JP2017225768A - 物品収受システム - Google Patents

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Abstract

【課題】物品収納ボックスの不正利用を抑制することの可能な物品収受システムを提供する。【解決手段】少なくとも1つの物品収納ボックスと、物品収納ボックスが利用される場合に、物品収納ボックスを利用するユーザに関する情報を取得する取得手段31と、ユーザによる物品収納ボックスの利用状況が所定の条件を満たすか否かを判別する判別手段32と、所定の条件を満たすと判別した場合に、物品収納ボックスの利用を制限する制限手段33と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、物品収受システムに関する。
従来、宅配ボックス(宅配ロッカーとも呼ばれる)等の物品収受装置を、例えばマンション等の集合住宅の玄関ホール等の種々の場所に設置して、種々の物品(宅配物、郵便物又は食品等の種々の物品)を収受する物品収受システムが知られている(例えば、特許文献1)。
この種の物品収受システムにおいては、例えば、配達人が荷物を物品収受装置の物品収納ボックスに収納し、集合住宅の居住者等の荷受け人は、自分宛ての荷物が収納された物品収納ボックスを、例えば荷受け人の部屋番号と、IDカード等の認証手段と、を用いて開錠して荷物を引き取っている。
特開2009−100877号公報
ところで、従来の物品収受システムでは、例えば、荷受け人が、物品収納ボックスに収納された荷物を取り出さずに、当該物品収納ボックスを物置代わりとして長期間占拠する等の不正利用を行うことによって、物品の収受に利用可能な物品収納ボックスの数が低減し、結果として、物品収受装置の物品収納ボックス全体の利用効率が低下する虞があった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、物品収納ボックスの不正利用を抑制することの可能な物品収受システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、少なくとも1つの物品収納ボックスと、前記物品収納ボックスが利用される場合に、前記物品収納ボックスを利用するユーザに関する情報を取得する取得手段と、前記ユーザによる前記物品収納ボックスの利用状況が所定の条件を満たすか否かを判別する判別手段と、前記所定の条件を満たすと判別した場合に、前記物品収納ボックスの利用を制限する制限手段と、を備える物品収受システムを提供する(発明1)。
かかる発明(発明1)によれば、物品収納ボックスを利用するユーザによる物品収納ボックスの利用状況が所定の条件を満たす場合に、物品収納ボックスの利用が制限される。この場合、ユーザは、物品収納ボックスを不自由なく利用するために、自身の利用状況が所定の条件を満たさないように(つまり、物品収納ボックスの利用が制限されないように)、物品収納ボックスを適切に利用するように動機付けられる。したがって、物品収納ボックスの不正利用を抑制することができ、ひいては、物品収受装置の収納ボックス全体の利用効率が低下するのを防ぐことができる。
上記発明(発明1)においては、前記制限手段は、前記ユーザの物品が前記物品収納ボックスに収納される場合であって、前記所定の条件を満たすと判別した場合に、前記物品の収納を抑制することによって前記物品収納ボックスの利用を制限するのが好ましい(発明2)。
かかる発明(発明2)によれば、ユーザは、自身の物品を物品収納ボックスに収納可能にするために、自身の利用状況が所定の条件を満たさないように(つまり、ユーザの物品の収納が抑制されないように)、物品収納ボックスを適切に利用するように動機付けられる。したがって、ユーザに対して物品収納ボックスの適切な利用を促進することができる。
上記発明(発明1〜2)においては、前記制限手段は、前記ユーザが前記物品収納ボックスに収納された物品を取り出す場合であって、前記所定の条件を満たすと判別した場合に、前記物品が取り出されるのを抑制することによって前記物品収納ボックスの利用を制限するのが好ましい(発明3)。
かかる発明(発明3)によれば、ユーザは、物品収納ボックスに収納された物品を取り出すために、自身の利用状況が所定の条件を満たさないように(つまり、物品の取り出しが抑制されないように)、物品収納ボックスを適切に利用するように動機付けられる。したがって、ユーザに対して物品収納ボックスの適切な利用を促進することができる。
上記発明(発明1〜3)においては、前記所定の条件は、前記ユーザによる前記物品収納ボックスの利用時間に関する条件を含むことが好ましい(発明4)。
かかる発明(発明4)によれば、ユーザに対して、当該ユーザの物品収納ボックスの利用時間が所定の条件を満たさないように(つまり、物品収納ボックスの利用が制限されないように)、物品収納ボックスを適切に利用するように動機付けることができる。
上記発明(発明1〜4)においては、前記所定の条件は、前記ユーザが前記物品収納ボックスを利用したときの前記物品収納ボックスに対する所定行為の回数に関する条件を含むことが好ましい(発明5)。
かかる発明(発明5)によれば、ユーザに対して、当該ユーザの物品収納ボックスに対する所定行為の回数が所定の条件を満たさないように(つまり、物品収納ボックスの利用が制限されないように)、物品収納ボックスを適切に利用するように動機付けることができる。
