JP2017220497A - 検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】解像できない微細な繰り返しパターンの欠陥を高感度で検出することができる検査方法を提供する。【解決手段】本実施形態による検査方法は、検査対象に光源の光を照射し、検査対象からの光を受けて該検査対象の第1画像を撮像部で取得し、第1画像のうち光源の波長では解像できない繰り返しパターンからなる第1パターンの画像に基づいて、該第1パターンにおける第1領域ごとの輝度値の偏差を演算部で算出し、検査対象の第2画像を撮像部で取得し、輝度値の偏差に基づいて、第2画像の輝度値を演算部で補正し、補正された第2画像の繰り返しパターン同士を比較部で比較することを具備する。【選択図】図1

Description

本発明による実施形態は、検査方法に関する。
半導体の微細構造を形成する技術として、NIL(NanoImprint Lithography)技術が開発されている。NIL技術のテンプレートを検査するには、走査型電子顕微鏡(SEM)でテンプレートの画像を採取し、その微細構造の断裂やブリッジ(短絡)などの形状欠陥や、線幅の太り、細りなどのクリティカル欠陥を検出することが行われる。また、実際にウェハに転写された構造を用いてウェハ検査装置にて欠陥検出することも行われている。
しかし、これらの方法は、撮像に時間が掛りすぎることや、ウェハでの製造プロセスを経た結果を検査するので検出した欠陥が必ずしもテンプレートの欠陥とは特定できないことから、テンプレート検査として本格的に運用するには課題がある。
一方、従来、フォトマスクの検査に用いられている検査装置でテンプレートを撮像し、その画像に基づいてテンプレートの欠陥を検出する試行が行われている(例えば、特許文献1参照)。現状の微細化されたテクノロジー・ノードでは、テンプレートの微細構造の寸法は検査装置の光源波長よりも微細になっており、検査装置はその微細構造を解像することができなくなっている。
つまり、メモリセル領域のように周期的に繰り返すテンプレートの微細構造は、検査装置で撮像したときに解像されず、白レベルと黒レベルとの間のグレーレベルの略均一な輝度で観測される。このような周期的に繰り返される微細構造に欠陥が生じていると、その微細構造の画像における繰り返しパターンの周期性を乱し、グレーレベルの画像に欠陥の程度に応じた輝度変化が生じる。検査装置は、このような周期性の乱れによる輝度変化を画像同士の比較から検出することによって、解像できない微細構造の欠陥を検出する。
しかし、このようなグレーレベルの輝度値は、繰り返しパターンの寸法や寸法比によって変化する。従って、繰り返しパターンの寸法や寸法比がテンプレートの面内においてばらついている場合、それに伴ってグレーレベルの輝度値も変動する。この場合、基準となるグレーレベルが比較画像同士で相違するので、欠陥を検出することが困難になるという問題があった。
特開2012−26977号公報
解像できない微細な繰り返しパターンの欠陥を高感度で検出することができる検査方法を提供する。
本実施形態による検査方法は、検査対象に光源の光を照射し、検査対象からの光を受けて該検査対象の第1画像を撮像部で取得し、第1画像のうち光源の波長では解像できない繰り返しパターンからなる第1パターンの画像に基づいて、該第1パターンにおける第1領域ごとの輝度値の偏差を演算部で算出し、検査対象の第2画像を撮像部で取得し、輝度値の偏差に基づいて、第2画像の輝度値を演算部で補正し、補正された第2画像の繰り返しパターン同士を比較部で比較することを具備する。
第1領域のそれぞれの輝度値の偏差は、第1画像における第1領域のそれぞれの輝度平均値と第1画像における第1パターンの輝度平均値との差でよい。
第1画像は、第1パターンと、光学系の光で解像可能な第2パターンとを含み、第1パターン内における輝度値の偏差は、第1画像から第1パターンの輝度値を抽出してから、あるいは、第1画像から第2パターンを除いてから算出されてもよい。
輝度値の偏差が第2閾値よりも大きい場合に、検査対象の欠陥と判断し、検査対象の画像の輝度値を補正せず、繰り返しパターンを比較しなくてもよい。
他の実施形態による検査方法は、検査対象に光源の光を照射し、検査対象からの光を受けて該検査対象の第1画像を撮像部で取得し、第1画像のうち光源の波長では解像できない繰り返しパターンからなる第1パターンの画像に基づいて、該第1パターンにおける所定領域ごとの輝度値の最大値、最小値および平均値を算出し、検査対象の第2画像を撮像部で取得し、所定領域ごとの輝度値の最大値、最小値および平均値に基づいて第2画像の輝度値を演算部で補正し、補正された第2画像の繰り返しパターン同士を比較部で比較することを具備する。
第1実施形態に従った検査装置の構成の一例を示す図。 グレーパターンの一例を示す模式図。 第1実施形態による検査装置1の動作の一例を示すフロー図。 撮像の単位となるストライプの一例を示す図。 メッシュおよびフレームの一例を示す概念図。 ダイD1およびダイD4のうち一部分のグレーパターンを示す図。 図6のグレーパターンに対応する輝度値のグラフ。 フレームF1、F2の補正後のグレーパターンの輝度値を示すグラフ。 解像パターンと非解像パターンとの混在パターンの一例を示す平面図。 第2実施形態による検査装置の動作の一例を示すフロー図。 第3実施形態による検査装置の動作の一例を示すフロー図。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に従った検査装置の構成の一例を示す図である。検査装置1は、NIL技術に用いられるテンプレートTMPを光学的に撮像し、そのテンプレートTMPにある欠陥を検出する装置である。尚、検査装置1は、EUV(Extreme Ultraviolet)リソグラフィ技術のマスクの検査に適用してもよい。
