JP2017218698A - 極細扁平仮撚糸 - Google Patents
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Abstract
【課題】布帛とした際に優れたソフト性、平滑性を呈し、加えて高いストレッチ性能と防透性、吸水速乾性、生産安定性を兼ね備えた極細仮撚糸を提供する。
【解決手段】単糸繊度が1.3dtex以下の単糸群より構成される仮撚加工糸であって、任意の繊維横断面1において、構成単糸の扁平度の最大2と最小3の差が3.0以上、かつ扁平度の度数分布におけるCVが30%以上である極細仮撚糸。
【選択図】図2
【解決手段】単糸繊度が1.3dtex以下の単糸群より構成される仮撚加工糸であって、任意の繊維横断面1において、構成単糸の扁平度の最大2と最小3の差が3.0以上、かつ扁平度の度数分布におけるCVが30%以上である極細仮撚糸。
【選択図】図2
Description
本発明は単糸断面が扁平形状である極細仮撚糸に関するものである。さらに詳しくは、布帛とした際に優れたソフト性、平滑性を呈し、加えて高いストレッチ性能と防透性、吸水速乾性、および布帛の生産安定性を兼ね備えた極細仮撚糸に関するものである。
ポリエステル繊維は、数多くの優れた性質を有しており、衣料用として欠くことのできない素材である。近年、健康の維持・増進を図るため、手軽にできるウオーキングやジョキング、あるいはスポーツ・レジャーや競技スポーツなどを楽しむ人が急増しており、その時に着用する衣類としては、汗をよく吸収し、吸収した汗を速く乾燥させる吸汗速乾性繊維素材の開発が要求されている。特に肌に直接触れた状態で着用するインナーでは、肌触りや適度なストレッチ性を考慮した素材を用いる必要があり、従来は、木綿などの天然繊維を交織、交編した布帛が多く使用されてきた。ただ、天然繊維を用いた布帛は、吸汗性に優れても速乾性が不足していたり、繰り返しの洗濯・再使用により寸法変化を起こしたり色褪せ・色落ちを起こしたりと課題が多かった。
最近ではインナー用途でも、ファッション性やイージーケア性が重視されるようになり、より鮮明な発色性やプリント性、高耐久性が得られる合成繊維素材への注目が高まっている。特にポリエステルは疎水性の剛直ポリマーであるため、優れた機械的特性を持ち、耐久性やハンドリングの容易性を具備しており、繰り返し洗濯などハードに使用しても衣料としての型崩れが少なく、好ましく用いられている。一方でポリマー構造に由来して、吸湿性・吸水性が極めて低く、天然繊維に比べて肌触りが硬いといった短所もある。
ポリエステル繊維に吸水速乾性を付与する方法としては、特許文献1、2に繊維断面に凹部を施す方法が提案されている。この方法によれば、繊維を構成する単糸1本1本を多葉形やW字といった複数の凹部を有した特殊形状とすることにより、単糸側面の凹凸を利用した毛管現象によって吸水速乾性を高めている。ただ、この方法では、凹凸の起伏が大きいために隣接する単糸の凹凸部と噛み合ってしまい、結果的に空隙部が減少し、かつ続く仮撚加工での加撚圧縮によって凹凸が潰れて消失するなどの問題があった。加えて凸部を複数有する特殊断面である単糸は曲げ剛性が高くなり、そのためソフトさや、滑らかさといった風合いが犠牲となり、ごわつき感の強い布帛となり易い。また、紡糸に際しては特殊吐出孔形状を有した口金が必要となり、このような特殊孔では丸孔に比べて孔面積が大きくなることが避けられず、紡糸ドラフトが過大となって、単糸極細化や多フィラメント化が極めて困難となる。
これら欠点の改良技術として特許文献3には、単糸断面に2対以上の凹部(くびれ)を有した連玉断面構造の扁平糸が提案されている。この発明によれば、断面の扁平化により断面短軸方向の曲げ剛性が低下するため、同一単糸繊度の丸断面繊維と比べた場合にはソフト性が得られる。また、凹凸を失わない一定の範囲内で仮撚加工も可能とされているが、この発明においても、高度に扁平化した特殊断面であるが故に単糸細繊度化や多フィラメント化は困難であり、仮撚加工条件もマイルドな条件に限定されるため、仮撚ストレッチ性能が十分なものでは無かった。
本発明は上記課題を解決し、従来技術では成し得なかった、吸水速乾性に優れた仮撚糸を提供するものである。さらに詳しくは、布帛とした際に優れたソフト性、平滑性を呈し、加えて高いストレッチ性能と防透性、吸水速乾性、生産安定性を兼ね備えた極細仮撚糸に関する。
本発明は、単糸繊度が1.3dtex以下の単糸群より構成される仮撚加工糸であって、任意の繊維横断面における、構成単糸の扁平度の最大と最小の差が3.0以上、かつ扁平度分布におけるCVを30%以上とすることにより達成できる。
