JPH08120733A - 衛生洗浄装置 - Google Patents
衛生洗浄装置Info
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- JPH08120733A JPH08120733A JP26295694A JP26295694A JPH08120733A JP H08120733 A JPH08120733 A JP H08120733A JP 26295694 A JP26295694 A JP 26295694A JP 26295694 A JP26295694 A JP 26295694A JP H08120733 A JPH08120733 A JP H08120733A
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【目的】余剰水を捨水する捨水構造を有し、低いコスト
にて形成されたリザーブタンクを備えた衛生洗浄装置を
提供する。 【構成】洋式便器本体の上部に設置される装置本体5よ
り側方に袖部が突設された衛生洗浄装置である。装置本
体5内に水源と貯湯タンクとを接続する水路の途中に設
けられるリザーブタンク21を収納配置する。装置本体
5は本体下ケース43と本体上ケースとで構成される。
上面が開口する受け箱状の槽体70を本体下ケース43
より突設する。槽体70の上部にリザーブタンク蓋71
を載設する。本体下ケース43の底面部43aと槽体7
0の側壁70aとの間に漏水を排水するための樋状排水
路80を形成する。樋状排水路80に設けられた排水口
81を洋式便器本体4内に開口させる。樋状排水路80
に向けて開放するように槽体70の側壁70aの上端部
に排水用切り欠き72を設ける。
にて形成されたリザーブタンクを備えた衛生洗浄装置を
提供する。 【構成】洋式便器本体の上部に設置される装置本体5よ
り側方に袖部が突設された衛生洗浄装置である。装置本
体5内に水源と貯湯タンクとを接続する水路の途中に設
けられるリザーブタンク21を収納配置する。装置本体
5は本体下ケース43と本体上ケースとで構成される。
上面が開口する受け箱状の槽体70を本体下ケース43
より突設する。槽体70の上部にリザーブタンク蓋71
を載設する。本体下ケース43の底面部43aと槽体7
0の側壁70aとの間に漏水を排水するための樋状排水
路80を形成する。樋状排水路80に設けられた排水口
81を洋式便器本体4内に開口させる。樋状排水路80
に向けて開放するように槽体70の側壁70aの上端部
に排水用切り欠き72を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吐出される洗浄水によ
って人体の洗浄部分を洗浄する洗浄ノズルを備え、洋式
便器本体の上部に載設される衛生洗浄装置に関するもの
である。
って人体の洗浄部分を洗浄する洗浄ノズルを備え、洋式
便器本体の上部に載設される衛生洗浄装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、吐出される洗浄水によって人体の
洗浄部分を洗浄する洗浄ノズルを備えた衛生洗浄装置に
おいて、装置本体への給水は大別して便器本体と近接し
て設置されているロータンク内の貯水をポンプによって
給水するポンプ給水方式と、水道管と直結された給水管
を介して給水する水道直結方式とがある。後者の水道直
結方式においては、水道法によって給水管での給水の絞
り量が制限されており、装置本体には洗浄用に用いられ
る水量以上に過剰に給水されるようになっている。この
ため、水道直結方式を採用して設置される衛生洗浄装置
においては、過剰に供給された過剰給水は捨水として便
器本体内に放水する給水捨水構造が備えられている。こ
こで、水道管から洗浄ノズル13までの水路構成として
は、図29に示されるように電磁弁のような弁体16を
介してリザーブタンク21に水道管が接続されており、
リザーブタンク21はポンプ17を介して貯湯タンク1
4に接続されており、給水は水道管よりリザーブタンク
21内に一旦に送られ、ポンプ17を介してリザーブタ
ンク21より貯湯タンク14に送られるものであり、貯
湯タンク14内で加温された温水が洗浄水として洗浄ノ
ズル13より吐出されるようになっている。従来の給水
捨水構造としての捨水放水装置は、図32、図33に示
されるように装置本体5の一端部に設置された袖部3内
にリザーブタンク21が収納配置されており、このリザ
ーブタンク21より導出された捨水ホース22の先端が
図29に示されるように捨水部20として本体ケースの
底面に一体に設けられたケース100の端部に挿入接続
されており、ケース100内に流れ出る捨水はケース1
00内の給水流路面を流れ、前端部に設けられた捨水口
100aより洋式便器本体4内に放水される構造となっ
ている。このリザーブタンク21は図30に示されるよ
うに槽体70の上部開口に止水パッキン76を介してリ
ザーブタンク蓋71を載設して構成されており、リザー
ブタンク蓋71には弁体16が設けられ、弁体16と近
接するように捨水ホース22と送りパイプ15とがリザ
ーブタンク蓋71より導出されている。捨水放水装置ま
での捨水の流れとしては、先ず、電磁弁のような弁体1
6が開放になり給水の一次側より捨水口100aを経
て、リザーブタンク21内に水道管より市水が給水さ
れ、ここより、洗浄水をポンプ17によってくみ上げて
貯湯タンク14を経て洗浄ノズル13より洗浄水が噴出
される。この時、給水の一次側より給水口に給水される
水は整流ゴム101と整流プレート102により給水の
一時圧が0.5kg/cm2〜7.5kg/cm2 まで
変動しても、リザーブタンク21への給水量は1.3リ
ットル/分〜2.2リットル/分の範囲内に抑えられて
いるが、洗浄水量は0.6リットル/分〜1.1リット
ル/分の範囲で使用者が選択できるようになっている為
に最大で1.6リットル/分の水がオーバーフロー水と
して捨水ホース22からケース100を経てケース10
0の捨水口100aより洋式便器本体4内に排出されて
いる。また、上記貯湯タンク14及びリザーブタンク2
1が収納配置された袖部3の下面には図28に示される
ように貯湯タンク14の下面に設けられた排水栓14a
を回転操作するための孔103が設けられており、仮に
槽体70とリザーブタンク蓋71との間から漏水が生じ
た場合には漏水は袖部3内の底部に流下し、図34に示
されるように袖部3の下面に設けられた孔103よりト
イレ内の床面上に落下するようになっている。
洗浄部分を洗浄する洗浄ノズルを備えた衛生洗浄装置に
おいて、装置本体への給水は大別して便器本体と近接し
て設置されているロータンク内の貯水をポンプによって
給水するポンプ給水方式と、水道管と直結された給水管
を介して給水する水道直結方式とがある。後者の水道直
結方式においては、水道法によって給水管での給水の絞
り量が制限されており、装置本体には洗浄用に用いられ
る水量以上に過剰に給水されるようになっている。この
ため、水道直結方式を採用して設置される衛生洗浄装置
においては、過剰に供給された過剰給水は捨水として便
器本体内に放水する給水捨水構造が備えられている。こ
こで、水道管から洗浄ノズル13までの水路構成として
は、図29に示されるように電磁弁のような弁体16を
介してリザーブタンク21に水道管が接続されており、
リザーブタンク21はポンプ17を介して貯湯タンク1
4に接続されており、給水は水道管よりリザーブタンク
21内に一旦に送られ、ポンプ17を介してリザーブタ
ンク21より貯湯タンク14に送られるものであり、貯
湯タンク14内で加温された温水が洗浄水として洗浄ノ
ズル13より吐出されるようになっている。従来の給水
捨水構造としての捨水放水装置は、図32、図33に示
されるように装置本体5の一端部に設置された袖部3内
にリザーブタンク21が収納配置されており、このリザ
ーブタンク21より導出された捨水ホース22の先端が
図29に示されるように捨水部20として本体ケースの
底面に一体に設けられたケース100の端部に挿入接続
されており、ケース100内に流れ出る捨水はケース1
00内の給水流路面を流れ、前端部に設けられた捨水口
100aより洋式便器本体4内に放水される構造となっ
ている。このリザーブタンク21は図30に示されるよ
うに槽体70の上部開口に止水パッキン76を介してリ
ザーブタンク蓋71を載設して構成されており、リザー
ブタンク蓋71には弁体16が設けられ、弁体16と近
接するように捨水ホース22と送りパイプ15とがリザ
