JP2017214838A - タービンポンプ及びポンプ用ケーシング - Google Patents

タービンポンプ及びポンプ用ケーシング Download PDF

Info

Publication number
JP2017214838A
JP2017214838A JP2016107637A JP2016107637A JP2017214838A JP 2017214838 A JP2017214838 A JP 2017214838A JP 2016107637 A JP2016107637 A JP 2016107637A JP 2016107637 A JP2016107637 A JP 2016107637A JP 2017214838 A JP2017214838 A JP 2017214838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
casing
discharge port
spiral chamber
impeller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016107637A
Other languages
English (en)
Inventor
後藤 透
Toru Goto
透 後藤
利造 高橋
Toshizo Takahashi
利造 高橋
英明 柳川
Hideaki Yanagawa
英明 柳川
耕司 豊田
Koji Toyoda
耕司 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Original Assignee
Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawamoto Pump Mfg Co Ltd filed Critical Kawamoto Pump Mfg Co Ltd
Priority to JP2016107637A priority Critical patent/JP2017214838A/ja
Publication of JP2017214838A publication Critical patent/JP2017214838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】流路断面積を十分に確保して高効率化を図りつつ、高さ寸法を抑えること。
【解決手段】中心部に設けられた吸込口41と、ポンプの回転軸方向に徐々に流路断面積を拡大させながら外周部に設けられた吐出口52に流体を導くインボリュート形状の流路を有する渦巻室30と、渦巻室30の内周側であって吐出口51の外周側に設けられ、円周方向に沿って配設された複数のガイドベーン70とを有するポンプ用ケーシング20と、ポンプ用ケーシング20の中心部に設けられ、ガイドベーン70の内側に配置されたインペラ120とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、小型化すると共に高効率化できるタービンポンプ及びポンプ用ケーシングに関する。
住居用の給水に用いられるポンプとして、渦巻ポンプ(遠心ポンプ)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。渦巻ポンプは、ポンプケーシング内に軸支されたインペラを有し、このインペラの周囲に設けられたインボリュート形状の渦巻室を備えている。インボリュート形状とは、インボリュート巻き始め位置を基点として吐出口に向けて徐々に流路断面積が増加する形状である。
このような渦巻ポンプでは、インペラの軸方向から流入した水に対し、回転するインペラを通過する過程で遠心力によって圧力及び速度のエネルギを与え、インペラの遠心方向端部から渦巻室に吐出する。渦巻室に導かれた水は、インペラから吐出した水と合流しながら、流路断面積をインペラの円周に沿って徐々に増加する流路に沿って流れ、最終的にポンプ吐出口に導かれて外部に吐出される。渦巻ポンプでは、インペラの外側にインボリュート形状の渦巻室があるため、外形が大きくなるという短所を有している。
このため、高層建築物については、より高効率に運転可能で、高圧力で水を吐出することができるタービンポンプが用いられることがある。タービンポンプは、ポンプケーシング内に軸支されたインペラを有し、このインペラの周囲に設けられた流路断面積がインペラの円周に沿って等しいケーシングを備え、このケーシングに固定され、インペラの外周に対向する位置に複数のガイドベーンが設けられている。
