JP2017214797A - 天井仕上部材取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】地震時の挙動への追従性が高く、耐震性の高い、天井仕上部材取付構造を提供する。
【解決手段】天井スラブ11の下方に設けられ、少なくとも一つの側面または下面に、長さ方向に延在する溝部を備えた、野縁3と、該野縁3に複数のファスナー5(51、52)を介して取り付けられた天井仕上部材7を備え、前記複数のファスナー52は、前記溝部に係合する掛止部によって、前記野縁3に取り付けられて、前記野縁3に沿って前記野縁3に対し相対的に移動可能である、天井仕上部材取付構造1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井仕上部材取付構造に関するものである。
一般に中高層建築物の施工においては、天井スラブの下方に、野縁や野縁受を介して天井板等の仕上部材を取り付けることが、広く行われている。
例えば、特許文献1には、図12に示されるような天井下地構造100が開示されている。本天井下地構造100は、所定間隔で平行に並ぶ多数の中空な金属製角形筒101と金属製角形筒101に直交して所定間隔で平行に並ぶ多数の金属製角形筒102とからなり、金属製角形筒101あるいは102を吊りボルト103を用いて建物の構造物126から吊り下げるように構成されている。金属製角形筒101には、金属製角形筒101に対して直交し且つ部屋の端から端に到る金属製角形筒からなる梁部材107を取付金具108を介して取り付けている。天井板105は、図12(b)に示されるように、金属製角形筒101の下に接合されて設けられている。
特許文献1に開示されているような、天井スラブから天井面を吊るして支持する吊り天井方式の他に、天井を仕上げ材の延長で実現するのではなく、構造材として設計施工を行い、構造として監理された安全な天井を実現する、準構造の天井下地工法も行われている。
上記のような従来の吊り天井方式、準構造の天井下地工法による構造においては、地震時における構造躯体や天井下地材の挙動を把握し、把握した挙動に仕上部材を追従させて、耐震性を高めることが容易ではない。
また、上記のような構造において、仕上部材を構造躯体の挙動に追従させて耐震性を高めるためには、例えば、実大実験等の大規模な実験を行い、天井下地材や仕上部材の応力伝達のメカニズムを把握して、天井面全体での挙動の分析と設計検討を行う必要があるが、そのために、相応の工期をかけて、大きな実験設備を構築しなければならず、設計検討が容易ではない。
特開2013−181342号公報
本発明が解決しようとする課題は、地震時の挙動への追従性が高く、耐震性の高い、天井仕上部材取付構造を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。すなわち、本発明は、天井スラブの下方に設けられ、少なくとも一つの側面または下面に、長さ方向に延在する溝部を備えた、野縁と、該野縁に複数のファスナーを介して取り付けられた天井仕上部材を備え、前記複数のファスナーは、前記溝部に係合する掛止部によって、前記野縁に取り付けられて、前記野縁に沿って前記野縁に対し相対的に移動可能である、天井仕上部材取付構造を提供する。
上記のような構成によれば、天井仕上部材の各々が、野縁に沿って移動可能となるように取り付けられているため、地震時の構造躯体の挙動、及び、それに伴う野縁の挙動に、容易に追従することが可能である。すなわち、天井仕上部材の、地震時の構造躯体の挙動への追従性を、比較的容易に高めることが可能となり、これにより、耐震性を高めることができる。
また、地震時における天井仕上部材取付構造の挙動を把握するに当たり、天井仕上部材の各々が野縁に対し相対的に移動可能な構造となっているため、天井下地部の構造モデルを天井仕上部材単位に単純化することが可能となる。すなわち、実大実験等の大規模な実験を簡略化することができ、設計検討が容易となる。
本発明の一態様においては、前記複数のファスナー中の任意のファスナーは、前記野縁に対して移動不能に固定されている。
上記のような構成によれば、天井仕上部材の野縁に対する相対移動範囲を制限することができるため、天井仕上部材間の衝突やそれに伴う破損を防止することが可能となる。
本発明の一態様においては、前記野縁は、野縁受けを介して前記天井スラブに接合されている。