検査装置1は、ステージ10と、光学系20と、撮像部30と、オートローダ40と、レーザ測長システム50と、制御計算機100と、輝度演算回路110と、オートローダ制御回路120と、ステージ制御回路130と、記憶部140と、表示部150と、比較回路160と、位置回路170と、モータMθ、M、Mとを備えている。尚、輝度演算回路110および比較回路160は、1つの演算回路101として構成してもよい。ステージ10は、検査対象としてのテンプレートTMPを載置可能であり、モータMθ、M、Mによって光学系20に対して相対的に移動可能になっている。例えば、モータMθは、ステージ10を略水平面内において回転方向(θ方向)に移動させる。モータM、Mは、それぞれ、ステージ10を略水平面内においてX方向およびY方向に移動させる。モータMθ、M、Mがステージ10を移動させることによって、ステージ10上のテンプレートTMPに対して光学系20からの光を走査させることができる。
光学系20は、光源21と、偏光ビームスプリッタ22と、2分の1波長板23と、対物レンズ25とを備えている。光源21は、テンプレートTMPに照射する光を発生する。偏光ビームスプリッタ22は、光源21からの光をテンプレートTMPへ向かって反射し、テンプレートTMPから反射してきた反射光を撮像部30へ透過させる。2分の1波長板23は、テンプレートTMPからの光の偏光面に位相差を与える。2分の1波長板23を通過した光は、テンプレートTMP上に集光され、テンプレートTMPを照射する。テンプレートTMPで反射した光は、対物レンズ25、2分の1波長板23および偏光ビームスプリッタ22を通過して撮像部30で受光される。尚、検査装置1は、テンプレートTMPからの反射光を撮像部30で受け、光学画像を得る反射型検査装置である。しかし、検査装置1は、テンプレートTMPを透過した光を撮像部30で受けて光学画像を得る透過型検査装置であってもよい。
撮像部30は、センサ31と、センサ回路32とを備えており、テンプレートTMPからの光を受けてテンプレートTMPの画像を取得する。センサ31は、光学系20からの光を受けて光信号を電気信号へ変換(光電変換)する。センサ31は、例えば、フォトダイオードなどの撮像素子を一列に並べたラインセンサでもよく、撮像素子を平面状に二次元配置したエリアセンサであってもよい。センサ31は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)であってもよい。センサ回路32は、センサ31からの電気信号をA/D(アナログ−デジタル)変換して光学的な画像にする。この画像は、後述するように、輝度演算回路110へ送信されて輝度階調値(以下、単に、輝度あるいは輝度値ともいう)の偏差を求めるために用いられたり、あるいは、比較回路160へ送信されてテンプレートTMPの欠陥を検出する際の比較処理に用いられる。
オートローダ40は、オートローダ制御回路120からの指令に従って、ステージ10上にテンプレートTMPを自動搬送し、あるいは、ステージ10上のテンプレートTMPを自動回収する。
レーザ測長システム50は、ステージ10のX方向およびY方向の位置を検出し、ステージ10の位置情報を位置回路170へ送信する。
制御計算機100は、テンプレートTMPの欠陥検査に関連する各種の制御を実行する。制御計算機100は、バス105を介して、輝度演算回路110、オートローダ制御回路120、ステージ制御回路130、記憶部140、表示部150、比較回路160、位置回路170に接続されている。記憶部140は、テンプレートTMPの欠陥検査に必要な情報、および、欠陥検査で得られた欠陥データ等を格納する。表示部150は、テンプレートTMPにおける欠陥像と座標データ等を表示する。
オートローダ制御回路120は、上述の通り、テンプレートTMPを搬送するためにオートローダ40を制御する。ステージ制御回路130は、ステージ10を適切に動作させるためにモータMθ、M、Mを制御する。
位置回路170は、レーザ測長システム50と協働してステージ10の位置を検出する。位置回路170で検出されたステージ10の位置情報は、ステージ制御回路130へフィードバックされる。ステージ制御回路130は、モータMθ、M、Mを制御してステージ10を正確に移動させる。また、ステージ10の位置情報は、比較回路160にも送信される。比較回路160は、ステージ10の位置情報を、比較処理で得られた欠陥データと関連付けて記憶部140へ格納する。これにより、表示部150は、テンプレートTMPにおける欠陥データの位置を表示することができる。
輝度演算回路110は、センサ回路32からテンプレートTMPの画像を受けて、光源21の波長では解像できないほど微細な繰り返しパターンの画像の輝度値の偏差を算出する。また、輝度演算回路110は、その輝度値の偏差に基づいて、再度撮像されたテンプレートTMPの画像を補正する。また、輝度演算回路110は、比較回路160がテンプレートTMPの画像を比較する際に、補正後の画像を比較回路160へ送る。
比較回路160は、テンプレートTMPの補正後の画像を受け取り、その補正された画像を用いてダイ−ダイ比較方式で繰り返しパターンを比較する。輝度演算回路110および比較回路160は、上記機能を実現するために、論理回路で構成されていてもよく、あるいは、CPUおよびプログラムで構成されていてもよい。輝度演算回路110および比較回路160は、1つの演算回路101として組み合わせてもよい。また、輝度演算回路110の一部の機能を比較回路160へ組み合わせてもよく、比較回路160の一部の機能を輝度演算回路110へ組み合わせてもよい。尚、輝度演算回路110および比較回路160のより詳細な機能については後述する。
