JP2017227631A - 充電率推定装置及び充電率推定方法 - Google Patents

充電率推定装置及び充電率推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】充放電停止後の電池の充電率の推定精度の低下を抑える。【解決手段】電池Bの電圧を検出する電圧検出部3と、電池Bの充電中において、電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率を上限値として算出する算出部41と、電池Bの分極解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により電池Bの充電率を推定する推定部42と、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された充電率が上限値以下である場合、推定部42により推定された充電率を電池Bの充電率として選択し、推定部42により推定された充電率が上限値よりも大きい場合、上限値を電池Bの充電率として選択する選択部43とを備えて充電率推定装置1を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、電池の充電率を推定する技術に関する。
既存の充電率推定装置として、充放電停止後の電池の開回路電圧の単位時間あたりの変動幅により電池の分極解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により電池の充電率(電池の満充電容量に対する残容量の割合)を推定するものがある。
関連する文献として、例えば、特許文献1、2がある。
特開2015−118060号公報 特開2012−237665号公報
しかしながら、上述のように、推定した開回路電圧により充電率を推定する場合では、その推定した開回路電圧が実際の開回路電圧と離れていたときに、充電率の推定精度が低下してしまうという懸念がある。
本発明の一側面に係る目的は、充放電停止後の電池の充電率の推定精度の低下を抑えることである。
本発明に係る一つの形態である充電率推定装置は、電池の充電率を推定する充電率推定装置であって、電流検出部と、算出部と、推定部と、選択部とを備える。
電圧検出部は、電池の電圧を検出する。
算出部は、電池の充電中において、電圧検出部により検出される閉回路電圧に対応する電池の充電率を上限値として算出する。
推定部は、電池の分極解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により電池の充電率を推定する。
選択部は、電池の充放電停止中において、推定部により推定された充電率が上限値以下である場合、推定部により推定された充電率を電池の充電率として選択し、推定部により推定された充電率が上限値よりも大きい場合、上限値を電池の充電率として選択する。
本発明によれば、充放電停止後の電池の充電率の推定精度の低下を抑えることができる。
実施形態の充電率推定装置の一例を示す図である。 制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 SOC−OCV特性曲線、及び、充放電停止後の電池の電圧の変動を示す図である。 充放電停止中に使用される上限値及び下限値の一例を示す図である。 制御部の動作の他の例を示すフローチャートである。 充放電停止中に使用される上限値及び下限値の一例を示す図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態の充電率推定装置の一例を示す図である。
図1に示す充電率推定装置1は、電流検出部2と、電圧検出部3と、制御部4と、記憶部5とを備える。なお、記憶部5は、例えば、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)により構成される。
図1に示す電池Bは、例えば、直列接続される複数の二次電池(リチウムイオン電池及びニッケル水素電池など)、または、直列接続される複数の蓄電素子(電気二重層コンデンサなど)により構成される。なお、電池Bは、1つの二次電池、または、1つの蓄電素子により構成されてもよい。また、電池Bは、例えば、電動フォークリフトや電気自動車などの車両に搭載される。このように構成される場合、電池Bから電動モータなどの負荷に電力が供給されることにより電池Bが放電される。また、車両外部の充電器から電池Bに電力が供給されることにより電池Bが充電される。また、電動モータから電池Bに回生電力が供給されることにより電池Bが充電される。
電流検出部2は、例えば、ホール素子やシャント抵抗により構成され、電池Bに流れる電流を検出する。
電圧検出部3は、例えば、電圧計であって、電池Bの電圧を検出する。なお、電圧検出部3は制御部4に備えられていてもよい。
