JP2017212637A - 調整装置、調整方法、および発振装置 - Google Patents

調整装置、調整方法、および発振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017212637A
JP2017212637A JP2016105242A JP2016105242A JP2017212637A JP 2017212637 A JP2017212637 A JP 2017212637A JP 2016105242 A JP2016105242 A JP 2016105242A JP 2016105242 A JP2016105242 A JP 2016105242A JP 2017212637 A JP2017212637 A JP 2017212637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
adjustment
unit
output
oscillator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016105242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6680615B2 (ja
Inventor
克彦 打浪
Katsuhiko Uchinami
克彦 打浪
晴彦 丸
Haruhiko Maru
晴彦 丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Electronics Co Ltd filed Critical Asahi Kasei Electronics Co Ltd
Priority to JP2016105242A priority Critical patent/JP6680615B2/ja
Publication of JP2017212637A publication Critical patent/JP2017212637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6680615B2 publication Critical patent/JP6680615B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

【課題】振動子を有する発振回路の周波数安定度を恒温槽付水晶発振器と同等程度にする。【解決手段】発振器の制御電圧を調整する調整装置であって、温度検出部の出力を調整する第1調整部と、第1調整部が調整した温度検出部の出力に応じて、発振器を温度補償する第1温度補償信号を出力する第1温度補償部と、温度検出部の出力を第1調整部とは独立に調整する第2調整部と、第2調整部が調整した温度検出部の出力に応じて、発振器を温度補償する第2温度補償信号を出力する第2温度補償部と、第1温度補償信号および第2温度補償信号を加算して制御電圧を出力する加算部と、を備える調整装置、調整方法、および発振装置を提供する。【選択図】図5

Description

本発明は、調整装置、調整方法、および発振装置に関する。
従来、振動子を発振させる発振回路は、振動子の発振周波数の温度特性を補償する補償回路を用いて、発振周波数を調整していた(例えば、特許文献1および2参照)。
特許文献1 特開平11−68461号公報
特許文献2 特開2006−74288号公報
しかしながら、振動子は高次の周波数温特成分をもち、その周波数温特成分は素子固有にばらつくので、高精度に温度特性を補償することは困難であった。このような発振回路では、例えば、±0.1ppm以内といった、恒温槽付水晶発振器(OCXO:Oven Controlled Crystal Oscillator)と同等程度の周波数安定度に温度特性を補償することは、困難であった。
本発明の第1の態様においては、発振器の制御電圧を調整する調整装置であって、温度検出部の出力を調整する第1調整部と、第1調整部が調整した温度検出部の出力に応じて、発振器を温度補償する第1温度補償信号を出力する第1温度補償部と、温度検出部の出力を第1調整部とは独立に調整する第2調整部と、第2調整部が調整した温度検出部の出力に応じて、発振器を温度補償する第2温度補償信号を出力する第2温度補償部と、第1温度補償信号および第2温度補償信号を加算して制御電圧を出力する加算部と、を備える調整装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、発振器の制御電圧を調整する調整方法であって、温度検出部の出力を第1調整することと、第1調整した温度検出部の出力に応じて、発振器を温度補償する第1温度補償信号を出力することと、温度検出部の出力を第1調整とは独立に第2調整することと、第2調整した温度検出部の出力に応じて、発振器を温度補償する第2温度補償信号を出力することと、第1温度補償信号および第2温度補償信号を加算して制御電圧を出力することと、を備える調整方法を提供する。
