JP2017212370A - 多層配線構造、半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ - Google Patents

多層配線構造、半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ Download PDF

Info

Publication number
JP2017212370A
JP2017212370A JP2016105422A JP2016105422A JP2017212370A JP 2017212370 A JP2017212370 A JP 2017212370A JP 2016105422 A JP2016105422 A JP 2016105422A JP 2016105422 A JP2016105422 A JP 2016105422A JP 2017212370 A JP2017212370 A JP 2017212370A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
groove
die
insulating layer
fan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016105422A
Other languages
English (en)
Inventor
聖昭 橋本
Masaaki Hashimoto
聖昭 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
J Deviceskk
Amkor Technology Japan Inc
Original Assignee
J Deviceskk
J Devices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by J Deviceskk, J Devices Corp filed Critical J Deviceskk
Priority to JP2016105422A priority Critical patent/JP2017212370A/ja
Publication of JP2017212370A publication Critical patent/JP2017212370A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、層間接続のためにビアを用いないことによってパッケージサイズの縮小もしくは収容配線量を増加させることを目的とする。【解決手段】層間絶縁層22によって相互に絶縁された第1の配線1と、前記第1の配線1の上方に配置されている第2の配線2とを有する多層配線構造であって、前記層間絶縁層22は、前記第2の配線2と交差する方向に断面が順テーパ形状の溝4を備えており、前記順テーパ形状の溝4のテーパ部には前記第1の配線1と前記第2の配線2とを電気的に接続するための導通配線3が設けられていることを特徴とする多層配線構造。【選択図】図1

