JP2017219691A - プラスチック光ファイバリボン - Google Patents

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Abstract

【課題】V溝への位置決め容易性に優れるプラスチック光ファイバリボンの提供。【解決手段】複数本のプラスチック光ファイバ心線1が、それぞれの中心軸が同一平面上で互いに平行となるように配され、一括被覆2により一体化されたプラスチック光ファイバリボン10であって、プラスチック光ファイバリボン10の厚さ方向の少なくとも一方の外面は、プラスチック光ファイバ心線1の外面に追従する山谷形状を有するとともに、山の頂部2aから谷2bに向かう方向において一括被覆2の厚さが漸次増大する傾斜部が存在し、プラスチック光ファイバリボン10の長さ方向に垂直な断面において、山の頂点Pから傾斜部の起点Qまでの弧とプラスチック光ファイバ心線1の中心とを結んで形成される扇形の中心角θが30〜80°であるプラスチック光ファイバリボン10。【選択図】 図1

Description

本発明はプラスチック光ファイバリボンに関する。
プラスチック光ファイバは柔軟で折れないため、ガラスファイバに比べて取扱い性に優れ、機器間配線や機器内配線に好適である。
プラスチック光ファイバの使用形態として、特許文献1には図3に示す構造の光ファイバリボンが開示されている。この光ファイバリボンは、プラスチック光ファイバ51を補強層52で被覆し、さらにカラーコート層などの樹脂層53で被覆してプラスチック光ファイバ心線54とし、これを4本平行に配置して一括被覆55を施して光ファイバリボン56としたものである。
また図4に示すような、一括被覆を薄く形成した光ファイバリボンも上市されている。図中符号61はプラスチック光ファイバ、62は補強層、63はプラスチック光ファイバ心線、64は一括被覆をそれぞれ示す。
特開2014−205780号公報
図4に示すような一括被覆を薄く形成した光ファイバリボンは、プラスチック光ファイバ心線を1本ずつに分離することなく、リボンの状態で光源や機器等と多芯一括接続する方法に好適である。
しかしながら本発明者等の知見によれば、複数のV溝を有する固定部材を用いて多芯一括接続する際、複数のV溝上に光ファイバリボンを置くときにV溝の中心軸と光ファイバ心線の中心軸とのずれが生じやすく、位置決めに時間がかかる場合がある。
本発明は、V溝への位置決め容易性に優れるプラスチック光ファイバリボンの提供を目的とする。
本発明は以下のプラスチック光ファイバリボンを提供する。
[1]複数本のプラスチック光ファイバ心線が、それぞれの中心軸が同一平面上で互いに平行となるように配され、一括被覆により一体化されたプラスチック光ファイバリボンであって、前記プラスチック光ファイバリボンの厚さ方向の少なくとも一方の外面は、前記プラスチック光ファイバ心線の外面に追従する山谷形状を有するとともに、山の頂部から谷に向かう方向において前記一括被覆の厚さが漸次増大する傾斜部が存在し、前記プラスチック光ファイバリボンの長さ方向に垂直な断面において、前記プラスチック光ファイバリボンの外面の前記山の頂点から前記傾斜部に至るまでの弧と、前記プラスチック光ファイバ心線の中心とを結んで形成される扇形の中心角θが30〜80°であることを特徴とするプラスチック光ファイバリボン。
[2]前記一括被覆のヤング率が400MPa以上である、[1]のプラスチック光ファイバリボン。
[3]隣接するプラスチック光ファイバ心線の外面が互いに接している、[1]または[2]のプラスチック光ファイバリボン。
本発明のプラスチック光ファイバリボンは、V溝への位置決め容易性に優れる。
本発明のプラスチック光ファイバリボンの一実施形態を示す断面図である。 本発明のプラスチック光ファイバリボンの他の実施形態を示す断面図である。 従来のプラスチック光ファイバリボンの一例を示す断面図である。 従来のプラスチック光ファイバリボンの他の例を示す断面図である。
本明細書において、一括被覆のヤング率は以下の方法で得られる値である。
JIS−K7161に準じ、試験片はJIS−K7127タイプ5に準拠したものを使用してヤング率を測定する。試験片は、一括被覆を形成する材料を所定の形状に成形し、硬化させて作製する。硬化条件は0.3J/cm、空気中硬化で、膜厚は250μmとする。
本明細書において、光ファイバ心線のヤング率は以下の方法で得られる値である。
JIS−C6837に準じ、島津製作所製の引張試験機オートグラフAG−IS(製品名)を用い、試料長100mm、引張速度100mm/min、測定数n=5にて測定を実施し、応力−ひずみ曲線を得る。得られた応力−ひずみ曲線のひずみ量ε1=0.1%及びε2=1%の2点間に対応する応力−ひずみ曲線の傾きからヤング率を算出する。