このようなタービンポンプでは、インペラの軸方向から流入した水に対し、回転するインペラを通過する過程で遠心力によって圧力及び速度のエネルギを与え、インペラの遠心方向端部からガイドベーン相互の隙間を通ってケーシング内部に吐出する。各ガイドベーンを通過した水は、他のガイドベーンを通過した水を合流して、最終的にポンプ吐出口に導かれて外部に吐出される。
特開2006−152849号公報
上述したタービンポンプにおいては、次のような問題があった。すなわち、ガイドベーンとケーシング内壁間の距離を小さくすると、流路断面積が小さくなり、摩擦損失等の無駄な損失が発生し、性能が低下する。一方、ガイドベーンとケーシング内壁間の距離を大きくすると、ケーシングが大型化し、その分だけ高さ寸法が大きくなり、小型化できないという問題があった。
そこで本発明は、ポンプケーシングの流路断面積を十分に確保して高効率化を図りつつ、高さ寸法を抑えることができるタービンポンプ及びポンプ用ケーシングを提供することを提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のタービンポンプ及びポンプ用ケーシングは次のように構成されている。
中心部に設けられた吸込口と、ポンプの回転軸方向に徐々に流路断面積を拡大させながら外周部に設けられた吐出口に流体を導くインボリュート形状の流路を有する渦巻室と、この渦巻室の内周側であって前記吐出口の外周側に設けられ、円周方向に沿って配設された複数のガイドベーンとを有するポンプ用ケーシングと、このポンプ用ケーシングの中心部に設けられ、前記ガイドベーンの内側に配置されたインペラとを備えている。
中心部に設けられた吸込口と、ポンプの回転軸方向に徐々に流路断面積を拡大させながら外周部に設けられた吐出口に流体を導くインボリュート形状の流路を有する渦巻室と、この渦巻室の内周側であって前記吐出口の外周側に設けられ、円周方向に沿って配設された複数のガイドベーンとを備えている。
本発明によれば、流路断面積を十分に確保して高効率化を図りつつ、高さ寸法を抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るタービンポンプを示す説明図。 同タービンポンプを構成するポンプ用ケーシングを示す正面図。 同ポンプ用ケーシングを示す背面図。 同ポンプ用ケーシングを示す縦断面図。 同ポンプ用ケーシングを示す横断面図。 同ポンプ用ケーシングの要部を示す縦断面図。 同ポンプ用ケーシングの要部を示す縦断面図。 同ポンプ用ケーシングの要部を示す縦断面図。 同ポンプ用ケーシングの要部を示す縦断面図。 同ポンプ用ケーシングの要部を示す断面図。 同ポンプ用ケーシングを示す上面図。
図1は本発明の一実施形態に係るタービンポンプ10を示す説明図、図2はタービンポンプ10を構成するポンプ用ケーシング20を示す正面図、図3はポンプ用ケーシング20を示す背面図、図4はポンプ用ケーシング20を示す縦断面図、図5はポンプ用ケーシング20を示す横断面図、図6A,図6B,図6C,図6Dはポンプ用ケーシングの要部を示す縦断面図である。
図1に示すように、タービンポンプ10は、その軸方向を水平方向とする渦巻形状のポンプ用ケーシング20と、このポンプ用ケーシング20の中心部に同軸的に配置された回転部100とを備えている。ポンプ用ケーシング20は、上部をインボリュート巻き始め位置とし、その位置を基点として円周方向に沿って下部に達し、さらに上部近傍まで徐々に流路断面積を増加させて開放する形状である。
ポンプ用ケーシング20は、インボリュート形状を有する渦巻室30と、この渦巻室30の中央部分に設けられた吸込部40と、渦巻室30の上部に設けられた吐出部50と、渦巻室30の開口部を閉塞する閉塞部60と、この閉塞部60に設けられた6枚のガイドベーン70とを備えている。
渦巻室30は、インボリュート巻き始め位置を基点aとして後述するインペラ120の回転方向に沿って吸込室側ケーシング40と内径が同一であり(図6A参照)、徐々に外径が大きくなり(δ1<δ2<δ3)、流路断面積が増加する形状である。図5におけるa−x線、b−x線、c−x線、d−x線で切断した断面が、それぞれ図6A、図6B、図6C、図6Dに対応している。渦巻室30の基点である位置aから位置dにかけて漸次内径が拡大する形状となっており、流路断面積が大きくなっている。なお、図1中二点鎖線M1〜M4で示すように、基点aに近い側から流路断面積が大きくなっている。
渦巻室30において、渦巻室30の基点aと後述する吐出流路51の基点との分岐点を舌部31と称する。