Description

本発明は、多層配線構造並びにこの多層配線構造を用いた半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージに関する。
従来、半導体チップのパッケージは、ダイシングによって個片化した半導体チップをリードフレームに搭載し、半導体チップの端子電極とリードフレームとをワイヤボンディング法などによって電気的に接続し、絶縁樹脂などで封止するものが主であった。
しかし、近年、携帯電話をはじめとする携帯用小型電子機器は、持ち運びに便利なように小型軽量化されてきており、これらの機器に用いられる半導体装置にも小型化、軽量化および薄型化が求められている。そこで、近年、このような要求を満たすため、半導体チップはそのチップサイズに近いチップサイズパッケージ(CSP)に実装されることがある。
チップサイズパッケージでは、半導体チップの端子電極を外部回路との接続位置に引き出すための再配線層、および引き出された位置で外部回路と接続する外部接続用電極が、半導体チップとほぼ同じサイズの領域に形成されて、絶縁樹脂などで封止されている。このため、実装基板に高密度実装することが可能である。
CSPを具体化する方法の一つとして、ウエハーレベルパッケージ(以下「WLP」ともいう)と呼ばれるパッケージング方法が知られている。WLPは、ダイシングにより個片化する前のシリコンウエハーに対して外部端子電極などを形成する方法であり、ダイシングによる個片化は、WLPの後に行われる。WLPを用いることにより、多数の半導体チップに対して外部端子電極などの形成を同時に行うことができるため、生産性を高めることができる。
WLPには、ファンイン型WLPとファンアウト型WLPとがある。
ファンイン型WLPは、チップサイズと同等な領域において、半導体装置としての外部電極(外部端子)を設ける。例えば、チップ上のパッシベーション膜上に形成された再配線等を介して、そのチップの表面領域内において、外部端子を形成する(特許文献1参照)。
これに対し、ファンアウト型WLPは、チップサイズよりも大きな領域において、半導体装置としての外部端子を設ける。例えば、チップ上のパッシベーション膜上に形成された再配線等を介して、そのチップが埋め込まれる絶縁樹脂の表面領域において、外部端子を形成する。ファンアウト型WLPにおいては、例えば、複数のチップが埋め込まれた絶縁樹脂で形成された絶縁樹脂ウエハー上において、再配線及び外部電極を形成する。
特許文献2には、分離ベース100と、分離ベース100に接着した第1のダイ110と、分離ベース100の上に形成されると共に、前記分離ベース100の上の前記第1のダイ110を除く空間に充填されている第1の誘電層120と、第1の誘電層120と第1のダイ110との上に形成され、第1のダイの第1のパッドの上に第1の開口を有する第2の誘電層122と、第1の開口の上に形成され、第1のパッドと電気的に結合している、第1の接触導電層126と、第2の誘電層122と対応する第1の接触導電層126との上に形成され、第1の接触導電層126から対応する第1の終点まで延出されており、前記対応する第1の終点が前記第2の誘電層の表面内にある第1の導電線130と、第1の導電線130と第2の誘電層122との上に形成され、第1の導電線130の上に第2の開口134を有する、第1の分離層132と、第2の開口の上に溶接され、第1の導電線130とそれぞれ電気的に結合している、はんだボール136と、を備えたファンアウト型WLP構造が記載されている。
また、特許文献2には多層配線構造を有するWLPについても記載されている。
特開2007−157879号公報 特開2005−167191号公報
WLPは小型化及び軽量化の観点からみて非常に優れたパッケージである。
しかしながら、WLPが多層配線構造を有する場合、従来は層間接続をビアと呼ばれる孔によって行っている。ビアによる層間接続構造を図13、図14に示す。第1の配線1と第2の配線2との間に介在する絶縁層22にはビア5が設けられている。ビア5と第1の配線1とのアライメント精度の制約からビアの下端部には第1のランド6が形成されており、第1の配線1はこの第1のランド6に電気的に接続されている。また、ビア5の上端部には第2のランド7が形成されており、第2の配線2はこの第2のランド7に電気的に接続されている。図14においてP1は配線ピッチを表す。
図14に示すように、配線ピッチP1はビア径及びランド径によって制約を受ける。
ビア径については接続の歩留まりを考慮すると、層間の厚みに応じてビア径/深さのアスペクト比に制限を設けることが必要であり、ビア径を一定以上にする必要がある。また、ランド径については、ビアと配線のアライメント精度の制約からランド径を一定以上にする必要がある。これらのデザイン制約によりビア・ランドの配置面積が広がり、その配線数よってはパッケージサイズの拡大を招く問題がある。
そこで本発明は、層間接続のための手段として従来用いられていたビアを用いないことによってパッケージサイズの縮小もしくは収容配線量を増加させることを目的とする。
本発明は、層間接続のための手段としてビアを用いないことによってデザインの制約を緩和させ、パッケージサイズの縮小もしくは収容配線量を増加させることができることを見いだして本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下に記載する通りのものである。
(1)層間絶縁層によって相互に絶縁された第1の配線と、前記第1の配線の上方に配置されている第2の配線とを有する多層配線構造であって、
前記層間絶縁層は、前記第2の配線と交差する方向に断面が順テーパ形状の溝を備えており、前記順テーパ形状の溝のテーパ部には前記第1の配線と前記第2の配線とを電気的に接続するための導通配線が設けられていることを特徴とする多層配線構造。
(2)前記第1の配線と前記第2の配線とが互いに隣接していることを特徴とする上記(1)に記載の多層配線構造。
(3)前記第1の配線と前記第2の配線とが他の配線を間に挟んでいることを特徴とする上記(1)に記載の多層配線構造。
(4)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の多層配線構造を用いたことを特徴とする半導体装置。
(5)上記(1)〜(3)のいずれかに記載の多層配線構造を用いたことを特徴とするファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ。