本発明の物品収受システムによれば、物品収納ボックスの不正利用を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る物品収受システムの基本構成を概略的に示す図である。 宅配ボックスの外観を概略的に示す図である。 宅配ボックスの内部構成を示すブロック図である。 管理サーバの構成を示すブロック図である。 管理データの構成例を示す図である。 一実施形態に係る物品収受システムで主要な役割を果たす機能を説明するための機能ブロック図である。 一実施形態の物品収受システムにおける入庫処理の一例を示すシーケンス図である。 一実施形態の物品収受システムにおける出庫処理の一例を示すシーケンス図である。 不正回数データの構成例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。ただし、この実施形態は例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
(1)物品収受システムの基本構成
図1は、本発明の一実施形態に係る物品収受システムの基本構成を概略的に示す図である。図1に示すように、この物品収受システムは、例えばインターネット等の通信網NW(ネットワーク)に接続可能な複数の宅配ボックス10と、通信網NWに接続されている管理サーバ20と、によって構成されている。
各宅配ボックス10は、例えば宅配物(例えば、配達業者によって配送される荷物や、新聞、広告ビラ、回覧板等を含む)や郵便物等の物品(荷物)を収納する複数の物品収納ボックス10a,10b,…(図2に示す)を備えており、例えば集合住宅の玄関ホール、企業や施設等のエントランスホール、鉄道駅頭、コンビニエンスストア店頭等の種々の場所に設置されている。また、各宅配ボックス10は、例えば鉄道駅頭、コンビニエンスストア店頭等の公衆の場所に設置される場合には、拠点型宅配ボックスあるいは街中ロッカーと呼ばれることがある。
管理サーバ20は、通信網NWを介して各宅配ボックス10と接続されており、各宅配ボックス10の収納状態と、物品の荷送り人及び荷受け人(荷物の届け先)に関する情報等と、を管理する。ここで、荷送り人とは、例えば、配達業者に集荷を依頼する個人あるいは企業等であってもよいし、通信網NW等を介して商品を販売する業者(通販業者)、商店、デパート、あるいは、多数の商品を仲買し卸す商社等であってもよい。
(2)宅配ボックスの構成
図2及び図3を参照して宅配ボックス10の構成について説明する。図2は、宅配ボックスの外観を概略的に示す図であり、図3は、宅配ボックスの内部構成を示すブロック図である。
宅配ボックス10は、配達された物品を収納しあるいは収納された物品を取り出すための収納扉を備えた複数の物品収納ボックス10a,10b,…から構成されている。各物品収納ボックス10a,10b,…の収納扉の開錠/施錠は、電気錠(図示省略)を用いて制御される。なお、ここでは、図2に示した複数の物品収納ボックスのうち2つの物品収納ボックスに符号10a,10bを付しているが、符号が付されていない物品収納ボックスは、2つの物品収納ボックス10a,10bと同様に構成されている。
宅配ボックス10の各物品収納ボックス10a,10b,…には、荷物が物品収納ボックスに収納されているか否かを示す荷物センサ信号を送信するための、透過式ないし反射式光センサ等から構成された荷物センサ(図示省略)が設けられている。各物品収納ボックス10a,10b,…は、収納する物品の大きさに応じて複数のサイズ(例えば、S、M、L、…)のものを用意するのが望ましい。
宅配ボックス10はコンソールCを有しており、コンソールCには、情報を表示するための表示部16と、情報を入力するための入力部17と、が設けられている。本実施形態では、入力部17は、ファンクションキーやテンキー等から構成されたキーボード17aと、IDカードAの情報や、バーコードあるいは二次元コード等を読み取るリーダー17bと、を含む。
IDカードAは、宅配ボックス10の各物品収納ボックス10a,10b,…の収納扉を施錠している電気錠の開錠に関わる認証手段の1つとして用いられるものであり、例えば、宅配ボックス10が集合住宅の玄関ホールに設置されている場合には、集合住宅の居住者に配布されてもよい。IDカードAが集合住宅の居住者に配布されている場合にIDカードAに記録される情報としては、例えば、居住者の氏名及び/又は部屋番号と、所定のパスワードと、の組み合せを用いることができる。
図3に示すように、宅配ボックス10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発性メモリ14と、表示処理部15と、表示部16と、入力部17と、通信インタフェース部18と、を備えており、各部間の制御信号又はデータ信号を伝送するためのバス19が設けられている。
CPU11は、電源が宅配ボックス10に投入されると、ROM12又は不揮発性メモリ14に記憶された各種のプログラムをRAM13にロードして実行する。本実施形態では、CPU11は、ROM12又は不揮発性メモリ14に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、後述する取得手段31、判別手段32及び制限手段33(図6に示す)の各機能を実現する。
CPU11は、管理サーバ20から送信された情報を、通信インタフェース部18を介して受信し、受信した情報をRAM13又は不揮発性メモリ14に記憶する。また、CPU11は、ROM12、RAM13又は不揮発性メモリ14に記憶されているデータを、通信インタフェース部18を介して管理サーバ20に送信する。
不揮発性メモリ14は、例えばフラッシュメモリ等であって、CPU11が実行するプログラムやCPU11が参照するデータを格納する。
表示処理部15は、CPU11から与えられる表示用データを、表示部16に表示する。表示部16は、例えば、マトリクス状に画素単位で配置された薄膜トランジスタを含むLCD(Liquid Cristal Display)モニタであり、表示用データに基づいて薄膜トランジスタを駆動することで、表示されるデータを表示画面に表示する。