ーブタンク蓋71より導出されている。捨水放水装置ま
での捨水の流れとしては、先ず、電磁弁のような弁体1
6が開放になり給水の一次側より捨水口100aを経
て、リザーブタンク21内に水道管より市水が給水さ
れ、ここより、洗浄水をポンプ17によってくみ上げて
貯湯タンク14を経て洗浄ノズル13より洗浄水が噴出
される。この時、給水の一次側より給水口に給水される
水は整流ゴム101と整流プレート102により給水の
一時圧が0.5kg/cm2〜7.5kg/cm2 まで
変動しても、リザーブタンク21への給水量は1.3リ
ットル/分〜2.2リットル/分の範囲内に抑えられて
いるが、洗浄水量は0.6リットル/分〜1.1リット
ル/分の範囲で使用者が選択できるようになっている為
に最大で1.6リットル/分の水がオーバーフロー水と
して捨水ホース22からケース100を経てケース10
0の捨水口100aより洋式便器本体4内に排出されて
いる。また、上記貯湯タンク14及びリザーブタンク2
1が収納配置された袖部3の下面には図28に示される
ように貯湯タンク14の下面に設けられた排水栓14a
を回転操作するための孔103が設けられており、仮に
槽体70とリザーブタンク蓋71との間から漏水が生じ
た場合には漏水は袖部3内の底部に流下し、図34に示
されるように袖部3の下面に設けられた孔103よりト
イレ内の床面上に落下するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、リザーブタンク21より導出された
捨水ホース22をケース100に接続するにあたり、捨
水ホース22の先部を本体下ケース43の底面に一体に
設けられたケース100の端部に直に挿入接続するよう
になっており、装置本体5内の狭い場所において弾性を
有する捨水ホース22の先部をケース100の端部に挿
入しにくく、ケース100に捨水ホース22を接続する
時の作業性が悪く、組み立てに時間を要するという問題
があった。また、水密性が高いリザーブタンク21を形
成するにあたり、止水パッキン76のような止水部材等
が必要となり、リザーブタンク21を形成するにあたっ
てのコストが高くなるという問題があった。さらに、リ
ザーブタンク21より漏水が生じた場合、漏水は袖部3
の下面よりトイレの床面上に排水されるようになってい
るためにトイレ内の床面を濡らしてしまう上に見栄えも
悪いという問題があった。
従来例にあっては、リザーブタンク21より導出された
捨水ホース22をケース100に接続するにあたり、捨
水ホース22の先部を本体下ケース43の底面に一体に
設けられたケース100の端部に直に挿入接続するよう
になっており、装置本体5内の狭い場所において弾性を
有する捨水ホース22の先部をケース100の端部に挿
入しにくく、ケース100に捨水ホース22を接続する
時の作業性が悪く、組み立てに時間を要するという問題
があった。また、水密性が高いリザーブタンク21を形
成するにあたり、止水パッキン76のような止水部材等
が必要となり、リザーブタンク21を形成するにあたっ
てのコストが高くなるという問題があった。さらに、リ
ザーブタンク21より漏水が生じた場合、漏水は袖部3
の下面よりトイレの床面上に排水されるようになってい
るためにトイレ内の床面を濡らしてしまう上に見栄えも
悪いという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、余剰水を捨水する捨水構造を有し、低いコス
トにて形成されたリザーブタンクを備えた衛生洗浄装置
を提供しようとするものである。
のであり、余剰水を捨水する捨水構造を有し、低いコス
トにて形成されたリザーブタンクを備えた衛生洗浄装置
を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、人体の局部を洗浄する洗浄用
機器1の操作を行う操作部2を上面部に備えた袖部3が
洋式便器本体4の上部に設置される装置本体5より側方
に突設された衛生洗浄装置Aにおいて、本体下ケース4
3と本体上ケース42とで構成される装置本体5内に水
源と貯湯タンク14とを接続する水路の途中に設けられ
るリザーブタンク21を収納配置し、上面が開口する受
け箱状の槽体70を本体下ケース43より突設し、槽体
70の上部にリザーブタンク蓋71を載設し、本体下ケ
ース43の底面部43aと槽体70の側壁70aとの間
に余剰水を排水するための樋状排水路80を形成し、樋
状排水路80に設けられた排水口81を洋式便器本体4
内に開口させ、上記樋状排水路80に向けて開放するよ
うに槽体70の側壁70aの上端部に排水用切り欠き7
2を設けたことを特徴とするものである。
に、請求項1の発明では、人体の局部を洗浄する洗浄用
機器1の操作を行う操作部2を上面部に備えた袖部3が
洋式便器本体4の上部に設置される装置本体5より側方
に突設された衛生洗浄装置Aにおいて、本体下ケース4
3と本体上ケース42とで構成される装置本体5内に水
源と貯湯タンク14とを接続する水路の途中に設けられ
るリザーブタンク21を収納配置し、上面が開口する受
け箱状の槽体70を本体下ケース43より突設し、槽体
70の上部にリザーブタンク蓋71を載設し、本体下ケ
ース43の底面部43aと槽体70の側壁70aとの間
に余剰水を排水するための樋状排水路80を形成し、樋
状排水路80に設けられた排水口81を洋式便器本体4
内に開口させ、上記樋状排水路80に向けて開放するよ
うに槽体70の側壁70aの上端部に排水用切り欠き7
2を設けたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明では、請求項1において排
水用切り欠き72の位置に対応させてリザーブタンク蓋
71の端部に排水用開口73を設けたことを特徴とする
ものである。請求項3の発明では、人体の局部を洗浄す
る洗浄用機器1の操作を行う操作部2を上面部に備えた
袖部3が洋式便器本体4の上部に設置される装置本体5
より側方に突設された衛生洗浄装置Aにおいて、本体下
ケース43と本体上ケース42とで構成される装置本体
5内に水源と貯湯タンク14とを接続する水路の途中に
設けられるリザーブタンク21を収納配置し、上面が開
口する受け箱状の槽体70を本体下ケース43より突設
し、槽体70の上部にリザーブタンク蓋71を載設し、
槽体70の上端縁に沿って設けられた立ち上げ片74を
リザーブタンク蓋71の端縁部よりも上方に突出し、本
体下ケース43の底面部43aに漏水を排水するための
排水路82を形成し、排水路82に設けられた排水口8
3を洋式便器本体4内に開口させ、上記排水路82に向
けて開放するように立ち上げ片74に漏水排水用切り欠
き75を設けたことを特徴とするものである。
水用切り欠き72の位置に対応させてリザーブタンク蓋
71の端部に排水用開口73を設けたことを特徴とする
ものである。請求項3の発明では、人体の局部を洗浄す
る洗浄用機器1の操作を行う操作部2を上面部に備えた
袖部3が洋式便器本体4の上部に設置される装置本体5
より側方に突設された衛生洗浄装置Aにおいて、本体下
ケース43と本体上ケース42とで構成される装置本体
5内に水源と貯湯タンク14とを接続する水路の途中に
設けられるリザーブタンク21を収納配置し、上面が開
口する受け箱状の槽体70を本体下ケース43より突設
し、槽体70の上部にリザーブタンク蓋71を載設し、
槽体70の上端縁に沿って設けられた立ち上げ片74を
リザーブタンク蓋71の端縁部よりも上方に突出し、本
体下ケース43の底面部43aに漏水を排水するための
排水路82を形成し、排水路82に設けられた排水口8
3を洋式便器本体4内に開口させ、上記排水路82に向
けて開放するように立ち上げ片74に漏水排水用切り欠
き75を設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、リザーブタンク21
内に余剰に供給される余剰水は槽体70の側壁70aに
設けられた排水用切り欠き72から本体下ケース43と
槽体70の側壁70aとの間にわたって形成された樋状
排水路80に向けて排水され、樋状排水路80に流れ込
んだ余剰水は樋状排水路80に沿って流れた後に樋状排
水路80に設けられた排水口81より洋式便器本体4内
に排水されるものであり、トイレ内の床面を濡らすこと
なく確実に洋式便器本体4内に排水されるものであり、
また、リザーブタンク21に設けられた排水用切り欠き
72より直接に樋状排水路80を介して余剰水の排水を
行わせるようにすることでリザーブタンク21を水密性
