JP2017226419A - ストロー包装体及びストロー付き容器 - Google Patents

ストロー包装体及びストロー付き容器 Download PDF

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吉久 小川
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Abstract

【課題】簡単かつ確実にストローを包装袋から押し出せるストロー包装体を提供する。
【解決手段】ストロー包装体1は、包装袋5内にストロー3を収容している。包装袋5の一定幅の帯状の側部81には、溶着部82とポケット状の非溶着部83が形成されている。溶着部82は、溶着幅が狭くなるように凹んだ領域87を有し、また、ポケット状の非溶着部83は、当該凹んだ領域87の内側に形成されている。溶着部82は、包装袋5の側部を閉じるとともに、包装袋5内でストロー3が遊ばないようにその動きを規制する。ポケット状の非溶着部83は、包装袋5からストロー3を押し出し易くする役割を担う。またポケット状の非溶着部83は、飲料容器に対するストロー包装体1の接着部の近傍に形成されている。非溶着部83の近傍で包装袋5に弛みが生じるために、内部のストロー3を包装袋5で締め付けることなく、当該ストローを簡単に押し出すことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸飲用ストローを包装袋に収容してなるストロー包装体と、これを具備する飲料容器に関する発明である。
従来から流通している飲料容器の多くには、吸飲用のストローが付属している。一般的には図4及び図5に示すように、樹脂製フィルムからなる包装袋にストローを収容してなるストロー包装体8が、ホットメルト接着剤を介して飲料容器7の背面に貼付されている。
ストロー包装体8は、図4及び図5に示すように、ストロー3とこれを収める包装袋10から構成されている。この包装袋10は、図6の断面図に示すように、ストロー3を収める湾曲凹部50を有するラウンド面フィルム51(R面フィルム)と、この凹部50を覆うようにR面フィルム51に対し溶着されたフラット面フィルム52(F面フィルム)とで構成されている。
平面視矩形のR面フィルム51及びF面フィルム52の周縁部(4辺)は、相互に重なった状態で熱溶着されて、図5に示すように溶着部61〜64を形成している。包装袋周縁の溶着部61〜64では、R面フィルム51とF面フィルム52が熱溶着して一体化している。図6の断面図に示すように、R面フィルム51の湾曲凹部50は、ストロー収納空間として機能している。
上記構成のストロー包装体8は、図6の断面図に示すように、ストロー先端を下方に向けた状態で、F面フィルム52の側が飲料容器7の背面に接着してある。容器内の飲料を吸飲するときには、ストロー3を包装袋10から抜き出して使用する。このとき包装袋10からストロー3を押し出し易くするために、ストロー先端は斜めにカットされて竹槍状に尖らせてある。
このようなストロー包装体8を具備するストロー付き飲料容器を製造する際には、図7に示すように、複数のストロー包装体8がラダー状に連なって構成されるラダー状包装帯12を用いる。このラダー状包装帯12において、図7に示すように、包装されたストロー3,3…は、等間隔で且つ所定ピッチXで梯子状に並んでいる。
ストロー付き飲料容器の製造時(飲料容器7への貼付時)において、ラダー状包装帯12は、複数の溝が所定ピッチで形成されたドラム等の搬送機構を介して搬送される。ラダー状包装帯12を搬送するドラムには、ラダー状包装帯が具備するストロー3,3…のピッチXとほぼ同じピッチで且つ等間隔で溝が形成されている。このようなドラム等を具備する搬送機構を利用してラダー状包装帯12が送り込まれた後、ストロー包装体8が一つ一つカッターで切り離され、飲料容器7の背面にホットメルト接着剤によって貼付される。
ストロー付き飲料容器の完成後、ストロー3を包装袋10から抜き出すときには、一般的に、飲料容器7に貼付された状態で包装袋10の上から指をストロー3の吸い口部31に押し当て、斜めカット先端部32を溶着部61の方向へ押し込むようにする。これにより図4(B)に示すように、斜めカット先端部32が包装袋10を突き破って出てくるので、その突き出た部位を掴んで引っ張り出すことでストロー全体を包装袋10から抜き出すことができる。
