JP2014041081A - 欠陥検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】微細なパターンの欠陥を検出することのできる欠陥検出方法を提供する。
【解決手段】光学系を構成する光源からの光を照射して、光学系の解像度以下の寸法の繰り返しパターンを有する試料の光学画像を、光学系の条件を変えて複数取得する。次いで、複数の光学画像について、ノイズフィルタおよび畳み込みフィルタの少なくとも一方を用いた補正処理を行う。次に、複数の光学画像のいずれかを基準として他の光学画像の位置をシフトし、他の光学画像のシフト量と、複数の光学画像同士における階調値の相関の変化との関係を求め、相関が最も高くなるときのシフト量を基に複数の光学画像の位置合わせを行う。その後、位置合わせ後の複数の光学画像を用いて、試料の欠陥検出を行う。欠陥検出は、複数の光学画像の各画素を階調値空間にプロットし、欠陥のある画素と欠陥のない画素とを分離することにより行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、欠陥検出方法に関する。
大規模集積回路(Large Scale Integration;LSI)の高集積化および大容量化に伴い、半導体素子に要求される回路寸法は狭小化の一途を辿っている。例えば、最先端のデバイスでは、十数nmの線幅のパターン形成が要求される状況となってきている。
多大な製造コストのかかるLSIにとって、製造工程における歩留まりの向上は欠かせない。半導体素子の場合、その製造工程において、ステッパまたはスキャナと呼ばれる縮小投影露光装置により、回路パターンが形成された原画パターン(マスクまたはレチクルを指す。以下では、マスクと総称する。)がウェハ上に露光転写される。ここで、半導体素子の歩留まりを低下させる大きな要因として、マスクパターンの形状欠陥が挙げられる。
ウェハ上に形成されるLSIパターンの寸法が微細化していることに伴って、マスクパターンの形状欠陥も微細化している。また、マスクの寸法精度を高めることで、プロセス諸条件の変動を吸収しようとしてきたこともあり、マスク検査においては、極めて小さなパターンの欠陥を検出することが必要になっている。特許文献1には、マスク上における微細な欠陥を検出できる検査装置が開示されている。
特許第4236825号公報
一方、微細パターンを形成する技術として、ナノインプリントリソグラフィ(Nanoimprint Lithography;NIL)が注目されている。この技術は、ウェハ上のレジストに、ナノスケールの微細構造を有するモールド(型)を圧力印加することで、レジストに微細なパターンを形成するものである。
ナノインプリント技術では、生産性を上げるために、原版となるマスターテンプレートを用いて、複製のテンプレート(レプリカテンプレート)を複数作成し、各レプリカテンプレートを異なるナノインプリント装置に装着して使用する。レプリカテンプレートは、マスターテンプレートに正確に対応するように製造される必要がある。このため、マスターテンプレートはもちろんのこと、レプリカテンプレートのパターン欠陥を検出する際にも高い精度が要求される。
ところで、マスクは、一般に、回路寸法の4倍の寸法を持って形成される。かかるマスクを用い、縮小投影露光装置でウェハ上のレジストにパターンを縮小露光した後、現像することによって半導体の回路パターンが形成される。これに対し、ナノインプリントリソグラフィにおけるテンプレートは、回路寸法と等倍の寸法で形成される。このため、テンプレートのパターンにおける形状欠陥は、マスクのパターンにおけるそれよりも、ウェハ上に転写されるパターンへの影響度が大きい。したがって、テンプレートのパターン欠陥を検出するにあたっては、マスクのパターン欠陥を検出する場合よりもさらに高い精度が必要になる。
しかしながら、回路パターンの微細化が進む昨今にあっては、欠陥を検出する際に用いられる装置の光学系の解像度よりも、パターン寸法の方が微細となってきている。例えば、テンプレートに形成されるパターンの線幅が約100nm以下の密パターンであると、DUV(Deep Ultraviolet radiation:遠紫外)光を用いた光源では解像できない。そこで、EB(Electron Beam:電子ビーム)を用いた光源が使用されているが、スループットが低く、量産に適さないという問題がある。
本発明は、こうした点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明の目的は、微細なパターンの欠陥を検出することのできる欠陥検出方法を提供することにある。
本発明の他の目的および利点は、以下の記載から明らかとなるであろう。
本発明は、光学系を構成する光源からの光を照射して、前記光学系の解像度以下の寸法の繰り返しパターンを有する試料の光学画像を、前記光学系の条件を変えて複数取得する工程と、
前記複数の光学画像について、ノイズフィルタおよび畳み込みフィルタの少なくとも一方を用いた補正処理を行う工程と、
前記複数の光学画像のいずれかを基準として他の光学画像の位置をシフトし、前記他の光学画像のシフト量と、前記複数の光学画像同士における階調値の相関の変化との関係を求め、前記相関が最も高くなるときの前記シフト量を基に前記複数の光学画像の位置合わせを行う工程と、
前記位置合わせ後の前記複数の光学画像を用いて、前記試料の欠陥検出を行う工程とを有することを特徴とする欠陥検出方法に関する。
