JP2001053323A - 太陽電池一体型屋根材 - Google Patents

太陽電池一体型屋根材

Info

Publication number
JP2001053323A
JP2001053323A JP11227748A JP22774899A JP2001053323A JP 2001053323 A JP2001053323 A JP 2001053323A JP 11227748 A JP11227748 A JP 11227748A JP 22774899 A JP22774899 A JP 22774899A JP 2001053323 A JP2001053323 A JP 2001053323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
roof
engaging portion
base plate
end engaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11227748A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Iwamura
村 宏 岩
Tetsuji Ota
田 哲 司 太
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP11227748A priority Critical patent/JP2001053323A/ja
Publication of JP2001053323A publication Critical patent/JP2001053323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】接合部材を使用することなく設置でき、屋根板
に貫通孔を開けることなく構成され、各接続コードの接
続も作業者が確認した状態ででき、また、施工作業が容
易で、防水性に優れた太陽電池一体型屋根材を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】折曲突部12を有するベース板10と、前
記折曲突部に架設される太陽電池2とから構成される太
陽電池一体型屋根材1において、前記ベース板は、その
水上水下側に形成した上部、下部係合部17、18と、
そのベース板の左右端に形成した左端、右端係合部1
1、13とを備え、前記太陽電池は、太陽電池モジュー
ル4と、この太陽電池モジュールを支持する支持フレー
ム3とを備え、隣接する前記ベース板の左端係合部およ
び右端係合部を係合して屋根に設置した際に、その屋根
の傾斜方向に直交する方向の前記支持フレームが隣り合
う位置の下方で、前記左端、右端係合部の一方に、前記
折曲突部に沿って樋部16を形成したことを特徴とする
太陽電池一体型屋根材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池をベース
板と一体に構成した太陽電池一体型屋根材に係り、特
に、防水性に優れ屋根上での設置作業が容易となる太陽
電池一体型屋根材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、ベース板に太陽電池を一
体に構成した太陽電池一体型屋根材は、種々のものが提
案されている。その一例として、従来の太陽電池一体型
屋根材を図8ないし図10で示す。従来の太陽電池一体
型屋根材60は、長手方向に沿って左右に折曲突部6
2,62を備える四辺形のベース板61(薄金属板を使
用)と、このベース板61の折曲突部62,62の頂部
に接着材80を介して接続した太陽電池65と、左右に
配置されるベース板61,61の接続部材70とから構
成されている。
【0003】前記太陽電池65は、板状の強化ガラスを
有する太陽電池モジュール66と、この太陽電池モジュ
ール66の周縁に設けた支持フレーム67と、ベース板
61の折曲突部62の所定位置に貫通孔を形成して挿通
する接続コード68と、この接続コード68の先端に設
けられ、ベース板61に固定されている接続コネクタ6
9とから構成されている。そして、前記支持フレーム6
7は、図9で示すように、屋根の傾斜方向である前後に
配置されるものには、係合部67a,67bが形成され
ている。
【0004】また、接続部材70は、図8で示すよう
に、隣り合う位置のベース板61,61の折曲突部6
2,62に連続して形成した立上端部63,63に被せ
るための断面U字形の下地キャップ71と、この下地キ
ャップ71の上部から被せる固定金物72と、この固定
