JP2017210826A - ドア、ドアパネル及び組立式防音室 - Google Patents

ドア、ドアパネル及び組立式防音室 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ドアを使用するために取り付けるまでの取り扱いが比較的容易なドアを提供することを課題とする。【解決手段】本発明に係るドアは、ドア本体を備えるドアであって、前記ドア本体が、平面視で複数の領域に分割して形成され、かつ前記複数の領域間の境界に接合構造を備える。ドア枠に取り付けるための蝶番をさらに備え、前記蝶番が、隣接する前記領域の一方に固定される第1ドア側ヒンジプレートと、隣接する前記領域の他方に固定される第2ドア側ヒンジプレートと、前記ドア枠に固定されるドア枠側ヒンジプレートと、前記第1ドア側ヒンジプレート、第2ドア側ヒンジプレート及びドア枠側ヒンジプレートを連結する1本のヒンジピンとを有するとよい。【選択図】図2

Description

本発明は、ドア、ドアパネル及び組立式防音室に関する。
防音機能を有しない既存の建物の内部に組立式防音室を設置して、例えば楽器演奏、カラオケ歌唱、映画鑑賞等を可能にしたいとの需要がある。例えば特開2008−267114号公報には、業者以外の個人等のエンドユーザーが設置することができる防音室として、遮音パネルを壁材とする組立式防音室が提案されている。
前記公報に記載の防音室では、壁の一部をドアが取り付けられたドアパネルで構成している。一般的に、パネルの遮音性能を高めるためには質量を大きくする必要があることが「質量則」として知られている。
具体的には、垂直入射条件での単層壁における音波の透過損失TL[dB]は、音波の周波数f[Hz]と単層壁の面密度m[kg/m]とを用いて、次の式(1)によって表すことができる。
TL≒20・log(f・m)−42.5 ・・・(1)
このため、透過損失TLを比較的大きくする必要がある防音室用のドアは、かなりの重さを有するものとなる。従って、ドアパネルの取り付けは、不慣れなエンドユーザーにとってはかなりの重労働であり、容易な作業ではない。
特開2008−267114号公報
前記不都合に鑑みて、本発明は、ドアを使用するために取り付けるまでの取り扱いが比較的容易なドア、ドアパネル及び組立式防音室を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた発明は、ドア本体を備えるドアであって、前記ドア本体が、平面視で複数の領域に分割して形成され、かつ前記複数の領域間の接合構造を備えることを特徴とするドアである。
当該ドアは、前記ドア本体が平面視で複数の領域にして形成されていることによって、各領域が比較的軽量であり、例えば搬送及び組立等のドアを使用するために取り付けるまでの取り扱いが容易である。また、当該ドアは、複数の領域間の接合構造を備えることによって、比較的容易に1枚のドア本体を組み立てることができる。
当該ドアは、ドア枠に取り付けるための蝶番をさらに備え、前記蝶番が、隣接する前記領域の一方に固定される第1ドア側ヒンジプレートと、隣接する前記領域の他方に固定される第2ドア側ヒンジプレートと、前記ドア枠に固定されるドア枠側ヒンジプレートと、前記第1ドア側ヒンジプレート、第2ドア側ヒンジプレート及びドア枠側ヒンジプレートを連結する1本のヒンジピンとを有するとよい。
当該ドアにおいて、前記接合構造が隣接する領域の間を封止するパッキンを有するとよい。
本発明に係るドアパネルは、当該ドアとこのドアが取り付けられるドア枠とを備える。
本発明に係る組立式防音室は、当該ドアパネルと、このドアパネル以外の壁面を構成する複数の遮音パネルとを有する。
本発明に係る別の組立式防音室は、当該ドアと、このドア以外の壁面を構成する複数の遮音パネルとを有する。
本発明のドア、ドアパネル及び組立式防音室は、ドアを使用するために取り付けるまでの取り扱いが比較的容易である。
本発明の一実施形態の組立式防音室を示す模式的分解斜視図である。 図1のドアパネルの模式的正面図である。 図2のドアパネルにおけるドアの模式的部分断面図である。 図2のドアパネルにおけるドアのドア枠への取り付け構造を示す模式的分解斜視図である。 本発明の図2とは異なるドアパネルの模式的正面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1に、本発明の一つの実施形態に係る組立式防音室の構成を示す。