入力部17は、上述したようにキーボード17a及びリーダー17bを含む。なお、入力部17は、例えばタッチパネルやタッチパッド等で構成されてもよく、この場合には、例えば表示画面を指先又はペンで触れること等によるタッチ方式の入力を受け付ける。タッチ入力方式は、例えば静電容量方式等の周知の方式でよい。
通信インタフェース部18は、通信網NWを介して通信を行うためのインタフェース回路を含む。
(3)管理サーバの構成
図4を参照して管理サーバ20の構成について説明する。図4は、管理サーバの内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、管理サーバ20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、HDD(Hard Disk Drive)24と、表示処理部25と、表示部26と、入力部27と、通信インタフェース部28と、を備えており、各部間の制御信号又はデータ信号を伝送するためのバス29が設けられている。管理サーバ20は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータであってよい。
CPU21は、電源が管理サーバ20に投入されると、ROM22又はHDD24に記憶された各種のプログラムをRAM23にロードして実行する。
HDD24は不揮発性記憶装置であり、オペレーティングシステム(OS)やOS上で実行されるプログラムを記憶する。また、HDD24には、後述する管理データ(図5に示す)が記憶されていてもよい。
表示処理部25は、CPU21から与えられる表示用データを、表示部26に表示する。表示部26は、例えばLCD(Liquid Cristal Display)モニタである。入力部27は、例えばマウスやキーボード等の情報入力デバイスである。通信インタフェース部28は、通信網NWを介して通信を行うためのインタフェース回路を含む。
図5を参照して管理データの構成について説明する。図5は、管理データの構成例を示す図である。管理データには、複数の宅配ボックス10(図の例では、B1,B2,B3,…)毎に、その設置場所(図の例では、L1,L2,L3,…)と、各物品収納ボックス10a,10b,…の番号(ボックス番号)と、が記録されている。また、複数の物品収納ボックス10a,10b,…毎に、収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報の各項目が設けられており、荷物情報は、荷送り人情報、荷受け人情報及び開錠情報、…の各項目で構成されている。なお、荷物情報には、例えば、配達業者によって設定された荷物の識別番号(宅配物ID)等が含まれてもよい。
収納状態(ステータス)の項目には、宅配ボックス10から送信された信号(収納完了情報)に基づき物品収納ボックスに荷物が収納(入庫)されたと判断されると、「入庫」という情報が記録され、宅配ボックス10から送信された信号(出庫完了情報)に基づき物品収納ボックスが空き状態になったと判断されると、「空き」という情報が記録される。
収納日時の項目には、物品収納ボックスに荷物が収納(入庫)されたときの日時情報等が記録される。
荷送り人情報の項目には、例えば、荷送り人の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、FAX番号等が記録され、荷受け人情報の項目には、例えば、荷受け人の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、FAX番号等が記録される。
開錠情報は、宅配ボックス10の各物品収納ボックス10a,10b,…の電気錠を開錠するために用いられるものであって、例えば、ユーザ又は荷物を識別するための識別情報を含むように構成されていてもよい。ここで、識別情報としては、例えば、荷受け人の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、FAX番号のうち少なくとも1つが用いられてもよいし、集合住宅の居住者の部屋番号が用いられてもよいし、宅配物IDが用いられてもよい。また、荷受け人が所定のサービスの会員である場合には、当該サービスの会員番号が識別情報として用いられてもよい。さらに、荷受け人が所定の企業や団体の従業員である場合には、従業員IDが識別情報として用いられてもよい。また、開錠情報の内容は、例えば、荷送り人によって自由に設定されてもよいし、CPU11によって所定の内容(例えば、IDカードAに記録される情報と同じ情報)が設定されてもよい。
(4)物品収受システムにおける各機能の概要
本実施形態の物品収受システムで実現される機能について、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態の物品収受システムで主要な役割を果たす機能を説明するための機能ブロック図である。図6の機能ブロック図では、取得手段31、判別手段32及び制限手段33が本発明の主要な構成に対応している。
取得手段31は、物品収納ボックス10a,10b,…が利用される場合に、物品収納ボックス10a,10b,…を利用するユーザに関する情報を取得する機能を備える。
取得手段31の機能は、例えば以下のように実現される。なお、ここでは、物品収納ボックス10a,10b,…を利用するユーザが荷受け人である場合を一例として説明する。
宅配ボックス10のCPU11は、荷物を届けることを選択するためのお届けボタンと、荷物を受け取ることを選択するための受け取りボタンと、を含む表示画面を生成して、生成した表示画面を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示する。