金物72の上部に設けるキャップ73と、固定金物72
を屋根面に固定する固定ボルト74とから構成されてい
る。
【0005】そのため、太陽電池一体型屋根材60を屋
根に設置する場合は、つぎの手順による。すなわち、太
陽電池一体型屋根材60を屋根の野地板に配置し、屋根
の傾斜方向に対しては、図9および図10で示すよう
に、軒側から棟側に向かって傾斜方向に連続して配置す
る。そして、屋根の傾斜方向の太陽電池一体型屋根材6
0,60を接続する場合は、軒側に配置される太陽電池
一体型屋根材60をスライドさせ、固定されている接続
コネクタ69,69を接続すると共に、隣接するフレー
ム67,67の位置の係合部67a,67bをシールド
部材67cを介して係合させる。
【0006】さらに、屋根の傾斜方向に直交する位置で
は、図8で示すように、隣り合うベース板61,61の
立上端部63,63を並設し、下地キャップ71を被せ
ると共に、その下地キャップ71の上から固定金物72
を被せた状態で固定ボルト74を野地板側に打ちつけて
係合させている。また、固定金物72あるいは下地キャ
ップ71の上部には、キャップ73を係合させ、隣接す
る太陽電池一体型屋根材60,60の間から内部に雨水
が浸入出来にくくなるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記太陽電池
一体型屋根材では、つぎのような問題を有していた。 従来の太陽電池一体型屋根材は、屋根の傾斜方向に
直交する方向に隣接するベース板を接合する際に、キャ
ップなどの接合部材を使用する構成としている。そのた
め、太陽電池一体型屋根材を設置する場合は、部材点数
が多くなり作業位置も増加することから施工作業が大変
であった。また、各太陽電池モジュールを接続するため
の接続コードが、ベース板の折曲突部の本来は穴を開け
ない部位に貫通孔を開けて設置されている。そのため、
経年変化によりその貫通孔から雨水が浸入し易い状態と
なり不都合であった。
【0008】 従来の太陽電池一体型屋根材は、屋根
の施工作業中に接続コネクタ同士が適切に接続されてい
ないと分かった場合、配置した太陽電池一体型屋根材の
接合を外してやり直す必要があるが、ベース板に接続コ
ードを介して接続コネクタが固定されていることから、
ベース板側の係合も取り外して作業する必要が生じるた
め手間がかかった。
【0009】 従来の太陽電池一体型屋根材は、施工
した後に、その太陽電池の一部を取り替える作業が必要
になったときに、ベース板との接合関係から簡単に作業
することができず不都合であった。
【0010】本発明は、前述の問題点を解決すべく創案
されたもので、接合部材を使用することなく設置でき、
ベース板に貫通孔を開けることなく構成され、各太陽電
池モジュールの接続コードの接続も作業者が確認した状
態ででき、また、施工作業が容易で、防水性に優れた太
陽電池一体型屋根材を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、平面部から突出させ屋根の傾斜方向に沿
って形成した2以上の折曲突部を有するベース板と、こ
のベース板の前記折曲突部に架設される太陽電池とから
構成される太陽電池一体型屋根材において、前記ベース
板は、その水上水下側に形成した上部係合部および下部
係合部と、そのベース板の左右端に形成した左端係合部
および右端係合部とを備え、前記太陽電池は、太陽電池
モジュールと、この太陽電池モジュールを支持する支持
フレームとを備え、隣接する前記ベース板の左端係合部
および右端係合部を係合して屋根に設置した際に、その
屋根の傾斜方向に直交する方向の前記支持フレームが隣
り合う位置の下方で、前記左端係合部および前記右端係
合部の一方に、前記折曲突部に沿って樋部を形成したこ
とを特徴とする太陽電池一体型屋根材として構成した。
【0012】このように構成することで、屋根の傾斜方
向に対して直交する方向に隣接して太陽電池一体型屋根
材を配置すると、それぞれ左端係合部および右端係合部
が重なり合い太陽電池一体型屋根材の配置を行うことが
できる。それと共に、左端係合部および右端係合部の一
方に樋部が形成されており、その樋部が隣り合う太陽電
池モジュールを支持している支持フレームの間の下方に
配置されることから、太陽電池一体型屋根材の設置作業
が簡易化される。
【0013】また、太陽電池一体型屋根材の前記左端係
合部および右端係合部は、その一方に樋部が形成され、
その他方に水切部を備え、互いに重なり合って係合する
際に、前記水切部側に防水空間を形成している。そのた