上記のような構成によれば、例えば、天井スラブの下面から下方向に突出する梁部材等に野縁を設ける際に、梁部材間の間隔が大きい場合であっても、十分な数の野縁受けを梁部材間を跨ぐように配設し、この野縁受けを介して野縁を接合することにより、各野縁が野縁受けによって支持される支持点間の間隔を短くし、各支持点間における天井仕上部材の荷重の負担量を低減することができる。これにより、本天井仕上部材取付構造の設置における汎用性を高めることができる。
本発明の一態様においては、前記天井仕上部材は、面材である。
上記のような構成によれば、天井仕上部材として、アルミパネル等の面材を使用することが可能となる。
本発明の一態様においては、前記天井仕上部材は、長尺のルーバー材である。
上記のような構成によれば、天井仕上部材として、長尺のルーバー材を使用することが可能となる。
本発明によれば、地震時の挙動への追従性が高く、耐震性の高い、天井仕上部材取付構造を、提供することが可能となる。
本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造の斜視図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造における、野縁に対するファスナーの取付状況を示す部分拡大図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造における、野縁の断面図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造におけるファスナーの分解取付図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造における面材の斜視図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造の拡大した斜視図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造の第1の変形例の斜視図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造の第2の変形例の斜視図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造の第3の変形例の斜視図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造の第4の変形例の斜視図である。 本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造の第4の変形例の拡大した斜視図である。 従来の天井下地構造を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態として示した天井仕上部材取付構造1を、下側から見上げた場合の斜視図である。図2は、野縁に対するファスナーの取付状況を示す斜視図である。図2においては、天井仕上部材7は図示されておらず、天井仕上部材7を透過して下側から見上げた場合の天井仕上部材取付構造1を示すものである。本実施形態における天井仕上部材取付構造1は、天井を準構造として実現した、準構造の天井下地工法によるものである。
天井仕上部材取付構造1は、天井スラブ11の下方に設けられた野縁3と、野縁3に複数のファスナー5(51、52)を介して取り付けられた天井仕上部材7を備えている。野縁3は、野縁受け2を介して天井スラブ11に接合されている。
天井スラブ11は、複数の梁12を備えている。複数の梁12の各々は、互いに間隔を空けて平行に、水平な一つの方向Xに沿って設けられている。複数の梁12の各々は、その下側の部分が天井スラブ11の下面から突出するように設けられている。本実施形態においては、梁12を含めた天井スラブ11は、鉄筋コンクリート造である。
梁12には、複数の長尺の野縁受け2が、互いに間隔を空けて平行に、梁12の延在する方向Xと水平面内で直交する方向Yに延在して設けられている。本実施形態においては、野縁受け2は断面矩形形状の鋼管である。野縁受け2は、野縁受け接合部材13によって梁12に接合されている。野縁受け接合部材13は、例えば本実施形態においてはL形鋼を短く切截することで形成された部材であり、野縁受け接合部材13の一方の鋼板が梁12の下面12aに、他方の鋼板が野縁受け2の側面2bに、各々接するように設けられて、ボルト等で緊締されることにより、野縁受け2は梁12に接合されている。