本発明によれば、吸水速乾性に優れた仮撚糸を提供することができる。さらに詳しくは、布帛とした際に優れたソフト性、平滑性を呈し、加えて高いストレッチ性能と防透性、吸水速乾性、および布帛の生産安定性を兼ね備えた極細仮撚糸を提供できる。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の仮撚加工糸に用いる樹脂は、繊維形成性を有する熱可塑性樹脂であれば、特段の制限は無く、ポリアミド系樹脂やポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などを使用することができる。とりわけ、肌に直接触れる衣料用途では、ナイロン6やナイロン66、ナイロン610といったポリアミド樹脂や、ポリエチレンテレフタレート、トリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂が好ましく用いられ、中でもポリエチレンテレフタレートは、優れた機械特性と加工容易性、原料コスト面でのバランスに優れて好適である。
本発明の仮撚加工糸に用いる樹脂は、繊維形成性を有する熱可塑性樹脂であれば、特段の制限は無く、ポリアミド系樹脂やポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などを使用することができる。とりわけ、肌に直接触れる衣料用途では、ナイロン6やナイロン66、ナイロン610といったポリアミド樹脂や、ポリエチレンテレフタレート、トリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂が好ましく用いられ、中でもポリエチレンテレフタレートは、優れた機械特性と加工容易性、原料コスト面でのバランスに優れて好適である。
かかる樹脂には、本発明の目的を阻害しない範囲で、少量の第3成分を共重合または添加しても良い。例えば、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ビスフェノールA、ジエチレングリコール、5−ナトリウムスルホイソフタル酸を20モル%以下、好ましくは10モル%以下共重合させることが例示でき、この場合、ポリマー固有粘度は0.5〜0.7の範囲が適当である。また、上記ポリマーには、本発明の目的を阻害しない範囲で前述以外の添加剤、例えば艶消剤や顔料、染料、防汚剤、蛍光増白剤、難燃剤、安定剤、耐候剤、紫外線吸収剤、滑剤、あるいは吸湿剤などの機能剤を配合しても良い。また、こうした機能剤がポリマーに非相溶性である場合は、一旦、マスターバッチを調製した後に溶融ブレンド紡糸して微散性させる方法等を用いて添加しても良い。
上記ポリマーから成る本発明の仮撚加工糸は、単糸繊度が1.3dtex以下であることが必要であり、より好ましくは1.0dtex以下、更に好ましくは0.7dtex以下である。単糸繊度が1.3dtexを越えると、単糸間で形成される空隙が粗くなり、十分な吸水性が得られない。好ましくは、単糸繊度を1.0dtexとすると布帛とした際に優れたソフト性を得易く、更に好ましくは0.7dtex以下とすると、まるでシルク地のような滑らかな表面平滑性が得られるようになり好適である。単糸繊度は細ければ細いほど風合いが良好となるが、加工性の点から0.2dtex以上であることが好ましい。
また、繊維を構成する単糸の断面は、扁平断面形状である必要があり、詳しくは後述するが、扁平度は一定の分布を有する糸条で構成されている必要がある。ここで言う扁平度とは、単糸断面における最長軸長を最短軸長で除した数値のことであり、三角形のような最短軸長が不明な場合には、最短辺の半値を最短軸長として算出した値を指す。本発明の仮撚糸が目的とする吸水性を得るには、糸条を構成する単糸の扁平度の最大と最小の差が3.0以上ある必要がある。好ましくは4.0以上、さらに好ましくは5.0以上である。扁平度差が3.0以上ある扁平単糸を糸条中に混在させることで、単糸間でのミクロ空隙を効率的に形成でき、優れた吸水性性能を得ることができる上、単糸表面での光反射がランダムになり、優れた防透性が得られるようになる。好ましくは、扁平度差を4.0以上に設計すると一段高い防透性効果が得られるようになり、5.0以上に設計すると、極め優れた防透性、吸水効果に加えて、濃色効果が得られる。扁平度差は、増加するに従って防透性や吸水性の効果が大きくなるが、過度に扁平化が進んだ領域ではその効果が頭打ちとなるため、必要以上の高扁平化は不要である。扁平度差は10.0以下とすると、機能性と生産安定性のバランスが良く、好ましくは8.0以下である。
