JP2017216787A - 工具 - Google Patents

工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017216787A
JP2017216787A JP2016107975A JP2016107975A JP2017216787A JP 2017216787 A JP2017216787 A JP 2017216787A JP 2016107975 A JP2016107975 A JP 2016107975A JP 2016107975 A JP2016107975 A JP 2016107975A JP 2017216787 A JP2017216787 A JP 2017216787A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
motor
phase
switching
drain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016107975A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6953113B2 (ja
Inventor
祐輔 大澤
Yusuke Osawa
祐輔 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP2016107975A priority Critical patent/JP6953113B2/ja
Publication of JP2017216787A publication Critical patent/JP2017216787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6953113B2 publication Critical patent/JP6953113B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】DCブラシレスモータを低速駆動した場合の工具の温度上昇を緩和する。【解決手段】電動工具の低速駆動時において、制御部は、ホールセンサからロータの回転角度が0〜60度を示すホール信号を取得すると、上アームのスイッチング素子Q1にデューティー比が小さいパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q4にスイッチング素子Q1の駆動信号とはオンとオフが反転したパルス列(相補PWM)の駆動信号を供給する。また、下アームのスイッチング素子Q5に常時オンの駆動信号を供給する。スイッチング素子Q1がオンからオフに切り替わると、ステータのU相−V相間の巻線に流れる還流電流が、下アームのスイッチング素子Q5のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q4のソースからドレインに向かって流れる。これにより、ダイオード損失を防止することができる。【選択図】図7

