JP2017209893A - 液体供給弁および流路システム並びに液体供給弁の使用方法 - Google Patents

液体供給弁および流路システム並びに液体供給弁の使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体を供給する流路を液体噴射ヘッドに着脱する際の液垂れを抑制することができる液体供給弁を提供する。【解決手段】液体を噴射する液体噴射ヘッド30の第1流路第1流路362に、液体噴射ヘッドに液体を供給する第2流路162を接続するための液体供給弁40であって、弁箱41と、第1流路を着脱可能に接続するための第1接続部42と、第2流路を接続するための第2接続部43と、第1接続部に接続される第1流路に連通する第1接続口424と、第2接続部に接続される第2流路に連通する第2接続口434と、第1接続口と第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、弁箱内を移動して第1接続口と第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体44と、を備え、複数の状態は、第1接続口と第2接続口とを接続流路を介して連通する第1状態と、第1接続口と第2接続口とを遮断する第2状態と、を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、インク等の液体を流通させる技術に関する。
液体噴射ヘッドのノズルからインク等の液体を噴射する液体噴射装置では、液体容器(カートリッジ)からの液体を、液体噴射ヘッドの各ノズルまで流通させる流路が形成される。例えば特許文献1では、液体容器からの液体を供給する流路(液体供給管)を、液体噴射ヘッドの液体導入管に接続することで、液体の流路を形成している。
特開2012−148411号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、液体容器からの液体を供給する流路を、液体噴射ヘッドの液体導入管に直接着脱するので、その着脱時にインク等が液垂れする虞がある。以上の事情を考慮して、本発明は、液体を供給する流路を液体噴射ヘッドに着脱する際の液垂れを抑制することを目的とする。
[態様1]
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様(態様1)に係る液体供給弁は、液体を噴射する液体噴射ヘッドの第1流路に、液体噴射ヘッドに液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁であって、弁箱と、第1流路を着脱可能に接続するための第1接続部と、第2流路を接続するための第2接続部と、第1接続部に接続される第1流路に連通する第1接続口と、第2接続部に接続される第2流路に連通する第2接続口と、第1接続口と第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、弁箱内を移動して第1接続口と第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、を備え、複数の状態は、第1接続口と第2接続口とを接続流路を介して連通する第1状態と、第1接続口と第2接続口とを遮断する第2状態と、を含む。以上の構成によれば、弁体を第2状態に切り替えることにより、第1接続口と第2接続口とを遮断できる。このため、第2流路を接続した液体供給弁を第2状態に切り替えてから、液体噴射ヘッドの第1流路に着脱することで、着脱時の液垂れを抑制できる。
[態様2]
態様1の好適例(態様2)において、弁箱は、第1接続口を大気開放するための大気開放口を備え、複数の状態は、第1接続口と第2接続口とを遮断し、第1接続口と大気開放口とを連通する第3状態を含み、第1状態および第2状態では、第2接続口と大気開放口とが遮断される。以上の構成によれば、液体噴射ヘッドの第1流路から液体供給弁を取り外す前に、弁体を第3状態に切り替えることによって、第1接続口に連通する接続流路内に残留する液体を、液体噴射ヘッドを介して排出できる。これにより、液体噴射ヘッドから液体供給弁を取り外す際に、接続流路内に残留する液体が液垂れすることを抑制できる。また、液体噴射ヘッドと弁箱との取り外す前に弁体を第3状態に切り替えれば、接続流路内に残留する液体とともに液体噴射ヘッド内の液体も排出できる。
[態様3]
態様2の好適例(態様3)において、第3状態を介さずに、第1状態と第2状態とを切り替え可能である。以上の構成によれば、第3状態を介さずに、第1状態と第2状態とに弁体を切り替え可能であるから、液体噴射ヘッドを大気開放させずに、第1流路と第2流路とを遮断または連通することができる。これによれば、例えば液体噴射ヘッドに液体供給弁を装着したときに、第2状態で第1流路と第2流路を遮断したまま液体噴射ヘッド内を吸引してから、第1状態に戻して第1流路と第2流路を連通することで、液体噴射ヘッドに液体を一気に流入(ヘッドチョーク吸引)させることができる。これにより、接続流路内の気泡を排出し易くすることができる。
[態様4]
態様2または態様3の好適例(態様4)において、接続流路は、第1接続口と第2接続口とを接続するための第1接続流路と、第1接続口と大気開放口とを接続するための第2接続流路と、を備え、第3状態において、大気開放口は第2接続流路のうち第1接続口と接続される端部とは反対側の端部に連通する。以上の構成によれば、前記第3状態において、大気開放口は第2接続流路のうち第1接続口と接続される端部とは反対側の端部に連通されるから、第3状態のときに第2接続流路内に残留する液体を第1接続口に向かう方向に流れるようにすることで、大気開放口から液垂れすることを抑制できる。
[態様5]
態様4の好適例(態様5)において、第1接続流路と大気開放口とは連通しない。以上の構成によれば、第1接続流路と大気開放口とは連通されないから、第1接続流路内の液体が大気開放口から液垂れすることはない。
[態様6]
態様2から態様5の何れかの好適例(態様5)において、大気開放口にフィルターが設けられる。以上の構成によれば、フィルターによって大気開放口からゴミが弁箱内へ入り込まないようにすることができる。
[態様7]
態様1または態様6の好適例(態様7)において、第1接続部は、第1流路が形成される非可撓性部材に着脱可能に接続され、第2接続部は、第2流路が形成される可撓性部材に固定される。以上の構成によれば、第1流路が非可撓性部材に形成されていても、第2流路が可撓性部材に形成されるから、液体供給弁が装着された状態で液体噴射ヘッドを動かし易い。
[態様8]
態様7の好適例(態様8)において、第2接続部には、可撓性部材との接触面に溝が設けられている。以上の構成によれば、第2接続部には、可撓性部材との接触面に溝が設けられているから、第2接続部と可撓性部材と摩擦係数が高くなり、可撓性部材が第2接続部から抜け難くすることができる。
[態様9]
態様1から請求項8の何れかの好適例(態様9)において、弁体は、複数の状態の切り替えにおいて、接続流路に交差する方向に移動する。以上の構成によれば、複数の状態の切り替えに伴って、接続流路内に圧力変動が生じることを低減できるので、液体噴射ヘッドに対して液体が押し出されたり引き戻されたりすることを低減できる。
[態様10]
態様1から請求項9の何れかの好適例(態様10)において、液体噴射ヘッドには、第1流路内の圧力を一定に保つための弁機構が設けられている。以上の構成によれば、第1流路内の圧力を一定に保つための弁機構(例えば自己封止弁)が液体噴射ヘッドに設けられていた場合は、第1接続部は弁機構を介して接続されるので、弁機構が液体供給弁の下流側に配置されることになる。これにより、弁機構により第1流路内の圧力が一定に保たれながら、液体噴射ヘッドから液体供給弁を取り外すことができるので、弁機構が液体供給弁の下流側に配置されない場合に比較して、液垂れの抑制効果を高めることができる。
[態様11]
態様1から請求項10の何れかの好適例(態様11)において、弁箱の第1接続部と液体噴射ヘッドの第1流路との接続をロック状態または非ロック状態にするロック機構を備える。以上の構成によれば、例えば第1状態のときには、ロック機構をロック状態にすることで、第1接続部から液体噴射ヘッドの第1流路が抜けないようにすることができる。また第2状態のときには、ロック機構を非ロック状態にすることで、液体噴射ヘッドの第1流路から第1接続部を取り外し可能にすることができる。
[態様12]
