JP2017226964A - 免震装置の耐火被覆構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定の耐火性能を確保しながら設置スペースの省スペース化を図ることができるとともに、良好な変形性能により免震装置に対する耐火被覆状態を適切に維持することのできる免震構造の耐火被覆構造を提供する。
【解決手段】上側構造体1と下側構造体2との間に介装した免震装置3の外周側に耐火被覆パネル10が設置され、耐火被覆パネル10の上側部位が上側構造体1に接続され、耐火被覆パネル10の下側部位が下側構造体2に接続され、耐火被覆パネル10が、耐火被覆パネル10の面内方向で変形自在な状態に複数の縦枠13と複数の横枠14とを格子状に組み付けた耐火フレーム枠11と、耐火フレーム枠11における上下方向で相対向する一対の横枠14の間で、一方の横枠14及び複数の縦枠13とは相対移動可能な状態で他方の横枠14に支持された耐火プレートとを備えて構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】上側構造体1と下側構造体2との間に介装した免震装置3の外周側に耐火被覆パネル10が設置され、耐火被覆パネル10の上側部位が上側構造体1に接続され、耐火被覆パネル10の下側部位が下側構造体2に接続され、耐火被覆パネル10が、耐火被覆パネル10の面内方向で変形自在な状態に複数の縦枠13と複数の横枠14とを格子状に組み付けた耐火フレーム枠11と、耐火フレーム枠11における上下方向で相対向する一対の横枠14の間で、一方の横枠14及び複数の縦枠13とは相対移動可能な状態で他方の横枠14に支持された耐火プレートとを備えて構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、免震装置の耐火被覆構造に関する。
建物の中間層の柱などに免震装置を介在させた建物など、上側構造体と下側構造体との間に免震装置を介在させた建物では、火災時に免震装置の軸力支持性能が損なわれないように免震装置の周囲を耐火被覆材で被覆する耐火被覆構造を構築する必要がある。
この種の免震装置の耐火被覆構造では、耐火性能に加えて、地震時に免震装置の変形を阻害せずに免震装置の変形に追従可能な変形性能が求められる。そのため、変形性能を確保し易い可撓性を有する柔軟な耐火被覆材を採用した耐火被覆構造も提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、柔軟な耐火被覆材は、変形性能を確保し易い反面、耐火性能を確保するのに相応の嵩が必要となるので、免震装置の周囲に広い設置スペースが必要となる。そのため、柔軟な耐火被覆材を採用すると、どうしても免震装置を据え付ける免震基礎が不必要に大型化し易くなる。このような不都合を回避するためには、変形性能の確保は難しくても耐火性能を確保し易い非可撓性の耐火被覆材を採用することが近道と考えられる。
非可撓性の耐火被覆材を採用した免震装置の耐火被覆構造としては、特許文献2に示すように、非可撓性の耐火被覆材の一例である矩形状の耐火被覆パネルの全体を、水平方向の直線移動を可能とする直線移動手段を介して上側構造体と下側構造体の一方側(例えば、上側構造体)に鉛直姿勢で取り付けた構造が知られている。この特許文献2記載の耐火被覆構造は、鉛直姿勢の耐火被覆パネルの全体が鉛直姿勢のままで水平方向に沿ってスライド移動することで、免震装置に追従変形する変形性能を確保している。
特許文献2記載の技術では、地震時に免震装置が変形する場合に、上側構造体と下側構造体の一方側に鉛直姿勢で取り付けた耐火被覆パネルの全体が、上側構造体と下側構造体の相対変位に伴って水平方向に沿ってスライド移動するので、その際に免震装置の周囲に耐火被覆パネルで被覆されない大きな隙間が発生し、耐火性能が大幅に低下する不都合がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、所定の耐火性能を確保しながら設置スペースの省スペース化を図ることができるとともに、良好な変形性能により免震装置に対する耐火被覆状態を適切に維持することのできる免震構造の耐火被覆構造を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、上側構造体と下側構造体との間に介装した免震装置の外周側に耐火被覆パネルが設置されている免震装置の耐火被覆構造であって、
前記耐火被覆パネルの上側部位が前記上側構造体に接続され、前記耐火被覆パネルの下側部位が前記下側構造体に接続され、
前記耐火被覆パネルが、耐火被覆パネルの面内方向で変形自在な状態に複数の縦枠と複数の横枠とを格子状に組み付けた耐火フレーム枠と、当該耐火フレーム枠における上下方向で相対向する一対の横枠の間で、一方の横枠及び複数の縦枠とは相対移動可能な状態で他方の横枠に支持された耐火プレートとを備えて構成されている点にある。
前記耐火被覆パネルの上側部位が前記上側構造体に接続され、前記耐火被覆パネルの下側部位が前記下側構造体に接続され、
前記耐火被覆パネルが、耐火被覆パネルの面内方向で変形自在な状態に複数の縦枠と複数の横枠とを格子状に組み付けた耐火フレーム枠と、当該耐火フレーム枠における上下方向で相対向する一対の横枠の間で、一方の横枠及び複数の縦枠とは相対移動可能な状態で他方の横枠に支持された耐火プレートとを備えて構成されている点にある。
上記構成によれば、非可撓性の耐火被覆材を耐火プレートとして使用することができるので、嵩張りを抑制した状態で所定の耐火性能を確保することができる。よって、免震装置との離間寸法が小さくても設置できるようになり、免震装置の周囲の設置スペースの省スペース化を図ることができる。このことで、免震装置を据え付ける下側構造体側の免震基礎の断面を設計上必要な最小寸法側に設定することが可能となり、建物構造の合理化を図ることができる。
しかも、耐火被覆パネルが、当該耐火被覆パネルの面内方向で変形自在に構成されているので、地震時の上側構造体と下側構造体との相対変位に対応して耐火被覆パネル自身が面内方向で追従変形することができる。よって、地震時であっても、大きな隙間を生じさせずに免震装置に対する耐火被覆状態を適切に維持することができる。
更に、このような耐火被覆パネルの変形を実現する耐火フレーム枠を、耐火性能を確保し易い非可撓性の縦枠と横枠とで構成できるので、変形を実現する部分が耐火性能の面での弱点となることも適切に回避することができる。
また、耐火被覆パネルの面内方向での変形性能を、縦枠と横枠とを格子状に組み付ける簡易な構成で実現しているので、組立てや修理を容易に行える使い勝手のよい耐火被覆構造とすることができる。
更に、このような耐火被覆パネルの変形を実現する耐火フレーム枠を、耐火性能を確保し易い非可撓性の縦枠と横枠とで構成できるので、変形を実現する部分が耐火性能の面での弱点となることも適切に回避することができる。
また、耐火被覆パネルの面内方向での変形性能を、縦枠と横枠とを格子状に組み付ける簡易な構成で実現しているので、組立てや修理を容易に行える使い勝手のよい耐火被覆構造とすることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記耐火被覆パネルの上側部位と前記上側構造体との接続部が、耐火被覆パネルの上側部位と上側構造体とを耐火被覆パネルの左右幅方向に沿う軸芯周りで相対回転自在に接続するように構成され、