本発明において、前記欠陥検出を行う工程は、前記複数の光学画像の各画素を階調値空間にプロットし、欠陥のある画素と欠陥のない画素とを分離する工程とすることが好ましい。
本発明において、前記欠陥のある画素と欠陥のない画素とを分離する工程は、前記階調値空間における前記各画素のクラスタリング、前記複数の光学画像の相関直線から前記各画素までの距離、および、前記複数の光学画像の差画像の少なくとも1つを用いて行われることが好ましい。
本発明において、前記相関は、前記複数の光学画像同士の共分散、前記複数の光学画像同士の相関係数、前記複数の光学画像の差の2乗和および前記複数の光学画像の絶対値和の少なくとも1つを用いて評価されることが好ましい。
本発明において、前記複数の光学画像は、前記光源からの光が前記試料を透過して撮像された光学画像と、前記光源からの光が前記試料で反射して撮像された光学画像であることが好ましい。
本発明において、前記複数の光学画像は、前記光学系と前記試料との焦点位置を変えて撮像されたものであることが好ましい。
本発明において、前記複数の光学画像は、前記光学系を明視野として撮像された光学画像と、前記光学系を暗視野として撮像された光学画像であることが好ましい。
本発明において、前記複数の光学画像は、前記光源からの光の偏光状態を変えて撮像されたものであることが好ましい。
本発明は、前記複数の光学画像同士のダイナミックレンジを合わせる補正を行う工程を有することが好ましい。
本発明は、前記複数の光学画像の階調値の極性を反転させる補正を行う工程を有することが好ましい。
本発明は、前記複数の光学画像の像面歪みを補正する工程を有することが好ましい。
本発明によれば、微細なパターンの欠陥を検出することのできる欠陥検出方法が提供される。
本実施の形態の欠陥検出方法に使用される装置の一例である。 光学画像の取得手順を説明する図である。 試料に照射する光の偏光状態を変えて光学画像を取得する方法の説明図である。 光学画像の各画素を階調値空間に表した図の一例である。 近似直線を用いて欠陥を検出する方法の説明図である。
ウェハ上に形成されるパターンの多くは、ライン・アンド・スペースパターンなどの繰り返しパターン、すなわち、周期性を持って繰り返される規則的なパターンである。したがって、ナノインプリントリソグラフィで使用されるテンプレートにもかかる繰り返しパターンが形成される。
DUV光を用いた光学系によって、線幅が約100nm以下である密パターンを結像しようとする場合、理論限界のレンズ(開口数NA=1)を用いたとしても、このパターンを解像することはできない。しかしながら、かかるパターンが繰り返しパターンである場合において、パターンの一部でエッジラフネスが大きくなったり、パターンの一部が欠けたりすると、規則性に乱れが生じて光学画像の階調値が変化するようになるので、これらを欠陥として検出することが可能である。
しかしながら、欠陥に至らないエッジラフネスであっても、階調値に変動をもたらすため、この変動がノイズ(以下、ベースパターンノイズと称す。)となって欠陥を判別し難くしてしまうという問題がある。尚、ベースパターンノイズの他の例としては、電子ビームショットにより描画されたラインパターンにおいて、ショット間のずれによりパターンに歪みが生じたものなども挙げられる。
一方、同じパターンの光学画像を光学系の条件を変えて複数取得し、これらを比較すると、ベースパターンノイズに相関が得られることが分かった。そして、適切に光学系の条件を設定すると、欠陥については画像間の相関が低い画像が得られることも判明した。この様な欠陥とベースパターンノイズの特性の差を用いることにより、光学系の解像限界以下の寸法を有するパターンであっても、複数の光学画像のベースパターンノイズを相殺することによって、欠陥のみを検出することができる。
この手法を用いるためには、複数の画像の位置を正確に合わせる必要がある。しかし、従来のマスク検査と違い、パターン自体が解像しないために、パターンを基準に位置合わせができないという問題がある。しかし、前述のように、ベースパターンノイズには、相関が得られる条件があることが分かっている。したがって、この相関を利用してノイズを基準にして光学画像の位置合わせを行うことにより、複数の画像間の位置合わせをすることが可能である。以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の欠陥検出方法に使用される装置の一例である。本実施の形態では、この装置を用いて、試料の光学画像を取得して欠陥を検出することができる。
図1の装置100は、光学画像取得部Aと制御部Bを有する。
光学画像取得部Aは、光源5と、レンズ6,8,104と、ミラー7と、画像センサ105と、センサ回路106とによって構成される光学系を有する。また、光学画像取得部Aは、水平方向(X方向、Y方向)に移動可能なXYテーブル3と、レーザ測長システム122と、オートローダ130とを有する。尚、XYテーブル3は、回転方向(θ方向)にも移動可能な構造とすることができる。
欠陥検出対象となる試料1は、垂直方向に移動可能なZテーブル(図示せず)の上に載置されている。Zテーブルは、XYテーブル3の上に設けられている。試料1には、ライン・アンド・スペースパターンやホールパターンなどの繰り返しパターン、すなわち、周期性を持って繰り返される規則的なパターンが形成されている。尚、試料1としては、例えば、ナノインプリント技術で用いられるテンプレートが挙げられる。
