JP2017218886A - 非常用防護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 斜材構造なしで前後幅の短い装置として堤防などに短く納められるだけでなく斜材構造なしでも津波や高潮などに強く抵抗し得る構造で後倒れなど損壊のおそれがなく強度のある非常用防護装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 津波・高潮などの襲来が想定される地域の基盤内に埋設された前後に板部を備えた中空状で縦向きの堰ガイドと、前後に備えた板部間が内部補強材により繋がれた構造体で前記堰ガイド内に昇降自在に設けられた可動堰と、この可動堰を昇降駆動する直動式シリンダとを有するとともに、前記堰ガイドの後側には、固定ガイド筒と、同固定ガイド筒内に設けられて前記直動式シリンダにより昇降駆動される昇降補助筒とが設けられ、前記可動堰と昇降補助筒との上端同士は堰蓋を含む上部連結材により互いに連結されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、津波や高潮、河川氾濫危険時などの非常時において堰き止め機能を有効に果たす非常用防護装置に関する。
先般の東日本大震災のあと下記のような津波対策用の非常用防護装置が提案された。
特開2016−044530
特許文献1に開示された非常用防護装置は、平時は環境を損なわない低い姿勢にある一方において想定を超える津波が来るような非常時には十分高く伸びて待機することにより津波と船舶やコンテナなどの漂流物とをそこで確実に堰き止めるようにしたもので、具体的には、津波・高潮などの襲来が想定される特定地域を対象にして襲来に先立って始動される油圧シリンダや電動シリンダなどの直動式シリンダで昇降自在な可動堰を配備してなる非常用防護装置であって、前記可動堰は、垂直を含む前あるいは後傾斜式のピット内に堰端部同士が堰間密閉部材を介して水密式にして隣合う関係で複数枚列状に配備されて平時は上面が閉止された状態でピット内に納まり非常時には直動式シリンダにより地盤より高く上昇するようになっている。
ところで、この非常用防護装置は、前後に矩形で広い板を有し左右に縦長状の端板を有するとともに上端に堰蓋を備えて底面開放型中空体とした可動堰をピット内において直動式シリンダにより昇降動作可能に有するが、この可動堰は、平時はピット内に納まって待機した状態とされる一方非常時には直動式シリンダにより持ち上げられてその下側基部である極く一部のみをピット内に残した状態で津波に対抗するようにされている。可動堰は、直動式シリンダをその前後間中央に配置した形にしてあるため底面は開放状にししかも内面補強材は前後に離間した構造のものにする必要があって、そのことから可動堰は構造的に弱いものになっていた。そのうえ、可動堰は持ち上げられたときに前記のようにその下側基部である極く一部のみしか浅くピット内に支持されないものとされていたため、前方から作用する漂流物を伴う津波流による大きな衝撃負荷により下部が変形して後倒れで損壊するおそれがあり、またその後倒れを防止するため上昇に伴い斜めに立ち上がる方式の斜材を装備しているのであるが、この斜材構造は確実なロック作動がなされるものとは言えずしかも平時の斜材は装置の背方へ長く延びた形にセットしておく必要があることから例えば、前後幅が1m〜1.5m程度の細幅に限定される防護堤防にこの斜材構造を構成しにくいという難点があった。
本発明は、このような問題を解決しようとするものであり、斜材構造なしで前後幅の短い装置として堤防などに短く納められるだけでなく斜材構造なしでも津波や高潮などに強く抵抗し得る構造で後倒れなど損壊のおそれがなく強度のある非常用防護装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、津波・高潮などの襲来が想定される地域の基盤内に埋設された前後に板部を備えた中空状で縦向きの堰ガイドと、前後に備えた板部間が内部補強材により繋がれた構造体で前記堰ガイド内に昇降自在に設けられた可動堰と、この可動堰を昇降駆動する直動式シリンダとを有するとともに、前記堰ガイドの後側には、固定ガイド筒と、同固定ガイド筒内に設けられて前記直動式シリンダにより昇降駆動される昇降補助筒とが設けられ、前記可動堰と昇降補助筒との上端同士は堰蓋を含む上部連結材により互いに連結されている。