野縁3は、隣り合う野縁受け2間の間隔よりも長く形成された長尺の鋼材であり、野縁受け2に、互いに所定の間隔を空けて平行に、野縁受け2と水平面内で直交する方向Xに延在して設けられている。野縁3の、図2におけるA−A断面図を図3に示す。野縁3は、少なくとも一つの側面または下面に、長さ方向に延在する溝部4a、4b、4cを備えている。
野縁3は、外壁と内壁を備えている。外壁は、上側に位置する2つの上側外壁3a、図3における左右両側面の上側に位置する、2つの側方上側外壁3b、図3における左右両側面の下側に位置する、2つの側方下側外壁3c、及び、下側に位置する2つの下側外壁3dを備えている。内壁は、上側内壁3e、2つの側方内壁3g、及び、下側内壁3fを備えている。
上側内壁3eと下側内壁3fは、水平方向に、かつ互いに平行に設けられている。上側内壁3eの下面と下側内壁3fの上面には、2つの側方内壁3gの各々の両端辺がそれぞれ接合されており、これにより、上側内壁3eと下側内壁3fは接続されて、一体となっている。2つの側方内壁3gは、鉛直方向に、かつ互いに平行に設けられており、上側内壁3eと下側内壁3fと垂直に接合されている。
上側内壁3eと下側内壁3fは、2つの側方内壁3gの各々との接合位置から、それぞれ外方に突出し、これにより、2つの上側内壁側方突出部3hと、2つの下側内壁側方突出部3iが形成されている。
2つの上側内壁側方突出部3hの各々の外端に、側方上側外壁3bが、上側内壁側方突出部3hと垂直になるように接合されている。側方上側外壁3bの各々は、上側内壁側方突出部3hとの接合位置から上方及び下方に突出している。側方上側外壁3bの各々の上端には、上側外壁3aが、側方上側外壁3bと垂直に接合されて野縁3の内側に延在することにより、2つの上側外壁3aが互いに向き合うように設けられている。
2つの下側内壁側方突出部3iの各々の外端に、側方下側外壁3cが、下側内壁側方突出部3iと垂直になるように接合されている。側方下側外壁3cの各々は、下側内壁側方突出部3iとの接合位置から上方及び下方に突出している。側方下側外壁3cの各々の下端には、下側外壁3dが、側方下側外壁3cと垂直に接合されて野縁3の内側に延在することにより、2つの下側外壁3dが互いに向き合うように設けられている。
上記の構成によって、野縁3は、断面輪郭形状が仮想矩形形状内に沿う形状を有している。すなわち、2つの上側外壁3aが上面に、2つの側方上側外壁3bと2つの側方下側外壁3cが側面に、及び、2つの下側外壁3dが下面に、それぞれ対応すると考えると、野縁3の各外壁3a乃至3dは、上面、2つの側面、及び下面によって形成される、矩形輪郭形状に沿う形状を成している。
野縁3は、2つの側面の各々に、側方溝部4aを有している。側方溝部4aは、底面が側方内壁3gの、側面が上側内壁側方突出部3hと下側内壁側方突出部3iの、各々の表面によって形成されている。側方溝部4aは、野縁3の側方に位置する開口部を介して外部に連通している。開口部の両端からは、側方上側外壁3bと側方下側外壁3cが開口部に向けて突出しており、開口部は側方溝部4aの内部空間と比較すると幅が狭くなっている。
野縁3は下面に、下側溝部4bを有している。下側溝部4bは、底面が下側内壁3fと下側内壁側方突出部3iの、側面が側方下側外壁3cの、各々の表面によって形成されている。下側溝部4bは、野縁3の下面に位置する開口部を介して外部に連通している。開口部の両端からは、2つの下側外壁3dが開口部に向けて突出しており、開口部は下側溝部4bの内部空間と比較すると幅が狭くなっている。
野縁3は上面に、上側溝部4cを有している。上側溝部4cは、底面が上側内壁3eと上側内壁側方突出部3hの、側面が側方上側外壁3bの、各々の表面によって形成されている。上側溝部4cは、野縁3の上面に位置する開口部を介して外部に連通している。開口部の両端からは、2つの上側外壁3aが開口部に向けて突出しており、開口部は上側溝部4cの内部空間と比較すると幅が狭くなっている。
2つの側方溝部4a、下側溝部4b、及び上側溝部4cの、各々の開口部は、同程度の大きさを有するように構成されている。開口部の大きさは、各溝部4a、4b、4cに取り付けられる部材の掛止部の仕様により決定されている。
野縁3は、上記の断面形状を有することで、長さ方向の2つの側面、上面及び下面に、それぞれ、長さ方向に延在する溝部4(4a、4b、4c)を備えている。
