JP2017212836A - 電源装置、電子機器、給電制御方法 - Google Patents

電源装置、電子機器、給電制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチング素子が正常である場合に機能が制限されることを抑制可能な電源装置、電子機器、及び給電制御方法を提供すること。
【解決手段】画像形成装置は、第2電源72と、トランジスタT1と、ヒューズ74と、トランジスタT1の近傍の温度を検出する温度検出部76と、温度検出部76の検出温度が所定の基準温度を超える異常状態の発生回数をカウントするカウント処理部と、前記異常状態が発生した場合であって、カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が所定の上限回数以下である場合には第2電源72による給電を停止させる停止処理を実行し、上限回数を超える場合にはヒューズ74を溶断させる溶断処理を実行する処理実行部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、電源装置、電源装置を備える電子機器、及び給電制御方法に関する。
動作モードを通常モードと省電力モードとの間で切り替えることが可能なプリンターのような電子機器が知られている。例えば、この種の電子機器では、動作モードが省電力モードに切り替えられる場合に、電源と画像形成部などの負荷との間の通電経路に設けられた電界効果トランジスタ(FET)などのスイッチング素子が操作されて、電源から負荷への給電が停止される。
ところで、前記スイッチング素子の故障により、前記スイッチング素子に過大な電流が流れることがある。この場合、前記スイッチング素子が発熱して、前記スイッチング素子が設けられた基板が発煙又は発火するなどの不具合が生じる。これに対し、前記スイッチング素子の近傍の温度を検出する温度検出部を備え、前記温度検出部により検出される温度に応じて前記通電経路を遮断する構成が考えられる。例えば、前記通電経路に設けられたヒューズを溶断する構成が考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−202674号公報
しかしながら、前記スイッチング素子の故障以外の原因で、前記温度検出部によって検出される温度が前記基準温度を超えることがある。そのため、前記温度検出部によって検出される温度が前記基準温度を超える場合に、前記通電経路に設けられたヒューズが溶断されると、前記スイッチング素子が正常であるにも関わらず電子機器の機能が制限される事態が生じる。
本発明の目的は、スイッチング素子が正常である場合に機能が制限されることを抑制可能な電源装置、電子機器、及び給電制御方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る電源装置は、電源と、スイッチング素子と、ヒューズと、温度検出部と、カウント処理部と、処理実行部とを備える。前記電源は、負荷に電力を供給する。前記スイッチング素子は、前記電源から前記負荷への電力供給の有無を切替可能である。前記ヒューズは、前記負荷が接続された通電経路上に設けられる。前記温度検出部は、前記スイッチング素子から予め定められた特定範囲内の温度を検出する。前記カウント処理部は、前記温度検出部によって検出される温度が予め定められた基準温度を超える異常状態の発生回数をカウントする。前記処理実行部は、前記異常状態が発生した場合であって、前記カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が予め定められた上限回数以下である場合には前記電源による前記負荷への給電を停止させる停止処理を実行し、前記カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超える場合には前記ヒューズを溶断させる溶断処理を実行する。
本発明の他の局面に係る電子機器は、前記電源装置を備える。
本発明の他の局面に係る給電制御方法は、負荷に電力を供給する電源と、前記電源から前記負荷への電力供給の有無を切替可能なスイッチング素子と、前記負荷が接続された通電経路上に設けられたヒューズと、前記スイッチング素子から予め定められた特定範囲内の温度を検出する温度検出部と、を備える電源装置で実行され、以下のカウントステップと、処理実行ステップとを含む。前記カウントステップでは、前記温度検出部によって検出される温度が予め定められた基準温度を超える異常状態の発生回数がカウントされる。前記処理実行ステップでは、前記異常状態が発生した場合であって、前記カウントステップによりカウントされる前記異常状態の発生回数が予め定められた上限回数以下である場合には前記電源による前記負荷への給電を停止させる停止処理が実行され、前記カウントステップによりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超える場合には前記ヒューズを溶断させる溶断処理が実行される。
本発明によれば、スイッチング素子が正常である場合に機能が制限されることを抑制可能な電源装置、電子機器、及び給電制御方法が実現される。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の電源部の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置で実行される給電制御処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の電源部の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[第1実施形態]