(6)前記順テーパ形状の溝は、半導体チップが占める領域の外側周辺部に形成されていることを特徴とする上記(5)に記載のファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ。
(7)前記第1の配線がファンアウトタイプウエハーレベルパッケージの裏面側に形成されており、前記第2の配線がファンアウトタイプウエハーレベルパッケージの表面側に形成されていることを特徴とする上記(6)に記載のファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ。
本発明の多層配線構造を用いることにより半導体パッケージにおけるパッケージサイズを縮小することができるか又は収容配線量を増加させることができる。
本発明の多層配線構造の実施形態の概要を説明する図である。 図2Aは図1に示す多層配線構造の断面図であり、図2Bは図1に示した多層配線構造における配線の平面図である。 図3A〜3Cは図1に示す多層配線構造の製造工程を示す図である。 WLPの平面図である。 WLPが多数個配列されてなるウエハに溝付けブレードで溝を形成する工程を示す図である。 溝付けブレードの種類を示す図である。 図7A〜7Cは本発明の実施形態1に基づく多層配線構造を示す図である。 図8A、図8Bは本発明の実施形態2に基づく多層配線構造を示す図である。 図9A、図9Bは本発明の実施形態3に基づく多層配線構造を示す図である。 本発明の実施形態4に基づく多層配線構造を示す図である。 ビアを用いた従来の多層配線構造を示す図である。図11Aは平面図であり、図11Bは断面図である。 本発明の多層配線構造の実施形態を示す図である。図12Aは平面図であり、図12Bは断面図である。 ビアを用いた従来の多層配線構造を示す図である。 ビアを用いた従来の多層配線構造を示す図である。図14Aは断面図であり、図14Bは平面図である。 従来のWLPの配線構造を示す図である。
本発明の多層配線構造の構成の概要を図1に基づいて説明する。
図1は、下方にある第1の配線1と、該第1の配線1の上方に隣接して配置されている第2の配線2とを電気的に接続する例を示すものである。
第1の絶縁層21の表面には第1の配線1が形成されている。第1の絶縁層21上には第2の絶縁層22が形成されており、第2の絶縁層22上には第2の配線2が形成されている。なお図1においては第1の絶縁層21及び第2の絶縁層22はその表面のみを示している。
第2の絶縁層22には第2の配線2に対して交差する方向に溝4が形成されている。この溝4は断面形状が、溝4の底面部の幅よりも溝4の開口部の幅のほうが広い順テーパ形状である。また、溝4の深さは第2の絶縁層22の表面から第1の配線1に達する深さである。
溝4のテーパ部分には、第1の配線1と第2の配線2とを電気的に導通させるための配線(以下「導通配線」という)3が形成されている。
図2Aは図1のA−A’線の断面図であり、図2Bは図1の配線構造における第1の配線1及び第2の配線2の平面図である。
上記した本発明における多層配線構造の製造方法を、WLPにおける隣接する配線間を電気的に接続する場合を例にとって説明する。
以下では、単一のWLPについて説明するが、以下に記載する処理操作はWLPを個片化する前のWLPが多数個配置された基板に対して行われる。
図3は、第1の配線1と、これに隣接する第2の配線2とを導通配線3で電気的に接続する方法を示している。なお、図3では第1の絶縁層21の形成工程及び第1の配線の形成工程については省略し、また、第1の絶縁層21の表示は省略している。
まず、図3Aに示すように、第1の絶縁層21上に形成された第一の配線1上に絶縁材料を所定の膜厚で塗布し乾燥し硬化して、第2の絶縁層22を形成する。
次いで、図3Bに示すように、溝入れブレード15によって第2の絶縁層22に、第2の配線2と交差する方向に断面形状が順テーパ形状の溝4を形成する。この時、溝入れブレード15によって第1の配線1が損傷しないように溝4の底部に第2の絶縁層22の一部を残し、その後レーザー加工により残存する絶縁層を除去して第1の配線1を露出させるようにしても良い。
溝4の断面形状を順テーパ形状とするのは、テーパ部分に導通配線3をメッキによって形成しやすくするためである。
次に、図3Cに示すように、第2絶縁層22の表面に所定のパターン形状を有する第2の配線2を形成すると共に、溝4のテーパ部及び溝の底部に露出している第1の配線1の表面に同時にメッキを施して、第2の配線2及び導通配線3を形成する。導通配線3により第1の配線1と第2の配線2とが電気的に接続される。
図4に単一のWLP40の平面図を示す。また、図5に分離ベース61上に単一のWLP40が多数個配列されてなるウエハー60を示す。
図4に示すように、WLP40のダイ配置領域40aの外側周辺部には溝形成用領域40bが設けられている。そして、図5に示すように、溝入れブレード15によってWLP40の溝形成用領域40bに溝入れ加工を施すことによって多数のWLP40に一括して溝4を形成することができる。
順テーパ形状の溝4を形成するための溝入れブレード15としては図6のa〜dに示すような種々の形状のものが適用可能であるが、内側配線の接続面を確実に露出させる観点及び導通面積を広くする観点からbの形状のものが好ましい。
次に本発明の多層配線構造の実施形態について説明する。
(実施形態1)
本実施形態では隣接する配線同士を電気的に接続する例を示す。
(実施形態1−1)
図7Aに示したWLPは、ダイ51とダイ52が積層されている構造を有している。
第1の配線11と第2の配線12とは導通配線31によって電気的に接続されている。
(実施形態1−2)
図7Bに示すWLPは、ダイ51、ダイ52、ダイ53が積層されている構造を有している。
第1の配線11と第2の配線12とは導通配線31によって電気的に接続されており、第2の配線12と第3の配線13とは導通配線32によって電気的に接続されている。
本実施形態では第2の絶縁層22と第3の絶縁層23にそれぞれ溝が形成されており、それぞれの溝は溝の延在方向に対する断面視で左右にずれた位置に形成されている。
図7Bに示す構造を有するWLPは図3に示した導通配線形成工程を繰り返すことによって製造することができる。
(実施形態1−3)
図7Cに示したWLPは、ダイ51、ダイ52、ダイ53及びダイ54が積層されている構造を有する。