前記耐火被覆パネルの下側部位と前記下側構造体との接続部が、耐火被覆パネルの下側部位と下側構造体とを耐火被覆パネルの左右幅方向に沿う軸芯周りで相対回転自在に接続するように構成されている点にある。
前記耐火被覆パネルの下側部位と前記下側構造体との接続部が、耐火被覆パネルの下側部位と下側構造体とを耐火被覆パネルの左右幅方向に沿う軸芯周りで相対回転自在に接続するように構成されている点にある。
上記構成によれば、耐火被覆パネルの上側部位と上側構造体と間での相対回転、及び、耐火被覆パネルの下側部位と下側構造体との間での相対回転により、耐火被覆パネルの傾きを変える形態で耐火被覆パネルの面外方向で耐火被覆パネルの姿勢を変化させることができる。よって、地震時の上側構造体と下側構造体との相対変位に対応して耐火被覆パネルの面外方向でも追従変形することが可能となり、免震装置に対する耐火被覆状態を一層適切に維持することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記耐火被覆パネルの上側部位と前記上側構造体との接続部、及び、前記耐火被覆パネルの下側部位と前記下側構造体との接続部の接続状態を維持しながら、上側構造体における耐火被覆パネルへの接続箇所と、下側構造体における耐火被覆パネルへの接続箇所との離間長さの変更を許容する離間長さ変更許容手段が備えられている点にある。
上記構成によれば、離間長さ変更許容手段により、上側構造体における耐火被覆パネルへの接続箇所と、下側構造体における耐火被覆パネルへの接続箇所との離間長さの変更が許容されるので、例えば、水平方向などの上側構造体と下側構造体との離間長さが変化する相対変位に対して、前記離間長さを変更する状態で追従変形することが可能となり、免震装置の耐火被覆状態を更に適切に維持することができる。
本発明の第4特徴構成は、前記縦枠と前記横枠とを、前記耐火被覆パネルの面外方向に沿う軸芯周りで相対回転自在な状態で、且つ、耐火被覆パネルの面内方向における縦枠に沿う方向で相対移動自在な状態で連結する枠連結部が備えられている点にある。
上記構成によれば、耐火被覆パネルの面内方向での変形にあたり、縦枠と横枠との相対回転、及び、縦枠と横枠との相対移動により、上下方向で相対向する横枠どうしの間隔を維持する状態で縦枠の傾きを変化させることが可能となる。よって、上下方向で相対向する横枠の間に配置された耐火プレートの割れ等の破損を回避しながら、耐火被覆パネルの面内変形を実現することができる。
本発明に係る免震装置の耐火被覆構造の実施形態を図面に基づいて説明する。
この耐火被覆構造は、図1に示すように、建物の上側構造体1と下側構造体2との間に介装した免震装置3の外周側を被覆する耐火被覆パネル10を備えて構成されている。
耐火被覆パネル10の上側部位は上側接続部4を介して上側構造体1に接続され、耐火被覆パネル10の下側部位は下側接続部5を介して下側構造体2に接続されている。
この耐火被覆構造は、図1に示すように、建物の上側構造体1と下側構造体2との間に介装した免震装置3の外周側を被覆する耐火被覆パネル10を備えて構成されている。
耐火被覆パネル10の上側部位は上側接続部4を介して上側構造体1に接続され、耐火被覆パネル10の下側部位は下側接続部5を介して下側構造体2に接続されている。
本実施形態では、上側構造体1は、鉄筋コンクリート製の四角柱状の上側免震基礎として構成され、その上方側に上層柱(図示省略)が一体的に備えられている。下側構造体2は、鉄筋コンクリート製の四角柱状の下側免震基礎として構成され、その下方側に下層柱(図示省略)が一体的に備えられている。また、免震装置3は、例えば、上下の中間部に金属製薄板とゴム製薄板とを交互に積層接着してなる変形部3Aを備えて構成され、ボルト等の固定手段(図示省略)を用いて上側構造体1の下面部1Aの中央部と下側構造体2の上面部2Aの中央部との間に据え付けられている。
このような耐火被覆構造の構築箇所の状況に対応して、この実施形態の耐火被覆構造では、免震装置3の外周側の略全域を被覆するように、免震装置3の外周側の前後左右の各面毎の四枚の耐火被覆パネル10が備えられている。
また、上側構造体1の下面部1Aや下側構造体2の上面部2Aに耐火被覆パネル10の設置スペースが確保できない場合でも耐火被覆パネル10の設置が可能なように、上側接続部4及び下側接続部5が、上側構造体1及び下側構造体2の周側面部1B,2Bに備えられている。
なお、図示は省略するが、耐火被覆パネル10どうしの間は、例えば、耐火性と可撓性を有したシート状のカバーなどの適宜の被覆手段で被覆することができる。
また、上側構造体1の下面部1Aや下側構造体2の上面部2Aに耐火被覆パネル10の設置スペースが確保できない場合でも耐火被覆パネル10の設置が可能なように、上側接続部4及び下側接続部5が、上側構造体1及び下側構造体2の周側面部1B,2Bに備えられている。
なお、図示は省略するが、耐火被覆パネル10どうしの間は、例えば、耐火性と可撓性を有したシート状のカバーなどの適宜の被覆手段で被覆することができる。
そして、この耐火被覆構造は、図2に示すように、地震時において免震装置3の変形を伴って上側構造体1と下側構造体2とが相対変位する場合でも、この相対変位に対応して適切に変形(追従を含む)することで、免震装置3に対する耐火被覆状態を適切に維持するように構成されている。
具体的には、この耐火被覆構造では、図1(b)、図2(b)に示すように、上側構造体1と下側構造体2との耐火被覆パネル10の面内方向(以下、パネル面内方向と略称する。)での相対変位に対応して、耐火被覆パネル10がパネル面内方向にて正面視で異なる四角形状に変形自在に構成されている。
よって、この耐火被覆構造は、上側構造体1と下側構造体2とがパネル面内方向に沿って相対変位する場合に、耐火被覆パネル10の形状がパネル面内方向で略長方形から略平行四辺形に変形し、免震装置3に対する耐火被覆状態を適切に維持することができる。
また、この耐火被覆構造では、図1(a)、図2(a)に示すように、上側構造体1と下側構造体2との耐火被覆パネル10の面外方向(以下、パネル面外方向と略称する。)での相対変位に対応して、上側接続部4及び下側接続部5において、耐火被覆パネル10の左右幅方向に沿う軸芯P4、P5(図3、図4参照)周りで上側構造体1及び下側構造体2に対して耐火被覆パネル10が相対回転自在(相対変位に対応して適切に追従自在)に構成されている。
なお、この実施形態では免震装置3の外周側の前後左右の各面毎の四枚の耐火被覆パネル10が備えられているが、以下ではいずれか一枚に着目して説明している。他の耐火被覆パネル10も、平面視で設置されるその材軸方向が異なるだけで、挙動はこれに準じるからである。
ここで、パネル面内方向とは、耐火被覆パネル10の表面に沿う方向であり、例えば、正面視で上側構造体1と下側構造体2とが相対的に左右方向に相対変位する方向が該当する。この場合、正面視で耐火被覆パネル10が異なる四角形状に変形するように構成されている。
