JP2017215231A - テストプローブの電気測定用操作具 - Google Patents

テストプローブの電気測定用操作具 Download PDF

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Abstract

【課題】2本のテストプローブを片手で同時に操作することができるようにする。【解決手段】各々の先端に被接触部位に当接されるコンタクト部Cを有する2本のテストプローブP1,P2を用いて電気測定を行う際に用いられる電気測定用操作具1で、一方のテストプローブP1を保持する第1プローブホルダ2と、他方のテストプローブP2を保持する第2プローブホルダ3とを含み、第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3を連結手段4を介してコンタクト部C同士が近接もしくは離反する方向に回動可能に連結する。【選択図】図1

Description

本発明は、2本のテストプローブを用いて電気測定を行う際に用いられるテストプローブの電気測定用操作具に関し、さらに詳しく言えば、片手で2本のテストプローブを操作して測定することができるようにしたテストプローブの電気測定用操作具に関するものである。
電気測定方法の1つとして、2本のテストプローブをテスター等の電気測定器に接続して、被測定対象の検査部位の2点間の電気的特性を測定する方法がある。この種のテストプローブには、特許文献1に記載されているように、ペン型のグリップ部の先端に金属製のコンタクト部(探針)を備え、他端から電気測定器に接続されるリード線が引き出されたプローブが多用されている。
通常、この種のテストプローブを用いて電圧や電流等を測定するにあたっては、プラス側とマイナス側の2本のテストプローブをそれぞれ片手で把持して、例えば配電盤の端子台等の被測定部位に接触させるようにしている。
したがって、測定中は両手が塞がってしまうため、測定中に測定器の数値を読み取ったり、測定値を記録したりすることが困難となる場合がある。片手で2本のテストプローブを操作できると都合がよい。
特開平10−239350号公報
したがって、本発明の課題は、2本のテストプローブを片手で同時に操作することができるようにしたテストプローブの電気測定用操作具を提供することにある。
上述した課題を解決するため、請求項1に係る発明は、各々の先端に被接触部位に当接されるコンタクト部を有する第1および第2の2本のテストプローブを用いて電気測定を行う際に用いられる電気測定用操作具であって、
上記第1テストプローブを保持する第1プローブ保持孔を有する第1プローブホルダと、上記第2テストプローブを保持する第2プローブ保持孔を有する第2プローブホルダとを含み、上記第1プローブホルダおよび上記第2プローブホルダは、連結手段を介して上記コンタクト部同士が離反もしくは接近する方向に回動可能に連結されていることを特徴としている。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記連結手段は、上記第1、第2プローブ保持孔の各軸線を含む仮想平面に沿って互いに重なり合うように上記第1、第2プローブホルダの対向する側部にそれぞれ連設された第1連結部と第2連結部とを備え、いずれか一方の上記連結部には、上記仮想平面に対して直交する回動軸線を中心とする円弧状のガイド凹部が形成されているとともに、いずれか他方の上記連結部には、上記ガイド凹部と同曲率でかつ周方向長さが上記ガイド凹部よりも短い円弧状で上記ガイド凹部内に嵌合するガイドリブが形成されていることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、請求項2において、上記ガイド凹部と上記ガイドリブの組合せを第1回動ガイド手段として、上記第1連結部と上記第2連結部との間には、上記回動軸線を中心として同曲率で円弧状に形成され、上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダの回動に伴って相対的に摺動する凸曲面と凹曲面との組合せからなる第2回動ガイド手段がさらに設けられていることを特徴としている。
請求項4に係る発明は、請求項1において、上記連結手段は、上記第1、第2プローブ保持孔の各軸線を含む仮想平面に沿って互いに重なり合うように上記第1、第2プローブホルダの対向する側部にそれぞれ連設された第1連結部と第2連結部とを備え、いずれか一方の上記連結部には、上記仮想平面に対して直交する回動軸線を中心とする円弧状の凸曲面が形成されているとともに、いずれか他方の上記連結部には、上記凸曲面と同曲率で上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダの回動に伴って上記凸曲面と相対的に摺動する凹曲面が形成されていることを特徴としている。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし4のいずれか1項において、上記第1連結部と上記第2連結部との間には、上記コンタクト部同士を互いに離反もしくは接近する方向にバネ付勢する付勢手段が設けられていることを特徴としている。