本発明の第3の態様においては、振動子を有する発振器と、振動子の温度を検出する温度検出部と、第1の態様の調整装置と、調整装置が出力する制御電圧に応じた周波数で、発振器を発振させる発振回路と、を備える発振装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本実施形態に係る発振装置1000の構成例を示す。 本実施形態に係る振動子10の発振周波数の温度特性の一例を示す。 変曲点のばらつきを有する振動子10の発振周波数の温度特性の一例を示す。 検出感度のばらつきを有する温度センサの制御電圧Vの一例を示す。 本実施形態に係る調整装置100の構成例を、温度検出部40および参照電圧発生部50と共に示す。 本実施形態に係る調整装置100の変形例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る発振装置1000の構成例を示す。発振装置1000は、振動子の発振周波数の温度特性を、恒温槽付水晶発振器と同等程度に補償する。発振装置1000は、振動子10と、発振回路20と、温度検出部40と、調整装置100と、を備える。
振動子10は、電界の印加によって変形が生じる圧電効果によって、発振動作する素子である。振動子10は、一例として、2つの電極の間に水晶が設けられた水晶振動子である。振動子10は、接続される回路の容量に応じて、発振周波数が調整可能でよい。振動子10は、ATと呼ばれる方位で切断されて形成されてよい。なお、振動子10の発振周波数は、当該振動子10の温度に応じて変動する。また、振動子10の発振周波数は、振動子10毎に、バラツキを有する。発振装置1000は、このような振動子10の発振周波数を調整する。
発振回路20は、振動子10に接続され、制御電圧に応じた周波数で当該振動子10を発振させて、発振した周波数信号を外部に出力する。発振回路20は、振動子10を共振器として用いてよい。また、発振回路20は、振動子10に接続され、入力する制御電圧に応じて容量を変化させる可変容量素子を有してよく、容量の変化に応じて発振周波数を変化させてよい。このような、振動子10および発振回路20は、制御電圧に応じた周波数で発振する発振器30として機能する。発振器30は、一例として、VCXO(Voltage Controlled Xtal Oscillator)である。
温度検出部40は、振動子10の温度を検出する。温度検出部40は、振動子10の周囲の温度を検出する1または複数の温度センサを有してよい。温度センサは、振動子10に接触して振動子10の温度を検出してもよく、これに代えて、非接触で振動子10の温度を検出してもよい。
調整装置100は、温度検出部40の検出結果に応じて、発振器30の制御電圧を調整する。調整装置100は、振動子10の温度特性を補償するように、制御電圧を調整する。調整装置100が調整する振動子10の温度特性について、次に説明する。
図2は、振動子10の発振周波数の温度特性の一例を示す。図2の横軸は温度、縦軸は発振周波数を示す。また、図2の曲線Aは、ATカットの振動子10の温度特性の一例を示し、温度に対してBechmannカーブと呼ばれる3次関数で近似できる特性を有する。例えば、基準温度Tにおいて基準周波数fとなる振動子10は、T−ΔTからT+ΔTの温度範囲において、f−fからf+fの範囲で発振周波数が変動する。即ち、基準温度Tは、温度特性の変曲点となる。振動子10は、一例として、−40℃から90℃の範囲で、15ppm程度の変動を有する。
このような振動子10の温度特性を予め測定等によって取得することにより、調整装置100は、振動子10の発振周波数の変動を補償することができる。調整装置100は、例えば、曲線Aの逆特性の曲線Bを用い、検出温度に対する当該曲線B上の点に対応する周波数補正値を加える。調整装置100は、例えば、制御電圧を調整して、温度検出部40が検出した温度Tに対する曲線B上の周波数f(T)と、曲線A上の周波数f(T)の差分の周波数だけ発振周波数を変更する。これによって、調整装置100は、振動子10の発振周波数を直線Cのように略一定の周波数に安定化させることができる。
このような振動子10の周波数温度特性は、一例として、次式のように示すことができる。なお、振動子10の周波数をf、周波数変動幅をΔf(=f−f)であり、A、A、およびAは係数である。また、(数1)式は、温度Tの3次関数で周波数温度特性を示す例であるが、より近似の精度を高める場合、更に高次の成分を追加してよい。
Figure 2017212637
ここで、発振器30の制御電圧をVとし、制御電圧−発振周波数特性が(数2)式で近似できる場合を考える。この場合、調整装置100が制御電圧Vを(数3)式のように調整できれば、図2で説明したように、発振周波数の温度特性を相殺して補償することができる。