試料1は、Zテーブルに設けられた支持部材により、3点で支持されることが好ましい。試料1を4点で支持する場合には、支持部材に対して高精度の高さ調整が必要となる。また、高さ調整が不十分であると、試料1が変形するおそれがある。これに対して、3点支持によれば、試料1の変形を最小限に抑えながら、試料1を支持することができる。支持部材は、例えば、頭面が球状のボールポイントを用いて構成される。また、例えば、3つの支持部材のうちの2つの支持部材は、試料1の四隅のうちの対角でない、隣接する二隅で試料1に接する。3つの支持部材のうちの残る1つの支持部材は、他の2つの支持部材が配置されていない二隅の間の領域に配置される。
上述した光学系は、試料1の上方および下方に配置されている。光学系の解像限界、すなわち、光源5からの光の波長(λ)と、レンズ104の開口数(NA)とによって定まる解像限界(R=0.61λ/NA)は、試料1に形成されたパターンを解像しない値である。
光学系において、光源5は、試料1に対して、その光学画像を取得するための光を照射する。本実施の形態において、試料1に形成されたメインパターンの線幅は約100nm以下とすることができ、光源5としては、DUV(Deep Ultraviolet radiation:遠紫外)光を照射するものを用いることができる。
光源5からの光は、レンズ6を透過し、ミラー7で向きを変えられた後、レンズ8によって試料1の上に集光される。試料1の下方には、画像センサ105が配置されており、試料1を透過した光は、レンズ104によって画像センサ105に結像する。これにより、試料1のパターンの光学画像が生成される。
尚、本実施の形態においては、試料1の下方から光を照射し、反射光をレンズで画像センサ105に結像させてもよい。
図2は、試料1に形成されたパターンの欠陥を検出するための光学画像の取得手順を説明する図である。
図2に示すように、試料1上の評価領域は、短冊状の複数のフレーム20,20,20,20,・・・に仮想的に分割されている。そして、各フレーム20,20,20,20,・・・が連続的に走査されるように、図1のXYテーブル3の動作が制御される。具体的には、XYテーブル3がX方向に移動しながら、試料1の光学画像が取得される。そして、画像センサ105に、図2に示されるような走査幅Wの画像が連続的に入力される。すなわち、第1のフレーム20における画像を取得した後、第2のフレーム20における画像を取得する。この場合、XYテーブル3が第1のフレーム20における画像の取得時とは逆方向に移動しながら光学画像を取得し、走査幅Wの画像が画像センサ105に連続的に入力される。第3のフレーム20における画像を取得する場合には、第2のフレーム20における画像を取得する方向とは逆方向、すなわち、第1のフレーム20における画像を取得した方向に、XYテーブル3が移動する。尚、図2の斜線部分は、上記のようにして光学画像の取得が済んだ領域を模式的に表したものである。
次に、図1の制御部Bを説明する。
制御部Bでは、装置100全体の制御を司る制御計算機110が、データ伝送路となるバス120を介して、位置回路107、画像処理回路108、欠陥検出回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、記憶装置の一例となる磁気ディスク装置109、ネットワークインターフェイス115、フレキシブルディスク装置116、液晶ディスプレイ117、パターンモニタ118およびプリンタ119に接続されている。
XYテーブル3は、テーブル制御回路114によって制御されたX軸モータおよびY軸モータによって駆動される。これらのモータには、例えば、ステップモータを用いることができる。
上述したように、図1の光学画像取得部Aは、試料1の光学画像を取得する。光学画像の具体的な取得方法の一例は、次の通りである。
試料1は、垂直方向に移動可能なZテーブル(図示せず)の上に載置される。Zテーブルは、XYテーブル3によって水平方向にも移動可能である。XYテーブル3は、制御計算機110の制御の下、テーブル制御回路114によって駆動され、X方向とY方向に駆動する駆動系によって移動可能となっている。X軸モータとY軸モータには、例えばステップモータを用いることができる。そして、XYテーブル3の移動位置は、レーザ測長システム122により測定されて位置回路107に送られる。また、XYテーブル3上の試料1は、オートローダ制御回路113により駆動されるオートローダ130から自動的に搬送され、検査終了後には自動的に排出される。
光源5は、試料1に対して光を照射する。光源5から出射された光は、レンズ6を透過し、ミラー7で向きを変えられた後、レンズ8によって試料1の上に集光される。尚、レンズ8と試料1との距離は、Zテーブルを垂直方向に移動させることによって調整される。
光源5から照射されて試料1を透過した光は、レンズ104を介して、画像センサ105に光学像として結像する。
試料1の検査領域における光学画像の取得手順は、図2を用いて説明した通りである。そして、図1の画像センサ105上に結像したパターンの像は、画像センサ105によって光電変換され、さらにセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。画像センサ105としては、例えば、撮像素子としてのCCDカメラを一列に並べたラインセンサが用いられる。ラインセンサの例としては、TDI(Time Delay Integration)センサが挙げられる。XYテーブル3がX軸方向に連続的に移動しながら、TDIセンサによって試料1のパターンが撮像される。