図1の組立式防音室は、複数のパネルを箱状に組み立てて構成される。具体的には、当該組立式防音室は、壁面の一部を構成するドアパネル1と、このドアパネル1以外の壁面を構成する複数の壁遮音パネル2と、床面を構成する1又は複数(図示する例では2枚)の床遮音パネル3と、天井を構成する1又は複数(図示する例では2枚)の天井遮音パネル4とを備える。
〔ドアパネル〕
ドアパネル1は、それ自体が本発明の一つの実施形態である。当該ドアパネル1は、図2に示すように、ドア5と、このドア5が取り付けられるドア枠6と、このドア枠6が取り付けられる開口を有するパネル本体7とを備える。また、ドアパネル1は、ドア5とドア枠6との隙間を封止するシール部材(不図示)をさらに備えてもよい。
<ドア>
ドア5は、それ自体が本発明の一つの実施形態である。当該ドア5は、図示するように、長方形板状のドア本体8を備える。また、当該ドア5は、ドア本体8に取り付けられるドアレバーユニット9と、ドア枠6に取り付けるための第1蝶番10、第2蝶番11及び第3蝶番12とを備える。
(ドア本体)
ドア本体8は、平面視(板面に垂直な方向視)で複数の領域に分割して形成される。より詳しくは、ドア本体8は、下側の平面視矩形状の第1領域13と上側の平面視矩形状の第2領域14とに分割可能に構成されている。
このように、当該ドア5は、ドア本体8が第1領域13と第2領域14とに分割して形成されることによって、当該ドア5は、ドア枠6に組み付けるまでは、それぞれ重量が従来のドアの約半分である第1領域13と第2領域14とを別々に持ち運べばよい。従って、当該ドア5は、ドアパネル1に組み立てるまで、つまり、当該組立式防音室に組み付けるまでの取り扱いが比較的容易である。これにより、当該ドア5は、一般のユーザーが自身で組み立てることが比較的容易である。
また、当該ドア5は、ドア本体8が第1領域13と第2領域14とに分割して形成されることによって、比較的小さく梱包することができる。このため、一般のユーザーが当該ドア5を購入する場合、当該ドア5を乗用車等に積み込んで持ち帰ることができる。
図3に示すように、ドア本体8、つまり第1領域13及び第2領域14は、方形枠状に組み立てられる骨材15と、この骨材15が形成する枠体を挟み込むよう表裏に配設される一対の面板16と、骨材15及び面板16に囲まれるスペースに充填される吸音材17とを備えるものとすることができる。
《骨材》
前記骨材15としては、例えば角パイプ、リップ溝形材(C形チャンネル)、棒材等を用いることができ、また、例えば等断面の押出材、長尺のプレス材等を用いてもよい。また、このような骨材15の材質としては、例えば樹脂、木、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等を挙げることができる。
《面板》
前記面板16としては、例えば鋼板、アルミニウム板、石膏ボード、ケイ酸カルシウム板、合板、MDF(中密度繊維板:medium density fiberboard)、パーティクルボード等を用いることができる。
《吸音材》
前記吸音材17としては、例えばグラスウール、ロックウール、セラミックウール等を用いることができる。
また、ドア本体8は、第1領域13及び第2領域14間の接合構造18を有する。
《接合構造》
接合構造18は、下側の第1領域13の上端面にさね19を設け、上側の第2領域14の下端面にさね19を受け入れるさね溝20を設けた構造とすることができる。このように接合構造18を有することで、当該ドア5は、比較的容易かつ確実に1枚のドア本体8を組み立てることができると共に、組立状態で開閉する際にドア本体8の一体性を保持することができる。
この接合構造18のさね19及びさね溝20は、図示するように、第1領域13及び第2領域14の互いに対向し合う骨材15の対向面の形状を凸状及び凹状とすることによって形成することが好ましい。さらに、さね19及びさね溝20の断面形状を台形状とすれば、上側の第2領域14の重さによって、さね19の両側面(断面形状における台形の脚)とさね溝20の両側面とを密着させて、下側の第1領域13と上側の第2領域14との隙間を封止することができる。
