JP2008106593A - 自動水栓 - Google Patents

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仁 中尾
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Abstract

【課題】コンパクトで信頼性とメンテナンス性に優れた自動水栓を提供する。
【解決手段】通水路と、前記通水路を開閉する電磁弁と、使用者を検知するセンサと、を有する本体部と、前記センサからの出力に基づいて前記電磁弁を制御する制御部が付設され、前記本体部の上に着脱可能に設けられた収容部と、を備えたことを特徴とする自動水栓を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、手を差し出すと自動的に吐水する自動水栓に関する。
センサを利用して、使用者が手を差し出している間だけ水を吐水する自動水栓は、利便性が高いだけではなく、非接触式であるために衛生的であり、また「閉め忘れ」を解消することによる節水効果も高いことから広く普及しつつある。このような自動機能を実現するためには、吐水を開閉する電磁弁と、センサの出力に基づき電磁弁を制御する制御部とが必要である。従来、これら電磁弁や制御部は、カウンタに取り付けられる水栓本体とは別体として、カウンタの足下に設置されていた。これに対して、電磁弁や制御部を水栓本体に内蔵させた自動水栓が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平8−93017号公報
本発明は、コンパクトで信頼性とメンテナンス性に優れた自動水栓を提供する。
本発明の一態様によれば、通水路と、前記通水路を開閉する電磁弁と、使用者を検知するセンサと、を有する本体部と、前記センサからの出力に基づいて前記電磁弁を制御する制御部が付設され、前記本体部の上に着脱可能に設けられた収容部と、を備えたことを特徴とする自動水栓が提供される。
本発明によれば、コンパクトで信頼性とメンテナンス性に優れた自動水栓が提供される。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、各図面において、同様の構成要素には同一の符号を付している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動水栓の構成を表す概念図である。
また、図2は、この自動水栓の本体3の外観及び取付例を表す模式図である。
本実施形態に係る自動水栓の本体3は、例えば洗面台などの基部2などに取り付けられる。自動水栓の本体3は、配管4を介して、水道水等の流入口5に接続されている。本体3は、円筒状の立設部3aと、この立設部3aから径外方向に延出して設けられた吐水部3bと、からなる本体部を有する。吐水部3bの先端近くには、下方に向けて開口30が形成され、この開口30に吐水口6が配置されている。さらにこの吐水口6の近傍にセンサ7が配置されている。具体的には、吐水口6に沿ってセンサ7を配置し、吐水口6から吐水される水の吐水方向とセンサ7の指向特性とをほぼ同一とすることで検知特性が向上し、使い勝手がよくなる。また、センサ7を開口30の開口端よりもやや内側に引っ込んだ位置に配置することにより、センサ7に対する外乱をおさえることができる。すなわち、外部からの光の入射などを抑制し、誤動作を防止できる。
自動水栓の本体3の内部には、流入口5から流入し配管4を流れてきた給水を、吐水口6へと導く給水流路10が形成されている。立設部3aには、その給水流路10を開閉する電磁弁8が内蔵され、さらに電磁弁8の下流側には、吐水量を一定に制限する定流量弁55が内蔵されている。また、水道元圧が使用圧よりも高すぎる場合に減圧するための減圧弁または調圧弁(図示省略)が、電磁弁8より上流側に内蔵されている。なお、定流量弁55、減圧弁、調圧弁は、必要に応じて適宜設けられ、またその位置も適宜変えることができる。
定流量弁55より下流側の吐水部3bの内部には、水栓用発電機(以下、単に「発電機」とも称する)11が内蔵されている。立設部3aの上部には、2次電池56及び制御部57が設けられた収容部3cが設けられている。また、制御部57には防水コネクタ50が設けられ、センサ7や電磁弁8などとの電気接続の防水性を維持しつつ電気配線の着脱が可能とされている。
