JP2017209814A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラム状に用紙を巻き付けながら画像形成する構成において、ヘッドノズル面と、用紙表面とのギャップを適切に調整できる、画像形成装置の提供。
【解決手段】記録媒体を巻き付けながら搬送する、円筒形状のドラムと、ドラムの外周面の周方向に沿って放射状に角度を持って配置され、記録媒体に液滴を吐出する吐出ヘッドを有する、複数のヘッドモジュールと、複数のヘッドモジュールの吐出ヘッドが液滴を吐出する前に、記録媒体が巻き付いた状態で、ドラムが少なくとも1回転、回転する期間中、回転中のドラムの外周面上の記録媒体の厚さを検出する、厚さ検出手段と、複数のヘッドモジュールをドラムの外周面に対して離接する離接方向に移動可能にし、検出した記録媒体の厚さに応じて、記録媒体の表面と、ヘッドモジュールの複数の吐出ヘッドのノズル面とのギャップの距離を調整する、ギャップ距離調整機構と、を備える画像形成装置。
【選択図】図2

Description

本発明は画像形成装置および画像形成方法に関する。
画像形成装置として、多数のノズルを配列したヘッドがあり、このヘッドに対して用紙を相対的に搬送して、ヘッドノズルからインクを吐出して用紙に画像を形成する方式がある。ヘッドのノズル面と用紙表面との間は、インクの着弾精度を上げるためにも近接させる必要があり、ヘッドギャップの最適値が必要である。このヘッドギャップの適正値よりもヘッドギャップが大きい場合は、着弾精度が落ち画質不良が生じる可能性がある。一方、適正値よりもヘッドギャップが小さい場合、ヘッドノズル面の下を搬送する用紙がヘッドに衝突してしまいジャムが発生し、最悪はヘッドを破損する恐れもある。
そこで、ヘッドノズル面と用紙表面との最適なヘッドギャップを形成する目的で、用紙の厚さを利用者が設定入力する周知の構成や、用紙の厚さを検出できるセンサを搭載する構成(例えば特許文献1)の、画像形成装置は既に知られている。
搬送経路中に用紙の厚さを検知するセンサを設ける場合、検知する厚さが、ドラム上の用紙とは状態が異なっていることがある。例えば、直線経路上の搬送中の浮きにより用紙を厚く検知したり、ローラ押しつぶし直後の用紙検知により薄く検知したりする可能性がある。
また、ユーザーにより用紙設定で、ギャップ値を設定する構成だと、設定し忘れによる前回と同じ厚さの設定や、用紙設定間違いにより、用紙の厚さの設定を誤る恐れがある。
これらの場合で、厚い用紙を薄い用紙と間違うと、用紙がヘッドに衝突してしまいジャムが発生してしまい、ヘッドを破壊してしまう可能性がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決した、ドラム状に用紙を巻き付けながら画像形成する構成において、ヘッドノズル面と、用紙表面とのギャップを適切に調整できる、画像形成装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、記録媒体を巻き付けながら搬送する、円筒形状のドラムと、前記ドラムの外周面の周方向に沿って放射状に角度を持って配置され、前記記録媒体に液滴を吐出する吐出ヘッドを有する、複数のヘッドモジュールと、前記複数のヘッドモジュールの前記吐出ヘッドが前記液滴を吐出する前に、前記記録媒体が巻き付いた状態で、前記ドラムが少なくとも1回転、回転する期間中、回転中の前記ドラムの外周面上の前記記録媒体の厚さを検出する、厚さ検出手段と、前記複数のヘッドモジュールを前記ドラムの前記外周面に対して、離接する離接方向に移動可能にし、前記検出した記録媒体の厚さに応じて、前記記録媒体の表面と、前記ヘッドモジュールの前記複数の吐出ヘッドのノズル面とのギャップの距離を調整する、ギャップ距離調整機構と、を備える画像形成装置を提供する。
一態様によれば、ドラム状に用紙を巻き付けながら画像形成する構成において、ヘッドノズル面と、用紙表面とのギャップを適切に調整できる。