接合構造18は、第1領域13と第2領域14との間を封止するパッキン21をさらに有することが好ましい。パッキン21は、ドア本体8の厚さ方向両側の面板16の近傍にそれぞれ配設されることが好ましい。このように、当該ドア5は、パッキン21を有することによって、気密性及び遮音性が向上する。また、さね19又はさね溝20に比較的薄いパッキンを貼り付けることでも、気密性及び遮音性を向上することができる。
パッキン21としては、例えばゴム、スポンジ等の弾性を有する材料が用いられる。
また、接合構造18は、ダボ22有してもよい。このダボ22は、好ましくは、さね19から突出するようを配設される。具体的には、さね19の先端面及びさね溝20の奧面にダボ22を挿入するダボ穴23を設けるとよい。
ダボ22の形状としては、特に限定されないが、取り付け時に向きが問われない丸棒状とすることが好ましい。また、ダボ22の材質としては、剛性を有するものであればよく、例えば木、金属、樹脂等を挙げることができる。
また、ドア本体8は、図示するように、窓24を有してもよい。窓24は、特に上側の第2領域14に設けることが好ましい。この窓24は、遮音性を向上するために、間隔を空けて保持される2枚のガラス25を有する二重窓とすることが好ましい。
(レバーユニット)
当該ドア5において、ドアレバーユニット9は、下側の第1領域13の上縁と側縁との角の近傍に配設するとよい。このドアレバーユニット9としては、ドア5をドア枠6に係止するラッチ機構を備える公知のユニットを用いることができる。
<ドア枠>
ドア枠6は、パネル本体7に形成される方形の開口の内縁に、好ましくは気密に固定される。なお、ドア枠6が取り付けられるパネル本体7の開口は、平面方向に一方が開放された切欠き状であってもよいが、パネル本体7の強度及びドア枠6の取り付け性の観点から、四方いずれの方向にも開放されない方形穴状であることが好ましい。
<蝶番>
当該ドアパネル1において、第1蝶番10、第2蝶番11及び第3蝶番12は、ドア本体8のドアレバーユニット9が配設されるのと反対側の側縁をドア枠6に接続するよう配設される。
より詳しくは、第1蝶番10は、ドア本体8の側縁の下部、具体的には第1領域13の側縁の下部に配設される。第2蝶番11は、ドア本体8の側縁の中央部、具体的には第1領域13の側縁と第2領域14の側縁とに跨がるよう配設される。第3蝶番12は、ドア本体8の側縁の上部、具体的には第2領域14の側縁の上部に配設される。
第1蝶番10及び第3蝶番12としては、一般的なドア用蝶番を用いることができる。
一方、第2蝶番11は、図4に示すように、ドア枠6に固定される枠側ヒンジ部材26と、下側の第1領域13に固定される第1ドア側ヒンジ部材27と、上側の第2領域14に固定される第2ドア側ヒンジ部材28とを有する構成とされる。
枠側ヒンジ部材26は、ドア枠6のドア5に対向する面に固定されるドア枠側ヒンジプレート29と、このドア枠側ヒンジプレート29に保持され、鉛直方向上向きに固定されるヒンジピン30とを有する。
第1ドア側ヒンジ部材27は、第1領域13の側方端面に固定される第1ドア側ヒンジプレート31と、この第1ドア側ヒンジプレート31に保持され、ヒンジピン30が挿入される第1円筒部32とを有する。
第2ドア側ヒンジ部材28は、第2領域14の側方端面に固定される第2ドア側ヒンジプレート33と、この第2ドア側ヒンジプレート33に保持され、ドア5の組立状態で第1円筒部32の上側に第1円筒部32と同心に配置され、ヒンジピン30が挿入される第2円筒部34とを有する。
つまり、第2蝶番11は、ドア枠6に固定されるドア枠側ヒンジプレート29と、隣接する前記領域13,14の一方に固定される第1ドア側ヒンジプレート31と、隣接する前記領域13,14の他方に固定される第2ドア側ヒンジプレート33とを供え、これら3つのヒンジプレート29,31,33が1本のヒンジピン30により連結され、このヒンジピン30の周りに互いに独立して回転可能に構成される。換言すると、当該ドアパネル1において、ドア5は、ドア本体8の第1領域13と第2領域14とが1本のヒンジピン30を共有する。これにより、ドア5をドア枠6に取り付けたときに、ドア本体8の第1領域13と第2領域14との一体性が高くなる。