の高い構造とする必要がなくなり、パッキン等の止水部
材を用いる必要がなくリザーブタンク21を形成するに
あたってコストを低く抑えることができる。また、排水
用切り欠き72より直接に樋状排水路80を介して余剰
水の排水を行わせるようにしていることから余剰水を排
水するための捨水ホースを用いる必要がないと共に捨水
ホースの接続作業を行う必要もない。
内に余剰に供給される余剰水は槽体70の側壁70aに
設けられた排水用切り欠き72から本体下ケース43と
槽体70の側壁70aとの間にわたって形成された樋状
排水路80に向けて排水され、樋状排水路80に流れ込
んだ余剰水は樋状排水路80に沿って流れた後に樋状排
水路80に設けられた排水口81より洋式便器本体4内
に排水されるものであり、トイレ内の床面を濡らすこと
なく確実に洋式便器本体4内に排水されるものであり、
また、リザーブタンク21に設けられた排水用切り欠き
72より直接に樋状排水路80を介して余剰水の排水を
行わせるようにすることでリザーブタンク21を水密性
の高い構造とする必要がなくなり、パッキン等の止水部
材を用いる必要がなくリザーブタンク21を形成するに
あたってコストを低く抑えることができる。また、排水
用切り欠き72より直接に樋状排水路80を介して余剰
水の排水を行わせるようにしていることから余剰水を排
水するための捨水ホースを用いる必要がないと共に捨水
ホースの接続作業を行う必要もない。
【0008】請求項2の発明によれば、槽体70の側壁
70aに設けられた排水用切り欠き72と、この排水用
切り欠き72の位置に対応するようにリザーブタンク蓋
71の端部に設けられた排水用開口73によって排水部
分の面積を大きくすることができてリザーブタンク21
からの余剰水の排水性をさらに高くすることができる。
70aに設けられた排水用切り欠き72と、この排水用
切り欠き72の位置に対応するようにリザーブタンク蓋
71の端部に設けられた排水用開口73によって排水部
分の面積を大きくすることができてリザーブタンク21
からの余剰水の排水性をさらに高くすることができる。
【0009】請求項3の発明によれば、槽体70とリザ
ーブタンク蓋71との間に漏水が発生し、リザーブタン
ク21から漏水があったとしても漏水は立ち上げ片74
に設けられた漏水排水用切り欠き75から本体下ケース
43の底面部43aに設けられた排水路82に向けて排
水され、排水路82に流れ込んだ漏水は排水路82に沿
って流れた後に排水路82に設けられた排水口83より
洋式便器本体4内に排水されるものであり、トイレの床
面を濡らすことがないと共にレイアウトの都合上、リザ
ーブタンク21と装置本体5内の電気部品とが近接せざ
るえなくなってもリザーブタンク21からの漏水によっ
て電気部品に悪影響を及ぼす恐れを回避することができ
る。
ーブタンク蓋71との間に漏水が発生し、リザーブタン
ク21から漏水があったとしても漏水は立ち上げ片74
に設けられた漏水排水用切り欠き75から本体下ケース
43の底面部43aに設けられた排水路82に向けて排
水され、排水路82に流れ込んだ漏水は排水路82に沿
って流れた後に排水路82に設けられた排水口83より
洋式便器本体4内に排水されるものであり、トイレの床
面を濡らすことがないと共にレイアウトの都合上、リザ
ーブタンク21と装置本体5内の電気部品とが近接せざ
るえなくなってもリザーブタンク21からの漏水によっ
て電気部品に悪影響を及ぼす恐れを回避することができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。本発明における衛生洗浄装置Aは、図4乃至
図11に示されるように大別して装置本体5、装置本体
5の前部に回動自在に軸着された便座9及び便蓋10、
装置本体5の一側部に配置された袖部3によって主体が
構成されている。
詳述する。本発明における衛生洗浄装置Aは、図4乃至
図11に示されるように大別して装置本体5、装置本体
5の前部に回動自在に軸着された便座9及び便蓋10、
装置本体5の一側部に配置された袖部3によって主体が
構成されている。
【0011】環状の便座9の内部にはヒータ11が設け
られており、このヒータ11によって便座9は暖房機能
付き便座とされている。便座9の下面部には洋式便器本
体4の略環状となった上面部に載置される支持脚12が
複数設けられている。便座9の背部に設置されている装
置本体5は洗浄ノズル13を備えており、この洗浄ノズ
ル13を動作させるための洗浄用機器1が装置本体5内
に収納配置されている。装置本体5内の背部には温水が
貯められる貯湯タンク14が設けられており、この貯湯
タンク14内の温水が送りパイプ15を介して洗浄ノズ
ル13より吐出されるようになっている。この貯湯タン
ク14は装置本体5内の背部の上部空間内に収納配置す
ることができるように低背で細巾の形状となっており、
装置本体5内の背部の上部空間を有効に利用して所定量
の容量を確保した形となっている。ここで、貯湯タンク
14の容量は洗浄ノズル13を利用して局部を洗浄する
にあたって十分な洗浄水を貯湯しておくことができる容
量になっている。貯湯タンク14は本体上ケース42と
本体下ケース43とからなる装置本体5内に収納配置さ
れるタンク上ケース28とタンク下ケース29とで主体
が構成されており、タンク上ケース28とタンク下ケー
ス29とは防水パッキンを介してタッピングねじ等の固
着具31によって相互に連結一体化されている。16は
貯湯タンク14内に市水を定流量で供給する弁体であ
り、17は貯湯タンク14内の温水を洗浄ノズル13に
圧送するためのポンプである。貯湯タンク14内には図
8に示されるように貯湯タンク14内の水温を検知する
ための水温検知センサ18や、貯湯タンク14内を加温
するためのヒータ19が収納配置されている。ヒータ1
9は平面視で略U字状、正面視で略L字状に形成されて
おり、基端を貯湯タンク14の底面に連結固定して貯湯
タンク14の底面より貯湯タンク14内に突出する状態
で貯湯タンク14内に設置されている。このヒータ19
は先部を貯湯タンク14の底面に近接するように下り傾
斜させて配置されており、このように配置することによ
って貯湯タンク14の底面とヒータ19との間にできる
だけ隙間が形成されないようになっている。貯湯タンク
14内には貯湯タンク14内の温水を洗浄ノズル13に
供給するための温水吐出管40が配置されており、温水
吐出管40の上端は貯湯タンク14の上端部に配置され
ている。
られており、このヒータ11によって便座9は暖房機能
付き便座とされている。便座9の下面部には洋式便器本
体4の略環状となった上面部に載置される支持脚12が
複数設けられている。便座9の背部に設置されている装
置本体5は洗浄ノズル13を備えており、この洗浄ノズ
ル13を動作させるための洗浄用機器1が装置本体5内
に収納配置されている。装置本体5内の背部には温水が
貯められる貯湯タンク14が設けられており、この貯湯
タンク14内の温水が送りパイプ15を介して洗浄ノズ
ル13より吐出されるようになっている。この貯湯タン
ク14は装置本体5内の背部の上部空間内に収納配置す
ることができるように低背で細巾の形状となっており、
装置本体5内の背部の上部空間を有効に利用して所定量
の容量を確保した形となっている。ここで、貯湯タンク
14の容量は洗浄ノズル13を利用して局部を洗浄する
にあたって十分な洗浄水を貯湯しておくことができる容
量になっている。貯湯タンク14は本体上ケース42と
本体下ケース43とからなる装置本体5内に収納配置さ
れるタンク上ケース28とタンク下ケース29とで主体
が構成されており、タンク上ケース28とタンク下ケー
ス29とは防水パッキンを介してタッピングねじ等の固
着具31によって相互に連結一体化されている。16は
貯湯タンク14内に市水を定流量で供給する弁体であ
り、17は貯湯タンク14内の温水を洗浄ノズル13に
圧送するためのポンプである。貯湯タンク14内には図
8に示されるように貯湯タンク14内の水温を検知する
ための水温検知センサ18や、貯湯タンク14内を加温
するためのヒータ19が収納配置されている。ヒータ1
9は平面視で略U字状、正面視で略L字状に形成されて
おり、基端を貯湯タンク14の底面に連結固定して貯湯
タンク14の底面より貯湯タンク14内に突出する状態
で貯湯タンク14内に設置されている。このヒータ19
は先部を貯湯タンク14の底面に近接するように下り傾
斜させて配置されており、このように配置することによ
って貯湯タンク14の底面とヒータ19との間にできる