制御部4は、算出部41と、推定部42と、選択部43とを備える。また、制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やプログラマブルディバイスが記憶部5に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、算出部41、推定部42、及び選択部43が実現される。
図2は、制御部4の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、算出部41は、電池Bの充電または放電が開始されるまで待機する(S21:No、S22:No)。
次に、算出部41は、充電が開始されると(S21:Yes)、電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率を上限値として算出し、記憶部5に記憶させる(S23)。このS23の処理は、S21で開始された充電が停止するまで繰り返し行われる(S24:No)。例えば、算出部41は、記憶部5に記憶されている、電池Bの充電率SOC(State Of Charge)と電池Bの開回路電圧OCV(Open Circuit Voltage)との対応関係(図3(a)に示すSOC−OCV特性曲線)を示す情報を参照し、電圧検出部3により検出される閉回路電圧と同じ値または略同じ値の開回路電圧OCVに対応する充電率SOCを上限値として算出する。
また、算出部41は、放電が開始されると(S22:Yes)、電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率を下限値として算出し、記憶部5に記憶させる(S25)。このS25の処理は、S22で開始された放電が停止するまで繰り返し行われる(S26:No)。例えば、算出部41は、記憶部5に記憶されている、電池Bの充電率SOCと電池Bの開回路電圧OCVとの対応関係(図3(a)に示すSOC−OCV特性曲線)を示す情報を参照し、電圧検出部3により検出される閉回路電圧と同じ値または略同じ値の開回路電圧OCVに対応する充電率SOCを下限値として取得する。
また、算出部41は、充電停止後に放電が開始されると(S27:Yes)、S25及びS26の処理を実行し、放電停止後に充電が開始されると(S28:Yes)、S23及びS24の処理を実行する。
次に、推定部42は、充放電が停止すると(S27:No、または、S28:No)、電池Bの分極解消時の開回路電圧OCVeを推定し、その推定した開回路電圧OCVeにより電池Bの分極解消時の充電率SOCeを推定する(S29)。
図3(b)に示すように、充放電停止後に分極の影響により電池Bの電圧が上昇する場合における充電率SOCeの推定方法の一例について説明する。
まず、推定部42は、時刻t1において電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV1、及び、時刻t1から一定時間経過後の時刻t2において電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV2を取得する。
次に、推定部42は、開回路電圧OCVe=開回路電圧OCV1+(開回路電圧OCV2−開回路電圧OCV1)×推定係数aを計算することにより、電池Bの分極解消時の開回路電圧OCVeを算出する。なお、推定係数aは、例えば、推定係数a=(充放電停止後の分極解消時に電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV−開回路電圧OCV1)/(開回路電圧OCV2−開回路電圧OCV1)を計算することにより求める。その求めた推定係数aは、充放電停止後に分極の影響により電池Bの電圧が上昇する場合の次回以降の充電率SOCeの推定時に使用されるものとする。
または、推定部42は、開回路電圧OCVe=開回路電圧OCV2+(開回路電圧OCV2−開回路電圧OCV1)×推定係数a´を計算することにより、電池Bの分極解消時の開回路電圧OCVeを算出する。なお、推定係数a´は、例えば、推定係数a´=(充放電停止後の分極解消時に電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV−開回路電圧OCV2)/(開回路電圧OCV2−開回路電圧OCV1)を計算することにより求める。その求めた推定係数a´は、充放電停止後に分極の影響により電池Bの電圧が上昇する場合の次回以降の充電率SOCeの推定時に使用されるものとする。
また、求めた推定係数aまたは推定係数a´は、電池Bの温度、充電率、及び劣化度の少なくとも1つを用いて変更してもよい。 そして、推定部42は、記憶部5に記憶されている、電池Bの充電率SOCと電池Bの開回路電圧OCVとの対応関係(図3(a)に示すSOC−OCV特性曲線)を示す情報を参照し、開回路電圧OCVeと同じ値または略同じ値の開回路電圧OCVに対応する充電率SOCを充電率SOCeとして取得する。
また、図3(c)に示すように、充放電停止後に分極の影響により電池Bの電圧が下降する場合における充電率SOCeの推定方法の一例について説明する。