態様1から請求項11の何れかの好適例(態様12)において、弁箱には、複数の状態のうち少なくとも1つの状態が保持されるように、弁体の移動を規制する規制部材が設けられている。以上の構成によれば、規制部材によって弁体の移動が規制されるので、弁体をその状態に切り替え易い。
[態様13]
態様12の好適例(態様13)において、規制部材で規制されるまでは、複数の状態における弁体の位置を自由に移動可能である。以上の構成によれば、規制部材で規制されるまでは、複数の状態における弁体の位置を自由に移動可能であるから、複数の状態において弁体の位置による公差バラツキを吸収できる。
[態様14]
態様1から請求項13の何れかの好適例(態様14)において、接続流路のうち第1接続口と接続する部分の径は、第1接続口の径以上であり、接続流路のうち第2接続口と接続する部分の径は、第2接続口の径以下であり、第1接続口の径は、第2接続口の径以下である。以上の構成によれば、接続流路のうち一方の径が他方の径よりも大きい場合は、厳密に位置合わせしなくても接続することができる。また、接続流路のうち上流側の径が、下流側の径よりも大きい場合は、浮力により移動する気泡が、径が変わる部分に引っかからないようにすることができる。
[態様15]
態様1から態様14の何れかの好適例(態様15)において、弁箱は、複数の状態の位置に前記弁体を移動させるレバーを備える。以上の構成によれば、レバーによって複数の状態の位置に弁体を容易に移動できる。
[態様16]
態様1から態様14の何れかの好適例(態様16)において、複数種類の液体について、一斉に複数の状態を切り替える。以上の構成によれば、複数種類の液体について、一斉に複数の状態を切り替えるから、複数種類の液体について別々に複数の状態を切り替える場合に比較して、操作の手間を省くことができる。
[態様17]
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様(態様17)に係る液体供給システムは、液体を噴射する液体噴射ヘッドの第1流路に、液体噴射ヘッドに液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁と、液体供給弁の上流側にて液体供給弁に接続される第2流路を有する上流側流路部材と、液体供給弁の下流側にて液体供給弁に接続される第1流路を有する下流側流路部材と、を備え、液体供給弁は、弁箱と、第1流路を接続するための第1接続部と、第2流路を接続するための第2接続部と、第1接続部に接続される第1流路に連通する第1接続口と、第2接続部に接続される第2流路に連通する第2接続口と、第1接続口と第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、弁箱内を移動して第1接続口と第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、を備え、複数の状態は、第1接続口と第2接続口とを接続流路を介して連通する第1状態と、第1接続口と第2接続口とを遮断する第2状態と、を含み、上流側流路部材と液体供給弁との固定よりも、下流側流路部材と液体供給弁との固定の方が着脱し易い。以上の構成によれば、上流側流路部材よりも下流側流路部材の方が着脱し易く固定されるから、液体供給弁を上流側流路部材に固定した状態で、液体供給弁を下流側流路部材から容易に着脱することができる。また本態様によれば、弁体を第1状態から第2状態に切り替えることにより、液体噴射ヘッドの第1接続口と第2接続口とを遮断できるので、第2接続口が固定された液体供給弁を液体噴射ヘッドの第1流路に着脱する際の液垂れを抑えることができる。
[態様18]
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様(態様18)に係る液体供給弁の使用方法は、液体を噴射するノズルを備えた液体噴射ヘッドの第1流路に、液体噴射ヘッドに液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁の使用方法であって、液体供給弁は、弁箱と、第1流路を接続するための第1接続部と、第2流路を接続するための第2接続部と、第1接続部に接続される第1流路に連通する第1接続口と、第2接続部に接続される第2流路に連通する第2接続口と、第1接続口と第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、弁箱内を移動して第1接続口と第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、第1接続口を大気開放するための大気開放口と、を備え、複数の状態は、第1接続口と第2接続口とを接続流路を介して連通し、第1接続口と大気開放口とを遮断する第1状態と、第1接続口と第2接続口とを遮断する第2状態と、を含み、液体供給弁の第2接続部に第2流路を固定し、かつ、液体供給弁が第2状態において、液体噴射ヘッドの第1流路に液体供給弁を接続する第1工程と、第1工程後に、液体供給弁を第1状態に切り替える第2工程と、を具備する。以上の構成によれば、液体供給弁の第2接続部に第2流路を固定した状態で、液体供給弁を第2状態または第3状態にするので、液体噴射ヘッドの第1流路に液体供給弁を接続する際に、第2流路からの液垂れを防ぐことができる。
[態様19]
態様18の好適例(態様19)において、第2工程により液体供給弁を第1状態にした後に、液体噴射ヘッドに液体を供給し、その後に液体供給弁を第2状態に切り替えて液体噴射ヘッドをノズルから吸引する第3工程と、第3工程により液体噴射ヘッド内が負圧に維持された状態で、液体供給弁を第2状態から第1状態に切り替える第4工程と、具備する。以上の構成によれば、第3工程および第4工程によって第2流路から接続流路を介して液体噴射ヘッド内へ一気に液体を流すことができる。これにより、接続流路内の気泡を排出し易くすることができる。
[態様20]
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様(態様20)に係る液体供給弁の使用方法は、液体を噴射するノズルを備えた液体噴射ヘッドの第1流路に、液体噴射ヘッドに液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁の使用方法であって、液体供給弁は、弁箱と、第1流路を接続するための第1接続部と、第2流路を接続するための第2接続部と、第1接続部に接続される第1流路に連通する第1接続口と、第2接続部に接続される第2流路に連通する第2接続口と、第1接続口と第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、弁箱内を移動して第1接続口と第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、第1接続口を大気開放するための大気開放口と、を備え、複数の状態は、第1接続口と第2接続口とを接続流路を介して連通し、第1接続口と大気開放口とを遮断する第1状態と、第1接続口と第2接続口とを遮断し、第1接続口と大気開放口とを連通する第3状態と、を含み、液体供給弁を第1状態から第3状態に切り替える工程と、液体供給弁および液体噴射ヘッド内の液体をノズルから吸引して排出する工程と、液体供給弁を液体噴射ヘッドの第1流路から取り外す工程と、を具備する。以上の構成によれば、液体供給弁を第1流路から取り外す前に、第2工程にて液体供給弁内の液体や液体噴射ヘッド内の液体を排出できるので、第3工程にて液体供給弁を液体噴射ヘッドの第1流路から取り外す際の液垂れを抑制できる。
第1実施形態に係る液体噴射装置の構成図である。 液体供給弁を取り外した流路システムの斜視図である。 液体供給弁を装着した流路システムの斜視図である。 図3に示す流路システムのIV−IV断面図である。 第1状態Aの液体供給弁の断面図である。 第2状態Bの液体供給弁の断面図である。 第3状態Cの液体供給弁の断面図である。 液体供給弁を装着する場合の使用方法の工程を示す断面図である。 図6Aに続く工程を示す断面図である。 図6Bに続く工程を示す断面図である。 図6Cに続く工程を示す断面図である。 液体供給弁を取り外す場合の使用方法の工程を示す断面図である。 図7Aに続く工程を示す断面図である。 図7Bに続く工程を示す断面図である。 図7Cに続く工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る液体供給弁を取り外した流路システムの斜視図である。 第2実施形態に係る液体供給弁を装着した流路システムの斜視図である。 図9に示す流路システムのX−X断面図である。 第1状態Aの液体供給弁の断面図である。 第2状態Bの液体供給弁の断面図である。 第3状態Cの液体供給弁の断面図である。 第3実施形態に係る液体供給弁を取り外した流路システムの斜視図である。 第3実施形態に係る液体供給弁を装着した流路システムの斜視図である。 図13に示す流路システムのXIV−XIV断面図である。 第1状態Aの液体供給弁の断面図である。 第2状態Bの液体供給弁の断面図である。 第3状態Cの液体供給弁の断面図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液体噴射装置10の部分的な構成図である。第1実施形態の液体噴射装置10は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の媒体12に噴射するインクジェット方式の印刷装置である。図1に示す液体噴射装置10は、制御装置20と搬送機構22と液体噴射ヘッド30とキャリッジ26とメンテナンスユニット28とを具備する。液体噴射装置10にはインクを貯留する液体容器(カートリッジ)14が装着される。液体容器14から液体供給管16を介して液体噴射ヘッド30にインクが供給される。