まず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10の構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。なお、図3では、各構成間で入出力される電気信号が破線によって示されている。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、操作表示部6、及び電源部7を備える。画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。ここに、画像形成装置10が、本発明における電子機器の一例である。また、本発明は、スキャナー装置、プリンター装置、ファクシミリ装置、コピー機、パーソナルコンピューター、テレビ、空気調和器、洗濯機、電子レンジなどの電子機器に適用可能である。
ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行可能である。具体的に、画像形成部3は、図1に示されるように、感光体ドラム31、帯電器32、光走査部33、現像器34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着部37、及び排紙トレイ38を備える。
給紙部4は、給紙カセット、及び複数の搬送ローラーを備え、前記給紙カセットに収容されるシートを画像形成部3に供給する。なお、前記シートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
画像形成部3では、給紙部4から供給される前記シートに以下の手順で画像が形成され、画像形成後の前記シートが排紙トレイ38に排出される。
まず、帯電器32によって感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査部33により感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31上の静電潜像は現像器34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、現像器34には、画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。
続いて、感光体ドラム31に形成されたトナー像は転写ローラー35によってシートに転写される。その後、シートに転写されたトナー像は、そのシートが定着部37の定着ローラー及び加圧ローラーの間を通過する際に前記定着ローラーで加熱されて溶融定着する。なお、感光体ドラム31の表面に残存したトナーはクリーニング装置36で除去される。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
電源部7は、図3に示されるように、第1電源71、第2電源72、第1スイッチ73、ヒューズ74、第2スイッチ75、及び温度検出部76を備える。
第1電源71は、図3に示されるように、外部電源20から供給される電力を制御部5、及び第2電源72に供給する。例えば、第1電源71は、外部電源20から供給される100Vの交流電圧を予め定められた電圧値の直流電圧に変換するAC−DCコンバーターである。
第2電源72は、図3に示されるように、第1電源71から供給される電力を負荷Lに供給する。例えば、負荷Lは、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、又は操作表示部6である。例えば、第2電源72は、第1電源71から供給される直流電圧の電圧値を負荷Lの駆動電圧に応じて変換するDC−DCコンバーターである。ここに、第2電源72が、本発明における電源の一例である。
また、第2電源72は、制御部5によって負荷Lへの給電が制御される。具体的に、第2電源72は、制御部5から出力される給電停止信号X1(図3参照)の入力に応じて、負荷Lへの給電を停止する。
第1スイッチ73は、第2電源72から負荷Lへの電力供給の有無を切替可能である。例えば、第1スイッチ73は、図3に示されるように、PNP型のトランジスタT1と、抵抗R11と、抵抗R12とを含む。トランジスタT1のエミッタは第2電源72に、ベースは抵抗R11を介して制御部5に、コレクタはヒューズ74に、それぞれ接続される。抵抗R12は、一端がトランジスタT1のエミッタに接続され、他端がトランジスタT1のベースに接続される。第1スイッチ73は、制御部5からローレベルの電気信号が出力されると、第2電源72と負荷Lとを電気的に接続する。また、第1スイッチ73は、制御部5からハイレベルの電気信号が出力されると、第2電源72と負荷Lとの電気的な接続を遮断する。ここに、第1スイッチ73に含まれるトランジスタT1が、本発明におけるスイッチング素子の一例である。なお、トランジスタT1は電界効果トランジスタ(FET)であってもよい。
ヒューズ74は、図3に示されるように、負荷Lが接続された通電経路上に設けられる。