請求項6に係る発明は、請求項5において、上記連結手段は、上記回動軸線上で上記第1、第2連結部のいずれか一方に設けられたナットと、いずれか他方から上記ナットに螺合される雄ネジとの組合せからなり、上記雄ネジまたは上記ナットの締付により、上記第1連結部と上記第2連結部との間に上記バネ付勢力に抗して上記各プローブホルダを所定の開き角に保持し得る摩擦力を発生させる緊締手段を備えていることを特徴としている。
また、請求項7に係る発明は、請求項1において、上記連結手段は、上記第1、第2プローブ保持孔の各軸線を含む仮想平面に沿って互いに重なり合うように上記第1、第2プローブホルダの対向する側部にそれぞれ連設された第1および第2連結部と、上記仮想平面に対して直交する軸線を有し上記第1、第2連結部を回動可能に連結する連結軸とを有するとともに、上記第1連結部と上記第2連結部との間には、上記コンタクト部同士を互いに離反もしくは接近する方向にバネ付勢する付勢手段が設けられていることを特徴としている。
請求項8に係る発明は、請求項7において、上記連結軸は、上記第1、第2連結部のいずれか一方に設けられたナットと、いずれか他方から上記ナットに螺合される雄ネジの組合せからなり、上記雄ネジまたは上記ナットの締付によって、上記第1連結部と上記第2連結部との間に上記バネ付勢力に抗して上記各プローブホルダを所定の開き角に保持し得る摩擦力が発生することを特徴としている。
請求項9に係る発明は、請求項1ないし8のいずれか1項において、上記第1プローブホルダおよび上記第2プローブホルダの各先端側には、上記第1,第2テストプローブの各コンタクト部が接触して短絡しない最小間隔を規定するストッパー部が設けられていることを特徴としている。
請求項10に係る発明は、請求項1ないし9のいずれか1項において、上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダはともに、内部に上記プローブ保持孔を有する筒状体をその軸線に沿って2分割してなる一対の半割筒状メンバーを含み、上記各半割筒状メンバーの一辺側がヒンジ連結されているとともに、他辺側には解離可能な口金手段が設けられていることを特徴としている。
請求項11に係る発明は、請求項1ないし10のいずれか1項において、上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダの先端部には、それぞれ、上記テストプローブに設けられている鍔部を係止する係止部が設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、連結手段を介して回動可能に連結された第1プローブホルダと第2プローブホルダに、それぞれ、テストプローブを取り付けることにより、2本のテストプローブを片手で簡単に操作することができる。
本発明の一実施形態に係るテストプローブの電気測定用操作具の使用状態を示す(a)斜視図および(b)テストプローブの斜視図。 上記電気測定用操作具の(a)正面図,(b)背面図,(c)平面図および(d)底面図。 上記電気測定用操作具の(a)左側面図および(b)右側面図。 上記電気測定用操作具の図2(d)のA−A線断面図。 上記電気測定用操作具の蓋部材を開いた状態を示す斜視図。 上記電気測定用操作具の連結手段の内部構造を示す部分断面図。 上記連結手段の内部構造を示す(a)平面視側の分解斜視図および(b)底面視側の分解斜視図。 テストプローブを最小ピッチとした状態を示す(a)斜視図および(b)ストッパ部を拡大した模式図。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1(a)に示すように、本発明は、図示しないテスター等の測定器本体に接続される2本のテストプローブP1,P2を片手で保持するための電気測定用操作具1である。
この実施形態で使用するテストプローブP1,P2は、図1(b)に示すように、ともに先端側から後端側に向かうにつれて外径が漸次細くなるペンシル型のグリップ部G1,G2を有し、その先端にはコンタクト部(探針とも言う)C1,C2が設けられている。
また、テストプローブP1,P2の後端からは、それぞれ、上記測定器本体に接続されるリード線L1,L2が引き出されている。リード線L1,L2には、コネクタ端子J1,J2(この実施形態ではバナナ型プラグ)が取り付けられている。
テストプローブP1,P2は、それぞれ先端側の所定部位に、測定作業時に指がコンタクト部C1,C2方向にずれないように注意を喚起するための鍔部(環状突起でバリアとも言う)F1,F2を備えている。