制御装置20は、液体噴射装置10の各要素を統括的に制御する。搬送機構22は、制御装置20による制御のもとで媒体12をY方向に搬送する。液体噴射ヘッド30は、液体噴射部32と流路ユニット34とを具備する。流路ユニット34は、液体容器14からのインクを液体噴射部32に供給する。液体噴射部32は、制御装置20による制御のもとで複数のノズルNの各々からインクを媒体12に噴射する。液体噴射部32は、相異なるノズルNに対応する圧力室および圧電素子の複数組(図示略)を包含する。駆動信号の供給により圧電素子を振動させて圧力室内の圧力を変動させることで、圧力室内に充填されたインクが各ノズルNから噴射される。
メンテナンスユニット28は、例えばX方向においてキャリッジ26のホームポジション(待機位置)となる非印字領域Hに配置される。メンテナンスユニット28は、キャリッジ26が非印字領域Hにあるときに、液体噴射ヘッド30のメンテナンスを行う。メンテナンスユニット28は、キャップ282を備える。キャップ282は、液体噴射部32に当接してノズルNを封止し、図示しない吸引ポンプでノズルNから増粘インクや気泡を吸引してキャップ282に排出させる。
液体噴射ヘッド30はキャリッジ26に搭載される。制御装置20は、Y方向に交差するX方向にキャリッジ26を往復させる。搬送機構22による媒体12の搬送とキャリッジ26の反復的な往復とに並行して液体噴射部32が媒体12にインクを噴射することで媒体12の表面に所望の画像が形成される。
本実施形態の液体噴射ヘッド30には、液体供給管16が液体供給弁40を介して着脱可能に接続される。液体供給管16からのインクは、液体供給弁40を介して液体噴射ヘッド30に供給される。液体供給管16と液体供給弁40とは、液体噴射ヘッド30とともに、流路システム24を構成する。
図2および図3は、本実施形態に係る流路システム24の構成の一部を示す斜視図である。図2は、液体供給管16が固定された液体供給弁40を液体噴射ヘッド30から取り外した場合であり、図3は、液体供給管(上流側流路部材)16が固定された液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に装着した場合である。図2および図3に示すZ方向はX−Y平面に垂直な方向である。図4は、図3に示す液体供給弁40のIV−IV断面図である。図2および図3に示すように、液体供給弁40は、液体供給管16が固定された状態で、液体噴射ヘッド30に着脱可能に装着される。
液体噴射ヘッド30の上面(Z方向の負側の面)には、その上面から上方に突出する液体導入管(下流側流路部材)36が形成されている。液体導入管36は、液体噴射ヘッド30の上面と一体で構成してもよく、別体で構成してもよい。
図4に示すように、液体導入管36内には第1流路362が形成されている。第1流路362は、流路ユニット34に連通している。流路ユニット34は、第1流路362から導入されたインクを液体噴射部32に供給し、液体噴射部32は、流路ユニット34から供給されたインクをノズルNから噴射する。ノズルNはノズル板33に形成される。液体噴射部32は、液体噴射ヘッド30内においてノズル板33のZ方向の負側に固定される。なお、ノズルNの数や配置は図示したものに限られない。
本実施形態の第2流路162が形成される液体供給管16は可撓性部材(例えば可撓性の樹脂またはゴム)で構成されるのに対して、第1流路362が形成される液体導入管36は非可撓性部材(例えば非可撓性の樹脂)で構成される。すなわち、液体導入管36を構成する非可撓性部材は、液体供給管16を構成する可撓性部材よりも弾性率が小さければよい。これによれば、液体導入管36が非可撓性部材で構成されていても、液体供給管16が可撓性部材に形成されるから、液体噴射ヘッド30に液体供給弁40が装着された状態で、キャリッジ26で液体噴射ヘッド30を駆動させたり、または液体噴射ヘッド30を昇降させたりする際に動かし易い。
図2および図3に示すように、液体供給弁40は、中空の直方体形状の弁箱41を備える。弁箱41の下面(Z方向の負側の面)には、第1流路362を着脱可能に接続するための管状の第1接続部42が設けられている。第1接続部42は、弁箱41の下面から下方に突出している。第1接続部42の内側に、液体噴射ヘッド30の液体導入管36を挿入して、液体噴射ヘッド30に液体供給弁40を装着する。
具体的には図4に示すように、第1接続部42内には、管状のシール部材422が装着されている。シール部材422は、例えば樹脂製またはゴム製である。第1接続部42内に液体導入管36が挿入されると、第1接続部42の内面と液体導入管36の外面の間にシール部材422が介在することによって第1接続部42がシールされ、液漏れが抑制される。弁箱41の下面には、第1接続口424が形成されている。第1接続部42に液体導入管36が接続されると、第1接続口424が第1流路362に連通する。
弁箱41の上面(Z方向の正側の面)には、液体供給管16内に形成される第2流路162に接続するための管状の第2接続部43が設けられている。第2接続部43は、弁箱41の上面から上方に突出している。液体供給管16の先端部164内に、第2接続部43を挿入することで、液体供給管16を液体供給弁40に固定する。本実施形態の液体供給管16は可撓性部材で構成されているので、第2接続部43の外周(液体供給管16との接触面)に溝を形成することで、第2接続部43と液体供給管16と摩擦係数が高くなり、液体供給管16が第2接続部43から抜け難くすることができる。第2接続部43に液体供給管16を接着剤で固定してもよく、その場合には第2接続部43に溝を形成することで接着剤を保持し易くなる。さらに、液体供給管16の外側からナットなどで締め付けるようにしてもよい。これにより、液体供給管16を第2接続部43にしっかり固定できる。弁箱41の上面には、第2接続口434が形成されている。第2接続部43に液体供給管16が接続されると、第2接続口434が第2流路162に連通する。
このように、本実施形態の液体供給弁40では、液体供給管16(上流側流路部材)よりも液体導入管36(下流側流路部材)の方が着脱し易く固定されるから、液体供給弁40を液体供給管16に固定した状態で、液体導入管36から容易に着脱できる。
弁箱41内には、弁箱41内を移動可能(駆動可能)な弁体44が設けられている。本実施形態の弁体44は、長手方向(Y方向の正側と負側)にスライド移動可能である。弁体44には、弁箱41の内面との間に介在するシール部材442が設けられている。弁体44は、弁箱41の内面にシール部材442に接触しながらスライド移動するので、シール部材442は摺動し易い樹脂などの部材で構成することが好ましい。弁体44には、第1接続口424と第2接続口434とを連通するための接続流路が形成され、弁箱41内をスライド移動することで、第1接続口424と第2接続口434の接続状態を複数の状態に切り替えることができる。
以下、このような本実施形態の弁体44の具体的構成例について説明する。図4に示すように、本実施形態の弁体44には2つの接続流路(第1接続流路444と第2接続流路446)が別々に形成されている。第1接続流路444は、第1接続口424と第2接続口434とを連通するための接続流路である。第1接続流路444は、弁体44を上下方向(Z方向)に貫通している。第2接続流路446は、第1接続口424と弁箱41の側面(Y方向の正側の面)に開口する大気開放口412とを連通するための接続流路である。大気中のゴミが弁箱41内に入らないように、大気開放口412にはフィルター413が設けられている。