め、隣接する太陽電池一体型屋根材の設置作業を簡易化
すると共に、水仕舞処理に優れている。
【0014】さらに、前記太陽電池モジュールは、その
下面で、かつ、前記ベース板の折曲突部の間に設けた端
子ボックスと、この端子ボックスから導出する一方と他
方の接続コードと、これらの接続コードに設けたそれぞ
れの接続コネクタとを有し、前記接続コードは、前記接
続コネクタが、前記支持フレームの外側に位置する長さ
を備えるように構成されている。このように構成されて
いることから、あらかじめ設置した太陽電池一体型屋根
材の接続コネクタと、屋根の棟側に配置される他の太陽
電池一体型屋根材の接続コネクタとの接続作業を、作業
者が確認しながら行うことができる。と共に、接続コー
ドを屋根材の内部に収納でき外観的にも優れている。
【0015】そして、前記太陽電池一体型屋根材は、前
記太陽電池の支持フレームは、内フレームおよび外フレ
ームを有し、前記内フレームおよび前記外フレームの一
方が前記ベース板に留付手段により着脱自在に止め付け
られると共に、他方に前記太陽電池モジュールが介在部
材を介して留付手段により着脱自在に止め付けられる構
成としている。このように構成されていることから、太
陽電池一体型屋根材を施工した後に、太陽電池モジュー
ルの一部に取り替える原因が生じた際、留付手段を操作
してベース板側の作業をすることなく、太陽電池モジュ
ールのみを取り替えることができる。
【0016】そして、前記ベース板は、前記上部係合部
および下部係合部の少なくとも一方で、前記左端係合部
から右端係合部に亘って取り付けた防水シール部材を有
する前記太陽電池一体型屋根材として構成している。こ
のように構成することで、屋根の流れ方向の水密性を向
上することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は太陽電池一体型屋根材の平
面図、図2は太陽電池一体型屋根材の横断面図、図3は
太陽電池一体型屋根材の縦断面図、図4は太陽電池一体
型屋根材の左右方向の係合状態を示す要部の断面図、図
5は太陽電池一体型屋根材の傾斜方向の係合状態を示す
要部の断面図、図6は太陽電池一体型屋根材の施工状態
を示す平面図、図7は太陽電池一体型屋根材の施工後の
状態を示す斜視図である。
【0018】図1ないし図3で示すように、太陽電池一
体型屋根材1は、太陽電池2と、ベース板10とから構
成されている。太陽電池2は、ベース板10の一方の角
側に(図面では左下角側に)太陽電池2の一方の角側が
揃うように、かつ、ベース板10の上部および右端が露
出する状態で配置固定されている。なお、ベース板10
は、アルミ板あるいはアルミ合金板を使用しているが、
一般的に屋根材に使われている鋼板などの金属板および
スレート等であっても構わない。
【0019】ベース板10は、設置される屋根の傾斜方
向に沿って、平面部19から台形状に突出して形成した
2以上の折曲突部11,12,13,14,15と、こ
の折曲突部12,13の間に形成した樋部16と、折曲
突部11の一端に形成した水切部11aとから構成され
ている。
【0020】なお、図4および図6で示すように、ベー
ス板10の左端係合部として、ここでは折曲突部11が
その役割を担っている。また、右端係合部として、ここ
では折曲突部13がその役割を担っている。さらに、図
5および図6で示すように、ベース板10の下部係合部
17および上部係合部18は、水上水下側の他方のベー
ス板10と重なる部分がその役割を担っている。また、
ベース板10の上部係合部18の位置で、そのベース板
10の左端から右端に渡って帯状の防水シール部材9が
設けられている。
【0021】一方、太陽電池2は、図1ないし図3で示
すように、ガラス板状の太陽電池モジュール4と、この
太陽電池モジュール4の周縁にシール部材を介して設け
た支持フレーム3と、太陽電池モジュール4の下面側
で、かつ、ベース板10の平面部19の間に配置した端
子ボックス5と、この端子ボックス5の上下から導出さ
せて設けた電送手段6とから構成されている。
【0022】支持フレーム3は、図1、図4および図5
で示すように、高さの異なる断面角筒状の内フレーム3
Aおよび外フレーム3Bを並設して枠状に配置した4本
の矩形フレーム材3aと、この矩形フレーム材3aの上
端に固定ネジ(留付手段)3cにより取り付けられ、太
陽電池モジュール4を固定するためのカバー体(介在部
材)3bと、矩形フレーム材3aの内フレーム3Aをベ
ース板10の折曲突部11,12,14,15に固定す
る固定ネジ(留付手段)3dとから構成されている。
