JP2017216264A - 電気機器 - Google Patents

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JP2017216264A
JP2017216264A JP2016106948A JP2016106948A JP2017216264A JP 2017216264 A JP2017216264 A JP 2017216264A JP 2016106948 A JP2016106948 A JP 2016106948A JP 2016106948 A JP2016106948 A JP 2016106948A JP 2017216264 A JP2017216264 A JP 2017216264A
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孝夫 新井
Takao Arai
孝夫 新井
昌之 山形
Masayuki Yamagata
昌之 山形
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Abstract

【課題】 特別な構成を備えることなく雨水等の浸入を抑制する電気機器を提供する。【解決手段】 本発明の電気機器は、架台もしくは建屋の壁面に取り付けられる取付板13と取付板に取り付けられる筐体1とから成るものにおいて、筐体1に設けられ配線を通す開口11と、取付板13に設けられ配線を通す配線通過部13aと、開口11を塞いで設けられ配線を通す筒状の導入路14を有するガイド部材5とを備え、ガイド部材5の導入路14の一方の開口5aを筐体内の上方に向けて開け、かつ他方の開口5cを配線通過部13aに相対向して開けると共に、配線通過部13aの上縁から切起こされた舌部13bの先端を導入路の他方の開口5cの上縁の上まで延在させるものである。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば筐体の背面側からこの筐体の内部へ配線を通す電気機器にかかり、そ
の配線の導入路に関するものである。
従来、太陽電池からの直流電力を、交流電力に変換する電力変換装置が知られている。
この種の電力変換装置としては、例えば、インバータ回路を構成する基板と、基板を収容
する筐体とを備えたものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の電力変換装置では、インバータ回路は、太陽電池の直流電力を交流
電力に変換する電気回路の一部を構成し、筐体は、電気回路を構成する電装部品を収納す
る収納箱として機能している。この電力変換装置は、筐体の背面パネルに切り欠きが形成
され、この切り欠きを介して直流電力が入力されるDC入力配線や交流電力が出力される
AC出力配線を筐体の内部に引き入れるようにしていた。
特開2014−90604号公報
特許文献1に記載された電力変換装置は、建物内の壁面に取り付けられる場合だけでな
く、屋外側の壁面に取り付けられる場合がある。電力変換装置は、屋外側の壁面に取り付
けられる場合、雨水が入り込むと、電気回路の信頼性が低下する虞がある。
電力変換装置は、屋外側の壁面に取り付ける場合、より信頼性の高い構成が求められて
おり、上述した構成だけでは不十分であり、更なる改良が求められている。
本発明の目的は、より信頼性の高い電力変換装置を提供することにある。
本発明の電気機器は、架台もしくは建屋の壁面に取り付けられる取付板と当該取付板に
取り付けられる筐体とから成るものにおいて、筐体に設けられ配線を通す開口と、取付板
に設けられ配線を通す配線通過部と、開口を塞いで設けられ配線を通す筒状の導入路を有
するガイド部材とを備え、ガイド部材の導入路の一方の開口を筐体内の上方に向けて開け
、かつ他方の開口を配線通過部に相対向して開けると共に、配線通過部の上縁から切起こ
された舌部の先端を前記導入路の他方の開口の上縁の上まで延在させることを特徴とする
ものである。
本発明の電気機器は、ガイド部材を用いて配線を通すと共に舌部を用いて雨水等の筐体
内への浸入を抑制しているものである。
図1は、本発明の一実施形態を示す電気機器の説明図である。 図2は、図1に示した電気機器を側面から見た説明図である。 図3は、図1に示したガイド部材の取付付近を示す説明図である。 図4は、図1に示したガイド部材の説明図である。 図5は、図1に示したガイド部材の説明図である。 図6は、取付板の一実施形態を示す説明図である。
図1、図2において、1は筐体であり板金(カラー鋼板などでもよい)を前面側に開口
を備え有底状に絞り加工を施し、かつ周壁の開口側をフランジ状に加工したものである。
2は筐体1の底壁、3はフランジ部である。フランジ部3には略四角枠形状のゴムパッキ
ン4が取り付けられ、開口の前面側からフランジ部3の四隅のネジ穴を用いて前面パネル
(図示せず)がゴムパッキン4の上に気密性を保って取り付けられる。
5はガイド部材であり、筐体1の底壁2に設けられかつ配線を通す開口11(図3参照
)を塞ぐように複数のネジ6a乃至6hで底壁2に密着するように取り付けられている。
ガイド部材5は、配線を通す筒状の導入路14(図4参照)を有し、ガイド部材5の導入
路の一方の開口5aを筐体1内の上方に向けて開けている。ガイド部材5には配線を開口
5a側へ導きやすくする傾斜部5bが筐体1の下側から上側に向かって手前側(前面パネ
ル側)へ出てくるように構成されている。
7は交流端子台であり、例えば、単相三線式では2つの交流出力端子と中性点の端子で
あり、3相交流であれば3つの交流出力端子である。これらの端子には開口5aを介して
引き込まれた配線が螺子止めされる。8は直流開閉スイッチ群であり、4つ開閉スイッチ