第2スイッチ75は、ヒューズ74の溶断に用いられる。例えば、第2スイッチ75は、図3に示されるように、NPN型のトランジスタT2と、抵抗R21と、抵抗R22とを含む。トランジスタT2のエミッタはアースに、ベースは抵抗R21を介して制御部5に、コレクタはヒューズ74に、それぞれ接続される。抵抗R22は、一端がトランジスタT2のエミッタに接続され、他端がトランジスタT2のベースに接続される。第2スイッチ75は、制御部5からハイレベルの電気信号が出力されると、ヒューズ74とアースとを電気的に接続する。また、第2スイッチ75は、制御部5からローレベルの電気信号が出力されると、ヒューズ74とアースとの電気的な接続を遮断する。
温度検出部76は、トランジスタT1から予め定められた特定範囲内の温度を検出する。例えば、前記特定範囲は、トランジスタT1から数センチメートルの範囲である。例えば、温度検出部76は、トランジスタT1から前記特定範囲内に設けられたサーミスターを含む電気回路である。例えば、温度検出部76は、前記サーミスターの抵抗値に応じた電圧値の温度検出信号X2(図3参照)を制御部5に入力する。
なお、画像形成装置10において、第2電源72、第1スイッチ73、ヒューズ74、第2スイッチ75、及び温度検出部76は、負荷Lごとに設けられていてもよい。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは揮発性の記憶部であり、前記EEPROMは不揮発性の記憶部である。前記RAM及び前記EEPROMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
また、制御部5は、図2に示されるように、第1状態制御部51、及び第2状態制御部52を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記制御プログラムを実行する。これにより、制御部5は、第1状態制御部51、及び第2状態制御部52として機能する。
第1状態制御部51は、予め定められた第1遷移条件を充足する場合に、画像形成装置10の動作モードを通常モードから前記通常モードより消費電力が低減される省電力モードに遷移させる。例えば、前記第1遷移条件には、操作表示部6に対する無操作状態が予め定められた時間継続したことが含まれる。また、前記第1遷移条件には、操作表示部6に対する前記動作モードの変更操作が行われたことが含まれていてもよい。
例えば、第1状態制御部51は、前記第1遷移条件を充足する場合に、第1スイッチ73にハイレベルの電気信号を出力する。これにより、第1スイッチ73による第2電源72と負荷Lとの電気的な接続が遮断されて、第2電源72による負荷Lへの給電が停止される。従って、画像形成装置10の消費電力が低減される。
第2状態制御部52は、予め定められた第2遷移条件を充足する場合に、前記動作モードを前記省電力モードから前記通常モードに遷移させる。例えば、前記第2遷移条件には、外部の通信装置から前記印刷処理の実行指示を受信したこと、及び操作表示部6に対する操作が検出されたことが含まれる。
例えば、第2状態制御部52は、前記第2遷移条件を充足する場合に、第1スイッチ73にローレベルの電気信号を出力する。これにより、第2電源72と負荷Lとが第1スイッチ73によって電気的に接続されて、第2電源72による負荷Lへの給電が再開される。
ところで、トランジスタT1の故障により、トランジスタT1に過大な電流が流れることがある。この場合、トランジスタT1が発熱して、トランジスタT1が設けられた基板が発煙又は発火するなどの不具合が生じる。これに対し、温度検出部76により検出される温度に応じてヒューズ74を溶断することが考えられる。
しかしながら、トランジスタT1の故障以外の原因で、温度検出部76によって検出される温度が前記基準温度を超えることがある。そのため、温度検出部76によって検出される温度が前記基準温度を超える場合に、ヒューズ74が溶断されると、トランジスタT1が正常であるにも関わらず画像形成装置10の機能が制限される事態が生じる。これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、トランジスタT1が正常である場合に機能が制限されることを抑制することが可能である。
具体的に、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の給電制御処理(図4のフローチャート参照)を実行させるための給電制御プログラムが予め記憶されている。なお、前記給電制御プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて制御部5の前記EEPROM等の記憶部にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図2に示されるように、判断処理部53、カウント処理部54、及び処理実行部55を更に含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記給電制御プログラムを実行する。これにより、制御部5は、判断処理部53、カウント処理部54、及び処理実行部55として機能する。ここに、制御部5、及び電源部7を備える装置が、本発明における電源装置の一例である。