本発明の実施形態に係る画像形成システム全体の概略図。 図1の画像形成システムに含まれる、画像形成部の概略図。 図2のヘッドモジュール吐出ヘッドのドラム円周方向に沿って、円内方向から円外方向へ見た下面展開図。 図2のヘッドモジュール及びメンテナンス装置を、ドラム円周方向に沿って、円内方向から円外方向へ見た下面展開図。 ヘッドモジュール及びメンテナンス装置の移動機構の概略図。 メンテナンス動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係るメンテナンス装置内部の概略構成図。 メンテナンス装置におけるメンテナンス動作を説明する図。 本発明の画像形成部の制御に係る機能ブロック図。 図9の制御部のハードウエアブロック図の一例。 用紙の厚さの検出方法の概略図。 本発明の第1実施形態において印刷を開始する際にメンテナンス動作を実施しない場合のフローチャート。 メンテナンス期間中の、用紙の厚さ検出方法の概略図。 本発明の第2実施形態において印刷を開始する際にメンテナンス動作を実施する際のフローチャート。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
<システム全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システム1000の全体概略図である。画像形成システム1000は、本発明の実施形態である画像形成部10と、給紙部20と、レジスト調整部30と、乾燥部40と、用紙反転部50と、排紙部90とを備えている。
図1に示す画像形成部(画像形成装置)10では、円筒形状ドラム11表面に沿って、インクジェット方式によりインクを印射する吐出ヘッドのユニットであるヘッドモジュール12a〜12fが、所定のインク色を充填した状態で放射状に角度を持って配置されている。円筒形状ドラム11は表面(円周面)に用紙Wを保持して搬送する。複数のヘッドモジュール12a〜12が、円周の外側から、ドラム11の表面に保持された用紙Wの外周面へ、インク(液体)を吐出することで、用紙W上に画像を形成する。
本システムにおける、印刷中の、全体の流れを説明する。先ず、給紙部20の給紙スタック21に積載された用紙Wが、エアー分離部22によって1枚ずつピックアップされ画像形成部10の方向に搬送される。
給紙部20から搬送された用紙Wは、レジスト調整部30に達すると、レジスト調整部30では、内部に設けたレジストローラ対31によって用紙の傾きの補正(レジスト補正)が行われる。
レジスト調整された用紙は、画像形成部10に送られ、円筒形状ドラム11表面に設けた用紙グリッパー111によって用紙先端を挟んで、円筒形状ドラム11が回転することでヘッドモジュール12a〜12fに対向する位置へ搬送される。
用紙Wが、放射状に配置された。各色のヘッドモジュール12の下部に送られると、ヘッドモジュール12の各吐出ヘッド2−1〜2−10(図3参照)により、インクが吐出された、画像が形成される。
画像が形成されると用紙Wは、乾燥部40に送られる。乾燥部40には乾燥ユニット41が取り付けられ、この下を用紙が通過することによって、用紙W内部のインク中の水分を蒸発させ用紙Wのカールを防止している。
また、乾燥部40には、用紙反転機構51を含む用紙反転部50が設けられてあり、両面印刷時にはここで用紙Wを反転して再度、画像形成部10の方向へ搬送する。用紙反転部50で用紙の搬送方向を切り変えた後、反転搬送部52によって画像形成部方向に送られる。円筒形状ドラム11に達する前に、画像形成部10内部に設けられたレジストローラ対53によって用紙Wの傾きを補正する。
画像形成部10では、前述と同様に用紙の裏面に画像形成が行なわれる。所望の面(例えば、両面)への画像形成が行われた後、再び乾燥部40を通過する。
その後、用紙Wは排紙部90に搬送され、用紙Wが揃えた状態で積載される。
<画像形成部>
図2は、画像形成部(画像形成装置)10の概略図を示す。図2(a)は、は印刷のときの状態、図2(b)はメンテナンスのときの配置を示す。
図2(a)は用紙上に画像形成するときのヘッドモジュール12a〜12fの状態を示している。この際、ヘッドモジュール12a〜12fの各吐出ヘッドが、円筒形状ドラム11表面に対して所定のギャップG1を維持した状態で配置される。
図2に示すように、各ヘッドモジュール12a〜12fはドラム11に対して、放射状に角度を持って配置されている。詳しくは、ヘッドモジュール12a〜12fは円筒形状ドラム11の側面側になるほど、鉛直方向に対して傾斜した状態で配置されている。例えば、端側に設けられるヘッドモジュール12aや12fは、中央付近のヘッドモジュール12c,12cよりも、ヘッド2からのインクの吐出方向が水平方向に近い角度である。
例えば、ヘッドモジュール12aはブラック、12bはシアン、12cはマゼンタ、12dはイエローのインクを吐出する。また、ヘッドモジュール12eには特色インク1、12fには特色インク2が配色されている。特色インクは、例えば、インキの調合によって作られる上記4色のみでは表現できない色、金や銀を含んだ色、蛍光色、あるいは、印刷時に多用するコーポレートカラー等の色のインクであるとする。ここでは一例としてのインク配色を示したが、これらに特化しているわけではなく、例えば、透明なコーティング液等を含んでもよい。