ここで、検査対象となるテンプレートTMPについて説明する。NIL技術に用いられるテンプレートTMPは、ガラス基板の表面から突出したメサ構造を有する。メサ構造には回路パターンが形成されており、そのメサ構造の表面をウェハ上に形成されたレジストに押圧させることによって、レジストに回路パターンを転写する。従って、テンプレートTMPの回路パターンは、レジストに転写される回路パターンの寸法と等倍の寸法に形成する必要がある。例えば、ライン・アンド・スペース・パターンのライン幅およびスペース幅は、それぞれ約10数nm〜約数10nmに形成され、スペースの彫り込みの深さ(ラインパターンの表面とスペースパターンの表面との間の距離)は、約数10nm〜約100nmに形成される。
このようなテンプレートTMPを検査する際には、検査装置は、例えば、ステッパの光源波長に近い約200nmの波長の光を用いる。しかし、上述の通り、テンプレートTMPの回路パターンが検査装置1の光源の波長よりも微細になると、検査装置1はその回路パターンを解像することができなくなる。一般に或る波長の光で解像可能なパターンの最小寸法は、レイリーの解像限界として知られている。解像度をRとすると、レイリーの解像限界は式1で表される。
ここで、λは光源21における光の波長であり、NAは開口数であり、k1は結像の条件に依存する係数である。尚、NAは約0.7〜約0.8の値であり、また、k1は約0.5 〜約1の値である。例えば、NA=0.7、k1=0.5、λ=200nmとすると、解像限界の寸法Rは、143nmとなる。即ち、ライン幅またはスペース幅が143nm未満になると、200nmの波長の光では、そのパターンに対応した充分な輝度振幅が得られなくなり、そのパターンを解像することができなくなる。このように、検査装置1の光では解像することができないような微細パターンを、以下、非解像パターンともいう。一方、検査装置1の光で解像可能なパターンを、以下、解像パターンともいう。
非解像パターンが周期的な(規則的な)繰り返しパターンである場合、撮像部30で撮像された画像は、白レベルと黒レベルとの間のグレーレベルの略均一な輝度値を有し、略平坦なグレーパターンとなる。白レベルは、例えば、テンプレートTMP上でパターンのない平坦な部分(余白部分)を撮像したときに得られる輝度レベルである。黒レベルは、例えば、光源21からの光をシャッター等(図示せず)で遮断した状態(遮光状態)で得られる輝度レベルである。
周期的な繰り返しパターンは、例えば、半導体メモリ装置のメモリセル領域に頻繁に用いられる。メモリセル領域は、レイリー解像限界未満に微細化されていることも多い。従って、このようなメモリセル領域の形成に用いられるテンプレートTMPのパターンは、周期的に繰り返される非解像パターンとなる。撮像部30がこのようなテンプレートTMPの非解像パターンを撮像すると、その画像は、輝度振幅の比較的小さなグレーパターンとなる。
周期的な繰り返しパターンがライン・アンド・スペース・パターンである場合、画像のグレーパターンの輝度値は、ライン幅、スペース幅、デューティ比(ライン幅/スペース幅)、アスペクト比(スペースパターンの彫り込みの深さ/スペース幅)等のパターン寸法や寸法比の変動によって変化する。例えば、ライン幅が広がりデューティ比が大きくなると、グレーパターンの輝度値は白レベル側へ近付く。逆に、ライン幅が狭くなりデューティ比が小さくなると、グレーパターンの輝度値は黒レベルへ近付く。
周期的な繰り返しパターンがホール・パターンやピラー・パターンである場合には、画像のグレーパターンの輝度値は、ホール径やピラー径等の寸法の変動によって変化する。
このような繰り返しパターンは、同一のパターンが周期的に配置されているため、理想的には画像は、繰り返しパターンの全域に亘って略均一な輝度値となるが、実際には、繰り返しパターンの寸法や寸法比は、テンプレートTMPの面内においてばらつくことがある。即ち、繰り返しパターンの寸法や寸法比は、面内分布(面内偏差)を有する。この場合、画像の輝度値も、寸法や寸法比の面内偏差に従って変動する。この画像の輝度値の面内偏差の一例を図2に示す。
図2は、テンプレートTMPの面内輝度分布の一例を示す模式図である。この面内輝度分布は、テンプレートTMP内の第1パターンP1を撮像したときに得られる画像の輝度値の分布である。第1パターンP1は、周期的に繰り返す非解像パターンからなり、6つのダイD1〜D6に分割されている。ダイD1〜D6は、周期的に繰り返される単位(第2領域)であり、それぞれ同一パターンを有するように形成されている。従って、ダイD1〜D6は、半導体チップに対応していてもよいがそれに限定されず、任意の繰り返しパターンでよい。ダイD1〜D6は、比較回路160において比較される際に比較の単位になる。
図2に示す例では、ダイD1およびダイD3において輝度値が低く(黒レベルに近く)、ダイD4およびダイD6において輝度値が高く(白レベルに近く)なっている。従って、第1パターンP1において、例えば、ライン・アンド・スペース・パターンのデューティ比(ライン幅/スペース幅)は、ダイD1およびダイD3側において比較的低く、ダイD4およびダイD6側において比較的高くなっていることが推定される。
このように、テンプレートTMPに実際に形成された繰り返しパターンの寸法または寸法比は、第1パターンP1内においてばらつき、それにより、第1パターンP1の画像の輝度値も面内において変動する。即ち、第1パターンにおいてグレーパターンとなっている画像の輝度値は面内偏差を有する。
グレーパターンの輝度値が面内偏差を有する場合、ダイ−ダイ比較方式でダイ同士を比較したときに、基準となるグレーレベルが比較画像同士で相違するので、単純な画像比較では欠陥を検出することが困難になる。