Figure 2017212637
Figure 2017212637
なお、B、B、およびBは係数であり、この場合、調整装置100は、A=−α・B、A=−α・B、およびA=−α・Bとなるように、制御電圧Vを調整する。
このような調整装置100の調整により、発振周波数の温度特性を向上させることができる。しかしながら、実際の発振装置1000は、当該装置に含まれる素子に特性のばらつき等を有するので、調整装置100が制御電圧Vを(数3)式のように調整しても、更に高精度な安定動作を実現することは困難である。
例えば、振動子10は変曲点のばらつきを有することがあり、また、温度検出部40の温度センサは検出感度のばらつきを有することがある。これらの素子固有のばらつきは、発振周波数の安定度を悪化させる要因となっていた。
例えば、温度センサの感度は、温度Tに対して1次の温度特性を有するので、温度センサの出力Vtsens(T)は、(数4)式のように示すことができる。なお、aおよびbは、温度センサに固有の係数である。この場合、(数3)式の制御電圧Vは、(数5)式のように示される。
Figure 2017212637
Figure 2017212637
一方、振動子10の変曲点Tにばらつきが生じた場合、当該ばらつきの温度をΔTとすると、(数1)式は(数6)式のように示すことができる。また、(数6)式の振動子10の周波数温度特性に対応する制御電圧Vは、(数7)式のように示すことができる。
Figure 2017212637
Figure 2017212637
図3は、(数6)式で示されるような、変曲点のばらつきを有する振動子10の発振周波数の温度特性の一例を示す。図3の横軸は温度、縦軸は発振周波数の変動率Δf/fを示す。図3の実線は、変曲点Tが28℃の場合の温度特性の一例を示し、点線は、変曲点Tが33℃の場合の温度特性の一例を示す。このような振動子10の変曲点Tのばらつきは、図3のような温度−発振周波数のグラフで考えた場合、横軸方向のずれ(シフト)に相当する。
図3の例のように、変曲点Tの5℃のずれに対して、発振周波数は数ppm変動することがわかる。このような変曲点Tのずれが生じると、調整装置100が(数3)式に示す制御電圧Vを出力しても、当該変動を高精度に温度補償をすることが困難になってしまう。即ち、調整装置100は、(数3)式に代えて、(数7)式に示す制御電圧Vを出力することが望ましい。
なお、このように振動子10の変曲点Tがばらついた場合、(数4)式の温度センサの出力Vtsens(T)は、(数8)式のように示すことができる。したがって、(数7)式の制御電圧Vは、(数9)式のように示される。
Figure 2017212637
Figure 2017212637
ここで、(数8)式は、次式のように展開して変形できる。
Figure 2017212637
(数10)式と(数4)式とを比較することにより、変曲点Tのずれが、温度センサの出力Vtsens(T)に−a・ΔTの項を生じさせることがわかる。即ち、振動子10の変曲点Tのずれは、温度センサの出力Vtsens(T)にDCオフセット電圧を発生させることになる。したがって、調整装置100は、温度センサのDCオフセット電圧を調整することで、振動子10の変曲点Tのずれの影響を低減させることができる。
なお、温度センサは、一次温度特性傾き、即ち、温度検出感度がばらつくこともある。温度センサの感度は、(数4)式の傾きaなので、当該傾きaにばらつきΔaが発生した場合、(数4)式は次式のように示される。
Figure 2017212637
(数11)式からVtsens(T)−bを計算して(数9)式に代入することにより、次式を算出する。即ち、温度センサの検出感度aにばらつきΔaが発生すると、制御電圧VにΔaに応じた変動が生じてしまうことがわかる。
Figure 2017212637
図4は、検出感度のばらつきを有する温度センサの制御電圧Vの一例を示す。図3の横軸は温度、縦軸は制御電圧Vを示す。図4の実線は、検出感度のばらつきΔaが0の場合((a+Δa)/a:100%)の制御電圧Vの一例を示す。また、点線は、検出感度のばらつきΔaが0.05aの場合((a+Δa)/a:105%)の制御電圧Vの一例を示す。温度センサの検出感度aに5%程度のばらつきΔaが発生すると、制御電圧Vは、30%に至る変動が生じることがあることがわかる。
そこで、本実施形態に係る調整装置100は、このような素子固有のばらつきを含めて補償し、発振器30の周波数安定度を高精度に安定化させるように制御電圧Vを調整する。このような調整装置100について、次に説明する。
図5は、本実施形態に係る調整装置100の構成例を、温度検出部40および参照電圧発生部50と共に示す。図5は、温度検出部40が発振器30の温度を検出する1つの第1温度センサ42を有する例を示す。また、予め定められた参照電圧を出力する参照電圧発生部50が調整装置100の外部に設けられる例を示す。調整装置100は、第1温度センサ42の温度検出結果および参照電圧発生部50の参照電圧に基づき、発振器30を高精度に安定化させる制御電圧Vを出力する。調整装置100は、第1調整部110と、第1温度補償部120と、第2調整部130と、第2温度補償部140と、加算部150と、を備える。
