JP2001044482A - 太陽光発電システムの配線取付構造 - Google Patents

太陽光発電システムの配線取付構造

Info

Publication number
JP2001044482A
JP2001044482A JP11221232A JP22123299A JP2001044482A JP 2001044482 A JP2001044482 A JP 2001044482A JP 11221232 A JP11221232 A JP 11221232A JP 22123299 A JP22123299 A JP 22123299A JP 2001044482 A JP2001044482 A JP 2001044482A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
wiring
inverter
building
mounting bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11221232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4452347B2 (ja
Inventor
Tetsuya Aoyama
哲也 青山
Yujiro Hamada
雄二郎 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP22123299A priority Critical patent/JP4452347B2/ja
Publication of JP2001044482A publication Critical patent/JP2001044482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4452347B2 publication Critical patent/JP4452347B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Control Of Electrical Variables (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工工数及び作業性がよく、外観的にも問題
のない太陽光発電システムの取付構造を提供する。 【解決手段】 建物を構成する側壁の屋外側に位置する
外壁24aとこの外壁に所定間隔を置いて位置する内壁
24bとの間の空間24cに、予め、太陽電池用ケーブ
ル14と分電盤用ケーブル17とを配索するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽電池モジュ
ールによって発電される直流電力をインバータによって
交流電力に変換する太陽光発電システムの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽電池の発電効率が向上し、そ
の価格も低下してきたことから、一般の住宅やオフィス
においても、太陽電池を用いた太陽光発電システムが採
用されるようになってきている。
【0003】この種の太陽光発電システムは、建物の屋
根等に太陽電池モジュールを設置することにより太陽光
から直流電力を発電し、ここで得られた直流電力を直流
用の配線を介してインバータに通電し、このインバータ
によって変換された交流電力を交流用の配線によって建
物内の各所に給電するようにしたものである。
【0004】このような太陽光発電システムとして、特
開平7−194140号公報に示す太陽電池発電装置が
開示されているが、この太陽電池発電装置によれば、イ
ンバータがその稼働により多量の発熱を生じ、これによ
り周囲の温度が過剰に上昇するとインバータ等の機器の
動作に影響が生じるおそれがあり、また、インバータを
定期的に検査する場合の都合をも考慮し、インバータを
小屋裏等の建物内ではなく建物の外部に設置する構成と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の太陽
電池発電装置の取付構造にあっては、太陽電池からの配
線と屋内用の配線とを基礎下を通すことにより建物の外
に引き出すようにしており、これでは施工工数が多い上
作業性の点でも非常に悪いという問題があった。
【0006】また、建物の外部に設置されているインバ
ータが雨等によって濡れるのを防止する必要があり、こ
のために、インバータに防水カバーを被せるということ
も考えられるが、カバーを被せるために余分な施工工数
が増える上、その分コストも高くなり、さらに外観的に
見栄えも悪くなるという問題があった。
【0007】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
ものであり、施工工数が少ない上に作業性がよく、外観
的にも問題のない太陽光発電システムの取付構造を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、ユニット建物を構成する
各建物ユニットの外壁と、該外壁に所定間隔を置いて位
置する内壁とを有し、これらの外壁と内壁との間の空間
に、予め屋根上の太陽電池モジュールからインバータへ
の電気配線を配索したことを特徴とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記インバータ
に接続される配線を挿通する挿通穴を外壁に設け、前記
インバータを前記外壁に取り付ける取付金具を前記挿通
穴を覆うように設け、前記外壁の挿通穴周縁と前記取付