そこで、本実施形態による検査装置1は、比較回路160においてダイ同士を比較する前に、テンプレートTMPの第1パターンP1を撮像し、第1パターンP1の画像の輝度値から面内輝度分布を求め、この面内輝度分布に基づいてフレームF(第1領域)ごとの輝度値の偏差を算出し、第1パターンP1の輝度偏差マップを得る。さらに、検査装置1は、テンプレートTMPの第1パターンP1を再度撮像し、輝度偏差マップの輝度値の偏差に基づいて、再度撮像された第1パターンP1の画像を補正する。このように補正された画像を用いて、ダイ同士の比較を行う。
以下、検査装置1の動作についてより詳細に説明する。
図3は、第1実施形態による検査装置1の動作の一例を示すフロー図である。
まず、テンプレートTMPをステージ10に載置し、テンプレートTMPのプレート回転アライメントを行う(S10)。典型的な場合、テンプレートTMPには回路の動作に影響しない外周のスクライブライン領域の四隅などに、水平・垂直の位置関係にあるアライメントマークが設けられている。プレートアライメントは、テンプレートの転写面の被検査パターンのX座標軸およびY座標軸と、ステージ10の走行軸の平行方向および直角方向とを、それぞれアライメントマークを用いて合わせる動作である。これにより、テンプレートTMPの被検査パターンの回転や伸縮誤差が検査装置1の光学系20に対して正規化される。
また、センサ31の光量振幅(ダイナミックレンジ)の最適化を行う。例えば、遮光状態で撮像したときに得られる黒レベルとパターンの無いテンプレートTMPの平坦面を撮像したときに得られる白レベルとの間のダイナミックレンジを調節する。
次に、第1パターンP1の面内輝度分布を得るために、テンプレートTMPを撮像する(S20)。
図4は、撮像単位となるストライプの一例を示す図である。テンプレートTMPは、撮像単位となるストライプSt1〜St4で概念上分割されている。ストライプSt1〜St4は、第1パターンP1および/または第2パターンP2の複数の繰り返しパターンを含む。尚、ここでは、第1パターンP1について説明し、第2パターンP2については、後述の“解像パターンと非解像パターンとの混在パターン”において説明する。撮像部30は、テンプレートTMPを移動させながら、撮像部30で画像をストライプ(St1〜St4)ごとに取得していく。例えば、ステージ10をX方向に連続移動させながら、撮像部30は、ストライプSt1をスキャンし、ストライプSt1の光学画像を取得する。次に、ステージ10をY方向に移動させることによって撮像部30をストライプSt2まで移動させる。そして、ステージ10をX方向の逆方向に連続移動させながら、撮像部30は、ストライプSt2をスキャンし、ストライプSt2の光学画像を取得する。このようにして、撮像部30は、ストライプSt1〜St4をスキャンすることによって、テンプレートTMP全体の画像(第1画像)を取得する。これにより、図2に示す面内輝度分布が得られる。
次に、輝度演算回路110が図5のフレームF(第1領域)ごとに輝度値を算出し、輝度偏差マップを作成する(S30)。輝度偏差マップは、第1パターンP1の領域内におけるフレームFごとの輝度値の偏差を示すマップである。このとき、輝度演算回路110は、画像から第1パターンP1の輝度値を抽出してからフレームF内の各画素の輝度の平均値を算出し、あるいは、画像から第2パターンP2を除いてからフレームF内の各画素の輝度の平均値を算出する。第1パターンP1内の全ての平均輝度値と各フレームFの輝度値との偏差は、フレームFごとに算出される。各フレームFの輝度値の偏差は、その位置座標とともに記憶部140に格納される。これにより、輝度偏差マップが記憶部140に格納される。尚、輝度値の偏差の符号を反転させた補正値を用いる場合、補正値マップが記憶部140に格納される。
ここで、輝度値の偏差の算出についてより詳細に説明する。
図5は、メッシュおよびフレームの一例を示す概念図である。輝度演算回路110は、図5に示すように、メッシュMでグレーパターンを仮想的に区切り、そのメッシュMのそれぞれのマス目(フレームF)ごとに輝度の平均値を算出する。第1領域としてのフレームFのサイズは、任意でよいが、少なくともセンサ31の画素サイズより大きく、かつ、ダイD1〜D6よりも小さいかそれに等しい。例えば、フレームFのサイズは、センサ31の画素サイズに応じて設定すればよい。画素サイズが例えば50nm/画素の場合、フレームFの一辺の長さは、例えば500画素に相当する25μmでよい。一方、各ダイD1〜D6の一辺の長さは、例えば、数mmである。このように、通常、メッシュMのサイズは、ダイサイズよりも非常に細かい。尚、図5では、理解し易いように、便宜的にメッシュMを示しているが、その縮尺は実際と異なる場合がある。また、フレームFのサイズは、検出すべき欠陥のサイズ(例えば、数nm〜数10nm)よりも充分に大きいものとする。
輝度演算回路110は、さらに、各フレームFの輝度平均値と基準値との差を計算し、その差を第1パターンP1内における輝度値の偏差とする。基準値は、例えば、第1パターンP1の領域全体の輝度の平均値でよい。基準値は、記憶部140に予め格納しておけばよい。また、各フレームFの輝度値の偏差は、該フレームFの位置座標とともに記憶部140に格納される。
輝度演算回路110は、第1パターンP1の領域内の全てのフレームFについて同様に輝度の平均値および偏差を算出する。これにより、第1パターンP1の領域内の全てのフレームFの輝度値の偏差が得られる。
第1パターンP1の領域全体における各フレームFの輝度値の偏差は、輝度偏差マップとして記憶部140に格納される。例えば、ダイD1内のフレームF1の輝度値の偏差は低く負値となっており、ダイD4内のフレームF2の輝度値の偏差は高く正値となっている。同様に、ダイD3内のフレームF3の輝度値の偏差は低く負値となっており、ダイD6内のフレームF4の輝度値の偏差は高く正値となっている。このように得られた輝度偏差マップは、後で説明する画像の補正に用いられる。輝度偏差マップは、必要に応じて表示部150に表示してもよい。尚、フレームFがダイD1〜D6よりも細かい場合には、輝度偏差マップは、図2に示す面内輝度分布に類似する。従って、ここでは、輝度偏差マップ全体の図示を省略する。
