JP2017214797A - 天井仕上部材取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】天井スラブ11の下方に設けられ、少なくとも一つの側面または下面に、長さ方向に延在する溝部を備えた、野縁3と、該野縁3に複数のファスナー5(51、52)を介して取り付けられた天井仕上部材7を備え、前記複数のファスナー52は、前記溝部に係合する掛止部によって、前記野縁3に取り付けられて、前記野縁3に沿って前記野縁3に対し相対的に移動可能である、天井仕上部材取付構造1を提供する。
【選択図】図1
Description
また、上記のような構造において、仕上部材を構造躯体の挙動に追従させて耐震性を高めるためには、例えば、実大実験等の大規模な実験を行い、天井下地材や仕上部材の応力伝達のメカニズムを把握して、天井面全体での挙動の分析と設計検討を行う必要があるが、そのために、相応の工期をかけて、大きな実験設備を構築しなければならず、設計検討が容易ではない。
上記のような構成によれば、天井仕上部材の各々が、野縁に沿って移動可能となるように取り付けられているため、地震時の構造躯体の挙動、及び、それに伴う野縁の挙動に、容易に追従することが可能である。すなわち、天井仕上部材の、地震時の構造躯体の挙動への追従性を、比較的容易に高めることが可能となり、これにより、耐震性を高めることができる。
また、地震時における天井仕上部材取付構造の挙動を把握するに当たり、天井仕上部材の各々が野縁に対し相対的に移動可能な構造となっているため、天井下地部の構造モデルを天井仕上部材単位に単純化することが可能となる。すなわち、実大実験等の大規模な実験を簡略化することができ、設計検討が容易となる。
上記のような構成によれば、天井仕上部材の野縁に対する相対移動範囲を制限することができるため、天井仕上部材間の衝突やそれに伴う破損を防止することが可能となる。
上記のような構成によれば、例えば、天井スラブの下面から下方向に突出する梁部材等に野縁を設ける際に、梁部材間の間隔が大きい場合であっても、十分な数の野縁受けを梁部材間を跨ぐように配設し、この野縁受けを介して野縁を接合することにより、各野縁が野縁受けによって支持される支持点間の間隔を短くし、各支持点間における天井仕上部材の荷重の負担量を低減することができる。これにより、本天井仕上部材取付構造の設置における汎用性を高めることができる。
上記のような構成によれば、天井仕上部材として、アルミパネル等の面材を使用することが可能となる。
上記のような構成によれば、天井仕上部材として、長尺のルーバー材を使用することが可能となる。
次に、図7を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第1の変形例を説明する。本第1の変形例における天井仕上部材取付構造60と、天井仕上部材取付構造1との差異は、野縁3が野縁受け2を介さずに、直接梁12に接合されていることである。
なお、本変形例のように、野縁3をRC躯体に直接留めつける場合においては、野縁3の継ぎ手部の配置設計が必要となる。すなわち、野縁3の継ぎ手部を梁12下に配置するように配慮し、梁12下に位置しない継ぎ手部には補強を施す等の対応が必要である。
次に、図8を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第2の変形例を説明する。本第2の変形例における天井仕上部材取付構造70と、天井仕上部材取付構造1との差異は、梁71がRC造ではなくH形鋼等の鉄骨であることである。
なお、本変形例のように、梁71が鉄骨である場合においては、梁71の形状は建物により多種多様に異なるため、野縁受け2を支持する方法は各仕口ごとに納まりを設計する必要がある。
次に、図9を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第3の変形例を説明する。本第3の変形例における天井仕上部材取付構造80と、天井仕上部材取付構造1との差異は、野縁3が野縁受け2を介さずに、直接梁71に接合されていること、及び、梁71がRC造ではなくH形鋼等の鉄骨であることである。
なお、本変形例のように、野縁3を梁71に直接留めつける場合においては、野縁3の継ぎ手部の配置設計が必要となる。すなわち、野縁3の継ぎ手部を梁71下に配置するように配慮し、梁71下に位置しない継ぎ手部には補強を施す等の対応が必要である。
また、本変形例のように、梁71が鉄骨である場合においては、梁71の形状は建物により多種多様に異なるため、野縁受け2を支持する方法は各仕口ごとに納まりを設計する必要がある。
次に、図10、図11を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第4の変形例を説明する。本第4の変形例における天井仕上部材取付構造90と、天井仕上部材取付構造1との主な差異は、野縁3が野縁受け2を介さずに、直接梁71に接合されていること、梁71がRC造ではなくH形鋼等の鉄骨であること、及び、天井仕上部材97が面材ではなく、長尺のルーバー材であることである。
また、傾斜している天井スラブに対して、天井仕上部材取付構造が天井スラブと同様に傾斜するように取り付けられても構わない。
また、梁の下面の高さが揃えられておらず、不均一である場合においては、胴縁受けや野縁はガセットプレート等を介して高さを調整しつつ接合しても構わない。
また、ファスナーの形状も、図面を用いて説明した形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、他の多様な形状であっても構わない。
また、天井仕上部材は、例えば、上記実施形態及び第1乃至第3の変形例においてはアルミパネルであったが、これに限られず、ガラスなどの他の材質のパネルであっても構わない。天井仕上部材として、第4の変形例のようにルーバー材を用いる場合においても同様である。
また、天井仕上部材として、立体形状を有する装飾等を、取り付けてもよい。
2 野縁受け
3 野縁
4(4a、4b、4c) 溝部
5 ファスナー
7、97 天井仕上部材
11 天井スラブ
12、71 梁
13 野縁受け接合部材
14 野縁接合部材
15、18 ボルト・ナット
16 野縁固定ボルト
17 野縁固定ナット
51、91 固定用ファスナー(ファスナー)
52、92 スライド用ファスナー(ファスナー)
53、93 本体
54、94 固定ボルト
54a 頭部(掛止部)
55、95 固定ナット
56 滑り材
Claims (5)
- 天井スラブの下方に設けられ、少なくとも一つの側面または下面に、長さ方向に延在する溝部を備えた、野縁と、
該野縁に複数のファスナーを介して取り付けられた天井仕上部材を備え、
前記複数のファスナーは、前記溝部に係合する掛止部によって、前記野縁に取り付けられて、前記野縁に沿って前記野縁に対し相対的に移動可能である、天井仕上部材取付構造。 - 前記複数のファスナー中の任意のファスナーは、前記野縁に対して移動不能に固定されている、請求項1に記載の天井仕上部材取付構造。
- 前記野縁は、野縁受けを介して前記天井スラブに接合されている、請求項1または2に記載の天井仕上部材取付構造。
- 前記天井仕上部材は、面材である、請求項1から3のいずれか一項に記載の天井仕上部材取付構造。
- 前記天井仕上部材は、長尺のルーバー材である、請求項1から3のいずれか一項に記載の天井仕上部材取付構造。
Priority Applications (1)
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JP2016110569A JP6782564B2 (ja) | 2016-06-02 | 2016-06-02 | 天井仕上部材取付構造 |
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