なお、ヘッド部の構成として、12a〜12fの6つのヘッドモジュールを含む例を示しているが、ヘッドモジュールの数や位置はこれらに限られない。
メンテナンス装置15a〜15fは、画像形成時は待機しており、この際、ヘッドモジュール12a〜12fの奥行方向すなわちドラム11の軸線方向(図2の奥行方向)に位置している。
<ドラム>
ドラム外周面には、用紙先端を保持する爪部材である、用紙先端保持手段である用紙グリッパー111が配置されている。爪部である用紙グリッパー111は、ドラム11の軸線方向(図2中奥行方向に)、複数設けられており、用紙先端を確実に挟み込む(咥える)ことで、用紙Wを保持することができる。このグリッパー111に向けて給紙部20又は裏面用のレジストローラ対53から用紙Wが送られ、搬送ローラ171によって確実に搬送される。
図2の例では、円筒形状ドラム11表面の3ヶ所に用紙グリッパー111が取り付けられており、ドラム1回転で3枚の用紙に画像形成が可能である。なお、図の構成は一例であって、用紙グリッパーの数や位置はこれらに限られない。
また、表面には無数のエアー吸引孔11Pが形成されており、ドラム11内部に設けられたエアー吸引ファン112によって用紙Wの裏面を吸引してドラム11表面に用紙を密着させることができる。エアー吸引孔11P及びエアー吸引ファン112は、吸引保持手段として機能する。
ヘッドモジュール12aの用紙搬送方向上流側には、ドラム11表面上に搬送された用紙の厚さを検出する厚さ検出手段(用紙厚さ検出部)13が配置されている。
ギャップG1を設定する上で、ドラム11の用紙グリッパー111によって用紙先端を保持されて、用紙をドラム11外周面に保持されドラム11に巻きつけられた状態のまま、用紙を排出することなくドラム11を回転させる。この期間、ドラム11外周面に巻きつけられた用紙Wの厚さを、厚さ検出手段13によって検出する。用紙Wの厚さの検出結果を受けて、吐出に最適なギャップG1を設定することが可能である。
また、ドラム11を複数回転させて、この用紙の厚さの検出手段を増やすことで、用紙の厚さの検出精度を高めることも可能である。
この厚さ検出手段13は、ドラム軸線方向に対して、用紙を検出可能な位置であれば配置位置は特定しない。ドラム11の軸線方向となる用紙幅に対して、検出手段を複数配置しても構わない。例えば、用紙幅に対してほぼ中央の位置に用紙幅検出手段を配置している。
厚さ検出手段13には、レーザー変位計など、光学センサなどを利用したセンサなどを用いる。その他の検出手段を使用しても構わない。
図2(b)は、吐出ヘッド2のメンテナンスを行う場合の、ヘッドモジュール12a〜12f及びメンテナンス装置15a〜15fの状態を示している。図に示すように、メンテナンスの際、メンテナンス装置15a〜15fがヘッドモジュール12a〜12fの各吐出ヘッド2の下に潜り込んだ状態になる。
詳しくは、メンテナンスを行う際に、先ず各ヘッドモジュール12a〜12fがギャップ距離調整機構70(図5参照)によってドラム11の外周面から、ヘッド2からインクが吐出される吐出方向と反対向きの方向であって、円外方向、即ち、該外周面から離間する方向(矢印A)へ、にそれぞれ上昇し、メンテナンス装置15a〜15fが入り込む空間を形成する。
次に奥側から手前側に向かってメンテナンス装置15a〜15fがドラム11の軸線方向に対して水平にスライドしてくる。メンテナンス装置15a〜15f内には個々の吐出ヘッド2に対応したキャップ手段61a−1〜61a10が、ヘッドモジュール12a側の吐出ヘッド2a1〜2a−10の個数と同じ数だけ設置している。
個々の吐出ヘッド2−1〜2−10に対応した位置(対向する位置)にキャップ手段61−1〜61−10が移動した時点で、一体化したメンテナンス装置(メンテナンス部)15のスライド動作が停止する。
メンテナンス装置15a〜15fがドラム11の円周上のヘッド2下部に潜り込んでメンテナンスを実行している時には、メンテナンス装置15a〜15fの底面とドラム11表面との間には所定の距離のギャップG2が形成されている。
メンテナンス装置15a〜15fの詳細動作については、図4〜図8とともに後述する。
図3は、ドラム11に対向するヘッドモジュール(ヘッド部)12の平面図である。詳しくは、ドラム11を上部から見て更に、円周方向(ドラム11の外周面の周方向)に平面状に展開した図を示している。