例えば、図6(A)および図6(B)は、輝度偏差マップにおいて、比較単位としてのダイD1およびダイD4のうち一部分(例えば、図5に示すフレームF1およびF2)のグレーパターンを示す図である。図6(A)および図6(B)に示す比較対象部分は、ダイD1およびダイD4のそれぞれにおいて対応するフレームF1およびF2である。図7(A)および図7(B)は、それぞれ図6(A)および図6(B)のグレーパターンに対応する輝度値のグラフである。図7(A)は、図6(A)の7a−7a線の位置における輝度値を示し、その横軸は7a−7a線の一端Eaからの距離を示している。図7(B)は、図6(B)の7b−7b線の位置における輝度値を示し、その横軸は7b−7b線の一端Ebからの距離を示している。図7(A)および図7(B)の縦軸はともに輝度値を示している。
図6(A)〜図7(B)を参照して明らかなように、ダイD4のフレームF2の輝度値はダイD1のフレームF1のそれよりも高く、白レベルにより近い。
例えば、図7(B)に示すように、フレームF2の中心部に欠陥DEFがあるものとする。この場合、欠陥DEFは、図6(B)に示すようにグレーパターンにおいて孤立した黒点として現れている。従って、図7(B)に示すように、欠陥DEFの輝度値が他の領域の輝度値よりも低くなっている。
しかし、検出すべき欠陥DEFの大きさはフレームFのサイズよりも非常に小さいため、フレームF2の輝度平均値に与える影響は小さい。従って、輝度演算回路110で算出された第1パターンP1の領域内の輝度値の偏差は、その領域内における繰り返しパターンの寸法や寸法比(例えば、デューティ比)の面内偏差に起因する。従って、輝度偏差マップは、第1パターンP1の領域内における繰り返しパターンの寸法や寸法比の面内偏差を表している。このような繰り返しパターンの寸法や寸法比の面内偏差の影響を欠陥検査において取り除くために、輝度演算回路110は、後述するステップS50のように画像を補正する。
図3を再度参照し、次に、比較検査を行うために、テンプレートTMPを再度撮像する(S40)。このとき、撮像部30は、ステップS20と同様に、テンプレートTMPの同一領域の画像(第2画像)を撮像する。撮像部30は、再度取得されたテンプレートTMPの画像を輝度演算回路110へ送信する。
次に、輝度演算回路110がフレームF内の各画素の輝度値から輝度偏差マップに基づく偏差を減算する(S50)。これにより、各フレームFの輝度値の偏差は平滑化される。そして、輝度演算回路110は、第1パターンP1の補正後のグレーパターンを比較回路160へ送信する。
ここで、輝度演算回路110についてより詳細に説明する。
輝度演算回路110は、撮像部30で再度撮像された第1パターンP1の画像を撮像部30から受け取る。そして、輝度演算回路110は、フレームFごとに、第1パターンP1の各画素の輝度値から、輝度偏差マップの輝度値の偏差を減算する。このように第1パターンP1の各画素の輝度値を補正することによって、第1パターンP1のグレーパターンが平滑化される。この補正されたグレーパターンを表示部150に表示させた場合、補正後のグレーパターンは、補正前のグレーパターンよりも均一な(平坦な)輝度値を示す。
例えば、図8(A)および図8(B)は、それぞれフレームF1、F2の補正後のグレーパターンの輝度値を示すグラフである。フレームF1、F2の補正後のグレーパターンの輝度値は、平均値として等しくなっている。従って、図8(A)および図8(B)に示すように、欠陥部分DEF以外の領域において、各フレームFの輝度値の偏差は平滑化されている。
尚、上記例では、輝度演算回路110は、輝度偏差マップを作成し、第1パターンP1の各画素の輝度値から輝度偏差マップの輝度値の偏差を減算している。しかし、輝度演算回路110は、フレームFごとに輝度値の偏差の符号(正負)を反転させた補正値を算出し、補正値マップを作成してもよい。この場合、補正値マップは、輝度偏差マップの各フレームFの輝度値の偏差の符号を反転させた相補のマップとなる。この場合、輝度演算回路110は、再度撮像された第1パターンP1の画像における各画素の輝度値に、補正値マップに基づく補正値を加算すればよい。このように、輝度偏差マップの代わりに、輝度偏差マップに対して相補の補正値マップを用いても、各フレームFの輝度値の偏差を平滑化することができる。
図3を再度参照し、次に、比較回路160は補正された第1パターンP1のグレーパターンを用いてダイ−ダイ比較処理を行う(S60)。比較処理は、例えば、後述するレベル差比較方式や微分比較方式でよい。比較回路160は、比較対象となる2つのダイを比較する。このとき、第1パターンP1はすでに補正済みなので、ダイは、第1パターンP1および第2パターンP2が混在した状態で比較してもよい。
ダイ同士を比較して輝度差の絶対値または輝度差の微分値の絶対値が閾値より大きい場合(S70のYES)、比較回路160または制御計算機100は、該当フレームに欠陥があると判定する(S80)。一方、ダイ同士を比較して輝度差の絶対値または輝度差の微分値の絶対値が閾値以下である場合(S70のNO)、比較回路160または制御計算機100は、該当フレームに欠陥がないと判定する(S90)。判定結果は、記憶部140に位置座標とともに格納される。
ここで、比較回路160についてより詳細に説明する。
比較回路160は、上述のように補正された第1パターンP1の画像を比較処理し、欠陥検出を行う。比較処理は、例えば、ダイ−ダイ比較方式であり、レベル差比較方式や微分比較方式を用いればよい。
