JPH0630263U - 給水装置における電気装置収納ケースの防水・防湿構造 - Google Patents

給水装置における電気装置収納ケースの防水・防湿構造

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JPH0630263U
JPH0630263U JP7218092U JP7218092U JPH0630263U JP H0630263 U JPH0630263 U JP H0630263U JP 7218092 U JP7218092 U JP 7218092U JP 7218092 U JP7218092 U JP 7218092U JP H0630263 U JPH0630263 U JP H0630263U
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正範 安達
敬通 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁弁,モータ等の作動により吐止水,温度
調節,流量調節等を行う制御基板,配電盤等の水に弱い
電気的装置を防水・防湿する給水装置における電気装置
収納ケースの防水・防湿構造に関するもので、その収納
ケースに開設されたケーブル貫通孔からの水・湯滴の侵
入を防止する。 【構成】 給水装置における制御基板25,配電盤等の
電気装置を収納する収納ケース20であって、該収納ケ
ース20の下方寄り側壁に貫通孔28を形成すると共
に、該貫通孔28の開口最上位置以上の高さを持つ水受
壁29を該貫通孔28の下縁部より該収納ケース20内
に延設し、前記電気装置と連なるケーブル24を該貫通
孔28に通して外部に導出するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電磁弁,モータ等の作動により吐止水,温度調節,流量調節等を行 なわしめる湯水混合水栓,多機能シャワー装置等の給水装置において、制御基板 ,配電盤等の水に弱い電気的装置を防水・防湿する給水装置における電気装置収 納ケースの防水・防湿構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
操作盤より入力された温度,流量,吐出種類等の操作信号および混合吐水温度 ,流量等の状態検出信号の入力により、予め測定された制御条件に基づき駆動信 号を各駆動部に出力し、駆動制御される給水装置は、多数の信号線および電源線 が制御基板の収納されたケースの壁を貫通して配設されている。
【0003】 図7,図8に従来の上記信号線,電源線等のケーブルの貫通部の構造を示し、 図中aはケース側壁、bは該側壁に開設された貫通孔、cは該貫通孔に嵌着され たパッキンである。ケーブルdは該パッキンc中央の薄膜状部に放射状の切目を 入れた部分を貫通させることにより該ケース内の制御基板と外部とを導通させて いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
さて上記のような給水装置における制御基板等の収納ケースは例えば浴室天井 裏や浴室内の給水設備ユニット内または洗面台下等の湿度の高い環境に設置され るものであるため、湯水が直接かかるおそれがあるほか、近接している混合弁, 吐止水弁または配管接続部等の不具合による漏水、またはケーブルに付いた水滴 等がこのパッキンの切目等からケース内に流入するおそれがあり、ケース内の制 御基板の故障または誤作動の原因となるという問題があった。
【0005】 しかも収納ケースの内外の温度が変化するのに伴い上記隙間から空気が出入し 外部の湿った空気をケース内に呼び込んで温度が下がるとケース内面や制御基板 上に結露し水滴となるのでその繰り返しによりケース内に水が溜るようなことも あった。なお上記隙間はたとえ小さくしたところでむしろ湿った空気の逃げ道が なくなるためにケース内は常に高湿度になり制御基板を流れる微細な電流が漏電 し、或いは機材を腐食させるようなおそれあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の給水装置における電気装置収納ケースの防水・防湿構造は上記課題を 解決しようとするもので、給水装置における制御基板,配電盤等の電気装置を収 納する収納ケースであって、該収納ケースの下方寄り側壁に貫通孔を形成すると 共に、該貫通孔の開口最上位置以上の高さを持つ水受壁を該貫通孔の下縁部より 該収納ケース内に延設し、前記電気装置と連なるケーブルを該貫通孔に通して外 部に導出するようにしたことを特徴としたものである。