本発明の実施形態のヘッド部の各ヘッドモジュール12a〜12fは、印刷時には、ヘッドモジュール12a〜12fの位置が固定されており、主走査方向(ドラムの軸線方向)に吐出ヘッドが複数個配列されるラインエンジンタイプである。
図3の例では、各色のヘッドモジュール12a〜12fにおいて、吐出ヘッド10個をドラム11の軸線方向に対して千鳥に、用紙Wの搬送方向に対して直行する画像領域内に、配列されている。
図3において、2a−1〜2a−10はブラック吐出ヘッド、2b−1〜2b−10はシアン吐出ヘッド、2c−1〜2c−10はマゼンタ吐出ヘッド、2d−1〜2d−10はイエロー吐出ヘッド、2e−1〜2e−10は特色1インク吐出ヘッド、2f−1〜2f−10は特色2インク吐出ヘッドを示す。
各吐出ヘッド2には、インクを吐出する多数のノズル1が形成され、ノズルが吐出する底面であって、ドラム11の円周面と対向する面をノズル面3とする。
ここでは10個のヘッドを持って各色ライン化となる配置に形成しているが、これに限ることはない。用紙幅に応じてこのヘッド数が変更されても構わない。
また、ヘッドを千鳥配置にてライン化としているが、1ヘッドにてライン化しても構わない。また、配色もこれに限ることはない。
図4は、ヘッドモジュール12a〜12f(ヘッド部12)及びメンテナンス装置15a〜15f(メンテナンス部)の平面図である。詳しくは、図3同様にドラム11を上部から見て更に平面状に展開した図を示している。
図4に示すように、ドラム11は、本体側板18A,18B間にドラム軸(回転軸)115によって支持されており、駆動モータ116と連結され、用紙Wの搬送方向に回転稼動される。
メンテナンス装置15a〜15fの一体化筐体60の両サイドには、ヘッドモジュール12と共通の側板76A,76Bがあり、側板76A,76Bの内側には、レール66A,66Bが設けられている。
一体化筐体60はレール66A,66Bに固定されており、このレール66A,66Bに沿って移動可能である。一体化筐体60は、メンテナンス装置移動機構16によって、レール66A,66B上を移動させられる。メンテナンス装置移動機構16はスライド駆動部であって、図示しないタイミングプーリ、タイミングベルトなどのスライド伝達部と、モータなどのスライド駆動源67とを備える。
図4に示すように、メンテナンス装置15a〜15fは、待機時は、ドラムの軸線方向の本体側板後側に退避する形で配置されている。
メンテナンス実行時には、先に述べたように、ヘッドモジュール12がドラム外周面に対して離間する円外方向(図5の上方)に退避移動したところに、メンテナンス装置15a〜15fがヘッド2下部とドラム11外周面との間に、ドラム11の軸線方向に沿って移動して(矢印B)潜り込んでメンテナンスが実施される。
メンテナンス装置15a〜15fの一体化筐体60に、ヘッドモジュール12a〜12fのそれぞれの吐出ヘッド2−1〜2−10に対応するキャップ手段61a‐1〜61a−10、〜61f−1〜61f−10が配置されている。それぞれのキャップ手段61a−1〜61f−10は、先の各吐出ヘッド2a‐1〜2f−10に応じた位置に配置されている。
また、メンテナンス装置15a〜15fも、10個のキャップが5つずつ、ライン化している。上流側、下流側にライン状ハウジング62D,62Uが設けられている)。
なお、図4では、放射状の6つのメンテナンス装置15a〜15fがまとめてスライドする例を示しているが、筐体やスライド用のレールやスライド駆動部を各メンテナンス装置15a〜15f毎に、個別に設けて、個別にスライドできるような構成であってもよい。
<メンテナンス動作のヘッド移動>
図5は、ヘッドモジュールの移動機構の概略図である。ここでは複数配置されているヘッドモジュール12a〜12fの1つについて、ヘッドモジュール12aを一例として説明する。
ヘッドモジュール12はドラム11に対して放射状に角度を持って配列されている。また、ヘッドモジュール12とドラム11との外周面とのギャップ距離を調整可能な、ギャップ距離調整機構70を備えている。よって、ヘッドモジュール12a〜12fは、ドラム11の外周面(外周表面)に対して、離接する離接方向(ドラム11の円外方向)に上下(昇降)移動可能である。
このギャップ距離調整機構70は、固定された筐体をなす側板71A,71B、側板71A,71B間を垂直に接続する横棒72A,72B、駆動部73A,73B、駆動伝達部74A,74B、及びブラケット75A,75Bを備えている。