レベル差比較方式において、比較回路160は、補正されたグレーパターンを用いて、ダイD1全体の輝度レベル(輝度平均)とダイD4全体の輝度レベル(輝度平均)との差を取り除く。さらに、ダイD1の輝度とダイD4の輝度との輝度差の絶対値が閾値(第1閾値)よりも大きい場合に、比較回路160は、テンプレートTMPの該当箇所に欠陥があると推定する。この欠陥部分の輝度差およびその座標は記憶部140に格納される。閾値は、記憶部140に予め格納しておけばよい。
また、微分比較方式では、ダイD1全体の輝度レベルとダイD4全体の輝度レベルとの差を取り除いた後、比較回路160は、ダイD1の輝度とダイD4の輝度との輝度差を微分する。欠陥が無い箇所では、ダイD1とダイD4とにおいて輝度差が無いので、微分値は小さい。一方、欠陥が存在する箇所では、ダイD1とダイD4とにおいて輝度差が大きく変化するので、微分値は絶対値として大きくなる。従って、上記微分値の絶対値が閾値(第1閾値)よりも大きい場合に、比較回路160は、テンプレートTMPの該当箇所に欠陥があると推定する。この欠陥部分の輝度差(あるいは微分値)およびその座標は記憶部140に格納される。閾値は、記憶部140に予め格納しておけばよい。
レベル差比較方式および微分比較方式は、いずれか一方あるいは両方実行してもよい。また、比較回路160は、他の比較方式を用いて欠陥を検出してもよい。尚、上記例では、ダイD1とダイD4とを比較しているが、他のダイ同士も同様に比較する。また、比較方法は特に限定しない。例えば、ダイD1を基準として、ダイD1とダイD2〜D6のそれぞれとを比較してもよい。あるいは、D1とD2とを比較し、D2とD3とを比較し・・・のように、比較対象の隣接するダイを順番に変更してもよい。
比較対象となる2つのダイについて比較処理が終了すると、2つのダイの一方またはその両方を変更して再度ステップS60〜S90を実行する(S110のNO)。テンプレートTMP内の全てのダイについて比較処理が終了すると(S110のYES)、そのテンプレートTMPの検査は終了する。
さらに、表示部150に欠陥マップとして表示する(S130)。例えば、表示部150は、記憶部140に格納された検査結果を座標に従って表示すればよい。これにより、表示部150は、テンプレートTMPの欠陥の位置を表示することができる。
以上のように、本実施形態による検査装置1は、テンプレートTMPの第1パターンP1を撮像し、この第1パターンP1の画像の輝度値から面内輝度分布を求める。そして、検査装置1は、フレームFごとに輝度値を平均化して、第1パターンP1の輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)を作成する。さらに、検査装置1は、テンプレートTMPの第1パターンP1を再度撮像し、その輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)を用いて、再度撮像された第1パターンP1の画像を補正する。この補正によって、グレーパターンの輝度平均値は、比較対象となるダイD1〜D6において等しくなる。一方、検出すべき欠陥のサイズはフレームFのサイズよりも充分に小さいので、フレームFごとに輝度値を平均化しても、欠陥は輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)に左程影響を与えない。従って、検査装置1は、輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)を用いて第1パターンP1の画像を補正したときに、欠陥による輝度値の変動を維持しつつ、第1パターンP1の輝度値の面内偏差を平滑化させることができる。これにより、検査装置1は、周期的に繰り返す非解像パターンの欠陥を容易に検出することができる。
例えば、ダイD1のグレーパターンの輝度平均値とダイD4のグレーパターンの輝度平均値とを合わせるときに、第1パターンP1の面内の輝度差を平滑化するように移動平均を行ったり、隣接する複数の画素の加重平均を行うことも考えられる。しかし、もし、このような移動平均や加重平均を行えば、欠陥部分の輝度も平均化されて減衰してしまう。この場合、欠陥の検出が困難になるおそれがある。
これに対し、本実施形態による検査装置1は、欠陥よりも充分に大きなフレームFにおいて輝度値を平均化し、輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)を作成し、この輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)で第1パターンP1の画像の輝度値を補正している。従って、本実施形態では、移動平均や加重平均等の平均化処理を行う必要が無い。これにより、本実施形態による検査装置1は、欠陥部分の輝度が減衰することを抑制することができ、テンプレートTMPの欠陥を容易に検出することができる。
(解像パターンと非解像パターンとの混在パターン)
図9は、解像パターンと非解像パターンとが混在したテンプレートTMPの一部を示す平面図である。半導体チップは、メモリセル領域等のような微細な構造と、電源、センスアンプ、ドライバ等の線幅の広い構造とが混在する場合がある。この場合、テンプレートTMPは、図9に示すように、非解像パターンP1と解像パターンP2との両方を含む混在パターンを有する。第1パターンとしての非解像パターンP1は、光学系20の光源光では解像することができないパターンであり、第2パターンとしての解像パターンP2は、光学系20の光源光で解像可能なパターンである。
混在パターンも周期的に繰り返される繰り返しパターンとなっている場合がある。この場合、混在パターンの繰り返し単位をダイとして比較し、第1パターンP1および第2パターンP2をともに検査する。