第1調整部110は、温度検出部40の出力を調整する。第1調整部110は、第1温度センサ42の検出感度およびオフセットの少なくとも一方を調整する。本実施形態において、第1調整部110は、第1温度センサ42のオフセット電圧を調整する例を説明する。即ち、第1調整部110は、(数10)式で示すような第1温度センサ42のオフセット電圧−a・ΔTを調整することにより、振動子10の変曲点のばらつきΔTを調整する。
第1調整部110は、調整量のうち少なくとも一部が外部から調整可能でよい。第1調整部110は、第1温度センサ42の検出感度およびオフセット電圧の少なくとも一方の調整量を、外部から調整可能であることが望ましい。例えば、第1調整部110は、外部からの制御信号に応じて、検出感度およびオフセット電圧の少なくとも一方の調整量を調節する調節回路を有する。これに代えて、第1調整部110は、予め複数の調節量を記憶する記憶部を有し、外部からの制御信号に応じて、一の調整量を選択して調節量として採用する選択回路を有してよい。
第1温度補償部120は、第1調整部110が調整した温度検出部40の出力に応じて、発振器30を温度補償する第1温度補償信号を出力する。第1温度補償部120は、変曲点のばらつきΔTを調整した第1調整部110の出力に基づき、当該振動子10の温度特性を補償する第1温度補償信号を生成して出力する。第1温度補償部120は、第1温度から第2温度までの温度範囲において、発振器30を温度補償するための第1温度補償信号を出力する。一例として、第1温度は−40℃、第2温度は+90℃である。
第1温度補償部120は、基準温度を原点としたn次の温度電圧特性を有する信号を第1温度補償信号として出力する。例えば、第1温度補償部120は、互いに異なる次数の温度電圧特性を有する信号を生成する複数の生成回路を有し、複数の生成回路のうち一の生成回路は、3次の温度電圧特性を有する信号を出力する。第1温度補償部120は、少なくとも、3次の温度電圧特性を有する信号を生成して出力し、図2で説明したような、振動子10の温度特性を相殺する。また、第1温度補償部120は、3次以外の複数の次数の温度電圧特性を有する信号を生成して出力することが望ましい。
図5は、第1温度補償部120が、第0成分生成回路121、第1成分生成回路122、第3成分生成回路123、第4成分生成回路124、および第5成分生成回路125を有する例を示す。第0成分生成回路121は、0次の温度電圧特性を有する信号成分を生成して出力する。第1成分生成回路122は、1次の温度電圧特性を有する信号成分を生成して出力する。同様に、第3成分生成回路123、第4成分生成回路124、および第5成分生成回路125は、3次、4次、および5次の温度電圧特性を有する信号成分をそれぞれ生成して出力する。なお、第1温度補償部120は、6次以上の温度電圧特性を有する信号成分を生成して出力する回路を備えてもよい。
第0成分生成回路121から第5成分生成回路125は、参照電圧発生部50からの参照電圧に基づき、それぞれの次数の信号成分を生成してよい。また、第0成分生成回路121から第5成分生成回路125は、第1温度から第2温度までの温度範囲において、対応する次数に応じた信号成分をそれぞれ出力する。
なお、図5に示す第1温度補償部120は、2次の温度電圧特性を有する信号成分を生成して出力する生成回路を有さない例を示す。当該2次の成分は、第1調整部110の調整によって低減される成分なので、当該第1調整部110による調整が十分の場合は、2次の温度電圧特性の信号成分を生成する生成回路は省いてよい。第1温度補償部120は、第0成分生成回路121から第5成分生成回路125がそれぞれ出力する複数の信号成分を、第1温度補償信号として出力してよい。
第2調整部130は、温度検出部40の出力を第1調整部110とは独立に調整する。第2調整部130は、第1温度センサ42の出力を調整する。第2調整部130は、第1調整部110と略同一の調整を実行してよく、これに代えて、第1調整部110とは異なる調整を実行してもよい。第2調整部130は、第1温度センサ42の検出感度およびオフセットの少なくとも一方を調整する。
本実施形態において、第2調整部130は、第1温度センサ42の検出感度およびオフセット電圧を調整する例を示す。即ち、第2調整部130は、(数10)式で示すような第1温度センサ42のオフセット電圧−a・ΔTを調整して、振動子10の変曲点のばらつきΔTを調整する。また、第2調整部130は、(数11)式で示すような第1温度センサ42の検出感度Δaを更に調整する。