第2接続流路446は、上下方向に延出する主流路447と、主流路447に連通する連通路448からなる。主流路447の一方の端部a(下端)は弁体44の下面を貫通し、その反対側の他方の端部b(上端)は上面を貫通しない。連通路448は、主流路447に交差し、一方の端部c(右端)は主流路447の他方の端部aに連通し、その反対側の他方の端部d(左端)は弁体44の側面に貫通している。これにより、連通路448の他方の端部dは、弁体44内の空間を介して大気開放口412に連通する。なお、第1接続流路444および第2接続流路446は、シール部材442を貫通して形成されている。
図4に示すように、第1接続流路444と第2接続流路446は、弁体44の長手方向(Y方向)に離間して形成されている。すなわち第1接続流路444はY方向の負側に形成され、第2接続流路446はY方向の正側に形成されている。第1接続流路444と第2接続流路446の間は流路が形成されていない。このような弁体44によれば、弁箱41の長手方向の位置によって、第1接続口424と第2接続口434の接続状態を3つの状態(第1状態A、第2状態B、第3状態C)に切り替えることができる。
図5A乃至図5Cは、第1接続口424および第2接続口434の接続状態を示す断面図である。図5Aは弁体44が第1状態Aにある場合であり、図5Bは弁体44が第2状態Bにある場合であり、図5Cは弁体44が第3状態Cにある場合である。図5Aに示すように、第1状態Aは弁体44がY方向の正側の位置にある場合であり、このとき第1接続口424と第2接続口434とが第1接続流路444によって連通する。また、大気開放口412は、第1接続口424と第2接続口434とのいずれに対しても遮断されている。液体供給弁40が液体噴射ヘッド30に装着している状態で、弁体44を第1状態Aにすることで、液体導入管36の第1流路362と液体供給管16の第2流路162とが連通するので、液体供給管16からのインクを液体噴射ヘッド30に供給可能となる。
図5Cに示すように、第3状態Cは弁体44がY方向の負側の位置にある場合であり、このとき第2接続口434が第1接続口424と大気開放口412とのいずれに対しても遮断された状態で、第1接続口424と大気開放口412とが第2接続流路446を介して連通する。図5Bに示すように、第2状態Bは弁体44が第1状態Aと第2状態Bとの中間の位置にある場合であり、このとき第1接続口424と第2接続口434とは遮断される。これらの第2状態Bと第3状態Cでは、いずれの場合も、液体供給管16の第2流路162が遮断され、第1流路362と第2流路162とが連通しない。このため、弁体44を第2状態Bまたは第3状態Cに切り替えてから、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に着脱することによって、着脱時の液垂れを抑制できる。
また、第3状態Cにおいて、大気開放口412は第2接続流路446のうち第1接続口424と接続される主流路447の端部aとは反対側の端部bに、大気開放口412との連通路448が連通されるから、第3状態Cのときに第2接続流路446内に残留するインクを第1接続口424に向かう方向に流れるようにすることで、大気開放口412から液垂れすることを抑制できる。また、第1接続流路444と大気開放口412とは連通されないから、第1接続流路444内のインクが大気開放口412から液垂れすることはない。
また、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40を取り外す前に、弁体44を第3状態Cに切り替えることによって、第1接続口424に連通する第2接続流路446内に残留するインクを、液体噴射ヘッド30のノズルNから吸引することで排出できる。これにより、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40を取り外す際には、第2接続流路内に残留するインクが液垂れすることを抑制できる。また、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40を取り外す前に弁体44を第3状態Cに切り替えれば、第2接続流路446内に残留するインクとともに液体噴射ヘッド30内のインクもノズルNから排出できる。
また、本実施形態では、第1状態Aと第2状態BよりもY方向の正側に第3状態Cがあるため、第3状態Cを介さずに、弁体44を第1状態Aと第2状態Bとに切り替え可能である。このため、液体噴射ヘッド30を大気開放させずに、第1流路362と第2流路162とを遮断または連通することができる。これによれば、例えば液体噴射ヘッド30に液体供給弁40を装着したときに、第2状態Bで第1流路362と第2流路162を遮断したまま液体噴射ヘッド30内を吸引してから、第1状態Aに戻して第1流路362と第2流路162を連通することができる。これにより、液体噴射ヘッド30にインクを一気に流入(ヘッドチョーク吸引)させることができる。これにより、第1接続流路444内の気泡、第1接続口424内の気泡、または、第2接続口434内の気泡を排出し易くすることができる。
なお、図4に示すように、第1流路362の径をC1、第2流路162の径をC2、第1接続口424の径をW1、第2接続口434の径をW2、第1接続流路444のうち第1接続口424との接続する部分の径をV1、第1接続流路444のうち第2接続口434との接続する部分の径をV2とすると、C1≦W1≦V1≦V2≦W2≦C2であることが好ましい。少なくとも第1接続流路444のうち第1接続口424と接続する部分の径V1を第1接続口424の径W1以上とし、第1接続流路444のうち第2接続口434と接続する部分の径V2を第2接続口434の径W2以下とし、第1接続口424の径W1を第2接続口434の径W2以下とする。これによれば、第1接続流路444のうち一方の径が他方の径よりも大きい場合は、厳密に位置合わせしなくても接続することができる。また、第1接続流路のうち上流側の径V1が、下流側の径V2よりも大きい場合は、浮力により移動する気泡が、径が変わる部分に引っかからないようにすることができる。なお、第2接続流路446の径を第1接続流路444の径よりも小さくすることで、弁体を小さくすることができるので、液体供給弁40全体を小型化できる。
図2および図3に示すように、液体供給弁40には、弁体44を弁箱41の外側から可動するためのレバー45が設けられている。レバー45を設けることによって、複数の状態(第1状態A、第2状態B、第3状態C)が切り替わるよう弁体44を容易に移動できる。レバー45は、弁箱41の前面(X方向の正側の面)にY方向に沿ってスライド移動可能である。弁箱41の前面には、長手方向に沿って長孔452が形成されている。レバー45の背面には連結部454が設けられ、連結部454は、長孔452に挿入されて、弁体44に連結している。これにより、レバー45を長手方向にスライド移動させることで、弁体44をスライド移動させることができる。
レバー45の前面には、矢印状のマーク456が形成されており、マーク456の矢印の先は上方を向いている。他方、弁箱41の前面には、3つのマークA、B、Cが長手方向に沿ってY方向の正側から負側に向けて順番に形成されている。レバー45のマーク456の矢印の先をマークAに合わせることで、弁体44を第1状態Aの位置に合わせることができる。レバー45のマーク456の矢印の先をマークBに合わせることで、弁体44を第2状態Bの位置に合わせることができる。レバー45のマーク456の矢印の先をマークCに合わせることで、弁体44を第3状態Cの位置に合わせることができる。
液体供給弁40には、上記3つの状態のうち少なくとも1つの状態が保持されるように、弁体44の移動を規制する規制部材414が設けられている。図3に示すように、本実施形態の規制部材414は、3つの状態のうちの図5Aに示す第1状態Aの位置で弁体44の移動を規制する。具体的には、規制部材414は、弁箱41の前面のうちY方向の正側の位置に、弁箱41の前面から突出して設けられ、レバー45のスライド移動を規制する。規制部材414は、レバー45よりも弁箱41の前面から突出している。以上の構成によれば、レバー45をY方向の正側にスライド移動させたとき、規制部材414にレバー45の側面が当たることによって第1状態Aの位置で止まり、それよりもY方向の正側には移動できないように規制される。これによれば、規制部材414によって弁体44の移動が規制されるので、弁体44をその第1状態Aに切り替え易い。なお、規制部材414によって規制されるまでは、レバー45をY方向の正側と負側に自由に移動できる。このため、規制部材414で規制されるまでは、3つの状態A、B、Cにおける弁体44の位置を自由に調整できる。これによれば、3つの状態A、B、Cにおいて弁体44の位置による公差バラツキを吸収できる。