特開2013−144566号公報
しかしながら、従来のストロー包装体には、ストローを包装袋から押し出す際に次のような問題があった。
一般的にストロー包装体は、図5に示すように、2箇所の接着部6,6を介して飲料容器7の背面に接着されている。ところが、この接着には、ホットメルト接着剤が利用されているため、接着完了後、接着部6,6およびその近傍のフィルム(包装袋)に硬化が生じる。さらに、ホットメルトによる接着では、接着剤を熱で溶かし冷やして固めるため、熱が引けるときにその近傍においてフィルム(包装袋10)が部分的に収縮し、引っ張り作用が発生する。
上述したように接着部6,6とその近傍のフィルムが硬化すると、ストロー3の押し出しが、硬くなった接着部6,6及びその近傍によって妨げられる。つまり、ストロー3の押し下げが、ホットメルト接着に起因する硬化部分によって邪魔され、十分な押し下げ力をストロー3に印加することができない。
さらに、接着部6,6の近傍においてフィルム(包装袋)が収縮し、引っ張り作用が生じると、収縮したフィルム部分によって内部のストロー3が締め付けられ、その締め付け作用によってストロー3の押し出しが妨げられることになる。特に、図6に例示するような伸縮自在の2段式ストローの場合には、ストロー先端寄りに段部があり、この段部が包装袋10の収縮部(接着部6の近傍で収縮したフィルム部分)に引っ掛かるため、ストロー3の押し出しがより一層困難になる。
したがって従来のストロー包装体は、飲料容器7に対するストロー包装体8の接着(ホットメルト)が原因で、包装袋からのストローの押し出しが著しく困難になるといった問題があった。
なお、ストロー包装体を飲料容器に対しホットメルト接着する際の「収縮」や「硬化」を考慮して、包装袋の側部の溶着幅を狭め(あるいは包装袋全体の幅を大きくして)、包装袋内のストロー収容空間を幅広にすることが本願出願人によって検討された。しかしながら、この場合には、包装袋内でのストローの遊びが大きくなり、図7に示すストロー間隔のピッチXが大きく変動する(すなわちラダー状包装帯12のストロー3,3…のピッチにバラつきが生ずる)。
一方、ストロー付き容器の製造に用いるストロー搬送装置は、ラダー状包装帯が具備する複数のストローが所定ピッチで間隔をあけて等間隔で並んでいることを前提として設計されている。したがって、ストローのピッチにバラつきがあるラダー状包装帯や、従来のピッチと異なるピッチでストローが並んでいるラダー状包装帯を、ストロー付き容器の製造に用いた場合には、前述したドラムに形成した溝のピッチから大きく外れることになるため、ストロー付き容器の製造時に装置がストローを噛み込むなどの不具合が生じる。したがって、上述したような単純な改良は採用できるものではなかった。
そこで上述した従来技術の問題点に鑑み、本発明の目的は、飲料容器に接着されたストロー包装体からストローを容易に押し出すことを可能にし、且つ、ストロー付き容器の製造に用いるラダー状包装帯のストロー間隔をほぼ所定ピッチに保つことを可能にするストロー包装体と、このようなストロー包装体を備えたストロー付き容器を提供することにある。
上記目的は、2枚のフィルムを重ねて両端部および両側部を溶着することにより周囲が閉じられた形状とされた包装袋内にストローを収容したストロー包装体であって、
包装袋の側部を閉じるように、且つ、包装袋内でのストローの動きを規制するように、包装袋の側部に形成された溶着部(側方溶着部)と、
包装袋からストローが押し出し易くなるように、包装袋の側部に形成された非溶着部と、を具備するストロー包装体によって達成される。
上記ストロー包装体では、好ましくは、
包装袋の側部に含まれる前記溶着部は、溶着幅が狭くなるように凹んだ領域を有し、
包装袋の側部に含まれる前記非溶着部は、ストロー収容空間に通ずるように前記凹んだ領域の内側に形成されていることが望ましい。
前記ストロー包装体は、飲料容器に接着して用いられ、
前記非溶着部は、前記飲料容器に対するストロー包装体の接着部近傍に形成されていることが望ましい。
また、前述した目的は、
前記ストロー包装体と、飲料容器と、前記ストロー包装体を前記飲料容器に対し接着させる接着部と、を具備するストロー付き容器であって、
前記ストロー包装体の非溶着部は、前記接着部の近傍であってストロー包装体の側部に形成されているストロー付き容器によって達成される。