また、第2蝶番11は、ドア本体8の第1領域13と第2領域14とが圧接して接合構造18の気密性を向上できるよう、ドア本体8の組立状態において第1ドア側ヒンジプレート31と第2ドア側ヒンジプレート33との間及び第1円筒部32と第2円筒部34との間にそれぞれ若干の隙間が形成されるようにするとよい。
〔利点〕
以上のように、当該ドア5は、ドア本体8の第1領域13と第2領域14とに分割して形成されるため、第1領域13と第2領域14とを別々に持ち運ぶことができるのでドアとして使用するために取り付けるまでの取り扱いが比較的容易である。
[第二実施形態]
図5に、本発明の図2とは異なる実施形態に係るドアパネル1aを示す。図5のドアパネル1aは、図2のドアパネル1に替えて図1の組立式防音室に用いることができるよう構成されている。従って、図5のドアパネル1aについて、図2のドアパネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
〔ドアパネル〕
当該ドアパネル1aは、ドア5aと、このドア5aが取り付けられるドア枠6と、このドア枠6が取り付けられる開口を有するパネル本体7とを備える。
(ドア)
ドア5aは、それ自体が本発明の一つの実施形態である。当該ドア5aは、長方形板状のドア本体8aと、このドア本体8aに取り付けられるドアレバーユニット9と、ドア枠6に取り付けるための第1蝶番10、第2蝶番11a及び第3蝶番12とを備える。
ドア本体8aは、平面視で下側の第1領域13aと上側の第2領域14aとに階段状の境界線に沿って分割して形成されている。また、ドア本体8aは、第1領域13a及び第2領域14a間の接合構造18aを有する。
当該ドア5aは、ドア本体8aの第1領域13aと第2領域14aとの間を階段状に分割することで、第1領域13aと第2領域14aとの接続強度を向上し、組立後のドア本体8aの一体性を向上することができる。
当該ドア5aでは、ドアレバーユニット9が上側の第2領域の配設されている。逆に言うと、ドア本体8aは、ドアレバーユニット9を配設するのに適した部分が上側の第2領域14aに含まれるよう分割して形成されている。
当該ドア5aにおける接合構造18aは、下側の第1領域13aの上側の第2領域14aに対向する端面にさねを設け、上側の第2領域14aの下側の第1領域13aに対向する端面にねを受け入れるさね溝を設けた構造とすることができる。
接合構造18aは、第1領域13aと第2領域14aとの間を封止するパッキンをさらに有することが好ましい。
また、接合構造18aは、複数のダボを有してもよい。但し、第1領域13aと第2領域14aとの境界の水平部分と垂直部分との両方にダボを配設すると接合が不可能となるため、ダボは第1領域13aと第2領域14aとの境界の水平部分及び垂直部分のいずれか一方にのみ配設される。
本実施形態において第2蝶番11aとしては、第1蝶番10及び第3蝶番12と同様の一般的なドア用蝶番が用いられている。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該ドアは、防音機能を有しないドアであってもよい。例として、当該ドアは、ウォークインタイプの冷蔵庫に用いられる断熱ドア等に適用することもできる。
当該ドアは、ドア枠を介さず蝶番により壁や柱に直接取り付けてもよい。また、当該ドアは、ドア本体の板面方向にスライド可能に配設されてもよい。
当該ドアは、ドア本体が3以上の領域に分割して形成されてもよい。また、当該ドアにおいてドア本体を構成する各領域の形状は、上述の実施形態の形状に限られず、例えば領域間の境界を平面視で曲線状にしてもよい。また、当該ドアは、ドア本体が平面視で左右方向に分割されてもよい。
当該ドアにおけるドア本体は、吸音材を有しないものであってもよく、骨材及び面板から形成される中空構造のものではなく、中実の板材から形成されるものであってもよい。また、当該ドアにおけるドア本体は、長方形板状のものに限られず、例えば上部が半円径のもの等、ドアとして使用できる限り任意の形状とすることができる。
当該ドアの接合構造は、実施形態の構成に限定されず、例えばさねがなくダボのみを有する構造であってもよく、隣接する領域の対向する端面の両方にさね溝を形成して帯状の部材を挿入する雇いざね構造であってもよい。また、上側の領域の端面にさねを設け、下側の領域の端面にさね溝を設けてもよい。また、隣接する領域間に跨がって、ダボよりも長さが大きく、領域間の板面の傾斜を防止する補強材を配設してもよい。