まず、推定部42は、時刻t3において電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV3、及び、時刻t3から一定時間経過後の時刻t4において電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV4を取得する。
次に、推定部42は、開回路電圧OCVe=開回路電圧OCV3+(開回路電圧OCV4−開回路電圧OCV3)×推定係数bを計算することにより、電池Bの分極解消時の開回路電圧OCVeを算出する。なお、推定係数bは、例えば、推定係数b=(充放電停止後の分極解消時に電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV−開回路電圧OCV3)/(開回路電圧OCV4−開回路電圧OCV3)を計算することにより求める。その求めた推定係数bは、充放電停止後に分極の影響により電池Bの電圧が下降する場合の次回以降の充電率SOCeの推定時に使用されるものとする。
または、推定部42は、開回路電圧OCVe=開回路電圧OCV4+(開回路電圧OCV4−開回路電圧OCV3)×推定係数b´を計算することにより、電池Bの分極解消時の開回路電圧OCVeを算出する。なお、推定係数b´は、例えば、推定係数b´=(充放電停止後の分極解消時に電圧検出部3により検出される開回路電圧OCV−開回路電圧OCV4)/(開回路電圧OCV4−開回路電圧OCV3)を計算することにより求める。その求めた推定係数b´は、充放電停止後に分極の影響により電池Bの電圧が下降する場合の次回以降の充電率SOCeの推定時に使用されるものとする。
また、求めた推定係数bまたは推定係数b´は、電池Bの温度、充電率、及び劣化度の少なくとも1つを用いて変更してもよい。
そして、推定部42は、記憶部5に記憶されている、電池Bの充電率SOCと電池Bの開回路電圧OCVとの対応関係(図3(a)に示すSOC−OCV特性曲線)を示す情報を参照し、開回路電圧OCVeと同じ値または略同じ値の開回路電圧OCVに対応する充電率SOCを充電率SOCeとして取得する。
図3(b)または図3(c)を用いて説明したように、例えば、推定部42は、電圧検出部3により検出される開回路電圧の変動により電池Bの分極解消時の開回路電圧OCVeを推定し、その推定した開回路電圧OCVeにより電池Bの分極解消時の充電率SOCeを推定する。
なお、推定部42は、図3(b)または図3(c)を用いて説明した推定方法以外の推定方法により、充電率SOCeを推定するように構成してもよい。
例えば、推定部42は、電圧検出部3により検出される電圧により電圧変動曲線を求め、その求めた電圧変動曲線に基づいて分極解消時の開回路電圧OCVeを推定し、その推定した開回路電圧OCVeにより電池Bの分極解消時の充電率SOCeを推定するように構成してもよい。
例えば、推定部42は、電池Bのモデル(電池Bの等価回路モデルなど)を用いて分極解消時の開回路電圧OCVeを推定し、その推定した開回路電圧OCVeにより電池Bの分極解消時の充電率SOCeを推定するように構成してもよい。
例えば、推定部42は、充放電開始時に電圧検出部4により検出される電圧と、充放電中の電池Bの電流積算値により求められる充電率に対応する開回路電圧とに基づいて、分極解消時の開回路電圧OCVeを推定し、その推定した開回路電圧OCVeにより電池Bの分極解消時の充電率SOCeを推定するように構成してもよい。
また、図2に示すフローチャートにおいて、選択部43は、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された充電率SOCeが上限値よりも大きい場合(S30:Yes)、記憶部5に記憶されている上限値を電池Bの充電率として選択し(S31)、推定部42により推定された充電率SOCeが下限値よりも小さい場合(S30:No、S32:Yes)、記憶部5に記憶されている下限値を電池Bの充電率として選択し(S33)、推定部42により推定された充電率SOCeが上限値以下であり(S30:No)、かつ、推定部42により推定された充電率SOCeが下限値以上である場合(S32:No)、推定部42により推定された充電率SOCeを電池Bの充電率として選択する(S34)。
なお、電池Bの充放電停止中において充電率SOCeと比較される上限値は、充放電中の最後の充電が停止するとき(例えば、最後の充電が停止する瞬間または最後の充電が停止する直前)に算出部41により算出される充電率であり、電池Bの充放電停止中において充電率SOCeと比較される下限値は、充放電中の最後の放電が停止するとき(例えば、最後の放電が停止する瞬間または最後の放電が停止する直前)に算出部41により算出される充電率である。すなわち、算出部41は、電池Bの充電が停止するときに電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率を上限値として算出し、電池Bの放電が停止するときに電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率を下限値として算出する。