以上のように構成された自動水栓において、使用者が吐水口6の下に手をかざすと、これをセンサ7が感知して、制御部57が電磁弁8を開にする。これにより、発電機11に水が供給され、発電機11において電力が発電されるとともに、発電機11の内部を流れた水は吐水口6から吐水される。発電された電力は、2次電池56へと充電された後、例えば、電磁弁8、センサ7、制御部57の駆動に使用される。そして、使用者が吐水口6の下から手を遠ざけると、電磁弁8が閉となり、自動で水が止まる。
そして、本実施形態によれば、本体3は、立設部3aに着脱可能に取り付けられた収容部3cを有する。
図3は、収容部3cを立設部3aから取り外した状態を表す概念図である。
収容部3cは、立設部3aに対して、例えば、挿入や圧入、嵌合、螺合、ピン止めなどの方法により着脱可能とされている。また、立設部3aと収容部3cとの接合部には、図示しないO(オー)リングや防水シールなどの防水手段を設けてもよい。
一方、収容部3cに収容された2次電池56及び制御部57は、防水手段60により防水処理が施されている。防水手段60としては、例えば樹脂によるポッティングを挙げることができる。すなわち、エポキシ系、シリコーン系、ウレタン系などの樹脂を、収容部3cに収容した2次電池56や制御部57の上から滴下して硬化させることにより、2次電池56や制御部57を被覆する防水層を形成することができる。
また、防水手段60としては、その他にも、例えばワニス処理や、防水カバーにより2次電池56や制御部57を被覆する方法などを用いることもできる。
本実施形態によれば、制御部57などを自動水栓の本体3に内蔵させることにより、すっきりとしコンパクトで設置性も向上する。
図4は、比較例の自動水栓を表す模式図である。
すなわち、本比較例においては、交流100ボルトから電力が供給される制御部57が洗面台800の下に設置され、配線200により自動水栓の本体700と接続されている。しかし、この比較例は交流100ボルトが供給される現場にしか設置できず、しかも、洗面台800の下に制御部57のボックスが配置されるので、車椅子の利用者などにとって足下が邪魔であり、また見栄えの点でも改善の余地がある。
これに対して、本実施形態によれば、制御部57を自動水栓の本体3に内蔵させることにより、足下に邪魔にならず、見栄えもすっきりとする。
そして、本実施形態によれば、2次電池56や制御部57を立設部3aの上部に設けた収容部3cに収容することにより、これらの電気部品に水がかかることを抑止できる。例えば、立設部3aの内部に水が侵入した場合、立設部3aに設けられた水抜き孔(図示せず)から排出されるが、水量によっては立設部3aの内部の水位が上昇する場合もあり得る。このように立設部3aの内部で水位が上昇したような場合でも、開口30に至るとそこから排出される。従って、この観点からは、2次電池56や制御部57が開口30の最下端よりも鉛直上方にあるようにすればよい。
また、2次電池56や制御部57を立設部3aの上部に設けた収容部3cに収容することにより、開口30から遠ざけることができる。その結果として、開口30から飛び込んだ水が制御部57などに達することを抑制できる。特に、本実施形態のように、立設部3aに対して吐水部3bが分岐して設けられているような場合、収容部3cを立設部3aの上部に設けると、吐水部3bの先端付近に設けられた開口30からみて制御部57は屈曲した経路の先にあるため、開口30から飛び込んだ水が制御部57にかかりにくくなる。
またさらに、本実施形態によれば、防水手段60を設けることにより、2次電池56や制御部57に向けて水がかかったような場合でもこれらを保護することができる。すなわち、ただ単に制御部57などを立設部3aの上方に配置しただけでは、水が飛散した場合や内部の水位が異常に上昇した場合など、制御部57が被水してしまう。これに対して、本実施形態によれば、制御部57を保護する防水手段60を設けることにより、確実且つ容易に防水することができる。
なお、収容部3cに制御部57などを設けた場合、収容部3cの内壁面をポッティングケースあるいは防水カバーの取付壁として用いることができる。
これに対して、例えば制御部57を立設部3aに内蔵する場合には、基板状の制御部57をポッティングケースに収容し樹脂などによるポッティング処理を施す必要がある。しかし、このようにポッティングケースに収容した制御部57を収容するためには大きな空間が必要となり、立設部3aが大型化して見栄えが悪くなる。
これに対して、本実施形態によれば、防水手段60を設けるための余剰な構造やスペースが不要となり、自動水栓のサイズの大型化を防ぐことができる。