図3に示すように、液体供給弁40は、弁箱41の第1接続部42と液体噴射ヘッド30の液体導入管36(第1流路362)との接続をロック状態または非ロック状態にするロック機構46を備える。図3に示すように、ロック機構46は、液体噴射ヘッド30の上面に設けられたフック部材38と、フック部材38に係合されるレバー45の折曲部455により構成される。フック部材38は、液体噴射ヘッド30の上面から上方に起立した起立部382と、起立部382の上端からX方向の負側に突出する突出部384とから成る。他方、レバー45の折曲部455は、レバー45の下端をX方向の正側に折り曲げられて形成されている。
レバー45をスライド移動させると、フック部材38の突出部384と液体噴射ヘッド30の上面との間の隙間に、レバー45の折曲部455が入り込むことによって、レバー45がフック部材38に固定される。これにより、弁箱41の第1接続部42と液体噴射ヘッド30の液体導入管36(第1流路362)との接続がロック状態となり、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40が抜けなくなる。本実施形態では、図5Aに示す第1状態Aの位置でロック状態となる位置に、フック部材38が形成されている。このため、第1状態A以外の位置、すなわち第2状態Bおよび第3状態Cの位置では、フック部材38の突出部384と液体噴射ヘッド30の上面との間の隙間から、レバー45の折曲部455が外れるので、非ロック状体となる。
(液体供給弁の使用方法)
次に、本実施形態の液体供給弁40の使用方法について説明する。上述したように、本実施形態の液体供給弁40は、液体供給管16を液体噴射ヘッド30の液体導入管36に着脱する際に、液体供給管16の先端部164に固定して使用される。具体的には弁体44をスライド移動させることによって弁体44の状態を切り替えながら、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に着脱することで、着脱時の液垂れを抑制することができる。
(液体供給弁40を装着する場合)
図6A乃至図6Dは、液体噴射ヘッド30に液体供給弁40を装着する場合の液体供給弁40の使用方法の工程を示す断面図である。液体噴射ヘッド30に液体供給弁40を装着する場合には、先ず図6Aに示すように弁体44を第2状態Bにしてから、液体噴射ヘッド30に液体供給弁40を装着する(第1工程)。この場合は、図2に示すマークBにレバー45のマーク456を合わせることによって、弁体44を第2状態Bにする。弁体44を第2状態Bにすることで、液体導入管36の第1流路362と液体供給管16の第2流路162とが弁体44によって遮断され、第1流路362と第2流路162とが連通しなくなる。第2状態Bで液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に装着することによって、装着時の液垂れを抑制できる。
なお、第1工程では、弁体44を第3状態Cにしてから、図6Bに示すように液体噴射ヘッド30に液体供給弁40を装着してもよい。この場合は、図2に示すマークCにレバー45のマーク456を合わせることによって、弁体44を第3状態Cにする。弁体44を第3状態Cにしても、第2流路162が弁体44によって遮断され、第1流路362と第2流路162とが連通しないから、第3状態Cで液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に装着しても、装着時の液垂れを抑制できる。また、第3状態Cでは、液体噴射ヘッド30の第1流路362が大気開放されているので、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に装着し易い。また、ヘッド30内に液体が有る場合に第3状態Cで装着することにより、装着時の第1接続口424内の圧力変動を低減することができる。よって、第1接続口424内の圧力変動によりヘッド30内の液体が液垂れすることを低減することができる。
次に、図6Bに示すように液体供給弁40を第1状態Aに切り替える(第2工程)。この場合は、図3に示すマークAにレバー45のマーク456を合わせることによって、弁体44を第1状態Aにする。弁体44を第1状態Aに切り替えることで、液体導入管36の第1流路362と液体供給管16の第2流路162とが連通するので、液体供給管16からのインクを液体噴射ヘッド30に供給可能となる。このとき、図3に示すように、レバー45はロック機構46によってロック状態となるため、液体供給弁40が液体噴射ヘッド30から抜けなくなる。この状態で、印刷可能としてもよいが、本実施形態では印刷を行う前に図6Cおよび図6Dによって、第1接続流路444内の気泡を排出する。
すなわち、図6Bの第1状態Aで液体供給管16からのインクを液体噴射ヘッド30に供給し、液体噴射ヘッド30内をインクで満たし、その後に、図6Cに示すように液体供給弁40を第2状態Bに切り替えて液体噴射ヘッド30をノズルNから吸引する(第3工程)。例えば液体噴射ヘッド30を非印字領域Hにて、メンテナンスユニット28によってキャップ282を液体噴射部32に当接してノズルNを封止し、図示しない吸引ポンプでノズルNから吸引する。このとき、液体導入管36の第1流路362は弁体44で遮断されているので、液体導入管36内の負圧が大きくなる。
このように、第3工程によって液体噴射ヘッド30内が負圧に維持された状態で、弁体44を第2状態Bから第1状態Aに切り替える(第4工程)。このとき、液体導入管36の第1流路362は、第1接続流路444を介して液体供給管16の第2流路と連通するため、第2流路162から第1接続流路444を介して液体噴射ヘッド30内へ一気にインクを流すことができる。これにより、圧力変化とインクの流れによって第1接続流路444内の気泡を排出し易くすることができる。この状態で、印刷可能とする。
(液体供給弁40を取り外す場合)
図7A乃至図7Dは、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40を取り外す場合の液体供給弁40の使用方法の工程を示す断面図である。液体噴射ヘッド30から液体供給弁40を取り外す場合には、先ず弁体44を図7Aに示す第1状態Aから図7Bに示す第3状態Cに切り替える(第1’工程)。これにより、第2接続口434が遮断された状態で、第1流路362と大気開放口412とが第2接続流路446を介して連通する。
次に、図7Bに示すように、液体供給弁40および液体噴射ヘッド30内のインクをノズルNから吸引して排出する(第2’工程)。例えば液体噴射ヘッド30を非印字領域Hにて、メンテナンスユニット28によってキャップ282を液体噴射部32に当接してノズルNを封止し、図示しない吸引ポンプでノズルNから吸引する。
続いて、図7Cに示すように弁体44を第2状態に切り替えてから、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30から取り外す(第3’工程)。弁体44を第2状態に切り替えて第1流路362と第2流路162を弁体44で遮断するので、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30から取り外す際に、液垂れを抑制できる。しかも、第2’工程において液体供給弁40および液体噴射ヘッド30内のインクをノズルNから吸引して排出しているので、液体供給弁40内のインクの液垂れも抑制できる。なお、第3’工程では、弁体44を第3状態Cにしたまま、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30から取り外すようにしてもよい。第3状態Cでは、液体噴射ヘッド30の第1流路362が大気開放されているので、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30から取り外し易い。
ところで、本実施形態の弁体44は、第1流路362と第2流路162の接続状態を上述した複数の状態(第1状態A、第2状態B、第3状態C)に切り替えるので、第1流路362と第2流路162を遮断または連通する際に、第1接続流路444および第2接続流路446の容積を一定に保持することができる。これによれば、液体供給管16をクリップなどで止める場合のように液体供給管16が潰されて容積が変化する場合に比較して、液体噴射ヘッド30に対してインクが押し出されたり引き戻されたりすることを低減でき、ノズルN内のメニスカスが破壊され難い。