上述したように本発明は、津波・高潮などの襲来が想定される地域の基盤内に埋設された前後に板部を備えた中空状で縦向きの堰ガイドと、前後に備えた板部間が内部補強材により繋がれた構造体で前記堰ガイド内に昇降自在に設けられた可動堰と、この可動堰を昇降駆動する直動式シリンダとを有するとともに、前記堰ガイドの後側には、固定ガイド筒と、同固定ガイド筒内に設けられて前記直動式シリンダにより昇降駆動される昇降補助筒とが設けられ、前記可動堰と昇降補助筒との上端同士は堰蓋を含む上部連結材により互いに連結されているので、斜材構造なしで前後幅の短い装置として堤防などに短く納められるだけでなく斜材構造なしでも津波や高潮などに強く抵抗し得る構造で後倒れなど損壊のおそれがなく強度のある非常用防護装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態である非常用防護装置を図3のI方向からの矢視として示す平面図。 図3のII−II線横断面図。 図1のIII−III線断面図。 図2のIV−IV線断面図。 図2のV−V線断面図。 第2実施形態を図7のVI方向からの矢視として示す平面図。 図6のVII−VII線断面図。 図6のVIII−VIII線断面図。 図8のIX−IX線断面図。 付加的な提案例を示す斜視図。 消火用バイクの一例を示す側面図。 類焼防止の一例を示す斜視図。 類焼防止の他の例を示す斜視図。 山頂などに消火のための水配管を通した一例を示す斜視図。 非常用防護装置の他の実施形態を図16のA1方向からみて示す矢視図。 図15のA2−A2線断面図。 非常用防護装置の他の実施形態を図18のB1方向からみて示す矢視図。 図17のB2−B2線断面図。 非常用防護装置の他の実施形態を図20のC1方向からみて示す矢視図。 図19のC2−C2線断面図。 図19のC3−C3線断面図。 津波避難タワーの避難補助装置についての付加的な提案例を示す模式図。 津波避難ビルの避難補助装置についての付加的な提案例を示す模式図。 山体斜面への避難装置についての付加的な提案例を示す斜視断面図。
図1ないし図5は本発明の第1実施形態を示すもので、図5に仮想線で示すような津波・高潮などの襲来が想定される海岸線(あるいは河岸)に添って施工立設されたコンクリート堤防躯体である基盤1に垂直昇降式の非常用防護装置を構成した例を示している。これらの図では数十mあるいは数百mの長い海岸線に設けられた基盤1およびそれに埋設の金属製非常用防護装置のうちの一部分について表してある。
基盤1は、例えば、図1の上側が航空機が離着陸するための舗装路面である飛行場(後基盤)で、図1の下側が飛行場の海岸側の前基盤であり前後合わせて1つの基盤を構成する場合にも適用される。また、基盤1としては、例えば、船舶が停泊して人の乗り降りや荷役作業などが行われるコンクリート岸壁を含む臨海スペースやコンテナ埠頭などがその対象として挙げられる。
図1の寸法範囲Uは非常用防護装置の1つのユニットで、例えば、その幅でもある長さ寸法は5mで高さは1.5m前後とされる。
2は丸パイプ(360mm径)製の固定ガイド筒で、1つのユニットの左右幅間中央を基準にして左右にそれぞれ1.25m離れた位置に垂直に一体埋設されている。これら固定ガイド筒2は、堤防である基盤1の津波Xを基準とした場合の後行側に寄って配置されており、その上端は基盤1の上面から200mm程度の深さのところに位置している。基盤1の上面から200mm深さのところには、アングル材を上からみてコの字状に配置した形で後側溝材3が埋込固定されている。
固定ガイド筒2は、上部aと下部bとでなり、これら上下をフランジ接合により同心状に接続したものにしてあるとともに、そのフランジ間にはシリンダ受板4を介装し、この受板4上にロッド受盤5を備え付けてある。固定ガイド筒2の上端フランジは後側溝材3上に止め付け固定されている。
6は前側溝材で、左右である幅方向に長いアングル材を前後に対向するように配備したもので、この溝材6,6は、基盤1の津波襲来側である前側に前後幅300mmで深さ200mmをもって横長溝状に配備して形成されている。前側溝材6,6間には堰ガイド7がその上端を前側溝材6,6に溶接した形として埋設されている。堰ガイド7は、前記5m×1.5mと同程度の寸法である前板と後板とを147mm前後離間させて平行に備え中空状で縦向きにして基盤1内に埋設固定されている。
10は受ブラケットで、逆L形をなす板材で、固定ガイド筒2の前側に固定されており、その上に堰ガイド7が載せられて固定されている。堰ガイド7の前側には前横桟11が上下数段にされて渡されるとともに前縦桟12により補強がなされている。堰ガイド7の後側には後横桟14が上下数段に亘るように設けられるとともに後縦桟15が設けられるとともに固定ガイド筒2との間が前後連結材16により繋がれた形にして補強されている。