パネル面外方向とは、耐火被覆パネル10の表面に沿わない方向(つまり、耐火被覆パネル10の表面に交差する方向)であり、例えば、正面視で上側構造体1と下側構造体2とが前後方向に相対変位する方向が該当する。この場合、耐火被覆パネル10の左右幅方向に沿う軸芯P4、P5周りで耐火被覆パネル10が相対回転するように構成されている。換言すれば、耐火被覆パネル10が、上側構造体1と下側構造体2の前後方向への相対変位に伴い、前後方向に傾く姿勢なるように構成されている。また、パネル面内方向とパネル面外方向に係る挙動は、実際の地震時には上側構造体1と下側構造体2との相対変位が複雑に作用しているので、ほぼ同時に生じることになる。
なお、この実施形態では免震装置3の外周側の前後左右の各面毎の四枚の耐火被覆パネル10が備えられているが、以下ではいずれか一枚に着目して説明している。他の耐火被覆パネル10も、平面視で設置されるその材軸方向が異なるだけで、挙動はこれに準じるからである。
ここで、パネル面内方向とは、耐火被覆パネル10の表面に沿う方向であり、例えば、正面視で上側構造体1と下側構造体2とが相対的に左右方向に相対変位する方向が該当する。この場合、正面視で耐火被覆パネル10が異なる四角形状に変形するように構成されている。
パネル面外方向とは、耐火被覆パネル10の表面に沿わない方向(つまり、耐火被覆パネル10の表面に交差する方向)であり、例えば、正面視で上側構造体1と下側構造体2とが前後方向に相対変位する方向が該当する。この場合、耐火被覆パネル10の左右幅方向に沿う軸芯P4、P5周りで耐火被覆パネル10が相対回転するように構成されている。換言すれば、耐火被覆パネル10が、上側構造体1と下側構造体2の前後方向への相対変位に伴い、前後方向に傾く姿勢なるように構成されている。また、パネル面内方向とパネル面外方向に係る挙動は、実際の地震時には上側構造体1と下側構造体2との相対変位が複雑に作用しているので、ほぼ同時に生じることになる。
更に、この耐火被覆構造では、上側構造体1と下側構造体2との離間長さが変化する相対変位に対応して、上側接続部4と下側接続部5の接続状態を維持しながら、上側構造体1における耐火被覆パネル10への上側接続箇所1aと、下側構造体2における耐火被覆パネル10への下側接続箇所2aとの離間長さLの変更を許容する離間長さ変更許容手段Aが備えられている。
よって、この耐火被覆構造は、上側構造体1と下側構造体2とが、例えば、図1(a)、図2(a)に示すように、パネル面外方向のうち、上側構造体1と下側構造体2との離間長さが伸張側に変化する水平方向に相対変位する場合、上側接続部4及び下側接続部5での相対回転を伴って耐火被覆パネル10が傾きを変えながら、上側構造体1の上側接続箇所1aと下側構造体2の下側接続箇所2aとの離間長さLを図1(a)に示す短い側の寸法Laから図2(a)に示す長い側の寸法Lbに変更されることになっても、免震装置3に対する耐火被覆状態を適切に維持することができる。
以下、各部の具体的構成について説明を加える。
<耐火被覆パネル10>
前記耐火被覆パネル10は、図1、図3、図4に示すように、パネル面内方向で変形自在な状態に複数の縦枠13と複数の横枠14とを格子状に組み付けた耐火フレーム枠11と、当該耐火フレーム枠11における上下方向で相対向する一対の横枠14の間で、上方の横枠14及び複数の縦枠13とは相対移動可能な状態で下方の横枠14に載置支持された耐火プレート12とを備えて構成されている。
耐火フレーム枠11と耐火プレート12の素材としては、金属などの非可撓性で適切な耐火性を有する適宜の素材を用いることができる。
<耐火被覆パネル10>
前記耐火被覆パネル10は、図1、図3、図4に示すように、パネル面内方向で変形自在な状態に複数の縦枠13と複数の横枠14とを格子状に組み付けた耐火フレーム枠11と、当該耐火フレーム枠11における上下方向で相対向する一対の横枠14の間で、上方の横枠14及び複数の縦枠13とは相対移動可能な状態で下方の横枠14に載置支持された耐火プレート12とを備えて構成されている。
耐火フレーム枠11と耐火プレート12の素材としては、金属などの非可撓性で適切な耐火性を有する適宜の素材を用いることができる。
図3、図4に示すように、例えば、各縦枠13は、平行に配設される同形状の表裏一対の縦材13A,13Bにて構成され、各横枠14は、一本の横材にて構成されている。そして、これらの縦枠13と横枠14とが、縦枠13を構成する表裏一対の縦材13A,13Bにて横枠14を表裏方向から挟み込む配置状態で組み付けられている。なお、図示の例では、最上段の横枠14と最下段の横枠14は、その他の横枠14よりも大断面に構成されている。
最上段の横枠14と縦枠13は、図3に示すように、第1枠連結部15により、パネル厚み方向に沿う軸芯P15周りで相対回転自在な状態で、且つ、縦枠13に沿う方向に対しては相対移動不能な状態で連結されている。
第1枠連結部15は、例えば、縦枠13を構成する表裏一対の縦材13A,13Bに貫通形成された円形状の第1縦枠側連結孔15aと、横枠14に貫通形成された円形状の横枠側連結孔15bと、両連結孔15a,15bに挿通状態で備えられた連結軸部15dとから構成されている。両連結孔15a,15bは、連結軸部15dの外形に略対応した円形状に構成されている。連結軸部15dは、縦枠13と横枠14との連結手段を構成するボルト・ナット15Aのうちのボルト軸部にて構成されている。
このような構成により、最上段の横枠14と縦枠13は、第1枠連結部15の連結軸部15dの軸芯P15周りで相対回転することができる。
このような構成により、最上段の横枠14と縦枠13は、第1枠連結部15の連結軸部15dの軸芯P15周りで相対回転することができる。
最上段を除く他の横枠14と縦枠13は、図4に示すように、第2枠連結部16により、パネル厚み方向に沿う軸芯P16周りでパネル面内方向に相対回転自在な状態で、且つ、パネル面内方向における縦枠13に沿う方向で相対移動自在な状態で連結されている。
なお、最下段の第2枠連結部16は、詳細は後述するが、離間長さ変更許容手段Aの一形態として構成されている。
なお、最下段の第2枠連結部16は、詳細は後述するが、離間長さ変更許容手段Aの一形態として構成されている。
第2枠連結部16は、例えば、縦枠13を構成する表裏一対の縦材13A,13Bに貫通形成された縦枠13に沿う方向に長い長孔状の第2縦枠側連結孔16aと、横枠14に貫通形成された円形状の横枠側連結孔16bと、両連結孔16a,16bに挿通状態で備えられた連結軸部16dとから構成されている。横枠側連結孔16bは、連結軸部16dの外形に略対応した円形状に構成されている。連結軸部16dは、縦枠13と横枠14との連結手段を構成するボルト・ナット16Aのうちのボルト軸部にて構成されている。
第2枠連結部16における連結軸部16dと長孔状の第2縦枠側連結孔16aとの配置関係は、上側構造体1と下側構造体2の非変位状態(図1の状態)では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部に連結軸部16dが位置し、且つ、上側構造体1と下側構造体2の変位状態(図2の状態)では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部よりも下方側に連結軸部16dが位置するように設定されている。
第2枠連結部16における連結軸部16dと長孔状の第2縦枠側連結孔16aとの配置関係は、上側構造体1と下側構造体2の非変位状態(図1の状態)では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部に連結軸部16dが位置し、且つ、上側構造体1と下側構造体2の変位状態(図2の状態)では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部よりも下方側に連結軸部16dが位置するように設定されている。