第2調整部130は、調整量のうち少なくとも一部が外部から調整可能でよい。第2調整部130は、第1温度センサ42の検出感度およびオフセット電圧の少なくとも一方の調整量を、外部から調整可能であることが望ましい。第2調整部130は、例えば、第1調整部110と同様に、外部からの制御信号に応じて調整量を調節する調節回路、または、予め複数の調節量を記憶する記憶部と、外部からの制御信号に応じて一の調整量を選択する選択回路とを有する。
第2温度補償部140は、第2調整部130が調整した温度検出部40の出力に応じて、発振器30を温度補償する第2温度補償信号を出力する。第2温度補償部140は、変曲点のばらつきΔTおよび第1温度センサ42の検出感度のばらつきΔaが調整された振動子10の温度検出結果を受け取る。第2温度補償部140は、第1調整部110および第1温度補償部120で補償しきれない成分を補償する、第2温度補償信号を生成して出力する。即ち、第2温度補償部140は、第1温度補償信号とは異なる第2温度補償信号を生成して出力する。
第2温度補償部140は、第1温度補償部120とは異なる次数の温度電圧特性を用いて、第2温度補償信号を生成して出力する。例えば、第2温度補償部140は、第1温度補償部120で用いる次数よりも高い次数の温度電圧特性を有する信号を第2温度補償信号として出力する。例えば、第1温度補償部120が5次までの次数の温度電圧特性を有する信号を用いて第1温度補償信号を生成する場合、第2温度補償部140は、6次以上の温度電圧特性を有する信号を用いて第2温度補償信号を生成して出力する。
また、第2温度補償部140は、第1温度から第2温度の間の少なくとも一部の温度範囲において、発振器30を温度補償するための第2温度補償信号を出力する。例えば、第2温度補償部140は、第1温度から第2温度の間において、互いに異なる温度範囲毎に、発振器30を温度補償するための信号を出力する複数の補償回路を有する。
図5は、第2温度補償部140が、第1範囲補償回路141、第2範囲補償回路142、第3範囲補償回路143、第4範囲補償回路144、第5範囲補償回路145、第6範囲補償回路146、および第7範囲補償回路147、を有する例を示す。第1範囲補償回路141から第7範囲補償回路147は、第1温度から第2温度の範囲の互いに異なる一部の温度範囲において、6次以上の次数の温度電圧特性を有する信号を用いた補償信号をそれぞれ生成して出力する。第1範囲補償回路141から第7範囲補償回路147のそれぞれは、複数の次数の温度電圧特性の信号を含む補償信号を生成してよい。
一例として、第1範囲補償回路141は−40℃以上−30℃未満の範囲、第2範囲補償回路142は−30℃以上−10℃未満の範囲、第3範囲補償回路143は−10℃以上+10℃未満の範囲、第4範囲補償回路144は+10℃以上+30℃未満の範囲、第5範囲補償回路145は+30℃以上+50℃未満の範囲、第6範囲補償回路146は+50℃以上+70℃未満の範囲、第7範囲補償回路147は+70℃以上+90℃以下の範囲において、発振器30を温度補償するための補償信号を出力する。第2温度補償部140は、複数の補償回路がそれぞれ出力する信号を、第2温度補償信号として出力する。なお、上記は第2温度補償部140が7つの補償回路を備える例であるが、第2温度補償部140は8つ以上の補償回路を備えてもよい。
加算部150は、第1温度補償信号および第2温度補償信号を加算して制御電圧Vを生成し、発振器30に出力する。加算部150は、第1温度補償信号および第2温度補償信号の加算結果を、制御電圧Vとして発振回路20に供給してよい。
以上の本実施形態に係る調整装置100は、第1調整部110が第1温度センサ42のDCオフセット電圧を調整して振動子10の変曲点のばらつきΔTを調整する。そして、第1温度補償部120は、DCオフセット電圧が調整された第1温度センサ42の出力に応じて、5次の次数以下の温度電圧特性を有する信号を用いて、振動子10の温度特性を補償する第1温度補償信号を生成して出力する。このように、調整装置100は、変曲点のばらつきΔTの調整と、3次の次数および3次に近い低次の次数の温度電圧特性を用いた補償とを組み合わせて第1温度補償信号を出力できる。
また、調整装置100は、第2調整部130が第1温度センサ42のDCオフセット電圧および検出感度を調整する。そして、第2温度補償部140は、DCオフセット電圧および検出感度が調整された第1温度センサ42の出力に応じて、6次の次数以上の温度電圧特性を有する信号を用いて、振動子10の温度特性を補償する第2温度補償信号を生成して出力する。このように、調整装置100は、変曲点のばらつきΔTおよび第1温度センサ42の検出感度の調整と、6次の次数以上の高次の次数の温度電圧特性を用いた補償とを組み合わせることで、発振器30を±0.1ppm程度以内に安定化させる第2温度補償信号を出力できる。