判断処理部53は、温度検出部76によって検出される温度が予め定められた基準温度を超える異常状態が発生したか否かを判断する。例えば、判断処理部53は、温度検出部76から入力される温度検出信号X2の電圧値と、前記基準温度に対応する予め定められた閾値との比較結果に基づいて、前記異常状態が発生したか否かを判断する。
カウント処理部54は、前記異常状態の発生回数をカウントする。例えば、画像形成装置10では、前記EEPROMの予め定められた特定記憶領域に、前記異常状態の発生回数を示す発生回数情報が記憶されている。カウント処理部54は、判断処理部53によって前記異常状態が発生したと判断される度に、前記特定記憶領域に記憶されている前記発生回数情報により示される前記異常状態の発生回数に1を加算して、前記異常状態の発生回数をカウントする。
処理実行部55は、前記異常状態が発生した場合であって、カウント処理部54によりカウントされる前記異常状態の発生回数が予め定められた上限回数以下である場合には、第2電源72による負荷Lへの給電を停止させる停止処理を実行する。また、処理実行部55は、カウント処理部54によりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超える場合には、ヒューズ74を溶断させる溶断処理を実行する。例えば、前記上限回数は1回である。
例えば、処理実行部55は、カウント処理部54により前記異常状態の発生回数がカウントされた場合に、前記特定記憶領域に記憶されている前記発生回数情報を参照して、前記異常状態の発生回数が前記上限回数以下であるか否かを判断する。そして、処理実行部55は、前記異常状態の発生回数が前記上限回数以下である場合には、第2電源72に給電停止信号X1を入力する。これにより、第2電源72による負荷Lへの給電が停止される。
例えば、処理実行部55は、予め定められた停止解除条件を充足するまでの間、第2電源72による負荷Lへの給電を停止させる。例えば、前記停止解除条件には、予め定められた時間が経過したこと、又は画像形成装置10の主電源が投入されたことが含まれる。なお、トランジスタT1の故障以外の原因で温度検出部76によって検出される温度が前記基準温度を超える場合には、前記停止処理における給電の停止期間が短いほど、給電の再開時に再度前記異常状態が発生する可能性が高くなると考えられる。そのため、前記停止解除条件は、前記停止処理における給電の停止期間が一定程度以上に確保可能となるように設定されることが望ましい。
一方、処理実行部55は、前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超える場合には、第2スイッチ75にハイレベルの電気信号を出力する。これにより、ヒューズ74とアースとが第2スイッチ75によって電気的に接続されて、ヒューズ74に過大な電流が流れ込み、ヒューズ74が溶断される。
[給電制御処理]
以下、図4を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される給電制御処理の手順の一例と共に、本発明の給電制御方法の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部5は、前記異常状態が発生したか否かを判断する。ここで、ステップS11の処理は、制御部5の判断処理部53により実行される。
例えば、制御部5は、温度検出部76から入力される温度検出信号X2の電圧値と、前記基準温度に対応する前記閾値との比較結果に基づいて、前記異常状態が発生したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記異常状態が発生したと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、前記異常状態が発生していなければ(S11のNo側)、制御部5は、ステップS11で前記異常状態の発生を待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部5は、前記異常状態の発生回数をカウントする。ここに、ステップS12の処理が、本発明におけるカウントステップの一例であって、制御部5のカウント処理部54により実行される。
例えば、制御部5は、前記特定記憶領域に記憶されている前記発生回数情報により示される前記異常状態の発生回数に1を加算して、前記異常状態の発生回数をカウントする。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部5は、ステップS12でカウントされた前記異常状態の発生回数が前記上限回数以下であるか否かを判断する。例えば、制御部5は、前記特定記憶領域に記憶されている前記発生回数情報を参照して、前記異常状態の発生回数が前記上限回数以下であるか否かを判断する。
ここで、制御部5は、ステップS12でカウントされた前記異常状態の発生回数が前記上限回数以下であると判断すると(S13のYes側)、処理をステップS14に移行させる。また、ステップS12でカウントされた前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超えていれば(S13のNo側)、制御部5は、処理をステップS131に移行させる。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部5は、第2電源72による負荷Lへの給電を停止させる前記停止処理を実行する。
例えば、制御部5は、第2電源72に給電停止信号X1を入力する。これにより、第2電源72による負荷Lへの給電が停止される。