以上のようにして得られた光学画像は、図1の画像処理回路108へ送られる。
画像処理回路108では、光学画像における画素データが画素毎の階調値で表される。例えば、256段階の階調値を有するグレースケールより、0階調から255階調のいずれかの値が、各画素に与えられる。また、画像処理回路108では、(後述する)光学画像に対する補正処理や光学画像同士の位置合わせが行われる。
画像処理回路108で補正処理や位置合わせをされた光学画像は、階調値のデータとともに、欠陥検出回路112へ送られる。欠陥検出回路112では、画像処理回路108からのデータに基づいて試料1の欠陥検出が行われる。
次に、本実施の形態の欠陥検出方法について、図1を参照しながら詳述する。
本実施の形態の欠陥検出方法においては、複数の光学条件を用いて、少なくとも2つの光学画像を取得する(ステップ1)。複数の光学条件としては、例えば、次のようなものが挙げられる
<透過および反射>
図1の装置100において、上述の通り、光源5の光を試料1に照射し、その透過光をレンズ104を介して画像センサ105に結像する。これにより、第1の光学画像を得る。また、図1では図示されない光学系を用いて、試料1の下方から光を照射し、その反射光を画像センサ105に結像する。これにより、第2の光学画像を得る。
<フォーカス条件>
図1において、光学画像取得部Aは、光源5と、レンズ6,8,104と、ミラー7と、画像センサ105と、センサ回路106とによって構成される光学系を有する。試料1のフォーカス条件は、試料1と光学系との焦点位置によって変えられる。具体的には、図1において、試料1は、垂直方向に移動可能なZテーブル(図示せず)の上に載置されているので、垂直方向におけるZテーブルの位置を変えることで、試料1と光学系との焦点位置を変えることができる。例えば、Zテーブルが所定位置にある状態で第1の光学画像を取得し、次いで、Zテーブルの位置を移動させて第2の光学画像を取得する。
<明視野および暗視野>
図1において、光源5の光を試料1に照射し、その透過光をレンズ104を介して画像センサ105に結像する。これにより、明視野による第1の光学画像を取得できる。また、図1では図示されない光学系を用いて、試料1に対して斜めから光を照射し、試料1からの散乱光や反射光を画像センサ105に結像する。これにより、暗視野による第2の光学画像を取得する。
<偏光>
試料1に照射する光の偏光状態を変えて、第1の光学画像と第2の光学画像を取得する。光の偏光状態は、図3に示すような光学系を図1の光学画像取得部Aに設けることで変えられる。
図3において、ハーフミラー1001に入射した円偏光の光束が、ハーフミラー1001で反射して1/4波長板1002に入射する。すると、1/4波長板1002によって円偏光は直線偏光に変えられ、レンズ1003で集束して試料1004に照射される。試料1004で反射した光は、レンズ1003、1/4波長板1002、ハーフミラー1001を透過し、レンズ1005で集束してセンサ1006に入射する。これにより、第1の光学画像を得ることができる。1/4波長板1002の角度を変えることで、入射する光と、1/4波長板1002の基準軸とを変えて、偏光方向を任意に変えることができる。したがって、第1の光学画像を得たときの1/4波長板1002の角度とは異なる角度にして、試料1004で反射した光をセンサ1006に入射させて第2の光学画像を得る。尚、試料1004は、図1の試料1に、センサ1006は、図1の画像センサ105に、それぞれ対応させることができる。
第1の光学画像と第2の光学画像を取得した後は、これらに対して補正処理を行う(ステップ2)。具体的には、図1の装置100において、光学条件を変えて撮像された第1の光学画像と第2の光学画像が、センサ回路106から画像処理回路108へ送られる。
画像処理回路108で補正を行う理由は、以下の通りである。
ステップ1で得られた第1の光学画像と第2の光学画像には、ベースパターンノイズ以外のノイズも含まれている。例えば、画像センサのホワイトノイズがある。
また、第1の光学画像と第2の光学画像とは、異なる条件によって得られた画像であるので、同一のパターンを撮像したものであっても、これらの像プロファイルは異なったものになる。さらに、互いに異なる位置歪みが生じている可能性もある。したがって、2つの像プロファイルが同じとなるような補正や、位置歪みに対する補正も必要になる。
上記補正の具体例としては、次のようなものが挙げられる。
<ノイズフィルタ>
光学系は、空間周波数フィルタと考えられ、ある周波数以上の周波数帯域における信号を減衰させる。このため、周波数の高い信号の殆どはノイズ、具体的には、ホワイトノイズと考えられる。一方、光学画像においては、低い周波数の非常に緩やかな変動が見られることがある。こうした高周波の成分や低周波の成分は、ノイズフィルタを用いることで減衰させることができる。ノイズフィルタとしては、例えば、平均化フィルタやバンドパスフィルタなどが挙げられる。
平均化フィルタは、注目画素とその周辺の画素について、それらの輝度値を平均化し、得られた値を画像の輝度値とするものである。