【0023】また、図5で示すように、矩形フレーム材
3aは、屋根の傾斜方向に対して直交する位置に配置さ
れるものには、上部係合爪部3fおよび下部係合爪部3
eとをそれぞれ備えている。なお、図4で示すように、
太陽電池モジュール4を矩形フレーム材3aとカバー体
3bの間に固定する際には、太陽電池モジュール4の周
縁が矩形フレーム材3aの段差の位置に配置され、破損
しないように、熱伸縮対応用の隙間を設け、かつ、パッ
キン3gを取り付けている。
【0024】また、端子ボックス5から導出する電送手
段6は、図1および図6で示すように、所定長さを有す
る接続コード6aと、この接続コード6aの先端に設け
た接続コネクタ6bとから構成されており、接続コネク
タ6b,6bは一方がブレードに他方がソケットに構成
されている。なお、前記接続コード6aは、接続コネク
タ6bが支持フレーム3の外側に配置されるような長さ
を備えている。この場合、接続コネクタ6bの少なくと
も先端が支持フレーム3の外側に出ていれば良く、さら
に、作業性を考慮すると、接続コネクタ6bが支持フレ
ーム3の外側に一定の間隔で配置されるような接続コー
ド6aの長であると都合が良い。そして、棟側に配置さ
れるものは、その接続コード6aに設けた接続コネクタ
6bが、自重により支持フレーム3の内側に入り込まな
いように、外部のプラスチックシースの折曲強度を高め
ることや、ガイド(図示せず)を取り付けるように構成
しても良い。
【0025】つぎに、太陽電池一体型屋根材1,1の接
続状態について図5ないし図6を参照して説明する。は
じめに、作業開始基準位置(この場合屋根の左下隅)に
太陽電池一体型屋根材1を配置してベース板10の所定
位置を、図示しない固定手段(クギ、ネジ)により打ち
つけ、防水シート21を介して野地板22に固定する。
【0026】なお、この例では、棟側から太陽電池2の
電気エネルギーを屋内側に引き入れているため、図6で
示すように、棟側から配線した接続コード6Aと、軒側
に配置される接続コード6aの接続コネクタ6bを接続
させている。太陽電池一体型屋根材1,1の傾斜方向の
接続は、軒側に置かれた一方の太陽電池一体型屋根材1
の上部係合部18に、棟側に配置される他の太陽電池一
体型屋根材1の下部係合部17を重ね、はじめに、上下
の端子ボックス5,5の接続コネクタ6b,6bを接続
する。このとき、接続コネクタ6b,6bは、作業者が
視認して確実に接続を行える位置(支持フレーム3の外
側)にあるため、作業が簡単である。さらに、それぞれ
の太陽電池2の支持フレーム3を近接させ、上部係合爪
部3fを下部係合爪部3eに係合させることで傾斜方向
の太陽電池一体型屋根材1,1の配置を行う。
【0027】一方、太陽電池一体型屋根材1,1の傾斜
方向に直交する方向の接続状態について図4および図6
を参照して説明する。基準となる太陽電池一体型屋根材
1が屋根に固定されると、その左端係合部である折曲突
部11に、隣接する他の太陽電池一体型屋根材1の右端
係合部である折曲突部13を重ねることで係合する。こ
のとき、隣り合う支持フレーム3,3は、一定の間隔を
開けた状態で配置され、その直下に樋部16が配置され
るように位置することになる。なお、折曲突部11,1
3を重ねる作業と、傾斜方向に配置する作業を必要とす
る場合であっても、接続コネクタ6b,6bを接続する
以外は、ベース板10の係合位置を重ね合わせること
で、太陽電池一体型屋根材1の配置作業ができるため、
施工作業が簡易となる。
【0028】また、樋部16の傾斜面に重なる折曲突部
11の水切部11aは、中間位置に折曲部分11cが形
成され樋部16から伝わって来る水滴の毛細管現象を遮
断するための防水空間11bが形成されることになり、
接合位置からの雨水の浸入を防止することが可能とな
る。なお、防水空間11bは、雨水の浸入位置の空間よ
り大きな空間を備える構成であればその形状を特定する
ものではい。
【0029】このように、太陽電池一体型屋根材1を屋
根に設置する場合は、屋根の傾斜方向では、接続コネク
タ6b,6bを接続する以外は、作業者がほとんど通常
のベース板を設置するように作業を行え配置が完了す
る。また、傾斜方向に直交する方向(横方向)に太陽電
池一体型屋根材1を設置する場合、作業者は、それぞれ
の折曲突部11,13を重ねあわせて行くことで、正確
な墨出しを必要とせずに太陽電池一体型屋根材1を設置
することができ都合が良い。
【0030】なお、図6で示す接続コード6Aは、棟側
の位置に設けた接続コネクタ(図示せず)により接続さ
れる構成とすることや、接続コネクタを設けることなく