18は可動堰で、堰ガイド7内に昇降自在に差し入れられている。この可動堰18は、縦×横が1.3m×5mである前板18aと後板18aとを備えるとともにこれらの板を縦横格子状の内補強枠18bで一体連結してなる。20は下限ストッパである。
22は昇降補助筒で、固定ガイド筒2内に添って昇降し得るような長さ1.7m前後で丸パイプでなる。23は堰蓋で、図1のように左右である横方向に長い板部である主蓋部aとその後側2個所に一体に設けられた副蓋部b、bとでなる。
主蓋部aと副蓋部b、bとは当初より1枚ものであることと当初は別板もので溶接により一体化され1枚ものにしたものの双方を含む。
各副蓋部bとその前側に対応する主蓋部aの一部とのなす矩形板部の底面には、H形鋼を平面四辺枠組に一体化してできた上部第1連結材25とその底面を矩形面状に形成する上部第2連結材26との上下2部材が取り付けられている。
これら上部第1と第2の連結材25,26は堰蓋23とともに上部連結材を構成する。上部第2連結材26の前部中央には可動堰18の上端が固着され、後部中央には昇降補助筒22が溶接固定されるとともに直動式シリンダ28がシリンダ受着具29を介してそれぞれ固着されている。直動式シリンダ28は、油圧式であるが、水圧式あるいは空圧式、電動式など各種あり、またこの実施形態でのシリンダ28はシリンダ本体が上向きに延びるタイプとされているが、図5の逆様タイプ、すなわちロッドが上向きに延びるタイプにしてもよい。30は各種配管ボックスである。
シリンダ28は、その駆動源としては商用電源の他にあとで述べる油圧駆動源としての蓄電機能を備えるソーラー発電装置によってもよいしエンジンを駆動源にしてもよい。シリンダ28の駆動源やポンプ、油圧回路などの作動系は図示を省略するが、例えば、この実施形態の場合、耐震管理施設内に始動操作系統が設置される他、気象庁から発せられる一定規模以上の津波発生予告に対して自動的に制御回路を経てシリンダ28の駆動源がONするような構成を組み入れることもできる。左右に配列された可動堰18…はその側端同士を連結することで一体化されている。
図1ないし図5の実線は平時の待機(収納)状態を示し、その状態から津波襲来の警報が発せられると前記制御回路を経てシリンダ28の駆動源がONされるとともに全てのシリンダ28…が同期的にON作動して上昇駆動されると上部第1・第2連結材25,26を介して堰蓋23が上昇されることにより可動堰18…が図5の仮想線のように一斉に上昇して津波Xの襲来に向けて待機した状態とされる。この状態で、可動堰18はその下部が堰ガイド7内に受け持たれて支持されるが上部連結材23,25,26を介して後方に離れたところに配置した固定ガイド筒2で支持された昇降補助筒22…によっても受持支持される。その結果、津波Xが襲来してきても強く抵抗して容易には損壊し得ない非常用防護装置を提供することができる。可動堰18自体も前後を桟11,12,14,15,16などにより補強支持された堰ガイド7によって強固に支持されることになる。
尚、図4および図5に示すように、昇降補助筒22はスリーブ32で正確に昇降するように案内されるように構成されている他に、水密手段Sによりその外周部分が密に構成されている。
図6ないし図9は第2の実施形態を示す。Uは非常用防護装置の1つのユニットであり、41は堤防躯体であるコンクリート製基盤である。42はピット筒で、1.2m径の丸パイプ製で基盤41内の左右2個所に5m程度離して埋め込み固定されている。各ピット筒42は、浅く掘った凹溝内に備えた受穴内の受溝材43に上端フランジを固着して固定されている。45は堰ガイドで、左右幅が10mで高さ2.2mの前および後板および底板および側板で上方開放状の中空躯体として形成されている。この堰ガイド45は、ピット筒42の前部縦スリットに縦向きに挿込固着されるとともにピット筒42以外の部分が基盤41内に埋設固着されることで固定されており、同堰ガイド45のピット筒42内の下部はピット筒42内に突設された受ブラケット46に溶接固着されることで固定支持されている。受ブラケット46は、図9のように部分円弧板であって堰ガイド45の下端がその上面に固着されていることからピット筒42・堰ガイド45・受ブラケット46で囲まれた空間の下面(受ブラケット46の基部面)は上からの津波流Xが通り抜けないようになっている。
49は堰蓋(上部連結材)で、主蓋部aと副蓋部b、bからなる1枚ものでなり、主蓋部aは左右である横方向に10mと長く前後に40cm幅程度の横長矩形板状のものとされ、副蓋部bはピット筒42より少し大きな直径をした丸板状とされて受溝材43内に密閉状に嵌り込むようなものになっている。
51は直動式シリンダで、下部が受ブラケット46上に固定される一方上部ロッド先端部が副蓋部bに連結されている。