例えば、512画素×512画素からなる光学画像において、各画素に、0階調から255階調のいずれかの値が与えられるものとする。また、光学画像の表示は、グレースケールによるとする。
光学画像Aのi行j列の画素がA(i,j)で表されるとすると、平均化処理後の画素A’は、式(1)で表される。
一方、バンドパスフィルタは、低周波数成分と高周波成分を減衰させて、一定の帯域の周波数成分だけを通過させるものである。光学画像Aのi行j列の画素がA(i,j)で表されるとすると、バンドパスフィルタによる処理後の画素A’は、例えば、式(2)で表される。
<畳み込みフィルタ>
畳み込みフィルタは、第1の光学画像の像プロファイルと、第2の光学画像の像プロファイルとが一致するようにするものである。2つの像プロファイルの違いは、光学的には、PSF(Point Spread Function)の差と解される。そこで、PSFを模したフィルタ、すなわち、畳み込みフィルタによる補正処理を施すことによって、2つの光学画像をある程度まで一致させることができる。
光学画像Aのi行j列の画素がA(i,j)で表されるとすると、畳み込みフィルタによる処理後の画素A’は、例えば式(3)で表される。尚、PSFの値は所定値とすることができるが、フィルタ処理後の画像の差が最小になるような値を画像毎に推定することもできる。その場合の推定方法としては、最小二乗法または最尤法などが挙げられる。
<歪補正>
第2の光学画像は、第1の光学画像と異なる光学条件で取得されるため、これらの光学画像には、互いに異なる位置歪が生じている可能性がある。そこで、かかる歪が生じている場合には、例えば、光学画像の面内における歪量、具体的には、位置の移動量を線形に補正する。
例えば、光学画像における各画素(i,j)の歪量ベクトルD(i,j)は、式(4)で表される。尚、(a+bi+cj)は画像の横方向(行方向)の歪量を、(a+bj+ci)は縦方向(列方向)の歪量をそれぞれ表す。また、a,b,c,a,b,cは、それぞれ一次の歪を表す係数である。これらは、固定値として設定することも、画像毎に推定することもできる。
上記のようにして得られた歪量ベクトルDにしたがって、各光学画像における各画素を移動させる処理を行なう。尚、サブ画素単位(1画素未満)の移動は、補間処理によって求めた値にしたがって行う。補完処理としては、例えば、バイキュービック補間を用いることができる。
さらに、ステップ2においては、上記の補正の他に、第1の光学画像と第2の光学画像における画素間のダイナミックレンジを合わせる補正や、階調反転処理を行うことが好ましい。
<ダイナミックレンジ補正>
第1の光学画像と第2の光学画像のダイナミックレンジ、すなわち、各光学画像における識別可能な信号の最小値と最大値の比率を合わせるための補正を行う。具体的には、第1の光学画像または第2の光学画像に対して、所定の係数を掛ける。例えば、光学画像Aに係数kを掛けて、光学画像A’=kAを得る。光学画像A’は、ダイナミックレンジ補正後の光学画像である。係数kは、予め定められた固定値とすることができる。また、第1の光学画像および第2の光学画像を取得する度に、最適な係数kを求めてもよい。ここで、係数kを求める方法としては、例えば、第1の光学画像の階調値のヒストグラムと、第2の光学画像の階調値のヒストグラムとの差や、これらの光学画像の分散または標準偏差の差を最小にする方法などが挙げられる。
<階調反転>
第1の光学画像と第2の光学画像との間に負の相関がある場合、第2の光学画像の階調は、第1の光学画像の階調を白黒反転したものとなる。後述する光学画像の位置合わせや、光学画像同士の比較を容易にするには、いずれか一方の光学画像の階調を反転させて、他の光学画像と合わせることが好ましい。
例えば、各画素に、0階調から255階調のいずれかの値が与えられるとすると、光学画像Aの階調を反転させた光学画像A’を得るには、
とすればよい。
上記のようにして、第1の光学画像と第2の光学画像に補正処理を行った後は、図1の画像処理回路108において、これらの光学画像の位置合わせを行う(ステップ3)。
本実施の形態では、ベースパターンノイズを用いて位置合わせを行う。具体的には、第1の光学画像および第2の光学画像のいずれか一方を基準として、他方の光学画像の位置を少しずつシフトさせる。そして、各位置における画素の階調値について、第1の光学画像と第2の光学画像の階調値の相関、具体的には、ベースパターンノイズの相関を調べる。相関が最も高くなるときのシフト量が最適な位置合わせ量になるので、このシフト量を用いて、第1の光学画像と第2の光学画像との位置合わせを行うことができる。つまり、この方法によれば、光学系の解像限界以下の寸法のパターン同士を位置合わせすることができる。
相関を評価する指標としては、例えば、次のようなものが挙げられる。
<共分散>
2つの変数(量的と量的)、すなわち、2つのベクトル間の共変動の大きさを示す指標である。一般に、データが(x,y),(x,y),・・・,(x,y)で与えられたときの共分散は、式(5)で表される。
2つの変数が、一方が大きいほど他方も大きいという関係にあれば、共分散は正になる。逆に、一方が大きいほど他方が小さいという関係にあれば、共分散は負になる。また、2つの変数の間に共変関係がない場合、共分散は0に近づく。つまり、式(5)において、xが平均より大きく、yも平均より大きければ、