金具との間を水密とするとともに、前記取付金具の外側
縁裏側に前記外壁との間をシールするシール材を施工
し、しかも前記取付金具から屋外側に延設される配線と
取付金具の配線口との間を防水施工したことを特徴とす
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記防水施工
は、配線口周縁から屋外側に向けて立設されるスペーサ
ー片の周縁と前記配線とを防水テープで伴巻したことを
特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、ユニット建物を構成
する各建物ユニットの外壁と、該外壁に所定間隔を置い
て位置する内壁とを有し、これらの外壁と内壁との間の
空間に、予め屋根上の太陽電池モジュールからインバー
タへの電気配線を配索したので、施工現場において配線
を配索する手間が省け、作業効率を向上させることがで
きる。また、配線ミスを減少させることもできる。
【0012】請求項2の発明によれば、前記インバータ
に接続される配線を挿通する挿通穴を外壁に設け、前記
インバータを前記外壁に取り付ける取付金具を前記挿通
穴を覆うように設け、前記外壁の挿通穴周縁と前記取付
金具との間を水密とするとともに、前記取付金具の外側
縁裏側に前記外壁との間をシールするシール材を施工
し、しかも前記取付金具から屋外側に延設される配線と
取付金具の配線口との間を防水施工したので、防水カバ
ーで覆う等が不要であり、作業工数を省くことができ、
コストも削減することができる。また、外観性の向上を
図ることもできる。
【0013】請求項3の発明によれば、前記防水施工
は、配線口周縁から屋外側に向けて立設されるスペーサ
ー片の周縁と前記配線とを防水テープで伴巻したので、
取付金具の配線口とこの配線口から延設される配線との
間隙の水密性を上げることができ、雨水を遮断する効果
をさらに上げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。
【0015】(実施の形態1)図1において、本発明の
太陽光発電システムの取付構造を備えたユニット建物の
概略構成を示しており、1,2,3,4は1階ユニット
を構成する建物ユニット、5,6,7は2階ユニットを
構成する建物ユニット、9は建物ユニット5,6,7の
上側に設けられる折板屋根である。前記各建物ユニット
はいずれも柱と梁から略箱形に形成された軸組式建物ユ
ニットである。
【0016】10,10,・・・は折板9の上面に縦横
に整列して取り付けられる太陽電池モジュールであり、
太陽光によって直流電流を発電する。この太陽電池モジ
ュール10,10,・・・は、屋根固定金具11及びモ
ジュール固定金具12によって折板9上に固定されてい
る。13は各太陽電池モジュール10,10,・・の配
線10a,10aを一箇所に集めるPVジョイントボッ
クス、14はPVジョイントボックス13からインバー
タ15に接続して太陽電池モジュール10,10,・・
・の直流電力を通電する太陽電池用ケーブルである。
【0017】16は外部から通電される図示しない商用
電源から供給される交流電力を分電する分電盤であり、
この分電盤16から図示しない複数の配線に分岐して、
商用電力を建物内の各所の図示しない照明器具やコンセ
ント等に供給している。
【0018】17はインバータ15によって変換された
交流電力を分電盤16に通電する分電盤用ケーブルであ
る。
【0019】18は建物ユニット3に設けられ建物内か
らインバータ15の稼働を操作するリモコン、19は建
物ユニット4に設けられ商用電源が停電したとき等の非
常時にインバータ15の交流電力を供給するための非常
用コンセントである。このリモコン18と非常用コンセ
ント19とは、それぞれリモコン用コンセント線20及
び非常用コンセント線21から建物ユニット1の上部に
延びたPF管(各種の線を保護するフレキシブルな管)
22を経由してインバータ15に接続されている。
【0020】各建物ユニット1〜7は、ユニット建物の
製造工場において、略同形状に製造される箱体である。
【0021】建物ユニット1は、一対の対向する側壁2
4、25と、この側壁24,25に直交する他の一対の
側壁26,27と、各側壁24〜27の下部に設けられ
る図示しない底板と各側壁の上部に設けられる図示を略
す天板とを有している。
【0022】この建物ユニット1の側壁24は、図2に
示すように、外側壁24aと、この外側壁24aから所
定間隔を置いて設けられた内側壁24bとから構成され
ており、この外側壁24aと内側壁24bとの間に形成
された空間24cには、太陽電池用ケーブル14、分電
盤用ケーブル17、PF管22が通されている。24d
は外側壁24aの下側に設けられた切欠穴であり、この
切欠穴24dから太陽電池ケーブル14と分電盤用ケー
ブル17とPF管22の一端が外側壁24aの外側に引
き出されている。外側壁24aの外側には、切欠穴24
dを覆うようにインバータ15が取り付けられ、太陽電
池ケーブル14と分電盤用ケーブル17とPF管22と
を接続している。また、他の側壁25〜27についても
同様に外側壁と内側壁とから構成され、この外側壁と内
側壁との間には空間が形成された構成となっており、図
示しない他の電気用配線又は空調用の配線を通すことが
できるようになっている。
【0023】他の建物ユニット2〜7も側壁等の構造面
に関しては建物ユニット1と同じ構成となっているの
で、以下に、相違する点についてのみ説明し、上記建物
ユニット1と同じ部分に関しては詳しい説明は省略す
る。
【0024】建物ユニット2の内側壁2bには前述の分