だけ隙間が形成されないようになっている。貯湯タンク
14内には貯湯タンク14内の温水を洗浄ノズル13に
供給するための温水吐出管40が配置されており、温水
吐出管40の上端は貯湯タンク14の上端部に配置され
ている。
【0012】温水吐出管40は上端に行くほど大径とな
った管体44の下部に接続管45を一体に設けて構成さ
れており、管体44の下部周面からは外側方に向けてフ
ランジ46が突設されている。管体44の上端部には周
方向に沿って所定間隔毎に温水流入用切り欠き41が複
数設けられている。この温水吐出管40は図8に示され
るように下部の接続管45をタンク下ケース29に設け
られた接続筒47に挿入すると共にフランジ46を接続
筒47の上端に当接するようにしてタンク下ケース29
に接続され、管体44の上端をタンク上ケース28より
突設された押さえ突起48に当接することでタンク上ケ
ース28とタンク下ケース29との間に挟持された状態
で配置されている。ここで、貯湯タンク14内に温水吐
出管40を設置するにあたり、組み立て時の接続筒47
への温水吐出管40の不完全な挿入によって温水吐出管
40が外れる等の問題が生じることがある。この問題を
解消するためにタンク上ケース28より押さえ突起48
を突設し、この押さえ突起48によって温水吐出管40
の上端を押さえるようにして温水吐出管40の設置を確
実に行わせるようにしているものであるが、押さえ突起
48が温水吐出管40の上端部を塞ぐ状態となり温水吐
出管40への温水の流入状態が著しく低下することとな
る。このために温水流入用切り欠き41が設けられてい
るものであり、このように温水流入用切り欠き41が設
けられていると温水吐出管40の上端の周縁部から温水
吐出管40内に貯湯タンク14内の温水を効率良く流入
させることができるものである。
った管体44の下部に接続管45を一体に設けて構成さ
れており、管体44の下部周面からは外側方に向けてフ
ランジ46が突設されている。管体44の上端部には周
方向に沿って所定間隔毎に温水流入用切り欠き41が複
数設けられている。この温水吐出管40は図8に示され
るように下部の接続管45をタンク下ケース29に設け
られた接続筒47に挿入すると共にフランジ46を接続
筒47の上端に当接するようにしてタンク下ケース29
に接続され、管体44の上端をタンク上ケース28より
突設された押さえ突起48に当接することでタンク上ケ
ース28とタンク下ケース29との間に挟持された状態
で配置されている。ここで、貯湯タンク14内に温水吐
出管40を設置するにあたり、組み立て時の接続筒47
への温水吐出管40の不完全な挿入によって温水吐出管
40が外れる等の問題が生じることがある。この問題を
解消するためにタンク上ケース28より押さえ突起48
を突設し、この押さえ突起48によって温水吐出管40
の上端を押さえるようにして温水吐出管40の設置を確
実に行わせるようにしているものであるが、押さえ突起
48が温水吐出管40の上端部を塞ぐ状態となり温水吐
出管40への温水の流入状態が著しく低下することとな
る。このために温水流入用切り欠き41が設けられてい
るものであり、このように温水流入用切り欠き41が設
けられていると温水吐出管40の上端の周縁部から温水
吐出管40内に貯湯タンク14内の温水を効率良く流入
させることができるものである。
【0013】貯湯タンク14内の端部寄りにはタンク貯
水量を検知するフロートスイッチ50が配置されてい
る。このフロートスイッチ50は上下動自在となったフ
ロート体51を備えており、貯湯タンク14内の水量に
応じてフロート体51が上下動して貯湯タンク14内の
貯水量を検知するようになっている。このようにフロー
トスイッチ50を貯湯タンク14内の端部寄りに配置す
ることで温水生成効率の高い部分としての貯湯タンク1
4内の上部中央のスペースをフロートスイッチ50によ
って占有することがなくなり、貯湯タンク14内の熱損
失を減少させるようにしてフロートスイッチ50を貯湯
タンク14内に配置できるようになっている。
水量を検知するフロートスイッチ50が配置されてい
る。このフロートスイッチ50は上下動自在となったフ
ロート体51を備えており、貯湯タンク14内の水量に
応じてフロート体51が上下動して貯湯タンク14内の
貯水量を検知するようになっている。このようにフロー
トスイッチ50を貯湯タンク14内の端部寄りに配置す
ることで温水生成効率の高い部分としての貯湯タンク1
4内の上部中央のスペースをフロートスイッチ50によ
って占有することがなくなり、貯湯タンク14内の熱損
失を減少させるようにしてフロートスイッチ50を貯湯
タンク14内に配置できるようになっている。
【0014】袖部3を形成するために本体下ケース43
の端部に設けられた袖部下ケース54の背面部には電源
コード26に設けられた接続体27を嵌め込んで接続す
るための取付凹所56が図4に示されるように形成され
ており、袖部3を形成するために本体上ケース42の端
部に設けられた袖部上ケース53の背面部には押さえ片
が突設されている。そして、取付凹所56に接続体27
を嵌め込むようにして押さえ片で接続体27を挟み込む
ことで電源コード26が袖部3の背部に取付けられるよ
うになっている。袖部上ケース53及び袖部下ケース5
4の背面部は湾曲した状態となっているが、取付凹所5
6及び押さえ片は背面部の湾曲に関係なく一端側を内方
に大きく凹ませることで装置本体5と略平行となるよう
に形成されている。したがって、取付凹所56に接続体
27を嵌め込んで接続される電源コード26は袖部3の
背面部が湾曲しているといえども袖部3より真後ろに向
けて真っ直ぐに導出されることとなり、電源コード26
が袖部3の背面部より斜めに導出されることがなく見栄
えを良くすることができるようになっている。
の端部に設けられた袖部下ケース54の背面部には電源
コード26に設けられた接続体27を嵌め込んで接続す
るための取付凹所56が図4に示されるように形成され
ており、袖部3を形成するために本体上ケース42の端
部に設けられた袖部上ケース53の背面部には押さえ片
が突設されている。そして、取付凹所56に接続体27
を嵌め込むようにして押さえ片で接続体27を挟み込む
ことで電源コード26が袖部3の背部に取付けられるよ
うになっている。袖部上ケース53及び袖部下ケース5
4の背面部は湾曲した状態となっているが、取付凹所5
6及び押さえ片は背面部の湾曲に関係なく一端側を内方
に大きく凹ませることで装置本体5と略平行となるよう
に形成されている。したがって、取付凹所56に接続体
27を嵌め込んで接続される電源コード26は袖部3の
背面部が湾曲しているといえども袖部3より真後ろに向
けて真っ直ぐに導出されることとなり、電源コード26
が袖部3の背面部より斜めに導出されることがなく見栄
えを良くすることができるようになっている。
【0015】本体下ケース43の端部には上げられた状
態の便座9を下げる場合に便座9が洋式便器本体4の上
面に勢い良く下ろされるのを防止するためのオイルダン
パーのような便座緩衝装置60が取付けられる便座緩衝
装置取付台61が設けられており、袖部下ケース54に
は袖部下ケース54の強度を上げるため補強リブ62が
設けられている。便座緩衝装置取付台61と補強リブ6
2との間には箱型補強リブ63が一体的に設けられてお
り、この箱型補強リブ63によって本体下ケース43と
袖部下ケース54との接続強度を高くできるようになっ
ている。ここで、箱型補強リブ63は本体下ケース43
との金型一体成形が可能であるために新たに部品を追加
することなく本体下ケース43と袖部下ケース54との
間の接続部の補強が可能となるものである。
態の便座9を下げる場合に便座9が洋式便器本体4の上
面に勢い良く下ろされるのを防止するためのオイルダン
パーのような便座緩衝装置60が取付けられる便座緩衝
装置取付台61が設けられており、袖部下ケース54に
は袖部下ケース54の強度を上げるため補強リブ62が
設けられている。便座緩衝装置取付台61と補強リブ6
2との間には箱型補強リブ63が一体的に設けられてお
り、この箱型補強リブ63によって本体下ケース43と
袖部下ケース54との接続強度を高くできるようになっ
ている。ここで、箱型補強リブ63は本体下ケース43
との金型一体成形が可能であるために新たに部品を追加
することなく本体下ケース43と袖部下ケース54との
間の接続部の補強が可能となるものである。
【0016】貯湯タンク14と隣合うように装置本体5
内にはリザーブタンク21が収納配置されている。この
