JP2017215141A - 浴槽用給湯口アダプタ - Google Patents

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伸成 小林
Nobunari Kobayashi
伸成 小林
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Abstract

【課題】壁部に貫通状態に取り付けられ、浴槽外の給湯機に汎用的に配管接続させることのできる浴槽用給湯口アダプタを提供する。
【解決手段】浴槽の側壁Wに貫通状態で取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続される浴槽用給湯口アダプタ100が、浴槽の側壁W内面側に取り付けられる雄ねじ部材2が螺合する外筒部12と、前記浴槽と前記給湯機とを繋ぐ継手部材8が接続され、前記外筒部12へと繋がる流路となる配管接続部14(14a,14b)と、を有する槽外取付部材を浴槽の側壁W外面側に備え、前記配管接続部14(14a,14b)は、接続された前記継手部材8(8a,8b)が、前記槽外取付部材1の管軸に沿って少なくとも真っ直ぐ後方から略直角に曲がる方向との間で回動可能となるように設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、壁部に貫通状態に取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続される浴槽用給湯口アダプタに関する。
近年、浴槽の給湯システムでは、浴槽外に設置されている給湯機で沸かした温水を浴槽内に送る湯張り機能と、浴槽内の温水を吸い込んで給湯機に送り、給湯機で更に加熱して高温水として浴槽内に戻す追い焚き機能とを備えるものが多く普及している。
このような給湯システムでは、浴槽内との間の循環流路を形成するために、浴槽用給湯口アダプタが浴槽側壁に貫通状態で取り付けられる。
浴槽用給湯口アダプタは、所定の流路形成を行う流路形成部材(仕切部材)と、仕切部材を浴槽の側壁部内面側に取り付ける槽内取付部材(雄ねじ部材)と、浴槽側壁を挟んで雄ねじ部材と連結される槽外取付部材とを備えており、この槽外取付部材の外管接続部に給湯機に繋がる管が接続されるようになっている(特許文献1参照)。
特開平2011−220677号公報
しかしながら、外管接続部は、例えば、槽外取付部材における外管接続部が槽外取付部材の管軸に沿って後端側から真っ直ぐ突出しているストレート形と、外接続部が槽外取付部材の管軸に対して後端から略直角に曲がった方向へ延びるL形との2種類の形状のものを、浴槽用給湯口アダプタの設置箇所と給湯機との位置関係に応じて使い分けなければならないため汎用的なものではなく、外管接続部の形状が1種類であっても設置箇所と給湯機との位置関係に関係なく取り付けられるものが望まれていた。
本発明は、例えば、壁部に貫通状態に取り付けられ、浴槽外の給湯機に汎用的に配管接続させることのできる浴槽用給湯口アダプタの提供を目的とする。
即ち、本発明は下記[1]〜[4]に記載の構成を有する。
[1] 浴槽の側壁に貫通状態で取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続される浴槽用給湯口アダプタであって、
浴槽の側壁内面側に取り付けられる雄ねじ部材が螺合する外筒部と、
前記浴槽と前記給湯機とを繋ぐ配管が接続され、前記外筒部へと繋がる流路となる配管接続部と、を有する槽外取付部材を浴槽の側壁外面側に備え、
前記配管接続部は、接続された前記配管が、前記槽外取付部材の管軸に沿って少なくとも真っ直ぐ後方から略直角に曲がる方向との間で回動可能となるように設けられることを特徴とする浴槽用給湯口アダプタ。
[2] 前記配管接続部は、前記配管の端部に接続された継手部材が嵌め込まれて連結される連結部と、前記継手部材の端部に設けられたフランジ部の面に当接する当接面を有するフランジ部と、を備え、
前記配管接続部及び前記継手部材の各フランジ部が当接した状態で、両フランジ部の外周にフランジ結合部材が取り付けられて結合され、前記両フランジ部が摺動して前記配管が回動可能となるように構成されることを特徴とする前項1に記載の浴槽用給湯口アダプタ。