本発明によれば、包装袋の側部に「溶着部」と「非溶着部」が形成されている。
包装袋側部に形成された「溶着部」の部分は、従来のストロー包装体と同様に、包装袋の側部を閉じるとともに、包装袋内でのストローの動きを規制する(包装袋内でのストローの遊びを規制する)。つまり、ラダー状包装帯(複数のストロー包装体が梯子状に連なって構成されるもの)のストローのピッチは、従来と同様にほぼ等間隔に保たれ、当該ピッチにほとんどバラつきが生じることはない。
また、包装袋側部に形成された「非溶着部」の部分は、包装袋からストローを押し出し易くしている。
このように、本発明によれば、複数のストロー包装体が連なって構成されるラダー状包装帯において、ストローが所定ピッチで並ぶように各ストローが位置決めされるので、飲料容器へのストロー包装体の貼付時に、装置側(ラダー状包装帯の搬送機構等)に不具合を招くことが無い。加えて、包装袋側部には、包装袋からのストローの押し出しを容易にする「非溶着部」が包装体側部に形成されているため、ストローの押し出し時に、接着部(飲料容器に対するストロー包装体の接着部)の影響を受けることなく、当該ストローを簡単かつ確実に包装袋から押し出すことができる。
また、本発明によれば、包装袋側部に含まれる「溶着部」は、溶着幅が狭くなるように凹んだ領域(凹状領域)を有していて、「非溶着部」は、ストロー収容空間に通ずるように前記凹んだ領域の内側に形成されている。
このように非溶着部を、ストロー収容空間(包装袋内の空間)に通ずるように形成することで、ストロー収容空間が部分的に拡がるので、仮にホットメルト接着剤の影響で包装袋が部分的に縮んでも、その収縮の影響が非溶着部によって吸収されるので、ストローの締め付けや引っ掛かりが無くなり、ストローを容易に押し出すことが可能になる。
また、本発明によれば、非溶着部は、飲料容器に対するストロー包装体の接着部近傍の側部に形成されている。これにより、ホットメルト接着剤による影響(硬化や収縮の影響)を、その近傍の非溶着部で吸収することが可能になる。
また、本発明によれば、ホットメルト接着剤を利用したストロー包装体の貼り付け装置を、設計変更することなく、そのまま利用し続けることが可能である。
本発明のストロー包装体を示す平面図である。 本発明のストロー包装体を具備するストロー付き容器を示す背面図である。 本発明のストロー包装体の他の実施形態を示す平面図である。 従来のストロー付き容器を示す斜視図である。 従来のストロー付き容器を示す背面図である。 従来のストロー付き容器に設けられたストロー包装体を示す断面図である。 従来のストロー包装体が梯子状に複数連なって構成されるラダー状包装帯を示す平面図である。
(ストロー包装体の概略構成)
はじめに、図1及び図2に基づいて、本発明に係るストロー包装体及びストロー付き容器の概略構成を説明する。
本発明のストロー付き容器は、飲料容器と、該容器背面に貼付されたストロー包装体1とで構成されている。図1及び図2に示すように、本発明のストロー包装体1は、吸飲用ストロー3とこれを収納する包装袋5とで構成されている。本実施形態で使用するストロー3は、一例として、伸縮可能な二段タイプのストローで構成されている。これを収納する包装袋5は、従来と同様に透明又は半透明の樹脂製フィルムから形成されている。
ストロー包装体1の包装袋5は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂からなり、図1に示すように平面視で略矩形に形成されている。この包装袋5は、ストロー3を収容する湾曲凹部を有するラウンド面フィルム(R面フィルム/第1のフィルム)と、該湾曲凹部を覆うように被せられたフラット面フィルム(F面フィルム/第2のフィルム)と、両フィルム周縁の重合部分を熱溶着してなる溶着部(サイドシール部)とを有している。すなわち、向かい合う2枚の樹脂製フィルムの周縁が熱溶着されて、密封された包装袋5を形成している。
向かい合う2枚の樹脂製フィルムの矩形周縁における重合箇所は、熱溶着により一体化している。このように両フィルムを熱溶着してなる溶着部は、図1に示すように平面視矩形の包装袋5の周縁、すなわち4辺に沿って形成されている。
包装袋5内のストロー3は、吸飲時に咥える吸い口部31と、尖った先端部32を有している。この先端部32は、包装袋5を突き破り易いように、また、飲料容器の差し込み穴に突き刺し易いように、尖った形状に形成されている。