以上のように、調整装置100は、発振器30の温度特性を粗調整する第1温度補償信号と、微調整する第2温度補償信号とを、それぞれ独立したブロックで発生させるので、設計自由度を増加させ、高精度な温度補償を実現することができる。例えば、調整装置100は、第1温度から第2温度までを関数によって補償する生成回路を複数用いて第1温度補償信号を生成して、振動子10の温度特性の主な3次の特性および低次の特性を補償する。そして、調整装置100は、第1温度補償信号では補償しきれない振動子10の高次の変動、温度センサの検出感度、発振器30固有の制御電圧Vに対する非線形な変動、および、複数の生成回路による関数を用いた補償の近似誤差、等を、第2温度補償信号を用いて補償する。
調整装置100は、複数の温度範囲毎に高次の関数を用いて第2温度補償信号を生成するので、温度範囲毎の高次および/または非線形な微小変動を効率的に補償することができる。また、調整装置100は、第1温度補償信号の生成とは別個独立に、第1温度補償信号とは異なる補償方法で第2温度補償信号を生成するので、高精度な補償を実現することができる。また、調整装置100は、第1温度補償信号および第2温度補償信号の調整量を、互いに影響することなしにそれぞれ別個に調節できるので、第1温度補償信号および第2温度補償信号を容易に調節および生成させることができる。したがって、本実施形態に係る調整装置100は、恒温槽付水晶発振器と同等程度の周波数安定度に、発振器30の温度特性を補償することが容易にできる。
図6は、本実施形態に係る調整装置100の変形例を示す。本変形例の調整装置100において、図5に示された本実施形態に係る調整装置100の動作と略同一のものには同一の符号を付け、説明を省略する。本変形例の調整装置100は、複数の温度センサを有する温度検出部40に対応し、第1調整部110および第2調整部130が異なる温度センサの出力信号を調整する。図6は、温度検出部40が、発振器30の温度をそれぞれ検出する第1温度センサ42および第2温度センサ44を有する例を示す。
この場合、第1調整部110は、第1温度センサ42の出力を調整する。第1調整部110は、第1温度センサ42の検出感度およびオフセットの少なくとも一方を調整する。第1調整部110は、第1温度センサ42の少なくともオフセットを調整することが望ましい。また、第1調整部110は、第1温度センサ42の検出感度およびオフセットを調整することがより望ましい。なお、第1温度補償部120は、図5で説明したように、第1調整部110が調整して出力する信号に応じて、第1温度補償信号を出力する。
また、第2調整部130は、第2温度センサ44の出力を調整する。第2調整部130は、第2温度センサ44の検出感度およびオフセットの少なくとも一方を調整する。第2調整部130は、第2温度センサ44の検出感度およびオフセットを調整することが望ましい。第2温度補償部140は、図5で説明したように、第2調整部130が調整して出力する信号に応じて、第2温度補償信号を出力する。
以上のように、本変形例の調整装置100は、異なる温度センサの出力に基づき、第1温度補償信号および第2温度補償信号を生成して出力する。これにより、調整装置100は、第1温度補償信号および第2温度補償信号の生成を独立に実行することができ、設計自由度を増加させることができる。また、調整装置100は、温度センサの負荷を増加させることを防止するので、温度検出信号のS/Nが低減することを防止して、高精度に発振器30の温度特性を補償することができる。
本実施形態に係る調整装置100は、第1温度補償部120が5つの生成回路を有する例を説明したが、これに限定されることはなく、1または複数の生成回路を有してよい。同様に、調整装置100は、第2温度補償部140が7つの補償回路を有する例を説明したが、これに限定されることはなく、1または複数の補償回路を有してよい。また、以上の本実施形態に係る調整装置100は、外部の参照電圧発生部50から参照電圧を受け取ることを説明したが、これに代えて、内部に参照電圧発生部50が設けられてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 振動子、20 発振回路、30 発振器、40 温度検出部、42 第1温度センサ、44 第2温度センサ、50 参照電圧発生部、100 調整装置、110 第1調整部、120 第1温度補償部、121 第0成分生成回路、122 第1成分生成回路、123 第3成分生成回路、124 第4成分生成回路、125 第5成分生成回路、130 第2調整部、140 第2温度補償部、141 第1範囲補償回路、142 第2範囲補償回路、143 第3範囲補償回路、144 第4範囲補償回路、145 第5範囲補償回路、146 第6範囲補償回路、147 第7範囲補償回路、150 加算部、1000 発振装置

Claims (16)

  1. 発振器の制御電圧を調整する調整装置であって、
    温度検出部の出力を調整する第1調整部と、
    前記第1調整部が調整した前記温度検出部の出力に応じて、前記発振器を温度補償する第1温度補償信号を出力する第1温度補償部と、