また、液体噴射ヘッド30の流路ユニット34には、第1流路362内の圧力を一定に保つための弁機構(例えば圧力調整弁や圧力制御弁)が設けられている。第1接続部42は弁機構を介して接続されるので、弁機構が液体供給弁40の下流側に配置されることになる。これにより、弁機構により第1流路362内の圧力が一定に保たれながら、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40を取り外すことができるので、弁機構が液体供給弁40の下流側に配置されない場合に比較して、液垂れの抑制効果を高めることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態について説明する。以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。第1実施形態の液体供給弁40は、弁体44がスライド移動する場合を例示したが、第2実施形態の液体供給弁40は、X方向に沿ったG−G線を中心に弁体44が回転移動する場合を例示する。
図8および図9は、第2実施形態に係る流路システム24の構成の一部を示す斜視図である。図8は、液体供給管16が固定された液体供給弁40を液体噴射ヘッド30から取り外した場合であり、図9は、液体供給管16が固定された液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に装着した場合である。図10は、図9に示す液体供給弁40のX−X断面図である。図8および図9に示すように、第2実施形態の液体供給弁40も、第1実施形態と同様に、液体供給管16が固定された状態で、液体噴射ヘッド30に着脱可能に装着される。図8に示すように、第2実施形態の液体供給弁40は、弁箱41内に円板状の弁体44が回転可能に設けられている。弁体44は、その中心Oを通るX方向に沿った仮想のG−G線を中心に回転する。
図10に示すように、弁体44には2つの接続流路(第1接続流路444と第2接続流路446)が形成されている。第2実施形態の第1接続流路444の端部1bと第2接続流路446の端部2bとが連通して、1つの略V字状の接続流路が形成される。第2実施形態では、この略V字状の第1接続流路444と第2接続流路446の回転位置によって、第1接続口424と第2接続口434の接続状態を、第1実施形態と同様の3つの状態(第1状態A、第2状態B、第3状態C)に切り替えることができる。
図11A乃至図11Cは、第1接続口424および第2接続口434の接続状態を示す断面図である。図11Aは弁体44が第1状態Aにある場合であり、図11Bは弁体44が第2状態Bにある場合であり、図11Cは弁体44が第3状態Cにある場合である。図11Aに示すように、第1状態Aでは、第1接続流路444の一方の端部1aが第2接続口434と連通し、第2接続流路446の一方の端部2aが第1接続口424と連通する。第1接続流路444の他方の端部1bと第2接続流路446の他方の端部2bとが連通しているので、第1状態Aでは第1流路362と第2流路162が、第1接続流路444と第2接続流路446によって連通する。
図11Cに示すように、第3状態Cでは、第2接続流路446の一方の端部2aが大気開放口412に連通し、第2接続流路446の他方の端部2bが第1接続口424と連通する。第3状態Cでは、第2接続口434は遮断されている。図11Bに示すように、第2状態Bは、第1状態Aと第3状態Cの間の位置に弁体44がある場合である。第2状態Bでは、第1接続口424と第2接続口434とは遮断される。
図8に示すように、第2実施形態のレバー45は、G−G線を中心に回転可能に弁箱41の前面(X方向の正側の面)に設けられている。レバー45の軸(図示省略)は、弁体44の軸(図示省略)に連結しており、レバー45を回転させることによって弁体44の回転位置を変えられるようになっている。図8に示すレバー45は、円板部45aと延出部45bとにより構成される。延出部45bは、円板部45aの外周の一部から外側に延出している。延出部45bの先端は、反時計回りに折り曲げられた折曲部45cが形成されている。第2実施形態のフック部材38は、液体噴射ヘッド30の上面から上方に起立した起立部382と、起立部382の上端からX方向の正側に突出する突出部384とから成る。
図8の位置にあるレバー45をG−G線を中心に反時計回りに回転させると、図9に示すようにフック部材38の突出部384と液体噴射ヘッド30の上面との間の隙間に、レバー45の折曲部45cが入り込むことによって、レバー45がフック部材38に固定される。これにより、弁箱41の第1接続部42と液体噴射ヘッド30の液体導入管36(第1流路362)との接続がロック状態となり、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40が抜けなくなる。第2実施形態では、図11Aに示す第1状態Aの位置でロック状態となる位置に、フック部材38が形成されている。このため、第1状態A以外の位置、すなわち第2状態Bおよび第3状態Cの位置では、フック部材38の突出部384と液体噴射ヘッド30の上面との間の隙間から、レバー45の折曲部455が外れるので、非ロック状体となる。
第2実施形態の弁箱41の前面には、3つのマークA、B、Cが時計回りに順番に形成されている。レバー45の前面には、矢印状のマーク456が形成されている。レバー45のマーク456の矢印の先をマークAに合わせることで、弁体44を第1状態Aの位置に合わせることができる。レバー45のマーク456の矢印の先をマークBに合わせることで、弁体44を第2状態Bの位置に合わせることができる。レバー45のマーク456の矢印の先をマークCに合わせることで、弁体44を第3状態Cの位置に合わせることができる。
第2実施形態のマークA、B、Cはそれぞれ、弁箱41の前面から突出して形成されており、そのうちのマークCは、弁体44の第1状態Aを保持する規制部材として機能する。具体的には図8のレバー45の円板部45aの外周の一部に、径方向外側に突出する突出部45dが形成されており、レバー45の反時計回りの回転はこの突出部45dに規制部材としてのマークCが当たって規制される。レバー45を反時計回りに回転移動させたとき、マークCにレバー45の突出部45dが当たることによって第1状態Aの位置で止まり、それよりも反時計回りに回転できないように規制される。なお、規制部材としてのマークCによって規制されるまでは、レバー45を反時計回りまたは時計回りに自由に移動できる。このため、規制部材としてのマークCで規制されるまでは、3つの状態A、B、Cにおける弁体44の位置を自由に調整できる。
このような構成の第2実施形態に係る液体供給弁40によれば、液体供給管16を液体噴射ヘッド30の液体導入管36に着脱する際に、液体供給管16の先端部164に固定して使用される。具体的には弁体44を回転移動させることによって弁体44の状態を切り替えながら、液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に着脱することで、着脱時の液垂れを抑制する。第2実施形態の液体供給弁40は、第1実施形態の場合と同様に第1状態A、第2状態B、第3状態Cに切り替え可能であるから、第1実施形態と同様に使用できるので、同様の効果を奏することができる。
<第3実施形態>
本発明の第3実施形態について説明する。第2実施形態の液体供給弁40は、弁箱41がX方向に沿ったG−G線を中心に回転する場合を例示したが、第3実施形態の液体供給弁40は、弁体44がZ方向に沿ったG’−G’線を中心に回転する場合を例示する。図12および図13は、第3実施形態に係る流路システム24の構成の一部を示す斜視図である。図12は、液体供給管16が固定された液体供給弁40を液体噴射ヘッド30から取り外した場合であり、図13は、液体供給管16が固定された液体供給弁40を液体噴射ヘッド30に装着した場合である。図14は、図13に示す液体供給弁40のXIV−XIV断面図である。
図12および図13に示すように、第3実施形態の液体供給弁40も、第1実施形態と同様に、液体供給管16が固定された状態で、液体噴射ヘッド30に着脱可能に装着される。図12に示すように、第3実施形態の液体供給弁40は、略円筒状の弁箱41内に円柱状の弁体44が回転可能に設けられている。弁箱41の側面の一部は開口しており、弁体44が露出している。これにより、第3実施形態では、弁箱41内が大気圧に開放されている。弁体44は、その中心Oを通るZ方向に沿った仮想のG’−G’線を中心に回転する。G’−G’線は、第1接続口424と第2接続口434の軸線であるG’’−G’’線からX方向にずれている。