Description

本発明は、工具に関する。
一般的な電動工具においては、駆動源として、DCブラシレスモータが広く使用されている。DCブラシレスモータは、ステータとロータとを備えており、インバータ回路によるモータ駆動制御に基づいてステータの電流方向を変化させてロータを回転させることにより、ハンマやアンビル等の打撃機構を回転駆動している。
インバータ回路は、上下3個ずつ配置されたスイッチング素子(以下、上側のスイッチング素子を上アームと呼び、下側のスイッチング素子を下アームと呼ぶ。)により構成されている。インバータ回路では、トリガの操作量に応じてPWM(Pulse Width Modulation)制御のオンの時間幅(デューティ)を周期的に変化させることにより、電池からの電力量を調整してDCブラスレスモータに供給している。また、PWM制御では、上アームまたは下アームのみのスイッチング素子をチョッパ制御しており、チョッパ制御以外のスイッチング素子を常時オン制御している。
ところで、上述した電動工具を用いたねじ締め作業において、ねじが石膏ボード等の部材に着座した後に増し締め等を行う場合には、通常のねじ締め時よりも打撃負荷が大きくなる。そのため、ねじの損傷(ねじなめ)等の低減を図るために、上述したPWM制御においてDCブラシレスモータを低速駆動させる必要がある。例えば、特許文献1および2には、DCブラシレスモータに供給するPWM信号のデューティー比を低下させることで、工具の出力を低下させる工具ことが記載されている。
特許5116490号 特開2012−130980号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電動工具等では以下のような問題がある。すなわち、上述したようなPWM制御においてDCブラシレスモータを低速駆動すると、モータに取り付けられる冷却ファンの回転も低速となるのでDCブラシレスモータの冷却効率が下がってしまうという問題がある。また、各スイッチング素子のPWM制御のオフ期間に流れる還流電流が、PWM制御を行っていないアーム側のスイッチング素子の寄生ダイオードに流れるため、スイッチング素子内の寄生ダイオード損失が大きくなり、その結果、工具の温度が上昇してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、DCブラシレスモータを低速駆動した場合における温度上昇を緩和することが可能な工具を提供することを目的とする。
本発明に係る工具は、上記課題を解決するために、少なくとも第1の回転速度および当該第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で駆動するDCブラシレスモータと、電源の正極に接続されると共に前記DCブラシレスモータの各相に接続される複数の第1のスイッチング素子と、前記電源の負極に接続されると共に前記DCブラシレスモータの各相に接続される複数の第2のスイッチング素子とを有する駆動回路と、前記駆動回路の第1および第2のスイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路が、前記DCブラシレスモータを前記第2の回転速度で駆動する場合、前記DCブラシレスモータの第1の相に接続される前記第1のスイッチング素子をPWM制御し、前記DCブラシレスモータの第1の相に接続される前記第2のスイッチング素子を相補PWM制御する(と共に前記DCブラシレスモータの第2の相に接続される前記第2のスイッチング素子をオン制御する)ものである。なお、本発明において、相補PWM制御とは、PWM制御におけるパルス波形の逆位相のパルス波形(反転波形)を出力することを意味している。
本発明によれば、DCブラシレスモータを第2の回転速度により駆動する場合において第2のスイッチング素子を相補PWM制御するので、ダイオードによる還流電流の損失を防止することができる。これにより、工具の温度上昇を抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係る電動工具の構成例を示す平面図である。 本発明に係る電動工具の構成例を示す断面図である。 本発明に係る電動工具の機能構成例を示すブロック図である。 従来の電動工具の低速駆動時における各スイッチング素子のタイミングチャートである。 従来の電動工具の低速駆動時における上アームのスイッチング素子がオンの場合の電流の流れを示す図である。 従来の電動工具の低速駆動時における上アームのスイッチング素子がオフの場合の電流の流れを示す図である。 本発明に係る電動工具の低速駆動時における各スイッチング素子のタイミングチャートである。 本発明に係る電動工具の低速駆動時における上アームのスイッチング素子がオンの場合の電流の流れを示す図である。 本発明に係る電動工具の低速駆動時における上アームのスイッチング素子がオフの場合の電流の流れを示す図である。 本発明に係る電動工具の高速駆動時における各スイッチング素子のタイミングチャートである。 本発明に係る打撃モードを行う場合における電動工具の動作例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。
[電動工具10の構成例]
図1は本発明の一実施の形態に係る電動工具10の平面構成の一例を示し、図2はその断面構成の一例を示している。なお、図1および図2において、紙面の左側を電動工具10の前方とし、紙面の右側を電動工具10の後方とする。
本発明に係る電動工具10は、DCブラシレスモータ(以下、モータ20という)を駆動源とするインパクトドライバである。電動工具10は、図1および図2に示すように、筒状の電動工具本体(ハウジング)12と電動工具本体12の下部から略鉛直方向に延びるグリップ16とを備えている。電動工具本体12の側面部には、モータ20の回転を正回転または逆回転に切り替えるための正逆切替スイッチ60が設けられている。
電動工具本体12には、モータ20と、冷却ファン28と、減速機40と、スピンドル42と、ハンマ44と、アンビル46とがそれぞれ内蔵されている。モータ20は、例えば120度通電駆動のDCブラシレスモータから構成され、電動工具本体12の後部に組み付けられている。モータ20は、ユーザーによるスイッチ30の引き操作に基づいて回転する。