そしてさらに、2次電池56や制御部57を設けた収容部3cを立設部3aから着脱可能としたことにより、これら電気部品の点検保守や修理、交換などが可能となる。またここで、センサ7や電磁弁8などからひきだされた電気配線の2次電池56や制御部57への接続部に防水コネクタ50を設けると、これら電気配線の接続部における防水性も確保しつつ、電気配線も着脱可能とすることができ、点検保守や修理、交換をより円滑に実施することができる。
なお、図1及び図2に表した実施形態の場合、収容部3cには、2次電池56と制御部57とが設けられているが、本発明はこれに限定されず、例えば制御部57のみを収容部3cに設けてもよい。この場合、2次電池56は、収容部3cよりも下方の立設部3aまたは吐水部3bの中に設けられることとなるが、防水処理を適宜施すことにより、水の侵入によるショートなどを防止できる。そして、2次電池56のサイズが大きい場合などには、このように立設部3aなどに2次電池56を収容することにより、収容部3cのサイズを小さくでき、自動水栓の本体3のデザインに影響を与えることなく、サイズをコンパクトに維持でき、自動水栓の限られた内部スペースを有効に活用できる。
また、図1及び図2に表した実施形態の場合、発電機11が設けられているが、本発明はこれには限定されない。すなわち、発電機11を設けず、1次電池を内蔵して制御部57、センサ7、電磁弁8などを動作させる自動水栓であってもよい。この場合、2次電池56の代わりに1次電池を収容部3cに収容することができる。ただしその時には、電池の交換を容易にするために、防水手段60を着脱可能な防水カバーなどとすることが望ましい。また、1次電池を収容部3cには設けず、立設部3aなどに内蔵させてもよい。この場合も、防水コネクタなどを用いて防水処理を施せば、水に濡れた時のショートなどを防止でき、且つ交換も容易となる。そして、この場合にも、制御部57を収容部3cに設けることにより、制御部57の被水を回避し、且つ点検保守や修理、交換などの作業も可能となる。
図5及び図6は、本実施形態の自動水栓の第2の実施の形態にかかる自動水栓を表す模式図である。
本実施形態においては、自動水栓の本体部は、立設部と吐水部とに明確には分かれておらず、一体的な形態を有する。そして、その上部に収容部3cが着脱可能に設けられている。収容部3cには制御部57が設置され、防水手段60が設けられている。
このように一体的な形態を有する自動水栓の場合にも、その上部に収容部3cを着脱可能に設け、ここに制御部57を配置して防水手段60を設けることにより、自動水栓の内部に水が侵入した場合でも、制御部57の被水を防止でき、また制御部57の点検保守や修理、交換などの作業も可能となる。
また、本実施形態においても、制御部57を開口30の最下端よりも鉛直上方に設置することにより、被水をより確実に防止できる。
なお、本実施形態においても、図1及び図3に関して前述したものと同様に、収容部3cに1次電池や2次電池を設けてもよい。
以下、実施例を参照しつつ、本発明の実施の形態についてさらに具体的に説明する。
(第1の実施例)
図7は、本発明の第1の実施例に係る自動水栓の内部構造を表す模式図である。すなわち、同図(a)は、自動水栓の縦断面図であり、同図(b)はそのA−A線断面図であり、同図(c)はその先端付近の斜め下方向からみた矢視図である。
また、図8は、この自動水栓のB−B線断面図である。
また、図9は、この自動水栓のC−C線断面図である。
本実施例の自動水栓の本体3は、第1実施形態に関して前述したものと類似した構造を有し、洗面台などの基部2から略垂直に立設される略円筒状の立設部3aと、立設部3aから径外方向に延出した吐水部3bと、を有する。
洗面台などの基部2の下方に接続された配管4を介して外部から供給される水は、給水流路10を流れ、立設部3aに内蔵されたフィルタ19(図8)、電磁弁8を流れ、エルボー20を介して吐水部3bに至る。吐水部3bにおいては、定流量弁55から発電機11を介して吐水口6に至る。なお、吐水口6には、泡沫キャップ66が設けられている。吐水口6は、吐水部3bに設けられた開口30に望み、その上方にはセンサ7が設けられている。
また、立設部3aの背面側の下方には、排水レバー70が設けられ、その上下動作が、リンク72に設けられたレバー74に伝達される。リンク72には、図示しない「ワイヤー式」の伝達機構が結合される。「ワイヤー式」の伝達機構の先端には洗面台のボウルの排水弁が接続され、自動水栓の本体3の排水レバー70の上下動作によりボウルの排水弁を開閉できる。