53は固定ガイド筒で、丸パイプ製で堰ガイド45よりも上下に3倍程度長いものとされるとともにピット筒42の内部後面に添って連結具54…を介して固着されている。この固定ガイド筒53内には廃棄材にコンクリートを充填したウエイト56とした昇降補助筒57が上端を副蓋部bに固着した形で昇降駆動自在に設けられている。
堰ガイド45内には、縦横が1.8m×10mの寸法の前・後板59a間に格子状内補強枠59bを挟み中空状に形成した可動堰59が上端を堰蓋49に固着した状態で昇降されるように入れ込まれている。
図6ないし図9の実線は平時の待機(収納)状態を示し、その状態から津波襲来の警報が発せられると制御回路を経てシリンダ51の駆動源がONされるとともに全てのシリンダ51…が同期的にON作動して上昇駆動されると堰蓋49が上昇されることにより可動堰59…が図7・図8の仮想線のように一斉に上昇して津波Xの襲来に向けて待機した状態とされる。この状態で、可動堰59はその下部が堰ガイド45内に受け持たれて支持されるが堰蓋49を介して後方に離れたところに配置した長い固定ガイド筒53で支持された昇降補助筒57…によっても受持支持される。その結果、津波Xが襲来してきても強く抵抗して容易には損壊し得ない非常用防護装置を提供することができる。
図10および図11は付加的な提案例を示すもので、消火困難な山火事63が発生することが予想される山64に対してモトクロスタイプのようなバイク65が最低限通れるような緊急用山道66を尾根伝いに形成しておき、そのバイク65に消火器などの消火用品67…を緊急装備して山道66を登り山火事63を消火することができるようにすることにより山火事を確実に早急に鎮圧することができるようにしたものである。山道66は1.5〜2m幅とされ、その山頂に至る間の両脇には図10のように燃えにくい性質の木々(類焼防止装置A)68…が植え付けてあることにより一方から他方へ火事が類焼しないようになっていることからバイク65が安全確実に通り抜けることができるようになっている。
この山道66の両脇には、図12に示すように、複数本の杭70…と波板71…とによる類焼防止装置Bを構成してもよく、また図13に示すように、コンクリートなどの断熱型板73…とチャンネル型杭74…のような組み合わせにより類焼防止装置Cを構成してもよい。
バイク65は、図11に示すように、通常はモトクロスやトライアル用として使われるような荒れ道でも強く装置はできるようなもので、その前ステアリングポール76前部に跨ぐように取り付けた前搭載かご77に消火用品67…を緊急装備できるようにしたり、あるいは車体後尾部に跨ぐように取り付けた後搭載かご78に消火用品67…を緊急装備できるようにすることができる。そのいずれかあるいは双方を採用できる。また、車体フレーム80に牽引バー81を介して牽引可能にしたキャリアカーゴ82に消火用品67…を多数緊急装備して目的地に持ち込めるようにすることもある。カーゴ82はそれ単独で構成したり前記前・後搭載かご77、78の少なくとも一方とともに構成することがある。
尚、図14に示すように、山道66には麓の給水源に通じる埋込配水管85を通しておき、適宜個所にバルブ付き吐水管86…を連通させておくことで山火事63のとき吐水管86からの水を放水ホース(図示省略)から放出することで消火可能に構成することもできる。この消火活動にはバイク65を利用して現場に急行するようにすれば消火が早急に行えるようになる。Dは類焼防止装置である。
図15および図16は非常用防護装置の他の実施形態を示す。
先行する特許文献は特開2015−193358であり、津波襲来のために航空機を昇降させる駆動手段としてシリンダを含む油圧駆動装置を使用しているが、この油圧駆動装置によると、先に発生する地震によりライフラインの一つである電気供給系統に被害が発生してしまうと油圧モーターや電磁弁などの油圧制御系が一切作動しなくなってこの実施形態である非常用防護装置にそのまま採用することはできない。その対策例を下記のように提案する。
この実施形態は、図16に示すような津波・高潮などの襲来が想定される海岸線(あるいは河岸)に添って施工立設されたコンクリート堤防躯体である基盤101に垂直昇降式の非常用防護装置を構成した例を示している。これらの図では数十mあるいは数百mの長い海岸線に設けられた基盤101およびそれに埋設の金属製非常用防護装置のうちの一部分について表してある。
基盤101は、例えば、図1の上側が航空機が離着陸するための舗装路面である飛行場(後基盤)で、図1の下側が飛行場の海岸側の前基盤であり前後合わせて1つの基盤を構成する場合にも適用される。また、基盤101としては、例えば、船舶が停泊して人の乗り降りや荷役作業などが行われるコンクリート岸壁を含む臨海スペースやコンテナ埠頭などがその対象として挙げられる。