ここで、上側構造体1と下側構造体2の非変位状態(図1の状態)では、図4に示すように、最下段の横枠14に挿通された連結軸部16dが、下側接続部5の後述する第2接続具7の長孔状の挿通孔7dの下端部に位置している。そのため、最下段の横枠14は、連結軸部16dを介して挿通孔7dの下端部に支持され、下方移動を規制された状態となる。そして、この下方移動が規制された最下段の横枠14の上部の耐火プレート12により、最下段の横枠14よりも一つ上の横枠14が持ち上げられ、この持ち上げられた一つ上の横枠14に挿通された連結軸部16dが、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部に配置されている。このように一つ下の横枠14の上部の耐火プレート12に持ち上げられる形態で連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部に配置されるように各部の寸法が設定されている。また、この状態では、図3に示すように、最上段から一つ下の横枠14の上部の耐火プレート12が、最上段の横枠14の下面側に押し当てられている。このように、上側構造体1と下側構造体2の非変位状態(図1の状態)において、上下方向で隣接する横枠14どうしの間が耐火プレート12で閉塞されるように構成されている。
因みに、本実施形態において、最下段の横枠14を最上段の横枠14の側に付勢する付勢手段を設けるのが好適である。この付勢手段は、例えば、最上段の横枠14から最下段の横枠14に対して弾性部材(例えば、バネ)を架け渡して構成することができる。
このようにすれば、最上段以外の横枠14及び耐火プレート12の重量を付勢手段の付勢力(例えば、弾性部材の弾性復元力)で支持することができる。よって、最下段の横枠14が下方移動を規制されていない状態になっても、連結軸部16dと長孔状の第2縦枠側連結孔16aとの配置関係を維持し、上下方向で隣接する横枠14どうしの間が耐火プレート12で閉塞された状態を適切に維持することができる。
このような構成により、最上段以外の横枠14と縦枠13は、第2枠連結部16の連結軸部16dの軸芯P16周りで相対回転することができるとともに、連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの内部を縦枠13に沿って移動するのに伴って縦枠13に沿う方向で相対移動することができる。
因みに、本実施形態において、最下段の横枠14を最上段の横枠14の側に付勢する付勢手段を設けるのが好適である。この付勢手段は、例えば、最上段の横枠14から最下段の横枠14に対して弾性部材(例えば、バネ)を架け渡して構成することができる。
このようにすれば、最上段以外の横枠14及び耐火プレート12の重量を付勢手段の付勢力(例えば、弾性部材の弾性復元力)で支持することができる。よって、最下段の横枠14が下方移動を規制されていない状態になっても、連結軸部16dと長孔状の第2縦枠側連結孔16aとの配置関係を維持し、上下方向で隣接する横枠14どうしの間が耐火プレート12で閉塞された状態を適切に維持することができる。
このような構成により、最上段以外の横枠14と縦枠13は、第2枠連結部16の連結軸部16dの軸芯P16周りで相対回転することができるとともに、連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの内部を縦枠13に沿って移動するのに伴って縦枠13に沿う方向で相対移動することができる。
前述したボルト・ナット15Aやボルト・ナット15Bについて、以下、単にボルト・ナットと説明するが、座金を用いることも好適であり、特に、ボルトを挿通させる孔が長孔状や大型の円形状等の場合には更に好適である。
また、各枠連結部15,16をボルト・ナットにて連結する際は、締め込み防止が可能なボルト(円筒部を有する半ねじボルト)、又は、中空管(前記円筒部相当の長さを有する)とすることが好適である。中空管を適所に設ければ、各連結軸部15d,16dの回転自在性を高めることができる。
更に、縦枠13と横枠14との間、縦枠13と後述するパネル上側用接続部材6Aとの間、縦枠13と後述するパネル下側用接続部材7Aとの間の適所にステンレス製の薄板等の摩擦低減部材を挟持させることにより摩擦を低減するのが好適である。
また、各枠連結部15,16をボルト・ナットにて連結する際は、締め込み防止が可能なボルト(円筒部を有する半ねじボルト)、又は、中空管(前記円筒部相当の長さを有する)とすることが好適である。中空管を適所に設ければ、各連結軸部15d,16dの回転自在性を高めることができる。
更に、縦枠13と横枠14との間、縦枠13と後述するパネル上側用接続部材6Aとの間、縦枠13と後述するパネル下側用接続部材7Aとの間の適所にステンレス製の薄板等の摩擦低減部材を挟持させることにより摩擦を低減するのが好適である。
前記耐火プレート12は、図1に示すように、耐火フレーム枠11における一対の横枠14と一対の縦枠13とで形成される矩形空間の各々に配設され、当該矩形空間の各々を閉塞するように構成されている。
図3、図4に示すように、各耐火プレート12は、例えば、矩形空間の下方側の横枠14の上面に取り付けられた凹状断面のプレート取付台17に下端側を圧入装着することにより、矩形空間の下方側の横枠14に位置保持状態で載置支持されている。
また、各耐火プレート12の左右両端部は、縦枠13を構成する表裏の縦材13A,13Bの間の空間に挿入配置され、表裏の縦材13A,13Bにて耐火プレート12の表側及び裏側への脱落が阻止されるように構成されている。すなわち、本実施形態において、表裏の縦材13A,13Bは、耐火プレート12の脱落を抑制する脱落抑制手段を構成する。
図3、図4に示すように、各耐火プレート12は、例えば、矩形空間の下方側の横枠14の上面に取り付けられた凹状断面のプレート取付台17に下端側を圧入装着することにより、矩形空間の下方側の横枠14に位置保持状態で載置支持されている。
また、各耐火プレート12の左右両端部は、縦枠13を構成する表裏の縦材13A,13Bの間の空間に挿入配置され、表裏の縦材13A,13Bにて耐火プレート12の表側及び裏側への脱落が阻止されるように構成されている。すなわち、本実施形態において、表裏の縦材13A,13Bは、耐火プレート12の脱落を抑制する脱落抑制手段を構成する。
各耐火プレート12の上端部に近接する矩形空間の上方側の横枠14の下面部、及び、各耐火プレート12の左右両端部に近接する縦枠13の内部(具体的には、表側の縦材13Aの裏面部と裏側の縦材13Bの表面部)の各々には、耐火性と熱膨張性とを有したシート状などの熱膨張性耐火材Jが張設されている。火災時には、この熱膨張性耐火材Jが火災熱で膨張することにより、耐火プレート12と矩形空間の上方側の横枠14との間の隙間、及び、左右方向で隣接する耐火プレート12どうしの間の隙間を適切に閉塞することができる。
<耐火被覆パネル10の変形態様>
