JP2017210147A - 意匠部材 - Google Patents

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【課題】短尺な意匠部材を、部品点数を極力削減しつつ、乗物内装品の表皮に見栄え良く固定することにある。
【解決手段】乗物内装品の意匠面を構成する表皮(シートカバー6S)から露出可能な露出部21と、露出部21に一体化されている介装部22とを有し、介装部22が、線状に形成されている表皮の縫い合わせ部分である縫目SEW1の一部だけに介装されて固定されている状態で、露出部21全体が、縫目SEW1から意匠面側に露出する意匠部材20Aにおいて、意匠部材20Aが、縫目SEW1において縫い合わせられている表皮部分(縫い代部31,32)に介装部22だけを縫付けることによって表皮(シートカバー6S)に固定可能とされている。
【選択図】図3

Description

本発明は、表皮に形成されている線状の縫目から部分的に露出する意匠部材に関し、特に縫目に比して短尺な意匠部材に関する。
この種の乗物内装品においては、意匠面を構成する表皮に、表皮の縫い合わせ部分である線状の縫目が形成されており、この縫目によって隣り合う表皮部分が縫い合わされている。この縫目の一部には、相対的に短尺な意匠部材が露出していることがあり、この意匠部材によって、表皮の意匠性を向上させたり、意匠部材自体をタグとして使用したりすることがある。この種の短尺な意匠部材は、縫目から露出する露出部と、この露出部に一体化されている介装部を有しており、この介装部は、例えばボルト状の部材で構成されている。そしてボルト状の介装部を縫目に介装しつつ、表皮の裏側でナット部材に螺合することにより、露出部を縫目から意匠面側に露出させながら、意匠部材を表皮に固定することができる。
ところで意匠部材をボルト止めする構成は、ナット部材などの他部材が必須となることから、シートの部品点数削減の観点から、すんなり採用できる構成ではなかった。そこで特許文献1に開示の技術では、長尺なパイピングが、車両用シートのカバーに固定されている。このパイピングは、玉縁状の部材であり、環状部分と直線状部分を一体的に有している。そして環状部分は、本発明の露出部に相当する断面視で略円形状の部位であり、直線状部分は、本発明の介装部に相当する断面視で直線状の部位である。公知技術においては、パイピングをカバーの裏側に配置しながら、このパイピングの一部分を凸状に湾曲させて縫目の形成される表皮部分から露出させる。そして当該表皮部分を、突出しているパイピング部分とともに縫い合わせて縫目を形成する。このとき突出しているパイピング部分の環状部分と直線状部分の双方が、縫目によって表皮に共縫されることで、パイピングがカバー側に固定されるとともに、パイピングの一部が縫目から露出することとなる。
特開2016−8045号公報
そこで公知技術のように、短尺な意匠部材を縫目に共縫いすることも考えられる。しかし公知技術のように露出部と介装部の双方を縫目に共縫いすると、突出させるべき露出部が極端に小さくなって見栄えが悪くなる。本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、短尺な意匠部材を、部品点数を極力削減しつつ、乗物内装品の表皮に見栄え良く固定することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の意匠部材は、乗物内装品の意匠面を構成する表皮から露出可能な露出部と、露出部に一体化されている介装部とを有している。そして介装部が、線状に形成されている表皮の縫い合わせ部分である縫目の一部だけに介装されて固定されている状態で、露出部全体が、縫目から意匠面側に露出する。こうして縫目の一部に、縫目に比して短尺な意匠部材を固定するのであるが、この種の構成においては、短尺な意匠部材を、部品点数を極力削減しつつ、乗物内装品の表皮に見栄え良く固定できることが望ましい。そこで本発明では、意匠部材が、縫目において縫い合わせられている表皮部分に介装部だけを縫付けることによって表皮に固定可能とされている。本発明では、縫目をなす表皮部分に介装部を縫付けることで意匠部材を表皮に固定できるため、部品点数の削減に資する構成とされている。そして意匠部材の介装部だけを表皮に固定することにより、露出部全体を、縫目から意匠面側に好適に露出させることができる。