CPU11は、例えば配達業者等の荷届け人が入力部17を用いてお届けボタンを押下(選択)したことを認識すると、荷物に関する情報を入力するための表示画面を生成して、生成した表示画面を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示する。ここで、荷物に関する情報には、例えば、宅配物ID、荷受け人情報(例えば、荷受け人の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、FAX番号等)、荷送り人情報、荷届け人の情報等が含まれる。なお、荷物に関する情報が、リーダー17bで読み取り可能な記録媒体(例えばバーコード等)に記録されている場合には、当該記録媒体に記録されている情報をリーダー17bに読み取らせることによって、荷物に関する情報が入力されてもよい。
CPU11は、荷物に関する情報が入力部17を用いて入力されたことを認識すると、入力された情報(荷受け人情報を含む)を例えば不揮発性メモリ14に記憶する。このようにして、CPU11は、荷受け人の情報を取得することができる。
判別手段32は、荷受け人(ユーザ)による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定の条件を満たすか否かを判別する機能を備える。ここで、所定の条件は、荷受け人(ユーザ)による物品収納ボックス10a,10b,…の利用時間に関する条件を含んでもよい。この場合、荷受け人に対して、荷受け人の物品収納ボックス10a,10b,…の利用時間が所定の条件を満たさないように(後述するように、物品収納ボックス10a,10b,…の利用が制限されないように)、物品収納ボックス10a,10b,…を適切に利用するように動機付けることができる。
判別手段32の機能は、例えば以下のように実現される。なお、ここでは、所定の条件が、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用時間に関する条件を含む場合であって、物品収納ボックス10a,10b,…の何れかに収納された荷受け人の物品の収納期間が所定期間(例えば300時間)以上である場合を一例として説明する。
宅配ボックス10のCPU11は、取得手段31の機能に基づいて荷受け人の情報を取得すると、宅配ボックス10の収納状態に関する情報の送信要求を、通信インタフェース部18を介して管理サーバ20に送信する。
一方、管理サーバ20のCPU21は、宅配ボックス10の収納状態に関する情報の送信要求を、通信インタフェース部28を介して宅配ボックス10から受信すると、HDD24に記憶された管理データにアクセスし、送信要求を行った宅配ボックス10の各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報を抽出する。そして、CPU21は、抽出した情報を、通信インタフェース部28を介して、送信要求を行った宅配ボックス10に送信する。
宅配ボックス10のCPU11は、管理サーバ20から送信された各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報を、通信インタフェース部18を介して受信すると、受信した情報を、例えばRAM13に記憶する。そして、CPU11は、受信した情報を参照して、各物品収納ボックス10a,10b,…のうち、荷受け人の物品が既に収納されている物品収納ボックス(つまり、収納状態(ステータス)が「入庫」であって、取得手段31の機能に基づいて取得した荷受け人の情報が、荷物情報の荷受け人情報に含まれている物品収納ボックス)を抽出する。また、CPU11は、抽出した物品収納ボックスのうち、物品の収納期間(収納日時からの経過期間)が所定期間(例えば300時間)以上の物品収納ボックスが存在するか否かを判別する。
制限手段33は、所定の条件を満たすと判別した場合に、物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限する機能を備える。ここで、制限手段33は、荷受け人(ユーザ)の物品が物品収納ボックス10a,10b,…に収納される場合であって、所定の条件を満たすと判別した場合に、物品の収納を抑制することによって物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限してもよい。この場合、荷受け人は、自身の物品を物品収納ボックス10a,10b,…に収納可能にするために、自身の利用状況が所定の条件を満たさないように(つまり、荷受け人の物品の収納が抑制されないように)物品収納ボックス10a,10b,…を適切に利用するように動機付けられる。したがって、荷受け人に対して物品収納ボックス10a,10b,…の適切な利用を促進することができる。
制限手段33の機能は、例えば以下のように実現される。なお、ここでは、制限手段33が、荷受け人の物品が物品収納ボックス10a,10b,…に収納される場合であって、物品収納ボックス10a,10b,…の何れかに収納された荷受け人の物品の収納期間が所定期間(例えば300時間)以上である場合(所定の条件を満たす)場合に、物品の収納を抑制することによって物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限する場合を一例として説明する。