そして、本実施例においては、立設部3aの上に収容部3cが設けられている。収容部3cは、円筒状の立設部3aの上端に挿入され、その接続部はO(オー)リング320により液密が維持されている。そして、収容部3cには、基板上に形成された制御部57及び2次電池56が設けられている。制御部57と2次電池56は、樹脂ポッティングによる防水手段60により保護されている。なお、2次電池56としてはいわゆるキャパシタを用いることができ、制御部57が有する基板に接続されている。樹脂によるポッティングは、このキャパシタの接続部を覆うように設けることで電気接続部分を被覆し、被水によるショートなどを防止できる。したがって、制御部57の基板から離間した2次電池56の突出部はポッティングにより被覆されていなくてもよい。また、制御基板58には防水コネクタ50が設けられ、センサ7や電磁弁8などと電気的に接続されるとともに、防水性を維持しつつ配線の着脱が可能とされている。
図10は、収容部3cを取り外した状態の斜視図である。
また、図11は、収容部3cの組立図である。なお、図10及び図11においては、便宜上、防水手段60は省略した。
収容部3cは、中空リング状の枠部302と、枠部302に挿入される筺状の周側壁304と、を有する。周側壁304の内部底面には、ストッパ306が立設されている。一方、制御部57は、基板58と、その上に設けられた防水コネクタ50、2次電池56及びその他の電気部品59を有する。電気部品59は、例えば、ICチップやコンデンサ、抵抗などである。
基板58は、周側壁304の中に挿入可能な形状及びサイズを有し、その両端には切り欠き58Aが設けられている。これら切り欠き58Aは、周側壁304に設けられたストッパ306と係合して、制御部57を保持可能としている。
本具体例においては、筺状の周側壁304の中に制御部57を収容することにより、樹脂などを用いたポッティングが容易となる。すなわち、周側壁304が、制御部57を収容するポッティングケースとしての役割を果たし、制御部57を収容して樹脂を滴下することで、確実且つ容易に防水構造を実現できる。
また、防水手段60として、ポッティングの代わりに、防水カバーやワニス処理を採用する場合にも、周側壁304を設けることにより確実且つ容易に防水構造を実現できる。例えば、樹脂などの防水カバーを制御部57の上に設ける場合には、2次電池56の全体も覆い、周側壁304の内周壁に向けて圧接するようなカップ状の防水カバーを被せることにより、防水カバーの周囲から制御部57への液体の侵入を抑止できる。また、ワニス処理を施す場合にも、周側壁304の内部に防水剤を塗布すればよく、確実且つ容易に防水構造を実現できる。
図12は、収容部3cの他の具体例を表す斜視図である。
また、図13は、図12の収容部3cの組立図である。
本具体例においては、収容部3cにスイッチが設けられている。すなわち、周側壁304の底面304Aには、凹設部304Bが設けられ、ここに、スプリングを有するスイッチエレメント310が収容される。そして、その上を被覆カバー308にて覆う。被覆カバー308は、周側壁304の底面304Aに接着剤により貼り付けられ固定される。被覆カバー308が貼り付けられた状態で液密が維持され、スイッチエレメント310が収容された空間への液体の侵入を防ぐことができる。そして、被覆カバー308の中央付近を押すことにより、スイッチエレメント310を凹設部304Bの中で下方に移動させることができる。
一方、制御部57の基板58の裏面側には、接点素子54が設けられ、スイッチエレメント310が下方に移動すると、接点素子54が導通する。
このようにして形成されたスイッチは、例えば、スイッチを押すと電磁弁8が開いて吐水が開始され、もう一度スイッチを押すと電磁弁8が閉じて吐水が停止し待機状態になる。待機状態においては、センサ7の出力に応じて吐水を制御する自動開閉動作が実行される。
本具体例によれば、このようなスイッチ構造を制御部57と一体的に収容部3cに設けることができ、コンパクトな自動水栓を実現できる。しかも、これら電気要素に対する被水を抑制するとともに、確実な防水処理を施すことができる。
(第2の実施例)
図14は、本発明の第2の実施例に係る自動水栓の断面構造を表す模式図である。
また、図15は、本実施例の自動水栓において、収容部3cを取り外した状態を表す模式図である。これらの図については、図1〜図13に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施例の自動水栓の本体3は、第2実施形態に関して前述したものと類似した構造を有する。