野縁3の材質としては、加工性などを考えるとアルミ合金型材を使用するのが好ましいが、他の素材でも構わない。
野縁3は、図4に示されるように、野縁接合部材14によって野縁受け2に接合されている。野縁接合部材14は、例えば本実施形態においてはL形鋼を短く切截することで形成された部材であり、野縁接合部材14の一方の鋼板である鉛直板14aが野縁受け2の側面2bに、他方の鋼板である水平板14bが野縁3の上面に、各々接するように設けられている。
野縁接合部材14の鉛直板14aには、図示しない孔が開設されており、野縁接合部材14は、この孔を介して、緩み止め仕様のボルト・ナット15で緊結されることで、野縁受け2に接合されている。野縁接合部材14の水平板14bにも、図示しない孔が開設されており、この孔は、野縁3の上側溝部4cの開口上に位置するように設けられている。この状態で、野縁固定ボルト16を、野縁3の上側溝部4c内に頭部が位置し、雄ネジ部が上方を向いて野縁3の上側外壁3a間の開口から突出し、野縁接合部材14の水平板14bの孔を挿通するように位置せしめたうえで、緩み止め仕様の野縁固定ナット17を上方から螺着させることで、野縁接合部材14と野縁3は接合されている。
ここで、野縁固定ボルト16の頭部は、例えば、互いに対向する上側外壁3aの先端間の間隔よりも大きく、上側溝部4cの幅よりもわずかに小さい矩形形状となっているものを選定することにより、頭部が上側溝部4c内で回転して野縁固定ボルト16が緩むことを防止できるとともに、頭部と野縁固定ナット17の間に2つの上側外壁3aと、野縁接合部材14の水平板14bを挟むことができる。これにより、野縁3が脱落することなく、野縁3を野縁接合部材14に接合することができる。
次に、ファスナー5(51、52)について説明する。図1、2、4等に示されるように、複数のファスナー5(51、52)が、野縁3の溝部に係合する、後述する掛止部によって、野縁3に取り付けられている。ファスナー5は、固定用ファスナー51と、スライド用ファスナー52を備えている。固定用ファスナー51とスライド用ファスナー52の各々は、天井仕上部材7の荷重を分担して野縁3に伝えている。固定用ファスナー51は野縁3に移動不能に固定されている。スライド用ファスナー52は、後に詳説するように、野縁3等の熱伸びや、地震時の野縁3間の相対的な移動に対応するために、野縁3に沿って野縁3に対し相対的に移動可能に取り付けられたファスナーである。以下、各ファスナーについて詳細に説明する。
図4に示されるように、固定用ファスナー51は、本体53、固定ボルト54、及び緩み止め仕様の固定ナット55を備えている。本体53は、底板53aと側板53bを備えており、底板53aの一側辺に、側板53bが、底板53aと垂直になるように接合されている。本体53は、野縁3の一方の側面に、側板53bが側方上側外壁3bと側方下側外壁3cを跨いで側方溝部4aを部分的に塞ぐように、なおかつ、底板53aが野縁3とは反対側に突出するように設けられている。側板53bの、側方溝部4aの開口に対応する位置には、2つのボルト孔53cが、野縁3の延在する方向に並んで開設されている。底板53aには1つの、天井仕上部材7取付用のボルト孔53dが開設されている。
固定ボルト54は、頭部54a(掛止部)と雄ネジ部54bを備えている。固定ボルト54は、頭部54aが野縁3側に位置して側方溝部4a内に格納され、雄ネジ部54bが野縁3とは反対側を向いて本体53の側板53bのボルト孔53cを挿通するように配置されている。頭部54aの径は側方溝部4aの開口部の幅、すなわち、側方上側外壁3bと側方下側外壁3cの先端間の幅より大きくなるように選定されている。
固定ボルト54の雄ネジ部54bには、緩み止め仕様の固定ナット55が螺着されている。固定ボルト54の頭部54aが側方溝部4aの開口部の幅より大きな径を有しているため、固定ボルト54の頭部54aと固定ナット55の間には、野縁3の側方上側外壁3bと側方下側外壁3c、及び、本体53の側板53bが挟まれている。固定用ファスナー51においては、固定ボルト54と固定ナット55はトルク管理により緊結されている。
上記のように、固定用ファスナー51は、固定ボルト54の頭部54aが、野縁3の側方上側外壁3b、側方下側外壁3cの内側表面に掛止されている。これにより、固定ボルト54の頭部54aが掛止部として作用し、固定用ファスナー51に対して野縁3とは反対の方向に引き抜く力が作用しても、固定用ファスナー51が野縁3から分離しない構造となっている。