第2発明の意匠部材は、第1発明の意匠部材において、介装部が、縫目の延びる方向において露出部よりも短寸とされている。本発明では、実質的に意匠部材の意匠性に寄与しない介装部が、相対的に短尺とされて意匠面側に極力露出しない構成とされている。
第3発明の意匠部材は、第1発明又は第2発明の意匠部材において、露出部と介装部を一体で有する可撓性を備えた一体成形品である。本発明では、意匠部材を、必要に応じて撓み変形させながら、スムーズに縫目に沿わせながら固定することができる。
本発明に係る第1発明によれば、短尺な意匠部材を、部品点数を極力削減しつつ、乗物内装品の表皮に見栄え良く固定することができる。また第2発明によれば、短尺な意匠部材を、表皮により見栄え良く固定することができる。そして第3発明によれば、短尺な意匠部材を、表皮に更に見栄え良く固定することができる。
乗物用シートの斜視図である。 乗物用シートの別角度の斜視図である。 シートカバーを部分的に破断して示す拡大斜視図である。 意匠部材の側面図である。 シートカバー一部の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図5を参照して説明する。各図には、便宜上、乗物用シートの前後方向と左右方向と上下方向を示す矢線を適宜図示することがある。なお図1においては、便宜上、各意匠部材20A〜20Eの長尺方向の寸法を誇張して示している。図1の乗物用シート2は、乗物内装品の一例であり、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすシートフレーム(4F,6F,8F)と、シート外形をなすシートパッド(4P,6P,8P)と、シートパッドを被覆するシートカバー(4S,6S,8S)を有する。本実施例では、シートクッション4の後部にシートバック6の下部が起倒可能に連結するとともに、起立状態のシートバック6の上部にヘッドレスト8が配設される。
ここでシートバック6の前側の意匠面は、図1を参照して、天板メイン部6aと、左右の天板サイド部6bと、左右のカマチ部6cに区分けできる。天板メイン部6aは、シート幅方向におけるシートバック6の中央部分であり、適度な幅寸法でシート上下方向に延びている。また天板メイン部6aの左右両側には、それぞれ天板メイン部6aよりも前方に突出する天板サイド部6bが設けられており、これら左右の天板サイド部6bによってカーブ走行時などの旋回時に乗員側部を支持できる。そしてカマチ部6cは、シート幅方向におけるシートバック6の左右の側面をなす面である。またシートバック6の後側の意匠面は、図2を参照して、左右のカマチ部6cにつながっている後面6dで構成されている。
またシートクッション4の前側の意匠面も、図1を参照して、天板メイン部4aと、天板サイド部4bと、カマチ部4cに区分けできる。天板メイン部4aは、シート幅方向におけるシートクッション4の中央部分であり、適度な幅寸法でシート前後方向に延びている。また天板メイン部4aの左右両側には、それぞれ天板メイン部4aよりも上方に突出する天板サイド部4bが設けられており、これら左右の天板サイド部4bによってカーブ走行時などの旋回時に乗員側部を支持できる。そしてカマチ部4cは、シート幅方向におけるシートクッション4の左右の側面をなす面である。
[シートカバー]
各シートカバー4S,6S,8Sは、それぞれシートの意匠面を構成する面材であり、複数の表皮ピースを縫合して構成されている。そして各シートカバー4S,6S,8Sの適所には、各々、隣り合う表皮ピースを縫い合わせることで形成されている縫目(SEW1〜SEW6)が設けられており、これら各縫目の一部からは対応する意匠部材20A〜20Fが露出している(意匠部材の詳細は後述)。例えばシートバック6では、図1を参照して、天板メイン部6aと左側の天板サイド部6bの間に設けた縫目SEW1から意匠部材20Aが露出している。またシートバック6の右側の天板サイド部6bとカマチ部6cの間に設けた縫目SEW2からも意匠部材20Bが露出しており、天板メイン部6aを横断して設けた縫目SEW3からも意匠部材20Cが露出している。またシートバック6の後側では、図2を参照して、左側のカマチ部6cと後面6dの間に設けた縫目SEW4から意匠部材20Dが露出している。またシートクッション4では、右側の天板サイド部4bとカマチ部4cの間に設けた縫目SEW5から意匠部材20Eが露出している。そしてヘッドレスト8では、前面と周面の間に形成された縫目SEW6から意匠部材20Fが露出している。
