JP2017213611A - 光学フィルム積層体のスリット装置及びスリット方法 - Google Patents

光学フィルム積層体のスリット装置及びスリット方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ロール状巻回体にしたときに耳上がりが抑制され、さらに切断粉の発生が抑制されるポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを有する光学フィルム積層体のスリット装置の提供。【解決手段】 対をなす上円形刃と下刃ロールとの組を2組有し、前記上円形刃は、前記下刃ロールに摺接する摺接面と摺接しない非摺接面とを有し、前記下刃ロールは、前記上円形刃に対する嵌合溝を有し、前記2組は、互いの前記上円形刃の非摺接面が対向するように配置されており、前記対をなす上円形刃と下刃ロールとの組は、前記上円形刃と前記下刃ロールとの間を前記光学フィルム積層体が移動し、且つ、前記光学フィルム積層体の保護フィルム側表面が下刃ロール側を移動するよう配置されており、前記上円形刃が前記光学フィルム積層体の移動方向に対してトーイン角(β)及び前記上円形刃の前記下刃ロールに対する接圧が、所定値以下のスリット装置。【選択図】 図1

Description

本発明は、光学フィルム積層体のスリット装置及び光学フィルム積層体のスリット方法に関する。
従来、液晶表示装置等の表示装置においては、位相差フィルム、偏光フィルム及び輝度向上フィルム等の光学フィルムを設けることが知られている。
このような光学フィルムは、製造効率の観点から、ある程度の量をまとめて長尺状に製造し、この長尺のフィルムをロール状巻回体として保存する。
長尺の光学フィルムを巻回する際、光学フィルムの保護やハンドリング性の向上のため、光学フィルムに保護フィルムを積層する技術が知られている(特許文献1参照)。
また、長尺の光学フィルムと、保護フィルム等その他フィルムを積層させた光学フィルム積層体を、長さ方向に平行に所定幅で切断する装置(以下、スリット装置とも記す)や切断する方法(以下、スリット方法とも記す)が知られている。
例えば、特許文献2には、光学フィルム積層体の一方の面側に配置された円形刃物と、他方の面側において該円形刃物に対応する位置に配置された別の円形刃物との間で、光学フィルム積層体を移動させることにより、該光学フィルム積層体の切断を行うスリット方法が開示されている。
例えば、特許文献3には、ウェブ状の光学機能フィルムと、該光学機能フィルムの一方面側に粘着層を介して積層されたウェブ上の離型フィルムとを含む光学フィルム積層体をスリットする装置であって、前記光学フィルム積層体の前記離型フィルムが当接するように配置された外周面と、該外周面のいずれかの位置において周方向に連続するように設けられた複数の溝部とを有し、前記光学フィルム積層体の幅方向に平行な回転軸の周りに回転する、積層体支持ローラと、該積層体支持ローラに取り付けられた複数の第1の円形切断刃と、該複数の第1の円形切断刃に対応する複数の第2の円形切断刃を有し、前記積層体支持ローラに前記光学フィルム積層体を当接させながら、前記第1の円形切断刃と前記第2の円形切断刃で切断を行うスリット装置が開示されている。
特開2005−125659号公報 特開2006−289601号公報 特開2015−205393号公報
光学フィルムの表面に貼る保護フィルムとしては、追従性及び加工性の観点から、該光学フィルムより柔軟性に優れた、ポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムが選択されることがある。
しかしながら、本発明者の検討によれば、長尺の光学フィルムとポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムの積層体を、上述した円形切断刃の組を用いて、積層体の長さ方向に平行に所定幅でスリットし、スリットした光学フィルム積層体をロール状巻回体とした場合、該ロール状巻回体の端部が反り上がる、いわゆる耳上がり現象が発生するおそれがあることがわかった。
また、ロール状巻回体の側面部にポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムの切断粉が付着するおそれがあることがわかった。
ロール状巻回体に耳上がりが存在すると、ロール状巻回体端部のみが硬巻になり、光学フィルムが変形し、フリルと呼ばれるフィルム端部が波打ったような状態になり、光学フィルムの平面性が著しく悪化するため、後加工に不具合が生じる可能性がある。
また、ロール状巻回体の側面部に切断粉が付着すると、光学フィルム積層体を巻き出した際に、光学フィルムに切断粉が付着し、液晶表示装置等の光学フィルムとして使用できない可能性がある。
そこで本発明の目的は、光学フィルムと光学フィルムの少なくとも一方面側に積層されたポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む光学フィルム積層体をスリット装置に関し、ロール状巻回体にしたときに耳上がりが抑制され、さらに切断粉の発生が抑制された、光学フィルム積層体のスリット装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る光学フィルム積層体のスリット装置は、光学フィルムと、該光学フィルムの少なくとも一方面側に積層されたポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む、光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットする装置であり、該装置は対をなす上円形刃と下刃ロールとの組を2組有し、前記上円形刃は、前記下刃ロールに摺接する摺接面と摺接しない非摺接面とを有し、前記下刃ロールは、前記上円形刃に対する嵌合溝を有し、前記2組は、互いの前記上円形刃の非摺接面が対向するように配置されており、前記対をなす上円形刃と下刃ロールとの組は、前記上円形刃と前記下刃ロールとの間を前記光学フィルム積層体が移動し、且つ、前記光学フィルム積層体の保護フィルム側表面が下刃ロール側を移動するよう配置されており、前記上円形刃が前記光学フィルム積層体の移動方向に対してトーイン角(β)を1.5°以上となるように配置されており、前記上円形刃の前記下刃ロールに対する接圧が、0.5kg以上、3.0kg以下である。
この構成によれば、スリットした光学フィルム積層体の幅方向の両端部では切断粉の発生が抑制され、スリットした光学フィルム積層体をロール状巻回体にした場合に耳上がりが抑制される。
本発明の一態様に係る光学フィルム積層体のスリット装置は、例えば、前記上円形刃の刃先の先端角度(α)が30°以上、70°以下である。
この構成によれば、光学フィルム積層体の切断断面形状を悪化させることなく、上円形刃の耐久性も確保できる。
本発明の一態様に係る光学フィルム積層体のスリット装置は、例えば、前記上円形刃と前記下刃ロールとのオーバーラップ量が、0.15mm以上、0.60mm以下である。
この構成によれば、光学フィルム積層体を切断し損ねるおそれが少なく、また光学フィルム積層体が上円形刃と下刃ロールとの間に入りこみ、切断部が変形してしまうおそれが少ない。
本発明の一態様に係る光学フィルム積層体のスリット方法は、光学フィルムと、該光学フィルムの少なくとも一方面側に積層されたポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む、光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットする方法であり、対をなす上円形刃と下刃ロールとの組を2組有し、前記上円形刃は、前記下刃ロールに摺接する摺接面と摺接しない非摺接面とを有し、前記下刃ロールは、前記上円形刃に対する嵌合溝を有し、前記2組は、互いの前記上円形刃の非摺接面が対向するように配置されており、前記対をなす上円形刃と下刃ロールとの組は、前記上円形刃と前記下刃ロールとの間を前記光学フィルム積層体が移動し、且つ、前記光学フィルム積層体の保護フィルム側表面が下刃ロール側を移動するよう配置されており、前記上円形刃が前記光学フィルム積層体の移動方向に対してトーイン角(β)を1.5°以上となるように配置されており、前記上円形刃の前記下刃ロールに対する接圧が、0.5kg以上、3.0kg以下であり、前記2組を用いて、前記光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットする。
この構成によれば、スリットした光学フィルム積層体の幅方向の両端部では切断粉の発生が抑制され、スリットした光学フィルム積層体をロール状巻回体にした場合に耳上がりが抑制される。
本発明に係る光学フィルム積層体のスリット装置及びスリット方法は、スリットした光学フィルム積層体の幅方向の両端部では、切断粉の発生が抑制され、スリットした光学フィルム積層体をロール状巻回体にした場合も、端部の耳上がりが抑制されるため、光学フィルムの品質を高く維持することができる。
図1は本発明の一形態に係るスリット装置の正面模式図である。 図2(a)は上円形刃の模式図であり、図2(b)は上円形刃の刃先の拡大模式図である。 図3は上円形刃を上面から見た模式図である。 図4は上円形刃と下刃ロールの側面模式図である。 図5は光学フィルム積層体の切断の様子を示す模式図である。 図6(a)は光学フィルム積層体のロール状巻回体の耳上がり現象を示す模式図であり、図6(b)は耳上がり箇所の拡大模式図である。 図7は本発明の一形態に係る光学フィルム積層体のスリット装置の斜視模式図である。
本発明に係る光学フィルム積層体のスリット装置の実施形態につき図面に基づき説明する。
該スリット装置は、対をなす上円形刃と下刃ロールとの組を2組有し、
前記上円形刃は、前記下刃ロールに摺接する摺接面と摺接しない非摺接面とを有し、
前記下刃ロールは、前記上円形刃に対する嵌合溝を有し、
前記2組は、互いの前記上円形刃の非摺接面が対向するように配置されており、
前記対をなす上円形刃と下刃ロールとの組は、前記上円形刃と前記下刃ロールとの間を前記光学フィルム積層体が移動し、且つ、前記光学フィルム積層体の保護フィルム側表面が下刃ロール側を移動するよう配置されており、前記上円形刃の前記下刃ロールに対する接圧が、0.5kg以上、3.0kg以下であり、前記上円形刃が前記光学フィルム積層体の移動方向に対してトーイン角(β)を1.5°以上となるように配置されているものである。
図1は、本発明の一形態に係るスリット装置の正面模式図である。
図1に示すように、本発明の一形態に係るスリット装置は、光学フィルム積層体7の表裏にそれぞれ配置された上円形刃3と下刃ロール4とを備えて構成されており、光学フィルム積層体7は、図1の紙面奥から紙面手前に向かって移動する。
上円形刃3と下刃ロール4との組を2組有し、光学フィルム積層体7の幅方向の両端部をスリットする。
幅方向の両端部をスリットされた光学フィルム積層体7は、図7に示すように、巻芯2にロール状に巻回され、ロール状巻回体1とされる。
図1に光学フィルム積層体の構成を示す。光学フィルム積層体7は、光学フィルム8の少なくとも一方の表面にポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルム9が積層された構成を有しており、少なくともポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルム9面側が下刃ロール4側にくるように上円形刃3と下刃ロール4との組が配置されている。
図1に示すように、上円形刃3は、下刃ロール4に摺接する摺接面Xと摺接しない非摺接面Yとを有し、図2(b)に示す刃先の先端角度(α)が30°以上、70°以下であることが好ましい。
刃の摩耗の観点から、刃先の先端角度(α)は、30°以上であることが好ましく、より好ましくは40°以上、さらに好ましくは45°以上である。一方、切断部の変形を抑制し、また切断部のケバ立ちを抑制する観点から、70°以下であることが好ましく、より好ましくは60°以下、さらに好ましくは55°以下である。
図1に示すように、2つの上円形刃は互いの非摺接面Yが対向するように配置されている。
図5に示すように、光学フィルム積層体7において下刃ロール4側にポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルム9を有する場合、該保護フィルム9はその柔軟性ゆえ、上円形刃3と下刃ロール4の摺接部分でしごかれ塑性変形するため、結果として光学フィルム積層体7の端部の厚みが大きくなり、スリットした光学フィルム積層体7をロール状巻回体とした場合、端部に耳上がり現象が発生すると推測する。
図1に示すように、2つの上円形刃3が互いの非摺接面Yが対向するように配置されることにより、ロール状巻回体とする光学フィルム積層体7の幅方向の両端部で、保護フィルム9の変形を抑制することができるため、光学フィルム積層体7をロール状巻回体にした場合、耳上がりを抑制することができる。
図3に示すように、上円形刃3は光学フィルム積層体の移動方向DMに対してトーイン角(β)を1.5°以上となるように配置されている。
切断粉の発生を抑制する観点から、トーイン角(β)は1.5°以上であることが重要であり、さらに好ましくは2°以上である。上限は特に制限されないが、通常は10°以下である。
上円形刃の素材としては、金属製、セラミック製等を挙げることができる。
具体的には、鉄、鉄合金、工具鋼、及びステンレス鋼等が好ましい。また、それらの材料に窒化チタン、炭化チタン、及び炭化タングステン等の表面処理をしている刃物が好ましい。
加工性と硬度のバランスが取れていることから、上円形刃の素材としては工具鋼が好ましい。
下刃ロールは、図1に示すように嵌合溝12を有する。
嵌合溝の形状は、上円形刃の形状により適宜設計されるが、図5の示すように下刃ロールの先端部分で上円形刃と接すること、すなわち上円形刃と摺接する下刃ロールの刃先角度(γ)は、図5に示す上円形刃の刃先角度(δ)以下であることが好ましい。
上円形刃の下刃ロールに対する接圧は、0.5kg以上、3.0kg以下であることが重要である。
光学フィルム積層体が上円形刃と下刃ロールとの間に入りこみ、切断部が変形してしまうおそれが少なく、また上円形刃と下刃ロールとの過剰な摩耗が抑制される。
図4に示す上円形刃3と下刃ロール4とのオーバーラップ量6は、0.15mm以上、0.60mm以下であることが好ましい。
オーバーラップ量6が0.15mm以上であれば、光学フィルム積層体7を切断し損ねるおそれが少なく、また、0.60mm以下であれば、光学フィルム積層体7が上円形刃3と下刃ロール4との間に入りこみ、切断部が変形してしまうおそれが少ない。より好ましくは、0.15mm以上、0.30mm以下である。
図4に示す上円形刃3と下刃ロール4とのオフセット量5は、特に限られず、光学フィルム積層体7をスリットできる範囲で適宜設定できる。
本発明の一形態に係るスリット装置で切断される光学フィルム積層体は、光学フィルムと、該光学フィルムの少なくとも一方面側に積層されたポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む積層体である。
光学フィルムとしては、各種光学機能を有する単層のシート(例えば、液晶層、ハードコート層、防眩層等)、少なくとも2層以上の積層体からなる光学フィルム及び少なくとも偏光板と粘着剤層との積層体からなる光学フィルム等を挙げることができる。
具体的には、液晶層、ハードコート層、防眩層、輝度向上フィルム、直線偏光フィルム、位相差フィルム、直線偏光フィルムと位相差フィルムとが積層された楕円偏光フィルム、及び円偏光フィルム等の40〜500μm程度の樹脂フィルム、更にはこれらの積層体を挙げることができる。
直線偏光フィルムとしては、通常、ヨウ素又は2色性染料で染色されたポリビニールアルコール(PVA)からなる偏光子フィルムの両面をトリアセチルセルロース(TAC)製のフィルムで積層したもの等が使用される。偏光子フィルムの厚みは通常15〜30μ m程度、TACフィルムの厚みは通常40〜200μm程度である。偏光子フィルムとT ACフィルムとは、通常ポリビニールアルコール系の接着剤や粘着剤等により貼り付けられている。
直線偏光フィルムの厚みは、通常100〜300μm程度である。
位相差フィルムとしては、例えばポリカーボネート系樹脂フィルムを延伸することで得られる一軸配向フィルム等が使用され、その厚みは通常40〜200μm程度である。
楕円偏光フィルムや円偏光フィルム等は、前記直線偏光フィルムに前記位相差フィルムを接着剤や粘着剤等により貼り付けられたものである。
楕円偏光フィルムや円偏光フィルムの厚みは、通常200〜350μm程度である。
ポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムは、ポリオレフィン系重合体を主成分とする1層のみからなる単層構造のフィルムでもよく、2層以上の層を備える積層構造のフィルムでもよい。2層以上の層を備える積層構造の場合は、最も厚みの厚い層がポリオレフィン系重合体を主成分として構成されている必要があり、全ての層がポリオレフィン系重合体を主成分として構成されていてもよい。
なお主成分とは、各層を形成する成分のうち最も多く含有する成分をいい、各層において50質量%以上占めるものを主成分としてもよく、80質量%以上占めるものを主成分としてもよく、90質量%以上占めるものを主成分としてもよい。
ポリオレフィン系重合体の例を挙げると、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−エチル(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−メチル(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−n−ブチル(メタ)アクリレート共重合体、及びエチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。ここで、ポリエチレンとしては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、及び直鎖状低密度ポリエチレンなどが挙げられる。また、エチレン−プロピレン共重合体としては、例えば、ランダム共重合体、ブロック共重合体などが挙げられる。さらに、α−オレフィンとしては、例えば、ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、オクテン−1、ペンテン−1、及びヘプテン−1等が挙げられる。
保護フィルムの厚みは、光学フィルムの保護機能及び加工性の観点から、好ましくは5μm以上、より好ましくは10μm以上、さらに好ましくは20μm以上であり、好ましくは200μm以下、より好ましくは100μm以下、さらに好ましくは50μm以下である。
保護フィルムは、光学フィルム側の表面に粘着層を有していてもよい。粘着層は粘着剤を含んで形成され、粘着剤による粘着力によって保護フィルムが光学フィルムに対して固定されるようになっている。
粘着剤としては、例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、ポリビニルエーテル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤、及びポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン系粘着剤などを挙げることができる。なお、粘着剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
粘着層には、必要に応じて、粘着付与性重合体を含ませてもよい。粘着付与性重合体としては、例えば、芳香族炭化水素重合体、脂肪族炭化水素重合体、テルペン重合体、テルペンフェノール重合体、芳香族炭化水素変性テルペン重合体、クロマン・インデン重合体、スチレン系重合体、ロジン系重合体、フェノール系重合体、及びキシレン重合体等が挙げられ、中でも低密度ポリエチレン等の脂肪族炭化水素重合体が好ましい。ただし、具体的な粘着付与性重合体の種類は、前記のブロック共重合体との相溶性、樹脂の融点、及び着層の粘着力の点から、適宜選択される。また、粘着付与性重合体は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
粘着層には、必要に応じて、軟化剤、老化防止剤、充填剤、及び着色剤(染料または顔料など)などの添加剤を含ませてもよい。なお、添加剤は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。
軟化剤としては、例えば、プロセスオイル、液状ゴム、及び可塑剤などが挙げられる。
充填剤としては、例えば、硫酸バリウム、タルク、炭酸カルシウム、マイカ、シリカ、及び酸化チタンなどが挙げられる。
粘着層の厚みは、光学フィルムとの接着力及び加工性の観点から、1.0μm以上が好ましく、2.0μm以上がより好ましく、50μm以下が好ましく、30μm以下がより好ましい。
保護フィルムの剥離力は、光学フィルム積層体の搬送工程や切断工程において、保護フィルムが光学フィルムから浮いたり、剥がれたりするおそれがない程度の剥離力が好ましく、具体的には、光学フィルムに対する剥離力が、1mN/10mm以上が好ましく、2mN/10mm以上がより好ましい。
一方で、光学フィルム積層体から保護フィルムを剥離する際に、光学フィルムにしわや傷が生じることを抑制できる程度の剥離力が好ましく、具体的には、光学フィルムに対する剥離力が、100mN/10mm以下が好ましく、20mN/10mm以下がより好ましい。
光学フィルム積層体のロール状巻回体の外径に制限はないが、通常160mm以上、好ましくは190mm以上であり、通常2300mm以下、好ましくは1200mm以下である。
(用語の説明)
一般的に「フィルム」とは、長さ及び幅に比べて厚みが極めて小さく、最大厚みが任意に限定されている薄い平らな製品で、通常、ロールの形で供給されるものをいい(日本工業規格JISK6900)、一般的に「シート」とは、JISにおける定義上、薄く、一般にその厚みが長さと幅のわりには小さく平らな製品をいう。しかし、シートとフィルムの境界は定かでなく、本発明において文言上両者を区別する必要がないので、本発明においては、「フィルム」と称する場合でも「シート」を含むものとし、「シート」と称する場合でも「フィルム」を含むものとする。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例により限定されるものではない。
(評価)
実施例、比較例及び参考例で得られた光学フィルム積層体のロール状巻回体を以下の方法で評価した。結果を表1に示す。
(1)耳上がり評価
図6(a)に示すように幅方向の両端部をスリットした光学フィルム積層体1000mをロール状巻回体1とし、図6(b)に示すように該ロール状巻回体の中央部分を基準(ゼロ点)として、両端部の反り上がり量11をダイヤルゲージで測定した。
評価基準は以下の通りである。
◎:0〜0.10mm
○:0.11〜0.20mm
×:0.30mm以上
(2)保護フィルムの光学フィルムに対する剥離力
長さ120mm、幅5mmの光学フィルム積層体の光学フィルム側表面をSUS平板表面に両面テープで固定し、測定用サンプルを作製した。
万能試験機(株式会社島津製作所製 「EZ−Test」)に該測定用サンプルを固定し、SUS平板から保護フィルムを180°剥離し、剥離力(mN/10mm)を算出した。
(2)切断粉付着の観察
スリット後、光学フィルム積層体のロール状巻回体側面部及び上円形刃を観察し、切断粉が付着しているか観察した。
評価基準は以下の通りである。
◎:ロール状巻回体側面部及び上円形刃に切断粉付着なし。
○:ロール状巻回体側面部には切断粉付着ないが、上円形刃には付着あり。
×:ロール状巻回体側面部に切断粉付着あり。
(保護フィルムの構成)
実施例、比較例及び参考例では、以下に示す粘着層付き保護フィルムA、粘着層付き保護フィルムB及び粘着層付き保護フィルムCを用いた光学フィルム積層体を使用した。
[保護フィルムA]
保護フィルムAは、低密度ポリエチレン及び高密度ポリエチレンを含有する層と、ポリエチレンを含有する粘着層(厚み5μm)を有する保護フィルムである。総厚みは30μmであり、剥離力は4mN/10mmである。
[保護フィルムB]
保護フィルムBは、ポリエチレンを含有する中間層、ポリプロピレンを含有する背面層、ポリエチレンを含有する粘着層(厚み7μm)を有する保護フィルムであり、総厚みは30μmであり、剥離力は5mN/10mmである。
[保護フィルムC]
保護フィルムCは、ポリプロピレンを含有する中間層、ポリプロピレンを含有する背面層、ポリプロピレンを含有する粘着層(厚み6μm)を有する保護フィルムであり、厚みは30μmであり、剥離力は7mN/10mmである。
(上円形刃及び下刃ロール)
実施例、比較例及び参考例で用いた上円形刃及び下刃ロールは、以下通りである。
・上円形刃:φ180mm
先端角度(α)は50°
刃先角度(δ)は87°
材質は高速度工具鋼鋼材
・下刃ロール:φ180mm
刃先角度(γ)は70°
材質は高速度工具鋼鋼材
[実施例1]
図1に示す通り、互いの上円形刃の非摺接面が対向するように、上円形刃及び下刃ロールとの組を、スリット位置L(図1左側のスリット位置)及びスリット位置R(図1右側のスリット位置)に配置した。
両方の下刃ロールは、光学フィルム積層体の移動方向(紙面奥から紙面手前に向かって移動)に対して平行に配置した。上円形刃のトーイン角(β)、上円形刃と下刃ロールとのオーバーラップ量、上円形刃と下刃ロールの接圧の条件は、表1に示す。
厚み125μmのポリカーボネートフィルムと保護フィルムAとを、保護フィルムAの粘着層を介して貼り合せた光学フィルム積層体を速度11m/minで移動させて、幅方向の両端部をスリットした後、ロール状巻回体とした。
得られた光学フィルム積層体のロール状巻回体に対し各種評価を行った。結果は表1に示す。
[実施例2]
保護フィルムAを保護フィルムBに変更した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[実施例3]
保護フィルムAを保護フィルムCに変更した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[比較例1]
互いの上円形刃の摺接面が対向するように、2組の上円形刃及び下刃ロールを配置した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[比較例2]
互いの上円形刃の摺接面が対向するように、2組の上円形刃及び下刃ロールを配置した以外は、実施例3と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[実施例4]
表1に示すように、上円形刃と下刃ロールのオーバーラップ量を変更した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[実施例5]
表1に示すように、上円形刃と下刃ロールの接圧を変更した以外は、実施例4と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[比較例3]
表1に示すように、上円形刃と下刃ロールの接圧をゼロに変更した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[比較例4]
表1に示すように、上円形刃と下刃ロールのトーイン角、オーバーラップ量、接圧を変更した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[比較例5]
表1に示すように、上円形刃と下刃ロールのトーイン角、オーバーラップ量、接圧を変更した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
[参考例1]
光学フィルムのみの幅方向の両端部をスリットした以外は、実施例1と同様にして、光学フィルムのロール状巻回体を得た結果、該ロール状巻回体に耳上がり現象及び切断粉付着は確認されなかった。
[参考例2]
光学フィルム積層体を保護フィルムが上円形刃側になるように移動させて、幅方向の両端部をスリットした以外は、実施例1と同様にして光学フィルム積層体のロール状巻回体を得た。各種評価の結果は表1に示す。
Figure 2017213611
(考察)
実施例1〜5、比較例1〜5の結果から、対をなす上円形刃と下刃ロールとの組を2組有し、前記上円形刃は、前記下刃ロールに摺接する摺接面と摺接しない非摺接面とを有し、前記下刃ロールは、前記上円形刃に対する嵌合溝を有し、前記2組は、互いの前記上円形刃の非摺接面が対向するように配置されており、前記対をなす上円形刃と下刃ロールとの組は、前記上円形刃と前記下刃ロールとの間を前記光学フィルム積層体が移動し、且つ、前記光学フィルム積層体のポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルム側表面が下刃ロール側を移動するよう配置されており、前記上円形刃が前記光学フィルム積層体の移動方向に対してトーイン角(β)を1.5°以上となるように配置されており、前記上円形刃の前記下刃ロールに対する接圧が、0.5kg以上、3.0kg以下であるスリット装置を用い、光学フィルムと、該光学フィルムの少なくとも一方面側に積層されたポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む、光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットした場合、スリット後の光学フィルム積層体のロール状巻回体において、耳上がりが抑制され、かつロール状巻回体側面部に切断粉が付着しないことが分かった。
(考察2)
参考例1より、ポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む、光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットし、ロール状巻回体とした場合の耳上がり現象及びロール状巻回体側面部の切断粉付着は、ポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムが原因だと推測され、このことから、本発明に係るスリット装置及びスリット方法は、ポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを有する、多様な光学フィルム積層体に適用できる可能性があることが示唆される。
(考察3)
参考例2より、保護フィルム表面側が非下刃ロール側を移動するようにしてスリットした光学積層体のロール状巻回体は、側面部に切断粉付着がなく、耳上がり現象も抑制されていることが分かった。
この結果から、光学フィルムの両面に保護フィルムを積層した光学フィルム積層体を本発明に係るスリット装置でスリットした場合も、ロール状巻回体の側面部への切断粉付着及び耳上がり現象が抑制されると推測される。
本発明に係る光学フィルム積層体のスリット装置及びスリット方法は、スリット後の光学フィルム積層体のロール状巻回体の耳上がり現象や、ロール状巻回体側面に切断粉が付着することを抑制することができるため、高品質の光学フィルムを提供できる。
1 ロール状巻回体
2 巻芯
3 上円形刃
4 下刃ロール
5 オフセット量
6 オーバーラップ量
7 光学フィルム積層体
8 光学フィルム
9 保護フィルム
10 耳上がり
11 反り上がり量
12 嵌合溝
X 摺接面
Y 非摺接面
L,R スリット位置
DM 光学フィルム積層体の移動方向

Claims (4)

  1. 光学フィルムと、該光学フィルムの少なくとも一方面側に積層されたポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む、光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットする、光学フィルム積層体のスリット装置であって、
    対をなす上円形刃と下刃ロールとの組を2組有し、
    前記上円形刃は、前記下刃ロールに摺接する摺接面と摺接しない非摺接面とを有し、
    前記下刃ロールは、前記上円形刃に対する嵌合溝を有し、
    前記2組は、互いの前記上円形刃の非摺接面が対向するように配置されており、
    前記対をなす上円形刃と下刃ロールとの組は、前記上円形刃と前記下刃ロールとの間を前記光学フィルム積層体が移動し、且つ、前記光学フィルム積層体のポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルム側表面が下刃ロール側を移動するよう配置されており、
    前記上円形刃が前記光学フィルム積層体の移動方向に対してトーイン角(β)を1.5°以上となるように配置されており、
    前記上円形刃の前記下刃ロールに対する接圧が、0.5kg以上、3.0kg以下であることを特徴とする光学フィルム積層体のスリット装置。
  2. 前記上円形刃の刃先の先端角度(α)が30°以上、70°以下であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム積層体のスリット装置。
  3. 前記上円形刃と前記下刃ロールとのオーバーラップ量が、0.15mm以上、0.60mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学フィルム積層体のスリット装置。
  4. 光学フィルムと、該光学フィルムの少なくとも一方面側に積層されたポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルムを含む、光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットする、光学フィルム積層体のスリット方法であって、
    対をなす上円形刃と下刃ロールとの組を2組有し、
    前記上円形刃は、前記下刃ロールに摺接する摺接面と摺接しない非摺接面とを有し、
    前記下刃ロールは、前記上円形刃に対する嵌合溝を有し、
    前記2組は、互いの前記上円形刃の非摺接面が対向するように配置されており、
    前記対をなす上円形刃と下刃ロールとの組は、前記上円形刃と前記下刃ロールとの間を前記光学フィルム積層体が移動し、且つ、前記光学フィルム積層体のポリオレフィン系重合体を主成分とする保護フィルム側表面が下刃ロール側を移動するよう配置されており、
    前記上円形刃が前記光学フィルム積層体の移動方向に対してトーイン角(β)を1.5°以上となるように配置されており、
    前記上円形刃の前記下刃ロールに対する接圧が、0.5kg以上、3.0kg以下であり、
    前記2組を用いて、前記光学フィルム積層体の幅方向の両端部をスリットすることを特徴とする光学フィルム積層体のスリット方法。
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