    前記温度検出部の出力を前記第1調整部とは独立に調整する第2調整部と、
    前記第2調整部が調整した前記温度検出部の出力に応じて、前記発振器を温度補償する第2温度補償信号を出力する第2温度補償部と、
    前記第1温度補償信号および前記第2温度補償信号を加算して前記制御電圧を出力する加算部と、
    を備える調整装置。
  2. 前記温度検出部は、前記発振器の温度を検出する第1温度センサを有し、
    前記第1調整部および前記第2調整部は、前記第1温度センサの出力をそれぞれ調整する、請求項1に記載の調整装置。
  3. 前記温度検出部は、前記発振器の温度をそれぞれ検出する第1温度センサおよび第2温度センサを有し、
    前記第1調整部は、前記第1温度センサの出力を調整し、
    前記第2調整部は、前記第2温度センサの出力を調整する、請求項1に記載の調整装置。
  4. 前記第1調整部および前記第2調整部は、前記第1温度センサの検出感度およびオフセットの少なくとも一方を調整する請求項2に記載の調整装置。
  5. 前記第1調整部は、前記第1温度センサの検出感度およびオフセットの少なくとも一方を調整し、
    前記第2調整部は、前記第2温度センサの検出感度およびオフセットの少なくとも一方を調整する請求項3に記載の調整装置。
  6. 前記第1調整部は、調整量のうち少なくとも一部が外部から調整可能な請求項1から5のいずれか一項に記載の調整装置。
  7. 前記第2調整部は、調整量のうち少なくとも一部が外部から調整可能な請求項1から6のいずれか一項に記載の調整装置。
  8. 前記第1温度補償部は、第1温度から第2温度までの温度範囲において、前記発振器を温度補償するための前記第1温度補償信号を出力する、請求項1から7のいずれか一項に記載の調整装置。
  9. 前記第1温度補償部は、基準温度を原点としたn次の温度電圧特性を有する信号を前記第1温度補償信号として出力する、請求項8に記載の調整装置。
  10. 前記第1温度補償部は、3次の温度電圧特性を有する信号を生成する生成回路を有する請求項9に記載の調整装置。
  11. 前記第1温度補償部は、互いに異なる次数の温度電圧特性を有する信号を生成する複数の生成回路を有し、
    前記複数の生成回路のうち一の生成回路は、3次の温度電圧特性を有する信号を出力する、請求項9に記載の調整装置。
  12. 前記第2温度補償部は、前記第1温度補償部で用いる次数よりも高い次数の温度電圧特性を有する信号を前記第2温度補償信号として出力する、請求項9から11のいずれか一項に記載の調整装置。
  13. 前記第2温度補償部は、前記第1温度から前記第2温度の間の少なくとも一部の温度範囲において、前記発振器を温度補償するための前記第2温度補償信号を出力する、請求項8から12のいずれか一項に記載の調整装置。
  14. 前記第2温度補償部は、
    前記第1温度から前記第2温度の間において、互いに異なる温度範囲毎に、前記発振器を温度補償するための信号を出力する複数の補償回路を有し、
    前記複数の補償回路がそれぞれ出力する信号を、前記第2温度補償信号として出力する、請求項13に記載の調整装置。
  15. 発振器の制御電圧を調整する調整方法であって、
    温度検出部の出力を第1調整することと、
    第1調整した前記温度検出部の出力に応じて、前記発振器を温度補償する第1温度補償信号を出力することと、
    前記温度検出部の出力を第1調整とは独立に第2調整することと、
    第2調整した前記温度検出部の出力に応じて、前記発振器を温度補償する第2温度補償信号を出力することと、
    前記第1温度補償信号および前記第2温度補償信号を加算して前記制御電圧を出力することと、
    を備える調整方法。
  16. 振動子を有する発振器と、
    前記振動子の温度を検出する温度検出部と、
    請求項1から14のいずれか一項に記載の調整装置と、
    前記調整装置が出力する制御電圧に応じた周波数で、前記発振器を発振させる発振回路と、
    を備える発振装置。
JP2016105242A 2016-05-26 2016-05-26 調整装置、調整方法、および発振装置 Active JP6680615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105242A JP6680615B2 (ja) 2016-05-26 2016-05-26 調整装置、調整方法、および発振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105242A JP6680615B2 (ja) 2016-05-26 2016-05-26 調整装置、調整方法、および発振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017212637A true JP2017212637A (ja) 2017-11-30