第1の配線11第2の配線12とは導通配線31によって電気的に接続され、第2の配線12と第3の配線13とは導通配線32によって電気的に接続され、第3の配線13と第4の配線14とは導通配線33によって電気的に接続されている。
本実施形態では第2の絶縁層22、第3の絶縁層23、第4の絶縁層24のそれぞれに溝が形成されており、それぞれの溝は溝の延在方向に対する断面視で千鳥状に形成されている。
図7Cに示す構造を有するWLPは図3に示した導通配線形成工程を繰り返すことによって製造することができる。
(実施形態2)
本実施形態では他の配線が間に介在している二つの配線同士を他の配線をスキップして電気的に接続する例を示す。
(実施形態2−1)
図8Aに示したWLPは、ダイ51、ダイ52及びダイ53が積層されている構造を有しており、第1の配線11と第3の配線13とが溝41のテーパ部に形成された導通配線31によって電気的に接続されている。
図8Aに示したWLPは、ダイ51、ダイ52及びダイ53、並びに、第1の配線11、第2の配線12からなる積層体を形成した後、積層体表面から第1の配線11まで達する溝41を形成し、次いで、メッキ法によって、第3の配線13と溝41のテーパ部の導通配線31とを同時に形成することによって得られる。
(実施形態2−2)
図8Bに示したWLPは、ダイ51、ダイ52、ダイ53及びダイ54が積層されている構造を有しており、第1の配線11と第4の配線14とが溝41のテーパ部に形成された導通配線31によって電気的に接続されている。
図8Bに示したWLPは、ダイ51、ダイ52、ダイ53及びダイ54、並びに、第1の配線11、第2の配線12及び第3の配線13からなる積層体を形成した後、積層体表面から第1の配線11まで達する溝41を形成し、次いで、メッキ法によって第4の配線14と溝41のテーパ部の導通配線31とを同時に形成することによって得られる。
(実施形態3)
本実施形態では複数の配線のそれぞれを電気的に接続する例を示す。
(実施形態3−1)
図9Aに示したWLPは、ダイ51、ダイ52及びダイ53が積層されている構造を有している。第1の配線11と第2の配線12及び第3の配線13は溝41のテーパ部に形成された導通配線31及び溝42のテーパ部に形成された導通配線32によって電気的に接続されている。
図9Aに示したWLPは、次の工程によって製造することができる。
・ダイ51、ダイ52及びダイ53、並びに、第1の配線11及び第2の配線12からなる積層体を形成する工程。
・積層体表面から第1の配線11まで達する溝41を形成する工程。
・積層体表面から、溝41よりも幅が広い溝42を形成すると共に第2の配線の表面を一部露出させる工程。
・メッキ法によって、第3の配線13と溝41のテーパ部の導通配線31と溝42のテーパ部の配線32と同時に形成する工程。
(実施形態3−2)
図9Bに示したWLPは、ダイ51、ダイ52、ダイ53及びダイ54が積層されている構造を有している。第1の配線11と第2の配線12、第3の配線13及び第4の配線14とは溝41のテーパ部に形成された導通配線31、溝42のテーパ部に形成された導通配線32及び溝43のテーパ部に形成された導通配線33よって電気的に接続されている。
図9Bに示したWLPは、次の工程によって製造することができる。
・ダイ51、ダイ52、ダイ53及びダイ54、並びに、第1の配線11、第2の配線12及び第3の配線13からなる積層体を形成する工程。
・積層体表面から第1の配線11まで達する溝41を形成する工程。
・積層体表面から、溝41よりも幅が広い溝42を形成すると共に第2の配線の表面を一部露出させる工程。
・積層体表面から、溝42よりも幅が広い溝43を形成すると共に第3の配線の表面を一部露出させる工程。
・メッキ法によって、第4の配線14と、溝41のテーパ部の導通配線31、溝42のテーパ部の導通配線32及び溝43のテーパ部の導通配線33とを同時に形成する工程。
(実施形態4)
図10は両面に第1の外部端子71及び第2の外部端子72を有するWLPの断面を示す図である。
第1の外部端子71は第1の配線1と電気的に接続している。ソルダーレジスト層25の開口部には第2の配線2が露出している。この露出した第2の配線2は上部に搭載される別のWLPの外部端子と電気的に接続するための第2の外部端子72を構成している。
第2の絶縁層22に形成された溝4のテーパ部に形成された導通配線3は第1の配線1と第2の配線2とを接続しており、その結果、WLP裏面の第1の外部端子71とWLP表面の第2の外部端子72とが電気的に接続される。
なお、図7〜図9に示したものにおいて順テーパ形状の溝内には絶縁樹脂が充填される。
図11Aは従来のビアを用いた多層配線構造の平面図であり、図11Bその断面図である。また、図12Aは本発明の多層配線構造の平面図であり、図12Bはその断面図である。
図11に示した従来の多層配線構造における配線ピッチと図12に示した本発明の多層配線構造における配線ピッチとを比較する。
例えば、図11に示す多層配線構造において配線12の幅D1を20μm、層間接続する絶縁層の厚さD4を97μm、ビアアスペクト比を0.8とした場合、ビア5のビア径D2は97μm/0.8≒122μmとなる。この場合、ランド6のランド径D3は165μm程度が必要となる。従って、配線のピッチP1はD1(20μm)+D3(165μm)×1/2=102.5μm以下とすることはできない。
これに対し、図12に示す本発明の多層配線構造においては、ビア及びランドを設ける必要がないため、L/S(ライン/スペース)を40μm/40μm(配線ピッチP1=80μm)とすることができ、また、L/Sを30μm/30μm(配線ピッチP1=60μm)とすることができる。
上記のように、本発明の多層配線構造を採用することにより、配線ピッチを大幅に狭ピッチ化することができる。
1 第1の配線
2 第2の配線
3、31、32、33 導通配線
4、41、42、43 溝
5 ビア
6 第1のランド
7 第2のランド
11 第1の配線
12 第2の配線
13 第3の配線
14 第4の配線
15 溝入れブレード
21 第1の絶縁層
22 第2の絶縁層
23 第3の絶縁層
24 第4の絶縁層
25 ソルダーレジスト層
40 WLP
40a ダイ配置領域
40b 溝形成用領域
51、52、53、54 ダイ
60 ウエハー
61 分離ベース
71 第1の外部端子
72 第2の外部端子
D1 配線の幅
D2 ビア径
D3 ランド径
D4 絶縁層の厚さ
P1 配線ピッチ
P2 ランドピッチ
S 配線間のスペース