あらかじめ棟側から軒側に垂下させておく構成としても
良い。そして、接続コネクタ(図示せず)を設ける構成
では、太陽電池一体屋根材1を軒側から設置して行く場
合に、棟側に向かって太陽電池2とベース板10の間を
挿通させる作業を行う。
【0031】さらに、垂下させる接続コード6Aの構成
では、太陽電池一体型屋根材1をあらかじめ屋根の設置
位置に配置して、太陽電池2とベース板10の間に接続
コード6Aを連通させから軒側から設置作業を行うか、
接続コード6Aの先端に送り線(図示せず)を接続して
おき、あらかじめその送り線を軒側から設置する太陽電
池2とベース板10の間を挿通させておき、棟側の太陽
電池一体型屋根材1を設置した後にその送り線を手繰る
ことで軒側まで接続コード6Aを挿通させる作業を行っ
ても構わない。
【0032】そして、この例では、接続コード6a,6
Aは、一方がプラス端子、他方がマイナス端子となり、
軒内あるいは室内側で家庭用の接続端子に使用できるよ
うに構成されている。このように、接続コード6a,6
Aの一方と他方にプラス端子とマイナス端子を分けるこ
とで、太陽電池一体型屋根材1の構成を統一して構成す
ることができる。もちろん、接続コード6aにプラス端
子とマイナスノ端子を備える構成のものとしても良く。
その場合は軒側あるいは棟側の太陽電池一体型屋根材1
の接続端子の構成を異ならせる必要がある。
【0033】また、図7で示すように、太陽電池一体型
屋根材1が屋根に施工されると、折曲突部11,12,
13,14,15(図2参照)の高さは、隣接する既存
の屋根材の高さとの整合性を取るためにあらかじめ設定
することができるため、屋根面から太陽電池一体型屋根
材1が出っ張った状態となることはない。さらに、図2
で示すように折曲突部11,12,13,14,15が
平面部19から一定高さで太陽電池2を支持しているた
め、太陽電池2と平面部19の間の空間に空気の流通が
でき、夏期など太陽電池モジュール4を加熱する度合い
が高い季節において、太陽電池モジュール4が高温にな
りすぎて変換効率が低下することを防ぐことができる。
【0034】また、各端子ボックス5の電送手段6の収
まりが、太陽電池2と平面部19の間の空間で行えるた
め美観にも優れている。さらに、太陽電池一体型屋根材
1は、工場で完成させて、現場では屋根に配置して、各
接続コネクタを接続させる以外は、一般的な屋根の取付
作業を行うだけで良いため、施工が容易で作業者の負担
が小さくて済む。
【0035】なお、前記の説明では、太陽電池2の位置
がベース板10の左下隅に揃った状態で配置される構成
として説明したが、ベース板10の右下隅に揃った構成
の太陽電池一体型屋根板材であっても良い(その場合
は、屋根を設置する場合は、右下軒側から行う)。
【0036】また、折曲突部は、水平に太陽電池2を載
置することが出来れば良いことと、屋根の強度を確保で
きれば良いため、設置する数は2つであることや、3つ
であること、あるいは、6つ以上であっても良い。そし
て、防水シール部材の位置は、上部係合部に取り付けた
例を説明したが、下部係合部であるベース板10の裏面
位置に取り付けても良い。
【0037】さらに、防水空間を形成する場合は、左右
端係合部の一方に樋部を形成し、その樋部の傾斜面に凹
部を形成し、他方の係合部がその凹部に重なることで構
成しても良い。
【0038】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明は次の優れた
効果を発揮する。 太陽電池一体型屋根材は、左右端係合部のどちらか
一方に樋部を成形している。そのため、傾斜方向に対し
て直交する方向に一方と他方の太陽電池一体型屋根材を
隣接して配置させると、それぞれの太陽電池モジュール
の間で、その下方に樋部が位置すると共に、ベース板の
左右端係合部を係合することができる。そのため、キャ
ップなどの接合部材を必要とせず、太陽電池一体型屋根
材の施工作業が容易となる。
【0039】また、折曲突部に亘って太陽電池モジュー
ルを設けているため、太陽電池モジュールとベース板の
平面部との間の空間に空気を流通させることで、太陽電
池を冷却することができる。また、太陽電池モジュール
と平面部との間の空間に接続コードを収納できるため、
ベース板に接続コードを収納するための貫通穴を開ける
必要がなく防水性に優れていると共に、美観に優れた構
成である。
【0040】さらに、折曲突部に亘って太陽電池モジュ
ールを設ける構成としていることから、その折曲突部を
あらかじめ設定する他の屋根面の高さと調整することが
できる。そのため、太陽電池一体型屋根材を屋根に施工