図15および図16のUは非常用防護装置の1つのユニットで、例えば、その幅でもある長さ寸法は5mで高さは1.5m前後とされる。
102は堰トラフで、前後壁と底壁とをもち上端を開放した横に長いU字溝体である。堰トラフ102前後内面には受体103を介して堰ガイド104…が設けられ、これら堰ガイド104…を介して上下に昇降自在な可動堰105が設けられている。堰ガイド104は、図16の右上欄に示すようなローラータイプにしてもよい。
可動堰105は、金属製で、左右に長く前後に短い矩形状をした上板部と垂直な2枚の離間した垂直板部および左右に大きく離れた側板部とでなり、底面は開放状とされた堰体とされている。可動堰105の上板部は、図16のように下降した際に堰トラフ102の上端開放口を閉止するようになっている。
107は上ブラケット、108は下ブラケットで、上ブラケット107は可動堰105の上板部底面の左右2個所に取り付けられ、下ブラケット108は堰トラフ102の底壁上の左右2個所に取り付けられている。
110は1ユニット当たり左右2本垂直式に設けられた(油圧)シリンダで、ロッドは上向きに突き出して前記上ブラケット107にそれぞれ軸支されている。シリンダ110の下部には一次側ポートが上部には二次側ポートが設定されている。このシリンダ110は、可動堰105と前後方向に対し同心配置されている。
ユニットUの堰トラフ102より後側2個所には、垂直で上端開放状をしたガイドパイプ112が埋込固定されているとともにその前側には通溝113が形成されている。これらガイドパイプ112と通溝113の上面は、固定蓋114で開閉可能に密閉固定されるとともに、通溝113とガイドパイプ112の上部内には、前シーブ115と後シーブ116が設けられている。
118は掛条材で、ワイヤロープやリンクチェーンなどの条材でなり、その一端は可動堰105の下端に突設した前アンカー119に止め付けられる一方、中間は2つのシーブ115,116に掛け回されてのち、他端はボルトナットでなる後アンカー120が取り付けられてその外周に可動堰105を余裕をもって持ち上げ得るバランスウエイト121が載せ掛けられている。バランスウエイト121は複数個の組み合わせからなりその増減で重さ調節が可能となっている。
シリンダ110は、4ポート3位置方向切換弁123の電磁切換(図示左位置)により一次側に油圧が作用して仮想線のように上向き伸長して可動堰105を垂直に持ち上げることにより津波防護態勢となる。その際、可動堰105には、同堰105を持ち上げるに足る大きな荷重としたバランスウエイト121の加重が掛ることから軽い力でしかも絞り124(メータイン回路)により適正速度をもって上昇させることができる。方向切換弁123を右位置に制御することで上側の二次側に給油がなされ下側の一次側から排油がなされ、可動堰105はバランスウエイト121の作用するもと極く軽快に押し下げられるようにされる。
可動堰105は、平時、バランスウエイト121の作用するもと下降した状態を保っているが、津波警報があった場合、人力切換手段127が非常方向に操作されることで二次側から内部オイルが戻され、その際バランスウエイト121が作用することで可動堰105は軽く持ち上げられる。この場合、油圧ポンプが電動で駆動されることもあるが、津波より先に発生する地震により電気が断たれた状態となることもあり、そうした場合でもバランスウエイト121が働くことで可動堰105は持ち上げられ津波に対することができるようになる。
尚、図16に二次側と一次側回路間に示す非常時バイパス弁128を構成しておいて、非常時に手動等人力で開操作することで二次側から一次側へとオイルが回ることによりバランスウエイト121が作用して可動堰105が持ち上がるようにしてもよい。
また、図示しないが、手動等人力で駆動される油圧ポンプの出口を逆止弁を介してアクチュエータであるシリンダ110の一次側に接続するとともに一次側の途中とタンクを結ぶ回路上に非常時の機械的操作で戻り排油可能に作用する逆止弁を備えて油圧ジャッキ式の油圧装置を可動堰105の昇降用に構成することもできる。
さらに、図16の右欄に示すような回路にしてもよい。シリンダ110は、4ポート3位置方向切換弁(ABR接続形式)123−Aの電磁切換(図示左位置)により一次側に油圧が作用して仮想線のように上向き伸長して可動堰105を起立させることにより津波防護態勢となる。その際、可動堰105には、同堰105を持ち上げるに足る大きな荷重としたバランスウエイト121の加重が掛ることから軽い力でしかも絞り124(メータイン回路)により適正速度をもって上昇させることができる。