なお、ステップS12の処理は、ステップS14の処理の後に実行されてもよい。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部5は、前記停止解除条件を充足したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記停止解除条件を充足したと判断すると(S15のYes側)、処理をステップS16に移行させる。また、前記停止解除条件を充足していなければ(S15のNo側)、制御部5は、ステップS15で前記停止解除条件の充足を待ち受ける。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部5は、第2電源72による負荷Lへの給電の停止を解除する。例えば、制御部5は、第2電源72への給電停止信号X1の入力を停止する。これにより、第2電源72による負荷Lへの給電が再開される。
<ステップS131>
一方、ステップS13において、ステップS12でカウントされた前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超えると判断されると、制御部5はステップS131の処理を実行する。ステップS131において、制御部5は、ヒューズ74を溶断させる前記溶断処理を実行する。ここに、ステップS13、ステップS14、及びステップS131の処理が、本発明における処理実行ステップの一例であって、制御部5の処理実行部55により実行される。
例えば、制御部5は、第2スイッチ75にハイレベルの電気信号を出力する。これにより、ヒューズ74とアースとが第2スイッチ75によって電気的に接続されて、ヒューズ74に過大な電流が流れ込み、ヒューズ74が溶断される。
このように、前記給電制御処理では、温度検出部76によって検出される温度が前記基準温度を超える前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超えるまでの間は、前記溶断処理に替えて前記停止処理が実行される。これにより、トランジスタT1の故障以外の原因で温度検出部76によって検出される温度が前記基準温度を超えたとしても、直ちに前記溶断処理が実行されることが回避される。従って、トランジスタT1が正常である場合に機能が制限されることを抑制することが可能である。
なお、定着部37と温度検出部76との間の距離が近い場合には、温度検出部76が定着部37で発生する熱の影響により誤検出を起こすことが考えられる。そこで、前記上限回数を、定着部37からの温度検出部76の離間距離に応じて定めることが考えられる。具体的に、前記離間距離が小さいほど、前記上限回数を多く定めることが考えられる。
また、画像形成装置10が、複数の負荷L各々に対応する第2電源72、第1スイッチ73、ヒューズ74、及び第2スイッチ75を備える構成において、複数のトランジスタT1に対応する一つの温度検出部76を設けることが考えられる。具体的に、温度検出部76が、トランジスタT1各々から前記特定範囲内の温度を検出することが考えられる。
この場合、処理実行部55が、前記異常状態が発生した場合であって、カウント処理部54によりカウントされる前記異常状態の発生回数がトランジスタT1の数に応じて予め定められた前記上限回数以下である場合に、第2電源72各々による負荷Lへの給電を停止させる前記停止処理を実行することが考えられる。また、処理実行部55が、カウント処理部54によりカウントされる前記異常状態の発生回数がトランジスタT1の数に応じて予め定められた前記上限回数を超える場合に、ヒューズ74各々を溶断させる前記溶断処理を実行することが考えられる。
[第2実施形態]
以下、図5を参照しつつ、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、前述の第1実施形態の画像形成装置10における電源部7の構成が一部変更されている。
具体的に、第2実施形態に係る画像形成装置10では、図5に示されるように、制御部5が、第2電源72から給電を受けて駆動される。また、第2実施形態に係る画像形成装置10では、図5に示されるように、電源部7にリセット回路77、及びラッチ回路78が設けられている。なお、その他の部分の構成は、第2実施形態と第1実施形態とで共通である。そのため、以下の説明においては、第2実施形態のうち第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態の構成と同じ符号を付し示すことによりその詳細な説明を省略する。
リセット回路77は、画像形成装置10の主電源が投入された場合に、制御部5をリセットするリセット信号X3(図5参照)を出力する電気回路である。例えば、リセット回路77は、第1電源71から給電を受けて駆動される。リセット回路77から出力されるリセット信号X3は、制御部5に入力されると共に、ラッチ回路78に入力される。