本体53は、アルミ型材により製造されている。
次に、スライド用ファスナー52を説明する。スライド用ファスナー52は、固定用ファスナー51に加えて、滑り材56を備えた構成を有している。滑り材56は、例えば1mm程度の厚みを有するステンレスの板であってよいし、ポリテトラフルオロエチレンでもよい。滑り材56は、本体53の側板53bのボルト孔53cと対応する位置にボルト孔56aを備えており、野縁3と本体53の側板53bの間に位置せしめられている。また、スライド用ファスナー52においては、固定ナット55は固定ボルト54に対して、適度に緩く螺着されて接合されている。この、固定ナット55の緩い螺着による接合と、滑り材56により、スライド用ファスナー52は、野縁3に対して側方溝部4aに沿って滑らかに移動可能となるように、野縁3に取り付けられている。
次に、図5を用いて、天井仕上部材7を説明する。本実施形態においては、天井仕上部材7はアルミパネル等の面材である。天井仕上部材7は、矩形形状の底板7aを備えている。底板7aの、互いに反対側の側辺には、底板7aから垂直に立ち上がるように、2枚の側板7bが設けられている。各側板7bの上端辺には、底板7aと平行に、なおかつ、互いに向かい合うように、取付板7cが設けられている。各取付板7cには、2つのボルト孔7dが開設されている。
天井仕上部材7は、図6に示されるように取り付けられている。図6は、天井仕上部材取付構造1を天井スラブ11の位置から見下ろした斜視図である。2本の併設された野縁3A、3Bにおいて、野縁3Aの野縁3B側の側面には、1つの固定用ファスナー51Aと、1つのスライド用ファスナー52Bが取り付けられている。野縁3Bの野縁3A側の側面には、2つのスライド用ファスナー52C、52Dが取り付けられている。これらの4つのファスナー51A、52B、52C、52Dの、各々の本体53の底板53aに開設された、図4に示されるボルト孔53dが、図5に示される天井仕上部材7Aのボルト孔7dに対応して配置されている。天井仕上部材7Aの取付板7cと本体53の底板53aが、これらのボルト孔53d、ボルト孔7dを挿通するように設けられた、緩み止め仕様のボルト・ナット18によって緊締されている。
このように、各天井仕上部材7Aは、複数の野縁3のうち、1つの野縁3(図6においては野縁3A)に対してのみ、固定用ファスナー51(図6においてはファスナー51A)によって接合されている。これにより、天井仕上部材7は、固定用ファスナー51によって接合された野縁3と一体となって移動する。他方、天井仕上部材7Aは、他の野縁3(図6においては野縁3B)に対しては、スライド用ファスナー52のみによって接合されている。これにより、天井仕上部材7は、他の野縁3とは相対的に移動可能となっている。本実施形態における天井仕上部材取付構造1は、以上の構造を備えることにより、地震時の構造躯体の挙動への、天井仕上部材7の高い追従性を実現することが可能となっている。
天井仕上部材7Aと、隣接する、例えば7Bとして示されている天井仕上部材7との間には、一定の間隔の目地が設けられている。
次に、上記の天井仕上部材取付構造1の効果について説明する。
天井仕上部材取付構造1においては、野縁3に沿って野縁3に対し相対的に移動可能であるスライド用ファスナー52によって、天井仕上部材7の各々が、野縁3に沿って移動可能となるように取り付けられている。例えば、図6を用いて説明したように、天井仕上部材7が複数の野縁3にまたがって取り付けられる場合には、1本の野縁3(3A)に対してのみ、固定用ファスナー51(51A)によって取り付けられており、他の野縁3Bに対しては、スライド用ファスナー52(52C、52D)のみによって取り付けられている。
これにより、地震時の構造躯体の、ゆがみ等の挙動、及び、それに伴う野縁3の挙動に、容易に追従することが可能である。すなわち、天井仕上部材7の、地震時の構造躯体の挙動への追従性を、比較的容易に高めることが可能となり、これにより、耐震性を高めることができる。なお、本実施形態における天井仕上部材取付構造1は、天井仕上部材7の、野縁3の延在する方向への挙動追従性を高めるものである。本実施形態においては、天井仕上部材取付構造1は準構造方式によるものであるため、野縁3と直交する方向に関しては、天井仕上部材取付構造1を剛性設計することで、耐震性を高めることが可能である。