リザーブタンク21は図1、図2に示されるように本体
下ケース43の底面部43aより上方に向けて一体に突
設された側壁70の上部開口にリザーブタンク蓋71を
載設して構成されており、リザーブタンク蓋71にはリ
ザーブタンク21内に供給される供給水量を調整する電
磁弁のような弁体16が設けられている。図3に示され
るように弁体16と隣合うようにリザーブタンク蓋71
からは送りパイプ15が導出されており、送りパイプ1
5はポンプ17に接続されている。ポンプ17が作動す
ることによってリザーブタンク21内の貯水が送りパイ
プ15を介して貯湯タンク14内に送られるようになっ
ている。
内にはリザーブタンク21が収納配置されている。この
リザーブタンク21は図1、図2に示されるように本体
下ケース43の底面部43aより上方に向けて一体に突
設された側壁70の上部開口にリザーブタンク蓋71を
載設して構成されており、リザーブタンク蓋71にはリ
ザーブタンク21内に供給される供給水量を調整する電
磁弁のような弁体16が設けられている。図3に示され
るように弁体16と隣合うようにリザーブタンク蓋71
からは送りパイプ15が導出されており、送りパイプ1
5はポンプ17に接続されている。ポンプ17が作動す
ることによってリザーブタンク21内の貯水が送りパイ
プ15を介して貯湯タンク14内に送られるようになっ
ている。
【0017】槽体70を形成する側壁70aの上端面に
は嵌合溝77が凹設されており、リザーブタンク蓋71
の端部下面に設けられた嵌合突起78を嵌合溝77に嵌
合させるようにしてリザーブタンク蓋71は側壁70a
の上部に嵌着されている。つまり、槽体70の上部にリ
ザーブタンク蓋71を設置してリザーブタンク21を形
成するにあたり、パッキン等の止水部材を用いることな
くリザーブタンク蓋71を槽体70の上部に嵌め込むだ
けでリザーブタンク21を形成することができるように
なっている。
は嵌合溝77が凹設されており、リザーブタンク蓋71
の端部下面に設けられた嵌合突起78を嵌合溝77に嵌
合させるようにしてリザーブタンク蓋71は側壁70a
の上部に嵌着されている。つまり、槽体70の上部にリ
ザーブタンク蓋71を設置してリザーブタンク21を形
成するにあたり、パッキン等の止水部材を用いることな
くリザーブタンク蓋71を槽体70の上部に嵌め込むだ
けでリザーブタンク21を形成することができるように
なっている。
【0018】本体下ケース43の底面部43aと槽体7
0を形成する側壁70aとの間には対向するように一対
の仕切り片80aが突設されており、この一対の仕切り
片80aによって本体下ケース43の底面部43aと槽
体70を形成する側壁70aとの間にわたって樋状排水
路80が形成されている。樋状排水路80には排水口8
1が穿設されており、この排水口80は洋式便器本体4
内に開口している。
0を形成する側壁70aとの間には対向するように一対
の仕切り片80aが突設されており、この一対の仕切り
片80aによって本体下ケース43の底面部43aと槽
体70を形成する側壁70aとの間にわたって樋状排水
路80が形成されている。樋状排水路80には排水口8
1が穿設されており、この排水口80は洋式便器本体4
内に開口している。
【0019】樋状排水路80に向けて開放するように槽
体70を形成する側壁70aの上端部には排水用切り欠
き72が設けられており、リザーブタンク21内に余剰
に供給される余剰水は捨水として排水用切り欠き72か
ら樋状排水路80内に流れ込み、樋状排水路80を流下
した後に排水口81より洋式便器本体4内に排水される
ようになっている。ここで、排水用切り欠き72の大き
さは想定される余剰水の排水量に応じて適宜設定される
ものである。
体70を形成する側壁70aの上端部には排水用切り欠
き72が設けられており、リザーブタンク21内に余剰
に供給される余剰水は捨水として排水用切り欠き72か
ら樋状排水路80内に流れ込み、樋状排水路80を流下
した後に排水口81より洋式便器本体4内に排水される
ようになっている。ここで、排水用切り欠き72の大き
さは想定される余剰水の排水量に応じて適宜設定される
ものである。
【0020】そして、リザーブタンク21内に水道管よ
り給水が行われるにあたり、余剰に供給される余剰水は
槽体70の側壁70aに設けられた排水用切り欠き72
から本体下ケース43と槽体70の側壁70aとの間に
わたって形成された樋状排水路80に向けて排水され、
樋状排水路80に流れ込んだ余剰水は樋状排水路80に
沿って流れた後に樋状排水路80に設けられた排水口8
1より洋式便器本体4内に排水されるものであり、リザ
ーブタンク21に設けられた排水用切り欠き72より直
接に樋状排水路80を介して余剰水の排水を行わせるよ
うになっていることでリザーブタンク21を水密性の高
い構造とする必要がなくなり、パッキン等の止水部材を
用いる必要がなくリザーブタンク21を形成するにあた
ってコストを低く抑えることができるようになってい
る。また、排水用切り欠き72より直接に樋状排水路8
0を介して余剰水の排水を行わせるようにしていること
から従来のように余剰水を排水するための捨水ホースを
用いる必要がないと共に捨水ホースの接続作業を行う必
要もないようになっている。
り給水が行われるにあたり、余剰に供給される余剰水は
槽体70の側壁70aに設けられた排水用切り欠き72
から本体下ケース43と槽体70の側壁70aとの間に
わたって形成された樋状排水路80に向けて排水され、
樋状排水路80に流れ込んだ余剰水は樋状排水路80に
沿って流れた後に樋状排水路80に設けられた排水口8
1より洋式便器本体4内に排水されるものであり、リザ
ーブタンク21に設けられた排水用切り欠き72より直
接に樋状排水路80を介して余剰水の排水を行わせるよ
うになっていることでリザーブタンク21を水密性の高
い構造とする必要がなくなり、パッキン等の止水部材を
用いる必要がなくリザーブタンク21を形成するにあた
ってコストを低く抑えることができるようになってい
る。また、排水用切り欠き72より直接に樋状排水路8
0を介して余剰水の排水を行わせるようにしていること
から従来のように余剰水を排水するための捨水ホースを
用いる必要がないと共に捨水ホースの接続作業を行う必
要もないようになっている。
【0021】ここで、図1中想像線にて示されるように
排水用切り欠き72の位置に対応させてリザーブタンク
蓋71の端部に排水用開口73を設けるようにすること
により、排水用切り欠き72と排水用開口73とで排水
口部分の面積を大きくすることができ、リザーブタンク
21からの余剰水の排水性をさらに高くすることができ
る。
排水用切り欠き72の位置に対応させてリザーブタンク
蓋71の端部に排水用開口73を設けるようにすること
により、排水用切り欠き72と排水用開口73とで排水
口部分の面積を大きくすることができ、リザーブタンク
21からの余剰水の排水性をさらに高くすることができ
る。
【0022】装置本体5の背部には斜め下方に湾曲する
湾曲部8が設けられており、この湾曲部8は後述する洋
式便器本体4とロータンク6との間に設けられた湾曲部
7の形状に合致する形状となっている。装置本体5の一
側部に設けられた袖部3の上面には上記した洗浄用機器
1を操作するための操作部2が設けられており、この操
作部2を操作することで洗浄ノズル13からの洗浄水の
吐出量、温度等を調整することができるようになってい
る。袖部3の内部には操作基板ブロック24や制御基板
ブロック25等が収納配置されている。この袖部3は装
置本体5の一側部に一体に設置されているものである
が、袖部3の下面部は装置本体5の下面部と略面一状態
とされている。つまり、従来、袖部3内に収納配置され
ていた貯湯タンク14を装置本体5内の背部において低
背で細巾の形状として設置することで洗浄時に用いる洗
浄水量を所定量確保しながら装置本体5の背部が大きく
突出するようなことがないと共に袖部3の高さ寸法を低
くすることができ、袖部3の下面部が装置本体5の下面
部より下方に突出しないように袖部3が装置本体5の一
側部に設けられている。
湾曲部8が設けられており、この湾曲部8は後述する洋
式便器本体4とロータンク6との間に設けられた湾曲部
7の形状に合致する形状となっている。装置本体5の一
側部に設けられた袖部3の上面には上記した洗浄用機器
1を操作するための操作部2が設けられており、この操
作部2を操作することで洗浄ノズル13からの洗浄水の
吐出量、温度等を調整することができるようになってい