なお、テストプローブP1,P2を区別する必要がない場合には、総称としてテストプローブPと言い、また、鍔部F1,F2、コンタクト部C1,C2、グリップ部G1,G2についても、区別する必要がない場合には、同様に総称として鍔部F、コンタクト部C、グリップ部Gと言う。
図2と図3、図5を併せて参照して、この電気測定用操作具1は、一方の第1テストプローブP1を保持する第1プローブホルダ2と、他方の第2テストプローブP2を保持する第2プローブホルダ3とを有し、それらが連結手段4を介して回動可能に連結されている。なお、電気測定用操作具1の筐体は絶縁性を有するプラスチック製である。
第1プローブホルダ2は、筒状体をその軸線に沿ってほぼ半割(2分割)した形状の一対の半割筒状メンバーを含み、この実施形態では、説明の便宜上、一方の半割筒状メンバーをホルダ本体21とし、他方の半割筒状メンバーを蓋部材22とする。
ホルダ本体21と蓋部材22は、それらの一辺側(開閉の基端側)がヒンジ機構で開閉可能に連結されており、閉じた状態で内部にプローブ保持孔23が形成される。ホルダ本体21と蓋部材22の開閉される他辺側には、係合凸部24aと、その相手方としての係合孔241を有する係合受け部24bとの組合せからなる解離可能な口金手段(ロック手段)24が設けられている。
テストプローブP1は、蓋部材22を開いた状態で第1プローブホルダ2内に収納され、蓋部材22を閉じて係合突部24aを係合受け部24bの係合孔241に係合させて口金手段24で閉止することにより、プローブ保持孔23内に保持される。
テストプローブP1をしっかりと保持することを意図して、プローブ保持孔23の先端側開口部231は、グリップ部G1の鍔部F1の付け根部付近の外径とほぼ合致するように形成されている。好ましくは、プローブ保持孔23の後端側開口部232も、グリップ部G1の後端の外径とほぼ合致するように形成されているとよい。
また、ホルダ本体21の先端には、テストプローブP1の鍔部F1の一部が係止される第1係止部26が設けられている。第1係止部26は、ホルダ本体21の先端底部から突設され、鍔部F1の一部が係止される第1係止凹部261を備えている。この第1係止凹部261により、テストプローブP1の軸方向のずれが封じられ、テストプローブP1が正確に位置決めされる。
蓋部材22は、その一辺側(開閉の基端側)がヒンジ機構を介してホルダ本体21の対応する一辺側に回動可能(開閉可能)に連結されている。口金手段24について、この実施形態とは異なり、係合凸部24aを蓋部材22側とし、係合受け部24bをホルダ本体21側としてもよい。
また、ヒンジ機構について、この実施形態では、図5と図7(a)を参照して、蓋部材22の一辺側の両端に、ホルダ本体21の同じく一辺側にあるリブ壁233の端部233a,233aと対向する円柱状の軸受部222,222を設け、その各々の軸受部222と端部233aとの対向面の一方に半球状突部、他方に半球状凹部(ともに図示しない)を同軸に設けてヒンジ機構としている。ヒンジ機構は、薄肉ヒンジであってもよい。
第1プローブホルダ2の側面(図2(d)では正面)には、この操作具1を手で把持する際に、指(通常は親指もしくは人差し指)が掛けられる第1指掛け部25が設けられている。第1指掛け部25は、ホルダ本体21の側面と蓋部材22の側面の両方に跨がるように形成されており、表面に滑り止め用の凹凸が形成されている。
次に、第2プローブホルダ3も、第1プローブホルダ2と同じく、筒状体をその軸線に沿ってほぼ半割(2分割)した形状の一対の半割筒状メンバーを含み、この実施形態では、説明の便宜上、一方の半割筒状メンバーをホルダ本体31とし、他方の半割筒状メンバーを蓋部材32とする。
ホルダ本体31と蓋部材32は、それらの一辺側(開閉の基端側)がヒンジ機構で開閉可能に連結されており、閉じた状態で内部にプローブ保持孔33が形成される。ヒンジ機構は、第1プローブホルダ2に適用されているヒンジ機構と同じであってよい。
図2(c)を参照して、ホルダ本体31と蓋部材32の開閉される他辺側には、係合凸部33aと、その相手方としての係合孔341を有する係合受け部33bとの組合せからなる解離可能な口金手段34が設けられている。
テストプローブP2は、蓋部材32を開いた状態で第2プローブホルダ3内に収納され、蓋部材32を閉じて係合突部33aを係合受け部33bの係合孔341に係合させて口金手段34で閉止することにより、プローブ保持孔33内に保持される。
テストプローブP2をしっかりと保持することを意図して、プローブ保持孔33の先端側開口部331は、グリップ部G2の鍔部F2の付け根部付近の外径とほぼ合致するように形成されている。好ましくは、プローブ保持孔33の後端側開口部332も、グリップ部G2の後端の外径とほぼ合致するように形成されているとよい。