一方、方向切換弁123が中立位置から図示右位置に電磁切換されることによりシリンダ110にはその二次側に油圧が作用し一次側から排油がなされることによりシリンダ110は縮小して可動堰105は下降する。シリンダ110が縮小した平時待機状態においては、バランスウエイト121の重さWが常時シリンダ110を伸長させる方向に作用するが、この実施形態では、シリンダ110の二次側戻り回路上にカウンタバランス弁125に加えてパイロット操作逆止弁126を組み込んでシリンダ110が常に縮小状態にロックされるようにしてある。
特に、前記方向切換弁123−Aには、レバーや押しボタンあるいはペダルなどによる人力切換手段128を備えて津波など非常事態発生前に基盤101外から可動堰105の起立操作を行うことにより、シリンダ110の二次側に溜まるオイルをバランスウエイト121の作用により抜き出し、それに伴い可動堰105を起立させ得るようになっている。こうした人力による可動堰105の起立操作は、地震災害により電力供給ラインが断たれて油圧ポンプ用モーターや電磁弁などの駆動力が得られなくなった場合でも可能なもので、これにより、津波襲来による災害は確実に阻止されることになる。
尚、可動堰105は、機械的ストッパにより最降下位置を維持できるように構成してもよい。
図17および図18は対津波など非常用防護装置についての他の実施形態を示す。図17のUは非常用防護装置の1つのユニットで、例えば、その幅でもある長さ寸法は5mで高さは1.5m前後とされる。130はコンクリート堤防躯体である基盤である。基盤130の前側には前後2枚の板組となる堰ガイド131が埋設され、この堰ガイド131内には可動堰132が昇降可能に設けられている。可動堰132は、左右長さである幅が5m程度の矩形をした前後の離間した板と側端板および内部の補強材とで堰体として形成され、その上面は左右に長く前後に短い矩形状をした主蓋部133とされている。主蓋部133の後側左右2個所には角型をした副蓋部134が一体に設けられている。
副蓋部134とその前側の主蓋部133が形成する矩形部分の底面には、H鋼などによる上部第1連結材136が設けられるとともにその下側には矩形面状をなす上部第2連結材137が設けられている。主蓋部133・副蓋部134・上部第1、第2連結材136,137は可動堰と一体になって昇降する。
140は丸パイプ(360mm径)製の縦パイプで、1つのユニットの左右幅間中央を基準にして左右にそれぞれ2.5m離れた位置に垂直に一体埋設されている。これら縦パイプ140は、堤防である基盤130の津波Xを基準とした場合の後行側に寄って配置されており、その上端は基盤130の上面から200mm程度の深さのところに位置している。141は固定フランジで、縦パイプ140の上端に固定されており、この固定フランジ141を介して前側にシリンダ143が固定されてそのロッドが上側の上部第2連結材137に連結されるとともに、上部第2連結材137の後側には昇降補助筒144が垂直下方に伸びて設けられていて固定ガイド筒145に沿って昇降可能になっている。
固定ガイド筒145のシリンダ143を中間とする外周左右2個所には、シーブブラケット147が突設されてシーブ148が設けられ、これらシーブ148を介して掛け回された掛条材149の一端は昇降補助筒144の下端外周に止め付けられている一方他端にはバランスウエイト150…が積み重ね式に載せ掛けられている。
平時は、シリンダ143は縮小により可動堰132が下降した待機状態とされる一方、シリンダ143の伸長によりバランスウエイト150の働くもと可動堰132は軽快に持ち上げられるように作用する。これは4ポート3位置方向切換弁などを含む制御回路による。
平時は、シリンダ143は縮小により可動堰132が下降した待機状態とされる一方、津波警報が発せられると、図示しない手動レバーが操作されることでシリンダ143の二次側ポートからオイルが戻される。その際、先に起きる地震により油圧装置が電気的に断切したとしてもそれとは全く別に手動でオイルを戻すことができるのでありしかもバランスウエイト150が作用するもとであるから軽く確実に可動堰132を上昇させ得る。
図19および図21は対津波など非常用防護装置についての他の実施形態を示し、この実施形態は、バランスウエイト機構をシリンダ昇降機構とは分離配置して連動自在に構成したものである。図19のUは非常用防護装置の1つのユニットで、例えば、その幅でもある長さ寸法は5mで高さは1.5m前後とされる。130はコンクリート堤防躯体である基盤である。基盤130の前側には前後2枚の板組となる堰ガイド131が埋設され、この堰ガイド131内には可動堰132が昇降可能に設けられている。可動堰132は、左右長である幅が5m程度の矩形をした前後の離間した板と側端板および内部の補強材とで堰体として形成され、その上面は左右に長く前後に短い矩形状をした主蓋部133とされている。主蓋部133の後側左右2個所には角型をした副蓋部134が一体に設けられている。
