)前記一般式(I)を有する化合物を一般式(V):
    ただし、RおよびRは、請求項1と同様の定義である;
    を有する化合物に変換する段階をさらに含み、
    前記方法は、前記一般式(I)を有する化合物を加水分解することを有する、請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法。
  22. 前記段階(i)の前に、5−フルオロ−2−メチルインドールを、式(VI):
    ただし、Xは脱離基であり、Rは、式(I)と同様の定義である、
    を有する化合物と反応させることを有する式(II)を有する化合物の調製のための段階をさらに含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
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