から構成している。例えば4つの直流電源(例えば太陽電池のストリング)からの2本の
配線(正極、負極)が夫々開口5aを介して引き込まれた後螺子止めされる。開閉スイッ
チをOFFに操作することによって、直流電源とこの電気機器との接続が遮断される。開
閉スイッチの数はこれに限るものではなく、1つから筐体1に収容できる数まで電気機器
の仕様に応じて変えることができるものである。
9a乃至9cは絶縁カバーであり、電装基板(図示せず)を覆うように被せたものであ
る。10a乃至10eは配線管を介して配電を引き込む際のジョイントである。尚、これ
らのジョイント10a乃至10eを介して配線を筐体1内へ引き込むときはガイド部材5
の一方の開口5aを蓋部材(図示せず)で塞ぐことにより雨水等の浸入を抑制可能になる
ものである。
筐体1の底壁2の裏側(背面)には、アルミダイキャストによるカップ12が取り付け
られており内部に発熱性の電気部品(リアクトルなど)が収納される。尚、カップ12の
外面には放熱性を高めるためのフィンが複数設けられている。
ガイド部材5は開口11を塞いで設けられ導入路の他方の開口5cは取付板13の配線
通過部に相対向している。取付板13は例えば野立ての架台もしくは建屋の壁面に取り付
けられている。筐体1はカップ12に設けられた係止部を取付板13の上部に掛けた後、
ガイド部材5に金具を介して螺子止めされて固定される。
図3、図4、図5において、ガイド部材5は底壁2の外面側に位置するフランジ部5f
で開口11を塞いで設けられている。フランジ部5fには複数のネジ受け5e(例えば8
個のネジ受けには同じ符号を付す。)がほぼ均等に配置されている。このフランジ部5f
は底壁2の内側からネジ6a乃至6hを底壁2のネジ穴(図示せず)を介して対応するネ
ジ受け5eにねじ込んで底壁2に密着して固定される。この固定により開口11から雨水
等の浸入を抑制している。
ガイド部材5は配線を通すための筒状(例えば下方が開放した略コ字状)の導入路14
を備え、この導入路14の外側とフランジ部5fとをつなげる補強リブ5d(例えば6個
のリブであり同じ符号を付す。)が設けられている。導入路14の開口5a側はリブを用
いて3つの区画14a、14b、14cに分割され、導入路14を通る配線を整理し、交
流端子台7及び直流開閉スイッチ群8への配線接続を容易にすることができるものである
。例えは、区画14aは信号線を通す区画であり、区画14bは系統へ繋がる交流用の配
線を通す区画であり、区画14cは直流電源からの配線を通す区画である。
図3、図6において取付板13には配線が通る配線通過部13aがあり、例えば建屋の
壁を通って配線される配線の引き出し口に対応する位置に設けられている。ガイド部材5
の導入路14の他方の開口5cはこの配線通過部13aに相対向して開けられている。ま
た、配線通過部13aの上縁から切起こされた舌部13bの先端は導入路14の他方の開
口5cの上縁の上まで延在させている。この舌部13bは上方に向かって傾斜するように
折り曲げられており、取付板13を伝って来た雨水等が導入路14の中や配線を伝って筐
体1内に浸入するのを抑制することができるものである。尚、図6の取付板13を架台や
壁面等に取り付ける際のビス孔は、電気機器の設置によって任意に変更/選択ができるの
で図示は省略している。
このように構成されたガイド部材5を用いることにより、ガイド部材5の導入路14を
通った配線は傾斜部5bに当たり上方に開いた一方の開口5aの側に向きが変えられる。
従って、配線を伝った雨水等はこの配線の向きが変えられる位置で水切りが成され筐体1
内への浸入が抑制される。尚、この位置で水切りされた雨水等は導入路14の下方に開い
ている部分からガイド部材5の下方に排水される。取付板13を伝った雨水等は上方に向
かって傾斜する舌部13bで受け止められ導入路14内の配線に伝わるのを抑制している
本発明の電気機器は外部から電気配線等を引き込む際に雨水等の浸入を抑制する配線の
引き込み口に適用できるものである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、以上の説明は本発明の理解を容易にす
るためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱すること
なく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
1 筐体
2 底壁
5 ガイド部材
5a 一方の開口
5c 他方の開口
11 開口
13 取付板
13a 配線通過部
14 導入路

Claims (3)

  1. 架台もしくは建屋の壁面に取り付けられる取付板と当該取付板に取り付けられる筐体と
    から成る電気機器において、前記筐体に設けられ配線を通す開口と、前記取付板に設けら
    れ前記配線を通す配線通過部と、前記開口を塞いで設けられ前記配線を通す筒状の導入路
    を有するガイド部材とを備え、前記ガイド部材の前記導入路の一方の開口を前記筐体内の
    上方に向けて開け、かつ他方の開口を前記配線通過部に相対向して開けると共に、前記配
    線通過部の上縁から切起こされた舌部の先端を前記導入路の他方の開口の上縁の上まで延
    在させることを特徴とする電気機器。
  2. 前記ガイド部は前記導入路を通る前記配線を下から上方へ向かって導く傾斜部を備える
    請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記舌部は上方に向かって傾斜していることを特徴とする請求項1また請求項2に記載
    の電気機器。
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