次に、このように構成された耐火被覆パネル10の面内方向での変形態様について、図5を参照して説明を加える。なお、この図5では、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11のみを表している。
次に、このように構成された耐火被覆パネル10の面内方向での変形態様について、図5を参照して説明を加える。なお、この図5では、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11のみを表している。
図5中の二点鎖線表示で示すように、上側構造体1と下側構造体2との非変位状態(図1の状態)では、耐火被覆パネル10は、各縦枠13を略鉛直姿勢とする姿勢になっている。
このとき、耐火フレーム枠11における第1枠連結部15の連結軸部15dと下方側で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dとの離間長さ、及び、上下方向で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dどうしの離間長さの夫々が、上下方向で隣接する横枠14どうしの間を耐火プレート12で閉塞する設定寸法Lcとなっている。また、耐火フレーム枠11における第2枠連結部16の連結軸部16dは、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部に位置している。
このとき、耐火フレーム枠11における第1枠連結部15の連結軸部15dと下方側で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dとの離間長さ、及び、上下方向で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dどうしの離間長さの夫々が、上下方向で隣接する横枠14どうしの間を耐火プレート12で閉塞する設定寸法Lcとなっている。また、耐火フレーム枠11における第2枠連結部16の連結軸部16dは、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部に位置している。
そして、図4中の実線表示に示すように、上側構造体1と下側構造体2とが非変位状態からパネル面内方向で相対変位する場合には、耐火被覆パネル10は、耐火フレーム枠11の各縦枠13が第1枠連結部15の連結軸部15dを支点に揺動(回転)して傾く状態で変形する。
このとき、耐火フレーム枠11における第2枠連結部16の連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部から下方側に移動することで、第1枠連結部15の連結軸部15dと下方側で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dとの離間長さ、及び、上下方向で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dどうしの離間長さを設定寸法Lcよりも長い寸法Ldとしながら、上下方向で隣接する横枠14どうしの上下方向の離れ長さを設定寸法Lcに維持する。
このように耐火被覆パネル10がパネル面内方向で変形することにより、上側構造体1と下側構造体2のパネル面内方向での相対変位の前後において、上下方向で隣接する横枠14どうしの間が耐火プレート12で閉塞された状態が適切に維持される。
このとき、耐火フレーム枠11における第2枠連結部16の連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部から下方側に移動することで、第1枠連結部15の連結軸部15dと下方側で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dとの離間長さ、及び、上下方向で隣接する第2枠連結部16の連結軸部16dどうしの離間長さを設定寸法Lcよりも長い寸法Ldとしながら、上下方向で隣接する横枠14どうしの上下方向の離れ長さを設定寸法Lcに維持する。
このように耐火被覆パネル10がパネル面内方向で変形することにより、上側構造体1と下側構造体2のパネル面内方向での相対変位の前後において、上下方向で隣接する横枠14どうしの間が耐火プレート12で閉塞された状態が適切に維持される。
<上側接続部>
前記上側接続部4は、例えば、図3に示すように、金属製等の第1接続具6を用いて、耐火被覆パネル10の上側部位と上側構造体1とを、耐火被覆パネル10の左右幅方向に沿う軸芯P4周りでパネル面外方向に相対回転自在に接続するように構成されている。
前記上側接続部4は、例えば、図3に示すように、金属製等の第1接続具6を用いて、耐火被覆パネル10の上側部位と上側構造体1とを、耐火被覆パネル10の左右幅方向に沿う軸芯P4周りでパネル面外方向に相対回転自在に接続するように構成されている。
この第1接続具6は、例えば、耐火被覆パネル10の上側部位の裏面側に取り付けられるパネル上側用接続部材6Aと、上側構造体1の周側面部1Bに取り付けられる上側構造体用接続部材6Bと、両接続部材6A、6Bを軸芯P4周りでパネル面外方向に相対回転自在に連結する連結軸部6Dから構成されている。
前記パネル上側用接続部材6Aには、耐火被覆パネル10の裏面側に沿う縦姿勢のパネル側取付板部6aと、当該パネル側取付板部6aから起立する縦姿勢のパネル側連結板部6bとが備えられている。
パネル側取付板部6aが耐火被覆パネル10の裏面側にパネル上側取付部4Aにて取り付けられ、パネル側連結板部6bが上側構造体用接続部材6Bの後述する構造体側連結板部6fに重合状態で連結されている。また、パネル側取付板部6aの部材長は、耐火被覆パネル10の幅に略等しい。因みに、パネル上側用接続部材6Aと連結軸部15dとは、平面視で干渉しない位置に設置されている。
パネル側取付板部6aが耐火被覆パネル10の裏面側にパネル上側取付部4Aにて取り付けられ、パネル側連結板部6bが上側構造体用接続部材6Bの後述する構造体側連結板部6fに重合状態で連結されている。また、パネル側取付板部6aの部材長は、耐火被覆パネル10の幅に略等しい。因みに、パネル上側用接続部材6Aと連結軸部15dとは、平面視で干渉しない位置に設置されている。
パネル上側取付部4Aは、パネル側取付板部6aに貫通形成された円形状の挿通孔6dと、第1枠連結部15の連結手段を構成するボルト・ナット15Aとから構成されている。挿通孔6dは、第1枠連結部15の連結軸部15dの外形に対応する円形状に構成され、当該連結軸部15dが軸芯P15周りで回転自在に挿通可能となっている。
このパネル上側取付部4Aは、挿通孔6dに連結軸部15dを挿通させる状態でボルト・ナット15Aを取り付けることで、パネル側取付板部6aと耐火被覆パネル10とを取り付けることができる。
このパネル上側取付部4Aは、挿通孔6dに連結軸部15dを挿通させる状態でボルト・ナット15Aを取り付けることで、パネル側取付板部6aと耐火被覆パネル10とを取り付けることができる。
前記上側構造体用接続部材6Bには、上側構造体1の周側面部1Bに沿う縦姿勢の構造体側取付板部6eと、当該構造体側取付板部6eから起立する縦姿勢の構造体側連結板部6fとが備えられている。構造体側取付板部6eが上側構造体1の周側面部1Bの上側接続箇所1aに上側構造体取付部4Bにて取り付けられ、構造体側連結板部6fがパネル上側用接続部材6Aのパネル側連結板部6bに重合状態で連結されている。