図2に示すように、上記構成のストロー包装体1は、F面フィルムの側が、2箇所の接着部6,6によって飲料容器7の背面に貼着されている。
(ストロー包装体の特徴的構成)
次に、本発明に係るストロー包装体及びストロー付き容器について、従来技術と相違する本発明の特徴的構成を説明する。
上述したとおり、本発明に係るストロー包装体1は、2枚のフィルムを重ねて両端部および両側部を溶着することにより周囲(四辺)が閉じられた形状とされた、平面視略矩形の包装袋5を具備し、当該包装袋5内にストロー3を収容している。
このストロー包装体1は、包装袋5の側部81(一定幅の帯状の側部)に形成された溶着部82と非溶着部83を具備している。図1の平面図に示すように、一定幅の帯状の側部81は、溶着部82と非溶着部83を包含している。非溶着部83の方は、包装袋5の内側のストロー収容空間に通じている。この出願で「非溶着部」とは、2枚のフィルムが対向して面どうしが向き合っているが、溶着されていない部分を指している。
なお、図5に示す従来技術の場合では、一定幅の帯状の側部の全面が溶着されている。これに対し本発明では、一定幅の帯状の側部81の一部に非溶着部83(複数個所あり)を残し、その他の部分(溶着部82)においてフィルムが相互に溶着されている。
また、一定幅の帯状の側部81に含まれる溶着部82は、
・包装袋5内でのストロー3の位置決めを担う所定幅のストロー位置決め領域86と、
・このストロー位置決め領域86よりも溶着幅が狭い凹んだ領域(凹状領域87)と、を有している。
つまり、包装袋側部81において、凹状領域87の溶着幅は、ストロー位置決め領域86の溶着幅よりも狭くなっている。
帯状の包装袋側部81に形成された「溶着部82」は、包装袋5の側部を閉じる役割を担っている。また、帯状の包装袋側部81に形成された「溶着部82」のうち、溶着幅が大きいストロー位置決め領域86は、包装袋5の側部を閉じる役割を担うほか、包装袋5内でのストロー3の動きを規制する役割(包装袋5内でストロー3に遊びがほとんど生じないようにストロー3を位置決めする役割)も担っている。
一方、包装袋側部81に形成された「非溶着部83」の部分では、図1に示すとおりポケット状に隙間が拡がっていて、その結果、当該非溶着部83の近傍、すなわち図1及び図2において非溶着幅Dで示される領域において包装袋5(フィルム)が弛みやすくなっている。
また、包装袋側部81に含まれる非溶着部83は、包装袋5内のストロー収容空間に通ずるように凹状領域87の内側(凹状領域87で部分的に囲まれた部分)にポケットの如く形成されている。つまり、包装袋5は、ポケット状の非溶着部83が形成された部位近傍において、(他の部位と比較して)大きく弛ませることが可能である。
包装袋5内において、図1及び図2に示す非溶着幅Dと非溶着幅dの関係は、D>dとなっている。非溶着幅dの部分では、溶着幅の大きなストロー位置決め領域86によって、包装袋5内でのストロー3の動きが規制される。すなわち、包装袋内でストローに遊びがほとんど生じないように(両側にある溶着部のストロー位置決め領域86,86によって)位置決めされる。
上述した特徴を具備するストロー包装体1は、図2に示すように、ホットメルト接着剤からなる接着部6,6を介して飲料容器7の背面に接着して用いられる。そして、ポケット状の非溶着部83は、図2に示すように、飲料容器7に対するストロー包装体1の接着部6の近傍に形成されている。つまり、ストロー包装体1を飲料容器7に貼付した状態で、非溶着幅Dの部分が接着部6の上方にくるように、ポケット状の非溶着部83の位置が決められている。
なお、図2に示すように飲料容器7に貼付された包装袋5内(ストロー包装体1の内側)において、接着部6近傍の非溶着幅Dの部分では、(非溶着幅dの部分と比較して)内部の空間が拡張しているので、当該部分ではストロー3をほとんど拘束することがなく、しかも、ホットメルト接着剤を用いた接着時にフィルムに収縮が生じても、当該収縮の影響を、弛みを生じさせる非溶着部83で吸収することができる。
(ストローの押し出し)
次に、飲料容器に貼着されたストロー包装体からストロー3を取り出すときの作用について説明する。
図2に示す状態のストロー包装体1からストロー3を取り出す際には、包装袋5の上から指をストローの吸い口部31に押し当て、そのままストロー先端部32の方向へ向かってストロー3を押し込む。