る。袖部3の内部には操作基板ブロック24や制御基板
ブロック25等が収納配置されている。この袖部3は装
置本体5の一側部に一体に設置されているものである
が、袖部3の下面部は装置本体5の下面部と略面一状態
とされている。つまり、従来、袖部3内に収納配置され
ていた貯湯タンク14を装置本体5内の背部において低
背で細巾の形状として設置することで洗浄時に用いる洗
浄水量を所定量確保しながら装置本体5の背部が大きく
突出するようなことがないと共に袖部3の高さ寸法を低
くすることができ、袖部3の下面部が装置本体5の下面
部より下方に突出しないように袖部3が装置本体5の一
側部に設けられている。
【0023】ところで、洋式便器としては洋式便器本体
4の上面部の後部4aが前部4bよりも巾広となった図
36、図37に示されるような所謂、巾広便器Bと称さ
れるものと、洋式便器本体4の上面部の後部4aが前部
4bよりも巾狭または同巾となった図35に示されるよ
うな所謂、巾狭便器Cと称されるものとがあるが、巾広
便器Bに衛生洗浄装置Aを設置する場合について以下、
詳述する。
4の上面部の後部4aが前部4bよりも巾広となった図
36、図37に示されるような所謂、巾広便器Bと称さ
れるものと、洋式便器本体4の上面部の後部4aが前部
4bよりも巾狭または同巾となった図35に示されるよ
うな所謂、巾狭便器Cと称されるものとがあるが、巾広
便器Bに衛生洗浄装置Aを設置する場合について以下、
詳述する。
【0024】上記のように構成された衛生洗浄装置A
は、装置本体5を洋式便器本体4の上面部の後部4aに
載置し、取付ボルトによって洋式便器本体4の上面部の
後部4aに設置されるものであり、装置本体5の背部の
湾曲部8を洋式便器本体4とロータンク6との間に設け
られた湾曲部7に合致させるように配置して図12に示
されるように巾広便器Bと一体感を図りながら納まりよ
く設置することができるようになっている。
は、装置本体5を洋式便器本体4の上面部の後部4aに
載置し、取付ボルトによって洋式便器本体4の上面部の
後部4aに設置されるものであり、装置本体5の背部の
湾曲部8を洋式便器本体4とロータンク6との間に設け
られた湾曲部7に合致させるように配置して図12に示
されるように巾広便器Bと一体感を図りながら納まりよ
く設置することができるようになっている。
【0025】そして、上記のように袖部3の下面部は装
置本体5の下面部と略面一状態となっているために袖部
3が洋式便器本体4の上面に当たったりするようなこと
なく装置本体5を洋式便器本体4の上面部に載設して衛
生洗浄装置Aを洋式便器本体4に設置することができる
ものであり、また、洋式便器本体4に設けられた湾曲部
7に装置本体5の背部に設けられた湾曲部8を沿わせる
ようにして装置本体5を設置することで装置本体5が洋
式便器本体4より大きく前方に飛び出したりするような
ことなく、装置本体5を所定の位置に取付けることがで
きるものであり、巾広便器Bであっても問題なく納まり
良く衛生洗浄装置Aを洋式便器本体4に設置することが
できるものである。
置本体5の下面部と略面一状態となっているために袖部
3が洋式便器本体4の上面に当たったりするようなこと
なく装置本体5を洋式便器本体4の上面部に載設して衛
生洗浄装置Aを洋式便器本体4に設置することができる
ものであり、また、洋式便器本体4に設けられた湾曲部
7に装置本体5の背部に設けられた湾曲部8を沿わせる
ようにして装置本体5を設置することで装置本体5が洋
式便器本体4より大きく前方に飛び出したりするような
ことなく、装置本体5を所定の位置に取付けることがで
きるものであり、巾広便器Bであっても問題なく納まり
良く衛生洗浄装置Aを洋式便器本体4に設置することが
できるものである。
【0026】図15乃至図26は本発明の第2実施例を
示している。装置本体5、袖部3、便座9、便蓋10等
の基本構成部材の構成は上記した第1実施例と同様であ
るのでリザーブタンク21及びリザーブタンク21と近
接して形成される排水路82についてのみ詳述する。貯
湯タンク14と隣合うように装置本体5内にはリザーブ
タンク21が収納配置されている。このリザーブタンク
21は図15、図16に示されるように本体下ケース4
3の底面部43aより上方に向けて一体に突設された槽
体70の上部開口に止水パッキン76を介してリザーブ
タンク蓋71を載設して構成されており、リザーブタン
ク蓋71にはリザーブタンク21内に供給される供給水
量を調整する電磁弁のような弁体16が設けられてい
る。弁体16と隣合うようにリザーブタンク蓋71から
は送りパイプ15が導出されており、送りパイプ15は
ポンプ17に接続されている。ポンプ17が作動するこ
とによってリザーブタンク21内の貯水が送りパイプ1
5を介して貯湯タンク14内に送られるようになってい
る。送りパイプ15と隣合うようにリザーブタンク蓋7
1からは排水ホース22が導出されている。20は弁体
16及びリザーブタンク21を介して貯湯タンク14内
に市水が供給されるにあたってリザーブタンク21内に
余剰に供給される余剰水を捨水として排水するための捨
水部であり、排水ホース22を本体下ケース43の底面
部43aに設けられた排水ケース23に接続して構成さ
れている。
示している。装置本体5、袖部3、便座9、便蓋10等
の基本構成部材の構成は上記した第1実施例と同様であ
るのでリザーブタンク21及びリザーブタンク21と近
接して形成される排水路82についてのみ詳述する。貯
湯タンク14と隣合うように装置本体5内にはリザーブ
タンク21が収納配置されている。このリザーブタンク
21は図15、図16に示されるように本体下ケース4
3の底面部43aより上方に向けて一体に突設された槽
体70の上部開口に止水パッキン76を介してリザーブ
タンク蓋71を載設して構成されており、リザーブタン
ク蓋71にはリザーブタンク21内に供給される供給水
量を調整する電磁弁のような弁体16が設けられてい
る。弁体16と隣合うようにリザーブタンク蓋71から
は送りパイプ15が導出されており、送りパイプ15は
ポンプ17に接続されている。ポンプ17が作動するこ
とによってリザーブタンク21内の貯水が送りパイプ1
5を介して貯湯タンク14内に送られるようになってい
る。送りパイプ15と隣合うようにリザーブタンク蓋7
1からは排水ホース22が導出されている。20は弁体
16及びリザーブタンク21を介して貯湯タンク14内
に市水が供給されるにあたってリザーブタンク21内に
余剰に供給される余剰水を捨水として排水するための捨
水部であり、排水ホース22を本体下ケース43の底面
部43aに設けられた排水ケース23に接続して構成さ
れている。
【0027】槽体70と近接して本体下ケース43の底
面部43aにはトランス91や基板ブロック92等の電
気部品90が設置されているものであるが、これらの電
気部品90は本体下ケース43の底面部43aより上方
に向けて一体に突設された収納ケース95内に収納配置
されている。槽体70を形成する側壁70aと本体下ケ
ース43の端部との間には導水リブ96が突設されてい
る。そして、槽体70の下部には上記した導水リブ9
6、収納ケース95等によって仕切られた排水路82が
形成されている。排水路82には排水口83が穿設され
ており、この排水口83は洋式便器本体4内に開口して
いる。槽体70を形成する各側壁70aの上部からは上
方に向けて立ち上げ片74が一体に突設されており、立
ち上げ片74の上端はリザーブタンク蓋71の端部より
も上方に位置するようになっている。つまり、リザーブ
タンク蓋71の端部周縁は立ち上げ片74によって囲ま
れた状態となっている。排水路82に向けて開放するよ
うに立ち上げ片74には漏水排水用切り欠き75が設け
られている。
面部43aにはトランス91や基板ブロック92等の電
気部品90が設置されているものであるが、これらの電
気部品90は本体下ケース43の底面部43aより上方
に向けて一体に突設された収納ケース95内に収納配置
されている。槽体70を形成する側壁70aと本体下ケ
ース43の端部との間には導水リブ96が突設されてい
る。そして、槽体70の下部には上記した導水リブ9
6、収納ケース95等によって仕切られた排水路82が
形成されている。排水路82には排水口83が穿設され
ており、この排水口83は洋式便器本体4内に開口して
いる。槽体70を形成する各側壁70aの上部からは上
方に向けて立ち上げ片74が一体に突設されており、立
ち上げ片74の上端はリザーブタンク蓋71の端部より