すなわち、この自動水栓の本体3は、立設部と吐水部とに明確に分かれておらず、一体的な形態を有する。そして、やはり先端付近から下方に開放した開口30を有し、ここに吐水口6が望んでいる。そして、吐水口6の上方にはセンサ7が設けられている。
そして、本実施例の自動水栓においても、一体的な本体部3aの上方に収容部3cが設けられている。収容部3cは、ネジ330により本体部3aに対して着脱可能に固定されている。収容部3cには周側壁に取り囲まれた凹部340が設けられ、2次電池56と制御部57は、この凹部に収容されている。そして、これら2次電池56と制御部57とを覆うように、樹脂のポッティングによる防水手段60が設けられている。
本実施例においても、本体部3aの上部に配置される収容部3cに制御部57を設けることにより、例えば開口30から水が飛散したような場合でも、制御部57の被水を抑制できる。また、開口30の最下端よりも高い位置に制御部57を配置することより、本体部3aの内部に侵入した水の水位が上昇した場合でも、開口30から排水させることにより、制御部57が水没することを回避できる。
そして、本実施例においても、防水手段60を設けることにより、仮に制御部57に水が至った場合でも、ショートや故障などを抑止できる。そしてさらに、制御部57を収容した収容部3cを本体部3aから着脱可能としたことにより、制御部57の点検保守や修理、交換などが可能となる。
(第3の実施例)
図16は、本発明の第3の実施例に係る自動水栓を表す模式図である。すなわち、図16(a)は自動水栓の縦断面図であり、図16(b)はこの自動水栓の収容部3cを取り外して本体部3aを上方から眺めた模式図であり、図16(c)は図16(a)のA−A線断面図である。これらの図についても、図1〜図15に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施例の自動水栓の本体3も、第2実施例と同様に、第2実施形態に関して前述したものと類似した構造を有する。
すなわち、この自動水栓の本体3も、立設部と吐水部とに明確に分かれておらず、一体的な形態を有する。そして、やはり先端付近から下方に開放した開口30を有し、ここに吐水口6が望んでいる。そして、吐水口6の上方にはセンサ7が設けられている。
また、本実施例の自動水栓は、湯水混合型の自動水栓である。すなわち、本体部3aには、水が供給される配管4Aと、湯が供給される配管4Bと、が設けられている。これら配管4A、4Bから供給された水と湯は、ミキシングバルブ80においてその混合比が調整される。また、ミキシングバルブ80には、ストレーナ82が挿入されており、電磁弁8よりも上流側でゴミや切り粉などの異物が除去可能とされている。なお、ミキシングバルブ80は、図16(c)において向かって左側に引き抜くことが可能とされ、例えば、ストレーナ82の洗浄や交換などのメンテナンス作業を容易に実行できる。
また、本実施例においては、電磁弁8の下流側にハイカット弁84が設けられている。ハイカット弁84は、所定の温度を超えた湯の通過を阻止する役割を有する。すなわち、自動水栓に対して一時的に熱湯が供給された場合などでも、ハイカット弁84を設けることにより、使用者が火傷することを防止でき安全に使用できる。
そして、本実施例の自動水栓においても、一体的な本体部3aの上方に収容部3cが設けられている。収容部3cは、本体部3aに対して着脱可能に固定されている。収容部3cには周側壁に取り囲まれた凹部340が設けられ、2次電池56と制御部57は、この凹部に収容されている。そして、制御部57を覆うように、樹脂のポッティングによる防水手段60が設けられている。
本実施例においても、本体部3aの上部に配置される収容部3cに制御部57を設けることにより、例えば開口30から水が飛散したような場合でも、制御部57の被水を抑制できる。また、開口30の最下端よりも高い位置に制御部57を配置することより、本体部3aの内部に侵入した水の水位が上昇した場合でも、開口30から排水させることにより、制御部57が水没することを回避できる。
そして、本実施例においても、防水手段60を設けることにより、仮に制御部57に水が至った場合でも、ショートや故障などを抑止できる。そしてさらに、制御部57を収容した収容部3cを本体部3aから着脱可能としたことにより、制御部57の点検保守や修理、交換などが可能となる。
またさらに、本実施例においては、本体部3aの中に水が侵入した場合でも、円滑に排水できる。
すなわち、発電機11が収容されている本体部3aの空間の下には、第1の平坦面3dが設けられている。第1の平坦面3dは、ハイカット弁84を内蔵する通水流路10の外壁の両側を回り込んで、電磁弁8の近傍まで延在している。