[3] 前記配管接続部或いは前記継手部材のいずれか一方には、前記フランジ部よりも先端側に凸部が形成され、他方には、前記凸部が内嵌される凹部が先端側開口端部に形成され、
前記凸部の外周面に形成された環状溝と、
前記環状溝に装着され、前記凹部の内周面に圧接されるOリングと、を備えることを特徴とする前項2に記載の浴槽用給湯口アダプタ。
[4] 前記フランジ結合部材は、クイックファスナーであることを特徴とする前項2または3に記載の浴槽用給湯口アダプタ。
上記[1]に記載の発明によれば、浴槽の側壁に貫通状態で取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続される浴槽用給湯口アダプタが、浴槽の側壁内面側に取り付けられる雄ねじ部材が螺合する外筒部と、浴槽と給湯機とを繋ぐ配管が接続され、外筒部へと繋がる流路となる配管接続部と、を有する槽外取付部材を浴槽の側壁外面側に備え、配管接続部は、接続された配管が、槽外取付部材の管軸に沿って少なくとも真っ直ぐ後方から略直角に曲がる方向との間で回動可能となるように設けられるので、槽外取付部材の管軸に沿って少なくとも真っ直ぐ後方から略直角に曲がる方向との間で回動可能になるように、配管が配管接続部に接続されることによって、浴槽と給湯機との位置関係に応じた浴槽用給湯口アダプタを準備しておく必要がなくなり、本発明品のみで様々な位置関係にある浴槽及び給湯機に用いることができ汎用的である。
また、配管が回動可能に構成されているので、例えば、介護用に用いられる機械式浴槽のように位置が移動する浴槽であっても、浴槽の移動に応じて配管が回動することにより浴槽の移動を妨げるなどすることがなく好適に用いることができる。
上記[2]に記載の発明によれば、配管接続部は、配管の端部に接続された継手部材が嵌め込まれて連結される連結部と、継手部材の端部に設けられたフランジ部の面に当接する当接面を有するフランジ部と、を備え、配管接続部及び配管の各フランジ面が当接した状態で、両フランジ部の外周にフランジ結合部材が取り付けられて結合され、前記両フランジ部が摺動して前記配管が回動可能となるように構成されるので、配管接続部及び配管を接続して、フランジ結合部材で両者を結合し、当接するフランジ部の面同士を摺動させるだけの単純な構造で、配管が回動可能となるように構成することができる。
また、配管接続部に配管が接続された継手部材を嵌め込み、フランジ連結部材を取り付けるだけで配管接続部及び配管を強固に結合させることができるので、浴槽と給湯機とを繋ぐ配管及び継手部材の接続作業が容易になる。
上記[3]に記載の発明によれば、配管接続部或いは継手部材のいずれか一方には、フランジ部よりも先端側に凸部が形成され、他方には、凸部が内嵌される凹部が先端側開口端部に形成され、凸部の外周面に形成された環状溝と、環状溝に装着され、凹部の内周面に圧接されるOリングと、を備えるので、凸部が形成される配管接続部或いは継手部材の何れか一方が、凹部に嵌挿されることにより、凹部の内周面が圧接されて高い水密を図ることができる。
上記[4]に記載の発明によれば、フランジ結合部材は、クイックファスナーであるので、ネジなどの部材を用いて配管接続部及び配管を結合する場合と比較すると、両フランジ部の外周にクイックファスナーを嵌め込むだけの簡単な操作で配管接続部及び配管を結合することができる。
本発明に係る槽外取付部材を備える浴槽用給湯口アダプタの断面図である。 本発明に係る浴槽用給湯口アダプタの分解図である。 本発明に係る槽外取付部材の説明図である。 本発明に係る槽外取付部材を説明するための断面図である。 本発明に係る槽外取付部材に結合された配管の可動動作を説明するための説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、槽外取付部材1を備える浴槽用給湯口アダプタ100の断面図、図2は、浴槽用給湯口アダプタ100の分解図、図3は、槽外取付部材1の説明図、図4は、槽外取付部材1を説明するための断面図、図5は、槽外取付部材に結合された配管の可動動作を説明するための説明図である。