JP6680615B2 JP6680615B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=60475693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016105242A Active JP6680615B2 (ja) 2016-05-26 2016-05-26 調整装置、調整方法、および発振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6680615B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021002735A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体
WO2021009956A1 (ja) * 2019-07-17 2021-01-21 株式会社村田製作所 温度補償回路及び温度補償水晶発振器
CN115276565A (zh) * 2022-09-29 2022-11-01 成都世源频控技术股份有限公司 一种高稳定度表贴石英晶体振荡器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021002735A (ja) * 2019-06-21 2021-01-07 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体
JP7367350B2 (ja) 2019-06-21 2023-10-24 セイコーエプソン株式会社 回路装置、発振器、電子機器及び移動体
WO2021009956A1 (ja) * 2019-07-17 2021-01-21 株式会社村田製作所 温度補償回路及び温度補償水晶発振器
JPWO2021009956A1 (ja) * 2019-07-17 2021-01-21
CN115276565A (zh) * 2022-09-29 2022-11-01 成都世源频控技术股份有限公司 一种高稳定度表贴石英晶体振荡器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6680615B2 (ja) 2020-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5893924B2 (ja) 発振装置
US8570112B2 (en) Oscillator with MEMS resonator
JP5839884B2 (ja) 温度補償型水晶発振器
TWI558094B (zh) 振盪裝置
TWI533594B (zh) 振盪裝置
JP6680615B2 (ja) 調整装置、調整方法、および発振装置
JP6623616B2 (ja) 回路装置、物理量センサー、発振器、電子機器及び移動体
JP2007104162A (ja) 水晶発振器の製造方法及び水晶発振器
JP6377192B2 (ja) 温度補償型水晶発振器
JP2013143601A (ja) 発振装置
US10193557B2 (en) Oscillation control apparatus and oscillation apparatus
JP5299628B2 (ja) 温度補償電圧発生回路、温度補償型発振回路
TWI449323B (zh) 頻率產生器的校正電路及其補償電路
JP6339252B2 (ja) 発振制御装置および発振装置
JP2014197746A (ja) 水晶発振器
JP2012216963A (ja) 関数発生回路、制御信号生成方法及びカーブフィッテング方法
JP7393744B2 (ja) 発振器、温度補償回路、及び温度補償方法
JP6513927B2 (ja) 発振器及びそのキャリブレーション方法
JP5556928B2 (ja) 温度補償電圧発生回路、温度補償型発振回路
JP2015056728A (ja) 発振器
RU2333500C1 (ru) Способ компенсации температурной погрешности датчика с вибрирующим элементом
JP5549925B2 (ja) 圧電発振器用オフセット回路、圧電発振器、及び圧電発振器の温度補償方法
JP2010081303A (ja) 温度特性補償方法及び温度特性補償回路
JP2011160038A (ja) 温度補償型発振回路の製造方法、温度補償型発振回路
JP2018011163A (ja) 発振器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6680615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150