すると、他の屋根面との高さ調整ができるため美観に優
れた屋根を形成することができる。そして、太陽電池一
体型屋根材は、工場で全部を組み立てて完成させること
ができるため、現場作業が簡易である。
【0041】 太陽電池一体型屋根材は、左右端係合
部の一方に樋部、他方に水切部および水切部による防水
空間を備える構成としている。そのため、防水性に優
れ、特に防水空間を備える構成では、さらに防水性を高
めることができる。
【0042】 太陽電池一体型屋根材は、太陽電池モ
ジュールの端子ボックスを太陽電池とベース板の間の空
間に配置し、その端子ボックスから導出する接続コード
および接続コードの接続コネクタを支持フレームの外側
になるように備えている。そのため、傾斜方向に太陽電
池一体型屋根材を配置する場合、接続コネクタを作業者
が視認する位置で手作業で接続作業が行えるため、太陽
電池一体型屋根材の取付作業を確実にする。また、接続
コネクタを接続する作業で電気的な作業は足りるため、
特に電気に関する資格者を必要としない。
【0043】 太陽電池一体型屋根材は、支持フレー
ムの構成が内フレームと外フレームとを有することか
ら、太陽電池モジュールの一部に破損など取り替える原
因が生じた場合、ベース板を操作することなく、太陽電
池モジュール側のみを留付手段を操作して取り替えるこ
とができ、メンテナンス性にも優れている。
【0044】 太陽電池一体型屋根材は、上部係合部
および下部係合部の少なくとも一方に防水シール部材を
有しているため、流れ方向の防水性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池一体型屋根材の平面図であ
る。
【図2】本発明の太陽電池一体型屋根材の横断面図であ
る。
【図3】本発明の太陽電池一体型屋根材の縦断面図であ
る。
【図4】本発明の太陽電池一体型屋根材の左右方向の係
合状態を示す要部の断面図である。
【図5】本発明の太陽電池一体型屋根材の傾斜方向の係
合状態を示す要部の断面図である。
【図6】本発明の太陽電池一体型屋根材の施工状態を示
す平面図である。
【図7】本発明の太陽電池一体型屋根材の施工後の状態
を示す斜視図である。
【図8】従来の太陽電池一体型屋根材の要部を示す左右
方向の断面図である。
【図9】従来の太陽電池一体型屋根材の要部を示す傾斜
方向の断面図である。
【図10】従来の太陽電池一体型屋根材の接合状態を示
す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 太陽電池一体型屋根材 2 太陽電池 3 支持フレーム 3a 矩形フレーム材 3A 内フレーム 3B 外フレーム 3b カバー体 3c 固定ネジ 3d 固定ネジ 3e 下部係合爪部 3f 上部係合爪部 3g パッキン 4 太陽電池モジュール 5 端子ボックス 6 電送手段 6a 接続コード 6b 接続コネクタ 9 防水シール部材 10 ベース板 11 折曲突部(左端係合部) 11a 水切部 11b 防水空間 12 折曲突部 13 折曲突部(右端係合部) 14,15 折曲突部 16 樋部 17 下部係合部 18 上部係合部 19 平面部 21 防水シート(アスファルトルーフィン
グ) 22 野地板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平面部から突出させ屋根の傾斜方向に沿っ
    て形成した2以上の折曲突部を有するベース板と、この
    ベース板の前記折曲突部に架設される太陽電池とから構
    成される太陽電池一体型屋根材において、 前記ベース板は、その水上水下側に形成した上部係合部
    および下部係合部と、そのベース板の左右端に形成した
    左端係合部および右端係合部とを備え、 前記太陽電池は、太陽電池モジュールと、この太陽電池
    モジュールを支持する支持フレームとを備え、 隣接する前記ベース板の左端係合部および右端係合部を
    係合して屋根に設置した際に、その屋根の傾斜方向に直
    交する方向の前記支持フレームが隣り合う位置の下方
    で、前記左端係合部および前記右端係合部の一方に、前
    記折曲突部に沿って樋部を形成したことを特徴とする太
    陽電池一体型屋根材。
  2. 【請求項2】平面部から突出させ屋根の傾斜方向に沿っ
    て形成した2以上の折曲突部を有するベース板と、この
    ベース板の前記折曲突部に架設される太陽電池とから構
    成される太陽電池一体型屋根材において、 前記ベース板は、その水上水下側に形成した上部係合部