図1,2に示す本発明の槽外取付部材1を備える浴槽用給湯口アダプタ100は、浴槽の側壁Wに設けられた取付孔Hに組み付けられ、浴槽外に設置されている給湯機からの温水を浴槽内に供給する湯張り(貯湯)機能と、浴槽内の温水を給湯機に吸い込んで加熱した高温水を浴槽内に戻す追い焚き機能とを備えた浴槽給湯システムに適用するものであり、いわゆる無極タイプとして、給湯機に繋がる往き管と戻り管に対する接続が逆になっても同じ機能が得られるようになっている。
浴槽用給湯口アダプタ100は、浴槽の内部と外部との間で所定流路を形成する仕切部材3と、仕切部材3を浴槽の側壁Wの内面側に取り付ける雄ねじ部材2と、浴槽の側壁Wの外面側に配備されて、雄ねじ部材2を浴槽に固定する槽外取付部材1と、フィルター部材4との主要部品の他に、雄ねじ部材2と槽外取付部材1の間に設けられた、槽外側のリング状パッキング51、Oリング36、槽内側のリング状パッキング52及び仕切部材3の回り止め用のロックピン35等の付属部品で構成されている。
尚、本明細書において、浴槽用給湯口アダプタ100の軸心方向に沿って浴槽に対して内側(図1の左側)を「前側」または「正面側」とし、浴槽に対して外側(図1の右側)を「後側」または「裏面側」として説明する。
槽外取付部材1は、例えば黄銅やステンレスまたは合成樹脂(この例では、ポリアセタール樹脂等の硬質樹脂成形物)からなり、前面側が開放され、且つ後面側が閉塞された円筒形状の外筒部12と、この外筒部12の内部に同軸心上に配置される円筒形状の内筒部11と、外筒部12の前端外周に設けられた平板リング状のフランジ部13と、外筒部12の後部から両側方に突設するように設けられる管状の2つの配管接続部14が一体に設けられている。
両配管接続部14には、その端部に浴槽と給湯機とを繋ぐ配管84及び配管84の端部に接続された継手部材8が接続されるように構成されている。
内筒部11の内部空間は、後述の内側流路の一部として構成されるとともに、内筒部11及び外筒部12間の環状空間は、後述の外側流路の一部として構成されている。
一方の配管接続部14aが外側流路Bに連通されるとともに、他方の配管接続部14bが内側流路Aに連通されている。
外筒部12の内周面には、後述する雄ねじ部材2に組み付けるための雌ねじが刻設されている。
槽外取付部材1のフランジ部13の外周縁部には、そのフランジ部13と浴槽外壁面との間の水密を図るための合成樹脂製のリング状パッキング51が取り付けられている。
雄ねじ部材2は、例えば、ポリアセラート樹脂等の硬質樹脂成形物からなり、両端が開放された筒状部21の前端外周に平板リング状のフランジ部22が一体形成されており、筒状部21の外周面には、槽外取付部材1の雌ねじに螺合される雄ねじが刻設されている。
雄ねじ部材2は、槽外取付部材1のフランジ部13が浴槽の側壁W外面(外壁面)の取付孔Hの周縁部に沿うように配置された状態で、合成ゴム製のリング状パッキング52を介して浴槽内壁面の取付孔Hの周縁部に圧接される。
雄ねじ部材2の筒状部21は、取付孔Hを通じて槽外取付部材1の外筒部12に螺合されて固定される。
フランジ部22の前面側には、仕切部材3に設けられるロックピン35の先端に嵌合される多数の有底のロック孔23が円周方向へ一定間隔毎に設けられている。
仕切部材3にはロックピン35が挿入されるピン挿入孔34が設けられており、仕切部材3のピン挿入孔34にロックピン35を強制的に圧入した際に、そのロックピン35の先端部がロック孔23の一つに嵌合し、これにより雄ねじ部材2に対して仕切部材3の回転変位が阻止されるようになっている。
これにより槽外取付部材1及び雄ねじ部材2のフランジ部13,22によって、浴槽側壁Wの取付孔H周縁部が挟持されて、浴槽の側壁Wに貫通状態に組みつけられる。
仕切部材3は、無極タイプとして流路を形成するものであり、例えば硬質合成樹脂で成型されてなり、軸心方向(前後方向)に延びる細長い円筒形状の円筒部31と、円筒部31の前端部に設けられた円盤状の円盤部32とを有している。
円盤部32の外周壁の下部両側には、複数、例えば2つの開口部321が形成されている。
円盤部32は、内部に複数の流路が設けられる中空構造を有しており、外周を囲うようにして一帯に形成された外周壁と、外周壁の前面側開口の一部を閉塞する前板33とを備えている。
円筒部31は、円筒部31の内部と、それに連通する槽外取付部材1の内筒部11の内部とによって内側流路Aが形成される。
