JP2017500455A - 星糸を製造するためのノズルおよび方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下において、本発明を、空気を導入するためのボアを有するノズルを用いて説明する。交絡のために、空気の代わりに他のガス状流体を使用してもよい。
斜めの段差の場合、入口開口部がこの段差の始まる部分を示していてもよい。これに代わるものとして、段差を、搬送方向においてオフセットされるように配置してもよい。
本発明はさらに、本明細書および請求項1〜12に記載の星糸を製造するためのノズルの使用に関する。
a)空気ボア3は、バッフル面5に対して垂直(90°+/−3°)であり、フィラメント10の搬送方向に対して垂直である。
Claims (18)
- 星糸(11)を製造するためのノズル(1)であって、前記ノズルは、糸道ダクト(2)を有し、前記糸道ダクトの中で、空気交絡を利用して結び目を作ることができ、前記ノズルは、長手方向軸(A)を有する少なくとも1つの空気ボア(3)を有し、前記空気ボアは、合流開口部(4)において前記糸道ダクト(2)と合流し、空気を前記空気ボアを通して前記糸道ダクト(2)に導入することができ、
前記空気ボア(3)の前記長手方向軸(A)は、前記星糸(11)の搬送方向(B)に対して90°未満、好ましくは65°〜85°、特に好ましくは78°の角度で配置され、
前記糸道ダクト(2)内において、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の反対側に、バッフル面(5)が、前記空気ボア(3)の前記長手方向軸(A)に対して実質的に垂直に構成されていることを特徴とする、ノズル(1)。 - 前記糸道ダクト(2)の入口開口部(6)の領域が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較してくびれており、および/または、前記糸道ダクト(2)の出口開口部(7)が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較して広がっており、そのため、前記入口開口部(6)を介して放出される空気の正味量よりも、前記出口開口部(7)を介して放出される空気の正味量の方が多い、請求項1に記載のノズル(1)。
- 星糸(11)を製造するためのノズル(1)であって、前記ノズルは、糸道ダクト(2)を有し、前記糸道ダクトの中で、空気交絡を利用して結び目を作ることができ、前記ノズルは、長手方向軸(A)を有する少なくとも1つの空気ボア(3)を有し、前記空気ボアは、合流開口部(4)において前記糸道ダクト(2)と合流し、空気を前記空気ボアを通して前記糸道ダクト(2)に導入することができ、
前記空気ボア(3)の前記長手方向軸(A)は、前記星糸(11)の搬送方向(B)に対して90°の角度で配置され、前記糸道ダクト(2)の入口開口部(6)の領域が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較してくびれており、および/または、前記糸道ダクト(2)の出口開口部(7)が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較して広がっており、前記糸道ダクト(2)内において、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の反対側に、バッフル面(5)が構成されており、そのため、前記入口開口部(6)を介して放出される空気の正味量よりも、前記出口開口部(7)を介して放出される空気の正味量の方が多い、ノズル(1)。 - 前記バッフル面(5)は、前記空気ボア(3)の前記長手方向軸(A)に対して実質的に垂直になるように構成されている、請求項3に記載のノズル(1)。
- 前記糸道ダクト(2)は、ノズルプレート(9)およびカバープレート(8)という2つの部品で構成され、前記ノズルプレートと前記カバープレートは、離すことが可能な状態で互いに接続可能である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のノズル(1)。
- 前記搬送方向(B)における前記バッフル面(5)の長さは、前記空気ボア(3)の直径の2〜4倍、好ましくは4〜6mmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のノズル(1)。
- 前記入口開口部(6)の領域におけるくびれおよび/または前記出口開口部(7)における広がりは、前記糸道ダクト(2)のカバープレート(8)の表面の輪郭によって形成されている、請求項2〜6のいずれか一項に記載のノズル(1)。
- 前記入口開口部(6)の領域におけるくびれおよび/または前記出口開口部(7)における広がりは、カバープレート(8)の表面の輪郭とノズルプレート(9)の表面の輪郭によって形成されている、請求項2〜6のいずれか一項に記載のノズル(1)。