電盤16が取り付けられている。そして、この建物ユニ
ット2の外側壁2aと内側壁2bとの間に形成された空
間2cには建物ユニット1から延びた分電盤用ケーブル
17が通され、建物ユニット2の内側壁2b側から分電
盤16に接続している。
【0025】建物ユニット3の内側壁3bには前述のリ
モコン18が、建物ユニット4の内側壁4bには前述の
非常用コンセント19が取り付けられている。これら
は、それぞれリモコン専用ケーブル20と非常用コンセ
ント線21が、各建物ユニット3,4の外側壁3a、4
aと内側壁3b、4bとの間の空間3c、4cを経由し
て建物ユニット1のPF管22に接続している。
【0026】このようにして取り付けられた太陽光発電
システムの取付構造によると、折板9の上面に設置され
た太陽電池モジュール10,10,・・・により発電さ
れた直流電力は、PVジョイントボックス13に一旦集
められた後、太陽電池用ケーブル14からインバータ1
5に通電する。インバータ15は、この直流電圧を交流
電力に変換し、分電盤用ケーブル17を介して分電盤1
6に交流電力を通電する。
【0027】上記の建物ユニット1〜7は、製造工場で
製造する際に、予め、太陽電池用ケーブル14、分電盤
用ケーブル17、PF管22等を外側壁24aと内側壁
24bとの間の空間24c等に通しておいてもよい。こ
のようにすれば、施工現場において太陽電池用ケーブル
14等を配線する作業や、太陽電池用ケーブル14等を
基礎下に通す等の作業を省くことができ、作業の効率を
向上させることができる。また、太陽電池用ケーブル1
4等が予め通されているので、配線ミスを少なくするこ
とができる。
【0028】また、インバータ15は、製造工場におい
て、予め、所定位置に取り付けておくようにしてもよ
い。このようにすれば、施工現場での作業をさらに短縮
することができ、作業効率をさらに向上させることがで
きる。
【0029】次に、建物ユニット1の外壁面11aへの
インバータ13の取付構造の詳細について説明する。
【0030】この実施の形態では、インバータ13は、
外側壁1aに取り付けられる取付金具30によって固定
されるようになっており、インバータ15の構造自体に
関しては従来通りであり、特に説明を要しないので図示
及び詳しい説明は省略し、以下、取付金具30の外側壁
24aへの取付について詳しく説明する。
【0031】取付金具30は、図3に示すように、裏面
側30fを外側壁24aに当接させる板体であり、その
表面側には、外側壁24aに固定されるためのネジ穴3
0d,30d,30d,30dがその四隅に形成され、
下方には前記切欠穴24dから延設された太陽電池ケー
ブル14、分断盤用ケーブル17、PF管22を通す配
線口30cが形成されている。また、外周の縁部には表
面側に突出する側板部30gが設けられ、この側板部3
0gの左右には、インバータを取り付けるための取付穴
30b,30b,30b,30bが形成されている。ま
た、中央の部分には、表面側に突出するインバータ取付
部30aが設けられている。インバータ15は、この取
付穴30b,30b,30b,30bと取付部30a,
30aとによって取付金具30に取り付けられる。30
e,30eは、配線口30cの左右において表面側に突
出する一対のスペーサー片であり、配線口30cから延
設された太陽電池ケーブル14等を固定するのに用いら
れる。
【0032】図4には、取付金具30を外側壁24aに
取り付けた後、取付金具30の後部側と外側壁24aと
の隙間からの雨水の浸入を防ぐための防水シート31
を、図5には、配線口30bと太陽電池用ケーブル14
等の配線に巻回させて雨水の浸入を防止する防水テープ
32を示している。
【0033】次に、上記の取付金具30の外側壁24a
への取付方法について説明する。
【0034】まず、取付金具30の裏面30fに、図6
に示すように、防水シート31を取付金具30の外周の
周縁と配線口30eの外周とに沿うように貼り付ける。
【0035】次に、取付金具30の中央近辺の適当な位
置(例えば、図7に示すように外壁端を挟んでいる場合
にその外壁端から15mm離れた位置)に電動ドリル等
で新たにネジ穴30g,30gを形成した後、図8に示
すように、切欠穴24dの下端と取付金具30の配線口
30cの下端とを合わせ、6箇所のネジ穴30d,30
d,30d,30d,30g,30gにネジを通し、取
付金具30を外側壁24aに固定する。
【0036】次に、図9に示すように、外側壁24aに
固定された取付金具30の外周及び配線口30cのまわ
りにボスシール33によりコーキングをし、取付金具3
0の裏面30f側と外側壁24aとの隙間からの雨水の
浸入を防止する。
【0037】次に、図10に示すように、配線口30c
の表面側に突出する一対のスペーサー片30e,30e
の上下を結ぶように防水テープ32を貼り付けた後、配
線口30cに太陽電池用ケーブル14と分電盤用ケーブ
ル17とを引き出し、防水テープ32を配線口30c側
に引き出した太陽電池用ケーブル14及び分電盤用ケー
ブル17とスペーサー片30e,30eとのまわりを巻
回させる。
【0038】このようにして外側壁24aに固定された
取付金具30は、その裏面30fに防水シート31が2
層に貼り付けられ、雨水の浸入を防いでいるので、雨水
をよく遮断することができる。
【0039】また、防水テープ32を配線口30cとこ
の配線口30c側に引き出された太陽電池用ケーブル1
4及び分電盤用ケーブル17に巻回させているので、配
線口30cにおける水密をさらに上げることができる。
【0040】(実施の形態2)図12のユニット建物4