このとき、吸い口部31寄りの非溶着幅Dの部分において、包装袋5のフィルムに弛み(しわ)が発生するので、十分な押し込み力をストローの吸い口部31に印加することができる。つまり、飲料容器7に対してストロー包装体1を接着する際に、接着部6の硬化やフィルムの収縮が生じていても、非溶着部83の近傍においてフィルムに弛みが生じるために、内部のストロー3をフィルムで締め付けることなく、十分な押し出し力を当該ストローに加えることができる。
また、非溶着幅Dの部分では、ホットメルト接着の際に包装袋5のフィルムに収縮が生じていても、当該収縮が非溶着部83(弛むことが可能な部分)で吸収され、内部のストロー3を収縮した包装袋5によって締め付けることがない。つまり、非溶着部83がいわゆるバッファゾーンとなるので、ホットメルト接着部によってストローの押し出しが妨げられることがない。したがって、仮に2段式ストローのように段落を有するストローを取り出す場合であっても、ストロー先端部が包装袋に引っ掛かることなく確実に押し出される。
よって、本発明によれば、飲料容器が具備するストロー包装体から、ストローを簡単かつ確実に押し出すことが可能になる。
(変形例)
上述した実施形態は本発明の実施態様の一例であって、本発明の技術的範囲には種々の変形例が含まれる。特に、上述した実施形態において、ポケット状の非溶着部の形状・大きさ・数は一例であって、例えば図3に例示するような変形例を採用することも可能である。
例えば上述した実施形態では、接着部6,6の位置に合わせて(ストローの吸い口部寄りと、ストローの先端部寄りに)、左右一対のポケット状の非溶着部を2セット形成しているが、図3(a)に示すように、左右一対のポケット状の非溶着部を3セット形成してもよく、あるいは、図3(c)(d)に示すように、左右一対のポケット状の非溶着部を3セット以上形成してもよい。
また、例えば上述した実施形態では、ポケット状の非溶着部の形状は、略コの字状に凹んだ形を有しているが、非溶着部の形状は特にこれに限定されず、例えば、ポケット状非溶着部の形状として図3(b)(d)に示すような湾曲凹状形状を採用してもよく、あるいは、図3(c)に示すような略V字状に凹ませた角形形状を採用してもよい。
1 ストロー包装体(本発明)
3 ストロー
31 吸い口部
32 先端部
5 包装袋
6 接着部
7 飲料容器
8 ストロー包装体(従来技術)
10 包装袋
12 ラダー状包装帯
50 湾曲凹部
51 R面フィルム(ラウンド面フィルム/第1のフィルム)
52 F面フィルム(フラット面フィルム/第2のフィルム)
61 短辺側の溶着部(サイドシール部)
62 短辺側の溶着部(サイドシール部)
63 長辺側の溶着部(サイドシール部)
64 長辺側の溶着部(サイドシール部)
81 帯状の側部
82 溶着部
83 非溶着部(ポケット)
86 ストロー位置決め領域
87 凹状領域

Claims (4)

  1. 2枚のフィルムを重ねて両端部および両側部を溶着することにより周囲が閉じられた形状とされた包装袋内にストローを収容したストロー包装体であって、
    包装袋の側部を閉じるように、且つ、包装袋内でのストローの動きを規制するように、包装袋の側部に形成された溶着部と、
    包装袋からストローが押し出し易くなるように、包装袋の側部に形成された非溶着部と、を具備するストロー包装体。
  2. 包装袋の側部に含まれる前記溶着部は、溶着幅が狭くなるように凹んだ領域を有し、
    包装袋の側部に含まれる前記非溶着部は、ストロー収容空間に通ずるように前記凹んだ領域の内側に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のストロー包装体。
  3. 前記ストロー包装体は、飲料容器に接着して用いられ、
    前記非溶着部は、前記飲料容器に対するストロー包装体の接着部近傍に形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のストロー包装体。
  4. 請求項1に記載のストロー包装体と、飲料容器と、前記ストロー包装体を前記飲料容器に対し接着させる接着部と、を具備し、
    前記ストロー包装体の非溶着部は、前記接着部の近傍であってストロー包装体の側部に形成されている、ことを特徴とするストロー付き容器。
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