そして、電磁弁8が収容されている本体部3aの空間の下には、第2の平坦面3eが設けられている。第2の平坦面3eは、第1の平坦面3dよりも低い位置に設けられ、電磁弁8の取付部の両側を回り込んで本体部3aの後端近くまで延在している。
そして、第2の平坦面3eの端には、排水開口90が設けられている。排水孔90は、第2の平坦面3eの端部と本体部3aの内壁との間に設けられ、排水レバー70が設けられた空間に連通している。この空間の下には、第3の平坦面3fが設けられている。そして、この平坦面3fは、排水レバー70が突出する開口92に延在している。平坦面3fと開口92との間には水の流れを阻止する突出部などはなく、平坦なまま開口92に至る。
図17は、本実施例の自動水栓の本体部3aの排水経路を例示する模式図である。
例えば、吐水口6が突出した開口30から水が侵入した場合、この水は、同図に矢印Aで表したように、まず第1の平坦面3dに落下する。そして、矢印Bで表したように、ハイカット弁84を内蔵する通水流路10の外壁の両側を回り込んで、第2の平坦面3eに落下する。第2の平坦面3eに落下した水は、矢印Cで表したように、電磁弁8の両側を回り込んで、排水孔90を本体部3aの内壁に沿って落下する。排水孔90を落下した水は、矢印Dで表したように、平坦面3fから開口92を経て本体部3aの後ろ側に排水される。
なお、排水レバー70が取り付けられたシャフト77(図16参照)の周囲の隙間から水が下方に漏れ出すことを防止するため、シャフト77の周囲には防水シール78(図16参照)が設けられている。
以上説明したように、本実施例においては、第1の平坦面3dと、これよりも低い第2の平坦面3eと、を設け、さらに排水孔90を介して第3の平坦面3fから開口92に至る排水経路が設けられている。そして、この排水経路の途中に、逆勾配や、水の流出を妨げる段差などは設けられていない。その結果として、本体部3aの中に侵入した水を円滑且つ速やかに排水することができる。
また、本実施例においては、排水レバー70の開口92を水抜き用の開口として利用しているので、新たに排水用の開口を本体部3aに形成する必要もない。
なお、図16及び図17には、第1〜第3の平坦面3d、3e、3fの組み合わせによる排水経路を設けた具体例を表したが、本発明はこれには限定されない。例えば、複数の平坦面の代わりに、単一の平坦面を介して排水してもよい。また、平坦面の代わりに、排水方向に下り勾配となる面を設けると、排水はさらに促進される。すなわち、本体部3aの中に侵入した水を本体部に滞留させることなく開口92から排水可能とした排水経路が設けられていればよい。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。
しかし、本発明はこれらの具体例には限定されない。例えば、本発明の自動水栓を構成する制御部、電磁弁、定流量弁、発電機、吐水口、センサ、制御部、1次電池、2次電池、及び立設部や収容部の形状、構造、材質、サイズなどについて、当業者が適宜変更を加えたものであっても、本発明の要旨を有する限りにおいて、本発明の範囲に包含される。
本発明の第1の実施の形態に係る自動水栓の構成を表す概念図である。 自動水栓の本体3の外観及び取付例を表す模式図である。 収容部3cを立設部3aから取り外した状態を表す概念図である。 比較例の自動水栓を表す模式図である。 本実施形態の自動水栓の第2の実施の形態にかかる自動水栓を表す模式図である。 本実施形態の自動水栓の第2の実施の形態にかかる自動水栓を表す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る自動水栓の内部構造を表す模式図である。 図7の自動水栓のB−B線断面図である。 図7の自動水栓のC−C線断面図である。 収容部3cを取り外した状態の斜視図である。 収容部3cの組立図である。 収容部3cの他の具体例を表す斜視図である。 図12の収容部3cの組立図である。 本発明の第2の実施例に係る自動水栓の断面構造を表す模式図である。 本実施例の自動水栓において、収容部3cを取り外した状態を表す模式図である。 本発明の第3の実施例に係る自動水栓を表す模式図である。 第3の実施例に係る自動水栓における排水経路を例示する模式図である。
符号の説明