宅配ボックス10のCPU11は、判別手段32の機能に基づいて、荷受け人の物品が既に収納されている物品収納ボックスのうち、物品の収納期間が所定期間以上の物品収納ボックスが存在する(所定の条件を満たす)と判別した場合に、以降の入庫処理を中断して、所定のメッセージ(例えば、荷受け人による物品収納ボックスの利用が制限されているため、荷受け人の物品の入庫が不可能であることを通知するメッセージ等)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。そして、CPU11は、初期の表示画面(荷物を届けることを選択するためのお届けボタンと、荷物を受け取ることを選択するための受け取りボタンと、を含む表示画面)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。このようにして、CPU11は、荷受け人の物品が物品収納ボックス10a,10b,…に新たに収納されるのを抑制することによって、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限することができる。
(5)本実施形態の物品収受システムの主要な処理のフロー
次に、本実施形態の物品収受システムにより行われる主要な処理のフローの一例について、図7及び図8のシーケンス図を参照して説明する。
先ず、図7を参照して、荷物の入庫処理の一例を説明する。宅配ボックス10のCPU11は、お届けボタンと、受け取りボタンと、を含む表示画面を表示部16に表示させる。CPU11は、荷届け人が入力部17を用いてお届けボタンを押下(選択)したことを認識すると(ステップS100)、荷物に関する情報を入力するための表示画面を生成して、生成した表示画面を表示部16に表示させる(ステップS102)。
CPU11は、荷物に関する情報が入力部17を用いて入力されたことを認識すると(ステップS104)、入力された情報(荷受け人情報を含む)を例えば不揮発性メモリ14に記憶する。これにより、CPU11は、荷受け人の情報を取得する。次に、CPU11は、宅配ボックス10の収納状態に関する情報の送信要求を、管理サーバ20に送信する(ステップS106)。一方、管理サーバ20のCPU21は、宅配ボックス10の収納状態に関する情報の送信要求を受信すると、送信要求を行った宅配ボックス10の各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報を抽出して(ステップS108)、送信要求を行った宅配ボックス10に送信する(ステップS110)。
宅配ボックス10のCPU11は、各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報を受信すると、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定条件を満たすか否か判別する(ステップS112)。具体的には、CPU11は、荷受け人の物品が既に収納されている物品収納ボックス10a,10b,…のうち、物品の収納期間が所定期間(例えば300時間)以上の物品収納ボックスが存在するか否かを判別する。
そして、CPU11は、荷受け人の物品の収納期間が所定期間以上の物品収納ボックスが存在すると判別した場合に、ステップS114以降の入庫処理を中断して、所定のメッセージ(例えば、荷受け人による物品収納ボックスの利用が制限されているため、荷受け人の物品の入庫が不可能であることを通知するメッセージ等)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。そして、CPU11は、初期の表示画面(荷物を届けることを選択するためのお届けボタンと、荷物を受け取ることを選択するための受け取りボタンと、を含む表示画面)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。このようにして、CPU11は、荷受け人の物品が物品収納ボックス10a,10b,…に新たに収納されるのを抑制することによって、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限することができる。
また、CPU11は、荷受け人の物品の収納期間が所定期間以上の物品収納ボックスが存在しない(所定の条件を満たさない)と判別した場合に、各物品収納ボックス10a,10b,…のうち収納状態(ステータス)が「空き」の収納ボックスの何れかを選択するための表示画面を生成して、生成した表示画面を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示する(ステップS114)。
CPU11は、荷届け人が入力部17を用いて何れかの物品収納ボックスを選択したことを認識すると(ステップS116)、例えば、ステップS104において入力された情報に基づいて開錠情報を生成してもよい。例えば、CPU11は、荷物に関する情報に含まれる情報(例えば、荷受け人の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、FAX番号、部屋番号、宅配物ID等)を抽出して、抽出した情報を含む開錠情報を生成してもよい。そして、CPU11は、生成した開錠情報を、選択された物品収納ボックスの収納ボックス番号に対応付けて(ステップS118)、例えば不揮発性メモリ14に記憶する。
次に、CPU11は、ステップS116において選択された物品収納ボックスの収納扉の開錠を行うように電気錠を制御する(ステップS120)。そして、CPU11は、収納扉を開錠した物品収納ボックスに設けられた荷物センサから荷物センサ信号を受信した(つまり、当該物品収納ボックスに荷物が収納された)場合に(ステップS122)、当該物品収納ボックスの収納扉の施錠を行うように電気錠を制御する(ステップS124)。
そして、CPU11は、例えば、ステップS104において入力された荷物に関する情報と、ステップS116において選択された物品収納ボックスの情報(ボックス番号)と、物品の収納日時と、当該物品収納ボックスに対応付けられた開錠情報と、を含む収納完了情報を生成し、生成した収納完了情報を管理サーバ20に送信する(ステップS126)。ここで、物品の収納日時は、例えばCPU11に内蔵されたタイマ回路(図示省略)によって取得された日時情報であってもよい。