吸込部40は、中央に吸込口41が形成され、この吸込口41から外径が渦巻室30より小さく、かつ、軸方向の所定位置における内径が一定の吸込側ケーシング42を備えている(図8参照)。吸込側ケーシング42においては流路断面積を大きくする必要が無く、また軽量化を図るためインボリュート形状ではない。
吐出部50は、渦巻室30から分岐し、周方向から上方向に向けて形成された吐出流路51と、この吐出流路51の末端に位置する吐出口52とを備えている。吐出流路51は、図7に示すように、漸次内径が小さく形成されている(漸次絞り形状)。図7及び図8とを比較して説明すると、図8中二点鎖線e−e線、f−f線、g−g線、h−h線、i−i線と、図7におけるe、f、g、h、iの各位置が対応している。
このように形成された理由は、上述したように渦巻室30の流路断面積が大きくなっているため、そのままの内径では従来のタービンポンプの吐出口径より大きくなり、吐出パイプ等との接続が不具合が生ずるためである。
閉塞部60は、渦巻室30に着脱自在に取り付けられる平板状の蓋部61を備えている。この蓋部61の渦巻室30側には、ガイドベーン70が一体的に取り付けられている。ガイドベーン70の断面形状は、翼型であり、インペラ120によって周方向に付勢された水流を周方向への流れに変換する機能を有している。
ガイドベーン70のうち、吐出口52に最も近くに設けられたガイドベーン70の、渦巻室30側の面に沿った接線Pは、吐出口52への分岐となる舌部31より吐出口52側に設けられ、インペラ120側の面に沿った接線Qは、舌部31より渦巻室30の基端側に設けられている。このような構成とした理由は、インペラ120から流出されて渦巻室30内の基点付近を流れる水の体積を減らすためである。すなわち、接線Pが舌部31より基点a側に寄っていると、渦巻室30で加速された水の一部が舌部31で分岐して基点a側に流れ込み、流量が増える。基点a付近を流れる水量が多くなると、それに応じて流路断面積を大きくする必要がある。しかしながら、流路断面積が大きくなると、位置cにおける高さ寸法を大きくする必要があり、ポンプ用ケーシング20全体として高さ寸法が大きくなる。したがって、基点a付近を流れる水量を予め少なくために、接線Pは吐出口52側に設ける必要がある。
回転部100は、電動機に取り付けられる軸部110と、この軸部110に取り付けられ渦巻室30内に位置するインペラ120と、軸部110に取り付けられ吸込側ケーシング42内に位置する前段インペラ130と、インペラ120と前段インペラ130との間に配置され、前段インペラ130によって加速された水流をインペラ120の中央側に案内する流路140とを備えている。
このように構成されたタービンポンプ10では、次のようにして吸込口41から流入した吐出口52に圧力を加えて吐出する。すなわち、電動機によって軸部110が回転すると、前段インペラ130の作用によって、吸込口41から水が吸い込まれ、遠心力で吸込側ケーシング42内に導入され、流路140を通ってさらに、インペラ120の中央部に供給される。インペラ120の作用により、水流はさらに加速されてインペラ120の外周側に押し出される。押し出された水流は、ガイドベーン70によって周方向の水流に変換され、渦巻室30に流出される。基点a付近で流出された水流は、他のガイドベーン70から流出された水流と合流し、流量を増しながら周方向に流れる。この時、渦巻室30の流路断面積は流量に応じた断面積を有しているため、圧力分布が最小限に抑えられながら流れる。したがって、振動や騒音を最小限に抑えることができ、ポンプ効率を高められる。
渦巻室30を流れた水流は、吐出流路51を通り、吐出口52から外部に吐出される。吐出口52に最も近いガイドベーン70の渦巻室30側の接線Pは吐出口52側に向かっているため、渦巻室30を巡った水量が再度渦巻室30の基点aに戻る量は最小限に抑え得られている。
このように本実施形態に係るタービンポンプ10及びポンプ用ケーシング20によれば、流路断面積を十分に確保して高効率化を図りつつ、高さ寸法を抑えることが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、ガイドベーンを6つ用いてものについて説明したが、複数であればこの数に限られない。また、インペラを二段としたが、一段でも三段以上でも良い。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
10…タービンポンプ、20…ポンプ用ケーシング、30…渦巻室、40…吸込部、41…吸込口、42…吸込側ケーシング、50…吐出部、51…吐出流路、52…吐出口、60…閉塞部、61…蓋部、70…ガイドベーン、100…回転部、110…軸部、120…インペラ、130…前段インペラ、140…流路。