Claims (7)

  1. 層間絶縁層によって相互に絶縁された第1の配線と、前記第1の配線の上方に配置されている第2の配線とを有する多層配線構造であって、
    前記層間絶縁層は、前記第2の配線と交差する方向に断面が順テーパ形状の溝を備えており、
    前記順テーパ形状の溝のテーパ部には前記第1の配線と前記第2の配線とを電気的に接続するための導通配線が設けられていることを特徴とする多層配線構造。
  2. 前記第1の配線と前記第2の配線とが互いに隣接していることを特徴とする請求項1に記載の多層配線構造。
  3. 前記第1の配線と前記第2の配線とが他の配線を間に挟んでいることを特徴とする請求項1に記載の多層配線構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の多層配線構造を用いたことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の多層配線構造を用いたことを特徴とするファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ。
  6. 前記順テーパ形状の溝は、半導体チップが占める領域の外側周辺部に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ。
  7. 前記第1の配線がファンアウトタイプウエハーレベルパッケージの裏面側に形成されており、前記第2の配線がファンアウトタイプウエハーレベルパッケージの表面側に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ。
JP2016105422A 2016-05-26 2016-05-26 多層配線構造、半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ Pending JP2017212370A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105422A JP2017212370A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 多層配線構造、半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016105422A JP2017212370A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 多層配線構造、半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017212370A true JP2017212370A (ja) 2017-11-30