また、本発明の仮撚糸は、糸条を構成する単糸の扁平度分布が、標準偏差を平均値で除した値であるところの変動係数CVにおいて、30%以上が必要である。好ましくは35%以上、さらに好ましくは40%以上が良い。扁平度CVを30%以上とすることで、単糸毎に異なるランダムな断面形状となり、単糸間にミクロ空隙が形成されるようになり、単糸自体に複雑な処理(例えば、単糸表面に多数のスリットを設けた多葉形形状等)をせずに、吸水性能が得られるようになる。CVは大きいほどミクロ空隙を効率的に形成し易くなり、35%以上とすると優れた吸水性と防透性を呈し、40%以上とすると更に優れた吸水性、防透性に加えて、濃色効果が得られる。CVは、増加するに従って防透性や吸水性の効果が大きくなるが、過度に高めてもその効果は頭打ちとなる。機能性と生産安定性のバランスを考慮すると、CVは60%以下が望ましい。
ここで、扁平度差や扁平度CVが増すにつれて、防透性や濃色性が増加するメカニズムについて説明する。上記特性が向上する原理は2つあり、まず1つ目は、光の拡散効果によるものである。布帛の透け現象は、布帛に入射した光が、布帛を通り抜けて被覆物の表面で反射し、その被覆物からの反射光が再び布帛を通り抜けて人の目に届くことによって起こる現象である。つまりは、光が布帛を2度通り抜けることによって起こる現象であるため、防透性を上げるには、布帛の光透過性を下げれば良い。ここで単糸断面形状のランダム扁平化が布帛の光透過性ダウンに効果を奏する。単糸の扁平表面により光の乱反射が生じて、光の拡散・吸収が起こり被覆物への入射、反射光ともに弱めることができる。また、光拡散効果によって布帛表面でのハレーションが抑制されるため、布帛の本来の色彩を視認できるようになり、濃色効果を発現する。2つめの原理は、単糸の扁平形状に由来する形態効果である。扁平化によって繊維表面積は増加することから、染色工程における染料吸尽性が増加し、これに伴って濃色性も増す。さらには、単糸中に多くの染料を多く蓄えられることから、前述の光吸収効果にもプラスの影響を及ぼす。加えて、ランダムな扁平断面が多層に積み重なるため、単糸間の空隙が微分散して光の素通りを抑えることができる。本発明の仮撚糸は、これら2原理を効果的に利用し、相乗効果によって防透性、濃色性を従来にないレベルにまで高めている。
1つの糸条を構成する単糸の数は、製糸安定性を欠かない範囲で、多い方がより効果的に単糸間空隙を形成し易い。単糸数をDTY繊度で除した数値を、フィラメント係数と定義すると、このフィラメント係数は0.8以上が好ましい。より好ましくは1.0以上、さらに好ましくは1.2以上である。他方、フィラメント係数は6.0以下が好ましく、更に好ましくは4.0以下とすると取扱性の点で望ましい。
断面形状は、製糸する際の口金吐出孔形状により適宜設計・選択できる。例えば、なだらかな弧で形成された1〜2つ凹部を有する扁平形状の場合には紡糸延伸工程に続く仮撚加工において、扁平度の分布が広い糸条であると良好となる。好適な構成繊維の繊維断面形態の例を図1に示すが、このような本発明の仮撚加工糸は繭形や空豆形等の図3(A)〜(F)に例示した未延伸断面形状糸条であることが紡糸性や仮撚性に特に優れているので好ましい。ポリエステルやポリアミド等の溶融紡糸法においてこれらの形状の繊維を得るには、口金吐出直後にポリマーを均一に急冷すると安定した断面形状が得やすく、例えば環状冷却装置を好ましく用いることができる。この際の紡糸速度は任意の速度で設計することが可能であるが、紡糸ドラフト倍率は、800倍以下、好ましくは500倍以下、更に好ましくは300倍以下であることが、製糸性が安定して好ましい。ここで言う紡糸ドラフト倍率とは、第1引取トールの速度を口金から吐出されるポリマーの線速度で除した値のことである。ポリマーの吐出安定性と生産効率を考慮すると、ドラフト倍率は100以上、好ましくは130以上とすることが望ましい。
ここで、紡糸速度は特に限定する必要は無いが、紡糸速度を3500m/分以下とすると紡糸ドラフト倍率を抑制し易く、1500m/分以上とすると、続く仮撚加工での延伸倍率を低く設定でき、断糸や毛羽の少ない品質の良い繊維を得やすく好ましい。紡糸速度は1500〜3500m/分が好ましく、特に2000〜3000m/分の範囲で紡糸された糸条が仮撚加工性が良好となるので好ましい。また、本発明の繊維は単糸細繊度のハイカウント糸であるため、前記したように紡糸ドラフト倍率を低く抑えることが望ましい。そのためには口金吐出孔を小径化することが有効である。しかしながら、吐出孔を極端に小径化すると、口金繰り返し使用時の洗浄性が低下し、その結果として洗浄不良による吐出孔の詰まりが発生しやすくなるほか、口金の製造コストも高くなる。洗浄の容易性と口金製作コストを総合的に考慮すると、吐出孔の最細部は0.05mm以上に設計することが良好なパフォーマンスを得やすく好ましい。