また、ホルダ本体31の先端には、テストプローブP2の鍔部F2の一部が係止される第2係止部36が設けられている。第2係止部36は、ホルダ本体31の先端底部から突設され、鍔部F2の一部が係止される第2係止凹部361を備えている。この第2係止凹部361により、テストプローブP2の軸方向のずれが封じられ、テストプローブP2が正確に位置決めされる。
蓋部材32は、第1プローブホルダ2側の蓋部材22と同じ構成であってよい。また、図2(c)に示すように、第2プローブホルダ3の側面にも、第1プローブホルダ2と同じく、この操作具1を手で把持する際に、指(通常は親指もしくは人差し指)が掛けられる第2指掛け部35が設けられている。第2指掛け部35は、ホルダ本体31の側面と蓋部材32の側面の両方に跨がるように形成されており、表面に滑り止め用の凹凸が形成されている。
次に、図4、図6および図7を併せて参照して、第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3とを連結する連結手段4の構成について説明する。
連結手段4は、基本的な構成として、第1プローブホルダ2側の第2プローブホルダ3と対向する側面に設けられた第1連結部としての軸受ケース41と、第2プローブホルダ3側の第1プローブホルダ2と対向する側面に設けられた第2連結部としての連結板42とを備えている。
軸受ケース41と連結板42との間には、第1および第2の2つの回動ガイド手段が設けられているとともに、軸受ケース41と連結板42には、それらの間に摩擦力を発生させて第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3を所定の開き角に保持するための緊締手段としての緊締ネジ43が設けられている。
この実施形態において、軸受ケース41は、第1プローブホルダ2のホルダ本体21に一体に形成された箱形フレームからなり、その内部の2箇所にケースカバー410をネジ止めするための雌ネジ孔を有するボス部411,411が設けられている。
軸受ケース41の側面(第2プローブホルダ3と対向する面)には、連結板42を軸受ケース41内に入れるための開口部44が設けられている。ケースカバー410には、緊締ネジ43が螺合される六角ナット451が設けられ、軸受ケース41には、緊締ネジ43が挿通されるネジ挿通孔412が設けられている。
連結板42は、第2プローブホルダ3のホルダ本体31に一体的に形成されており、その中央部分には、緊締ネジ43が挿通されるネジ挿通孔421が設けられている。ネジ挿通孔412,421および六角ナット451は、第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3の回動基点となる回動軸線Y(図4参照)上に配置されている。
この実施形態において、連結板42側には、第1回動ガイド手段の一方の構成要素として、上記回動軸線Yを中心とする円弧状のガイド孔424が形成されているとともに、軸受ケース41側には、第1回動ガイド手段の他方の構成要素としてガイドリブ414が形成されている。
ガイドリブ414は、ガイド孔424と同曲率でかつ周方向長さがガイド孔424よりも短い円弧状でガイド孔424内に嵌合する。第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3は、ガイド孔424内でガイドリブ414が動き得る範囲内で回動する。ガイド孔424は溝であってもよい。
また、連結板42の周端縁には、第2回動ガイド手段の一方の構成要素として、上記回動軸線Yを中心とする円弧状の凸曲面425が形成されている。これに対して、軸受ケース41側には、第2回動ガイド手段の他方の構成要素としての凹曲面416を有する衝立部415が設けられている。
凹曲面416は凸曲面425と同曲率の円弧状として形成されており、凹曲面416と凸曲面425は、第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3の回動に伴って相対的に摺動する。
連結板42の一方の面(図4で下面、図7(b)では上面)には、円筒状のスリーブ部422がネジ挿通孔421の周りに同軸的に形成されており、その外周には、トーションばね46のコイル部分460が嵌装されている。
また、連結板42の一方の面には、トーションばね46の一方の端部461が係止される係止片423が設けられている。トーションばね46の他方の端部462は、軸受ケース41の内壁に係止され、これにより、プローブホルダ2,3を介してテストプローブP1,P2のコンタクト部C1,C2が互いに離反する方向にバネ付勢される。なお、プローブホルダ2,3は、互いに接近する方向にバネ付勢されてもよい。
緊締ネジ43は、ねじ頭にツマミ部431を備えた雄ネジ軸432からなり、軸受ケース41のネジ挿通孔412および連結板42のネジ挿通孔421を通ってケースカバー410に設けられている六角ナット451に螺合する。
この実施形態において、緊締ネジ43はもう一つの六角ナット452を備えているとともに、図7(b)に示すように、ツマミ部431の裏側には六角ナット452が嵌合される六角穴433が設けられている。