こうして本実施例では、各縫目SEW1〜SEW6の一部から、相対的に短尺な各意匠部材20A〜20Fをそれぞれ露出させている。この種の構成では、短尺な各意匠部材20A〜20Eを、部品点数を極力削減しつつ、対応するシートカバーに見栄え良く固定できることが望ましい。そこで本実施例では、後述する構成によって、短尺な各意匠部材20A〜20Eを、部品点数を極力削減しつつ、対応するシートカバーに見栄え良く固定することとした。ここで各縫目SEW1〜SEW5と各意匠部材20A〜20Eはそれぞれ略同一の基本構成を有する。そこで以下に、シートバック6の天板メイン部6aと左側の天板サイド部6bの間に設けた縫目SEW1と意匠部材20Aを一例にその詳細を説明することとする。
[縫目]
縫目SEW1は、図3を参照して、一対の表皮ピース(第一表皮ピースSP1,第二表皮ピースSP2)の縫い合わせ部分であり、シート上下方向に線状に延びている。第一表皮ピースSP1は、天板メイン部6aの上部を構成する横長とされた略矩形の表皮ピースであり、その左縁には、第一縫い代部31が設けられている。また第二表皮ピースSP2は、左側の天板サイド部6bを構成する縦長とされた略矩形の表皮ピースであり、その右縁には、第二縫い代部32が形成されている。そして第一縫い代部31と第二縫い代部32が、本発明の「縫目において縫い合わせられている表皮部分」に相当する。なお各表皮ピースの素材は特に限定しないが、典型的には布帛(織物,編物,不織布)や皮革(天然皮革,合成皮革)で構成できる。
そして図3を参照して、両表皮ピースSP1,SP2を縫い合わせる際には、第一縫い代部31と第二縫い代部32を中表状に対面させた状態として、これら縫い代部同士をインステッチ部10にて縫着する。こうすることで両表皮ピースSP1,SP2の境に縫目SEW1が形成されて上下方向に延設される。ここでインステッチ部10は、図示しないミシンにて形成可能であり、インステッチ部10をなす上糸と下糸のステッチが、それぞれ対応する縫い代部に縫目ピッチHP1で形成されている。そしてこのインステッチ部10は、閉じ合わされている縫目SEW1によって外部に露出しないように隠されている。
[意匠部材]
意匠部材20Aは、図3及び図4を参照して、縫目SEW1に比して短尺とされた板状の部材であり、露出部21と、介装部22を有している(各部の構成は後述)。ここで意匠部材20Aの素材は、介装部22においてミシン針(図示省略)を刺通し可能な素材であればよく、適度な可撓性を有していることが望ましい。この種の素材として、樹脂やエラストマ(軟質樹脂)やゴムを例示できる。そして樹脂として、アクリル樹脂、シリコン樹脂、ポリアミド樹脂、塩化ビニル樹脂及びフッ素樹脂を例示できる。またエラストマとして、シリコン系エラストマ、アクリル系エラストマ、ポリウレタン系エラストマ、ポリエステル系エラストマ、スチレン系エラストマ及びオレフィン系エラストマを例示できる。またゴムとして、アクリルゴム、シリコンゴム及び天然ゴムを例示できる。そして本実施例の意匠部材20Aは、露出部21と介装部22を一体で有する可撓性を備えた一体成形品であり、主な構成が、アクリル系又はシリコン系の素材で形成されている。そしてシリコン系の素材は耐熱性に優れて経年劣化による黄変を生じにくい素材であり、またシリコン系の素材は強度に優れて破断しにくい素材であることから、いずれの素材も意匠部材20Aを構成する素材として好ましい。
[露出部]
露出部21は、図3〜図5を参照して、実質的に意匠部材20Aの意匠性に寄与する部位である。この露出部21は、縫目SEW1に沿って配置されている円筒状の部位であり、意匠部材20Aの固定状態においては、下端E1と上端E2を含む露出部21全体が縫目SEW1から意匠面側に露出している。そして図4を参照して、露出部21の長尺方向の長さ寸法L1は、縫目SEW1の長さ寸法L0に比して短寸に設定されている。また図5を参照して、露出部21は、横断面視で径寸法L4の略円形状をなしている。なお意匠部材20Aをタグとして用いる場合には、露出部21に各種の文字や模様を施すことができ、さらに意匠性向上の目的などから各種の色に着色することができる。
[介装部]