0は、本発明の太陽光発電システムの取付構造を備えた
別のユニット建物を示している。実施の形態1と異な
り、各建物ユニットは床パネルと壁パネルとから略箱形
に形成された壁式建物ユニットある。
【0041】このユニット建物40は、基礎41の上に
設置される1階ユニット42と、この1階ユニット42
の上に設置される2階ユニット43とを有し、2階ユニ
ット43の上部には屋根ユニット44が取り付けられて
いる。この屋根ユニット44には、図示しない太陽電池
モジュールが複数取り付けられており、この太陽電池モ
ジュールには発電された直流電力を通電する太陽電池用
ケーブル45が各太陽電池モジュール毎に接続されてお
り、屋根上から2階ユニット43の上部に引き出されて
いる。
【0042】1階ユニット42、2階ユニット43を構
成する側壁は、図13に示すように、外側壁36と内側
壁37とから構成され、この外側壁46と内側壁47と
の間には所定距離の間隔48が空けられている。
【0043】屋根44から引き出されている太陽電池ケ
ーブル45は、2階ユニット43の側壁の外側壁と内側
壁との間の空間に通されて1階ユニット42の天井部4
6に引き出される。
【0044】47は1階ユニット42の天井部に設けら
れたPVジョイントボックスであり、屋根上から2階ユ
ニット43に通された太陽電池ケーブル45を所定本数
に集めるものである。このPVジョイントボックス47
を経て所定の本数(例えば4本)にまとめられた太陽電
池ケーブル45は、図13に示すように、1階ユニット
42の側壁の外側壁42aと内側壁42bとの間の空間
42cを通って、1階ユニット42の下部に通される。
この1階ユニット42の下部において、外側壁42aに
は、外部に通じる切欠穴42dが形成されており、図1
4に示すように、この切欠穴42dから太陽電池ケーブ
ル45が引き出されている。
【0045】切欠穴42dから太陽電池ケーブル45を
引き出した後には、この切欠穴42dをコーキングし、
切欠穴42dから雨水が浸入するのを防いでいる。48
は切欠穴42dをコーキングした後に切欠穴42dの上
部を覆うように取り付けられる防雨型入線プレートであ
り、切欠穴42dの上部を覆うことによって太陽電池ケ
ーブル45に雨水がかかるのを防いでいる。この防雨型
入線プレート48の上部にコーキングをすることによ
り、防雨型入線プレート48と外側壁42aとの間に隙
間が生じないように塞いでいる。
【0046】49は建物の外に設置されるインバータで
あり、太陽電池ケーブル45によって通電される直流電
力を交流電力に変換する。50はこのインバータ49に
接続され、基礎下に通されて建物内の図示しない分電盤
に接続するPF管である。
【0047】この実施の形態に使用される太陽電池用ケ
ーブル45は、外側壁42aと内側壁42bとの間に形
成された空間42cに通すものであるから、施工現場に
おける作業が容易であり、このため配線ミスを防ぐこと
もできる。また、太陽電池ケーブル45は、1階ユニッ
ト42、2階ユニット43を、建物ユニットの製造工場
において製造する際に、予め、配線しておくようにして
もよい。このようにすれば、施工現場において配線を通
す作業が不要となり、作業効率をさらに向上させること
ができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ユニット建物を構成する各建物ユニットの外壁
と、該外壁に所定間隔を置いて位置する内壁とを有し、
これらの外壁と内壁との間の空間に、予め屋根上の太陽
電池モジュールからインバータへの電気配線を配索した
ので、施工現場において配線を配索する手間が省け、作
業効率を向上させることができる。また、配線ミスを減
少させることもできる。
【0049】請求項2の発明によれば、前記インバータ
に接続される配線を挿通する挿通穴を外壁に設け、前記
インバータを前記外壁に取り付ける取付金具を前記挿通
穴を覆うように設け、前記外壁の挿通穴周縁と前記取付
金具との間を水密とするとともに、前記取付金具の外側
縁裏側に前記外壁との間をシールするシール材を施工
し、しかも前記取付金具から屋外側に延設される配線と
取付金具の配線口との間を防水施工したので、防水カバ
ーで覆う等が不要であり、作業工数を省くことができ、
コストも削減することができる。また、外観性の向上を
図ることもできる。
【0050】請求項3の発明によれば、前記防水施工
は、配線口周縁から屋外側に向けて立設されるスペーサ
ー片の周縁と前記配線とを防水テープで伴巻したので、
取付金具の配線口とこの配線口から延設される配線との
間隙の水密性を上げることができ、雨水を遮断する効果
をさらに上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の太陽光発電システムの取付構造の概
略構成を示す図である。
【図2】建物ユニット1の側壁を示す断面図である。
【図3】取付金具を示す斜視図である。
【図4】防水シートを示す斜視図である。
【図5】防水テープを示す斜視図である。
【図6】取付金具の裏面への防水シートの貼付を説明す
る図である。
【図7】新たなネジ穴の形成する位置を説明する図であ
る。
【図8】取付金具の取付時の配線口と切欠穴との合わせ
方を説明する図である。
【図9】取付金具へのコーキングを説明する図である。
【図10】スペーサー部材の上下側への防水テープの貼
付を示す図である。
【図11】配線口と太陽電池用ケーブルと分電盤用ケー
ブルへの防水テープの貼付を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態2の太陽光発電システ