副蓋部134とその前側の主蓋部133が形成する矩形部分の底面には、H鋼などによる上部第1連結材136が設けられるとともにその下側には矩形面状をなす上部第2連結材137が設けられている。主蓋部133・副蓋部134・上部第1、第2連結材136,137は可動堰と一体になって昇降する。
140は丸パイプ(360mm径)製の縦パイプで、1つのユニットの左右幅間中央を基準にして左右にそれぞれ2.5m離れた位置に垂直に一体埋設されている。これら縦パイプ140は、堤防である基盤130の津波Xを基準とした場合の後行側に寄って配置されており、その上端は基盤130の上面から200mm程度の深さのところに位置している。141は固定フランジで、縦パイプ140の上端に固定されており、この固定フランジ141を介して前側にシリンダ143が固定されてそのロッドが上側の上部第2連結材137に連結されるとともに、上部第2連結材137の後側には昇降補助筒144が垂直下方に伸びて設けられていて固定ガイド筒145に沿って昇降可能になっている。
主蓋部133の副蓋部134の横サイドには、側蓋部153が矩形板として一体に設けられている。側蓋部153の底面には側部第1連結材154とその下方の平板状側部第2連結材155蓋構造体を形成してなっている。157はウエイトガイド筒で、堰ガイド131の後方側において埋設されている。158は前後2つのシーブで、これらに掛けられた掛条材159はその一端を可動堰131の突片160に連結される一方、他端には複数段のバランスウエイト161…が載せ掛けられている。
平時は、シリンダ143が縮小することにより可動堰132を下降させた待機状態とされている一方、例えば、定期点検時には、シリンダ143の伸長によりバランスウエイト161の働くもと可動堰132は軽快に持ち上げられるように作用する。これは4ポート3位置方向切換弁などを含む制御回路による。図16に示す制御回路にしてもよい。
平時は、シリンダ143が縮小して可動堰132が下降した待機状態とされるが、津波警報が発せられると、図示しない油圧装置の方向切換弁に付属の手動レバーが緊急用として操作されることでシリンダ143の二次側ポートからタンクへとオイルが戻される。その際、先に起きる地震により油圧装置が電気的に断切していたとしてもそれとは全く別に手動でオイルを戻すことができるのでありしかもバランスウエイト161が作用するもとであるから軽くしかも非常時であるのに確実に可動堰132を上昇させることができる。尚、可動堰132には、平時においてバランスウエイト161により持ち上げ力が作用したもとにあるので、例えば、主蓋部133に対してあるいは可動堰132に対して機械的な上昇規制手段(ストッパ)を付設することができる。
図22は津波避難用鉄骨構造施設物についての付加的な提案例を示す。この例の構造施設物は基盤164を介して立設されており、施設物は、4本以上の複数本の支柱165…とそれらを連結する連結梁166…とを有し、その上層階には上からみて矩形をした避難ステージ167が形成されて最終的に同ステージ167上に避難することで津波から助かるようになっている。168は階段、169はスロープ、170は外回りの手摺である。
172は前支持ステー、173は後支持ステーで、これらのステー172,173は、避難ステージ167の津波Xが襲来してくる前側と後側にそれぞれ前方および後方斜め張り出し式に突設されている。前支持ステー172には前固定シーブ174がまた後支持ステー173には後基部固定シーブ174と後先端固定シーブ175とが設けられている。177は掛条材で、その前側一端には乗降ドア178を備えた避難用キャビン(搭乗時の全体重量がW)179が連結されている一方、後側は、後基部固定シーブ174から動滑車180を介して後先端固定シーブ175に掛け回され、その先端の垂れ下がった部分に2W+αのバランスウエイト181が垂設されている。182はストッパ受で、キャビン179の側面に突設されており、このストッパ受182には進退自在に操作できるストッパ183が係脱自在に支柱165を介して設けられている。123は方向切換弁、124は絞り、127は人力切換手段である。キャビン179は単一個であるが図22の紙面に直交する方向に長くするか直交する方向と図22の左右の方向に長い大型のものにするとより多くの人を搭乗避難させることができる。