また、図6を用いて説明したように、1本の野縁3(3A)に対して1枚の天井仕上部材7を複数のファスナー5(51、52)で取り付ける場合においては、野縁3Aに取り付けるファスナーの1個のみを固定用ファスナー51(51A)とし、他をスライド用ファスナー52(52B)としている。仮に、複数の固定用ファスナー51を使用すると、これらの固定用ファスナー51間に位置する野縁3と天井仕上部材7が熱伸びした際に、双方の熱膨張係数の相違により、野縁3と天井仕上部材7に応力がかかり、破損する可能性がある。すなわち、上記のような固定用ファスナー51を1個のみとし、他をスライド用ファスナー52とする構成により、熱伸び時にスライド用ファスナー52が移動して応力を吸収し、熱伸びによる破損を防止することが可能である。
また、地震時における天井仕上部材取付構造1の挙動を把握するに当たり、天井仕上部材7の各々が野縁3に対し相対的に移動可能な構造となっているため、天井下地部の構造モデルを天井仕上部材7単位に単純化することが可能となる。すなわち、実大実験等の大規模な実験を簡略化することができ、設計検討が容易となるため、施工コストを低減することができる。
また、1本の野縁3に対しては天井仕上部材7が固定用ファスナー51で取り付けられているため、天井仕上部材7の野縁3に対する相対移動範囲を制限することができるため、天井仕上部材間の衝突やそれに伴う破損を防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、図1等に示されるように、野縁3は、野縁受け2を介して天井スラブ11の梁12に取り付けられている。このような場合において、隣接する梁12間の間隔が大きい場合であっても、十分な数の野縁受け2を梁12間を跨ぐように配設し、この野縁受け2を介して野縁3を接合することにより、各野縁3が野縁受け2によって支持される支持点間の間隔を短くし、各支持点間における天井仕上部材7の荷重の負担量を低減することができる。これにより、本天井仕上部材取付構造1の設置における汎用性を高めることができる。
また、野縁3上の長さ方向における任意の位置に固定用ファスナー51及びスライド用ファスナー52を設置して、各ファスナー5(51、52)に対して天井仕上部材7を取り付ける構成を有しており、各ファスナー5(51、52)の設置位置の選択自由度が、梁12や野縁受け2の位置によって束縛されることがなくなるため、天井仕上部材7の形状や割り付けの自由度を高めることができる。
また、1本の野縁3は各側面に任意に各ファスナー5(51、52)を取り付けることができる。したがって、設計の自由度を向上させることが可能となる。
また、本実施形態においては、各ファスナー5(51、52)の本体53は、2枚の矩形の鋼板が接合されたL字型形状をなしているが、例えばコの字形状、I字形状など、他のどのような形状、大きさを成していても構わない。すなわち、多様な形状のファスナー5(51、52)を野縁3に接合することが可能であり、ファスナー5(51、52)の設計次第で、多様な仕様の建材を取り付けることが可能である。
上記のように、天井仕上部材7の形状や割り付けの自由度が高く、野縁3の各側面に各ファスナー5(51、52)を取り付けることが可能であり、また、各ファスナー5(51、52)の設計次第で、多様な仕様の建材を取り付けることが可能であるため、建築物の形状などに依存せずに、標準的に本構造を採用することができる。したがって、天井仕上部材取付構造1の決定や設計、及び施工検討にかかる時間、工数を低減し、すなわち、施工コストを低減することができる。
また、各ファスナー5(51、52)の本体53は、加工性が良好なアルミ型材により製造されているため、ファスナー5(51、52)の製造を容易に行うことができる。
また、天井仕上部材取付構造1において使用される各ナットは、緩み止め仕様であるため、ナットを定期的に締め直す必要がなくなり、点検などの維持、保守費用を低減することができる。仮に、緩み止め仕様でない場合であっても、本実施形態の奏する他の効果を奏することができるのは、いうまでもない。
また、天井仕上部材7の設置にドリルねじを用いる必要がなく、ボルト・ナット18で留めつけているため、施工ムラがなく、天井仕上部材7の脱落の危険性を低減することができる。
(実施形態の第1の変形例)