一方、管理サーバ20のCPU21は、収納完了情報を受信すると、HDD24に記憶された管理データにアクセスして、受信した収納完了情報に基づいて管理データを更新する(ステップS128)。具体的には、CPU21は、収納完了情報に含まれている情報を、管理データ内の、選択された物品収納ボックスのボックス番号に対応する収納日時及び荷物情報の各項目に記憶する。また、CPU21は、選択された物品収納ボックスのボックス番号に対応する収納状態(ステータス)を、「空き」から「入庫」に更新する。
次いで、図8を参照して、荷物の出庫処理の一例を説明する。宅配ボックス10のCPU11は、お届けボタンと、受け取りボタンと、を含む表示画面を表示部16に表示させる。CPU11は、荷受け人が入力部17を用いて受け取りボタンを押下(選択)したことを認識すると(ステップS200)、荷受け人情報を入力するための表示画面を生成して、生成した表示画面を表示部16に表示させる(ステップS202)。
CPU11は、荷受け人が入力部17を用いて荷受け人情報(例えば、荷受け人の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス又はFAX番号等)が入力されたことを認識すると(ステップS204)、宅配ボックス10の収納状態に関する情報の送信要求を、管理サーバ20に送信する(ステップS206)。一方、管理サーバ20のCPU21は、宅配ボックス10の収納状態に関する情報の送信要求を受信すると、送信要求を行った宅配ボックス10の各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報を抽出して(ステップS208)、送信要求を行った宅配ボックス10に送信する(ステップS210)。
次に、CPU11は、開錠情報を入力するための表示画面を生成して、生成した表示画面を表示部16に表示させる(ステップS212)。そして、CPU11は、開錠情報が入力されたことを認識すると(ステップS214)、ステップS210において取得した情報に含まれる各物品収納ボックス10a,10b,…の開錠情報のうち、入力された開錠情報と一致する物品収納ボックスの収納扉の開錠を行うように電気錠を制御する(ステップS216)。
宅配ボックス10のCPU11は、開錠した物品収納ボックスに設けられた荷物センサから荷物センサ信号を受信しなくなった(つまり、当該物品収納ボックスから荷物が取り出された)場合に(ステップS218)、当該物品収納ボックスの収納扉の施錠を行うように電気錠を制御する(ステップS220)。
CPU11は、開錠した物品収納ボックスの情報(ボックス番号)を含む出庫完了情報を生成し、生成した出庫完了情報を管理サーバ20に送信する(ステップS222)。管理サーバ20のCPU21は、出庫完了情報を受信すると、HDD24に記憶された管理データにアクセスして、受信した出庫完了情報に基づいて管理データを更新する(ステップS224)。具体的には、CPU21は、開錠した物品収納ボックスのボックス番号に対応する収納日時及び荷物情報の各項目に記憶された情報を消去(クリア)する。また、CPU21は、開錠した物品収納ボックスのボックス番号に対応する収納状態(ステータス)を、「入庫」から「空き」に更新する。
上述したように、本実施形態の物品収受システムによれば、物品収納ボックス10a,10b,…を利用する荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定の条件を満たす場合に、物品収納ボックス10a,10b,…の利用が制限される。この場合、荷受け人は、物品収納ボックス10a,10b,…を不自由なく利用するために、自身の利用状況が所定の条件を満たさないように(つまり、物品収納ボックス10a,10b,…の利用が制限されないように)、物品収納ボックス10a,10b,…を適切に利用するように動機付けられる。したがって、物品収納ボックス10a,10b,…の不正利用を抑制することができ、ひいては、物品収受装置の収納ボックス10a,10b,…全体の利用効率が低下するのを防ぐことができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
以下、上述した実施形態の変形例について説明する。
(変形例1)
本変形例において、制限手段33は、荷受け人(ユーザ)が物品収納ボックス10a,10b,…に収納された物品を取り出す場合であって、所定の条件を満たすと判別した場合に、物品が取り出されるのを抑制することによって物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限してもよい。本変形例によれば、荷受け人は、物品収納ボックス10a,10b,…に収納された物品を取り出すために、自身の利用状況が所定の条件を満たさないように(つまり、物品の取り出しが抑制されないように)、物品収納ボックス10a,10b,…を適切に利用するように動機付けられる。したがって、ユーザに対して物品収納ボックス10a,10b,…の適切な利用を促進することができる。
本変形例における制限手段33の機能は、例えば以下のように実現される。なお、ここでは、制限手段33が、物品収納ボックス10a,10b,…に収納された物品を荷受け人が取り出す場合であって、物品収納ボックス10a,10b,…の何れかに収納された荷受け人の物品の収納期間が所定期間(例えば300時間)以上である場合(所定の条件を満たす)場合に、物品が取り出されるのを抑制することによって物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限する場合を一例として説明する。