    および下部係合部と、そのベース板の左右端に形成した
    左端係合部および右端係合部とを備え、 前記太陽電池は、太陽電池モジュールと、この太陽電池
    モジュールを支持する支持フレームとを備え、 隣接する前記ベース板の左端係合部および右端係合部を
    係合して屋根に設置した際に、その屋根の傾斜方向に直
    交する方向の前記支持フレームが隣り合う位置の下方
    で、前記左端係合部および前記右端係合部の一方に、前
    記折曲突部に沿って樋部を形成し、他方に防水空間を形
    成したことを特徴とする太陽電池一体型屋根材。
  3. 【請求項3】前記太陽電池モジュールは、その下面で、
    かつ、前記ベース板の折曲突部の間に設けた端子ボック
    スと、この端子ボックスから導出する一方と他方の接続
    コードと、これらの接続コードに設けたそれぞれの接続
    コネクタとを有し、 前記接続コードは、前記接続コネクタが、前記支持フレ
    ームの外側に位置する長さを備えることを特徴とする請
    求項1または2に記載の太陽電池一体型屋根材。
  4. 【請求項4】前記支持フレームは、内フレームおよび外
    フレームを有し、前記内フレームおよび前記外フレーム
    の一方が前記ベース板に留付手段により着脱自在に止め
    付けられると共に、他方に前記太陽電池モジュールが介
    在部材を介して留付手段により着脱自在に止め付けられ
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に
    記載の太陽電池一体型屋根材。
  5. 【請求項5】前記ベース板は、前記上部係合部および下
    部係合部の少なくとも一方で、前記左端係合部から右端
    係合部に亘って取り付けた防水シール部材を有すること
    を特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の
    太陽電池一体型屋根材。
JP11227748A 1999-08-11 1999-08-11 太陽電池一体型屋根材 Pending JP2001053323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11227748A JP2001053323A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 太陽電池一体型屋根材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11227748A JP2001053323A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 太陽電池一体型屋根材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001053323A true JP2001053323A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16865764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11227748A Pending JP2001053323A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 太陽電池一体型屋根材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001053323A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120054A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Sekisui Chem Co Ltd 太陽発電システムの防水構造
JP2011026831A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Ohbayashi Corp 太陽電池パネル支持装置
JP2013100658A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Greentec Kk 太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池アレイの屋根葺設構造
JP2019027156A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 エバー株式会社 屋根上構造物固定金具