Claims (5)

  1. 中心部に設けられた吸込口と、ポンプの回転軸方向に徐々に流路断面積を拡大させながら外周部に設けられた吐出口に流体を導くインボリュート形状の流路を有する渦巻室と、この渦巻室の内周側であって前記吐出口の外周側に設けられ、円周方向に沿って配設された複数のガイドベーンとを有するポンプ用ケーシングと、
    このポンプ用ケーシングの中心部に設けられ、前記ガイドベーンの内側に配置されたインペラと、を備えていることを特徴とするタービンポンプ。
  2. 前記流路から上記吐出口にかけて、その流路断面積が徐々に変化する形状となっていることを特徴とする請求項1に記載のタービンポンプ。
  3. 前記ガイドベーンのうち、前記吐出口に最も近いガイドベーンの前記渦巻室側の面に沿った接線は、前記吐出口への分岐となる舌部より前記吐出口側に設けられ、前記インペラ側の面に沿った接線は、前記舌部より前記渦巻室の基端側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のタービンポンプ。
  4. 前記ポンプ用ケーシングは、前記吸込口を形成する吸込側ケーシングと、この吸込側ケーシングに同軸的に、かつ、軸方向に隣接して配置された吐出側ケーシングとを有し、
    前記吸込側ケーシングの内径よりも前記吐出側ケーシングの内径が同一又は大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のタービンポンプ。
  5. 中心部に設けられた吸込口と、
    ポンプの回転軸方向に徐々に流路断面積を拡大させながら外周部に設けられた吐出口に流体を導くインボリュート形状の流路を有する渦巻室と、
    この渦巻室の内周側であって前記吐出口の外周側に設けられ、円周方向に沿って配設された複数のガイドベーンと、を有するポンプ用ケーシング。
JP2016107637A 2016-05-30 2016-05-30 タービンポンプ及びポンプ用ケーシング Pending JP2017214838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016107637A JP2017214838A (ja) 2016-05-30 2016-05-30 タービンポンプ及びポンプ用ケーシング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016107637A JP2017214838A (ja) 2016-05-30 2016-05-30 タービンポンプ及びポンプ用ケーシング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017214838A true JP2017214838A (ja) 2017-12-07

Family

ID=60576686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016107637A Pending JP2017214838A (ja) 2016-05-30 2016-05-30 タービンポンプ及びポンプ用ケーシング

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017214838A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010001851A (ja) 羽根無しディフューザを備えた遠心圧縮機および羽根無しディフューザ
JP2010144698A (ja) 遠心圧縮機
JP2015007423A (ja) 循環ポンプ
KR101695444B1 (ko) 펌프
JP2016031064A (ja) 多段ポンプ
US20120308372A1 (en) Centrifugal compressor having an asymmetric self-recirculating casing treatment
JP4802786B2 (ja) 遠心形ターボ機械
JP6712159B2 (ja) ディフューザ、及び多段ポンプ装置
JP4576414B2 (ja) コーンおよび水車
KR20150032686A (ko) 원심펌프의 임펠러 흡입 안내장치
JP2017214838A (ja) タービンポンプ及びポンプ用ケーシング
JP6917704B2 (ja) 多段ポンプ
JP2017020432A (ja) ポンプ用羽根車及びこれを備えたポンプ
JP6269447B2 (ja) 遠心ポンプ
JP6476011B2 (ja) ポンプ装置
JP6138009B2 (ja) 遠心形ターボ機械
JP6078303B2 (ja) 遠心式流体機械
WO2016092873A1 (ja) 遠心式圧縮機のインペラ
WO2010007780A1 (ja) 遠心ポンプ用羽根車及び遠心ポンプ
JP5940370B2 (ja) フランシス水車のランナ、フランシス水車
JP2007239674A (ja) 羽根車および遠心ポンプ
JP5781335B2 (ja) ポンプ逆転水車
JP6370591B2 (ja) 水力機械
KR200477242Y1 (ko) 토출력을 증대시킨 수중펌프
KR102316724B1 (ko) 원심펌프