当該ドアにおいて、ドア本体の第1領域及び第2領域が蝶番を共有する場合、第1領域及び第2領域の一方に固定されるヒンジプレートにヒンジピンを配設し、このヒンジピンが第1領域及び第2領域の他方に固定されるヒンジプレートに保持される円筒部及びドア枠に固定されるヒンジプレートに保持される円筒部に挿入されてもよい。また、ドア本体の第1領域及び第2領域とドア枠とにそれぞれ固定されるヒンジプレートにそれぞれ円筒部を取り付け、これら3つの円筒部にヒンジピンを貫通させてもよい。
当該ドアは、ドアレバーユニットに替えて、ドア枠に係合するラッチ機構を操作できる他の任意の機構を備えてもよく、ドアの取り付け構造によっては、ドアレバーユニットに相当する構成を省略してもよい。
当該ドアパネルは、例えばドアクローザー等の他の構成要素をさらに備えてもよい。
当該ドアパネル又は当該組立式防音室において、第1領域と第2領域との接合構造の気密性を向上させるため、ドア本体の上下端面及びドア枠等のドア本体の上下端面に対向する部分の少なくともいずれかにテーバー面を設け、当該ドアの閉鎖によって前記テーパー面が対向面に当接してドア本体に第1領域と第2領域とを圧接する力を作用させるカムとして機能するようにしてもよい。
当該組立式防音室において、ドアパネル以外の遮音パネルをドアパネルと同様に分割して形成してもよい。
当該組立式防音室は、ドアパネルや遮音パネルの相互の接合構造を有することが好ましい。このパネル間の接合構造としては、例えばパネルの端部に隣接するパネルが嵌合する構造、防音室の骨格を形成し、各パネルの端部を保持するフレームを設ける構造等を採用することができる。
当該組立式防音室は、例えば照明設備、空調設備等の他の構成要素をさらに備えてもよい。
当該ドア及びドア、ドアパネル及び組立式防音室は、比較的小さい組立式防音室に特に好適に利用される。
1,1a ドアパネル
2 壁遮音パネル
3 床遮音パネル
4 天井遮音パネル
5 ドア
6 ドア枠
7 パネル本体
8,8a ドア本体
9 ドアレバーユニット
10 第1蝶番
11,11a 第2蝶番
12 第3蝶番
13,13a 第1領域
14,14a 第2領域
15 骨材
16 面板
17 吸音材
18,18a 接合構造
19 さね
20 さね溝
21 パッキン
22 ダボ
23 ダボ穴
24 窓
25 ガラス
26 枠側ヒンジ部材
27 第1ドア側ヒンジ部材
28 第2ドア側ヒンジ部材
29 ドア枠側ヒンジプレート
30 ヒンジピン
31 第1ドア側ヒンジプレート
32 第1円筒部
33 第2ドア側ヒンジプレート
34 第2円筒部

Claims (6)

  1. ドア本体を備えるドアであって、
    前記ドア本体が、平面視で複数の領域に分割して形成され、かつ
    前記複数の領域間の境界に接合構造を備えることを特徴とするドア。
  2. ドア枠に取り付けるための蝶番をさらに備え、
    前記蝶番が、
    隣接する前記領域の一方に固定される第1ドア側ヒンジプレートと、
    隣接する前記領域の他方に固定される第2ドア側ヒンジプレートと、
    前記ドア枠に固定されるドア枠側ヒンジプレートと、
    前記第1ドア側ヒンジプレート、第2ドア側ヒンジプレート及びドア枠側ヒンジプレートを連結する1本のヒンジピンと
    を有する請求項1に記載のドア。
  3. 前記接合構造が隣接する領域の間を封止するパッキンを有する請求項1又は請求項2に記載のドア。
  4. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載のドアと、このドアが取り付けられるドア枠と、このドア枠が取り付けられる開口を有するパネル本体とを備えるドアパネル。
  5. 請求項4に記載のドアパネルと、このドアパネル以外の壁面を構成する複数の遮音パネルとを有する組立式防音室。
  6. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載のドアと、このドア以外の壁面を構成する複数の遮音パネルとを有する組立式防音室。
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