この提案例は、階段168やスロープ169を利用して避難できない避難困難者を少なくともその対象にしてキャビン179でもって避難できるようにし、特に、地震により油圧装置が作動しなくなってもストッパ183を外すだけで確実にキャビン179を持ち上げることができるようにしたものである。
図において動滑車180に連結されたシリンダ185を伸長してキャビン179を降ろし、ストッパ183でキャビン179をその下降位置で止めておくようにする。そのあと、シリンダ185は縮小されてバランスウエイト181も持ち上がった状態で待機するようになる。
津波襲来前のゴンドラ179には多くの避難者が乗り込むが、乗り込み後、ストッパ183を外すと、バランスウエイト181が作用してキャビン179を持ち上げるようにし、上限になると避難ステージ167に乗り移って避難態勢をとることができるようになる。尚、186は地盤164と上部の枠ステー187間を繋ぐ横数条配列式の津波防護ワイヤーで、津波Xとともに襲来するコンテナ、家屋、倒木、船舶、瓦礫などの漂流物をここで緩衝作用をもって受け止め津波避難用構造施設物を有効にガードするものである。
図23は付加的な提案例を示すもので、津波避難ビル190の表あるいは裏面上端から水平に支持アーム191を張り出し、そのアーム191に前・中間・後シーブa、b、cを配備するとともに、前シーブaには、基盤192上の緩降用ガバナ付きウインチ193に巻き掛けられた前掛条材194を掛け回してその一端にウエイト195を載せ掛け、中間・後シーブb、cには、他の後掛条材196を掛け回してその前側の一端を前記ウエイト195に繋ぎ後側の垂れ下がった他端に乗降用ドア197付き避難キャビン198を連結してなるものである。199はキャビン198に突設したU字板状の係合板で、基盤192側に回転自在に備えたストッパ200が掛脱可能になっている。
図23は平時の津波待機状態を示し、この状態はウインチ193を回転操作してウエイト195を巻き上げることでキャビン198を基盤192上に下降させ、そのキャビン198をストッパ200で係止することで得られる。津波警報後、避難者はドア197を開けてキャビン198に乗り込み、そのあとストッパ200が外されるとともにウインチ193が緩く回転戻しされることによりウエイト195が作用することにより避難者の乗ったキャビン198が上昇されて上階上の方に避難可能なように構成されている。
図24は付加的な提案例を示すもので、202は山裾部分で、この山裾部分202にはウエイトガイドレール203とキャビンガイドレール204とが互いに平行状をなして裾から斜めに立ち上がるように設けられている。205はウエイトで、ウエイトガイドレール203に沿って斜めに昇降運動し、206はキャビンで、乗降ドア付きで走行輪を備えたものでキャビンガイドレール204に沿って斜めに昇降運動するようになっている。208は山裾部分202の裾縁部上に設置されたウインチで、同ウインチ208に巻き掛けられた第1掛条材209が第1シーブ210を介してウエイト205に結ばれている一方、ウエイト205とキャビン206とは、第2、第3シーブ212,213に掛け回された第2掛条材214を介して結ばれている。図24は津波待機状態でもある平時状態を示し、この状態では、第1掛条材209がウインチ208により巻かれてウエイト205が上方(30m以上)に巻き上げられる一方、第2掛条材214が緩められてキャビン206が裾縁部近くに避難待機した状態とされる。
津波警報が出されると、避難者はキャビン206に乗り込みウインチ208の緩め操作を待つとともに、緩め操作によりウエイト205が下がることを利用してキャビン206は持ち上がり避難した状態とされる。
1,41…基盤 2,53…固定ガイド筒 7,45…堰ガイド 18,59…可動堰 22,57…昇降補助筒 23,49…堰蓋(上部連結材) 25,26…上部連結材 28,51…直動式シリンダ。

Claims (1)

  1. 津波・高潮などの襲来が想定される地域の基盤内に埋設された前後に板部を備えた中空状で縦向きの堰ガイドと、前後に備えた板部間が内部補強材により繋がれた構造体で前記堰ガイド内に昇降自在に設けられた可動堰と、この可動堰を昇降駆動する直動式シリンダとを有するとともに、前記堰ガイドの後側には、固定ガイド筒と、同固定ガイド筒内に設けられて前記直動式シリンダにより昇降駆動される昇降補助筒とが設けられ、前記可動堰と昇降補助筒との上端同士は堰蓋を含む上部連結材により互いに連結されている非常用防護装置。
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