JP2578192Y2 - 給水装置における電気装置収納ケースの防水・防湿構造 - Google Patents

給水装置における電気装置収納ケースの防水・防湿構造

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JP2578192Y2
JP2578192Y2 JP1992072180U JP7218092U JP2578192Y2 JP 2578192 Y2 JP2578192 Y2 JP 2578192Y2 JP 1992072180 U JP1992072180 U JP 1992072180U JP 7218092 U JP7218092 U JP 7218092U JP 2578192 Y2 JP2578192 Y2 JP 2578192Y2
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正範 安達
敬通 田中
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電磁弁,モータ等の作
動により吐止水,温度調節,流量調節等を行なわしめる
湯水混合水栓,多機能シャワー装置等の給水装置におい
て、制御基板,配電盤等の水に弱い電気的装置を防水・
防湿する給水装置における電気装置収納ケースの防水・
防湿構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操作盤より入力された温度,流量,吐出
種類等の操作信号および混合吐水温度,流量等の状態検
出信号の入力により、予め測定された制御条件に基づき
駆動信号を各駆動部に出力し、駆動制御される給水装置
は、多数の信号線および電源線が制御基板の収納された
ケースの壁を貫通して配設されている。
【0003】図7,図8に従来の上記信号線,電源線等
のケーブルの貫通部の構造を示し、図中aはケース側
壁、bは該側壁に開設された貫通孔、cは該貫通孔に嵌
着されたパッキンである。ケーブルdは該パッキンc中
央の薄膜状部に放射状の切目を入れた部分を貫通させる
ことにより該ケース内の制御基板と外部とを導通させて
いる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】さて上記のような給水
装置における制御基板等の収納ケースは例えば浴室天井
裏や浴室内の給水設備ユニット内または洗面台下等の湿
度の高い環境に設置されるものであるため、湯水が直接
かかるおそれがあるほか、近接している混合弁,吐止水
弁または配管接続部等の不具合による漏水、またはケー
ブルに付いた水滴等がこのパッキンの切目等からケース
内に流入するおそれがあり、ケース内の制御基板の故障
または誤作動の原因となるという問題があった。
【0005】しかも収納ケースの内外の温度が変化する
のに伴い上記隙間から空気が出入し外部の湿った空気を
ケース内に呼び込んで温度が下がるとケース内面や制御
基板上に結露し水滴となるのでその繰り返しによりケー
ス内に水が溜るようなこともあった。なお上記隙間はた
とえ小さくしたところでむしろ湿った空気の逃げ道がな
くなるためにケース内は常に高湿度になり制御基板を流
れる微細な電流が漏電し、或いは機材を腐食させるよう
なおそれあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の給水装置におけ
る電気装置収納ケースの防水・防湿構造は上記課題を解
決しようとするもので、給水装置における制御基板,配
電盤等の電気装置を収納する収納ケースであって、該収
納ケースの下方寄り側壁に貫通孔を形成すると共に、該
貫通孔の開口最上位置以上の高さを持つ水受壁を該貫通
孔の下縁部より該収納ケース内に延設し、前記電気装置
と連なるケーブルを該貫通孔に通して外部に導出するよ
うにしたことを特徴としたものである。
【0007】また本考案は上記給水装置における電気装
置収納ケースの防水・防湿構造において、収納ケースの
上方寄り側壁に換気用の貫通孔を形成し、該貫通孔の開
口最上位置以上の高さを持つ水受壁を該貫通孔の下縁部
より該収納ケース内に延設してなることを特徴としたも
のである。
【0008】
【作用】飛散により貫通孔より流入した湯・水滴は、水
受壁を超えられず外に戻され自然流出する。また、ケー
ス内でケーブルは該水受壁によって上方に曲げられた状
態で配設されるためケーブルを伝って来た水滴も外部に
流出する。また上方に換気用貫通孔を開設することによ
りケース内外の空気の流れが容易となり湿った空気がケ
ース内に滞溜し難くなる。
【0009】
【実施例】次に本考案の一実施例を浴室天井裏に設けた
多機能シャワー装置について図1〜図6に従い説明す
る。先ずこの多機能シャワー装置について図6に従い簡
単に説明する。図6はこの浴室ユニットを透視図にて示
し、同図中1は浴槽、2は該浴槽1に設けられた湯水混
合水栓、3は洗場、4は該洗場3に設けられたサーモス
タツト付湯水混合水栓、5は該水栓4に設けられたハン
ドシャワー、6は入口扉である。
【0010】該浴室ユニットの天井の一部は上方に凹ま
せ傾斜天井壁7を形成し、該傾斜天井壁7に4種類のシ
ャワーノズルが設けられる。即ち、8は湯水を洗場へ滝
のように自然落下させるうたせ湯シャワー、9は湯水を
勢いよく吹出すスコールシャワー、10は霧状に噴出す
るミストシャワー、11は通常シャワーで、該各シャワ
ーノズルに電磁弁12〜15が連結され吐止水を行う。
【0011】16は温度調節機能および流量調節機能を
有する湯水混合装置が内蔵された装置本体ケース、1
7,18は該湯水混合装置に給水,給湯する給水栓,給
湯栓、19は該湯水混合装置の二次側を前記電磁弁12
〜15に連結している配管を示す。
【0012】20は装置本体ケース16の前面に固着さ
れた本考案に係る収納ケース、21はこの浴室ユニット
の外壁面に設けられたメイン操作盤、22はこの浴室ユ
ニット内の洗場壁面に設けられたサブ操作盤である。メ
イン操作盤21とサブ操作盤22は夫々複数の信号線お