なお、電池Bの充放電停止とは、例えば、車両の走行停止による充放電停止があげられる。その場合、充放電中の最後の充電とは、車両が走行中の最後の回生電力による電池Bの充電であり、充放電中の最後の放電とは、車両が走行中の電池Bの最後の放電である。
このように、実施形態の充電率推定装置1は、電池Bの充放電停止中において、充電率SOCeが上限値よりも大きい場合、上限値を電池Bの充電率として選択し、充電率SOCeが下限値よりも小さい場合、下限値を電池Bの充電率として選択する構成である。そのため、例えば、図4に示すように、電池Bの充放電停止後に分極が解消されることによって電池Bの充電率(SOC)が上昇していく場合において、充放電停止中の時刻t1や時刻t2で検出される開回路電圧にノイズなどが含まれ、推定部42により推定される充電率SOCe(例えば、SOCe´またはSOCe´´)が実際の充電率(実線)と大きく離れてしまっても、選択部43により電池Bの充電率として上限値(一点鎖線)や下限値(破線)が選択されるため、充電率推定装置1により推定される充電率が実際の充電率よりも大きく離れてしまうことを防止することができる。すなわち、実施形態の充電率推定装置1によれば、充放電停止後の電池Bの充電率の推定精度の低下を抑えることができる。
なお、選択部43は、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された充電率SOCeまたは上限値を選択する処理のみを実行するように構成してもよい。すなわち、選択部43は、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された充電率SOCeが上限値以下である場合、推定部42により推定された充電率SOCeを電池Bの充電率として選択し、推定部42により推定された充電率SOCeが上限値よりも大きい場合、上限値を電池Bの充電率として選択するように構成してもよい。
また、選択部43は、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された充電率SOCeまたは下限値を選択する処理のみを実行するように構成してもよい。すなわち、選択部43は、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された充電率SOCeが下限値以上である場合、推定部42により推定された充電率SOCeを電池Bの充電率として選択し、推定部42により推定された充電率SOCeが下限値よりも小さい場合、下限値を電池Bの充電率として選択するように構成してもよい。
また、選択部43は、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された電池Bの分極解消時の開回路電圧または上限値を選択する処理、及び、推定部42により推定された電池Bの分極解消時の開回路電圧または下限値を選択する処理の少なくとも1つの処理を実行するように構成してもよい。このように構成する場合、まず、算出部41は、電池Bの充電中において、電圧検出部3により検出される閉回路電圧を上限値として算出し、記憶部5に記憶させ、電池Bの放電中において、電圧検出部3により検出される閉回路電圧を下限値として算出し、記憶部5に記憶させる。次に、推定部42は、電池Bの充放電停止後において、電圧検出部3により検出される開回路電圧の変動により電池Bの分極解消時の開回路電圧を推定する。なお、このとき推定される開回路電圧は、上記開回路電圧OCVeの推定方法と同じ推定方法により推定してもよい。そして、選択部43は、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された開回路電圧が記憶部5に記憶されている上限値以下である場合、推定部42により推定された開回路電圧を電池Bの充電率に対応する開回路電圧として選択し、推定部42により推定された開回路電圧が記憶部5に記憶されている上限値よりも大きい場合、上限値を電池Bの充電率に対応する開回路電圧として選択する処理、及び、電池Bの充放電停止中において、推定部42により推定された開回路電圧が記憶部5に記憶されている下限値以上である場合、推定部42により推定された開回路電圧を電池Bの充電率に対応する開回路電圧として選択し、推定部42により推定された開回路電圧が記憶部5に記憶されている下限値よりも小さい場合、下限値を電池Bの充電率に対応する開回路電圧として選択する処理の少なくとも1つの処理を実行する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
図5は、制御部4の動作の他の例を示すフローチャートである。