も上方に位置するようになっている。つまり、リザーブ
タンク蓋71の端部周縁は立ち上げ片74によって囲ま
れた状態となっている。排水路82に向けて開放するよ
うに立ち上げ片74には漏水排水用切り欠き75が設け
られている。
【0028】そして、槽体70とリザーブタンク蓋71
との間に漏水が発生し、リザーブタンク21から漏水が
あったとしても漏水は立ち上げ片74に設けられた漏水
排水用切り欠き75から本体下ケース43の底面部43
aに設けられた排水路82に向けて排水され、排水路8
2に流れ込んだ漏水は排水路82に沿って流れた後に排
水路82に設けられた排水口83より洋式便器本体4内
に排水されるものであり、トイレの床面を濡らすことが
ないと共にレイアウトの都合上、リザーブタンク21と
装置本体5内の電気部品90とが近接せざるえなくなっ
てもリザーブタンク21からの漏水は排水路82を介し
て確実に洋式便器本体4内に排水されることとなり、電
気部品90に悪影響を及ぼす恐れを回避することができ
るようになっている。また、リザーブタンク蓋71の端
部周縁は立ち上げ片74によって囲まれた状態となって
いるためにリザーブタンク蓋71の端部周縁のどのよう
な場所から漏水が生じたとしても、漏水は立ち上げ片7
4に設けられた漏水排水用切り欠き75を介して確実に
排水路82に向けて流れるものであり、この点において
も漏水が装置本体5内の奥部に浸入して電気部品90に
悪影響を与えたりするようなことがないようになってい
る。
との間に漏水が発生し、リザーブタンク21から漏水が
あったとしても漏水は立ち上げ片74に設けられた漏水
排水用切り欠き75から本体下ケース43の底面部43
aに設けられた排水路82に向けて排水され、排水路8
2に流れ込んだ漏水は排水路82に沿って流れた後に排
水路82に設けられた排水口83より洋式便器本体4内
に排水されるものであり、トイレの床面を濡らすことが
ないと共にレイアウトの都合上、リザーブタンク21と
装置本体5内の電気部品90とが近接せざるえなくなっ
てもリザーブタンク21からの漏水は排水路82を介し
て確実に洋式便器本体4内に排水されることとなり、電
気部品90に悪影響を及ぼす恐れを回避することができ
るようになっている。また、リザーブタンク蓋71の端
部周縁は立ち上げ片74によって囲まれた状態となって
いるためにリザーブタンク蓋71の端部周縁のどのよう
な場所から漏水が生じたとしても、漏水は立ち上げ片7
4に設けられた漏水排水用切り欠き75を介して確実に
排水路82に向けて流れるものであり、この点において
も漏水が装置本体5内の奥部に浸入して電気部品90に
悪影響を与えたりするようなことがないようになってい
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明は、本体下ケースと本体
上ケースとで構成される装置本体内に水源と貯湯タンク
とを接続する水路の途中に設けられるリザーブタンクを
収納配置し、上面が開口する受け箱状の槽体を本体下ケ
ースより突設し、槽体の上部にリザーブタンク蓋を載設
し、本体下ケースの底面部と槽体の側壁との間に余剰水
を排水するための樋状排水路を形成し、樋状排水路に設
けられた排水口を洋式便器本体内に開口させ、上記樋状
排水路に向けて開放するように槽体の側壁の上端部に排
水用切り欠きを設けてあるので、リザーブタンク内に余
剰に供給される余剰水は槽体の側壁に設けられた排水用
切り欠きから本体下ケースと槽体の側壁との間にわたっ
て形成された樋状排水路に向けて排水され、樋状排水路
に流れ込んだ余剰水は樋状排水路に沿って流れた後に樋
状排水路に設けられた排水口より洋式便器本体内に排水
されるものであり、リザーブタンクに設けられた排水用
切り欠きより直接樋状排水路を介して余剰水の排水を行
わせるようにすることでリザーブタンクを水密性の高い
構造とする必要がなくなり、パッキン等の止水部材を用
いる必要がなくリザーブタンクを形成するにあたっての
コストを低く抑えることができるものである。また、排
水用切り欠きより直接に樋状排水路を介して余剰水の排
水を行わせるようにしていることから余剰水を排水する
ための排水ホースを用いる必要がないと共に排水ホース
の接続作業を行う必要もないものであり、組み立て性を
向上させることができるものである。
上ケースとで構成される装置本体内に水源と貯湯タンク
とを接続する水路の途中に設けられるリザーブタンクを
収納配置し、上面が開口する受け箱状の槽体を本体下ケ
ースより突設し、槽体の上部にリザーブタンク蓋を載設
し、本体下ケースの底面部と槽体の側壁との間に余剰水
を排水するための樋状排水路を形成し、樋状排水路に設
けられた排水口を洋式便器本体内に開口させ、上記樋状
排水路に向けて開放するように槽体の側壁の上端部に排
水用切り欠きを設けてあるので、リザーブタンク内に余
剰に供給される余剰水は槽体の側壁に設けられた排水用
切り欠きから本体下ケースと槽体の側壁との間にわたっ
て形成された樋状排水路に向けて排水され、樋状排水路
に流れ込んだ余剰水は樋状排水路に沿って流れた後に樋
状排水路に設けられた排水口より洋式便器本体内に排水
されるものであり、リザーブタンクに設けられた排水用
切り欠きより直接樋状排水路を介して余剰水の排水を行
わせるようにすることでリザーブタンクを水密性の高い
構造とする必要がなくなり、パッキン等の止水部材を用
いる必要がなくリザーブタンクを形成するにあたっての
コストを低く抑えることができるものである。また、排
水用切り欠きより直接に樋状排水路を介して余剰水の排
水を行わせるようにしていることから余剰水を排水する
ための排水ホースを用いる必要がないと共に排水ホース
の接続作業を行う必要もないものであり、組み立て性を
向上させることができるものである。
【0030】請求項2の発明は、請求項1において排水
用切り欠きの位置に対応させてリザーブタンク蓋の端部
に排水用開口を設けてあるので、請求項1の効果に加え
てリザーブタンクからの余剰水の排水性をさらに高くす
ることができるものである。請求項3の発明は、本体下
ケースと本体上ケースとで構成される装置本体内に水源
と貯湯タンクとを接続する水路の途中に設けられるリザ
ーブタンクを収納配置し、上面が開口する受け箱状の槽
体を本体下ケースより突設し、槽体の上部にリザーブタ
ンク蓋を載設し、槽体の上端縁に沿って設けられた立ち
上げ片をリザーブタンク蓋の端縁部よりも上方に突出
し、本体下ケースの底面部に漏水を排水するための排水
路を形成し、排水路に設けられた排水口を洋式便器本体
内に開口させ、上記排水路に向けて開放するように立ち
上げ片に漏水排水用切り欠きを設けてあるので、リザー
ブタンクから発生した漏水は漏水排水用切り欠きと排水
路と排水口を介して洋式便器本体内に確実に排水される
こととなり、トイレの床面を濡らすことがないと共にレ
イアウトの都合上、リザーブタンクと装置本体内の電気
部品とが近接せざるえなくなってもリザーブタンクから
の漏水によって電気部品に悪影響を及ぼす恐れを回避す
ることができるものである。
用切り欠きの位置に対応させてリザーブタンク蓋の端部
に排水用開口を設けてあるので、請求項1の効果に加え
てリザーブタンクからの余剰水の排水性をさらに高くす
ることができるものである。請求項3の発明は、本体下
ケースと本体上ケースとで構成される装置本体内に水源
と貯湯タンクとを接続する水路の途中に設けられるリザ
ーブタンクを収納配置し、上面が開口する受け箱状の槽
体を本体下ケースより突設し、槽体の上部にリザーブタ
ンク蓋を載設し、槽体の上端縁に沿って設けられた立ち
上げ片をリザーブタンク蓋の端縁部よりも上方に突出
し、本体下ケースの底面部に漏水を排水するための排水
路を形成し、排水路に設けられた排水口を洋式便器本体
内に開口させ、上記排水路に向けて開放するように立ち
上げ片に漏水排水用切り欠きを設けてあるので、リザー
ブタンクから発生した漏水は漏水排水用切り欠きと排水
路と排水口を介して洋式便器本体内に確実に排水される
こととなり、トイレの床面を濡らすことがないと共にレ
イアウトの都合上、リザーブタンクと装置本体内の電気
部品とが近接せざるえなくなってもリザーブタンクから
の漏水によって電気部品に悪影響を及ぼす恐れを回避す
ることができるものである。
【図1】本発明におけるリザーブタンクの一実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】水路構成を説明する説明図である。
【図4】本発明の一実施例を示す一部省略した平面図で
ある。
ある。