冷却ファン28は、モータ20の後方であって、モータ20の回転軸20aの同軸上に設けられている。冷却ファン28は、モータ20の回転に伴って回転し、電動工具本体12の側面部に設けられた吸込口から外気を吸い込んでモータ20を冷却し、吸い込んだ空気を電動工具本体12の側面部に設けられた排気孔から外部に排出する。
減速機40は、モータ20の前方に設けられ、モータ20の回転軸20aに接続されている。減速機40は、遊星歯車機構を構成し、モータ20の回転に伴って回転すると共にモータ20の回転を減速させてスピンドル42にモータ20の動力を伝達する。
ハンマ44は、スピンドル42の回転を回転打撃力に変換し、変換した回転打撃力をアンビル46に伝達する。具体的には、ねじ締め動作時(モータ20の起動時)に後述する出力軸46aに設定以上の負荷トルク(ねじ締め抵抗)が付与されると、ハンマ44が圧縮ばね45を圧縮しながら後退することでアンビル46とハンマ44との回転方向の係合が一時的に解除され、その後、圧縮はね45が復元する力でハンマ44が前進してハンマ44がアンビル46を回転方向に打撃する。
アンビル46は、電動工具本体12の先端部に設けられ、図示しないドライバビット(先端工具)が装着可能な出力軸46aを有している。出力軸46aにドライバビットを取り付けた状態でモータ20を回転駆動させると、モータ20の駆動力によりドライバビットが回転すると共に打撃されるようになっている。
グリップ16は、ユーザーが電動工具10を把持するための部位である。グリップ16の下部には、電池70を着脱可能に取り付けることが可能な電池パック取付部18が設けられている。図1および図2では、電池パック取付部18に電池70が取り付けられていない状態を示し、電池70を破線で示す。電池70は例えばリチウムイオン電池であり、電圧は18Vである。電池70には、残量ゲージが設けられており、電池残量が視認できるようになっている。
電池パック取付部18のグリップ16の前端から前方に張り出した部位の上面部には、操作パネル62が設けられている。操作パネル62には、打撃モードを切り替えるためのモード設定ボタンや打撃モード表示LED等が設けられている。
スイッチ30は、グリップ16の上部前方側であって、ユーザーがグリップ16を把持したときに人差し指がかかる位置に配設されている。スイッチ30は、モータ20を起動および停止させると共に、モータ20の回転速度を調整するための操作部として機能する。例えば、ユーザーがスイッチ30を大きく(強く)引き操作するとモータ20が高速で回転駆動し、ユーザーがスイッチ30を小さく(弱く)引き操作するとモータ20が低速で回転駆動する。
[電動工具10の機能構成例]
図3は、本発明に係る電動工具10の機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、電動工具10は、モータ20と、モータ駆動回路80と、制御回路50と、電流検出部90と、スイッチ30と、操作パネル62とを備えている。
モータ20は、ロータ22と、ステータ24と、3個のホールセンサ26a,26b,26cとを有している。ロータ22は、複数組のN極とS極を含む永久磁石から構成されている。本例では、4極の永久磁石を用いているが、これに限定されることはない。ステータ24は、スター結線された3相の固定子巻線U,V,Wから構成されている。ステータ24は、スター結線ではなく、デルタ結線により構成しても良い。
ホールセンサ26a,26b,26cは、例えばステータ24に取り付けられたセンサ基板に所定の間隔をあけて配設されている。ホールセンサ26a,26b,26cは、回転するロータ22から発生する磁界を検出し、検出した磁界に応じたホール信号をロータ位置検出回路56に出力する。
モータ駆動回路80は、インバータ回路であって、電池70からの直流を所定の電力量に調整してモータ20に出力する。モータ駆動回路80は、6個のスイッチング素子Q1〜Q6を有している。スイッチング素子Q1〜Q6には、例えばソース,ゲート,ドレインからなるn型のMOSFET(metal-oxide-semiconductor field-effect transistor)を用いることができる。なお、スイッチング素子Q1〜Q6としては、例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ等の他のスイッチング素子を用いても良い。
スイッチング素子Q1は、電池70の正極に接続されると共にモータ20のU相の端子24uに接続されている。スイッチング素子Q2は、電池70の正極に接続されると共にモータ20のV相の端子24vに接続されている。スイッチング素子Q3は、電池70の正極に接続されると共にモータ20のW相の端子24wに接続されている。スイッチング素子Q4は、電池70の負極に接続されると共にモータ20のU相の端子24uに接続されている。スイッチング素子Q5は、電池70の負極に接続されると共にモータ20のV相の端子24vに接続されている。スイッチング素子Q6は、電池70の負極に接続されると共にモータ20のW相の端子24wに接続されている。
なお、本実施の形態では、スイッチング素子Q1〜Q3のそれぞれを上アームと呼び、スイッチング素子Q4〜Q6のそれぞれを下アームと呼ぶ場合がある。
スイッチング素子Q1には、ソースからドレインに向けて順方向となる寄生ダイオードD1が並列に形成される。スイッチング素子Q2には、ソースからドレインに向けて順方向となる寄生ダイオードD2が並列に形成される。スイッチング素子Q3には、ソースからドレインに向けて順方向となる寄生ダイオードD3が並列に形成される。スイッチング素子Q4には、ソースからドレインに向けて順方向となる寄生ダイオードD4が並列に形成される。スイッチング素子Q5には、ソースからドレインに向けて順方向となる寄生ダイオードD5が並列に形成される。スイッチング素子Q6には、ソースからドレインに向けて順方向となる寄生ダイオードD6が並列に形成される。寄生ダイオードD1〜D6は、製造過程上で形成されるものであり、スイッチング素子Q1〜Q6の駆動信号がオフとなる期間において還流電流が流れる。
制御回路50は、ロータ位置検出回路56と、制御部52と、ゲート信号出力回路54とを有している。ロータ位置検出回路56は、ホールセンサ26a,26b,26cから供給されるホール信号に基づいて、ロータ22の回転位置(回転角度)を検出して制御部52に出力する。
制御回路50には、スイッチ30が配線を介して接続されている。スイッチ30は、ユーザーによるスイッチ30の操作量に基づく操作信号(電圧信号)を生成して制御回路50に出力する。ここで、スイッチ30の操作量は、モータ20の目標回転数に相当する。
制御部52は、CPU(Central Processing Unit)52aと、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を含む記憶部52bとを有している。CPU52aは、入力されるロータ22の回転位置やスイッチ30の操作量に基づいて、記憶部52bに格納されているプログラムやデータを読み出して実行することにより高速駆動(第1の回転速度)および低速駆動(第2の回転速度)が可能な打撃モードを実行する。本実施の形態において、高速駆動とはモータ20の回転速度が例えば10000rpm〜25000rpmの範囲であり、低速駆動とはモータ20の回転速度が例えば500rpm〜10000rpmの範囲である。
また、制御部52は、ロータ位置検出回路56から出力されるロータ22の回転位置に基づいて所定のMOSFETQ1〜Q6をオン/オフ制御するための各駆動信号を生成する。このとき、制御部52は、スイッチ30から入力される操作信号(操作量)に基づいてデューティー比を設定し、設定したデューティー比に基づいて駆動信号をPWM制御する。すなわち、制御部52は、スイッチ30の操作量に相当する目標回転数に応じて駆動信号のデューティー比を演算し、演算により得られた各駆動信号をゲート信号出力回路54に出力する。なお、デューティー比は、駆動信号における1周期内のオンの時間とオフの時間の割合である。
ゲート信号出力回路54は、制御部52に接続されると共に、対応する6個のスイッチング素子Q1〜Q6のゲートのそれぞれに接続されている。ゲート信号出力回路54は、例えばレベルシフト回路により構成され、制御部52から供給される駆動信号(パルス信号)に基づいて6個のスイッチング素子Q1〜Q6の各ゲートに駆動電圧を印加する。
スイッチング素子Q1〜Q6は、後述するゲート信号出力回路54から出力される駆動信号に基づいてスイッチング動作を行い、モータ駆動回路80に印加される電池70の直流電流を固定子巻線U,V,Wのそれぞれに3相電圧Vu,Vv,Vwを供給する。
電流検出部90は、電池70とモータ駆動回路80との間に接続された図示しない抵抗の電圧降下値を取得し、モータ20に流れる電流を検出して電流値を制御部52に供給する。制御部52は、電流検出部90により検出されたモータ20の電流値からモータ20の負荷トルクの変動を判断する。得られた負荷トルク情報は、例えば増し締めモードを実行する際などに用いられる。
操作パネル62は、制御部52に接続され、ユーザーによる打撃モードの切り替え操作を受け付け、切り替えられた打撃モードに応じた切替信号を制御部52に供給する。例えば、ユーザーにより打撃モードが増し締めモードに切り替えられた場合には、増し締めモードに応じた切替信号が制御部52に供給される。
[従来における低速駆動時の駆動波形および電流の流れ]
次に、従来の低速駆動時におけるモータ駆動回路80の駆動波形および電流の流れについて説明する。図4は、従来におけるモータ20の低速駆動時におけるモータ駆動回路80の各スイッチング素子Q1〜Q6のタイミングチャートを示している。図5は、従来におけるモータ20の低速駆動時に上アームのスイッチング素子をオンさせた場合のモータ駆動回路80の電流の流れを示す図である。図5は、従来におけるモータ20の低速駆動時に上アームのスイッチング素子をオフさせた場合のモータ駆動回路80の電流の流れを示す図である。
図4に示すように、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が0〜60度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q1,Q5のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q1に低速駆動に対応したデューティー比が10〜30%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q5に常時オンとなる駆動信号を供給する。
図5に示すように、スイッチング素子Q1がオンの場合、モータ20に供給される電流は、スイッチング素子Q1のドレインからソースに流れた後、ステータ24のU相−V相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q5のドレインからソースに向かって流れる。
これに対し、図6に示すように、スイッチング素子Q1がオフの場合、ステータ24のU相−V相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q5のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q4の寄生ダイオードD4に流れる。その結果、ダイオード損失により、モータ駆動回路80(電動工具10)の温度が上昇してしまうという問題がある。
この問題を解決するために、例えば、低損失のスイッチング素子Q5を使用したり、スイッチング素子を並列駆動したりすることが考えられる。また、下アームのスイッチング素子Q5のトレイン−ソース間に低ロスダイオードを追加したり、スイッチング素子Q5にヒートシングを設けることで冷却効率を高めたりすること等も考えられる。しかしながら、これらの手段を採用した場合には、モータ駆動回路80等が大型化してしまったり、コストアップに繋がってしまったりするというデメリットがある。そこで、本実施の形態では、電動工具10の低速駆動時に以下のようなPWM制御を行う。
[本発明の低速駆動時の駆動波形および電流の流れ]
次に、本発明の低速駆動時におけるモータ駆動回路80の駆動波形および電流の流れについて説明する。図7は、モータ20の低速駆動時におけるモータ駆動回路80の各スイッチング素子Q1〜Q6のタイミングチャートを示している。図8は、モータ20の低速駆動時に上アームのスイッチング素子をオンさせた場合におけるモータ駆動回路80の電流の流れを示す図である。図9は、モータ20の低速駆動時に上アームのスイッチング素子をオフさせた場合におけるモータ駆動回路80の電流の流れを示す図である。
図7に示すように、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が0〜60度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q1,Q4,Q5のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。
具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q1に低速駆動に対応したデューティー比が10〜30%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q4にスイッチング素子Q1の駆動信号とはオンとオフが反転したパルス列(相補PWM)の駆動信号を供給する。また、制御部52は、下アームのスイッチング素子Q5に常時オンとなる駆動信号を供給する。
図8に示すように、スイッチング素子Q1がオンの場合、スイッチング素子Q5はオンである。そのため、モータ20に供給される電流は、スイッチング素子Q1のドレインからソースに流れた後、ステータ24のU相−V相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q5のドレインからソースに流れる。
これに対し、図9に示すように、スイッチング素子Q1がオンからオフに切り替わると、スイッチング素子Q4を相補PWM制御しているため、スイッチング素子Q4がオンとなる。また、スイッチング素子Q5は常時オンである。これにより、スイッチング素子Q1のオフ時にステータ24のU相−V相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q5のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q4のソースからドレインに向かって流れる。
図7に戻り、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が60〜120度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q1,Q4,Q6のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。
具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q1に低速駆動に対応したデューティー比が10〜30%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q4にスイッチング素子Q1の駆動信号とはオンとオフが反転したパルス列(相補PWM)の駆動信号を供給する。また、制御部52は、下アームのスイッチング素子Q6に常時オンとなる駆動信号を供給する。
スイッチング素子Q1がオンの場合、スイッチング素子Q6はオンである。そのため、モータ20に供給される電流は、スイッチング素子Q1のドレインからソースに流れた後、ステータ24のU相−W相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q6のドレインからソースに流れる。
これに対し、スイッチング素子Q1がオンからオフに切り替わると、スイッチング素子Q4を相補PWM制御しているため、スイッチング素子Q4がオンとなる。また、スイッチング素子Q6は常時オンである。これにより、スイッチング素子Q1のオフ時にステータ24のU相−W相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q6のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q4のソースからドレインに向かって流れる。
続けて、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が120〜180度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q2,Q5,Q6のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。
具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q2に低速駆動に対応したデューティー比が10〜30%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q5にスイッチング素子Q2の駆動信号とはオンとオフが反転したパルス列(相補PWM)の駆動信号を供給する。また、制御部52は、下アームのスイッチング素子Q6に常時オンとなる駆動信号を供給する。
スイッチング素子Q2がオンの場合、スイッチング素子Q6はオンである。そのため、モータ20に供給される電流は、スイッチング素子Q2のドレインからソースに流れた後、ステータ24のV相−W相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q6のドレインからソースに向かって流れる。
これに対し、スイッチング素子Q2がオンからオフに切り替わると、スイッチング素子Q5を相補PWM制御しているため、スイッチング素子Q5がオンとなる。また、スイッチング素子Q6は常時オンである。これにより、スイッチング素子Q2のオフ時にステータ24のV相−W相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q6のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q5のソースからドレインに向かって流れる。
続けて、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が180〜240度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q2,Q4,Q5のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。
具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q2に低速駆動に対応したデューティー比が10〜30%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q5にスイッチング素子Q2の駆動信号とはオンとオフが反転したパルス列(相補PWM)の駆動信号を供給する。また、制御部52は、下アームのスイッチング素子Q4に常時オンとなる駆動信号を供給する。
スイッチング素子Q2がオンの場合、スイッチング素子Q4はオンである。そのため、モータ20に供給される電流は、スイッチング素子Q2のドレインからソースに流れた後、ステータ24のV相−U相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q4のドレインからソースに向かって流れる。
これに対し、スイッチング素子Q2がオンからオフに切り替わると、スイッチング素子Q5を相補PWM制御しているため、スイッチング素子Q5がオンとなる。また、スイッチング素子Q4は常時オンである。これにより、スイッチング素子Q2のオフ時にステータ24のV相−U相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q4のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q5のソースからドレインに向かって流れる。
続けて、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が240〜300度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q3,Q4,Q6のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。
具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q3に低速駆動に対応したデューティー比が10〜30%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q6にスイッチング素子Q3の駆動信号とはオンとオフが反転したパルス列(相補PWM)の駆動信号を供給する。また、制御部52は、下アームのスイッチング素子Q4に常時オンとなる駆動信号を供給する。
スイッチング素子Q3がオンの場合には、スイッチング素子Q4がオンとなる。そのため、モータ20に供給する電流は、スイッチング素子Q3のドレインからソースに流れた後、ステータ24のW相−U相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q4のドレインからソースに向かって流れる。
これに対し、スイッチング素子Q3がオンからオフに切り替わると、スイッチング素子Q6を相補PWM制御しているため、スイッチング素子Q6がオンとなる。また、スイッチング素子Q4は常時オンである。これにより、スイッチング素子Q3のオフ時にステータ24のW相−U相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q4のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q6のソースからドレインに向かって流れる。
続けて、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が300〜360度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q3,Q5,Q6のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。
具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q3に低速駆動に対応したデューティー比が10〜30%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q6にスイッチング素子Q3の駆動信号とはオンとオフが反転したパルス列(相補PWM)の駆動信号を供給する。また、制御部52は、下アームのスイッチング素子Q5に常時オンとなる駆動信号を供給する。
スイッチング素子Q3がオンの場合、スイッチング素子Q5はオンである。そのため、モータ20に供給される電流は、スイッチング素子Q3のドレインからソースに流れた後、ステータ24のW相−V相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q5のドレインからソースに向かって流れる。
これに対し、スイッチング素子Q3がオンからオフに切り替えると、スイッチング素子Q6を相補PWM制御しているため、スイッチング素子Q6がオンとなる。また、スイッチング素子Q5は常時オンである。これにより、スイッチング素子Q3のオフ時にステータ24のW相−V相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q5のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q6のソースからドレインに向かって流れる。
このように、電動工具10の低速駆動時には、下アームのスイッチング素子Q4〜Q6を相補PWM制御するので、上アームのスイッチング素子Q1〜Q3のオフ時における還流電流を、寄生ダイオードD4〜D6ではなく、スイッチング素子Q4〜Q6に流すことができる。これにより、ダイオード損失を回避することができる。
[高速駆動時の駆動波形および電流の流れ]
次に、本発明の高速駆動時におけるモータ駆動回路80の駆動波形および電流の流れについて説明する。図10は、モータ20の高速駆動時におけるモータ駆動回路80の各スイッチング素子Q1〜Q6のタイミングチャートを示している。モータ20の高速駆動時に上アッパーのスイッチング素子をオンおよびオフさせた場合におけるモータ駆動回路80の電流の流れは図5および図6と同様であるため、図は省略する。
図10に示すように、制御部52は、ホールセンサ26a,26b,26cからロータ22の回転角度が0〜60度を示すホール信号を取得すると、ゲート信号出力回路54を介してスイッチング素子Q1,Q5のゲートのそれぞれに所定の駆動信号を出力する。具体的には、制御部52は、上アームのスイッチング素子Q1に高速駆動に対応したデューティー比が30〜100%のパルス列の駆動信号を供給し、下アームのスイッチング素子Q5に常時オンとなる駆動信号を供給する。つまり、モータ20の回転速度が低速駆動から高速駆動に切り替わると、下アームのスイッチング素子Q4に対する相補PWM制御を停止する。
図5に示したように、スイッチング素子Q1がオンの場合、モータ20に供給される電流は、スイッチング素子Q1のドレインからソースに流れた後、ステータ24のU相−V相間の巻線に流れ、その後、スイッチング素子Q5のドレインからソースに向かって流れる。