宅配ボックス10のCPU11は、例えば図8に示すシーケンス図のステップS210において、各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報を受信すると、判別手段32の機能に基づいて、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定条件を満たすか否か判別する。具体的には、CPU11は、荷受け人の物品が既に収納されている物品収納ボックス10a,10b,…のうち、物品の収納期間が所定期間(例えば300時間)以上の物品収納ボックスが存在するか否かを判別する。
そして、CPU11は、荷受け人の物品の収納期間が所定期間以上の物品収納ボックスが存在すると判別した場合に、ステップS212以降の出庫処理を中断して、所定のメッセージ(例えば、荷受け人による物品収納ボックスの利用が制限されているため、荷受け人の物品の出庫が不可能であることを通知するメッセージ等)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。そして、CPU11は、初期の表示画面(荷物を届けることを選択するためのお届けボタンと、荷物を受け取ることを選択するための受け取りボタンと、を含む表示画面)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。このようにして、CPU11は、荷受け人の物品が物品収納ボックス10a,10b,…から取り出されるのを抑制することによって、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用を制限することができる。
なお、ここでは、荷受け人の物品が取り出されるのを抑制する場合を一例として説明したが、この場合に限られない。例えば、所定のレンタルサービスの対象となる貸出用の物品(例えば、レンタカーやレンタルルーム等の鍵や、DVD等の記憶媒体、家具、家電等)が、例えばレンタルサービス用の物品収納ボックスから取り出されるのを抑制してもよい。この場合、荷受け人は、レンタルサービスを利用するために、自身の利用状況が所定の条件を満たさないように(つまり、物品の取り出しが抑制されないように)、物品収納ボックス10a,10b,…を適切に利用するように動機付けられる。
(変形例2)
本変形例において、所定の条件は、荷受け人(ユーザ)が物品収納ボックス10a,10b,…を利用したときの物品収納ボックス10a,10b,…に対する所定行為の回数に関する条件を含んでもよい。本変形例によれば、荷受け人に対して、荷受け人の物品収納ボックス10a,10b,…に対する所定行為の回数が所定の条件を満たさないように(つまり、物品収納ボックス10a,10b,…の利用が制限されないように)、物品収納ボックス10a,10b,…を適切に利用するように動機付けることができる。
本変形例における判別手段32及び制限手段33の機能を説明するにあたって、管理サーバ20のHDD24には、例えば図9に示す不正回数データが記憶されてもよい。不正回数データは、ユーザを識別するためのユーザ情報(例えば、ユーザの氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、FAX番号、会員番号、従業員ID等)毎に、物品収納ボックス10a,10b,…の利用時における不正行為の回数が記録されたデータである。
ここで、不正行為とは、例えば、物品収納ボックス10a,10b,…の物品の収納期間が所定期間(例えば300時間)以上に達することであってもよいし、物品収納ボックス10a,10b,…のうち同時に利用する物品収納ボックスの数が所定値(例えば10)以上に達することであってもよいし、収納が許可されない物品を物品収納ボックス10a,10b,…に収納することであってもよい。また、不正行為とは、物品収納ボックス10a,10b,…を破損することであってもよいし、開錠情報を所定回数(例えば3回)連続して誤入力することであってもよいし、物品収納ボックス10a,10b,…の利用に関する決済処理が異常終了したことであってもよい。さらに、不正行為とは、物品収納ボックス10a,10b,…を用いた所定のレンタルサービスの対象となる貸出用の物品を返却しないことであってもよい。
不正回数データの不正回数の値は、例えば、管理サーバ20のオペレータが、或るユーザが不正行為を行ったとの通報を、例えば電話、FAX又は通信網NW等を介して受ける毎に、入力部27を用いて更新されてもよいし、管理サーバ20のCPU21が、例えば宅配ボックス10から所定の不正検出信号を受信することによって、更新されてもよい。なお、不正回数の値は、通報を受ける又は不正検出信号を受信する毎に1つ増加してもよいし、所定の不正行為が行われた場合には、例えば2以上の任意の値だけ増加してもよい。
本変形例における判別手段32の機能は、例えば以下のように実現される。宅配ボックス10のCPU11は、例えば図7のシーケンス図のステップS106において、宅配ボックス10の収納状態に関する情報の送信要求と、不正回数データの送信要求と、を管理サーバに送信する。一方、管理サーバ20のCPU21は、これらの送信要求を受信すると、送信要求を行った宅配ボックス10の各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報と、不正回数データと、を送信要求を行った宅配ボックス10に送信する。
宅配ボックス10のCPU11は、各物品収納ボックス10a,10b,…の収納状態(ステータス)、収納日時及び荷物情報と、不正回数データと、を受信すると、ステップS112の処理において、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…対する不正行為(所定行為)の回数が所定条件を満たすか否か判別する。具体的には、CPU11は、不正回数データを参照して、ステップS104において入力された情報に含まれる荷受け人情報と一致するユーザ情報を抽出し、抽出したユーザ情報に対応する不正回数の値が所定値(例えば3)以上であるか否かを判別する。