Family

ID=60476274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016105422A Pending JP2017212370A (ja) 2016-05-26 2016-05-26 多層配線構造、半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017212370A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110033927A (zh) * 2018-01-11 2019-07-19 株式会社村田制作所 层叠线圈部件
CN111580313A (zh) * 2020-06-16 2020-08-25 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板、显示模组、电子设备和阵列基板的制造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110033927A (zh) * 2018-01-11 2019-07-19 株式会社村田制作所 层叠线圈部件
CN110033927B (zh) * 2018-01-11 2021-09-28 株式会社村田制作所 层叠线圈部件
CN111580313A (zh) * 2020-06-16 2020-08-25 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板、显示模组、电子设备和阵列基板的制造方法
CN111580313B (zh) * 2020-06-16 2022-09-02 京东方科技集团股份有限公司 阵列基板、显示模组、电子设备和阵列基板的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI536519B (zh) 半導體封裝結構以及其製造方法
TWI559419B (zh) 使用模封互連基板製程之柱頂互連(pti)型態半導體封裝構造及其製造方法
KR102167599B1 (ko) 칩 스택 임베디드 패키지
TWI543310B (zh) 封裝裝置及其製造方法
KR101376378B1 (ko) 반도체 장치와 그 제조 방법, 및 그것을 사용한 반도체 모듈
KR102591624B1 (ko) 반도체 패키지
US20180358276A1 (en) Semiconductor device package
JP2013110151A (ja) 半導体チップ及び半導体装置
JP2017204635A (ja) 半導体装置パッケージ及びその製造方法
US11152309B2 (en) Semiconductor package, method of fabricating semiconductor package, and method of fabricating redistribution structure
JPWO2012107971A1 (ja) 半導体装置
CN111081646B (zh) 一种堆叠封装结构及其制造方法
TW201911501A (zh) 電子封裝件及其製法
TWI599007B (zh) 電子單體及其製法
JP2017212370A (ja) 多層配線構造、半導体装置及びファンアウトタイプウエハーレベルパッケージ
US11450633B2 (en) Package structure of semiconductor device with improved bonding between the substrates
WO2014203739A1 (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20140167276A1 (en) Substrate for semiconductor package, semiconductor package using the substrate, and method of manufacturing the semiconductor package
TW201606964A (zh) 晶片封裝基板、晶片封裝結構及二者之製作方法
JP2014192171A (ja) 半導体装置及びその製造方法
TWI607530B (zh) 封裝裝置與其製作方法
TWI615933B (zh) 半導體裝置及其製造方法
TW201843794A (zh) 封裝結構及其製作方法
US9922957B2 (en) Semiconductor device and method for manufacturing the same
TWI512921B (zh) 載板結構與晶片封裝結構及其製作方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190326

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191212

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200310

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200408

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200915