図1は本発明のプラスチック光ファイバリボンの一実施形態を示したものである。符号1はプラスチック光ファイバ心線(以下、光ファイバ心線ともいう。)、符号2は一括被覆、符号10はプラスチック光ファイバリボン(以下、光ファイバリボンともいう。)を示す。
本実施形態の光ファイバリボン10は、4本の光ファイバ心線1を平行かつ一列に配し、これらの外周に一括被覆2を施して一体化したものである。4本の光ファイバ心線1の中心軸は同一平面上に存在し、互いに平行である。
図1において、光ファイバ心線1の長さ方向をZ方向(図示せず)、Z方向に垂直な断面において4本の光ファイバ心線1の中心を結ぶ直線方向をX方向、Z方向およびX方向に垂直な方向をY方向とする。X方向は光ファイバリボン10の幅方向、Y方向は光ファイバリボン10の厚さ方向である。4本の光ファイバ心線1の中心を結ぶ直線上であって、光ファイバリボンの幅方向(X方向)の両端から等距離にある点を通り、Z方向に平行な軸を光ファイバリボン10の中心軸Oとする。
本実施形態において4本の光ファイバ心線1は隣接して配置されており外面が互いに接している。
本発明において光ファイバ心線の外面が互いに接しているとは、製造誤差の許容範囲として、隣接する光ファイバ心線の外面間の最短距離が5μm以下であることを意味する。
光ファイバ心線の数は2本以上であればよい。上限は限定されないが、ケーブルの細径化の点からは8本以下が好ましく、4本以下がより好ましい。
本実施形態において、一括被覆2は光ファイバ心線1の外面に追従するように薄く形成されており、光ファイバリボン10の厚さ方向(Y方向)の両側の外面は、光ファイバ心線1の外面に追従する山谷形状を有する。図中符号2aは山の頂部、2bは谷を示す。光ファイバリボン10の外面は、山の頂部2aから谷2bに向かう方向において一括被覆2の厚さが漸次増大する傾斜部が存在する。
Z方向に垂直な断面において、光ファイバ心線1の中心を通りX方向に垂直な直線と、光ファイバリボン10の外面とが交わる点を山の頂点Pとする。符号Qは一括被覆2の厚さが漸次増大し始める点、すなわち傾斜部の起点を示す。
Z方向に垂直な断面において、光ファイバリボン10の外面の山の頂点Pから傾斜部に至るまでの弧、すなわち山の頂点Pから傾斜部の起点Qまでの弧と、光ファイバ心線1の中心とを結んで形成される扇形の中心角θは30〜80°である。中心角θが30°以上であると、光ファイバリボン10を複数のV溝上に置くときの位置決め容易性に優れる。80°以下であると光ファイバリボン10のねじり耐性が優れる。中心角θは40〜70°がより好ましく、45〜65°がさらに好ましい。
各光ファイバ心線1の中心軸が存在する面から、光ファイバリボン10の外面の谷2bまでの距離の最小値を、谷における一括被覆の厚さdとする。該厚さdは5μm以上が好ましく、10μm以上がより好ましい。
本実施形態の光ファイバ心線1は、1本のプラスチック光ファイバ1aと、その外周を被覆する補強層1bとからなる。必要に応じて、補強層1bの周囲にさらに他の被覆層を設けてもよい。
プラスチック光ファイバ1aはコア−クラッドから構成されるもので、公知のものを使用できる。屈折率分布型(GI型)光ファイバ、段階屈折率型(SI型)光ファイバのいずれでもよい。シングルモード光ファイバ、マルチコア光ファイバのいずれでもよい。
プラスチック光ファイバ1aの材料として、例えばフッ素系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂等が挙げられる。
補強層1bの材料は公知のものを使用できる。例えばアクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、フッ化ビニリデン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、紫外線硬化型ウレタンアクリレート系樹脂、シクロオレフィン系樹脂が挙げられる。
光ファイバ心線1が補強層1bの周囲に他の被覆層を有する場合、他の被覆層の材料は公知のものを使用できる。例えば紫外線硬化型エポキシアクリレート系樹脂や電子線硬化型エポキシアクリレート樹脂が挙げられる。
光ファイバ心線1の外径は特に限定されない。例えば200〜750μmが好ましく、250〜400μmがより好ましい。
光ファイバ心線1のヤング率は、750〜2500MPaであることが好ましく、1000〜2500MPaがより好ましく、1200〜2500MPaがさらに好ましく、1400〜2000MPaが特に好ましい。光ファイバ心線1のヤング率が上記範囲の下限値以上であるとリボン取扱い時に損失増加などの問題が発生し難く、上限値以下であると光ファイバ心線の伝送損失の増加を抑えられる。