ムの取付構造を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態2の太陽光発電システ
ムの取付構造の太陽電池用ケーブルを外側壁と内側壁と
の間の空間に通したときの図である。
【図14】この発明の実施の形態2の太陽光発電システ
ムの取付構造の切欠穴付近を拡大した図である。
【符号の説明】
14 太陽電池用ケーブル 17 分電盤用ケーブル 24a 外側壁 24b 内側壁 24c 空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニット建物を構成する各建物ユニットの
    外壁と、該外壁に所定間隔を置いて位置する内壁とを有
    し、これらの外壁と内壁との間の空間に、予め屋根上の
    太陽電池モジュールからインバータへの電気配線を配索
    したことを特徴とする太陽光発電システムの配線取付構
    造。
  2. 【請求項2】前記インバータに接続される配線を挿通す
    る挿通穴を外壁に設け、前記インバータを前記外壁に取
    り付ける取付金具を前記挿通穴を覆うように設け、前記
    外壁の挿通穴周縁と前記取付金具との間を水密とすると
    ともに、前記取付金具の外側縁裏側に前記外壁との間を
    シールするシール材を施工し、しかも前記取付金具から
    屋外側に延設される配線と取付金具の配線口との間を防
    水施工したことを特徴とする請求項1に記載の太陽光発
    電システムの配線取付構造。
  3. 【請求項3】前記防水施工は、配線口周縁から屋外側に
    向けて立設されるスペーサー片の周縁と前記配線とを防
    水テープで伴巻したことを特徴とする請求項2に記載の
    太陽光発電システムの配線取付構造。
JP22123299A 1999-08-04 1999-08-04 太陽光発電システムの配線取付構造 Expired - Lifetime JP4452347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22123299A JP4452347B2 (ja) 1999-08-04 1999-08-04 太陽光発電システムの配線取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22123299A JP4452347B2 (ja) 1999-08-04 1999-08-04 太陽光発電システムの配線取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001044482A true JP2001044482A (ja) 2001-02-16
JP4452347B2 JP4452347B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=16763546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22123299A Expired - Lifetime JP4452347B2 (ja) 1999-08-04 1999-08-04 太陽光発電システムの配線取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4452347B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011155798A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sekisui Chem Co Ltd 太陽光発電装置を備えた集合住宅、及びこの集合住宅の改装方法
AT508108B1 (de) * 2009-02-12 2012-09-15 Fronius Int Gmbh Halterung für einen wechselrichter und verfahren zur montage eines wechselrichters
JP2012231643A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Mitsubishi Electric Corp パワーコンディショナ
JP2014135894A (ja) * 2010-01-28 2014-07-24 Sekisui Chem Co Ltd 太陽光発電装置を備えた集合住宅、及びこの集合住宅の改装方法
JP2015169219A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 積水化学工業株式会社 管状部材端部の固定構造、取付部材及び管状部材端部の固定方法
JP2016152766A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置
JP2016157743A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 パナソニック株式会社 屋外設置用電気機器
JP2016178745A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置
JP2017216264A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気機器
JP2018060828A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気設備