本変形例における制限手段33の機能は、例えば以下のように実現される。宅配ボックス10のCPU11は、荷受け人の不正回数の値が所定値(例えば3)以上であると判別した場合に、ステップS114以降の入庫処理を中断して、所定のメッセージ(例えば、荷受け人による物品収納ボックスの利用が制限されているため、荷受け人の物品の入庫が不可能であることを通知するメッセージ等)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。そして、CPU11は、初期の表示画面(荷物を届けることを選択するためのお届けボタンと、荷物を受け取ることを選択するための受け取りボタンと、を含む表示画面)を表示部16に表示させるように表示処理部15に対して指示してもよい。
なお、宅配ボックス10に収納される物品の重量を計測する重量センサ(図示省略)が各物品収納ボックス10a,10b,…に設けられている場合には、宅配ボックス10のCPU11は、所定値以上の重量を有する物品が物品収納ボックスに収納された場合に、当該物品の荷受け人による不正行為が行われたと判別して、上述した不正検出信号を管理サーバ20に送信してもよい。
また、宅配ボックス10に収納される物品の温度を計測する温度センサ(図示省略)が各物品収納ボックス10a,10b,…に設けられている場合には、宅配ボックス10のCPU11は、所定値以上の温度を有する物品が物品収納ボックスに収納された場合に、当該物品の荷受け人による不正行為が行われたと判別して、上述した不正検出信号を管理サーバ20に送信してもよい。
(変形例3)
上述した実施形態では、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定の条件を満たす場合に、荷受け人による物品収納ボックスの利用を制限する場合を一例として説明したが、この場合に限られない。例えば、荷送り人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定の条件を満たす場合に、荷送り人による物品収納ボックスの利用(例えば、荷送り人による荷受け人宛ての物品の入庫等)を制限してもよい。
(変形例4)
上述した実施形態では、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定の条件を満たす場合に、荷受け人による物品収納ボックスの利用を制限する場合を一例として説明したが、例えば、荷受け人による物品収納ボックス10a,10b,…の利用状況が所定の条件を満たす場合に、全てのユーザによる物品収納ボックス10a,10b,…の利用が制限されてもよい。
上述した実施形態では、宅配ボックス10によって、取得手段31、判別手段32及び制限手段33の各機能を実現する構成としたが、この構成に限られない。例えば、これらの全ての手段を管理サーバ20によって実現する構成としてもよいし、少なくとも一部の手段を管理サーバ20によって実現する構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、管理サーバ20が設けられている構成としたが、管理サーバ20が設けられていない構成としてもよい。この場合、複数の宅配ボックス10の各々が管理データを記憶して、物品収納ボックス10a,10b,…の管理を行うようにしてもよい。
なお、本発明の物品収受システムをコンピュータで実現させるためのプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。このプログラムを記録した記憶媒体は、図3に示されたROM12又は不揮発性メモリ14であってもよいし、図4に示されたROM22又はHDD24であってもよい。また、例えばCD−ROMドライブ等のプログラム読取装置に挿入されることで読み取り可能なCD−ROM等であってもよい。さらに、記憶媒体は、磁気テープ、カセットテープ、フレキシブルディスク、MO/MD/DVD等であってもよいし、半導体メモリであってもよい。
10…宅配ボックス
10a,10b…収納ボックス
20…管理サーバ
31…取得手段
32…判別手段
33…制限手段

Claims (5)

  1. 少なくとも1つの物品収納ボックスと、
    前記物品収納ボックスが利用される場合に、前記物品収納ボックスを利用するユーザに関する情報を取得する取得手段と、
    前記ユーザによる前記物品収納ボックスの利用状況が所定の条件を満たすか否かを判別する判別手段と、
    前記所定の条件を満たすと判別した場合に、前記物品収納ボックスの利用を制限する制限手段と、
    を備える物品収受システム。
  2. 前記制限手段は、前記ユーザの物品が前記物品収納ボックスに収納される場合であって、前記所定の条件を満たすと判別した場合に、前記物品の収納を抑制することによって前記物品収納ボックスの利用を制限する、請求項1に記載の物品収受システム。
  3. 前記制限手段は、前記ユーザが前記物品収納ボックスに収納された物品を取り出す場合であって、前記所定の条件を満たすと判別した場合に、前記物品が取り出されるのを抑制することによって前記物品収納ボックスの利用を制限する、請求項1又は2に記載の物品収受システム。
  4. 前記所定の条件は、前記ユーザによる前記物品収納ボックスの利用時間に関する条件を含む、請求項1〜3の何れかに記載の物品収受システム。
  5. 前記所定の条件は、前記ユーザが前記物品収納ボックスを利用したときの前記物品収納ボックスに対する所定行為の回数に関する条件を含む、請求項1〜4の何れかに記載の物品収受システム。
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