これによれば、雄ネジ軸432の基端側に六角ナット452を取り付けて、六角ナット452を六角穴433に嵌合することにより、ツマミ部431と雄ネジ軸432とを一体として回転させることができる。なお、六角ナット451,452に代えて、例えば四角ナットやDカット部を有するナット等が用いられてもよい。
第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3は、緊締ネジ43の軸線を中心として回動可能であるが、緊締ネジ43を締め付ける方向に回すことにより、トーションばね46の付勢力に抗して第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3を所定の開き角に保持することができる。
すなわち、図4に示すように、ツマミ部431を回して緊締ネジ43を締め付けることにより、軸受ケース41の底面に対して連結板42が引き寄せられ、回動力に抗する摩擦力が発生する。
したがって、その摩擦力がトーションばね46によるバネ付勢力に打ち勝つように緊締ネジ43を締め付けることにより、第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3を任意の開き角を保った状態で固定することができる。
なお変形例として、図4において、雄ネジ軸432を逆様としてケースカバー410側に一体的に固定し、ツマミ部431には六角ナット452を六角穴433に嵌合させた状態で残し、六角ナット452を雄ネジ軸432の端部に螺合させれば、ツマミ部431とともに六角ナット452を回して緊締ネジ43を締め付けて、第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3を任意の開き角を保った状態で固定することができる。
上記実施形態では、少なくとも第1回動ガイド手段(円弧状のガイド孔424と同曲率の円弧状のガイドリブ414とからなる回動ガイド手段)により、プローブホルダ2,3を回動可能としているが、これとは別に、緊締ネジ43を回動用の連結ネジとしてプローブホルダ2,3を回動可能に連結するようにしてもよい。
次に、図8(a),(b)をさらに参照して、第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3との間には、最小ピッチとした場合、テストプローブP1のコンタクト部C1とテストプローブP2のコンタクト部C2同士が接触して短絡しないようにするためのストッパー部5が設けられている。
ストッパー部5は、第1プローブホルダ2の先端側の側面(第2プローブホルダ3と対向する内側の側面)に設けられた第1凸部51と、第2プローブホルダ3の先端側の側面(第1プローブホルダ2と対向する内側の側面)に設けられた第2凸部52とを備えている。
これによれば、図7(b)に示すように、第1プローブホルダ2の先端と第2プローブホルダ3の先端とが最も近接した状態で第1凸部51と第2凸部52とが当接することにより、テストプローブP1のコンタクト部C1とテストプローブP2のコンタクト部C2が所定のピッチを持って保持され、その結果、先端同士が接触して短絡することが防止される。第1凸部51と第2凸部52とが当接したとき、コンタクト部C1,C2が最小ピッチとなる。
なお、ストッパー部5の変形例として、いずれか一方のプローブホルダ側のみに、第1凸部51と第2凸部52を合わせた高さを有する凸部を設けてもよい。
本発明によれば、連結手段4を介して回動可能に連結された第1プローブホルダ2と第2プローブホルダ3に、それぞれ、テストプローブP1,P2を取り付けることにより、2本のテストプローブを片手で簡単に操作することができる。
1 テストプローブの電気測定用操作具
2 第1プローブホルダ
3 第2プローブホルダ
21,31 ホルダ本体
22,32 蓋部材
23,33 プローブ保持孔
24,34 口金手段
26,36 係止部
4 連結手段
41 軸受ケース(第1連結部)
42 連結板(第2連結部)
43 緊締ネジ
5 ストッパー部
P テストプローブ
C コンタクト部
F 鍔部

Claims (11)

  1. 各々の先端に被接触部位に当接されるコンタクト部を有する第1および第2の2本のテストプローブを用いて電気測定を行う際に用いられる電気測定用操作具であって、
    上記第1テストプローブを保持する第1プローブ保持孔を有する第1プローブホルダと、上記第2テストプローブを保持する第2プローブ保持孔を有する第2プローブホルダとを含み、上記第1プローブホルダおよび上記第2プローブホルダは、連結手段を介して上記コンタクト部同士が離反もしくは接近する方向に回動可能に連結されていることを特徴とするテストプローブの電気測定用操作具。