ラッチ回路78は、画像形成装置10の主電源が遮断されるまでの間、処理実行部55から出力される給電停止信号X1を保持する電気回路である。例えば、ラッチ回路78は、第1電源71から給電を受けて駆動される。ラッチ回路78は、処理実行部55から給電停止信号X1が入力された場合に、入力された給電停止信号X1を第2電源72に出力する。また、ラッチ回路78は、処理実行部55からの給電停止信号X1の入力が停止された後も、リセット回路77からリセット信号X3が入力されるまでの間は、第2電源72に給電停止信号X1を出力する。なお、リセット回路77からは、画像形成装置10の主電源が投入される場合を除いて、リセット信号X3は出力されない。そのため、ラッチ回路78は、画像形成装置10の主電源が遮断されて第1電源71からの給電が停止するまでの間、第2電源72に給電停止信号X1を出力する。これにより、第2電源72からの給電が停止される制御部5から出力される給電停止信号X1に基づいて、第2電源72による給電を停止させることが可能である。
このように、本発明は、前記停止処理によって制御部5に給電を行う第2電源72による給電が停止される構成であっても適用することが可能である。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 制御部
51 第1状態制御部
52 第2状態制御部
53 判断処理部
54 カウント処理部
55 処理実行部
6 操作表示部
7 電源部
71 第1電源
72 第2電源
73 第1スイッチ
T1 トランジスタ
74 ヒューズ
75 第2スイッチ
76 温度検出部
77 リセット回路
78 ラッチ回路
10 画像形成装置

Claims (7)

  1. 負荷に電力を供給する電源と、
    前記電源から前記負荷への電力供給の有無を切替可能なスイッチング素子と、
    前記負荷が接続された通電経路上に設けられたヒューズと、
    前記スイッチング素子から予め定められた特定範囲内の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部によって検出される温度が予め定められた基準温度を超える異常状態の発生回数をカウントするカウント処理部と、
    前記異常状態が発生した場合であって、前記カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が予め定められた上限回数以下である場合には前記電源による前記負荷への給電を停止させる停止処理を実行し、前記カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超える場合には前記ヒューズを溶断させる溶断処理を実行する処理実行部と、
    を備える電源装置。
  2. 前記処理実行部は、前記カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記上限回数以下である場合には、予め定められた停止解除条件を充足するまでの間、前記電源による前記負荷への給電を停止させる請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記電源、前記スイッチング素子、及び前記ヒューズは、それぞれ複数であって、
    前記温度検出部は、前記スイッチング素子各々から前記特定範囲内の温度を検出し、
    前記処理実行部は、前記異常状態が発生した場合であって、前記カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記スイッチング素子の数に応じて予め定められた前記上限回数以下である場合には前記電源各々による前記負荷への給電を停止させる前記停止処理を実行し、前記カウント処理部によりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記スイッチング素子の数に応じて予め定められた前記上限回数を超える場合には前記ヒューズ各々を溶断させる前記溶断処理を実行する請求項1又は2に記載の電源装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電源装置を備える電子機器。
  5. 前記電源は、前記処理実行部から出力される給電停止信号に応じて前記負荷への給電を停止し、
    前記電子機器は、主電源が遮断されるまでの間、前記処理実行部から出力される前記給電停止信号を保持するラッチ回路を更に備える請求項4に記載の電子機器。
  6. トナー像をシートに定着させる定着部を有し、前記シートに画像データに基づく画像を形成する画像形成部を更に備え、
    前記上限回数は、前記定着部からの前記温度検出部の離間距離に応じて予め定められる請求項4又は5に記載の電子機器。
  7. 負荷に電力を供給する電源と、前記電源から前記負荷への電力供給の有無を切替可能なスイッチング素子と、前記負荷が接続された通電経路上に設けられたヒューズと、前記スイッチング素子から予め定められた特定範囲内の温度を検出する温度検出部と、を備える電源装置で実行される給電制御方法であって、
    前記温度検出部によって検出される温度が予め定められた基準温度を超える異常状態の発生回数をカウントするカウントステップと、
    前記異常状態が発生した場合であって、前記カウントステップによりカウントされる前記異常状態の発生回数が予め定められた上限回数以下である場合には前記電源による前記負荷への給電を停止させる停止処理を実行し、前記カウントステップによりカウントされる前記異常状態の発生回数が前記上限回数を超える場合には前記ヒューズを溶断させる溶断処理を実行する処理実行ステップと、
    を含む給電制御方法。
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