2 基部、3 本体、 3a 立設部(本体部)、 3b 吐水部、 3c 収容部、 3d、3e、3f 平坦面、4 配管、 5 流入口、 6 吐水口、 7 センサ、 8 電磁弁、 10 給水流路、 11 水栓用発電機、 19 フィルタ、 20 エルボー、 30 開口、 50 防水コネクタ、 54 接点素子、 55 定流量弁、 56 2次電池、 57 制御部、 58 基板、 58A 切り欠き、 59 電気部品、 60 防水手段、 66 泡沫キャップ、 70 排水レバー、 72 リンク、 74 レバー、77 シャフト、 78 防水シール、80 ミキシングバルブ、 82 ストレーナ、84 ハイカット弁、90 排水孔、 92 開口、200 配線、302 枠部、304 周側壁、304A 底面、304B 凹設部、306 ストッパ、308 被覆カバー、310 スイッチエレメント、320 リング、330 ネジ、340 凹部、800 洗面台

Claims (14)

  1. 通水路と、通水路を開閉する電磁弁と、使用者を検知するセンサと、を有する本体部と、
    前記センサからの出力に基づいて前記電磁弁を制御する制御部が付設され、前記本体部の上に着脱可能に設けられた収容部と、
    を備えたことを特徴とする自動水栓。
  2. 前記収容部は、前記制御部を水から遮断する防水手段をさらに有することを特徴とする請求項1記載の自動水栓。
  3. 前記収容部は、前記制御部を取り囲む周側壁を有することを特徴とする請求項2記載の自動水栓。
  4. 前記防水手段は、前記制御部を被覆する樹脂層を有することを特徴とする請求項2または3に記載の自動水栓。
  5. 前記本体部は、第1の開口と、前記第1の開口を介して水を吐水する吐水口と、を有し、
    前記制御部は、前記第1の開口の最下端よりも上方に配置されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動水栓。
  6. 前記センサは、前記吐水口に近接し、前記吐水口から吐水される水の吐水方向とほぼ同一の指向特性を有することを特徴とする請求項5記載の自動水栓。
  7. 前記センサは、前記吐水口に近接し前記第1の開口の内側に後退して設けられたことを特徴とする請求項5または6に記載の自動水栓。
  8. 前記本体部は、自動水栓の取付面から略垂直に延在する立設部と、前記立設部の途中から略水平方向に延在する吐水部と、を有し、
    前記収容部は、前記立設部の上に設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の自動水栓。
  9. 前記本体部は、前記通水路を流れる水により電力を生成する発電機をさらに有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の自動水栓。
  10. 前記収容部は、前記電磁弁を制御可能なスイッチをさらに有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の自動水栓。
  11. 前記本体部は、
    前記第1の開口よりも低い位置に設けられた第2の開口と、
    前記本体部の中に侵入した水を実質的に滞留させることなく前記第2の開口から排水させる排水経路と、
    をさらに有することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の自動水栓。
  12. 前記排水経路は、複数の平坦面を有することを特徴とする請求項11記載の自動水栓。
  13. 前記排水経路は、前記複数の平坦面の少なくともいずれかの端部と前記本体部の内壁との間に設けられた排水孔をさらに有することを特徴とする請求項12記載の自動水栓。
  14. 前記本体部は、前記自動水栓が設置される洗面台のボウルの排水弁を操作する排水レバーをさらに有し、
    前記排水レバーは、前記第2の開口から突出してなることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載の自動水栓。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101381287B1 (ko) * 2012-10-25 2014-04-14 (주)티에스자바 배터리 내장 절수형 수전금구
KR101423080B1 (ko) * 2012-10-25 2014-07-24 (주)티에스자바 전자식 절수형 수전금구
KR102140631B1 (ko) * 2019-11-18 2020-08-03 주식회사 이엘엔터프라이즈 컨트롤러 일체형 전자수전

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