よび電源コードを可撓性チューブ内に挿通してなるケー
ブル24によって前記収納ケース20内に設けられた制
御基板25と電気的に導通している。このためメイン操
作盤21を操作することにより電源オン,オフと、基本
になるシャワー吐水の温度と、基本となる吐水流量が設
定されると共に、温度等の異常を検出,報知し得る。ま
たサブ操作盤22を操作することにより所望のシャワー
を選択しシャワーをあびながらその吐水の温度,流量が
自由に調節できるようにしている。
【0013】しかして、本考案に係る収納ケース20
は、図1〜図5に示したようにプラスチックの射出成形
により片面が開放された直方形状に形成されたもので、
集積回路チップ等が多数配設された制御基板25がタッ
ピンネジ26により該収納ケース20内に固着されてい
る。該収納ケース20の一方の側壁27の下方寄りには
貫通孔28が形成されている。そして該貫通孔28の下
縁部より該収納ケース20内に円弧状の水受壁29が延
設されている。なお該水受壁29は上端縁30が該貫通
孔28の開口最上位置以上の高さを持つように充分に高
く形成されると共に、その幅は収納ケース20の内壁面
に達している。
【0014】また側壁27の上方寄りには換気用の貫通
孔31を形成し、前記水受壁29と同様に該貫通孔31
の開口最上位置以上の高さを持つ水受壁32を該貫通孔
31の下縁部より該収納ケース20内に円弧状に延設し
ている。33は該収納ケース20の底壁41に開設され
たスリット状の水抜孔である。
【0015】34は側壁27の片側縁より外方に張出状
に形成されたケーブル案内用の張出部で、該張出部34
にはケーブル24を押え止めし得る係合片35が突設さ
れている。また、側壁27の他側縁には鉤状の係合片3
6が突出状に形成され該係合片36と係合片35により
ケーブル24を側壁27との間に挟持し得るようにして
いる。
【0016】37は裏蓋で、該裏蓋37はタツピネジ3
8で止着することにより該収納ケース20の開放面が閉
止される。また39は該収納ケース20を前記装置本体
ケース16の片面に固着するに際して締付られる取付ビ
スを示す。
【0017】前記メイン操作盤21,サブ操作盤22か
ら連なるケーブル24は上方から側壁27の外側面に沿
わせ係合片35,係合片36と側壁27とにより両側か
らこれを挟むことにより鉛直姿勢に配設され、その先端
を貫通孔28に通し水受壁29に沿って上向に湾曲させ
ることにより収納ケース20内に配線され、さらにその
先端はコネクタ40にて制御基板25に連結される。
【0018】このように構成した収納ケース20では、
周囲に飛散する水・湯滴が貫通孔28または貫通孔31
より侵入してもその内側の水受壁29,水受壁32に当
って自然流出する。また、ケーブル24の表面を伝って
流下する水滴は該ケーブル24が貫通孔28を通過した
後上向に湾曲しているために収納ケース20内に流れ込
むことなく外部に流出する。
【0019】なおこの実施例に示したようにケーブル2
4を収納ケース20外にて鉛直に支持することにより該
ケーブル24に付着した水滴は常にこの湾曲部に向い流
下するようになるので、水滴が他の部位に流れて漏電等
を引き起こすのを防止し得る。
【0020】また一般にシャワー等の給水装置が使用さ
れる時間は1日当りを基準とすれば短かい時間であり、
使用によつて生じた外部の湿気が収納ケース20内に侵
入しても大部分の非使用時に側壁27の上下に設けられ
た貫通孔28,貫通孔31より非使用時における外部の
乾いた空気が収納ケース20内に対流するため、収納ケ
ース20内に湿気が長時間こもることはなくその際収納
ケース20の水分も蒸発し乾燥状態を保ち得る。そして
貫通孔28,貫通孔31によっての収納ケース20の内
部と外部とは気圧差が生じ得ない程に常に連通状態にで
きるので、収納ケース20内の空気が外部の空気と温度
差が生じて膨張或いは収縮し外部の湿気をよびこむよう
なことが避けられる。なお、水抜孔33は収納ケース2
0内に万一水分が侵入した際に外部に排出させるために
設けられている。
【0021】
【考案の効果】このように本考案の給水装置における電
気装置収納ケースの防水・防湿構造によれば、ケーブル
貫通孔からの水・湯滴の飛込、およびケーブルを伝って
の水滴の流れ込みを防ぐと共に、内部を常態において乾
燥状態に保って電気装置の故障,腐食等を防止し得る有
益な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す収納ケースの斜視図。
【図2】収納ケースの正面図。
【図3】図2の右側面図。
【図4】図3のAーA線断面図。
【図5】図4のBーB線断面図。
【図6】浴室ユニットの透視斜視図。
【図7】従来のケーブル貫通孔の縦断面図。
【図8】図7の側面図。
【符号の説明】
20 収納ケース 24 ケーブル 25 制御基板 27 側壁 28 貫通孔 29 水受壁 30 上端縁 31 貫通孔 32 水受壁 33 水抜孔 35 係合片 36 係合片

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水装置における制御基板,配電盤等の
    電気装置を収納する収納ケースであって、該収納ケース
    の下方寄り側壁に貫通孔を形成すると共に、該貫通孔の
    開口最上位置以上の高さを持つ水受壁を該貫通孔の下縁
    部より該収納ケース内に延設し、前記電気装置と連なる
    ケーブルを該貫通孔に通して外部に導出するようにした
    ことを特徴とする給水装置における電気装置収納ケース
    の防水・防湿構造。
  2. 【請求項2】 収納ケースの上方寄り側壁に換気用の貫
    通孔を形成し、該貫通孔の開口最上位置以上の高さを持
    つ水受壁を該貫通孔の下縁部より該収納ケース内に延設
    してなることを特徴とした請求項1に記載の給水装置に
    おける電気装置収納ケースの防水・防湿構造。
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