【図5】図4における一部破断した左側面図である。
【図6】図4における一部破断した右側面図である。
【図7】同上の一部破断した正面図である。
【図8】貯湯タンクの配置状態を示す断面図である。
【図9】本発明における衛生洗浄装置の設置状態を示す
側面図である。
側面図である。
【図10】同上の設置状態を示す平面図である。
【図11】同上の設置状態を示す正面図である。
【図12】同上の設置状態を示す斜視図である。
【図13】同上の弁蓋を上げた状態の斜視図である。
【図14】同上の弁蓋及び便座を上げた状態の斜視図で
ある。
ある。
【図15】本発明の第2実施例を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図16】同上のリザーブタンク蓋の配置状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図17】同上の水路構成を説明する説明図である。
【図18】本発明の一実施例を示す一部省略した平面図
である。
である。
【図19】図18における一部破断した左側面図であ
る。
る。
【図20】図18における一部破断した右側面図であ
る。
る。
【図21】同上の一部破断した正面図である。
【図22】同上の貯湯タンクの配置状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図23】同上の設置状態を示す側面図である。
【図24】同上の設置状態を示す平面図である。
【図25】同上の設置状態を示す正面図である。
【図26】同上の設置状態を示す斜視図である。
【図27】従来例を示す斜視図である。
【図28】同上の下方から見た斜視図である。
【図29】同上の水路構成を説明する説明図である。
【図30】同上のリザーブタンクを示す断面図である。
【図31】同上の衛生洗浄装置の斜視図である。
【図32】同上の内部構成を示す一部破断した平面図で
ある。
ある。
【図33】同上の袖部の内部構成を示す一部破断した側
面図である。
面図である。
【図34】同上の設置状態を示す斜視図である。
【図35】巾狭便器の分解斜視図である。
【図36】巾広便器の斜視図である。
【図37】同上の平面図である。
A 衛生洗浄装置 1 洗浄用機器 2 操作部 3 袖部 4 洋式便器本体 5 装置本体 14 貯湯タンク 21 リザーブタンク 42 本体上ケース 43 本体下ケース 70 槽体 70a 側壁 71 リザーブタンク蓋 72 排水用切り欠き 73 排水用開口 74 立ち上げ片 75 漏水排水用切り欠き 80 樋状排水路 81 排水口 82 排水路 83 排水口
Claims (3)
- 【請求項1】 人体の局部を洗浄する洗浄用機器の操作
を行う操作部を上面部に備えた袖部が洋式便器本体の上
部に設置される装置本体より側方に突設された衛生洗浄
装置において、本体下ケースと本体上ケースとで構成さ
れる装置本体内に水源と貯湯タンクとを接続する水路の
途中に設けられるリザーブタンクを収納配置し、上面が
開口する受け箱状の槽体を本体下ケースより突設し、槽
体の上部にリザーブタンク蓋を載設し、本体下ケースの
底面部と槽体の側壁との間に余剰水を排水するための樋
状排水路を形成し、樋状排水路に設けられた排水口を洋
式便器本体内に開口させ、上記樋状排水路に向けて開放
するように槽体の側壁の上端部に排水用切り欠きを設け
て成ることを特徴とする衛生洗浄装置。 - 【請求項2】 排水用切り欠きの位置に対応させてリザ
ーブタンク蓋の端部に排水用開口を設けて成ることを特
徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。 - 【請求項3】 人体の局部を洗浄する洗浄用機器の操作
を行う操作部を上面部に備えた袖部が洋式便器本体の上
部に設置される装置本体より側方に突設された衛生洗浄
装置において、本体下ケースと本体上ケースとで構成さ
れる装置本体内に水源と貯湯タンクとを接続する水路の
途中に設けられるリザーブタンクを収納配置し、上面が
開口する受け箱状の槽体を本体下ケースより突設し、槽
体の上部にリザーブタンク蓋を載設し、槽体の上端縁に
沿って設けられた立ち上げ片をリザーブタンク蓋の端縁
部よりも上方に突出し、本体下ケースの底面部に漏水を
排水するための排水路を形成し、排水路に設けられた排
水口を洋式便器本体内に開口させ、上記排水路に向けて
開放するように立ち上げ片に漏水排水用切り欠きを設け
て成ることを特徴とする衛生洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26295694A JPH08120733A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 衛生洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26295694A JPH08120733A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 衛生洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08120733A true JPH08120733A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17382888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26295694A Withdrawn JPH08120733A (ja) | 1994-10-26 | 1994-10-26 | 衛生洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08120733A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2163695A1 (en) | 2008-09-11 | 2010-03-17 | Toto Ltd. | Sanitary cleansing apparatus |
KR20170032121A (ko) * | 2015-09-14 | 2017-03-22 | 코웨이 주식회사 | 비데 장치 |
CN111910722A (zh) * | 2020-06-09 | 2020-11-10 | 宁波吉田智能洁具科技有限公司 | 一种智能马桶 |
JP2021134535A (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-13 | 株式会社Lixil | ベースプレート、便器装置 |
EP2938790B1 (de) * | 2012-12-28 | 2022-03-30 | Neoperl GmbH | Wc-aufsatz mit duscheinrichtung |
-
1994
- 1994-10-26 JP JP26295694A patent/JPH08120733A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2163695A1 (en) | 2008-09-11 | 2010-03-17 | Toto Ltd. | Sanitary cleansing apparatus |
EP3680404A1 (en) | 2008-09-11 | 2020-07-15 | Toto Ltd. | Sanitary washing device |
EP2938790B1 (de) * | 2012-12-28 | 2022-03-30 | Neoperl GmbH | Wc-aufsatz mit duscheinrichtung |
KR20170032121A (ko) * | 2015-09-14 | 2017-03-22 | 코웨이 주식회사 | 비데 장치 |
JP2021134535A (ja) * | 2020-02-26 | 2021-09-13 | 株式会社Lixil | ベースプレート、便器装置 |
CN111910722A (zh) * | 2020-06-09 | 2020-11-10 | 宁波吉田智能洁具科技有限公司 | 一种智能马桶 |
CN111910722B (zh) * | 2020-06-09 | 2022-03-04 | 宁波吉田智能洁具科技有限公司 | 一种智能马桶 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |