JP2017213014A - 炊飯器 - Google Patents

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勝行 渡部
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大智 西野
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裕輔 中山
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Abstract

【課題】圧力調整弁駆動部の動作状態を精度よく検知することができる炊飯器の提供。【解決手段】炊飯器本体と、鍋と、鍋を加熱する第1の加熱部と、炊飯器本体の上方を覆う外蓋と、鍋の上方を覆う内蓋と、内蓋を加熱する第2の加熱部と、鍋内の圧力を調整する圧力調整弁と、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部と、圧力調整弁駆動部に配置された磁性体と、磁性体の磁界を検知する検知素子と、圧力調整弁駆動部を制御する制御部と、を備え、検知素子は、磁性体が第1の位置にある場合はオン信号を出力するとともに、磁性体が第2の位置にある場合はオフ信号を出力しており、制御部は、検知素子から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部の動作状態を検知しており、第1の位置及び第2の位置のうちの少なくとも一方の位置は、第2の加熱部の上方以外の位置にある、炊飯器。【選択図】図6

Description

本発明は、炊飯器に関し、特に、炊飯工程において鍋内の圧力を調整する圧力式炊飯器に関する。
従来、この種の炊飯器においては、鍋内の圧力を調整する圧力調整手段の動作状態を検出すべく、圧力調整手段の動作状態を検出する検知手段を有する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図10に示すように、従来の炊飯器は、炊飯器本体と、炊飯器本体に収容される鍋と、鍋内の圧力を大気圧よりも低い減圧状態にする減圧手段である減圧ポンプ201と、鍋内の圧力を制御する調圧弁と、調圧弁を駆動するソレノイド202と、ソレノイド202を駆動するソレノイド駆動手段203と、ソレノイドの動作を検知する調圧操作検知手段204と、鍋内の圧力値を検知する圧力検知手段205と、ソレノイド駆動手段203を介してソレノイド202を制御する加熱制御手段206と、を備えている。また、従来の炊飯器において、調圧操作検知手段204は、ソレノイド202が出没動作する毎に、オン・オフの状態が切り換わる機械的または光学的なスイッチで構成されている。そして、従来の炊飯器において、加熱制御手段206は、圧力検知手段205によって、鍋内の圧力が加圧状態よりも高い所定値以上であることが検知された場合、または、調圧操作検知手段204によって、ソレノイド202が所定の動作位置にないことが検知された場合には、予め設定された所定時間、若しくは圧力検知手段205で検知される鍋内の圧力値が所定値に低下するまで、減圧手段である減圧ポンプ201を駆動させている。
特開2013−090950号公報
上記従来の炊飯器のように、鍋内に収容された被炊飯物を炊飯する炊飯工程の実行中に、鍋内の圧力を調整する炊飯器においては、炊飯工程の実行中に、調圧弁を駆動する駆動手段を複数回動作させることで、調圧弁を複数回動作させ、鍋内の圧力値が大気圧よりも高い圧力値となる加圧状態と、鍋内の圧力値が大気圧または大気圧近傍の圧力値となる減圧状態と、を切り替える構成が知られている。
このように構成された従来の炊飯器において、調圧操作検知手段として、例えば、マイクロスイッチなどの機械的なスイッチを用いた場合、機械的なスイッチのオン・オフ状態を検知することで、駆動手段の動作状態を検知する構成となる。この構成においては、炊飯工程中に複数回動作される駆動手段の動作に連動して機械的なスイッチも複数回オン・オフされることになるため、炊飯工程の実行回数が増加するにつれて、機械的なスイッチが故障しやすくなってしまい、駆動手段の動作状態を検知することができなくなってしまう場合があった。
また、上述のように構成された従来の炊飯器において、調圧操作検知手段として、例えば、発光部と発光部の光を受光する受光部とを有するフォトインタラプラなどの光学的な検知素子を用いた場合、受光部の受光状態を検知することで、駆動手段の動作状態を検知することになる。この構成においては、発光部または受光部の何れか一方を駆動手段に配
置する必要があるとともに、駆動手段に配置された発光部または受光部への配線が必要となる。そのため、炊飯工程の実行中に複数回動作される駆動手段の動作に連動して、駆動手段に配置された発光部または受光部に接続された配線も移動されることになるため、駆動手段の動作によって発光部または受光部に接続された配線が断線してしまい、駆動手段の動作状態を検知することができなくなってしまう場合があった。
そこで、本発明者らは、鍋内の圧力を調整する調圧弁と、調圧弁を駆動する駆動手段と、駆動手段の動作状態を検知する調圧操作検知手段と、を有する構成において、調圧操作検知手段が故障してしまうことを十分に抑制し、炊飯器の信頼性を向上させるべく、磁界を発生させる磁性体と磁性体が発生する磁界の変化を検知する検知素子とを用いて調圧操作検知手段を形成する構成を見出した。
しかしながら、単に、磁界を発生させる磁性体と磁性体が発生する磁界の変化を検知する検知素子とを用いて調圧操作検知手段を構成するだけでは、調圧弁を駆動する駆動手段の動作状態を精度よく検知するという観点からは未だ改善の余地があることを本発明者らは見出した。
すなわち、上記従来の炊飯器は、炊飯器本体の上方を覆う外蓋と、鍋の上方を覆う内蓋と、外蓋に配置されるとともに内蓋を加熱する加熱手段とを有している。そして、上記従来の炊飯器においては、鍋内に収容された被炊飯物を炊飯する炊飯工程や鍋内に収容された被炊飯物を保温する保温工程において、加熱手段を駆動して内蓋を加熱することで、加熱手段によって加熱された内蓋の輻射熱によって鍋内の被炊飯物を加熱するように構成されている。
このように構成された従来の炊飯器において、磁性体と磁性体が発生する磁界の変化を検知する検知素子とを用いて構成した調圧操作検知手段を外蓋内に配置した場合、外蓋内に配置された加熱手段が発生する熱の影響によって磁性体の磁力が低下してしまう場合がり、磁性体が発生する磁界の変化を検知素子によって精度よく検知することができず、圧力調整弁駆動部の動作状態を誤検知してしまう可能性があった。また、内蓋を加熱する加熱手段が内蓋を誘導加熱する加熱コイルで構成されている場合、内蓋を誘導加熱する際に加熱コイルが発生する磁界の影響により、検知素子が誤動作してしまい、圧力調整弁駆動部の動作状態を誤検知してしまう可能性があった。
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みて成されてものであり、鍋内の圧力を調整する圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部の動作状態を精度よく検知することができ、信頼性の高い炊飯器を提供することを目的とする。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、炊飯器本体と、炊飯器本体に収容されており、米と水とを含む被炊飯物を収容する鍋と、炊飯器本体に配置されており、鍋を加熱する第1の加熱部と、炊飯器本体に取付けられており、炊飯器本体の上方を覆う外蓋と、外蓋に取付けられており、鍋の上方を覆う内蓋と、外蓋に配置されており、内蓋を加熱する第2の加熱部と、内蓋に配置されており、鍋内の圧力を調整する圧力調整弁と、外蓋に配置されており、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部と、圧力調整弁駆動部に配置されており、磁界を発生させる磁性体と、外蓋に配置されており、磁性体から発生された磁界の変化を検知する検知素子と、第1の加熱部、第2の加熱部、及び圧力調整弁駆動部を制御する制御部と、を備え、磁性体は、検知素子をオン状態とする第1の位置と検知素子をオフ状態とする第2の位置とを取り得るように構成されており、検知素子は、磁性体が第1の位置にある場合は、制御部にオン信号を出力するとともに、磁性体が第2の位置にある場合は、制御部にオフ信号を出力しており、制御部は、検知素子から出力
された信号に基づき、圧力調整弁駆動部の動作状態を検知しており、第1の位置及び第2の位置のうちの少なくとも一方の位置は、第2の加熱部の上方以外の位置にある、炊飯器としたものである。
これにより、外蓋に配置された磁性体及び検知素子が内蓋を加熱する第2の加熱部の影響を受けることを十分に抑制することができるため、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部の動作状態を精度よく検知することができ、炊飯器の信頼性を向上させることができる。
本発明の炊飯器によれば、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部の動作状態を精度よく検知することができ、信頼性の高い炊飯器を提供することができる。
本発明の実施の形態1における炊飯器の全体斜視図 本発明の実施の形態1における炊飯器の分解斜視図 本発明の実施の形態1における炊飯器の全体断面図 (a)本発明の実施の形態1における炊飯器の内蓋を鍋側からみた状態を示す下面斜視図、(b)本発明の実施の形態1における炊飯器の内蓋を外蓋側からみた状態を示す上面斜視図 本発明の実施の形態1における炊飯器の圧力調整弁駆動部を示す分解斜視図 (a)本発明の実施の形態1における炊飯器において、圧力調整弁が第1の蒸気排出口を開放した状態を示す部分断面図、(b)本発明の実施の形態1における炊飯器において、圧力調整弁が第1の蒸気排出口を閉塞した状態を示す部分断面図 (a)本発明の実施の形態1における炊飯器において、磁性体及び検知素子が第1の位置関係にある状態を示す模式図、(b)本発明の実施の形態1における炊飯器において、磁性体及び検知素子が第2の位置関係にある状態を示す模式図 本発明の実施の形態1における炊飯器の炊飯工程の一例を示す図 本発明の実施の形態1における炊飯器において、制御部が圧力調整弁駆動部の動作状態を検出するフローチャートを示す図 従来の炊飯器の電気的構成を示すブロック図
第1の発明は、炊飯器本体と、炊飯器本体に収容されており、米と水とを含む被炊飯物を収容する鍋と、炊飯器本体に配置されており、鍋を加熱する第1の加熱部と、炊飯器本体に取付けられており、炊飯器本体の上方を覆う外蓋と、外蓋に取付けられており、鍋の上方を覆う内蓋と、外蓋に配置されており、内蓋を加熱する第2の加熱部と、内蓋に配置されており、鍋内の圧力を調整する圧力調整弁と、外蓋に配置されており、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部と、圧力調整弁駆動部に配置されており、磁界を発生させる磁性体と、外蓋に配置されており、磁性体から発生された磁界の変化を検知する検知素子と、第1の加熱部、第2の加熱部、及び圧力調整弁駆動部を制御する制御部と、を備え、磁性体は、検知素子をオン状態とする第1の位置と検知素子をオフ状態とする第2の位置とを取り得るように構成されており、検知素子は、磁性体が第1の位置にある場合は、制御部にオン信号を出力するとともに、磁性体が第2の位置にある場合は、制御部にオフ信号を出力しており、制御部は、検知素子から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部の動作状態を検知しており、第1の位置及び第2の位置のうちの少なくとも一方の位置は、第2の加熱部の上方以外の位置にある、炊飯器としたものである。
この構成により、外蓋に配置された磁性体及び検知素子が内蓋を加熱する第2の加熱部の影響を受けることを十分に抑制することができるため、圧力調整弁を駆動する圧力調整
弁駆動部の動作状態を精度よく検知することができ、炊飯器の信頼性を向上させることができる。また、特に、第1の位置及び第2の位置の両方の位置が第2の加熱部の上方以外の位置にある場合は、第1の位置及び第2の位置の両方の位置において、外蓋に配置された磁性体及び検知素子が内蓋を加熱する第2の加熱部の影響を受けることを十分に抑制することができるため、第1の位置及び第2の位置のうちの何れか一方のみが第2の加熱部の上方以外の位置にある場合に比べ、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部の動作状態をさらに精度よく検知することができ、炊飯器の信頼性をさらに向上させることができる。
また、第1の発明においては、圧力調整弁駆動部に配置された磁性体と、磁性体から発生された磁界の変化を検知する検知素子と、を有し、制御部は、検知素子から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部の動作状態を検知しているため、圧力調整弁駆動部に配線を接続することなく、圧力調整弁駆動部の動作状態を検知することができる。そのため、圧力調整弁駆動部の動作によって配線が断線することがなく、炊飯器の信頼性を向上させることができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、第1の位置及び第2の位置のうちの少なくとも一方の位置は、第2の加熱部の内径よりも内側にある構成としたものである。
この構成により、第1の位置及び第2の位置のうちの少なくとも一方が第2の加熱部の内径よりも内側にあるため、圧力調整弁駆動部の動作を精度よく検知することができるとともに、炊飯器が大型化してしまうことを十分に抑制することができる。また、特に、第1の位置及び第2の位置の両方の位置が第2の加熱部の内径よりも内側にある場合は、第1の位置及び第2の位置のうちの何れか一方のみが第2の加熱部の内径よりも内側にある場合に比べ、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部の動作状態をさらに精度よく検知することができるとともに、炊飯器が大型化してしまうことをさらに十分に抑制することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、制御部は、第2の加熱部への通電を炊飯工程時よりも低下させた状態または第2の加熱部への通電を停止させた状態で、検知素子から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部の動作状態を検知する構成としたものである。
この構成により、外蓋に配置された磁性体及び検知素子が内蓋を加熱する第2の加熱部の影響を受けることをさらに十分に抑制することができるため、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部の動作状態をさらに精度よく検知することができ、炊飯器の信頼性をさらに向上させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の加熱調理器の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号付し、重複する説明は省略する。
(実施の形態1)
本発明の加熱調理器の実施の形態1について、以下、図1〜図9を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の全体斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態1における炊飯器の分解斜視図である。さらに、図3は、本発明の実施の形態1における炊飯器の全体断面図である。また、図4(a)は、本発明の実施の形態1における炊飯器の内蓋を鍋側からみた状態を示す下面斜視図であり、図4(b)は、本発明の実施の形態1における炊飯器の内蓋を外蓋側からみた状態を示す上面斜視図である
。さらに、図5は、本発明の実施の形態1における炊飯器の圧力調整弁駆動部を示す分解斜視図である。また、図6(a)は、本発明の実施の形態1における炊飯器において、圧力調整弁が第1の蒸気排出口を開放した状態を示す部分断面図であり、図6(b)は、本発明の実施の形態1における炊飯器において、圧力調整弁が第1の蒸気排出口を閉塞した状態を示す部分断面図である。さらに、図7(a)は、本発明の実施の形態1における炊飯器において、磁性体及び検知素子が第1の位置関係にある状態を示す模式図であり、図7(b)は、本発明の実施の形態1における炊飯器において、磁性体及び検知素子が第2の位置関係にある状態を示す模式図である。また、図8は、本発明の実施の形態1における炊飯器の炊飯工程の一例を示す図である。さらに、図9は、本発明の実施の形態1における炊飯器において、制御部が圧力調整弁駆動部の動作状態を検出するフローチャートを示す図である。
図1〜図3に示すように、本実施の形態における炊飯器100は、炊飯器本体1と、炊飯器本体1に収容されるとともに、米と水とを含む被炊飯物が収容される鍋2と、炊飯器本体1に取り付けられた蓋体3と、を有している。
炊飯器本体1には、鍋2が収容される鍋収容部1aが形成されている。鍋収容部1aの外周の底面部及び側面部には、鍋収容部1aに収容された鍋2を加熱する第1の加熱部4が配置されている。また、鍋収容部1aの底面部の中央には、鍋収容部1aに鍋2が収容された状態において、鍋2と接触し、鍋2の温度を検知する温度センサ1bが配置されており、温度センサ1bで検出された鍋2の温度に基づいて、鍋2内に収容された被炊飯物の温度を検知している。
ここで、本実施の形態においては、第1の加熱部4が鍋2を誘導加熱する加熱コイルで形成された構成について説明するが、第1の加熱部4は、鍋収容部1aに収容された鍋2を加熱できる構成であればよく、例えば、電気抵抗式のヒータ等によって形成されていてもよい。
鍋2は、上方に開口部(図示せず)を有する有底形状に形成されている。また、鍋2は、炊飯器本体1に形成された鍋収容部1aに着脱自在に収容される。
蓋体3は、炊飯器本体1の後部に形成された外蓋取付部1cに回動自在に取り付けられた外蓋5と、外蓋5に着脱自在に取り付けられた内蓋6とから構成されている。蓋体3は、蓋体3が炊飯器本体1に対して閉状態(図1及び図3に示す状態)とされた際に、外蓋5が炊飯器本体1の上方を覆うとともに、内蓋6が鍋2の開口部(図示せず)を覆うように構成されている。また、蓋体3は、蓋体3が炊飯器本体1に対して閉状態とされた際に、外蓋5の内部に配置された保持部材(図示せず)が炊飯器本体1に係合することで、閉状態で保持されている。
外蓋5の上面の前部には、使用者が鍋2内に投入した被炊飯物の炊飯コースなどの調理条件を設定する操作部7(図1及び図2中の破線で囲われた部分)と、操作部7で設定された調理条件を表示する表示部8と、外蓋5に配置された保持部材(図示せず)と炊飯器本体1との係合を解除する開閉部9と、が配置されている。
また、外蓋5の上面の後部には、鍋2内で発生した蒸気を炊飯器100の外部へと排出する蒸気筒10が着脱自在に収容される蒸気筒収容部5aが形成されている。
蒸気筒10は、上方に開口部(図示せず)を有する蒸気筒本体10aと、蒸気筒本体10aの開口部(図示せず)を開閉自在に覆う蒸気筒蓋部10bとから構成されている。鍋2内で発生した蒸気は、後述する第1の蒸気排出口11a、第2の蒸気排出口11b、及
び第3の蒸気排出口11cから鍋2の外部へと排出されるとともに、蒸気筒本体10aに形成された蒸気流入口(図示せず)から蒸気筒10の内部へと流入する。このとき、鍋2内で発生した蒸気とともに、鍋2で発生したおねばも第1の蒸気排出口11a、第2の蒸気排出口11b、及び第3の蒸気排出口11cから鍋2の外部へと排出されるとともに、蒸気筒本体10aに形成された蒸気流入口(図示せず)から蒸気筒10の内部へと流入する。蒸気筒本体10aの蒸気流入口(図示せず)から蒸気筒10の内部へと流入した蒸気及びおねばは、蒸気筒10の内部で分離され、蒸気筒蓋部10bに形成された蒸気排出口(図示せず)から蒸気のみが蒸気筒10の外部に排出される。一方、蒸気筒10の内部で蒸気から分離されたおねばは、蒸気筒本体10aに形成されたおねば排出口(図示せず)から蒸気筒10の外部へと排出されるとともに、後述するおねば還流口11dから鍋2内へと還流される。ここで、おねばとは、米に含まれるデンプンなどの粘り成分が水に溶け出したものであり、粘性のある米の煮汁のことである。
外蓋5の内面側には、蓋体3が炊飯器本体1に対して閉状態とされた際に、鍋2の開口部を覆う内蓋6が取り付けられている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、内蓋6は、金属製の加熱板11と、外蓋5に内蓋6が取り付けられた状態で外蓋5が閉状態とされた際に、鍋2に当接し、鍋2と内蓋6との間の気密性を保持する環状の第1のシール部材12と、加熱板11の鍋2側に取り付けられた加熱板支持部材13と、を有しており、第1のシール部材12は、加熱板11と加熱板支持部材13とによって挟持されることで保持されている。
加熱板11には、鍋2内で発生した蒸気を鍋2の外部へと排出する第1の蒸気排出口11a、第2の蒸気排出口11b、及び第3の蒸気排出口11cと、鍋2内で発生した蒸気とともに第1の蒸気排出口11a、第2の蒸気排出口11b、及び第3の蒸気排出口11cから鍋2の外部へと排出されたおねばを鍋2内へ還流するおねば還流口11dと、が形成されている。
加熱板11の外蓋5側には、第1の蒸気排出口11aを開閉する圧力調整弁14、第2の蒸気排出口11bを開閉する圧力抑制弁15、及び、第3の蒸気排出口11cを開閉する安全弁16を収容するとともに、おねば還流口11dを開閉するおねば還流弁17が取り付けられる弁収容部材18が配置されている。
弁収容部材18の外周には、弁収容部材18が加熱板11に取り付けられた状態において、弁収容部材18の外周と加熱板11との間の気密性を保持する第2のシール部材19が配置されている。第2のシール部材19は、加熱板11と弁収容部材18とによって挟持されることで弁収容部材18の外周に保持されている。また、第2のシール部材19は、内蓋6が外蓋5に取り付けられた状態において、外蓋5に当接し、弁収容部材18と外蓋5との間の気密性を保持するように構成されている。この構成により、鍋2で発生した蒸気及びおねばが蒸気筒10に至るまでの蒸気経路(図示せず)、及び、蒸気筒10内に貯留されたおねばが鍋2内に至るまでのおねば還流経路(図示せず)の気密性を保持することができ、蒸気およびおねばが蒸気経路及びおねば還流経路の外部に漏れることを防止することができる。
圧力調整弁14、圧力抑制弁15、及び、安全弁16は、加熱板11と弁収容部材18との間に形成された空間にそれぞれ配置されている。
圧力調整弁14は、第1の蒸気排出口11aを開放する開放位置と第1の蒸気排出口11aを閉塞する閉塞位置とを取り得るように構成されているとともに、第1のバネ14aによって、閉塞位置に付勢されている。圧力調整弁14は、後述する圧力調整弁駆動部2
1によって押圧されることで、第1のバネ14aの付勢力に反して、閉塞位置から開放位置へと移動するとともに、圧力調整弁駆動部21によって、開放位置で保持されるように構成されている。すなわち、圧力調整弁14は、圧力調整弁駆動部21によって押圧されていない場合は、第1のバネ14aの付勢力によって閉塞位置で保持されることで、第1の蒸気排出口11aを閉塞し、圧力調整弁駆動部21によって押圧された場合は、圧力調整弁駆動部21によって閉塞位置から開放位置へと移動されるとともに開放位置で保持されることで、第1の蒸気排出口11aを開放するように構成されている。
圧力抑制弁15は、第2の蒸気排出口11bを開放する開放位置と第2の蒸気排出口11bを閉塞する閉塞位置とを取り得るように構成されているとともに、バネ(図示せず)によって、閉塞位置に付勢されている。また、圧力抑制弁15は、鍋2内の圧力によって閉塞位置から開放位置へと移動されるように構成されており、鍋2内の圧力が第1の閾値以上の圧力となった際に、鍋2内の圧力によって、閉塞位置から開放位置へと移動され、開放位置で保持されるように構成されている。すなわち、圧力抑制弁15は、鍋2内の圧力が第1の閾値よりも低い場合は、バネ(図示せず)によって閉塞位置で保持されることで、第2の蒸気排出口11bを閉塞し、鍋2内の圧力が第1の閾値以上の圧力となった場合は、鍋2内の圧力によって、閉塞位置から開放位置へと移動され、開放位置で保持されることで、第2の蒸気排出口11bを開放し、鍋2内の圧力が第1の閾値以上の圧力となることを防止している。なお、圧力抑制弁15が閉塞位置から開放位置へと移動する圧力の閾値である第1の閾値は、圧力調整弁14によって調整される圧力の範囲の上限値以上とされていればよく、第1の閾値に応じて、第2の蒸気排出口11bの径や圧力抑制弁15を付勢するバネ(図示せず)のバネ定数などが設定されていればよい。
安全弁16は、第3の蒸気排出口11cを開放する開放位置と第3の蒸気排出口11cを閉塞する閉塞位置とを取り得るように構成されているとともに、バネ(図示せず)によって閉塞位置に付勢されている。また、安全弁16は、鍋2内の圧力によって閉塞位置から開放位置へと移動されるように構成されており、鍋2内の圧力が第1の閾値よりも高い第2の閾値以上の圧力となった際に、鍋2内の圧力によって、閉塞位置から開放位置へと移動され、開放位置で保持されるように構成されている。すなわち、安全弁16は、鍋2内の圧力が第2の閾値よりも低い場合は、バネ(図示せず)によって閉塞位置で保持されることで、第3の蒸気排出口11cを閉塞し、鍋2内の圧力が第1の閾値よりも高い第2の閾値以上の圧力となった場合は、鍋2内の圧力によって、閉塞位置から開放位置へと移動され、開放位置で保持されることで、第3の蒸気排出口11cを開放し、鍋2内の圧力が第2の閾値以上の圧力となることを防止している。なお、安全弁16が閉塞位置から開放位置へと移動する圧力の閾値である第2の閾値は、圧力抑制弁15が動作する第1の閾値よりも高くされていればよく、第2の閾値に応じて、第3の蒸気排出口11cの径や安全弁16を付勢するバネ(図示せず)のバネ定数などが設定されていればよい。
おねば還流弁17は、加熱板11の鍋2側から弁収容部材18に取り付けられている。おねば還流弁17は、おねば還流口11dに溜まったおねばの重さ及び鍋2内の圧力に応じて、おねば還流口11dを開閉するように構成されている。すなわち、おねば還流弁17は、鍋2内の圧力が高い場合は、鍋2内の圧力によっておねば還流口11d側へと押圧され、おねば還流口11dを閉塞するとともに、鍋2内の圧力が低い場合は、おねば還流口11dに溜まったおねばの自重によって、おねば還流口11dを開放し、おねば還流口11dに溜まったおねばをおねば還流口11dから鍋2内へと還流するように構成されている。
図3に示すように、外蓋5の内部には、内蓋6の加熱板11を加熱する第2の加熱部20と、圧力調整弁14を駆動する圧力調整弁駆動部21と、第1の加熱部4、第2の加熱部20、及び圧力調整弁駆動部21を制御する制御部27を有する制御基板28が配置さ
れている。
ここで、本実施の形態においては、第2の加熱部20が内蓋6の加熱板11を誘導加熱する加熱コイルで形成されている構成について説明するが、上述した第1の加熱部4と同様、第2の加熱部20は、外蓋5に取り付けられた内蓋6の加熱板11を加熱できる構成であればよく、例えば、電気抵抗式のヒータ等によって形成されていてもよい。
図3、及び、図5〜図7に示すように、圧力調整弁駆動部21は、圧力調整弁14を押圧し、圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させる移動部22と、移動部22を駆動する駆動力を発生させる駆動部23と、駆動部23の駆動力を移動部22に伝達する伝達部24と、駆動部23及び伝達部24を保持するカバー部25と、移動部22及びカバー部25を収容するケース部26と、から構成されている。
移動部22は、一端に圧力調整弁14を押圧する押圧部22bが形成されているとともに、他端に挿入口22cが形成されている移動部本体22aと、移動部本体22aの外周に配置された第2のバネ22dと、移動部本体22aの挿入口22cに挿入されたピン22eと、から構成されている。
移動部本体22aは、圧力調整弁14側の端部に形成された押圧部22bの径が第2のバネ22dの径よりも大きくなるように形成されている。第2のバネ22dは、一端が押圧部22bに当接するとともに、他端が移動部本体22aの挿入口22cに取り付けられたピン22eに当接することで、移動部本体22aの外周に保持されている。また、移動部22は、移動部本体22aの他端に取り付けられたピン22eがケース部26に保持されることで、ケース部26に保持されている。
駆動部23は、駆動モータ23aと、駆動モータ23aの回転軸23bに取り付けられた駆動ギア23cと、で構成されている。また、駆動部23は、駆動モータ23aがネジ等によりカバー部25の外側に取り付けられることで、カバー部25に保持されている。
伝達部24は、一端に駆動部23の駆動ギア23cに係合する係合ギア24aが形成されており、他端に伝達部24の移動方向に向かって傾斜する傾斜部24bが形成されている。また、伝達部24は、駆動部23及び伝達部24がカバー部25に保持された状態において、伝達部24の移動方向に対して摺動自在に保持されている。
係合ギア24aは、伝達部24の駆動部23側の端部の下面に形成されており、駆動部23及び伝達部24がカバー部25に保持された状態において、駆動部23の駆動ギア23cの上方に位置するように構成されている。
傾斜部24bは、伝達部24の移動部22側の端部から駆動部23側に行くに連れて、伝達部24の厚さが大きくなるように傾斜されている。また、傾斜部24bの中央部には、移動部本体22aの端部が挿入されるガイド溝24eが形成されており、駆動部23及び伝達部24が保持されたカバー部25、及び、移動部22がケース部26に保持された状態において、移動部本体22aの端部がガイド溝24e内に挿入されるとともに、移動部本体22aの端部に取り付けられたピン22eが傾斜部24bに当接するように構成されている。
伝達部24の駆動部23側の端部には、鍋2内の圧力状態に応じて外蓋5の開閉を規制する規制部材24cが取付けられている。規制部材24cは、圧力調整弁14が閉塞位置にある場合は、外蓋5を炊飯器本体1に保持させる保持部材(図示せず)と、外蓋5を閉状態から開状態にする開閉部9との間に位置し、外蓋が閉状態から開状態となることを規
制するとともに、圧力調整弁14が開放位置にある場合は、保持部材(図示せず)と開閉部9との間から移動し、外蓋5を閉状態から開状態にできるように構成されている。また、伝達部24の駆動部23側の端部には、磁界を発生させる磁性体24dが配置されている。
図3、図6、及び図7に示すように、外蓋5の内部には、第1の加熱部4、第2の加熱部20、及び圧力調整弁駆動部21を制御する制御部27を有する制御基板28が配置されている。また、制御基板28は、外蓋5の内部に配置された圧力調整弁駆動部21の上方に配置されている。
制御部27は、鍋2内に投入された被炊飯物を調理するための複数の炊飯コースに対応した複数の炊飯工程と、鍋2内に投入された被炊飯物を保温する保温工程と、を記憶する記憶部(図示せず)を有している。ここで、炊飯工程とは、鍋2内の被炊飯物の予熱を行う予熱工程と、鍋2内の被炊飯物を沸騰させる昇温工程と、鍋2内の被炊飯物が沸騰した状態を維持する沸騰維持工程と、鍋2内の被炊飯物の蒸らしを行う蒸らし工程と、を有し、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程、及び蒸らし工程を順に実行することで、被炊飯物を調理する工程である。また、炊飯工程の各工程は、複数の炊飯コースごとに通電時間、加熱温度、加熱時間、加熱出力などが予め設定されている。
制御部27は、複数の炊飯コースのなかから使用者が操作部7を操作して選択した炊飯コースに対応した炊飯工程、及び、温度センサ1bによって検出された鍋の温度に応じて、第1の加熱部4、第2の加熱部20、及び圧力調整弁駆動部21を制御し、鍋2内の被炊飯物を調理している。
制御基板28の下面、すなわち、制御基板28の圧力調整弁駆動部21側の面には、圧力調整弁駆動部21に配置された磁性体24dの磁界を検知する検知素子29が配置されている。
図6及び図7に示すように、本実施の形態においては、磁性体24dが圧力調整弁駆動部21の伝達部24に配置されているため、磁性体24dと検知素子29の位置関係は、圧力調整弁駆動部21の動作に連動して変化することになる。すなわち、本実施の形態においては、圧力調整弁14が圧力調整弁駆動部21によって押圧され、圧力調整弁14が開放位置で保持されている場合は、磁性体24dは、検知素子29の下方に位置する第1の位置(図6(a)及び図7(a)に示す位置)に位置するとともに、圧力調整弁駆動部21よる押圧が解除され、圧力調整弁14が第1のバネ14aの付勢力によって閉塞位置で保持されている場合は、磁性体24dは、検知素子29の下方から外れ、蓋体3の閉塞状態を解除する開閉部9側に位置する第2の位置(図6(b)及び図7(b)に示す位置)に位置するように構成されている。また、本実施の形態においては、第1の位置及び第2の位置が外蓋に配置された第2の加熱部20の内径よりも内側に位置するように構成している。
検知素子29は、磁性体24dが第1の位置に位置している場合は、磁性体24dの磁界によってオン状態とされるとともに、制御部27にオン信号を出力している。また、検知素子29は、磁性体24dが第2の位置に位置している場合は、磁性体24dが第1の位置から第2の位置に移動することによって生じる磁性体24dの磁界の変化によってオフ状態とされるとともに、制御部27にオフ信号を出力している。制御部27は、検知素子29から出力されたオン信号及びオフ信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知しており、圧力調整弁駆動部21の動作状態が異常である場合には、表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知している。
以上のように構成された炊飯器100について、以下、その動作、作用を説明する。
米と水とを含む被炊飯物を炊飯する場合、使用者は、被炊飯物を鍋2内に投入するとともに、被炊飯物を投入した鍋2を炊飯器本体1の鍋収容部1aに収容する。そして、使用者は、蓋体3を開状態、すなわち、外蓋5に取り付けられた内蓋6が鍋2の開口部を開放した状態から蓋体3を閉状態、すなわち、外蓋5に取り付けられた内蓋6が鍋2の開口部を閉塞した状態へと移動させ、蓋体3を炊飯器本体1に対して閉状態とする。
蓋体3が炊飯器本体1に対して閉状態とされた状態で、使用者は、操作部7を操作し、鍋2内に投入した被炊飯物を炊飯する炊飯コースや炊飯完了時間などの調理条件を設定する。このとき、表示部8には、炊飯コースなどの調理条件が表示されているため、使用者は、表示部8に表示されている炊飯コースなどの調理条件を確認しながら、操作部7を操作し、調理条件を選択することができる。そして、使用者は、操作部7を操作して被炊飯物の調理条件を設定したあと、操作部7に設けられた炊飯開始ボタン(図示せず)を操作し、被炊飯物の調理を開始する。
制御部27は、使用者によって設定された炊飯コースなどの調理条件に応じて、第1の加熱部4、第2の加熱部20、及び圧力調整弁駆動部21を制御し、炊飯コースに応じた炊飯工程を実行することで、被炊飯物を調理する。
図8に示すように、使用者により被炊飯物の炊飯が開始されると、制御部27は、炊飯工程を開始する前の準備工程を実行する。準備工程の開始時において、圧力調整弁14は開放位置に位置しているため、制御部27は、準備工程の開始から所定時間後に、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を停止した状態で、圧力調整弁駆動部21を駆動し、圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置へと移動させることで、第1の蒸気排出口11aを閉塞している。
具体的には、準備工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21の駆動部23を駆動し、伝達部24を駆動部23側へと移動させる。すなわち、制御部27は、準備工程を開始してから所定時間後に、駆動モータ23aを駆動し、駆動モータ23aの回転軸23bに取り付けられた駆動ギア23cを反時計回りの方向(駆動モータ23aの回転軸23bを正面からみて反時計回りの方向)に回転させる。駆動モータ23aによって駆動ギア23cが反時計回りの方向に回転されると、駆動モータ23aの回転力が駆動ギア23cを介して係合ギア24aへと伝達され、伝達部24が駆動部23側へと移動する。このように、本実施の形態においては、伝達部24に形成された係合ギア24aが駆動モータ23aに取り付けられた駆動ギア23cと係合しているため、駆動モータ23aの回転力が伝達部24の移動方向の力へと変換され、伝達部24が駆動部23側へと移動される。
伝達部24が駆動部23側へと移動されると、伝達部24に沿って移動部22が伝達部24側へと移動するとともに、移動部22による圧力調整弁14の押圧が解除され、圧力調整弁14が開放位置から閉塞位置へと移動する。すなわち、駆動モータ23aに取り付けられた駆動ギア23cが逆転方向に回転され、伝達部24が駆動部23側へと移動されると、移動部本体22aに取り付けられたピン22eが伝達部24の傾斜部24bに沿って摺動するとともに、移動部本体22aの伝達部24側の端部が傾斜部24bの中央部に形成されたガイド溝24eに沿って移動することで、移動部本体22aが上方(伝達部24側)へと移動する。移動部本体22aが伝達部24側へと移動すると、移動部本体22aの移動に伴って移動部本体22aに形成された押圧部22bが圧力調整弁14側から外蓋5側へと移動する。押圧部22bが外蓋5側へと移動すると、押圧部22bによる圧力調整弁14の押圧が解除され、第1のバネ14aの付勢力によって圧力調整弁14が開放位置から閉塞位置へと移動される。このように、本実施の形態においては、移動部22が
伝達部24の移動部22側の端部に形成された傾斜部24bに沿って移動するように構成されているとともに、圧力調整弁14が第1のバネ14aによって閉塞位置に付勢されているため、制御部27が駆動部23を制御し、伝達部24を駆動部23側へと移動させることで、移動部22が圧力調整弁14を押圧した状態を解除することができ、圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置へと移動させることができる。
図8に示すように、制御部27は、準備工程のあとに予熱工程を実行している。予熱工程において、制御部27は、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2を加熱することで、鍋2内に収容された被炊飯物の予熱を行っている。また、予熱工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を閉塞位置で保持している。ここで、予熱工程とは、予熱工程以降に実行される工程において、米の中心部まで十分に糊化できるように、糊化が開始する温度(以下、「糊化開始温度」という。)以下の温度の水に米を浸して、予め米に吸水させる工程である。
予熱工程において、制御部27は、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2を加熱し、鍋2内に収容された被炊飯物の温度を糊化開始温度(約60℃)以下の温度まで昇温させる。そして、制御部27は、温度センサ1bで検知された鍋2の温度に基づき、鍋2内の被炊飯物の温度が糊化開始温度以下の温度まで昇温されたことを検知すると、鍋2内の被炊飯物の温度が糊化開始温度以下の温度で維持されるように、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2を加熱し、鍋2内の被炊飯物の予熱を行う。
また、予熱工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21を制御することで圧力調整弁14を制御し、圧力調整弁14が第1の蒸気排出口11aを閉塞した状態を維持する。すなわち、本実施の形態において、圧力調整弁14は、予熱工程の開始時は、圧力調整弁駆動部21で押圧されていないため、閉塞位置に位置している。そのため、制御部27は、予熱工程において、圧力調整弁駆動部21を動作させないように制御し、圧力調整弁14が第1のバネ14aの付勢力によって閉塞位置で維持されるように制御しており、第1の蒸気排出口11aが圧力調整弁14で閉塞された状態を維持している。
図8に示すように、制御部27は、予熱工程の開始から所定時間が経過すると、予熱工程を終了し、昇温工程を実行する。ここで、昇温工程とは、鍋2を一気に加熱し、鍋2内に収容された被加熱物の温度を被加熱物が沸騰する温度(以下、「沸騰温度」という。)まで急激に上昇させる工程である。
昇温工程において、制御部27は、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2を急速に加熱し、鍋2内に収容された被加熱物の温度を沸騰温度(約105℃)まで昇温させ、鍋2内の被炊飯物を沸騰させる。また、昇温工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21を制御することで圧力調整弁14を制御し、第1の蒸気排出口11aを閉塞状態から開放状態にするとともに、第1の蒸気排出口11aを開放状態で維持している。
具体的には、制御部27は、予熱工程から昇温工程へと移行したあと、駆動部23を制御して伝達部24を移動部22側へと移動させる。すなわち、制御部27は、予熱工程から昇温工程へと移行したあと、駆動モータ23aを駆動し、駆動モータ23aの回転軸23bに取り付けられた駆動ギア23cを時計回りの方向(駆動モータ23aの回転軸23bを正面からみて時計回りの方向)に回転させる。駆動モータ23aに取り付けられた駆動ギア23cが正転方向に回転されると、駆動モータ23aの回転力が駆動ギア23cを介して係合ギア24aへと伝達され、伝達部24が移動部22側へと移動される。このように、本実施の形態においては、伝達部24に形成された係合ギア24aが駆動モータ23aに取り付けられた駆動ギア23cと係合しているため、駆動モータ23aの回転力が
伝達部24の移動方向の力へと変換され、伝達部24が移動部22側へと移動される。
駆動部23によって伝達部24が移動部22側へと移動されると、伝達部24によって移動部22が圧力調整弁14側へと移動されるとともに、移動部22によって圧力調整弁14が鍋2側へと移動され、圧力調整弁14が閉塞位置から開放位置へと移動される。すなわち、駆動モータ23aに取り付けられた駆動ギア23cが時計回りの方向に回転され、伝達部24が移動部22側へと移動されると、移動部本体22aに取り付けられたピン22eが伝達部24の傾斜部24bに沿って摺動するとともに、移動部本体22aの伝達部24側の端部が傾斜部24bの中央部に形成されたガイド溝24eに沿って移動することで、移動部本体22aが下方(圧力調整弁14側)へと移動する。移動部本体22aが圧力調整弁14側へと移動すると、移動部本体22aの移動に伴って移動部本体22aの圧力調整弁14に形成された押圧部22bが外蓋5から圧力調整弁14側へと突出し、パッキン(図示せず)を介して圧力調整弁14を鍋2側へと押圧する。移動部22によって圧力調整弁14が鍋2側へと押圧されると、圧力調整弁14が第1のバネ14aの付勢力に反して閉塞位置から開放位置へと移動される。このように、本実施の形態においては、移動部22が伝達部24に形成された傾斜部24bに沿って移動するため、伝達部24の移動方向の力を移動部22の押圧方向の力へと変換することができ、圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させることができる。
圧力調整弁14が閉塞位置から開放位置へと移動されると、制御部27は、駆動部23の駆動を停止し、伝達部24及び移動部22の移動を停止させ、圧力調整弁14を開放位置で保持する。すなわち、制御部27は、圧力調整弁14が閉塞位置から開放位置へと移動されると、駆動モータ23aの駆動を停止し、駆動ギア23cの回転を停止する。駆動ギア23cの回転が停止されると、伝達部24の移動部22側への移動が停止され、移動部本体22aの圧力調整弁14側への移動が停止される。このとき、移動部本体22aに取り付けられたピン22eが傾斜部24bに接触しているとともに、圧力調整弁14が移動部本体22aの押圧部22bによって鍋2側へと押圧されることで、開放位置に位置しているため、制御部27が駆動部23の駆動を停止することで、圧力調整弁14を開放位置で保持することができる。
図8に示すように、制御部27は、温度センサ1bで検知された鍋2の温度に基づき、鍋2内に収容された被加熱物の温度が沸騰温度に昇温され、鍋2内の被加熱物が沸騰したことを検知すると、昇温工程を終了し、沸騰維持工程を実行する。ここで、沸騰維持工程とは、鍋2内の被炊飯物が沸騰している状態を維持し、米に含まれるデンプンを糊化させ、糊化度を50%〜80%程度まで引き上げる工程である。
沸騰維持工程において、制御部27は、温度センサ1bで検知された鍋2の温度に基づき、鍋2内の被炊飯物の温度が沸騰温度近傍で維持されるように、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2を加熱し、鍋2内の被炊飯物が沸騰した状態を維持する。
また、沸騰維持工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21を制御することで圧力調整弁14を制御し、圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置、または、開放位置から閉塞位置へと複数回移動させ、鍋2内の圧力を調整している。炊飯工程において、鍋2の開口部は内蓋6によって密閉されており、鍋2の内部と鍋2の外部とは、第1の蒸気排出口11a、第2の蒸気排出口11b、第3の蒸気排出口11c、及び、おねば還流口11dによってのみ連通されている。炊飯工程において、第2の蒸気排出口11b、第3の蒸気排出口11c、及び、おねば還流口11dは、圧力抑制弁15、安全弁16、及び、おねば還流弁17によってそれぞれ閉塞されている。また、圧力抑制弁15は、圧力調整弁14で調整される圧力の範囲の上限値以上の圧力で動作するように構成されているとともに、安全弁16は、圧力抑制弁15が動作する圧力よりも高い圧力で動作するように構
成されている。
そのため、沸騰維持工程において、圧力調整弁14が閉塞位置にある場合、鍋2の内部と鍋2の外部との連通が遮断されるため、鍋2内の被炊飯物の沸騰によって発生した蒸気は鍋2内に滞留することになり、鍋2内の被炊飯物の沸騰によって発生した蒸気によって鍋2内が加圧され、鍋2内の圧力は、圧力抑制弁15が動作する圧力まで上昇することになる。なお、鍋2の外部へと排出された蒸気は、蒸気筒10の蒸気流入口から蒸気筒10の内部へと流入し、蒸気筒10の蒸気流出口から炊飯器100の外部へと排出される。
一方、沸騰維持工程において圧力調整弁14が開放位置にある場合、鍋2の内部と鍋2の外部とは第1の蒸気排出口11aを介して連通されるため、鍋2内の被炊飯物が沸騰することによって発生した蒸気は第1の蒸気排出口11aから鍋2の外部へと排出される。そのため、鍋2内の被炊飯物が沸騰することによって発生した蒸気によって鍋2内が加圧されることはなく、鍋2内の圧力を大気圧近傍に維持することができる。
このように、沸騰維持工程において、制御部27は、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2を加熱するとともに、圧力調整弁駆動部21を制御して、圧力調整弁14を閉塞位置とすることで鍋2内の圧力を昇圧し、圧力調整弁14を開放位置とすることで鍋2内の圧力を減圧している。そして、制御部27は、沸騰維持工程において、圧力調整弁駆動部21を制御することで圧力調整弁14を制御し、圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置、または、開放位置から閉塞位置へと複数回移動させることで、鍋2内の圧力を急激に変化させ、鍋2内に突沸現象を発生させている。
そのため、鍋2内に発生させた突沸現象により鍋2内の被炊飯物を激しく撹拌してかき混ぜることができ、被炊飯物である米に対する加熱を平均化することができ、炊飯後の米に炊きむらが生じることを抑制することができる。
図8に示すように、沸騰維持工程の開始から所定時間が経過すると、鍋2内のほとんどの水がなくなり、鍋2の底面部の温度が水の沸点以上の温度に上昇する。制御部27は、温度センサ1bによって、鍋2の温度が水の沸点以上の温度(例えば、130℃)に到達したことが検知されると、沸騰維持工程を終了し、蒸らし工程を実行する。ここで、蒸らし工程とは、鍋2内の被炊飯物に含まれる余分な水分を蒸発させ、米の糊化度を100%近くまで引き上げる工程である。
蒸らし工程において、制御部27は、温度センサ1bで検知された鍋2の温度に基づいて第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御し、鍋2の温度が所定温度(例えば、100℃)となるように制御しており、鍋2の温度が所定温度よりも低下すると、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2を加熱するとともに、鍋2の温度が所定温度以上となると、第1の加熱部4及び第2の加熱部20を制御して鍋2の加熱を停止する。
また、制御部27は、沸騰維持工程の終了時に圧力調整弁14が閉塞位置となるように、圧力調整弁駆動部21を制御しているため、蒸らし工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21を制御して、圧力調整弁14が第1の蒸気排出口11aを閉塞する閉塞位置から圧力調整弁14が第1の蒸気排出口11aを開放する開放位置にするとともに、圧力調整弁14を開放位置で維持している。
以上のように、本実施の形態において、制御部27は、炊飯工程の実行中に圧力調整弁駆動部21を複数回動作させ、圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置、または、開放位置から閉塞位置へと複数回移動させている。このとき、圧力調整弁駆動部21が圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置、または、開放位置から閉塞位置へと移動させる動作に連
動して、圧力調整弁駆動部21に配置された磁性体24dも第1の位置から第2の位置、または、第2の位置から第1の位置へと移動されることになる。
本実施の形態において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21の動作に連動して移動する磁性体24dの動作を検知素子29によって検知することで、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知し、圧力調整弁14の動作状態を検知している。
図6及び図7に示すように、制御部27が圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置、または、開放位置から閉塞位置へと移動させると、圧力調整弁駆動部21の動作に連動して、磁性体24dも第1の位置から第2の位置、または、第2の位置から第1の位置へと移動する。磁性体24dが第1の位置にある場合、磁性体24dは検知素子29の下方に位置しているため、磁性体24dが発生する磁界によって、検知素子29がオン状態となる。一方、磁性体24dが第2の位置にある場合、磁性体24dは検知素子29の下方から外れた位置に位置しているため、磁性体24dが第1の位置にある場合と比較して検知素子29が受ける磁界が小さくなり、検知素子29がオフ状態となる。検知素子29は、オン状態である場合は制御部27にオン信号を出力するとともに、オフ状態である場合は制御部27にオフ信号を出力している。すなわち、検知素子29は、磁性体24dが第1の位置にある場合は、制御部27にオン信号を出力するとともに、磁性体24dが第2の位置にある場合は、制御部27にオフ信号を出力しており、制御部27は検知素子29から出力されたオン信号及びオフ信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知している。
また、本実施の形態において、制御部27は、炊飯工程の実行中に、圧力調整弁駆動部21を動作させた際に、検知素子29から出力された信号に基づいて、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知しており、圧力調整弁駆動部21の動作状態が異常である場合には、表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知している。
具体的には、図9に示すように、準備工程において、準備工程の開始から制御部27が圧力調整弁駆動部21を動作させて圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置に移動させるまでの間、磁性体24dは第1の位置に位置しているため、検知素子29は、磁性体24dの磁界によってオン状態とされており、検知素子29はオン信号を出力している。そこで、制御部27は、準備工程の開始から制御部27が圧力調整弁駆動部21を動作させて圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置に移動させるまでの間に、検知素子29からオン信号が出力されているかを検知する(STEP101)。
準備工程の開始から制御部27が圧力調整弁駆動部21を動作させて圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置に移動させるまでの間に、検知素子29からオン信号が出力されていることを検知した場合、制御部27は、圧力調整弁駆動部21が正常に動作していると判断する(STEP102)。一方、準備工程の開始から制御部27が圧力調整弁駆動部21を動作させて圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置に移動させるまでの間に、検知素子29からオン信号が出力されていることを検知しなかった場合、制御部27は、圧力調整弁駆動部21が正常に動作していないと判断するとともに、圧力調整弁14が開放位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグとして、N=1を記憶する(STEP103)。
制御部27は、検知素子29の出力信号に基づき、圧力調整弁14の開放位置における圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知したあと、準備工程を継続するとともに、準備工程の開始から所定時間後に、圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置へと移動させる(STEP104)。そして、制御部27は、圧力調整弁駆
動部21を制御して圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置に移動させたあと、準備工程を終了し、予熱工程を実行する。
制御部27は、準備工程の終了前に、圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置へと移動しているため、予熱工程の開始時において、圧力調整弁14は閉塞位置に位置していることになる。また、圧力調整弁駆動部21の動作に連動して、磁性体24dが第1の位置から第2の位置へと移動されるため、予熱工程の開始時において、磁性体24dは第2の位置に位置していることになる。また、磁性体24dが第1の位置から第2の位置に移動すると、検知素子29がオン状態からオフ状態へと移行するため、予熱工程の開始時において、検知素子29はオフ信号を出力していることになる。そこで、制御部27は、予熱工程の開始から所定時間以内に、検知素子29からオフ信号が出力されているかを検知している(STEP105)。
予熱工程の開始から所定時間以内に、検知素子29からオフ信号が出力されていることを検知した場合、制御部27は、圧力調整弁駆動部21が正常に動作していると判断する(STEP106)。一方、予熱工程の開始から所定時間以内に、検知素子29からオフ信号が出力されていることを検知しなかった場合、制御部27は、圧力調整弁駆動部21が正常に動作していないと判断するとともに、圧力調整弁14が閉塞位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグとして、M=1を記憶する(STEP107)。
制御部27は、検知素子29の出力信号に基づき、圧力調整弁14の閉塞位置における圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知したあと、使用者によって選択された炊飯コースに基づき、予熱工程を継続する。また、予熱工程の実行中、制御部27は、検知素子29からオフ信号が出力されているか否かを検知している(STEP108)。予熱工程の実行中に、検知素子29からオフ信号が出力されていることを検知した場合、制御部27は、圧力調整弁14が閉塞位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグをリセットし、M=0を記憶する(STEP109)。一方、予熱工程の実行中に、検知素子29からオフ信号が出力されていることを検知しなかった場合、制御部27は、圧力調整弁14が閉塞位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグをリセットせず、M=1を記憶した状態を維持する(STEP110)。そして、制御部27は、予熱工程の開始から所定時間経過すると、予熱工程を終了し、昇温工程を実行する。
昇温工程において、制御部27は、昇温工程の開始から所定時間以内に、圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させている(STEP111)。制御部27が圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させると、圧力調整弁駆動部21の動作に連動して、磁性体24dが第2の位置から第1の位置へと移動するとともに、検知素子29がオフ状態からオン状態にされることになる。そこで、制御部27は、昇温工程の開始から所定時間以内に圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させたあと、検知素子29からオン信号が出力されているかを検知している(STEP112)。
昇温工程の開始から所定時間以内に圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させたあと、検知素子29からオン信号が出力されていることを検知した場合、制御部27は、圧力調整弁駆動部21が正常に動作していると判断するととともに、圧力調整弁14が開放位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグをリセットし、N=0を記憶する(STEP113)。一方、昇温工程の開始から所定時間以内に圧力調整弁駆動部21を制御して圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させたあと、検知素子29からオン信号が出
力されていることを検知しなかった場合は、制御部27は、圧力調整弁駆動部21が正常に動作していないと判断するとともに、圧力調整弁14が開放位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグをリセットせず、N=1を記憶した状態を維持する(STEP114)。そして、制御部27は、温度センサ1bで検知された鍋2の温度に基づき、鍋2内に収容された被加熱物の温度が沸騰温度に昇温され、鍋2内の被加熱物が沸騰したことを検知すると、昇温工程を終了し、沸騰維持工程を実行する。
沸騰維持工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21を制御することで圧力調整弁14を制御し、圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置、または、閉塞位置から開放位置へと複数回移動させ、鍋2内の圧力を調整している。また、制御部27は、温度センサ1bによって、鍋2の温度が水の沸点以上の温度(例えば、130℃)に到達したことが検知されると、沸騰維持工程を終了し、蒸らし工程を実行しており、蒸らし工程において、制御部27は、圧力調整弁駆動部21を制御することで圧力調整弁14を制御し、圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させている。
そこで、本実施の形態において、制御部27は、上述した予熱工程及び昇温工程と同様に、沸騰維持工程及び蒸らし工程においても検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知している。すなわち、制御部27は、沸騰維持工程において、圧力調整弁14を開放位置から閉塞位置へと移動させたあとは、上述した予熱工程と同様、STEP108、STEP109、及びSTEP110を実行し、検知素子29からオフ信号が出力されているかを検知している。また、制御部27は、沸騰維持工程及び蒸らし工程において、圧力調整弁14を閉塞位置から開放位置へと移動させたあとは、上述した昇温工程と同様、STEP112、STEP113、及びSTEP114を実行し、検知素子29からオン信号が出力されているかを検知している。
蒸らし工程の終了時に、制御部27は、制御部27に記憶されたエラーフラグに基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を判断しており、制御部27に記憶されたエラーフラグに基づいて圧力調整弁駆動部21の動作状態が異常であると判断した場合には、制御部27は表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知している。
本実施の形態において、制御部27は、炊飯工程の終了時に、圧力調整弁14が開放位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがN=1として記憶されているか、及び、圧力調整弁14が閉塞位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがM=1として記憶されているかを判断している(STEP115)。制御部27は、炊飯工程の終了時に、圧力調整弁14が開放位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがN=1として記憶されている場合、または、圧力調整弁14が閉塞位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがM=1として記憶されている場合、表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知する(STEP116)。そして、制御部27は、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知した時点から所定時間が経過した場合、または、使用者によって報知を取り消す操作がされた場合、表示部8を制御して、報知を停止するとともに、圧力調整弁駆動部21の動作状態の検知を終了する(STEP117)。一方、制御部27は、炊飯工程の終了時に、圧力調整弁14が開放位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがN=1として記憶されておらず、かつ、圧力調整弁14が閉塞位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがM=1として記憶されていない場合、表示部8による報知を実行せず、圧力調整弁駆動部21の動作検知を終了する
(STEP117)。
以上のように、本実施の形態において、制御部27は、準備工程及び炊飯工程の実行中に、検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知している。ここで、制御部27は、使用者によって選択された炊飯コースに基づいて、第1の加熱部4、第2の加熱部20、及び、圧力調整弁駆動部21を制御し、炊飯コースに対応した炊飯工程を実行しているため、使用者によって選択された炊飯コースによっては、準備工程や炊飯工程中に、第2の加熱部20が駆動される場合があり、磁性体24d及び検知素子29と第2の加熱部20との位置関係によっては、磁性体24d及び検知素子29が第2の加熱部の影響を受けてしまい、圧力調整弁駆動部21の動作状態を精度よく検知できない場合がある。
そこで、本実施の形態においては、第1の位置及び第2の位置が第2の加熱部20の内径よりも内側に位置するように構成している。この構成により、第1の位置及び第2の位置において、第2の加熱部20の動作状態に関わらず、磁性体24d及び検知素子29が外蓋5に配置された第2の加熱部20の影響を受けることを十分に抑制することができ、圧力調整弁14を駆動する圧力調整弁駆動部21の動作状態を精度よく検知することができる。
また、本実施の形態においては、第1の位置及び第2の位置が第2の加熱部20の内径よりも内側に位置するように構成しているため、炊飯器100が大型化してしまうことを十分に抑制することができる。
さらに、本実施の形態において、制御部27は、検知素子29から出力されたオン信号及びオフ信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知するとともに、圧力調整弁駆動部21の動作状態が異常である場合には、表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知しているため、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを使用者に確実に認識させることができ、炊飯器100の使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、第1の位置及び第2の位置が第2の加熱部20の内径よりも内側に位置するように構成したが、第1の位置及び第2の位置は、少なくとも一方の位置が第2の加熱部20の内径よりも内側にあればよく、例えば、第1の位置が第2の加熱部20の内径よりも内側に位置するとともに、第2の位置が第2の加熱部20の上方、または、第2の加熱部20の外径よりも外側に位置するように構成してもよい。この構成により、第1の位置において、第2の加熱部20の動作状態に関わらず、磁性体24d及び検知素子29が外蓋5に配置された第2の加熱部20の影響を受けることを十分に抑制することができ、圧力調整弁14を駆動する圧力調整弁駆動部21の動作状態を精度よく検知することができる。
また、本実施の形態においては、第1の位置及び第2の位置が第2の加熱部20の内径よりも内側に位置するように構成したが、第1の位置及び第2の位置は、少なくとも一方の位置が第2の加熱部20の上方以外にあればよい。この構成においても、第2の加熱部20の動作状態に関わらず、磁性体24d及び検知素子29が外蓋5に配置された第2の加熱部20の影響を受けることを十分に抑制することができ、圧力調整弁14を駆動する圧力調整弁駆動部21の動作状態を精度よく検知することができる。
さらに、本実施の形態においては、制御部27は、準備工程及び炊飯工程の実行中に、検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知する構成について説明したが、制御部27は、検知素子29から出力された信号に基づき、圧
力調整弁駆動部21の動作状態を検知する際に、第2の加熱部20への通電を炊飯工程時よりも低下させた状態または第2の加熱部20への通電を停止させた状態で、検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知することが好ましい。
この構成により、磁性体24d及び検知素子29が第2の加熱部20の影響を受けることをさらに十分に抑制することができるため、圧力調整弁駆動部21の動作状態をさらに精度よく検知することができ、炊飯器100の信頼性をさらに向上させることができる。
また、炊飯工程において鍋2内に過熱蒸気を供給する過熱蒸気発生部など、外蓋5内に第2の加熱部20以外の加熱部が配置されている場合は、制御部27は、検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知する際に、第2の加熱部以外の加熱部への通電を炊飯工程時よりも低下させた状態または第2の加熱部20以外の加熱部への通電を停止させた状態で、検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知することが好ましい。また、制御部27は、検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知する際に、第1の加熱部4への通電を炊飯工程時よりも低下させた状態または第1の加熱部4への通電を停止させた状態で、検知素子29から出力された信号に基づき、圧力調整弁駆動部21の動作状態を検知することが好ましい。
この構成により、磁性体24d及び検知素子29が第2の加熱部20以外の加熱部及び第1の加熱部4の影響を受けることを十分に抑制することができるため、圧力調整弁駆動部21の動作状態をさらに精度よく検知することができ、炊飯器100の信頼性をさらに向上させることができる。
さらに、本実施の形態においては、炊飯工程の終了時に、圧力調整弁14が開放位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがN=1として制御部27に記憶されている場合、または、圧力調整弁14が閉塞位置にある状態において、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを示すエラーフラグがM=1として制御部27に記憶されている場合、制御部27が表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知するように構成したが、制御部27は、炊飯工程の終了時にエラーフラグ(N=1、または、M=1)が記憶されている回数をカウントし、炊飯工程の終了時にエラーフラグ(N=1、または、M=1)が記憶されている回数が所定回数以上となった場合に、表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知するように構成されていてもよい。
この構成においても、圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを使用者に確実に認識させることができ、炊飯器100の使い勝手を向上させることができる。また、炊飯工程の終了時にエラーフラグ(N=1、または、M=1)が記憶されている回数が所定回数以上となった場合に、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知する構成としているため、例えば、圧力調整弁駆動部21と圧力調整弁14との間に異物が挟まり、圧力調整弁駆動部21が異常状態となっている場合など、一時的に圧力調整弁駆動部21が異常状態となっている場合に、使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることが報知されてしまうことを抑制することができる。そのため、圧力調整弁駆動部21が一時的な動作不良であるにも関わらず、使用者が、圧力調整弁駆動部21が故障していると認識してしまうなど、使用者が圧力調整弁駆動部21の動作状態を誤認してしまうことを抑制することができるため、炊飯器100の使い勝手をさらに向上させることができる。
また、本実施の形態においては、表示部8を制御して、使用者に圧力調整弁駆動部21
が異常状態であることを報知するように構成したが、音や光などによって使用者に圧力調整弁駆動部21が異常状態であることを報知してもよい。
さらに、本実施の形態においては、制御部27は制御基板28の上面に配置されている構成について説明したが、制御部27は、制御基板28の下面に配置されていてもよく、炊飯器本体1内に配置されていてもよい。
本発明の炊飯器によれば、外蓋に配置された磁性体及び検知素子が内蓋を加熱する第2の加熱部の影響を受けることを十分に抑制することができ、圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部の動作状態を精度よく検知することができる炊飯器を提供することが可能となるので、家庭用及び業務用の炊飯器の分野・用途に好適に適用することができる。
1 炊飯器本体
1a 鍋収容部
1b 温度センサ
1c 外蓋取付部
2 鍋
3 蓋体
4 第1の加熱部
5 外蓋
5a 蒸気筒収容部
6 内蓋
7 操作部
8 表示部
9 開閉部
10 蒸気筒
10a 蒸気筒本体
10b 蒸気筒蓋部
11 加熱板
11a 第1の蒸気排出口
11b 第2の蒸気排出口
11c 第3の蒸気排出口
11d おねば還流口
12 第1のシール部材
13 加熱板支持部材
14 圧力調整弁
14a 第1のバネ
15 圧力抑制弁
16 安全弁
17 おねば還流弁
18 弁収容部材
19 第2のシール部材
20 第2の加熱部
21 圧力調整弁駆動部
22 移動部
22a 移動部本体
22b 押圧部
22c 挿入口
22d 第2のバネ
22e ピン
23 駆動部
23a 駆動モータ
23b 回転軸
23c 駆動ギア
24 伝達部
24a 係合ギア
24b 傾斜部
24c 規制部材
24d 磁性体
24e ガイド溝
25 カバー部
26 ケース部
27 制御部
28 制御基板
29 検知素子

Claims (3)

  1. 炊飯器本体と、
    前記炊飯器本体に収容されており、米と水とを含む被炊飯物を収容する鍋と、
    前記炊飯器本体に配置されており、前記鍋を加熱する第1の加熱部と、
    前記炊飯器本体に取付けられており、前記炊飯器本体の上方を覆う外蓋と、
    前記外蓋に取付けられており、前記鍋の上方を覆う内蓋と、
    前記外蓋に配置されており、前記内蓋を加熱する第2の加熱部と、
    前記内蓋に配置されており、前記鍋内の圧力を調整する圧力調整弁と、
    前記外蓋に配置されており、前記圧力調整弁を駆動する圧力調整弁駆動部と、
    前記圧力調整弁駆動部に配置されており、磁界を発生させる磁性体と、
    前記外蓋に配置されており、前記磁性体から発生された磁界の変化を検知する検知素子と、
    前記第1の加熱部、前記第2の加熱部、及び前記圧力調整弁駆動部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記磁性体は、前記検知素子をオン状態とする第1の位置と前記検知素子をオフ状態とする第2の位置とを取り得るように構成されており、
    前記検知素子は、前記磁性体が前記第1の位置にある場合は、前記制御部にオン信号を出力するとともに、前記磁性体が前記第2の位置にある場合は、前記制御部にオフ信号を出力しており、
    前記制御部は、前記検知素子から出力された信号に基づき、前記圧力調整弁駆動部の動作状態を検知しており、
    前記第1の位置及び前記第2の位置のうちの少なくとも一方の位置は、前記第2の加熱部の上方以外の位置にある、
    炊飯器。
  2. 前記第1の位置及び前記第2の位置のうちの少なくとも一方の位置は、前記第2の加熱部の内径よりも内側にある、請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記制御部は、前記第2の加熱部への通電を炊飯工程時よりも低下させた状態または前記第2の加熱部への通電を停止させた状態で、前記検知素子から出力された信号に基づき、前記圧力調整弁駆動部の動作状態を検知する、請求項1または2に記載の炊飯器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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