これに対し、図6に示したように、スイッチング素子Q1がオフの場合、ステータ24のU相−V相間の巻線に流れる還流電流は、下アームのスイッチング素子Q5のドレインからソースに流れ、その後、スイッチング素子Q4の寄生ダイオードD4に流れる。しかし、高速駆動時では、駆動信号のオフ時間が短く、還流電流が寄生ダイオードD4を通過する時間が僅かであるため、発熱も問題はない。また、高速駆動時は、相補PMWよりもチョッパ損失が少ない従来のPWM制御を実施するので、インバータ損失を小さくすることができる。なお、その他のロータ22の回転角度時のPWM制御については、従来のPWM制御と同様であるため、詳細な説明を省略する。
[電動工具10の動作例]
図11は、所定の打撃モードを実行する場合における電動工具10の動作の一例を示すフローチャートである。制御部52のCPU52aは、記憶部52bから読み出したブログラムやデータを実行することにより、図11に示すフローチャートに示す処理を実現する。なお、以下では、低速駆動および高速駆動でねじ締め作業を行うことが可能な打撃モードが選択されているものとし、ユーザーによるスイッチ30の引き操作量が電動工具10の低速回転に対応しているものとする。
図11に示すように、ステップS100において、制御部52は、モータ20が低速駆動であると判断した場合、上アームのスイッチング素子Q1〜Q3のうち何れか一つをPWM制御する。また、下アームのスイッチング素子Q4〜Q6のうちPWM制御するスイッチング素子と同相(第1の相)のスイッチング素子を相補PWM制御し、これとは異なる相(第2の相)のスイッチング素子Q4〜Q6を常時オン制御する(図7〜図9参照)。ステップS100が終了したら、ステップS110に進む。
ステップS110において、制御部52は、電動工具10の使用に伴い、ロータ位置検出回路56から出力されるロータ22の回転位置に基づいてモータ20の回転数を算出し、算出により得られたモータ20の回転数が予め設定された切替回転数以上となったか否かを判断する。
ここで、切替回転数とは、モータ20が高速駆動であるかまたは低速駆動であるかを判断する際に用いる閾値である。具体的には、モータ20の回転数が切替回転数以上である場合にはモータ20が高速駆動であると判断され、モータ20の回転数が切替回転数未満である場合にはモータ20が低速駆動であると判断される。この切替回転数は、操作パネル62で任意の値を設定できるようにしても良いし、出荷前に設定するようにしても良い。本例において、切替回転数は、例えば10000rpmである。
制御部52は、モータ20の回転数が予め設定された切替回転数以上であると判断した場合、モータ20が低速駆動から高速駆動に切り替わったと判断してステップS120に進む。一方、制御部52は、モータ20の回転数が予め設定された切替回転数未満である場合、モータ20の回転数が低速駆動の状態であると判断し、低速駆動用のPWM制御と相補PWM制御とを組み合わせた制御を継続して実行する。
ステップS120において、制御部52は、モータ20が高速駆動に切り替わったと判断した場合、上アームのスイッチング素子Q1〜Q3のうち何れか一つのスイッチング素子のみをPWM制御するか(図10参照)、下アームのスイッチング素子Q4〜Q6のうち何れか一つのスイッチング素子のみをPWM制御するか、または、上アームおよび下アームの各スイッチング素子Q1〜Q6の両方をPWM制御する。ステップS120が終了したら、ステップS130に進む。
ステップS130において、制御部52は、ロータ位置検出回路56から出力されるロータ22の回転位置に基づいてモータ20の回転数を算出し、算出により得られたモータ20の回転数が予め設定された切替回転数未満となったか否かを判断する。切替回転数は、例えばステップS120と同様の値を用いることができる。
制御部52は、モータ20の回転数が予め設定された切替回転数未満であると判断した場合、モータ20が高速駆動から低速駆動に切り替わったと判断してステップS100に戻り、PWM制御と相補PWM制御とを組み合わせた制御を実行する。一方、制御部52は、モータ20の回転数が予め設定された切替回転数以上であると判断した場合、モータ20の回転数が高速駆動のままであると判断し、高速駆動用のPWM制御を継続して実行する。本例では、このような処理を繰り返し実行する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、電動工具10(モータ20)の低速駆動時に、上アームのスイッチング素子をPWM制御すると共に下アームのスイッチング素子を相補PWM制御するので、ダイオード損失よりも数倍小さいスイッチング素子の損失とすることができる。これにより、還流電流により発生するダイオード損失を防止させることができ、その結果、電動工具10の低速駆動時においても、温度上昇を効果的に緩和することができる。
また、本実施の形態によれば、電動工具10の低速駆動において、上アーム主体のPWM制御を行うことにより、上アームnチャンネルFET駆動用のブート用コンデンサの静電容量を減らすことができる。これにより、回路実装面積の削減を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、電動工具10の低速駆動中は上アーム主体のPWM制御を行い、高速駆動中は上下アームでのPWM制御を行うことで、チョッパ損失の均一化を図ることができ、モータ駆動回路80の冷却効率を向上させることができる。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施の形態に記載の範囲には限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能である。例えば、本発明は、上述した電動工具10だけでなく、打撃工具以外の回転工具に対しても好適に適用することができる。
また、本明細書において示した装置やプログラムにおける動作およびステップ等の各処理の実行順序は、前の処理の出力を後の処理で用いない限り、任意の順序で実現可能である。
10 電動工具
20 DCブラシレスモータ
24u,24v,24w 端子
50 制御回路
70 電池
80 モータ駆動回路(駆動回路)
スイッチング素子Q1,O2,Q3 第1のスイッチング素子
スイッチング素子Q4,Q5,Q6 第2のスイッチング素子