図14に示すように、弁体44には2つの接続流路(第1接続流路444と第2接続流路446)が別々に形成されている。第3実施形態の第1接続流路444は、第1接続口424と第2接続口434とを連通するための接続流路である。第1接続流路444は、弁体44を上下方向(Z方向)に貫通している。第2接続流路446は、第1接続口424と弁箱41の側面(Y方向の正側の面)に開口する大気開放口412とを連通するための接続流路である。
第2接続流路446は、上下方向に延出する主流路447と、主流路447に連通する連通路448からなる。主流路447の一方の端部a(下端)は弁体44の下面を貫通し、その反対側の他方の端部b(上端)は上面を貫通しない。連通路448は、主流路447に垂直であり、一方の端部c(右端)は主流路447の他方の端部aに連通し、その反対側の他方の端部d(左端)は弁体44の側面に貫通している。したがって、第3実施形態では、連通路448の端部dは、弁箱41の内部に連通する大気開放口として機能する。第3実施形態のフィルター413は、連通路448の端部dに設けられている。第3実施形態では、弁体44のG’−G’線を中心とする回転位置によって、第1接続口424と第2接続口434の接続状態を、第1実施形態と同様の3つの状態(第1状態A、第2状態B、第3状態C)に切り替えることができる。
図15A乃至図15Cは、第1接続口424および第2接続口434の接続状態を示す断面図である。図15Aは弁体44が第1状態Aにある場合であり、図15Bは弁体44が第2状態Bにある場合であり、図15Cは弁体44が第3状態Cにある場合である。図15Aに示すように、第1状態Aでは、第1接続口424と第2接続口434とが第1接続流路444によって連通する。
図15Cに示すように、第3状態Cでは、第2接続口434が遮断された状態で、第1接続口424が第2接続流路446を介して大気開放される。図15Bに示すように、第2状態Bは、第1状態Aと第3状態Cの間の位置に弁体44がある場合である。第2状態Bでは、第1接続口424と第2接続口434とは遮断される。
図12に示すように、第3実施形態のレバー45は、弁体44が弁箱41から露出する外面に直接設けられており、G−G線を中心に弁体44を回転させることができる。第3実施形態のレバー45は、矢印状に形成されており、レバー45のマークとしても機能する。
第3実施形態の弁箱41の外周面には、3つのマークA、B、CがG’−G’線の周りに順番に形成されている。レバー45の矢印の先をマークAに合わせることで、弁体44を第1状態Aの位置に合わせることができる。レバー45の矢印の先をマークBに合わせることで、弁体44を第2状態Bの位置に合わせることができる。レバー45の矢印の先をマークCに合わせることで、弁体44を第3状態Cの位置に合わせることができる。
円筒状の弁箱41は、マークAの近傍に、外周からその外側に突出した壁部415が形成されている。壁部415はZ方向に延びて、レバー45の回転を規制して弁体44の第1状態Aを保持する規制部材として機能する。図8に示す位置のレバー45を、上方から見て時計回りに回転させたとき、壁部415にレバー45の側面が当たることによって第1状態Aの位置で止まり、それよりも時計回りに回転できないように規制される。なお、規制部材としての壁部415によって規制されるまでは、レバー45を時計回りまたは反時計回りに自由に移動できる。このため、規制部材としての壁部415で規制されるまでは、3つの状態A、B、Cにおける弁体44の位置を自由に調整できる。
図12に示すフック部材38は、液体噴射ヘッド30の上面から上方に起立した起立部382と、起立部382の上端からY方向の負側に突出する突出部384とから成る。他方、レバー45の折曲部455は、レバー45の下端を弁体44の径方向外側に折り曲げられて形成されている。レバー45を回転移動させると、フック部材38の突出部384と液体噴射ヘッド30の上面との間の隙間に、レバー45の折曲部455が入り込むことによって、レバー45がフック部材38に固定される。これにより、弁箱41の第1接続部42と液体噴射ヘッド30の液体導入管36(第1流路362)との接続がロック状態となり、液体噴射ヘッド30から液体供給弁40が抜けなくなる。第3実施形態では、図15Aに示す第1状態Aの位置でロック状態となる位置に、フック部材38が形成されている。このため、第1状態A以外の位置、すなわち第2状態Bおよび第3状態Cの位置では、フック部材38の突出部384と液体噴射ヘッド30の上面との間の隙間から、レバー45の折曲部455が外れるので、非ロック状体となる。
<変形例>
以上に例示した各実施形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)前述の各実施形態において、色や質の異なる複数の種類の液体を液体噴射ヘッド30に供給するようにしてもよい。この場合、液体供給弁40は、複数種類の液体について、一斉に複数の状態を切り替え可能としてもよい。これによれば、複数種類の液体について別々に複数の状態を切り替える場合に比較して、操作の手間を省くことができる。
(2)前述の各実施形態では、複数の液体噴射ヘッド30を搭載したキャリッジをX方向に沿って反復的に往復させるシリアルヘッドを例示したが、液体噴射ヘッド30を媒体12の全幅にわたり配列したラインヘッドにも本発明は適用される。また、液体噴射ヘッド30がインクを噴射する方式は、圧電素子を利用した前述の方式(ピエゾ方式)に限定されない。例えば、加熱により圧力室内に気泡を発生させて圧力室内の圧力を変化させる発熱素子を利用した方式(サーマル方式)の液体噴射ヘッドにも本発明は適用され得る。
(3)上述した各実施形態で例示した液体噴射装置10は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を噴射する液体噴射装置は、液晶表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を噴射する液体噴射装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。
10…液体噴射装置、12…媒体、14…液体容器、16…液体供給管、162…第2流路、164…先端部、20…制御装置、22…搬送機構、24…流路システム、26…キャリッジ、28…メンテナンスユニット、282…キャップ、30…液体噴射ヘッド、32…液体噴射部、33…ノズル板、34…流路ユニット、36…液体導入管、362…第1流路、38…フック部材、382…起立部、384…突出部、40…液体供給弁、41…弁箱、412…大気開放口、413…フィルター、414…規制部材、415…壁部、42…第1接続部、422…シール部材、424…第1接続口、43…第2接続部、434…第2接続口、44…弁体、442…シール部材、444…第1接続流路、446…第2接続流路、447…主流路、448…連通路、45…レバー、452…長孔、454…折曲部、455…連結部、456…マーク、45a…円板部、45b…延出部、45c…折曲部、45d…突出部、46…ロック機構、A…第1状態、B…第2状態、C…第3状態、a〜d…端部、H…非印字領域、N…ノズル、O…中心。

Claims (20)

  1. 液体を噴射する液体噴射ヘッドの第1流路に、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁であって、
    弁箱と、
    前記第1流路を着脱可能に接続するための第1接続部と、
    前記第2流路を接続するための第2接続部と、
    前記第1接続部に接続される前記第1流路に連通する第1接続口と、
    前記第2接続部に接続される前記第2流路に連通する第2接続口と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、前記弁箱内を移動して前記第1接続口と前記第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、を備え、
    前記複数の状態は、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを前記接続流路を介して連通する第1状態と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを遮断する第2状態と、を含む
    液体供給弁。
  2. 前記弁箱は、前記第1接続口を大気開放するための大気開放口を備え、