更に、円筒部31は、後述するように雄ねじ部材2の筒状部21の内部に配置されるものであり、円筒部31および筒状部21間の環状空間と、それに連通する槽外取付部材1の内筒部11および外筒部12間の環状空間とによって、外側流路Bが形成される。
本実施形態では、円盤部32に設けられた開口部321のうち何れか一方が吐出口として機能するとともに、残り一方が吸引口として機能する。
仕切部材3の中央上部には、ロックピン挿通用のピン挿入孔34が形成されており、仕切部材3を雄ねじ部材2に取り付けた際に、ピン挿入孔34に挿入された当該ロックピン35によって、雄ねじ部材2に対して仕切部材3の回り止めが図られるようになっている。
以上の構成の仕切部材3は、浴槽側壁Wに組み付けられた雄ねじ部材2に、周知の取付手段によって着脱自在に組み付けられる。このとき、仕切部材3における円筒部31が、雄ねじ部材2の内部に配置される槽外取付部材1の内筒部11に挿入される。
この状態では、槽外取付部材1の内筒部11と仕切部材3の円筒部31との間にOリング36が配置され、このOリング36によって、内筒部11及び円筒部31間の水密が図られる。
また、仕切部材3の円盤部32の後面に設けられたパッキング53によって、仕切部材3の円盤部32と雄ねじ部材2のフランジ部22との間の水密が図られるようになっている。
フィルター部材4は、例えば硬質合成樹脂製の皿形の成形物からなり、下端部には、円盤部32の開口部321に対応する開口部42が設けられ、前面壁部には、多数の吸込孔41が形成されており、仕切部材3の前面側に装着されるようになっている。
配管接続部14は、配管84の端部に接続された継手部材8が嵌め込まれて連結される連結部16と、継手部材8の端部に設けられたフランジ部81の面811(以下、「面811」或いは「フランジ面811」とも記す。)と当接する当接面151(以下、「面151」或いは「フランジ面151」とも記す。)を有するフランジ部15と、を備えている。
具体的には、配管接続部14は、例えば、槽外取付部材1の外筒部12の軸心に対して直交する方向に突出した凸部からなる連結部16(以降、「凸部16」とも記す。)を有し、配管接続部14の連結部16が、継手部材8の端部に設けられた凹んだ形状に形成された凹部からなる連結部82(以降、「凹部82」とも記す。)に内嵌されることにより、雄側管である配管接続部14及び雌側管である継手部材8及び配管84が連結される。
配管接続部14の先端側開口端部には、筒状の外周に平板リング状のフランジ部15が一体に設けられており、継手部材8の先端側開口端部にも同様に外周面に平板リング状のフランジ部81が一体形成されて設けられている。
配管接続部14及び継手部材8は、配管接続部14の先端側開口端部が継手部材8の先端側開口部内に嵌挿して連結される。
配管接続部14には、フランジ部15よりも先端側位置の外周面に環状溝17が形成され、当該環状溝17には、合成樹脂製のOリング18が装着される。
配管接続部14の凸部16には、それぞれ環状溝17が形成されているので、Oリング18を適正位置に速やかに装着することができる。
Oリング18は、その外径が継手部材8の内径よりも若干大径となっているため、配管接続部14の先端を継手部材8に嵌挿すると、配管接続部14の外周に設けたOリング18が継手部材8の内周面に圧接されるようになっている。
配管接続部14には、フランジ部15よりも先端側に凸部16が形成され、凸部の外周面に形成された環状溝17と、環状溝17に装着され、雌側管である継手部材8の凹部82の内周面に圧接されるOリング18と、を備えるので、凸部16が形成される配管接続部14が、継手部材8の凹部82に嵌挿されることにより、凹部82の内周面が圧接されて高い水密を図ることができる。
継手部材8は、屈曲して形成され、図4に示すように、フランジ部81とは反対側の端部側に挿入部83が設けられ、継手部材8の挿入部83が配管84内に嵌入されることにより、継手部材8と配管84とが接続されている。
雄側管のフランジ部15と前記雌側管のフランジ部81は、フランジ結合部材9によって結合される。
フランジ結合部材9には、例えば、ばね鋼などの弾性部材からなるクリップ状のクイックファスナー9が用いられる。