Claims (2)

  1. 少なくとも第1の回転速度および当該第1の回転速度よりも遅い第2の回転速度で駆動するDCブラシレスモータと、
    電源の正極に接続されると共に前記DCブラシレスモータの各相に接続される複数の第1のスイッチング素子と、前記電源の負極に接続されると共に前記DCブラシレスモータの各相に接続される複数の第2のスイッチング素子とを有する駆動回路と、
    前記駆動回路の第1および第2のスイッチング素子のスイッチング動作を制御する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記DCブラシレスモータを前記第2の回転速度で駆動する場合、前記DCブラシレスモータの第1の相に接続される前記第1のスイッチング素子をPWM制御し、前記DCブラシレスモータの第1の相に接続される前記第2のスイッチング素子を相補PWM制御する
    ことを特徴とする工具。
  2. 前記制御回路は、前記DCブラシレスモータの回転速度が前記第2の回転速度から前記第1の回転速度に切り替わった場合、前記第2のスイッチング素子の相補PWM制御を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の工具。
JP2016107975A 2016-05-30 2016-05-30 工具 Active JP6953113B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016107975A JP6953113B2 (ja) 2016-05-30 2016-05-30 工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016107975A JP6953113B2 (ja) 2016-05-30 2016-05-30 工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017216787A true JP2017216787A (ja) 2017-12-07
JP6953113B2 JP6953113B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=60577393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016107975A Active JP6953113B2 (ja) 2016-05-30 2016-05-30 工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6953113B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019154094A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 株式会社デンソー 磁極位置推定装置
CN110445427A (zh) * 2018-05-03 2019-11-12 南京德朔实业有限公司 电动工具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019154094A (ja) * 2018-02-28 2019-09-12 株式会社デンソー 磁極位置推定装置
JP7063008B2 (ja) 2018-02-28 2022-05-09 株式会社デンソー 磁極位置推定装置
CN110445427A (zh) * 2018-05-03 2019-11-12 南京德朔实业有限公司 电动工具
CN110445427B (zh) * 2018-05-03 2021-11-19 南京德朔实业有限公司 电动工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP6953113B2 (ja) 2021-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10171011B2 (en) Electric tool
US10183384B2 (en) Power tool
JP5464434B2 (ja) 電動工具
US8067913B2 (en) Power tool
CN106553162B (zh) 马达的控制装置
JP5464014B2 (ja) 電動工具
JP6032289B2 (ja) インパクト工具
JP6090581B2 (ja) 電動工具
JP5408416B2 (ja) 電動工具
JP2013000831A (ja) 電動工具
WO2015093056A1 (en) Motor-drive controlling device, power tool, and motor-drive controlling method
US20230107745A1 (en) Technique for controlling motor in electric power tool
JP2011005588A (ja) 電動工具
JP6953113B2 (ja) 工具
JP4203268B2 (ja) モータの制御装置
WO2021100368A1 (ja) インパクト工具、インパクト工具の制御方法及びプログラム
JP2015009289A (ja) 電動工具
JP2017213619A (ja) 工具
JP5516959B2 (ja) 電動工具
JP2016221632A (ja) 電動工具
WO2021095427A1 (ja) インパクト工具、インパクト工具の制御方法及びプログラム
WO2010087054A1 (ja) 電動工具
JP5464433B2 (ja) 電動工具
JP2011212798A (ja) 電動工具
TW202239111A (zh) 控制無刷馬達的換向

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191001

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191202

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200811

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200811

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200820

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200825

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20201002

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20201006

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210112

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210406

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20210420

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210621

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210810

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210921

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6953113

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150