の値は正になる。xが平均より小さく、yも平均より小さい場合も同様である。一方、xが平均より大きく、yが平均より小さい場合には、
の値は負になる。xが平均より小さく、yが平均より大きい場合も同様である。そして、正になる共分散の数が多いほど、つまり、共分散の値が大きいほど、xとyは同じ方向に共変動していると言え、負になる共分散の数が多いほど、つまり、共分散の値が小さいほど、xとyは逆方向に共変動していると言える。例えば、本実施の形態において、第1の光学画像の階調が、第2の光学画像の階調を反転したものである場合、共分散の符号は負になる。
例えば、第1の光学画像Aと第2の光学画像Bとをベクトル表記して、(V1,V2)とする。このとき、V1とV2は、それぞれ式(6)と式(7)で表される。画像は正方形とし、Nは画像のサイズを表す。
ベクトルV1とベクトルV2との間の共分散CVは、式(8)で表される。ここで、mean(x)はxの平均値である。共分散CVの絶対値が最も大きくなるとき、V1とV2の相関性は最も高くなる。すなわち、このときの第2の光学画像のシフト量が最適な値であり、本実施の形態では、このシフト量で第1の光学画像と第2の光学画像を位置合わせする。
また、共分散CVは、式(9)のようにも表される。
式(9)において、mean(V1),mean(V2)は、いずれも画像全体の平均値である。このため、画像をシフトさせても、これらの値は変わらないと考えることができる。よって、式(9)において、第1項のV1とV2の内積を最大化または最小化することでも、V1とV2の相関性が最も高くなる共分散CVの値を見出すことができる。そして、このときの第2の光学画像のシフト量で、第2の光学画像は、第1の光学画像と位置合わせされる。
<相関係数>
相関係数は、2つの変数間(量的と量的)すなわち、2つのベクトル間の相互関係を表す指標である。相関係数CCは、式(10)で与えられる。尚、式(10)において、std(x)は、xの標準偏差を表す。
相関係数も、共分散と同様に、2つの光学画像の相関を表す量が得られるが、結果が−1〜1の間に規格化されるので、共分散よりも扱いやすいという利点がある。相関係数を用いる場合にも、共分散と同様に、その絶対値が最大となる第2の光学画像のシフト量を求める。そして、このシフト量に基づいて、第1の光学画像と第2の光学画像の位置合わせをする。
表1は、光学条件Iで取得した第1の光学画像の階調値と、光学条件IIで取得した第2の光学画像の階調値について、これらの相関係数を調べたものである。尚、光学条件IおよびIIは、ステップ1で述べた例から選択できる。
表1において、Xシフトとは、第1の光学画像に対する第2の光学画像のX方向におけるシフト量を画素単位で示したものである。また、Yシフトとは、第1の光学画像に対する第2の光学画像のY方向におけるシフト量を画素単位で示したものである。
表1より、相関係数の絶対値が最大となるのは、XシフトおよびYシフトがいずれも0のときである。したがって、この場合は、第1の光学画像に対する第2の光学画像のX方向のシフト量とY方向のシフト量をいずれも0としたときに、これらの画像の位置が最も合うことになる。
<差の2乗和および絶対値和>
第1の光学画像と第2の光学画像との差の2乗和SSDまたは絶対値和SADを、式(11)または式(12)を用いて算出する。尚、式(12)において、abs(x)は、xの絶対値を表す。
次いで、2乗和SSDまたは絶対値和SADの値が最小となるときのシフト量を求める。得られた第2の光学画像のシフト量で、第2の光学画像は、第1の光学画像と位置合わせされる。
尚、上述したステップ2の補正は、ステップ3の後に行ってもよい。すなわち、複数の光学条件を用いて、少なくとも2つの光学画像を取得し、次いで、第1の光学画像と第2の光学画像の位置合わせを行った後、第1の光学画像と第2の光学画像に補正処理を施してもよい。
以上のようにして、第1の光学画像と第2の光学画像の位置合わせを行った後は、これらの画像を用いて試料1の欠陥を検出する(ステップ4)。
図1の装置100で見ると、画像処理回路108で補正処理や位置合わせをされた光学画像は、階調値のデータとともに、欠陥検出回路112へ送られる。欠陥検出回路112では、画像処理回路108からのデータを基に、試料1の欠陥検出が行われる。欠陥検出の結果は、例えば、磁気ディスク装置109に保存される。
欠陥検出回路112で行われる欠陥検出の具体的方法としては、例えば、以下のようなものが挙げられる。
<階調値空間におけるクラスタリング>
既に述べたように、光学画像では、エッジラフネスなどに起因する階調値の変動によって、光学画像の各画素の階調値にばらつきが生まれる。これがベースパターンノイズである。一方、第1の光学画像と第2の光学画像とは、撮像時の光学条件が異なるものの、同一のパターンを撮像したものであるから、2つの光学画像のベースパターンノイズには相関性がある。そこで、各光学画像の画素を階調値空間にプロットすれば、これらには、正または負の相関性が見られるはずである。
ここで、第1の光学画像と第2の光学画像が位置合わせされていないと、相関性を正確に評価することは難しい。逆に、2つの光学画像同士の位置が合っていれば、相関は最も高くなるはずである。そこで、ステップ3で述べたように、第2の光学画像の位置を第1の光学画像に対してシフトし、2つの光学画像の相関が最も高くなるところで位置合わせを行う。そして、この位置における第1の光学画像と第2の光学画像の各画素を階調値空間に表す。具体的には、これらの光学画像における同じ位置の画素の階調値を、その画素の座標として表現する。