フランジ結合部材9は、配管接続部14及び継手部材8の各フランジ部15,81の当接する各フランジ面151,811が重ね合わせられた状態で、配管接続部14及び継手部材8の外周から突出したフランジ部15,81の外周に嵌め込まれることにより取り付けられる。
フランジ結合部材9は、両フランジ部15,81を径方向から弾性的に抱き込むとともに、管軸方向から配管接続部14及び継手部材8を狭着するようになっている。
フランジ結合部材9がクイックファスナーであるので、ネジなどの部材を用いて配管接続部14及び継手部材8を結合する場合と比較すると、両フランジ部15,81の外周にクイックファスナー9を嵌め込むだけの簡単な操作で配管接続部14及び継手部材8を結合することができる。
配管接続部14及び継手部材8のそれぞれのフランジ部15,81の当接したフランジ面同士151,811が摺接するようにフランジ結合部材9が取り付けられて結合されることにより、継手部材8は、両フランジ部15,81が摺動して継手部材8が回動可能となるように構成される。
以降、浴槽及び給湯機を繋ぐ継手部材8(8a,8b)の配管接続部14(14a,14b)への接続方法について説明する。
まず、配管接続部14a,14bと継手部材8a,8bとの連結を行う前に、配管接続部14の凸部16a,16bの基端側に形成された環状溝17a,17bに、Oリング18a,18bをそれぞれ嵌め込む。
Oリング18a,18bが装着された配管接続部14a,14bの凸部16a,16bを、継手部材8a,8bの凹部82に嵌め込んで、配管接続部14a,14b及び継手部材8a,8bを連結させる。
継手部材8a,8bのフランジ部81のフランジ面811が、配管接続部14a,14bのフランジ部15a,15bの当接面151に当接するまで、配管接続部14a,14bを継手部材8a,8bの凹部82にしっかり嵌め込む。
配管接続部14a,14bの凸部16a,16bと嵌め合わされた継手部材8a,8bは、そのフランジ部81のフランジ面811が対面する配管接続部14a,14bのフランジ部15a,15bのフランジ面151に当接することにより、継手部材8a,8bが配管接続部14a,14bの所定位置に正確に取り付けられる。
配管接続部14a,14b及び継手部材8a,8bの各フランジ部15,81の面同士151,811が当接した状態で、配管接続部14a,14b及び継手部材8a,8bの外周に一体形成されたフランジ部15,81の外周にフランジ結合部材9a,9bを嵌め込んで取り付けることにより、配管接続部14a,14b及び継手部材8a,8bがそれぞれ結合される。
図5に示すように、配管接続部14a,14bと結合された継手部材8a,8bは、配管接続部14a,14bの管軸を回転軸として回動するようになる。
図示するように、配管接続部14a,14bに継手部材8a,8bを結合させた場合に、継手部材8a,8bの挿入部83及び配管84が配管接続部14a,14bの側方から張り出すような構成であれば、回動運動する継手部材8a,8b及び配管84を妨げる障害物が存在しないため360度回動可能な構成となる。
尚、配管接続部14a,14bと結合された継手部材8a,8bが360度回動可能に構成されることが好ましいが、例えば、180度範囲内の回動動作或いは90度範囲内の回動動作などを排除するものではなく、槽外取付部材1に接続される継手部材8に求められる範囲において回動可能に構成されるものであれば特に限定するものではない。
上述したような構成であれば、配管接続部14(14a,14b)及び配管84を接続して、フランジ結合部材9(9a,9b)で両者を結合し、当接するフランジ部15,81の面同士151,811を摺動させるだけの単純な構造で、配管84が回動可能となるように構成することができる。
また、配管接続部14(14a,14b)に配管84が接続された継手部材8(8a,8b)を嵌め込み、フランジ結合部材9(9a,9b)を取り付けるだけで配管接続部14及び配管84を強固に結合させることができるので、浴槽と給湯機とを繋ぐ配管84及び継手部材8の接続作業が容易になる。
上述では、槽外取付部材1の配管接続部14の連結部16が突出した凸部16からなり、継手部材8の連結部82が凹んだ形状の凹部82からなるように説明したが、配管接続部14の連結部が凹部からなる雌側管となり、継手部材8の連結部が凸部からなる雄側管となる構成であってもよい。