CN109797913A (zh) * 2019-01-14 2019-05-24 中来智联能源工程有限公司 一种用于光伏瓦系统安装的连接件及其安装结构
JP2019198166A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 シャープ株式会社 太陽電池モジュール
JP2020186585A (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 株式会社カネカ 屋根構造及び太陽電池モジュール

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120054A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Sekisui Chem Co Ltd 太陽発電システムの防水構造
JP2011026831A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Ohbayashi Corp 太陽電池パネル支持装置
JP2013100658A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Greentec Kk 太陽電池モジュール及びこれを用いた太陽電池アレイの屋根葺設構造
JP2019027156A (ja) * 2017-07-31 2019-02-21 エバー株式会社 屋根上構造物固定金具
JP2019198166A (ja) * 2018-05-09 2019-11-14 シャープ株式会社 太陽電池モジュール
JP7246141B2 (ja) 2018-05-09 2023-03-27 シャープ株式会社 太陽電池モジュール
CN109797913A (zh) * 2019-01-14 2019-05-24 中来智联能源工程有限公司 一种用于光伏瓦系统安装的连接件及其安装结构
CN109797913B (zh) * 2019-01-14 2024-05-14 中来智联能源工程有限公司 一种用于光伏瓦系统安装的连接件及其安装结构
JP2020186585A (ja) * 2019-05-15 2020-11-19 株式会社カネカ 屋根構造及び太陽電池モジュール
JP7377623B2 (ja) 2019-05-15 2023-11-10 株式会社カネカ 屋根構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2131899C (en) Roof with solar battery
JP2975998B1 (ja) 太陽電池屋根構造
JPH1122127A (ja) 太陽電池モジュール相互間の接続構造
JP3627597B2 (ja) 太陽電池パネル及び太陽電池パネルによる屋根構造
JP2004300865A (ja) 太陽電池付き建築用板
JPH05280168A (ja) 太陽電池取付装置
JP2001053323A (ja) 太陽電池一体型屋根材
JP3555719B2 (ja) 太陽電池の取付け装置
JP4093839B2 (ja) 太陽電池モジュールの屋根取付け構造体及び太陽電池アレイ
JP2005307687A (ja) 太陽電池モジュールおよびその取付け構造並びにそれに用いられる瓦材
CN111980266B (zh) 一种半单元式采光顶玻璃幕墙安装系统及其施工方法
CN115217275A (zh) 一种光伏发电屋面模块及光伏发电屋面结构
CN114622690A (zh) 一种bipv屋面发电瓦构件
JP2005307693A (ja) 太陽電池モジュールおよび太陽電池モジュール設置構造
JP4776087B2 (ja) 屋根パネル及びそれを用いた屋根アレイ
JP2631966B2 (ja) 屋根パネル、及び屋根パネルを用いた屋根構造
JP4380892B2 (ja) 太陽光発電屋根
JPH09195472A (ja) 太陽エネルギー変換パネルの継目の防水構造
JP2534106B2 (ja) 軒先構造
JP2000008568A (ja) 太陽電池付屋根およびその組立方法
JPS6138054A (ja) 太陽エネルギー収集屋根におけるカバー体洗浄装置の取付装置
CN216794890U (zh) 一种铝框背板屋面光伏瓦及其专用背板
JP3108289B2 (ja) 太陽電池屋根
JP2002371678A (ja) 太陽電池付き瓦屋根
KR830001631B1 (ko) 태양에너지 수집지붕