次いで、好適な仮撚加工方法について述べる。仮撚機は、施撚体のタイプによってピン、ベルト、フリクションディスク等の機種に分類されるが、いずれも機種においても製造が可能であるが、仮撚数(単位:T/m)に、DTY繊度(単位:dtex)の平方根を積算した数値(以下、仮撚係数と称する)が、30,000〜38,000の範囲となるよう加工すると、幅広い扁平度分布を持った仮撚糸としやすく好ましい。一般的な異形断面糸は仮撚係数が10,000〜20,000程度で施撚されるのが常であるが、本発明では、極めて高い仮撚係数を用いて施撚することが技術的ポイントである。これら高い係数で仮撚加工することにより、糸条には高い仮撚トルクが発生する。ここで、糸条の中心部近傍に存在する単糸には中心に向かう圧縮の力が加わり、一方糸条の外周部近傍に存在する単糸には周方向の延展力が発生する。つまり、糸条の中心付近の単糸は扁平度が低下する方向に圧縮され、一方外周部近傍の単糸は扁平度が大きくなる方向に延展される。この扁平度の発生メカニズムによって、扁平単糸は、より大きな扁平度差を生じるのである。更に、単糸断面形状が前述した好ましい凹部形状を有する場合には、この凹部が圧縮の起点または延展の支点となって、より大きな扁平度差を発生するのである。さらに大きな扁平度差を生じさせるには、糸条中心部近傍の単糸まで、十分に予熱することが好ましく、仮撚機の第1ヒーターは接触式であると好ましい。加熱時のヒーター温度は、フィラメントを構成するポリマーの結晶化温度以上、融点以下であることが好ましく、融点−100〜−10℃の範囲を好ましく採用できる。また、ヒーター上での糸条の接触時間は、0.13〜0.20秒、より好ましくは0.15〜0.18秒とするのが適当であり、糸条の芯まで予熱することができ好ましい。
本発明の極細仮撚糸は、従来の混繊タイプや多葉形断面タイプの仮撚糸では得難い長手均一性を有しており、毛羽・タルミ品質にも優れるため、例えば、無撚・無糊でも安定して織物にできるほか、丸編、トリコット等の編物にも好適に使用でき、吸水速乾性や防透性に加えて、ソフト性、平滑性を持ったストレッチ性布帛を得ることができる。特に、扁平度が最大の単糸と最小の単糸の配向度差を10%以下に設計すると、優れた仮撚加工性と布帛風合いが得られて望ましい。より好ましくは2〜7%である。
以下、実施例により、本発明を更に具体的に説明する。なお、実施例における各項目は以下の方法で測定した。
(1)ネック部分の有無
仮撚糸サンプルをエポキシ樹脂にて包埋し、繊維軸に垂直に切断して、デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製VHX−5000)を用いて糸条を構成する全単糸の観察像を撮影した。撮影された各単糸の輪郭(図2の1)において、一対の凹み部を有する形状をネックと規定し、全単糸数の80%以上にネックが認められるものを、ネック部分「あり」として判定した。
仮撚糸サンプルをエポキシ樹脂にて包埋し、繊維軸に垂直に切断して、デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製VHX−5000)を用いて糸条を構成する全単糸の観察像を撮影した。撮影された各単糸の輪郭(図2の1)において、一対の凹み部を有する形状をネックと規定し、全単糸数の80%以上にネックが認められるものを、ネック部分「あり」として判定した。
(2)ポリマーIV
試料0.8gを純度98%のO−クロロフェノール10mlに100℃で溶解し、ウベローデ粘度管を用いて25℃で測定した。
試料0.8gを純度98%のO−クロロフェノール10mlに100℃で溶解し、ウベローデ粘度管を用いて25℃で測定した。
(3)扁平度
仮撚糸サンプルをエポキシ樹脂にて包埋し、繊維軸に垂直に切断して、デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製VHX−5000)を用いて糸条を構成する全単糸の観察像を撮影した。撮影された各単糸の断面(図2の1)について、長軸長(図2の2)を短軸長(図2の3)で除した値を扁平度とした。なお、三角形様の短軸長が不明な断面形状に対しては、最短辺の半値を短軸長として用いた。