【0007】 また本考案は上記給水装置における電気装置収納ケースの防水・防湿構造にお いて、収納ケースの上方寄り側壁に換気用の貫通孔を形成し、該貫通孔の開口最 上位置以上の高さを持つ水受壁を該貫通孔の下縁部より該収納ケース内に延設し てなることを特徴としたものである。
【0008】
【作用】
飛散により貫通孔より流入した湯・水滴は、水受壁を超えられず外に戻され自 然流出する。また、ケース内でケーブルは該水受壁によって上方に曲げられた状 態で配設されるためケーブルを伝って来た水滴も外部に流出する。 また上方に換気用貫通孔を開設することによりケース内外の空気の流れが容易 となり湿った空気がケース内に滞溜し難くなる。
【0009】
【実施例】
次に本考案の一実施例を浴室天井裏に設けた多機能シャワー装置について図1 〜図6に従い説明する。 先ずこの多機能シャワー装置について図6に従い簡単に説明する。図6はこの 浴室ユニットを透視図にて示し、同図中1は浴槽、2は該浴槽1に設けられた湯 水混合水栓、3は洗場、4は該洗場3に設けられたサーモスタツト付湯水混合水 栓、5は該水栓4に設けられたハンドシャワー、6は入口扉である。
【0010】 該浴室ユニットの天井の一部は上方に凹ませ傾斜天井壁7を形成し、該傾斜天 井壁7に4種類のシャワーノズルが設けられる。即ち、8は湯水を洗場へ滝のよ うに自然落下させるうたせ湯シャワー、9は湯水を勢いよく吹出すスコールシャ ワー、10は霧状に噴出するミストシャワー、11は通常シャワーで、該各シャ ワーノズルに電磁弁12〜15が連結され吐止水を行う。
【0011】 16は温度調節機能および流量調節機能を有する湯水混合装置が内蔵された装 置本体ケース、17,18は該湯水混合装置に給水,給湯する給水栓,給湯栓、 19は該湯水混合装置の二次側を前記電磁弁12〜15に連結している配管を示 す。
【0012】 20は装置本体ケース16の前面に固着された本考案に係る収納ケース、21 はこの浴室ユニットの外壁面に設けられたメイン操作盤、22はこの浴室ユニッ ト内の洗場壁面に設けられたサブ操作盤である。メイン操作盤21とサブ操作盤 22は夫々複数の信号線および電源コードを可撓性チューブ内に挿通してなるケ ーブル24によって前記収納ケース20内に設けられた制御基板25と電気的に 導通している。このためメイン操作盤21を操作することにより電源オン,オフ と、基本になるシャワー吐水の温度と、基本となる吐水流量が設定されると共に 、温度等の異常を検出,報知し得る。またサブ操作盤22を操作することにより 所望のシャワーを選択しシャワーをあびながらその吐水の温度,流量が自由に調 節できるようにしている。
【0013】 しかして、本考案に係る収納ケース20は、図1〜図5に示したようにプラス チックの射出成形により片面が開放された直方形状に形成されたもので、集積回 路チップ等が多数配設された制御基板25がタッピンネジ26により該収納ケー ス20内に固着されている。該収納ケース20の一方の側壁27の下方寄りには 貫通孔28が形成されている。そして該貫通孔28の下縁部より該収納ケース2 0内に円弧状の水受壁29が延設されている。なお該水受壁29は上端縁30が 該貫通孔28の開口最上位置以上の高さを持つように充分に高く形成されると共 に、その幅は収納ケース20の内壁面に達している。
【0014】 また側壁27の上方寄りには換気用の貫通孔31を形成し、前記水受壁29と 同様に該貫通孔31の開口最上位置以上の高さを持つ水受壁32を該貫通孔31 の下縁部より該収納ケース20内に円弧状に延設している。 33は該収納ケース20の底壁41に開設されたスリット状の水抜孔である。
【0015】 34は側壁27の片側縁より外方に張出状に形成されたケーブル案内用の張出 部で、該張出部34にはケーブル24を押え止めし得る係合片35が突設されて いる。また、側壁27の他側縁には鉤状の係合片36が突出状に形成され該係合 片36と係合片35によりケーブル24を側壁27との間に挟持し得るようにし ている。
【0016】 37は裏蓋で、該裏蓋37はタツピネジ38で止着することにより該収納ケー ス20の開放面が閉止される。 また39は該収納ケース20を前記装置本体ケース16の片面に固着するに際 して締付られる取付ビスを示す。