混在パターンを撮像部30で撮像した場合、非解像パターンP1の画像は、グレーレベルの輝度値を有し、解像パターンP2の画像は白黒レベルの振幅を持つ画像になる。従って、解像パターンP2を非解像パターンP1と同様に補正すると輝度が低下または上昇してしまい、解像パターンP2についてダイ−ダイ比較することができなくなってしまう。
従って、本実施形態による輝度値の偏差を用いた補正は、非解像パターンP1に対応する画像には適用するが、解像パターンP2の画像には適用しない。従って、輝度演算回路110は、混在パターンの画像から非解像パターンP1の画像の輝度値を抽出してから、非解像パターンP1内における輝度値の偏差を算出する。あるいは、輝度演算回路110は、混在パターンの画像から解像パターンP2の画像を除いてから、残りの非解像パターンP1における輝度値の偏差を算出する。輝度値の偏差の算出方法は上述した方法と同様でよい。
例えば、図2に示すダイD1〜D6のそれぞれの外縁部に解像パターンP2がある場合、輝度演算回路110は、ダイD1〜D6の中心部にある非解像パターンP1の輝度値を抽出してから、あるいは、ダイD1〜D6の外縁部にある解像パターンP2を除いてから、非解像パターンP1内における輝度値の偏差を算出する。
非解像パターンP1内における輝度値の偏差は、ダイ−ダイ比較を行う際に、再度撮像された画像のうち非解像パターンP1の補正に用いられる。非解像パターンP1の補正は、上述した画像の補正と同様である。このとき、第2パターンP2は補正しない。
比較回路160は、非解像パターンP1の画像の補正後、画像をダイ−ダイ比較する。このとき、非解像パターンP1および解像パターンP2とは混在した状態で比較される。非解像パターンP1は、輝度値の偏差をすでに補正済みであるので、解像パターンP2とともに比較可能になっているからである。画像の比較は、上述したレベル差比較方式または微分比較方式のいずれでもよい。
このように、本実施形態による検査装置1は、非解像パターンP1および解像パターンP2の混在パターンであっても、非解像パターンP1の画像のみを補正してダイ−ダイ比較することができる。
(第2実施形態)
図10は、第2実施形態による検査装置の動作の一例を示すフロー図である。第2実施形態による検査装置の構成は、第1実施形態による検査装置1の構成と同様でよい。
第2実施形態による検査装置1は、第1パターンP1内における輝度値の偏差が閾値(第2閾値)よりも大きい場合に、第1パターンP1の画像の補正処理およびダイの比較処理を実行せずに、検査を中止する。第1パターンP1内における輝度値の偏差が大きいことは、第1パターンP1の寸法や寸法比の面内偏差が大きいことを意味する。従って、輝度値の偏差が非常に大きい場合には、テンプレートTMPが許容値を超えた面内偏差を有すると判断できる。そこで、第2実施形態による検査装置1は、輝度値の偏差が閾値よりも大きい場合に、検査処理を中止する。
例えば、ステップS10およびS20の後、輝度演算回路110は、第1パターン内における輝度値の偏差を算出し、その輝度値の偏差を閾値と比較する(S22)。
第1パターン内におけるいずれかのフレームFの輝度値の偏差が絶対値として閾値よりも高い場合(S22のYES)、輝度演算回路110および比較回路160は、ステップS30〜S130を実行すること無く処理を終了する。この場合、表示部150は、検査が中止された旨を表示するとともに、その輝度値の偏差を対応するフレームFの位置とともに表示する(S24)。これにより、オペレータは、検査の中止を知ることができ、かつ、面内偏差の大きな箇所を容易に把握することができる。
一方、第1パターン内における全てのフレームFの輝度値の偏差が絶対値として閾値よりも低い場合(S22のNO)、輝度演算回路110および比較回路160は、第1実施形態と同様に、ステップS30〜S130を実行する。
このように、第2実施形態による検査装置1は、第1パターン内における輝度値の偏差が閾値よりも大きい場合に、検査処理を中止する。これにより、テンプレートTMPに大きな異常がある場合に、不要な検査を省略することができ、検査時間を短縮することができる。
(第3実施形態)
図11は、第3実施形態による検査装置の動作の一例を示すフロー図である。第3実施形態による検査装置の構成は、第1実施形態による検査装置1の構成と同様でよい。
第3実施形態によれば、輝度演算回路110は、第1パターンP1内における輝度値の最大値、最小値および平均値を求め、比較回路160で比較されるダイ同士の輝度値の最大値、最小値および平均値をそれぞれほぼ一致させるように、第1パターンP1の画像を補正する。この補正は、第1および第2実施形態のステップS50(輝度値の偏差を用いた補正)に代わって実行される。
例えば、ステップS10およびS20の実行後、輝度演算回路110は、第1パターンP1内における輝度値の最大値、最小値および平均値を求める。これにより、最大・最小・平均値マップが作成される(S32)。混在パターンの場合、輝度演算回路110は、画像から第1パターンP1の輝度値を抽出してから各ダイの輝度値の最大値、最小値、平均値を算出し、あるいは、画像から第2パターンP2を除いてから輝度値の最大値、最小値、平均値を算出する。輝度値の最大値、最小値、平均値は、ダイごとに算出され、第1パターンP1内の全てのダイに対して算出される。各ダイの輝度値の最大値、最小値、平均値は、その位置座標とともに記憶部140に格納される。これにより、最大・最小・平均値マップが記憶部140に格納される。