上側構造体取付部4Bは、例えば、構造体側取付板部6eに貫通形成された挿通孔(図示省略)と、上側構造体1に埋設されたアンカーボルトとナット等の固定手段6gなどから構成することができる。
上側構造体取付部4Bは、例えば、構造体側取付板部6eに貫通形成された挿通孔(図示省略)と、上側構造体1に埋設されたアンカーボルトとナット等の固定手段6gなどから構成することができる。
<下側接続部>
前記下側接続部5は、例えば、図4に示すように、金属製等の第2接続具7を用いて、耐火被覆パネル10の下側部位と下側構造体2とを、耐火被覆パネル10の左右幅方向に沿う軸芯P5周りで相対回転自在に接続するように構成されている。
前記下側接続部5は、例えば、図4に示すように、金属製等の第2接続具7を用いて、耐火被覆パネル10の下側部位と下側構造体2とを、耐火被覆パネル10の左右幅方向に沿う軸芯P5周りで相対回転自在に接続するように構成されている。
この第2接続具7は、耐火被覆パネル10の下側部位の裏面側に取り付け可能なパネル下側用接続部材7Aと、下側構造体2の周側面部2Bに取り付け可能な下側構造体用接続部材7Bと、両接続部材7A、7Bを前記軸芯P5周りで相対回転自在に連結する連結軸部6Dから構成されている。
前記パネル下側用接続部材7Aには、耐火被覆パネル10の裏面側に沿う姿勢のパネル側取付板部7aと、当該パネル側取付板部7aから起立する縦姿勢のパネル側連結板部7bとが備えられている。
パネル側取付板部7aが耐火被覆パネル10の裏面側にパネル下側取付部5Aにて取り付けられ、パネル側連結板部7bが下側構造体用接続部材7Bの後述する構造体側連結板部7fに重合状態で連結されている。
パネル側取付板部7aが耐火被覆パネル10の裏面側にパネル下側取付部5Aにて取り付けられ、パネル側連結板部7bが下側構造体用接続部材7Bの後述する構造体側連結板部7fに重合状態で連結されている。
パネル下側取付部5Aは、詳細は後述するが、離間長さ変更許容手段A(詳細は後述する。)の一形態に該当するものである。このパネル下側取付部5Aは、パネル側取付板部7aに貫通形成された挿通孔7dと、最下段の第2枠連結部16の連結手段を構成するボルト・ナット16Aとから構成されている。挿通孔7dは、第2枠連結部16の連結軸部16dが軸芯P16周りでパネル面内方向に回転自在に挿通可能で、且つ、連結軸部16dが挿通状態で少なくとも上下方向に移動自在とする大型の孔形状に構成されている。当該挿通孔7dは、連結軸部16dの外径よりも十分に大きな内径を有する円形状等であってもよいが、本例では、挿通孔7dは、連結軸部16dが上下方向で移動自在な長孔状に構成されている。
このパネル下側取付部5Aは、挿通孔7dに連結軸部16dを挿通させる状態でボルト・ナット16Aを取り付けることで、パネル側取付板部7aと耐火被覆パネル10とを取り付けることができる。また、パネル側取付板部7aの部材長は、耐火被覆パネル10の幅に略等しい。因みに、パネル下側用接続部材7Aと連結軸部16dとは、平面視で干渉しない位置に設置されている。
このパネル下側取付部5Aは、挿通孔7dに連結軸部16dを挿通させる状態でボルト・ナット16Aを取り付けることで、パネル側取付板部7aと耐火被覆パネル10とを取り付けることができる。また、パネル側取付板部7aの部材長は、耐火被覆パネル10の幅に略等しい。因みに、パネル下側用接続部材7Aと連結軸部16dとは、平面視で干渉しない位置に設置されている。
前記下側構造体用接続部材7Bには、下側構造体2の周側面部2Bに沿う縦姿勢の構造体側取付板部7eと、当該構造体側取付板部7eから起立する縦姿勢の構造体側連結板部7fとが備えられている。構造体側取付板部7eが下側構造体2の周側面部2Bの下側接続箇所2aに下側構造体取付部5Bにて取り付けられ、構造体側連結板部7fがパネル下側用接続部材7Aのパネル側連結板部7bに重合状態で連結されている。
下側構造体取付部5Bは、例えば、構造体側取付板部7eに貫通形成された挿通孔(図示省略)と、下側構造体に埋設されたアンカーボルトとナット等の固定手段7gなどから構成することができる。
下側構造体取付部5Bは、例えば、構造体側取付板部7eに貫通形成された挿通孔(図示省略)と、下側構造体に埋設されたアンカーボルトとナット等の固定手段7gなどから構成することができる。
<離間長さ変更許容手段>
離間長さ変更許容手段Aは、図4に示すように、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11における最下段の枠連結部16、及び、下側接続部5と耐火被覆パネル10とのパネル下側取付部5Aの各々において、上側接続箇所1a及び下側接続箇所2aの接続状態を維持しながら、両接続箇所1a、2aの離間長さL(図1、図2参照)の変更を許容可能に構成されている。
離間長さ変更許容手段Aは、図4に示すように、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11における最下段の枠連結部16、及び、下側接続部5と耐火被覆パネル10とのパネル下側取付部5Aの各々において、上側接続箇所1a及び下側接続箇所2aの接続状態を維持しながら、両接続箇所1a、2aの離間長さL(図1、図2参照)の変更を許容可能に構成されている。
最下段の枠連結部16では、例えば、図6(a)に示すように、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部に連結軸部16dが位置する状態から、図6(b)に示すように、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの上端部よりも下方側(例えば、下端部)に連結軸部16dが位置するように最下段の横枠14に対して各縦枠13が上方側に移動することで、連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの内部で移動可能な移動代Leの範囲において、耐火被覆パネル10が縦枠13に沿う方向で伸張する形態で両接続箇所1a、2bの離間長さLの変更を許容することができる。特に、図2(b)に示すように、上側構造体1と下側構造体2とがパネル面内方向で相対変位する場合に離間長さLの変更を好適に許容することができる。
パネル下側取付部5Aでは、例えば、図7(a)に示すように、第2接続具7の大型の挿通孔7dの下端部に連結軸部16dが位置する状態から、図7(b)に示すように、大型の挿通孔7dの下端部よりも上方側に連結軸部16dが位置するように耐火被覆パネル10の全体が第2接続具7に対して上方側に移動することで、連結軸部16dが第2接続具7の大型の挿通孔7dの内部で移動可能な移動代Lfの範囲において、耐火被覆パネル10が上下方向で伸張する形態で両接続箇所1a、2aの離間長さLの変更を許容することができる。特に、図2(a)に示すように、上側構造体1と下側構造体2とがパネル面外方向で相対変位する場合に離間長さLの変更を好適に許容することができる。
なお、パネル下側取付部5Aだけでなく、下側構造体取付部5B、パネル上側取付部4A、上側構造体取付部4Bに同様の構造の離間長さ変更許容手段Aを構成することができ、離間長さ変更許容手段Aの構成箇所や個数は適宜に変更可能である。