例えば、座標(i,j)における第1の光学画像の階調値をA(i,j)、第2の光学画像の階調値をB(i,j)とすると、これらは、階調値空間では、点(A(i,j),B(i,j))のように表される。そこで、全ての画素に対して同様のことを行って、得られた各点を階調値空間にプロットする。図4は、その一例である。図4の横軸は、第1の光学画像の画素階調値を表す。また、縦軸は、第2の光学画像の画素階調値を表す。
図4において、主たるデータ分布を形成しているのは、ベースパターンノイズがのってはいるが、欠陥のない画素の階調値である。尚、この例では、第1の光学画像と第2の光学画像との間に負の相関がある。また、図4には、主たるデータ分布とは別のデータ分布が見られる。これは、欠陥がある画素の階調値に対応する。
このように、2つの光学画像の画素を階調値空間にプロットすることで、欠陥のある画素と欠陥のない画素とを分離することが可能である。すなわち、図4に見られるように、欠陥のある画素は、主たるデータ分布の外側にプロットされる。したがって、これらの画素を抽出することで、欠陥を検出することができる。
尚、本実施の形態の欠陥検出は、上記の階調値空間におけるクラスタリングに限られるものではなく、サポートベクターマシン(Support Vector Machine;SVM)や、ニューラルネットワーク(neural network)などの機会学習アルゴリズムなどの手法を用いてもよい。
サポートベクターマシンには種々の手法があるが、例えば、線形サポートベクターマシンは、線形しきい素子を用いて、2クラスのパターン識別器を構成する手法である。
線形しきい素子の例として、入力特徴ベクトルに対し、識別関数(線形識別関数)
により2値の出力値を計算する。ここで、wはパラメータベクトルであり、bはバイアスパラメータである。また、関数sign(u)は、u>0のとき1をとり、u≦0のとき−1をとる符号関数である。このモデルは、入力ベクトルとパラメータベクトルの内積とバイアスパラメータの和が正ならば1を出力し、負ならば−1を出力する。これは、幾何学的には、識別平面により、入力特徴空間を2つに分けることに相当する。
例えば、N個の特徴ベクトルx,・・・,xと、各特徴ベクトルに対応する正解のクラスラベルt,・・・,tが与えられているとする。また、これらの特徴ベクトルは、線形分離可能であるとする。つまり、線形しきい素子のパラメータをうまく調整することで、特徴ベクトルを誤りなく分けられると仮定する。ここで、一般には、特徴ベクトルを誤りなく分けるパラメータは一意には決められない。サポートベクターマシンでは、最も近い特徴ベクトルとの間のマージンが最大となるような識別平面が求められる。
特徴ベクトルが線形分離可能である場合、
を満たすようなパラメータが存在する。これは、
で表される2枚の超平面によって特徴ベクトルが完全に分離されており、2枚の超平面の間には特徴ベクトルが1つも存在しないことを示している。このとき、識別平面とこれらの超平面との距離(マージンと大きさ)は
となる。したがって、マージンを最大とするパラメータwとbを求めるということは、制約条件
の下で、目的関数
を最小とするパラメータを求めることと等価になる。
また、欠陥は、相関直線からの距離を求めて検出することもできる。
例えば、図4に示すような階調値空間へのプロットにおいて、第1の光学画像と第2の光学画像に相関がある場合には、回帰直線などの近似直線を描くことができる。図5は、近似直線を示したものである。図5に示すように、近似直線から法線方向に各点(A(i,j),B(i,j))までの距離を求め、その値が所定値を超えた画素を欠陥のある画素と判定する。
さらに、第1の光学画像と第2の光学画像との差に相当する画像(差画像)を用いて、欠陥を検出することもできる。具体的には、次のようにして行うことができる。
上記のステップ1で述べたように、第1の光学画像と第2の光学画像を取得した後は、ステップ2で、これらの光学画像に対して補正処理を行う。次に、ステップ3で述べたように、第1の光学画像と第2の光学画像の位置合わせを行う。このとき、第1の光学画像と第2の光学画像における画素間のダイナミックレンジを合わせる補正や、階調反転処理も行うようにする。また、画像同士の相関を高めるために、位置合わせを行った後にステップ2の畳み込み補正を行うこともできる。次いで、ステップ4において、第1の光学画像から第2の光学画像を引き、これらの差画像を生成する。得られた差画像において、第1の光学画像の各画素と、第2の光学画像の各画素との差の平均値と、各画素との差を求める。そして、かかる差の絶対値が所定値を超えた画素を欠陥のある画素と判定する。
以上述べたように、本実施の形態の欠陥検査方法によれば、解像限界以下の寸法のパターンであっても、欠陥を検出することができる。この方法によれば、例えば、ライン・アンド・スペースパターンにおいて、ラインの一部が不連続となっている欠陥などを検出することが可能である。
また、本実施の形態の欠陥検出方法では、試料の光学画像を取得するための観察光学系において、光源から出射される光に、DUV(Deep Ultraviolet radiation:遠紫外)光を用いることができる。したがって、EB(Electron Beam:電子ビーム)を光源に用いた場合と比較して、スループットの低下を引き起こさずに欠陥検査を行うことができる。