仮撚糸サンプルをエポキシ樹脂にて包埋し、繊維軸に垂直に切断して、デジタルマイクロスコープ(キーエンス社製VHX−5000)を用いて糸条を構成する全単糸の観察像を撮影した。撮影された各単糸の断面(図2の1)について、長軸長(図2の2)を短軸長(図2の3)で除した値を扁平度とした。なお、三角形様の短軸長が不明な断面形状に対しては、最短辺の半値を短軸長として用いた。
(4)扁平度CV
1つの糸条構成する全単糸の扁平度を統計処理し、標準偏差を平均値で除した値であるところの変動係数CVを、扁平度CVとして算出した。
1つの糸条構成する全単糸の扁平度を統計処理し、標準偏差を平均値で除した値であるところの変動係数CVを、扁平度CVとして算出した。
(5)捲縮復元率(ストレッチ性)C
仮撚加工糸を周長1.0mの検尺機にて10回巻きしてカセ取りした後、このカセにDTY繊度×0.002×巻取回数×2/1.111gの初加重をかけて、90℃×20分間熱水処理し、脱水後12時間以上放置する。放置後のカセに初荷重とDTY繊度×0.1×巻取回数×2/1.111gの測定加重をかけて水中に垂下し2分間放置する。放置したカセの長さを測り、Lとする。さらに、測定荷重を除き初荷重だけにした状態で3分間放置し、カセの長さを測り、L1とする。次式により、伸縮復元率CRを求めた。
伸縮復元率CR(%)={(L−L1)/L}×100
CRの値が大きいほどストレッチ性が高い繊維であり、40%以上を良好、45%以上を極めて良好なストレッチ性と判定した。
仮撚加工糸を周長1.0mの検尺機にて10回巻きしてカセ取りした後、このカセにDTY繊度×0.002×巻取回数×2/1.111gの初加重をかけて、90℃×20分間熱水処理し、脱水後12時間以上放置する。放置後のカセに初荷重とDTY繊度×0.1×巻取回数×2/1.111gの測定加重をかけて水中に垂下し2分間放置する。放置したカセの長さを測り、Lとする。さらに、測定荷重を除き初荷重だけにした状態で3分間放置し、カセの長さを測り、L1とする。次式により、伸縮復元率CRを求めた。
伸縮復元率CR(%)={(L−L1)/L}×100
CRの値が大きいほどストレッチ性が高い繊維であり、40%以上を良好、45%以上を極めて良好なストレッチ性と判定した。
(6)配向度差
サンプルをエポキシ樹脂に包埋後、ミクロトームを用いて繊維軸に垂直に切断して、堀場ジョバンイボン社製 Ramanor T−64000を用いて測定した。光源にAr+レーザー(514.5nm、50mW)を用い、100倍の対物レンズによって1μm に集光した。ラマン散乱光はシングルモード、スリット100μm、回折格子1800gr/mmの条件で、CCD検出器により検出した。測定は、扁平度が最大の単糸と最小の単糸について体積中心部分を測定し、それぞれの測定結果に対しラマンバンドパラメータを算出した。PETラマンバンドパラメータについては、下記式を用いた。
強度比R = I 1615平行/ I 1615垂直
I 1615平行:繊維方向に平行な偏向配置での1615cm−1ラマンバンドの強度
I 1615垂直:繊維方向に垂直な偏光配置での1615cm−1ラマンバンドの強度
換算複屈折は次の定義による。
Δn(×10−3 )=275×(R−1)/(R+2)
次いで、扁平度が最大の単糸のΔnをM、扁平度が最大の単糸のΔnをmと規定したとき、次式で求められる値を配向度差(%)として算出した。
配向度差(%)={|M−m|×100}/{(M+m)/2} 。
サンプルをエポキシ樹脂に包埋後、ミクロトームを用いて繊維軸に垂直に切断して、堀場ジョバンイボン社製 Ramanor T−64000を用いて測定した。光源にAr+レーザー(514.5nm、50mW)を用い、100倍の対物レンズによって1μm に集光した。ラマン散乱光はシングルモード、スリット100μm、回折格子1800gr/mmの条件で、CCD検出器により検出した。測定は、扁平度が最大の単糸と最小の単糸について体積中心部分を測定し、それぞれの測定結果に対しラマンバンドパラメータを算出した。PETラマンバンドパラメータについては、下記式を用いた。
強度比R = I 1615平行/ I 1615垂直
I 1615平行:繊維方向に平行な偏向配置での1615cm−1ラマンバンドの強度
I 1615垂直:繊維方向に垂直な偏光配置での1615cm−1ラマンバンドの強度
換算複屈折は次の定義による。
Δn(×10−3 )=275×(R−1)/(R+2)