なお、パネル下側取付部5Aだけでなく、下側構造体取付部5B、パネル上側取付部4A、上側構造体取付部4Bに同様の構造の離間長さ変更許容手段Aを構成することができ、離間長さ変更許容手段Aの構成箇所や個数は適宜に変更可能である。
<付加構造>
図1に示すように、この耐火被覆構造には、各耐火被覆パネル10の上端部と上側構造体1の周側面部1Bとの間の上方開口の隙間を上方から覆う上方被覆部8と、各耐火被覆パネル10の下端部と下側構造体2の周側面部2Bとの間の隙間を下方から覆う下方被覆部9とが備えられている。上方被覆部8は、上側構造体1の周側面部1Bに沿って環状に連なる状態で備えられている。また、下方被覆部9も、下側構造体2の周側面部2Bに沿って環状に連なる状態で備えられている。
図1に示すように、この耐火被覆構造には、各耐火被覆パネル10の上端部と上側構造体1の周側面部1Bとの間の上方開口の隙間を上方から覆う上方被覆部8と、各耐火被覆パネル10の下端部と下側構造体2の周側面部2Bとの間の隙間を下方から覆う下方被覆部9とが備えられている。上方被覆部8は、上側構造体1の周側面部1Bに沿って環状に連なる状態で備えられている。また、下方被覆部9も、下側構造体2の周側面部2Bに沿って環状に連なる状態で備えられている。
前記上方被覆部8及び下方被覆部9は、例えば、図3、図4に示すように、金属製等の被覆部材20を用いて構成されている。
当該被覆部材20には、アンカーボルトとナット等の固定手段21にて各構造体1、2に沿う姿勢で各構造体1、2に取り付けられる取付板部22と、当該取付板部22を各構造体1、2に取り付けた状態で上述した各隙間を水平姿勢で覆う被覆板部23とが一体的に備えられている。
前記被覆板部23の各構造体1、2の周側面部1B、2Bからの突出寸法Zは、各構造体1、2の周側面部1B、2Bから耐火被覆パネル10の外表面部に至る寸法に設定され、耐火被覆パネル10の上端部と上側構造体1の周側面部1Bとの間の上方開口の隙間、及び、耐火被覆パネル10の下端部と下側構造体2の周側面部2Bとの間の下方開口の隙間を上下方向の外方側から覆うように構成されている。
前記被覆板部23のおける耐火被覆パネル10側の面部には、耐火性と熱膨張性を有したシート状の熱膨張性耐火材Jが張設されている。そのため、火災時には、熱膨張性耐火材Jの熱膨張により、被覆板部23と耐火被覆パネル10の上端部との間の空隙、及び、被覆板部23と耐火被覆パネル10の下端部との間の空隙を適切に閉塞することができる。
当該被覆部材20には、アンカーボルトとナット等の固定手段21にて各構造体1、2に沿う姿勢で各構造体1、2に取り付けられる取付板部22と、当該取付板部22を各構造体1、2に取り付けた状態で上述した各隙間を水平姿勢で覆う被覆板部23とが一体的に備えられている。
前記被覆板部23の各構造体1、2の周側面部1B、2Bからの突出寸法Zは、各構造体1、2の周側面部1B、2Bから耐火被覆パネル10の外表面部に至る寸法に設定され、耐火被覆パネル10の上端部と上側構造体1の周側面部1Bとの間の上方開口の隙間、及び、耐火被覆パネル10の下端部と下側構造体2の周側面部2Bとの間の下方開口の隙間を上下方向の外方側から覆うように構成されている。
前記被覆板部23のおける耐火被覆パネル10側の面部には、耐火性と熱膨張性を有したシート状の熱膨張性耐火材Jが張設されている。そのため、火災時には、熱膨張性耐火材Jの熱膨張により、被覆板部23と耐火被覆パネル10の上端部との間の空隙、及び、被覆板部23と耐火被覆パネル10の下端部との間の空隙を適切に閉塞することができる。
〔別実施形態〕
(1)前述の実施形態では、離間長さ変更許容手段Aが、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11における最下段の枠連結部16、及び、下側接続部5と耐火被覆パネル10とのパネル下側取付部5Aの各々に構成されている場合を例に示したが、最下段の枠連結部16とパネル下側取付部5Aのいずれか一方のみに構成してもよい。
例えば、図8に示す例では、離間長さ変更許容手段Aが、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11における最下段の枠連結部16のみに構成されている。この場合には、前述の実施形態よりも、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの長辺寸法Hを大きくし、連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの内部で移動可能な移動代を拡大しておくのがよい。
(1)前述の実施形態では、離間長さ変更許容手段Aが、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11における最下段の枠連結部16、及び、下側接続部5と耐火被覆パネル10とのパネル下側取付部5Aの各々に構成されている場合を例に示したが、最下段の枠連結部16とパネル下側取付部5Aのいずれか一方のみに構成してもよい。
例えば、図8に示す例では、離間長さ変更許容手段Aが、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11における最下段の枠連結部16のみに構成されている。この場合には、前述の実施形態よりも、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの長辺寸法Hを大きくし、連結軸部16dが長孔状の第2縦枠側連結孔16aの内部で移動可能な移動代を拡大しておくのがよい。
(2)前述の実施形態の改良として、図9に示すように、耐火被覆パネル10の耐火フレーム枠11における横枠14の下面部に横枠14の長さ方向に沿う凹溝14aを形成し、当該凹溝13aの内部に耐火プレート12の上端部を挿入配置するようにしてもよい。このようにすれば、横枠14の下面部と耐火プレート12の上端部との間に隙間が形成されるのを抑制することができるとともに、耐火プレート12を一層安定的に耐火フレーム枠11に支持させることができる。
(3)前述の実施形態では、最上段の横枠14と縦枠13とを、パネル面内方向における縦枠13に沿う方向に対しては相対移動不能な第1枠連結部15にて連結し、最上段以外の横枠14と縦枠13とを、パネル面内方向における縦枠13に沿う方向で相対移動可能な第2枠連結部16にて連結する場合を例に示した。
例えば、これを上下方向で反転させて、最下段の横枠14と縦枠13とを、パネル面内方向における縦枠13に対しては相対移動不能な第1枠連結部15にて連結し、最下段以外の横枠14と縦枠13とを、パネル面内方向における縦枠13に沿う方向で相対移動可能な第2枠連結部16にて連結するようにしてもよい。
この場合、第2枠連結部16における連結軸部16dと長孔状の第2縦枠側連結孔16aとの配置関係は、上側構造体1と下側構造体2の非変位状態では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの下端部に連結軸部16dが位置し、且つ、上側構造体と下側構造体の変位状態では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの下端部よりも上方側に連結軸部16dが位置するように設定すればよい。