介装部22は、図3〜図5を参照して、実質的に意匠部材20Aの意匠性に寄与しない部位である。この介装部22は、露出部21に一体化された略矩形の平板状部位であり、意匠部材20Aの固定状態においては、縫目SEW1の一部に介装されている。この介装部22は、相対的に長尺とされた前辺部22a及び後辺部22bと、相対的に短尺とされた下辺部22c及び上辺部22dを有している。前辺部22aは、露出部21に一体化されている辺部分であり、固定状態においては前側に配置されている。また後辺部22bは、前辺部22aに対向する辺部分であり、固定状態においては後方に配置されている。そして下辺部22cは、固定状態において下側に配置する辺部分であり、上辺部22dは、固定状態において上側に配置する辺部分である。
そして本実施例の介装部22では、図4を参照して、前辺部22a及び後辺部22bの長さ寸法L2が、露出部21の長さ寸法L1よりも短く設定されている。このため露出部21の下端E1が介装部22の下辺部22cから下方に突出しており、露出部21の上端E2が上辺部22dから上方に突出している。なお前辺部22a及び後辺部22bの長さ寸法L2は、インステッチ部10の縫目ピッチHP1よりも長いことが好ましく、意匠部材20Aの取付け安定性を考慮すると縫目ピッチHP1の2倍以上であることが望ましい。また下辺部22cと上辺部22dの長さ寸法L3は、介装部22が縫目SEW1に介装された状態で、インステッチ部10の形成位置よりも後方に突出する長さ寸法に設定されている。そして図5を参照して、介装部22の厚み寸法L5は、介装部22の素材を考慮してミシン針を刺通し可能であれば特に限定しない。本実施例においては、介装部22の露出を極力抑える観点から、介装部22の厚み寸法L5を露出部21の径寸法L4よりも小さく設定している。
[意匠部材の取付け作業]
図3を参照して、シートカバー6Sの形成に際して、第一表皮ピースSP1の第一縫い代部31と第二表皮ピースSP2の第二縫い代部32をインステッチ部10で縫い合わせる。そしてこれら両縫い代部31,32の縫い合わせ箇所である縫目SEW1を形成するとともに、この縫目SEW1に意匠部材20Aを介装して固定する。この種の構成においては、短尺な意匠部材20Aを、部品点数を極力削減しつつ、シートカバー6Sに見栄え良く固定できることが望ましい。
そこで本実施例では、意匠部材20Aを、縫目SEW1において縫い合わせられている第一縫い代部31と第二縫い代部32に介装部22だけを縫付けることによって、シートカバー6Sに固定することとした。すなわち図3及び図5を参照して、第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2を縫い合わせるに際して、第一縫い代部31と第二縫い代部32の間に予め介装部22を介装しておく。この状態で第一縫い代部31と第二縫い代部32をインステッチ部10で縫い合わせることにより、介装部22が、インステッチ部10によって両縫い代部31,32に共縫いされて縫付けられる。特に本実施例では、図4を参照して、介装部22の上辺部22dから下辺部22cにかけてインステッチ部10が縦断して形成されるため、介装部22が、両縫い代部31,32に強固に縫い付けられて固定されることとなる。
そして図3を参照して、第一表皮ピースSP1と第二表皮ピースSP2を、インステッチ部10を基点として面状に広げることでシートカバー6Sを形成し、両表皮ピースSP1,SP2の間に設けられた縫目SEW1から露出部21を突出させておく。この状態でシートカバー6Sを、図1を参照して、図示しないシートパッド6Pに被せることで、シートカバー6Sによってシートの意匠面が構成され、さらに意匠部材20Aを所望の場所に見栄え良く配置させることができる。そして乗員着座時においては、シートカバー6Sが適度に撓みながら乗員を支持する。このとき意匠部材20A自体が適度な可撓性を有し、シートカバー6Sとともに適度に撓み変形するため、意匠部材20Aが原因の違和感(異物感)などが極力生じない構成とされている。
そして同様に図1及び図2を参照して、各シートカバー4S,6S,8Sの他の部分においても、対応する縫目SEW2〜SEW6が適宜の向きに延長しており、各縫目からは、対応する意匠部材20B〜20Fの露出部がシートの意匠面に見栄え良く露出することとなる。なおヘッドレスト8においては、縫目SEW6が若干湾曲状に形成されている。この場合においては可撓性を備えた意匠部材20Fを、適宜撓み変形させながら縫目SEW6に沿ってきれいに配置しておくことができる。