次いで、扁平度が最大の単糸のΔnをM、扁平度が最大の単糸のΔnをmと規定したとき、次式で求められる値を配向度差(%)として算出した。
配向度差(%)={|M−m|×100}/{(M+m)/2} 。
(7)吸水高さ(吸水性)
下記の(8)で調製した筒編地を、JIS L 1096(2010年度版)に準じて、幅2.5cmの短冊状にカットした試験片とし、試験片の下端約2cmを水浴に浸漬して10分間放置した後に水が上昇した高さ(mm)を測定した。吸水高さが70mm以上のものを合格とした。
下記の(8)で調製した筒編地を、JIS L 1096(2010年度版)に準じて、幅2.5cmの短冊状にカットした試験片とし、試験片の下端約2cmを水浴に浸漬して10分間放置した後に水が上昇した高さ(mm)を測定した。吸水高さが70mm以上のものを合格とした。
(8)防透性
目付150g/m2の筒編み地を作製し、背景に白板を使用した際の明度と黒板を使用した際の明度を測定し、次式にて値を求めた。
防透性(%)=(黒板を背景とした時の明度/黒板を背景とした時の明度)×100
防透性の値が85%以上を合格とした。
目付150g/m2の筒編み地を作製し、背景に白板を使用した際の明度と黒板を使用した際の明度を測定し、次式にて値を求めた。
防透性(%)=(黒板を背景とした時の明度/黒板を背景とした時の明度)×100
防透性の値が85%以上を合格とした。
(9)布帛風合い(ソフト性、滑らかさ)
上記の(8)項で調製した筒編地を用いて、熟練の検査員10名に対して、以下の3段階の基準で布帛風合いを評価し、最も多い得票を得たランクを評価とした。合格レベルは○以上である。
○○:ソフト性に優れると共に、滑らかさに優れる。
○ :ソフト性に優れる
× :ソフト性に不足する。
上記の(8)項で調製した筒編地を用いて、熟練の検査員10名に対して、以下の3段階の基準で布帛風合いを評価し、最も多い得票を得たランクを評価とした。合格レベルは○以上である。
○○:ソフト性に優れると共に、滑らかさに優れる。
○ :ソフト性に優れる
× :ソフト性に不足する。
(実施例1)
ポリマーIV0.65のポリエチレンテレフタレートを用いて、紡糸温度290℃にて溶融後、96ホールのダンベル型吐出孔(孔径0.17mm)を有した紡糸口金から吐出し、糸条に冷却風を吹き付け冷却し、油剤を供給し集束させ、交絡付与を行いながら、紡速2800m/分の速度で巻取り、POY繊度110dtexの部分配向未延伸糸を採取した。この時のドラフト倍率は350であった。フリクション仮撚機にて、仮撚ヒーター温度を190℃で接触時間0.17秒、延伸倍率を1.67、仮撚係数37000にて、延伸仮撚加工を施して交絡付与を行い、外径65mmの紙管に巻き取った。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
ポリマーIV0.65のポリエチレンテレフタレートを用いて、紡糸温度290℃にて溶融後、96ホールのダンベル型吐出孔(孔径0.17mm)を有した紡糸口金から吐出し、糸条に冷却風を吹き付け冷却し、油剤を供給し集束させ、交絡付与を行いながら、紡速2800m/分の速度で巻取り、POY繊度110dtexの部分配向未延伸糸を採取した。この時のドラフト倍率は350であった。フリクション仮撚機にて、仮撚ヒーター温度を190℃で接触時間0.17秒、延伸倍率を1.67、仮撚係数37000にて、延伸仮撚加工を施して交絡付与を行い、外径65mmの紙管に巻き取った。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
(実施例2)
5−ナトリウムスルホイソフタル酸をジメチルテレフタレートに対して1.8モル%、平均分子量1000のポリエチレングリコールを全ポリエステルに対して1重量%共重合させた、ポリマーIV0.68の共重合PETを用いて、紡糸温度290℃にて溶融後、96ホールのダンベル型吐出孔を有した紡糸口金から吐出し、糸条に冷却風を吹き付け冷却し、油剤を供給し集束させ、交絡付与を行いながら、紡速2000m/分の速度で巻取り、POY繊度100dtexの部分配向未延伸糸を採取した。この時のドラフト倍率は250であった。フリクション仮撚機にて、仮撚ヒーター温度を160℃、延伸倍率を1.51、仮撚係数31000にて、延伸仮撚加工を施して交絡付与を行い、外径65mmの紙管に巻き取った。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