なお、この場合は、最下段以外の横枠14と耐火プレート12が、最下段の横枠14の側に重力で付勢されているので、前述したような最上段の横枠14から最下段の横枠14に対して架け渡す弾性部材等の別途の付勢手段を設けなくとも、上下方向で隣接する横枠14どうしの間が耐火プレート12で閉塞された状態を適切に維持することができる。
例えば、これを上下方向で反転させて、最下段の横枠14と縦枠13とを、パネル面内方向における縦枠13に対しては相対移動不能な第1枠連結部15にて連結し、最下段以外の横枠14と縦枠13とを、パネル面内方向における縦枠13に沿う方向で相対移動可能な第2枠連結部16にて連結するようにしてもよい。
この場合、第2枠連結部16における連結軸部16dと長孔状の第2縦枠側連結孔16aとの配置関係は、上側構造体1と下側構造体2の非変位状態では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの下端部に連結軸部16dが位置し、且つ、上側構造体と下側構造体の変位状態では、長孔状の第2縦枠側連結孔16aの下端部よりも上方側に連結軸部16dが位置するように設定すればよい。
なお、この場合は、最下段以外の横枠14と耐火プレート12が、最下段の横枠14の側に重力で付勢されているので、前述したような最上段の横枠14から最下段の横枠14に対して架け渡す弾性部材等の別途の付勢手段を設けなくとも、上下方向で隣接する横枠14どうしの間が耐火プレート12で閉塞された状態を適切に維持することができる。
(4)前述の実施形態では、耐火被覆パネル10の上側部位と上側構造体1とを接続する上側接続部4が、上側構造体1の周側面部1Bに配置されている場合を例に示したが、上側構造体1の下面部1Aの外周側などに配置されていてもよい。
同様に、前述の実施形態では、耐火被覆パネル10の下側部位と下側構造体2とを接続する下側接続部5が、下側構造体2の周側面部2Bに配置されている場合を例に示したが、下側構造体2の上面部2Aの外周側などに配置されていてもよい。
同様に、前述の実施形態では、耐火被覆パネル10の下側部位と下側構造体2とを接続する下側接続部5が、下側構造体2の周側面部2Bに配置されている場合を例に示したが、下側構造体2の上面部2Aの外周側などに配置されていてもよい。
(5)前述の実施形態では、耐火プレート12が、下方側の横枠14に載置支持されている場合を例に示したが、上方側の横枠14に吊下支持されていてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では、免震装置3の外周側の前後左右の各面毎の四枚の耐火被覆パネル10が備えられているが、免震装置3の周囲を耐火被覆パネル10にて囲むことが可能であれば、可及的に四枚を超えてもよい。
例えば、本実施形態では、免震装置3の外周側の前後左右の各面毎の四枚の耐火被覆パネル10が備えられているが、免震装置3の周囲を耐火被覆パネル10にて囲むことが可能であれば、可及的に四枚を超えてもよい。
1 上側構造体
2 下側構造体
3 免震装置
4 上側接続部
5 下側接続部
10 耐火被覆パネル
11 耐火フレーム枠
12 耐火プレート
13 横枠
13 縦枠
14 横枠
15 第1枠連結部
16 第2枠連結部
A 離間長さ変更許容手段
2 下側構造体
3 免震装置
4 上側接続部
5 下側接続部
10 耐火被覆パネル
11 耐火フレーム枠
12 耐火プレート
13 横枠
13 縦枠
14 横枠
15 第1枠連結部
16 第2枠連結部
A 離間長さ変更許容手段
Claims (4)
- 上側構造体と下側構造体との間に介装した免震装置の外周側に耐火被覆パネルが設置されている免震装置の耐火被覆構造であって、
前記耐火被覆パネルの上側部位が前記上側構造体に接続され、前記耐火被覆パネルの下側部位が前記下側構造体に接続され、
前記耐火被覆パネルが、耐火被覆パネルの面内方向で変形自在な状態に複数の縦枠と複数の横枠とを格子状に組み付けた耐火フレーム枠と、当該耐火フレーム枠における上下方向で相対向する一対の横枠の間で、一方の横枠及び複数の縦枠とは相対移動可能な状態で他方の横枠に支持された耐火プレートとを備えて構成されている免震装置の耐火被覆構造。 - 前記耐火被覆パネルの上側部位と前記上側構造体との接続部が、耐火被覆パネルの上側部位と上側構造体とを耐火被覆パネルの左右幅方向に沿う軸芯周りで相対回転自在に接続するように構成され、
前記耐火被覆パネルの下側部位と前記下側構造体との接続部が、耐火被覆パネルの下側部位と下側構造体とを耐火被覆パネルの左右幅方向に沿う軸芯周りで相対回転自在に接続するように構成されている請求項1記載の免震装置の耐火被覆構造。 - 前記耐火被覆パネルの上側部位と前記上側構造体との接続部、及び、前記耐火被覆パネルの下側部位と前記下側構造体との接続部の接続状態を維持しながら、上側構造体における耐火被覆パネルへの接続箇所と、下側構造体における耐火被覆パネルへの接続箇所との離間長さの変更を許容する離間長さ変更許容手段が備えられている請求項1又は2記載の免震装置の耐火被覆構造。
- 前記縦枠と前記横枠とを、前記耐火被覆パネルの面外方向に沿う軸芯周りで相対回転自在な状態で、且つ、耐火被覆パネルの面内方向における縦枠に沿う方向で相対移動自在な状態で連結する枠連結部が備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の免震装置の耐火被覆構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016121608A JP2017226964A (ja) | 2016-06-20 | 2016-06-20 | 免震装置の耐火被覆構造 |
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JP2017226964A true JP2017226964A (ja) | 2017-12-28 |
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ID=60891366
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JP (1) | JP2017226964A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110158800A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-23 | 福建省方鑫建设工程有限公司 | 设有泡沫灭火和外展板的节点多重防火构造及其工作方法 |
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2016
- 2016-06-20 JP JP2016121608A patent/JP2017226964A/ja active Pending
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CN110158800A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-23 | 福建省方鑫建设工程有限公司 | 设有泡沫灭火和外展板的节点多重防火构造及其工作方法 |
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