    前記複数の状態は、前記第1接続口と前記第2接続口とを遮断し、前記第1接続口と前記大気開放口とを連通する第3状態を含み、
    前記第1状態および前記第2状態では、前記第2接続口と前記大気開放口とが遮断される、
    請求項1の液体供給弁。
  3. 前記第3状態を介さずに、前記第1状態と前記第2状態とを切り替え可能である
    請求項2の液体供給弁。
  4. 前記接続流路は、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを接続するための第1接続流路と、
    前記第1接続口と前記大気開放口とを接続するための第2接続流路と、を備え、
    前記第3状態において、前記大気開放口は、前記第2接続流路のうち前記第1接続口と接続される端部とは反対側の端部に連通する
    請求項2または請求項3の液体供給弁。
  5. 前記第1接続流路と前記大気開放口とは連通しない
    請求項4の液体供給弁。
  6. 前記大気開放口にフィルターが設けられる
    請求項2から請求項5の何れかの液体供給弁。
  7. 前記第1接続部は、前記第1流路が形成される非可撓性部材に着脱可能に接続され、
    前記第2接続部は、前記第2流路が形成される可撓性部材に固定される
    請求項1から請求項6の何れかの液体供給弁。
  8. 前記第2接続部には、前記可撓性部材との接触面に溝が設けられている
    請求項7の液体供給弁。
  9. 前記弁体は、前記複数の状態の切り替えにおいて、前記接続流路に交差する方向に移動する
    請求項1から請求項8の何れかの液体供給弁。
  10. 前記液体噴射ヘッドには、前記第1流路内の圧力を一定に保つための弁機構が設けられている
    請求項1から請求項9の何れかの液体供給弁。
  11. 前記弁箱の第1接続部と前記液体噴射ヘッドの第1流路との接続をロック状態または非ロック状態にするロック機構を備える
    請求項1から請求項10の何れかの液体供給弁。
  12. 前記弁箱には、前記複数の状態のうち少なくとも1つの状態が保持されるように、前記弁体の移動を規制する規制部材が設けられている
    請求項1から請求項11の何れかの液体供給弁。
  13. 前記規制部材で規制されるまでは、前記複数の状態における前記弁体の位置を自由に移動可能である
    請求項12の液体供給弁。
  14. 前記接続流路のうち前記第1接続口と接続する部分の径は、前記第1接続口の径以上であり、
    前記接続流路のうち前記第2接続口と接続する部分の径は、前記第2接続口の径以下であり、
    前記第1接続口の径は、前記第2接続口の径以下である
    請求項1から請求項13の何れかの液体供給弁。
  15. 前記弁箱は、前記複数の状態の位置に前記弁体を移動させるレバーを備える
    請求項1から請求項14の何れかの液体供給弁。
  16. 複数種類の液体について、一斉に複数の状態を切り替える
    請求項1から請求項15の何れかの液体供給弁。
  17. 液体を噴射する液体噴射ヘッドの第1流路に、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁と、
    前記液体供給弁の上流側にて前記液体供給弁に接続される前記第2流路を有する上流側流路部材と、
    前記液体供給弁の下流側にて前記液体供給弁に接続される前記第1流路を有する下流側流路部材と、を備え、
    前記液体供給弁は、
    弁箱と、
    前記第1流路を接続するための第1接続部と、
    前記第2流路を接続するための第2接続部と、
    前記第1接続部に接続される前記第1流路に連通する第1接続口と、
    前記第2接続部に接続される前記第2流路に連通する第2接続口と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、前記弁箱内を移動して前記第1接続口と前記第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、を備え、
    前記複数の状態は、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを前記接続流路を介して連通する第1状態と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを遮断する第2状態と、を含み、
    前記上流側流路部材と前記液体供給弁との固定よりも、前記下流側流路部材と前記液体供給弁との固定の方が着脱し易い
    流路システム。
  18. 液体を噴射するノズルを備えた液体噴射ヘッドの第1流路に、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁の使用方法であって、
    前記液体供給弁は、
    弁箱と、
    前記第1流路を接続するための第1接続部と、
    前記第2流路を接続するための第2接続部と、
    前記第1接続部に接続される前記第1流路に連通する第1接続口と、
    前記第2接続部に接続される前記第2流路に連通する第2接続口と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、前記弁箱内を移動して前記第1接続口と前記第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、
    前記第1接続口を大気開放するための大気開放口と、を備え、
    前記複数の状態は、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを前記接続流路を介して連通し、前記第1接続口と前記大気開放口とを遮断する第1状態と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを遮断する第2状態と、
    を含み、
    前記液体供給弁の前記第2接続部に前記第2流路を固定し、かつ、前記液体供給弁が前記第2状態において、前記液体噴射ヘッドの前記第1流路に前記液体供給弁を接続する第1工程と、
    前記第1工程後に、前記液体供給弁を前記第1状態に切り替える第2工程と、を具備する
    液体供給弁の使用方法。
  19. 前記第2工程により前記液体供給弁を前記第1状態にした後に、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給し、その後に前記液体供給弁を前記第2状態に切り替えて前記液体噴射ヘッドを前記ノズルから吸引する第3工程と、
    前記第3工程により前記液体噴射ヘッド内が負圧に維持された状態で、前記液体供給弁を前記第2状態から前記第1状態に切り替える第4工程と、具備する
    請求項18の液体供給弁の使用方法。
  20. 液体を噴射するノズルを備えた液体噴射ヘッドの第1流路に、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給する第2流路を接続するための液体供給弁の使用方法であって、
    前記液体供給弁は、
    弁箱と、
    前記第1流路を接続するための第1接続部と、
    前記第2流路を接続するための第2接続部と、
    前記第1接続部に接続される前記第1流路に連通する第1接続口と、
    前記第2接続部に接続される前記第2流路に連通する第2接続口と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを接続するための接続流路が形成され、前記弁箱内を移動して前記第1接続口と前記第2接続口の接続状態を複数の状態に切り替える弁体と、
    前記第1接続口を大気開放するための大気開放口と、を備え、
    前記複数の状態は、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを前記接続流路を介して連通し、前記第1接続口と前記大気開放口とを遮断する第1状態と、
    前記第1接続口と前記第2接続口とを遮断し、前記第1接続口と前記大気開放口とを連通する第3状態と、を含み、
    前記液体供給弁を前記第1状態から前記第3状態に切り替える工程と、
    前記液体供給弁および前記液体噴射ヘッド内の前記液体を前記ノズルから吸引して排出する工程と、
    前記液体供給弁を前記液体噴射ヘッドの第1流路から取り外す工程と、を具備する
    液体供給弁の使用方法。
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