配管接続部14が雌側管、継手部材8が雄側管である場合であっても、配管接続部14が雄側管、継手部材8が雌側管の場合と同様の効果を奏することは言うまでもない。
即ち、配管接続部14或いは継手部材8のいずれか一方には、フランジ部よりも先端側に凸部が形成され、他方には、凸部が内嵌される凹部が先端側開口端部に形成され、凸部の外周面に形成された環状溝17と、環状溝17に装着され、凹部の内周面に圧接されるOリング18と、を備えるので、凸部が形成される配管接続部14或いは継手部材8の何れか一方が、凹部に嵌挿されることにより、凹部の内周面が圧接されて高い水密を図ることができる。
以上説明したように、浴槽の側壁Wに貫通状態で取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続される浴槽用給湯口アダプタ100が、浴槽の側壁W内面側に取り付けられる雄ねじ部材2が螺合する外筒部12と、浴槽と給湯機とを繋ぐ配管84が接続され、外筒部12へと繋がる流路となる配管接続部14と、を有する槽外取付部材1を浴槽の側壁W外面側に備え、配管接続部14は、接続された配管84が、槽外取付部材1の管軸に沿って少なくとも真っ直ぐ後方から略直角に曲がる方向との間で回動可能となるように設けられるので、槽外取付部材1の管軸に沿って少なくとも真っ直ぐ後方から略直角に曲がる方向との間で回動可能になるように、配管84が配管接続部14に接続されることによって、浴槽と給湯機との位置関係に応じた浴槽用給湯口アダプタ100を準備しておく必要がなくなり、本発明品のみで様々な位置関係にある浴槽及び給湯機に用いることができ汎用的である。
また、配管84が回動するように構成されているので、例えば、介護用に用いられる機械式浴槽のように位置が移動する浴槽であっても、浴槽の移動に応じて継手部材8が回動することにより浴槽の移動を妨げるなどすることがなく好適に用いることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の一例に過ぎず、本発明の作用効果を奏する範囲において具体的構成などを適宜変更設計できることは言うまでもない。
1…槽外取付部材
2…雄ねじ部材
3…仕切り部材
4…フィルター部材
8(8a,8b)…継手部材
9…フランジ結合部材(クイックファスナー)
11…内筒部
12…外筒部
14(14a,14b)…配管接続部
15(15a,15b)…フランジ部
16(16a,16b)…連結部(凸部)
17(17a,17b)…環状溝
18(18a,18b)…Oリング
82…連結部(凹部)
84…配管
100…浴槽用給湯口アダプタ
151…当接する面(当接面、配管接続部のフランジ面)
811…継手部材の面(フランジ面)
W…浴槽側壁
H…取付孔

Claims (2)

  1. 浴槽の側壁に貫通状態で取り付けられ、浴槽外の給湯機に配管接続される浴槽用給湯口アダプタであって、
    浴槽の側壁内面側に取り付けられる雄ねじ部材が螺合する外筒部と、
    前記浴槽と前記給湯機とを繋ぐ配管が接続され、前記外筒部へと繋がる流路となる配管接続部と、を有する槽外取付部材を浴槽の側壁外面側に備え、
    前記配管接続部は、接続された前記配管が、前記槽外取付部材の管軸に沿って少なくとも真っ直ぐ後方から略直角に曲がる方向との間で回動可能となるように設けられ、
    前記配管接続部は、前記配管の端部に接続された継手部材が嵌め込まれて連結される連結部と、前記継手部材の端部に設けられたフランジ部の面に当接する当接面を有するフランジ部と、を備え、
    前記配管接続部及び前記継手部材の各フランジ部が当接した状態で、両フランジ部の外周にフランジ結合部材が取り付けられて結合され、前記両フランジ部が摺動して前記配管が回動可能となるように構成され、
    前記槽外取付部材は、硬質合成樹脂によって形成されていることを特徴とする浴槽用給湯口アダプタ。
  2. 前記槽外取付部材は、ポリアセタール樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の浴槽用給湯口アダプタ。
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