5−ナトリウムスルホイソフタル酸をジメチルテレフタレートに対して1.8モル%、平均分子量1000のポリエチレングリコールを全ポリエステルに対して1重量%共重合させた、ポリマーIV0.68の共重合PETを用いて、紡糸温度290℃にて溶融後、96ホールのダンベル型吐出孔を有した紡糸口金から吐出し、糸条に冷却風を吹き付け冷却し、油剤を供給し集束させ、交絡付与を行いながら、紡速2000m/分の速度で巻取り、POY繊度100dtexの部分配向未延伸糸を採取した。この時のドラフト倍率は250であった。フリクション仮撚機にて、仮撚ヒーター温度を160℃、延伸倍率を1.51、仮撚係数31000にて、延伸仮撚加工を施して交絡付与を行い、外径65mmの紙管に巻き取った。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
(実施例3)
口金を吐出後合流タイプに変更し、吐出孔2つで2玉融着状の1フィラメントを形成する、144フィラメント用に変更し、仮撚係数を30000とした以外は、実施例2と同様にして仮撚糸を得た。この時の紡糸ドラフトは450倍であった。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
口金を吐出後合流タイプに変更し、吐出孔2つで2玉融着状の1フィラメントを形成する、144フィラメント用に変更し、仮撚係数を30000とした以外は、実施例2と同様にして仮撚糸を得た。この時の紡糸ドラフトは450倍であった。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
(実施例4〜6)
ダンベル孔を有する口金を用いて、口金ホール数、ポリマー吐出量を変化させ、実施例2と同様にして紡糸、仮撚加工して、DTY繊度、フィラメント数の異なる仮撚糸を得た。得られた仮撚糸は表1に示すとおり、良好な性質を持っていた。
ダンベル孔を有する口金を用いて、口金ホール数、ポリマー吐出量を変化させ、実施例2と同様にして紡糸、仮撚加工して、DTY繊度、フィラメント数の異なる仮撚糸を得た。得られた仮撚糸は表1に示すとおり、良好な性質を持っていた。
(実施例7)
仮撚係数を30000で加工した以外は、実施例5と同様にして、66T−58フィラメントの扁平仮撚糸を得た。この仮撚糸の扁平度差は3.3であり、表1に示すとおり、十分な吸水性、防透性と風合いを具備していた。
仮撚係数を30000で加工した以外は、実施例5と同様にして、66T−58フィラメントの扁平仮撚糸を得た。この仮撚糸の扁平度差は3.3であり、表1に示すとおり、十分な吸水性、防透性と風合いを具備していた。
(実施例8)
使用ポリマーをナイロン66(BASF(株)社製、“ウルトラミッド”A4、硫酸相対粘度ηr=4.06)に変更し、紡糸温度280℃にて溶融後、24ホールのダンベル型吐出孔を有した紡糸口金から吐出し、糸条に冷却風を吹き付け冷却し、油剤を供給し集束させ、交絡付与を行いながら、紡速2800m/分の速度で巻取り、POY繊度110dtexの部分配向未延伸糸を採取した。この時のドラフト倍率は650であった。フリクション仮撚機にて、仮撚ヒーター温度を160℃、延伸倍率を1.67、仮撚係数30000にて、延伸仮撚加工を施して交絡付与を行い、外径65mmの紙管に巻き取った。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
使用ポリマーをナイロン66(BASF(株)社製、“ウルトラミッド”A4、硫酸相対粘度ηr=4.06)に変更し、紡糸温度280℃にて溶融後、24ホールのダンベル型吐出孔を有した紡糸口金から吐出し、糸条に冷却風を吹き付け冷却し、油剤を供給し集束させ、交絡付与を行いながら、紡速2800m/分の速度で巻取り、POY繊度110dtexの部分配向未延伸糸を採取した。この時のドラフト倍率は650であった。フリクション仮撚機にて、仮撚ヒーター温度を160℃、延伸倍率を1.67、仮撚係数30000にて、延伸仮撚加工を施して交絡付与を行い、外径65mmの紙管に巻き取った。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、優れた吸水性と防透性を具備し、布帛風合いは非常にソフトであると共になめらかさを有していた。
(実施例9)
口金を俵形の吐出孔タイプに変更し、仮撚係数を37000で加工した以外は、実施例5と同様にして、66T−58フィラメントの扁平仮撚糸を得た。この仮撚糸の扁平度差は3.0であり、表1に示すとおり、十分な吸水性、防透性と風合いを具備していた。