一括被覆2の材料としては、例えばウレタンアクリレート等の紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂、エポキシアクリレート等の紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂が好ましい。
一括被覆2に透明性が要求される場合には、ウレタンアクリレート系の樹脂が好ましい。
一括被覆2のヤング率は400〜1000MPaが好ましく、500〜800がより好ましい。一括被覆3のヤング率が上記範囲の下限値以上であるとねじり耐性に優れ、リボン取扱い時に分離などの問題が発生し難く、上限値以下であると光ファイバ心線のリボン化後の伝送損失の増加を抑えられる。
一括被覆2の厚みは、光ファイバ心線1の中心を通るY方向における一括被覆2の厚さをy1、光ファイバ心線1の中心を通るX方向における一括被覆2の厚さをx1とすると、y1は3〜50μmが好ましく、5〜20μmがより好ましく、5〜10μmがさらに好ましい。x1は3〜50μmが好ましく、5〜20μmがより好ましく、5〜10μmがさらに好ましい。
光ファイバリボン10は、複数本の光ファイバ心線1を平行かつ一列に整列させた状態で、これらの外周に樹脂を塗布し硬化させて一括被覆2を形成することで製造できる。樹脂の塗布は、コーティングダイに複数本の光ファイバ心線1を整列させた状態で入線して走行させる方法で行うことができる。
一括被覆2を薄く形成することによって、光ファイバリボン10の外面に、光ファイバ心線1の外面に追従する山谷形状を設けることができる。コーティングダイの出口の金型形状によって、光ファイバリボン10の外面の形状を制御できる。コーティングダイで塗布する樹脂の粘度によっても、中心角θおよび谷における一括被覆の厚さdを制御できる。
本実施形態の光ファイバリボンは、厚さ方向の外面が山谷形状を有し、前記中心角θが適度に大きくて十分な深さの凹溝が形成されているため、光ファイバリボンを複数のV溝上に置くときの位置決めが容易である。したがって複数のV溝を有する固定部材を用いて多芯一括接続する場合の作業効率が向上する。
また、厚さ方向の両側の外面が山谷形状に形成されているため、複数の光ファイバリボンを圧さ方向に積層させる場合に、位置ずれが生じにくく位置安定性に優れる。
また、山の頂部での一括被覆の厚さを薄く形成しても、山の頂部から谷にかけて一括被覆の厚さを漸次増大させて、谷での一括被覆の厚さを大きくすることによって優れたねじり耐性を実現できる。
なお、本実施形態の光ファイバリボンは、厚さ方向の両側の外面を山谷形状としたが、図2に示すように、一方の外面のみを山谷形状とし、他方の外面を平坦面2cとしてもよい。図2において図1と同じ構成要素には同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態の光ファイバリボン11は、一括被覆12を形成する際に、光ファイバリボン11の厚さ方向の一方の外面が山谷形状、他方の外面が平坦面2cとなるように、コーティングダイの出口の金型形状を変更することにより製造できる。
このように光ファイバリボン11の厚さ方向の一方の側と他方の側(表側と裏側)とで外面の形状が異なっていると、光ファイバリボン11の表側と裏側を識別できる点で好ましい。
なお、隣接する光ファイバ心線の外面は互いに接していなくてもよく、所定の間隔で離間して配置されていてもよい。光ファイバ心線の外面が互いに接していると、多芯一括接続における軸合せが容易な点で好ましい。
光ファイバ心線が離間して配置されている場合、隣接する光ファイバ心線の外面間の最短距離は、光軸調整の点で5μm以下が好ましく、3μm以下がより好ましい。
以下に実施例を用いて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
<測定方法>
[V溝への位置決め容易性]
水平面に、4条のV溝がピッチ250μmで連続的に形成されており、V溝をなす2つの斜面の角度が90°である4連V溝を用意した。4本の光ファイバ心線で構成される光ファイバリボンを長さ1mに切断したものを被測定サンプルとした。被測定サンプルの一方の端部を前記4連V溝に載せ、その上に20gの重りを載せて固定した。被測定サンプルの他方の端部は受光器に接続した。光源として波長850nmのLEDを使用し、コア径50μmの導光用光ファイバを介して、4連V溝上の被測定サンプルを構成する複数の光ファイバ心線のうち、幅方向において最も外側に位置する第1の光ファイバ心線に導光した。第1の光ファイバ心線から出射される光パワーが最大となるように導光用の光ファイバの位置を調整し、第1の光ファイバ心線における光損失を測定した。次に導光用の光ファイバの位置を水平方向に250μmずつ動かしながら、残りの3本の光ファイバ心線における光損失を順に測定した。