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することができる。
例えば、上記実施の形態では、第1の光学画像と第2の光学画像について述べたが、光学画像は複数あればよく、第3の光学画像や第4の光学画像などを取得し、これらを用いて欠陥検出を行ってもよい。光学画像が多くなるほど欠陥検出の精度は向上するが、補正や位置合わせなどの処理に要する時間が長くなるので、これらを比較考量して適当な数の光学画像を用いることが好ましい。
また、上記実施の形態では、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要としない部分についての記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができることは言うまでもない。その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更し得る全てのパターン評価方法およびパターン評価装置は、本発明の範囲に包含される。
1,1004 試料
3 XYテーブル
5 光源
6,8,104,1003,1005 レンズ
7 ミラー
20,20,20,20 フレーム
100 装置
105 画像センサ
106 センサ回路
107 位置回路
108 画像処理回路
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
112 欠陥検出回路
113 オートローダ制御回路
114 テーブル制御回路
115 ネットワークインターフェイス
116 フレキシブルディスク装置
117 液晶ディスプレイ
118 パターンモニタ
119 プリンタ
120 バス
122 レーザ測長システム
130 オートローダ
1001 ハーフミラー
1002 1/4波長板
1006 センサ

Claims (11)

  1. 光学系を構成する光源からの光を照射して、前記光学系の解像度以下の寸法の繰り返しパターンを有する試料の光学画像を、前記光学系の条件を変えて複数取得する工程と、
    前記複数の光学画像について、ノイズフィルタおよび畳み込みフィルタの少なくとも一方を用いた補正処理を行う工程と、
    前記複数の光学画像のいずれかを基準として他の光学画像の位置をシフトし、前記他の光学画像のシフト量と、前記複数の光学画像同士における階調値の相関の変化との関係を求め、前記相関が最も高くなるときの前記シフト量を基に前記複数の光学画像の位置合わせを行う工程と、
    前記位置合わせ後の前記複数の光学画像を用いて、前記試料の欠陥検出を行う工程とを有することを特徴とする欠陥検出方法。
  2. 前記欠陥検出を行う工程は、前記複数の光学画像の各画素を階調値空間にプロットし、欠陥のある画素と欠陥のない画素とを分離する工程であることを特徴とする請求項1に記載の欠陥検出方法。
  3. 前記欠陥のある画素と欠陥のない画素とを分離する工程は、前記階調値空間における前記各画素のクラスタリング、前記複数の光学画像の相関直線から前記各画素までの距離、および、前記複数の光学画像の差画像の少なくとも1つを用いて行われることを特徴とする請求項2に記載の欠陥検出方法。
  4. 前記相関は、前記複数の光学画像同士の共分散、前記複数の光学画像同士の相関係数、前記複数の光学画像の差の2乗和および前記複数の光学画像の絶対値和の少なくとも1つを用いて評価されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
  5. 前記複数の光学画像は、前記光源からの光が前記試料を透過して撮像された光学画像と、前記光源からの光が前記試料で反射して撮像された光学画像であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
  6. 前記複数の光学画像は、前記光学系と前記試料との焦点位置を変えて撮像されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
  7. 前記複数の光学画像は、前記光学系を明視野として撮像された光学画像と、前記光学系を暗視野として撮像された光学画像であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
  8. 前記複数の光学画像は、前記光源からの光の偏光状態を変えて撮像されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
  9. 前記複数の光学画像同士のダイナミックレンジを合わせる補正を行う工程を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
  10. 前記複数の光学画像の階調値の極性を反転させる補正を行う工程を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
  11. 前記複数の光学画像の像面歪みを補正する工程を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の欠陥検出方法。
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