次に、図7を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第1の変形例を説明する。本第1の変形例における天井仕上部材取付構造60と、天井仕上部材取付構造1との差異は、野縁3が野縁受け2を介さずに、直接梁12に接合されていることである。
天井仕上部材取付構造60は、隣接する梁12間の間隔が小さく、野縁3の断面性能の範囲で天井仕上部材7を支持可能な場合に利用可能である。
本第1の変形例が、上記実施形態と同様の効果を奏することはいうまでもない。
なお、本変形例のように、野縁3をRC躯体に直接留めつける場合においては、野縁3の継ぎ手部の配置設計が必要となる。すなわち、野縁3の継ぎ手部を梁12下に配置するように配慮し、梁12下に位置しない継ぎ手部には補強を施す等の対応が必要である。
(実施形態の第2の変形例)
次に、図8を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第2の変形例を説明する。本第2の変形例における天井仕上部材取付構造70と、天井仕上部材取付構造1との差異は、梁71がRC造ではなくH形鋼等の鉄骨であることである。
本第2の変形例が、上記実施形態と同様の効果を奏することはいうまでもない。
なお、本変形例のように、梁71が鉄骨である場合においては、梁71の形状は建物により多種多様に異なるため、野縁受け2を支持する方法は各仕口ごとに納まりを設計する必要がある。
(実施形態の第3の変形例)
次に、図9を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第3の変形例を説明する。本第3の変形例における天井仕上部材取付構造80と、天井仕上部材取付構造1との差異は、野縁3が野縁受け2を介さずに、直接梁71に接合されていること、及び、梁71がRC造ではなくH形鋼等の鉄骨であることである。
本第3の変形例が、上記実施形態と同様の効果を奏することはいうまでもない。
なお、本変形例のように、野縁3を梁71に直接留めつける場合においては、野縁3の継ぎ手部の配置設計が必要となる。すなわち、野縁3の継ぎ手部を梁71下に配置するように配慮し、梁71下に位置しない継ぎ手部には補強を施す等の対応が必要である。
また、本変形例のように、梁71が鉄骨である場合においては、梁71の形状は建物により多種多様に異なるため、野縁受け2を支持する方法は各仕口ごとに納まりを設計する必要がある。
(実施形態の第4の変形例)
次に、図10、図11を用いて、上記実施形態として示した天井仕上部材取付構造1の第4の変形例を説明する。本第4の変形例における天井仕上部材取付構造90と、天井仕上部材取付構造1との主な差異は、野縁3が野縁受け2を介さずに、直接梁71に接合されていること、梁71がRC造ではなくH形鋼等の鉄骨であること、及び、天井仕上部材97が面材ではなく、長尺のルーバー材であることである。
本変形例における固定用ファスナー91、スライド用ファスナー92は、本体93の底板93aの形状が矩形ではなく、図11に拡大して示されるように、側板93bとの接合部から外方に向かうにつれて幅が漸次小さくなるような、台形形状を備えている。固定用ファスナー91、スライド用ファスナー92は、これ以外の点においては、上記した実施形態で説明したファスナー5(51、52)と略同様の構成を備えており、野縁3に対しても同様に取り付けられている。
天井仕上部材97は、上面97aに溝部97bを備えている。天井仕上部材97は、各野縁3と直交するように、互いに間隔を空けて設けられて、図10に示される1つの野縁3Cに対して固定用ファスナー91によって取り付けられ、かつ、他の野縁3に対してスライド用ファスナー92によって取り付けられている。各ファスナー91、92の、図11に示される本体93の底板93aに開設された図示されないボルト孔が、天井仕上部材97の溝部97bに対応して配置されている。このボルト孔は、溝部97b内に頭部94aが掛止するように位置せしめられて雄ネジ部94bが上方を向くように配された固定ボルト94によって、挿通されている。緩み止め仕様の固定ナット95が、底板93aの上方において、雄ネジ部94bに螺着されている。
上記のような構成により、実施形態と同様に、地震時の構造躯体の、ゆがみ等の挙動、すなわち、それに伴う野縁3の挙動に、容易に追従することが可能であり、地震時の挙動への追従性を高めて、耐震性を高めることができることは、いうまでもない。