4連V溝に載せた光ファイバリボンの幅方向が水平方向と一致している状態が最も精度良く位置決めされた状態であり、この場合は4本の光ファイバ心線における光損失がいずれも小さくなる。
4本の光ファイバ心線の光損失のうちの最大値(以下、最大の損失値という)に基づいて、下記の基準でV溝への位置決め容易性を評価した。最大の損失値が小さいほどV溝への位置決め容易性に優れる。
〇:最大の損失値が0.5dB以下。
△:最大の損失値が0.5dBより大きく、1.0dB以下。
×:最大の損失値が1.0dBより大きい。
[ねじり耐性]
間隔が10mmである一対の把持具で、光ファイバリボンを緩みの無い状態に把持し、一方の把持具を、光ファイバリボンの中心軸Oを回転軸として90°回転させることによって光ファイバリボンにねじり応力を加えた。前記一方の把持具を90°回転させた状態を5秒間保持して元に戻し、光ファイバリボンの外観を観察して、異常(分離または剥離)の有無を確認した。
分離とは、光ファイバリボンを構成している光ファイバ心線の少なくとも1本が単心に分離した状態を意味し、剥離とは光ファイバリボン形体は維持しており使用可能であるが、一括被覆と光ファイバ心線との間で剥離が生じた状態を意味する。
以下の例1〜6は実施例、例7は比較例である。
(例1)
4本の光ファイバ心線を用いて、図1に示す構造の光ファイバリボンを製造した。
光ファイバ心線は、コア径60μmのGI型プラスチック光ファイバの周囲に、ポリカーボネート系樹脂の補強層を設けたもので、光ファイバ心線の外径は250μm、光ファイバ心線のヤング率は1500MPaである。
一括被覆の材質は紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂で、ヤング率は563MPaである。一括被覆の厚さは谷付近の傾斜部以外はほぼ均一であり、x1、y1のいずれも5μmとした。谷における一括被覆層の厚さdは、いずれの谷も5〜6μmの範囲内であった。
得られた光ファイバリボンについて、上記の方法でV溝への位置決め容易性およびねじり耐性を評価した。その結果を表1に示す(以下、同様。表中の「‐」は未測定であることを意味する。)。
(例2〜4)
例1において、一括被覆の材質を、ヤング率の異なる紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂に変更した。各例における一括被覆のヤング率は表1に示す通りである。それ以外は例1と同様にして光ファイバリボンを製造した。
(例5〜7)
例1において、一括被覆を形成するためのコーティングダイ出口の金型形状を変更した以外は実施例1と同様にして、中心角θが異なる光ファイバリボンを製造した。各例における中心角θは表1に示す通りである。
Figure 2017219691
表1の結果に示されるように、中心角θが30〜80°である例1〜6の光ファイバリボンは、V溝への位置決め容易性に優れる。特に一括被覆のヤング率が400MPa以上である例1、3、4〜6はねじり耐性にも優れる。
1 プラスチック光ファイバ心線
1a プラスチック光ファイバ
1b 補強層
2、12 一括被覆
2a 山の頂部
2b 谷
2c 平坦面
10、11 プラスチック光ファイバリボン
P 山の頂点
Q 傾斜部の起点
θ 中心角

Claims (3)

  1. 複数本のプラスチック光ファイバ心線が、それぞれの中心軸が同一平面上で互いに平行となるように配され、一括被覆により一体化されたプラスチック光ファイバリボンであって、
    前記プラスチック光ファイバリボンの厚さ方向の少なくとも一方の外面は、前記プラスチック光ファイバ心線の外面に追従する山谷形状を有するとともに、山の頂部から谷に向かう方向において前記一括被覆の厚さが漸次増大する傾斜部が存在し、
    前記プラスチック光ファイバリボンの長さ方向に垂直な断面において、前記プラスチック光ファイバリボンの外面の前記山の頂点から前記傾斜部に至るまでの弧と、前記プラスチック光ファイバ心線の中心とを結んで形成される扇形の中心角θが30〜80°であることを特徴とするプラスチック光ファイバリボン。
  2. 前記一括被覆のヤング率が400MPa以上である、請求項1に記載のプラスチック光ファイバリボン。
  3. 隣接するプラスチック光ファイバ心線の外面が互いに接している、請求項1または2に記載のプラスチック光ファイバリボン。
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