- 星糸(11)を製造するためのノズル(1)であって、好ましくは請求項1〜8のいずれか一項に記載のノズル(1)を有し、前記ノズルは、糸道ダクト(2)を有し、前記糸道ダクトの中で、空気交絡を利用して結び目を作ることができ、前記ノズルは、長手方向軸(A)を有する少なくとも1つの空気ボア(3)を有し、前記空気ボアは、合流開口部(4)において前記糸道ダクト(2)と合流し、空気を前記空気ボアを通して前記糸道ダクト(2)に導入することができ、
前記糸道ダクト(2)の入口開口部(6)と前記空気ボア(3)の合流開口部(4)との間において、前記空気ボア(3)の反対側にある前記糸道ダクト(2)の側面に、段差(12)、好ましくは斜めの段差が構成され、
前記段差(12)は、搬送方向(B)における前記合流開口部(4)から離れるように延びており、そのため、糸を前記段差(12)の端部(14)の周りで偏向させることができる、ノズル(1)。 - 前記星糸(11)の搬送方向(B)において、前記段差(12)の終端部における、前記糸道ダクト(2)の断面は、前記段差(12)が始まる部分における、前記糸道ダクト(2)の断面よりも大きい、請求項9に記載のノズル(1)。
- 前記段差(12)は、前記糸道ダクト(2)の前記入口開口部(6)において、好ましくはおよそ2°〜6°、特に好ましくはおよそ4°の角度で延びるように構成されている、請求項9または10に記載のノズル(1)。
- 前記糸道ダクト(2)は、非対称の断面、好ましくは実質的にU字形、V字形、またはT字形の断面を示す、請求項1〜11のいずれか一項に記載のノズル(1)。
- 好ましくは請求項1、2、および5〜12のいずれか一項に記載のノズル(1)を有して、ノズル(1)の糸道ダクト(2)内で、空気交絡を利用して星糸(11)を製造する方法であって、
前記糸道ダクト(2)と合流する、長手方向軸(A)を有する少なくとも1つの空気ボア(3)を通して、空気を前記長手方向軸(A)の方向に導入し、前記長手方向軸(A)は、前記星糸(11)の搬送方向(B)に対する角度が、90°未満、好ましくは65°〜85°、特に好ましくは78°であり、
前記糸道ダクト(2)内の、前記空気ボア(3)の合流開口部(4)の反対側において、前記空気ボア(3)の前記長手方向軸(A)に対して垂直になるように構成された、バッフル面(5)に対して、空気を導くことを特徴とする、方法。 - 前記糸道ダクト(2)の入口開口部(6)の領域が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較してくびれており、および/または、前記糸道ダクト(2)の出口開口部(7)が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較して広がっており、そのため、前記入口開口部(6)を介して放出される空気の正味量よりも、前記出口開口部(7)を介して放出される空気の正味量の方が多い、請求項13に記載の方法。
- 好ましくは請求項3〜12のいずれか一項に記載のノズルを有して、ノズル(1)の糸道ダクト(2)内で、空気交絡を利用して星糸(11)を製造する方法であって、
前記糸道ダクト(2)と合流する、長手方向軸(A)を有する少なくとも1つの空気ボア(3)を通して、前記星糸(11)の搬送方向(B)に対する角度が90°である前記長手方向軸(A)の方向に、空気を導入することにより、前記空気をバッフル面(5)に対して導き、
前記糸道ダクト(2)の入口開口部(6)の領域が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較してくびれており、および/または、前記糸道ダクト(2)の出口開口部(7)が、前記空気ボア(3)の前記合流開口部(4)の領域における前記糸道ダクト(2)の断面と比較して広がっており、そのため、前記入口開口部(6)を介して放出される空気の正味量よりも、前記出口開口部(7)を介して放出される空気の正味量の方が多い、方法。 - 前記空気ボア(3)の前記長手方向軸(A)に対して実質的に垂直になるように配置されたバッフル面(5)に対して空気が導かれる、請求項14に記載の方法。
- 好ましくは請求項9〜12のいずれか一項に記載のノズル(1)を有して、ノズル(1)の糸道ダクト(2)内で、空気交絡を利用して星糸(11)を製造する方法であって、
前記糸道ダクト(2)と合流する、長手方向軸(A)を有する少なくとも1つの空気ボア(3)を通して、空気が導入され、
前記糸道ダクト(2)の入口開口部(6)と前記空気ボア(3)の合流開口部(4)との間において、前記空気ボア(3)の反対側にある、前記糸道ダクト(2)の段差(12)、好ましくは斜めの段差を利用し、
前記段差(12)は、搬送方向(B)における前記合流開口部(4)から離れるように延びており、そのため、糸は、前記空気ボアからの空気によって、前記段差(12)の端部(14)の周りで偏向する、方法。 - 請求項1〜12のいずれか一項に記載の、星糸(11)を製造するためのノズル(1)の使用。
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