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT508108B1 (de) * 2009-02-12 2012-09-15 Fronius Int Gmbh Halterung für einen wechselrichter und verfahren zur montage eines wechselrichters
US8435064B2 (en) 2009-02-12 2013-05-07 Fronius International Gmbh Mounting for a DC-AC converter and method for fitting a DC-AC converter
JP2011155798A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Sekisui Chem Co Ltd 太陽光発電装置を備えた集合住宅、及びこの集合住宅の改装方法
JP2014135894A (ja) * 2010-01-28 2014-07-24 Sekisui Chem Co Ltd 太陽光発電装置を備えた集合住宅、及びこの集合住宅の改装方法
JP2012231643A (ja) * 2011-04-27 2012-11-22 Mitsubishi Electric Corp パワーコンディショナ
JP2015169219A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 積水化学工業株式会社 管状部材端部の固定構造、取付部材及び管状部材端部の固定方法
JP2016152766A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置
JP2016157743A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 パナソニック株式会社 屋外設置用電気機器
JP2016178745A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 電力変換装置
JP2017216264A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気機器
JP2018060828A (ja) * 2016-09-30 2018-04-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気設備

Also Published As

Publication number Publication date
JP4452347B2 (ja) 2010-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8171679B2 (en) Integrated electrical conduit for solar PV system
US20100147362A1 (en) Multi-function frame and integrated mounting system for photovoltaic power generating laminates
JPH11159090A (ja) 太陽電池屋根およびその施工方法
JPH1144035A (ja) 太陽電池を具備する屋根構造
JPH1122127A (ja) 太陽電池モジュール相互間の接続構造
JP3540590B2 (ja) 建材一体型太陽電池パネル
JP2007177466A (ja) 太陽電池パネルの設置方法及びその取付け構造
JP4452347B2 (ja) 太陽光発電システムの配線取付構造
KR20200005766A (ko) 태양광 발전장치용 커튼월
JP3627597B2 (ja) 太陽電池パネル及び太陽電池パネルによる屋根構造
KR101078796B1 (ko) 건물 일체형 태양광 외장재 구조
KR102303714B1 (ko) 태양광 패널용 창틀 프레임 및 이를 포함하는 창호
US11581717B1 (en) Mountable electrical enclosure with conduit passthrough
JPH10121751A (ja) 太陽電池発電装置
JPH0893159A (ja) 太陽電池の取付け方法
WO2011152311A1 (ja) 太陽電池モジュールを備えたカーテンウォール
JP3995395B2 (ja) 太陽電池パネル取付構造及び彩色板
JP2001053323A (ja) 太陽電池一体型屋根材
JP2000077700A (ja) 太陽電池装置
JP2001090296A (ja) 太陽光発電装置
JP3108289B2 (ja) 太陽電池屋根
JP2001095113A (ja) 住宅用分電盤
CN218562683U (zh) 可以采用多种走线方式的光伏玻璃幕墙
JPH07194140A (ja) 太陽電池発電装置
JP3143367U (ja) 墓石用太陽電池式換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100105

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4452347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140205

Year of fee payment: 4

EXPY Cancellation because of completion of term