【0017】 前記メイン操作盤21,サブ操作盤22から連なるケーブル24は上方から側 壁27の外側面に沿わせ係合片35,係合片36と側壁27とにより両側からこ れを挟むことにより鉛直姿勢に配設され、その先端を貫通孔28に通し水受壁2 9に沿って上向に湾曲させることにより収納ケース20内に配線され、さらにそ の先端はコネクタ40にて制御基板25に連結される。
【0018】 このように構成した収納ケース20では、周囲に飛散する水・湯滴が貫通孔2 8または貫通孔31より侵入してもその内側の水受壁29,水受壁32に当って 自然流出する。また、ケーブル24の表面を伝って流下する水滴は該ケーブル2 4が貫通孔28を通過した後上向に湾曲しているために収納ケース20内に流れ 込むことなく外部に流出する。
【0019】 なおこの実施例に示したようにケーブル24を収納ケース20外にて鉛直に支 持することにより該ケーブル24に付着した水滴は常にこの湾曲部に向い流下す るようになるので、水滴が他の部位に流れて漏電等を引き起こすのを防止し得る 。
【0020】 また一般にシャワー等の給水装置が使用される時間は1日当りを基準とすれば 短かい時間であり、使用によつて生じた外部の湿気が収納ケース20内に侵入し ても大部分の非使用時に側壁27の上下に設けられた貫通孔28,貫通孔31よ り非使用時における外部の乾いた空気が収納ケース20内に対流するため、収納 ケース20内に湿気が長時間こもることはなくその際収納ケース20の水分も蒸 発し乾燥状態を保ち得る。 そして貫通孔28,貫通孔31によっての収納ケース20の内部と外部とは気 圧差が生じ得ない程に常に連通状態にできるので、収納ケース20内の空気が外 部の空気と温度差が生じて膨張或いは収縮し外部の湿気をよびこむようなことが 避けられる。 なお、水抜孔33は収納ケース20内に万一水分が侵入した際に外部に排出さ せるために設けられている。
【0021】
【考案の効果】
このように本考案の給水装置における電気装置収納ケースの防水・防湿構造に よれば、ケーブル貫通孔からの水・湯滴の飛込、およびケーブルを伝っての水滴 の流れ込みを防ぐと共に、内部を常態において乾燥状態に保って電気装置の故障 ,腐食等を防止し得る有益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す収納ケースの斜視図。
【図2】収納ケースの正面図。
【図3】図2の右側面図。
【図4】図3のAーA線断面図。
【図5】図4のBーB線断面図。
【図6】浴室ユニットの透視斜視図。
【図7】従来のケーブル貫通孔の縦断面図。
【図8】図7の側面図。
【符号の説明】
20 収納ケース 24 ケーブル 25 制御基板 27 側壁 28 貫通孔 29 水受壁 30 上端縁 31 貫通孔 32 水受壁 33 水抜孔 35 係合片 36 係合片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水装置における制御基板,配電盤等の
    電気装置を収納する収納ケースであって、該収納ケース
    の下方寄り側壁に貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の
    開口最上位置以上の高さを持つ水受壁を該貫通孔の下縁
    部より該収納ケース内に延設し、前記電気装置と連なる
    ケーブルを該貫通孔に通して外部に導出するようにした
    ことを特徴とする給水装置における電気装置収納ケース
    の防水・防湿構造。
  2. 【請求項2】 収納ケースの上方寄り側壁に換気用の貫
    通孔を形成し、該貫通孔の開口最上位置以上の高さを持
    つ水受壁を該貫通孔の下縁部より該収納ケース内に延設
    してなることを特徴とした請求項1に記載の給水装置に
    おける電気装置収納ケースの防水・防湿構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017216264A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気機器
JP2018060915A (ja) * 2016-10-05 2018-04-12 ホシザキ株式会社 操作パネルの取付構造

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JP2017216264A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 電気機器
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