  2. 上記連結手段は、上記第1、第2プローブ保持孔の各軸線を含む仮想平面に沿って互いに重なり合うように上記第1、第2プローブホルダの対向する側部にそれぞれ連設された第1連結部と第2連結部とを備え、いずれか一方の上記連結部には、上記仮想平面に対して直交する回動軸線を中心とする円弧状のガイド凹部が形成されているとともに、いずれか他方の上記連結部には、上記ガイド凹部と同曲率でかつ周方向長さが上記ガイド凹部よりも短い円弧状で上記ガイド凹部内に嵌合するガイドリブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  3. 上記ガイド凹部と上記ガイドリブの組合せを第1回動ガイド手段として、上記第1連結部と上記第2連結部との間には、上記回動軸線を中心として同曲率で円弧状に形成され、上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダの回動に伴って相対的に摺動する凸曲面と凹曲面との組合せからなる第2回動ガイド手段がさらに設けられていることを特徴とする請求項2に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  4. 上記連結手段は、上記第1、第2プローブ保持孔の各軸線を含む仮想平面に沿って互いに重なり合うように上記第1、第2プローブホルダの対向する側部にそれぞれ連設された第1連結部と第2連結部とを備え、いずれか一方の上記連結部には、上記仮想平面に対して直交する回動軸線を中心とする円弧状の凸曲面が形成されているとともに、いずれか他方の上記連結部には、上記凸曲面と同曲率で上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダの回動に伴って上記凸曲面と相対的に摺動する凹曲面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  5. 上記第1連結部と上記第2連結部との間には、上記コンタクト部同士を互いに離反もしくは接近する方向にバネ付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  6. 上記連結手段は、上記回動軸線上で上記第1、第2連結部のいずれか一方に設けられたナットと、いずれか他方から上記ナットに螺合される雄ネジとの組合せからなり、上記雄ネジまたは上記ナットの締付により、上記第1連結部と上記第2連結部との間に上記バネ付勢力に抗して上記各プローブホルダを所定の開き角に保持し得る摩擦力を発生させる緊締手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  7. 上記連結手段は、上記第1、第2プローブ保持孔の各軸線を含む仮想平面に沿って互いに重なり合うように上記第1、第2プローブホルダの対向する側部にそれぞれ連設された第1および第2連結部と、上記仮想平面に対して直交する軸線を有し上記第1、第2連結部を回動可能に連結する連結軸とを有するとともに、上記第1連結部と上記第2連結部との間には、上記コンタクト部同士を互いに離反もしくは接近する方向にバネ付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  8. 上記連結軸は、上記第1、第2連結部のいずれか一方に設けられたナットと、いずれか他方から上記ナットに螺合される雄ネジの組合せからなり、上記雄ネジまたは上記ナットの締付によって、上記第1連結部と上記第2連結部との間に上記バネ付勢力に抗して上記各プローブホルダを所定の開き角に保持し得る摩擦力が発生することを特徴とする請求項7に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  9. 上記第1プローブホルダおよび上記第2プローブホルダの各先端側には、上記第1,第2テストプローブの各コンタクト部が接触して短絡しない最小間隔を規定するストッパー部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  10. 上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダはともに、内部に上記プローブ保持孔を有する筒状体をその軸線に沿って2分割してなる一対の半割筒状メンバーを含み、上記各半割筒状メンバーの一辺側がヒンジ連結されているとともに、他辺側には解離可能な口金手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
  11. 上記第1プローブホルダと上記第2プローブホルダの先端部には、それぞれ、上記テストプローブに設けられている鍔部を係止する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載のテストプローブの電気測定用操作具。
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