図5に示すフローチャートにおいて、図2に示すフローチャートと異なる点は、算出部41において、充電開始後(S21:Yes、または、S28:Yes)、連続充電時間が第1の所定時間以上である場合(S23a:Yes)、S23及びS24の処理を実行し、連続充電時間が第1の所定時間よりも短い場合(S23a:No)、S24の処理を実行する点と、放電開始後(S22:Yes、S25:Yes)、連続放電時間が第2の所定時間以上である場合(S26a:Yes)、S26及びS27の処理を実行し、連続充電時間が第2の所定時間よりも短い場合(S26a:No)、S27の処理を実行する点である。
すなわち、算出部41は、電池Bの充電中における連続充電時間が第1の所定時間以上である場合(S23a:Yes)、電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率またはその閉回路電圧を上限値として算出し、記憶部5に記憶させ(S23)、電池Bの放電中における連続放電時間が第2の所定時間以上である場合(S26a:Yes)、電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率またはその閉回路電圧を下限値として算出し、記憶部5に記憶させる(S26)。連続充電時間とは、電池Bの充電が開始してからその充電が終了するまでの時間であり、連続放電時間とは、電池Bの放電が開始してからその放電が終了するまでの時間である。第1の所定時間及び第2の所定時間は、互いに同じ値であってもよいし、互いに異なる値であってもよく、例えば、電池Bの充放電が停止してから電池Bの分極が解消するまでの時間における電池Bの開回路電圧の変動幅に基づいて算出してもよい。また、第1の所定時間及び第2の所定時間は、電池Bの温度や劣化度に応じて変化させてもよい。
なお、算出部41は、電池Bの充電中における連続充電電流量が第1の所定値以上である場合(S23a:Yes)、電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率またはその閉回路電圧を上限値として算出し、記憶部5に記憶させ(S23)、電池Bの放電中における連続放電電流量が第2の所定値以上である場合(S26a:Yes)、電圧検出部3により検出される閉回路電圧に対応する電池Bの充電率またはその閉回路電圧を下限値として算出し、記憶部5に記憶させる(S26)、ように構成してもよい。連続充電電流量とは、電池Bの充電が開始してからその充電が終了するまでの時間において電池Bに流れる電流量[Ah]であり、連続放電電流量とは、電池Bの放電が開始してからその放電が終了するまでの時間において電池Bに流れる電流量[Ah]である。第1の所定値及び第2の所定値は、互いに同じ値であってもよいし、互いに異なる値であってもよく、例えば、電池Bの充放電が停止してから電池Bの分極が解消するまでの時間における電池Bの開回路電圧の変動幅に基づいて算出してもよい。また、第1の所定値及び第2の所定値は、電池Bの温度や劣化度に応じて変化させてもよい。
このように、実施形態の充電率推定装置1の変形例では、算出部41において、電池Bの充電中における連続充電時間が第1の所定時間以上である場合または電池Bの充電中における連続充電電流量が第1の所定値以上である場合に、上限値を算出し、電池Bの放電中における連続放電時間が第2の所定時間以上である場合または電池Bの放電中における連続放電電流量が第2の所定値以上である場合に、下限値を算出する。そのため、例えば、図6に示すように、最後の充電中における連続充電時間が第1の所定時間よりも短い場合で、かつ、電池Bの充放電停止後に分極が解消されることによって電池Bの充電率(SOC)が上昇していく場合、図5に示すフローチャートの動作を制御部4が実行する場合に充放電停止中に使用される上限値(一点鎖線)と下限値(破線)の幅d1を、図2に示すフローチャートの動作を制御部4が実行する場合に充放電停止中に使用される上限値(二点鎖線)と下限値(破線)の幅d2よりも広げることができる。これにより、本来であれば精度良く推定されていた充電率が誤って上限値または下限値に補正されてしまうことを低減することができ、充放電停止後の電池Bの充電率の推定精度の低下をさらに抑えることができる。
1 充電率推定装置
2 電流検出部
3 電圧検出部
4 制御部
5 記憶部
41 算出部
42 推定部
43 選択部
B 電池

Claims (11)

  1. 電池の充電率を推定する充電率推定装置であって、
    前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電池の充電中において、前記電圧検出部により検出される閉回路電圧に対応する前記電池の充電率を上限値として算出する算出部と、
    前記電池の分極解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により前記電池の充電率を推定する推定部と、
    前記電池の充放電停止中において、前記推定部により推定された充電率が前記上限値以下である場合、前記推定部により推定された充電率を前記電池の充電率として選択し、前記推定部により推定された充電率が前記上限値よりも大きい場合、前記上限値を前記電池の充電率として選択する選択部と、
    を備える充電率推定装置。
  2. 請求項1に記載の充電率推定装置であって、
    前記推定部は、前記電圧検出部により検出される開回路電圧の変動により前記電池の分極解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により前記電池の充電率を推定する
    ことを特徴とする充電率推定装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の充電率推定装置であって、
    前記算出部は、前記電池の充電が停止するときに前記電圧検出部により検出される閉回路電圧に対応する前記電池の充電率を前記上限値として算出する
    ことを特徴とする充電率推定装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の充電率推定装置であって、
    前記算出部は、前記電池の充電中における連続充電時間が第1の所定時間以上である場合または前記電池の充電中における連続充電電流量が第1の所定値以上である場合、前記上限値を算出する
    ことを特徴とする充電率推定装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の充電率推定装置であって、
    前記算出部は、前記電池の放電中において、前記電圧検出部により検出される閉回路電圧に対応する前記電池の充電率を下限値として算出し、
    前記選択部は、前記電池の充放電停止中において、前記推定部により推定された充電率が前記下限値以上である場合、前記推定部により推定された充電率を前記電池の充電率として選択し、前記推定部により推定された充電率が前記下限値よりも小さい場合、前記下限値を前記電池の充電率として選択する
    ことを特徴とする充電率推定装置。
  6. 請求項5に記載の充電率推定装置であって、
    前記算出部は、前記電池の放電が停止するときに前記電圧検出部により検出される閉回路電圧に対応する前記電池の充電率を前記下限値として算出する
    ことを特徴とする充電率推定装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載の充電率推定装置であって、
    前記算出部は、前記電池の放電中における連続放電時間が第2の所定時間以上である場合または前記電池の放電中における連続放電電流量が第2の所定値以上である場合、前記下限値を算出する
    ことを特徴とする充電率推定装置
  8. 電池の充電率を推定する充電率推定装置であって、
    前記電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記電池の充電中において、前記電圧検出部により検出される閉回路電圧を上限値として算出する算出部と、
    前記電池の分極解消時の開回路電圧を推定する推定部と、
    前記電池の充放電停止中において、前記推定部により推定された開回路電圧が前記上限値以下である場合、前記推定部により推定された開回路電圧を前記電池の充電率に対応する開回路電圧として選択し、前記推定部により推定された開回路電圧が前記上限値よりも大きい場合、前記上限値を前記電池の充電率に対応する開回路電圧として選択する選択部と、
    を備える充電率推定装置。
  9. 請求項8に記載の充電率推定装置であって、
    前記推定部は、前記電圧検出部により検出される開回路電圧の変動により前記電池の分極解消時の開回路電圧を推定する
    ことを特徴とする充電率推定装置。
  10. 充電率推定装置により実行される充電率推定方法であって、
    前記充電率推定装置は、
    電池の充電中において、電圧検出部により検出される閉回路電圧に対応する前記電池の充電率を上限値として算出し、
    前記電池の分極解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により前記電池の充電率を推定し、
    前記電池の充放電停止中において、前記推定した充電率が前記上限値以下である場合、前記推定した充電率を前記電池の充電率として選択し、前記推定した充電率が前記上限値よりも大きい場合、前記上限値を前記電池の充電率として選択する
    ことを特徴とする充電率推定方法。
  11. 請求項10に記載の充電率推定方法であって、
    前記充電率推定装置は、前記電圧検出部により検出される開回路電圧の変動により前記電池の分極解消時の開回路電圧を推定し、その推定した開回路電圧により前記電池の充電率を推定する
    ことを特徴とする充電率推定方法。


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