また、天井仕上部材取付構造90が、上記実施形態と同様に、施工コストの低減、天井仕上部材97間の接触や破損の防止、設置時の汎用性向上、天井仕上部材97の形状や割り付けの自由度の向上、設計の自由度の向上、維持、保守費用の低減、及び天井仕上部材97の脱落の危険性の低減などの効果を奏することは言うまでもない。
なお、本発明の天井仕上部材取付構造は、図面を参照して説明した上述の実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、その技術的範囲において他の様々な変形例が考えられる。
例えば、一本の野縁に対するファスナー及び天井仕上部材の取り付け方は、図面を用いて説明した形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、他の多様な取り付け方が考えらえることは言うまでもない。例えば、野縁の下面に位置する下側溝部4bに対して、ファスナーを取り付けても構わない。
また、傾斜している天井スラブに対して、天井仕上部材取付構造が天井スラブと同様に傾斜するように取り付けられても構わない。
また、梁の下面の高さが揃えられておらず、不均一である場合においては、胴縁受けや野縁はガセットプレート等を介して高さを調整しつつ接合しても構わない。
また、ファスナーの形状も、図面を用いて説明した形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、他の多様な形状であっても構わない。
また、天井仕上部材の形状は、既に説明したような形状に限られず、他の形状を備えていても構わない。例えば、上記実施形態及び第1乃至第3の変形例においては、天井仕上部材は図5に示されるように矩形形状であったが、三角形や五角形等の他の多角形、外周に弧を備える形状など、他の形状であってもよい。
また、天井仕上部材は、例えば、上記実施形態及び第1乃至第3の変形例においてはアルミパネルであったが、これに限られず、ガラスなどの他の材質のパネルであっても構わない。天井仕上部材として、第4の変形例のようにルーバー材を用いる場合においても同様である。
また、天井仕上部材として、立体形状を有する装飾等を、取り付けてもよい。
また、上記実施形態及び各変形例においては、天井仕上部材取付構造は、天井を準構造として実現した、準構造の天井下地工法によるものであったが、これに限られず、例えば、吊り天井方式によるものであっても構わない。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態及び各変形例で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
1、60、70、80、90 天井仕上部材取付構造
2 野縁受け
3 野縁
4(4a、4b、4c) 溝部
5 ファスナー
7、97 天井仕上部材
11 天井スラブ
12、71 梁
13 野縁受け接合部材
14 野縁接合部材
15、18 ボルト・ナット
16 野縁固定ボルト
17 野縁固定ナット
51、91 固定用ファスナー(ファスナー)
52、92 スライド用ファスナー(ファスナー)
53、93 本体
54、94 固定ボルト
54a 頭部(掛止部)
55、95 固定ナット
56 滑り材

Claims (5)

  1. 天井スラブの下方に設けられ、少なくとも一つの側面または下面に、長さ方向に延在する溝部を備えた、野縁と、
    該野縁に複数のファスナーを介して取り付けられた天井仕上部材を備え、
    前記複数のファスナーは、前記溝部に係合する掛止部によって、前記野縁に取り付けられて、前記野縁に沿って前記野縁に対し相対的に移動可能である、天井仕上部材取付構造。
  2. 前記複数のファスナー中の任意のファスナーは、前記野縁に対して移動不能に固定されている、請求項1に記載の天井仕上部材取付構造。
  3. 前記野縁は、野縁受けを介して前記天井スラブに接合されている、請求項1または2に記載の天井仕上部材取付構造。
  4. 前記天井仕上部材は、面材である、請求項1から3のいずれか一項に記載の天井仕上部材取付構造。
  5. 前記天井仕上部材は、長尺のルーバー材である、請求項1から3のいずれか一項に記載の天井仕上部材取付構造。
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