次に、ステップS40の実行後、輝度演算回路110は、再度撮像された第1パターンP1の画像において、比較対象である2つのダイの輝度値の平均値をほぼ一致させる。さらに輝度演算回路110は、それらの最大値と最小値もほぼ一致させる(S44)。例えば、2つのダイの輝度値の平均値を合わせるように一方のダイ全体の輝度値をシフトさせる。次に、それらのダイの輝度値の最大値と最小値の振幅を合わせるように輝度値のゲイン(倍率)を算出する。そして、補正対象のダイの輝度値におけるシフト後の平均値からの振幅に対してそのゲインを乗算する。これにより、2つのダイの輝度値の平均値、最大値および最小値がほぼ一致する。あるいは、2つのダイの輝度値の平均値を合わせるように一方のダイ全体の輝度値をシフトさせる。次に、それらのダイの輝度値の標準偏差を算出し、その標準偏差を合わせるように輝度値のゲイン(倍率)を算出する。そして、補正対象のダイの輝度値におけるシフト後の平均値からの振幅に対してそのゲインを乗算する。このようにしても、2つのダイの輝度値の平均値、最大値および最小値をほぼ一致させることができる。その後、検査装置は、第1実施形態と同様にステップS60以降を実行する。
第3実施形態によれば、比較対象となる2つのダイのダイナミックレンジがほぼ等しくなる。さらに、比較対象となる2つのダイの輝度平均値も等しくなる。これにより、ダイ同士のグレーレベルが或る程度一致するので、第1実施形態と同様に、テンプレートTMPの欠陥を容易に検出することができる。
また、第3実施形態によれば、フレームFごとに輝度値の偏差を算出する必要がなく、ダイごとに輝度値の最大値、最小値、平均値を算出している。従って、第3実施形態の最大・最小・平均値マップの作成は短時間で済み、その検査時間は、第1および第2実施形態の検査時間よりも短縮され得る。
第3実施形態は、第2実施形態を組み合わせてもよい。この場合、図11のステップS20とステップS32との間において、図10のステップS22およびS24を実行すればよい。これにより、第3実施形態は、第2実施形態の効果も得ることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による検査装置1は、図3のステップS20において撮像されるテンプレートTMPの画像の画素サイズを、ステップS40において撮像されるテンプレートTMPの画像の画素サイズよりも大きく(粗く)する。例えば、ステップS20において、テンプレートTMPの画像の画素サイズは約70nmとし、ステップS40において、テンプレートTMPの画像の画素サイズは約50nmとする。
輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)を作成するために用いられる画像は、輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)を作成するために、フレームFごとに輝度値が平均化される。従って、フレームFごとに輝度値が平均化できる限りにおいて、ステップS20において撮像されるテンプレートTMPの画像の画素サイズは大きく(粗く)ても問題ない。一方、このように画像の画素サイズを大きく(粗く)することによって、輝度偏差マップ(あるいは補正値マップ)の作成時間を短縮することができる。
第4実施形態による検査装置1の構成およびその他の動作は、第1〜第3実施形態のいずれかと同じでよい。これにより、第4実施形態は、第1〜第3実施形態と同様の効果も得ることができる。本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1・・・検査装置、10・・・ステージ、20・・・光学系、30・・・撮像部、40・・・オートローダ、50・・・レーザ測長システム、100・・・制御計算機、110・・・輝度演算補正回路、120・・・オートローダ制御回路、130・・・ステージ制御回路、140・・・記憶部、150・・・表示部、160・・・比較回路、170・・・位置回路、Mθ、M、M・・・モータ

Claims (5)

  1. 検査対象に光源の光を照射し、
    前記検査対象からの光を受けて該検査対象の第1画像を撮像部で取得し、
    前記第1画像のうち前記光源の波長では解像できない繰り返しパターンからなる第1パターンの画像に基づいて、該第1パターンにおける第1領域ごとの輝度値の偏差を演算部で算出し、
    前記検査対象の第2画像を前記撮像部で取得し、
    前記輝度値の偏差に基づいて、前記第2画像の輝度値を前記演算部で補正し、
    補正された前記第2画像の前記繰り返しパターン同士を比較部で比較することを具備する検査方法。
  2. 前記第1領域のそれぞれの輝度値の偏差は、前記第1画像における前記第1領域のそれぞれの輝度平均値と前記第1画像における前記第1パターンの輝度平均値との差である、請求項1に記載の検査方法。
  3. 前記第1画像は、前記第1パターンと、前記光学系の光で解像可能な第2パターンとを含み、
    前記第1パターン内における輝度値の偏差は、前記第1画像から前記第1パターンの輝度値を抽出してから、あるいは、前記第1画像から前記第2パターンを除いてから算出される、請求項1または請求項2に記載の検査方法。
  4. 前記輝度値の偏差が第2閾値よりも大きい場合に、前記検査対象の欠陥と判断し、前記第2画像の輝度値を補正せず、前記繰り返しパターンを比較しない、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検査方法。
  5. 検査対象に光源の光を照射し、
    前記検査対象からの光を受けて該検査対象の第1画像を撮像部で取得し、
    前記第1画像のうち前記光源の波長では解像できない繰り返しパターンからなる第1パターンの画像に基づいて、該第1パターンにおける所定領域ごとの輝度値の最大値、最小値および平均値を算出し、
    前記検査対象の第2画像を前記撮像部で取得し、
    前記所定領域ごとの輝度値の最大値、最小値および平均値に基づいて前記第2画像の輝度値を演算部で補正し、
    補正された前記第2画像の前記繰り返しパターン同士を比較部で比較する、ことを具備する検査方法。
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