以上説明したとおり本実施例では、縫目SEW1等をなす表皮部分(31,32)に介装部22を縫付けることで意匠部材20A等を対応するシートカバーに固定できるため、部品点数の削減に資する構成とされている。そして意匠部材20A等の介装部22だけを対応するシートカバーに固定することにより、露出部21全体を、縫目SEW1等から意匠面側に好適に露出させることができる。このとき実質的に意匠部材20A等の意匠性に寄与しない介装部22が、相対的に短尺とされて意匠面側に極力露出しない構成とされている。そして意匠部材20A等を、必要に応じて撓み変形させながら、スムーズに対応する縫目SEW1等に沿わせながら固定することができる。こうして本実施例によれば、短尺な意匠部材20A〜20Fを、部品点数を極力削減しつつ、対応するシートカバーに見栄え良く固定することができる。
本実施形態の意匠部材は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。本実施形態では、意匠部材20A〜20Fの構成(形状,寸法,構成部位,配置位置,配置数など)を例示したが、これら部材の構成を限定する趣旨ではない。例えば個別に成形された露出部と介装部を一体化することで意匠部材を構成することができる。また露出部の形状は、意匠部材の使用用途に応じて適宜変更可能であり、円筒状や各筒状のほか、平板状などの各種形状を取り得る。また介装部の形状も適宜変更可能であり、例えば側面視で略矩形状のほか、前辺部を底辺とする略三角形状などの多角形状とすることもできる。また介装部を、露出部と同形又は同じ厚みに設定することができ、また露出部に比して長寸としたり肉厚としたりすることもできる。そして介装部は、インステッチ部によって両縫い代部に縫い付ける場合のほか、インステッチ部とは異なるステッチ部によって、縫い代部の少なくとも一方に縫い付けることができる。
また本実施形態では、乗物内装品として、乗物用シート2を例示したが、乗物内装品の種類を限定する趣旨ではない。乗物内装品は、乗物室内に配置され且つ表皮を備えた部材であればよく、ドア部やインストルメントパネルや天井部やコンソールなどの各種部材を例示できる。また乗物用シートにおいては、シートクッションやシートバックやヘッドレストのほか、アームレスト等の各種シート構成部材のシートカバーに本実施形態の構成を適用できる。そして乗物内装品に応じて、表皮の構成を適宜変更することができ、さらに縫目や意匠部材の配置位置も適宜変更することができる。そして本実施形態の構成は、車両や航空機や電車などの乗物に搭載される乗物内装品に適用できる。
2 乗物用シート(本発明の乗物内装品)
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
4S,6S,8S シートカバー(本発明の表皮)
4a,6a 天板メイン部
4b,6b 天板サイド部
4c,6c カマチ部
10 インステッチ部
20A〜20F 意匠部材
21 露出部
E1 露出部の下端
E2 露出部の上端
22 介装部
22a 前辺部
22b 後辺部
22c 下辺部
22d 上辺部
31 第一縫い代部(本発明の縫目において縫い合わせられている表皮部分)
32 第二縫い代部(本発明の縫目において縫い合わせられている表皮部分)
SEW1〜SEW6 縫目
SP1 第一表皮ピース
SP2 第二表皮ピース

Claims (3)

  1. 乗物内装品の意匠面を構成する表皮から露出可能な露出部と、前記露出部に一体化されている介装部とを有し、前記介装部が、線状に形成されている前記表皮の縫い合わせ部分である縫目の一部だけに介装されて固定されている状態で、前記露出部全体が、前記縫目から意匠面側に露出する意匠部材において、
    前記意匠部材が、前記縫目において縫い合わせられている表皮部分に前記介装部だけを縫付けることによって前記表皮に固定可能とされている意匠部材。
  2. 前記介装部が、前記縫目の延びる方向において前記露出部よりも短寸とされている請求項1に記載の意匠部材。
  3. 前記露出部と前記介装部を一体で有する可撓性を備えた一体成形品である請求項1又は2に記載の意匠部材。
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