口金を俵形の吐出孔タイプに変更し、仮撚係数を37000で加工した以外は、実施例5と同様にして、66T−58フィラメントの扁平仮撚糸を得た。この仮撚糸の扁平度差は3.0であり、表1に示すとおり、十分な吸水性、防透性と風合いを具備していた。
(比較例1)
紡糸吐出量をアップした以外は、実施例5と同様にして、84T−58フィラメントの扁平仮撚糸(単糸繊度1.4)を得た。この仮撚糸はソフト性(風合い)が不足すると共に、吸水性、防透性が劣るものであった。
紡糸吐出量をアップした以外は、実施例5と同様にして、84T−58フィラメントの扁平仮撚糸(単糸繊度1.4)を得た。この仮撚糸はソフト性(風合い)が不足すると共に、吸水性、防透性が劣るものであった。
(比較例2)
仮撚係数を25000で加工した以外は、実施例5と同様にして、66T−58フィラメントの扁平仮撚糸を得た。この仮撚糸の扁平度差は2.5であり、表1に示すとおり、風合いは優れるも、吸水性、防透性が劣るものであった。
仮撚係数を25000で加工した以外は、実施例5と同様にして、66T−58フィラメントの扁平仮撚糸を得た。この仮撚糸の扁平度差は2.5であり、表1に示すとおり、風合いは優れるも、吸水性、防透性が劣るものであった。
(比較例3)
口金を吐出後合流タイプに変更し、吐出孔4つで4玉融着状の1フィラメントを形成する、58フィラメント用に変更し、仮撚係数を30000とした以外は、実施例5と同様にして仮撚糸を得た。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、CVが23%であり、吸水性に劣るものとなった。
口金を吐出後合流タイプに変更し、吐出孔4つで4玉融着状の1フィラメントを形成する、58フィラメント用に変更し、仮撚係数を30000とした以外は、実施例5と同様にして仮撚糸を得た。得られたポリエステル仮撚加工糸は、表1に示すとおり、CVが23%であり、吸水性に劣るものとなった。
1:単糸断面の輪郭線
2:扁平度測定における長軸
3:扁平度測定における短軸
2:扁平度測定における長軸
3:扁平度測定における短軸
Claims (3)
- 単糸繊度が1.3dtex以下の単糸群より構成される仮撚加工糸であって、任意の繊維横断面における単糸扁平度の最大と最小の差が3.0以上、かつ扁平度の度数分布におけるCVが30%以上であることを特徴とする極細仮撚加工糸。
- 単糸断面において、ネック部分を有することを特徴とする、請求項1に記載の極細仮撚加工糸。
- 扁平度最大の単糸と最小の単糸において、単糸中心部分の配向度の差が、該平均値の10%以内であることを特徴とする請求項1または2に記載の極細仮撚加工糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016114602A JP2017218698A (ja) | 2016-06-08 | 2016-06-08 | 極細扁平仮撚糸 |
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JP2016114602A JP2017218698A (ja) | 2016-06-08 | 2016-06-08 | 極細扁平仮撚糸 |
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JP2016114602A Pending JP2017218698A (ja) | 2016-06-08 | 2016-06-08 | 極細扁平仮撚糸 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019099988A (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-24 | 東レ株式会社 | 扁平断面ポリエステル仮撚糸 |
JP2019206768A (ja) * | 2018-05-28 | 2019-12-05 | ユニチカトレーディング株式会社 | ポリエステル高捲縮加工糸、織編物、およびポリエステル高捲縮加工糸の製造方法 |
JP7194854B1 (ja) | 2021-06-23 | 2022-12-22 | 旭化成アドバンス株式会社 | 仮撚加工糸からなる編地 |
-
2016
- 2016-06-08 JP JP2016114602A patent/JP2017218698A/ja active Pending
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