ギャップ距離調整機構70の、ブラケット以外の構造体は、画像形成部10の本体側に固定されている。なお、横棒72Aは、側板71A,71B間、図5中紙面手前側と奥側に設けられている。
ヘッドモジュール12において、吐出ヘッド2を保持する筐体であるヘッドベース(ヘッドホルダ)4(図7参照)は、ブラケット75に連結されている。ギャップ距離調整機構70の固定された構造体(71〜74)に対して、ブラケット75A,75Bが移動することで、に保持されており、ヘッドベース4が上下移動可能できるようになっている。
ギャップ距離調整機構70の両側板71,72には、駆動部(昇降駆動部)73A,73Bが配置されている。駆動部73A,73Bには、ブラケット75A,75Bと接続された、駆動伝達部74A,74Bが連結されている。
例えば、駆動部73はステッピングモータであって、駆動伝達部74A,74Bはボールねじであるが、これに限ることはない。
駆動部73A,73Bが、厚さ検出手段13が検出した用紙Wの厚さに応じて設定されたドラム11とヘッドモジュール12との位置関係(ギャップ距離)の指令を受け、所定パルス数、回転することで、両サイドのブラケット75A,75Bに保持されたヘッドベース4が昇降する。よって、ギャップ距離は、精度良く調整可能となっている。
図5(a)は、印刷時の状態を示す。ドラム外周面に対してヘッドノズル面の高さ(ギャップ)G1が確保された位置を示す。このギャップG1の距離は用紙Wの厚さを加味した値となっている。
例えば、ヘッドノズル面から用紙表面までのギャップを1mmに設定している。この数字はこれに限るものではない。
図5(b)は、ヘッドモジュール12がドラム11の外周面に対して離間する方向であって、図5(b)の上方に退避位置した状態である。メンテナンス指令が発行された場合、もしくは、ヘッドモジュール12を強制的に退避するよう指令が出た場合に、ヘッドモジュール12の各吐出ヘッド2のノズル面3とドラム11の外周面との距離が、ギャップG10を確保するよう、ヘッドベース4が、ギャップ距離調整機構70によって図5上方へと退避される。この空間は、メンテナンス装置15a〜15fがドラム軸線方向にスライド移動してくるメンテナンス空間である。
図5(c)は、メンテナンス中の状態を示している。先のメンテナンス空間にメンテナンス装置15a〜15fが潜り込んできた後に、ヘッドベース4に保持された吐出ヘッド2がメンテナス位置まで下降する。
そして、メンテナンス動作として、まず、ヘッドモジュール12の各ヘッド2に対向しているキャップ手段61にて、ヘッド2のノズル面3をキャッピングし、キャップ手段61からヘッド2内の液体を吸引し、ワイピングする。
印刷前にメンテナンスすることでヘッドノズル面から精度良くインクを吐出することが可能である。この時、メンテナンス装置15a〜15fの下部(一体化筐体60の下部)とドラム11の外周面との間にギャップG2が確保されている。
このギャップG2は、印刷時のギャップG1と同じあるいはそれ以上確保されており、この時、用紙Wを給紙部20から搬送し、ドラム11上のグリッパー111にて先端を保持して、用紙Wをドラムに巻きつけた状態で排紙動作を行わず、ドラムを回転することで、ドラムに巻きつけられた用紙Wの厚さを厚さ検出手段13によって、検出することができ、この厚さ信号を基に、印刷位置となるギャップG1を最適な位置に設定することが可能である。
このように、メンテナンス実行中に、用紙Wの厚さを設定することが可能となり、メンテナンス完了後に、最適とされるヘッドギャップに向けて、ヘッドモジュール12がドラム外周面に向けて下降移動し、すぐに印刷することができ、印刷時間を短縮することが可能である。
図6に、メンテナンス動作のギャップ調整制御のフローチャートを示す。ここで、メンテナンスの動作について、図5及び図6を参照して説明する。
図6のステップ(以後、単にSとする)S21で、メンテナンス指令を受け取ったら、メンテナンス動作を開始させる。
S22で、ヘッドモジュール12を退避位置へ上昇させる。ギャップ距離調整機構70が、ヘッドモジュール12をドラム外周面から離間する円外方向に移動させて、外周面から退避させる。この際、退避により、次工程を実行するために、メンテナンス空間として、ヘッドノズル面とドラム11外周面とのギャップG10を確保させる(図5(a)⇒図5(b))。
S23で、メンテナンス装置15a〜15fがドラム軸線方向へ、ヘッド2のノズル対向位置までスライド移動する。詳しくは、ヘッドモジュール12下部とドラム11外周面との間にスペース(メンテナンス空間)が生まれた所に、メンテナンス装置移動機構16により、メンテナンス装置15a〜15fをドラム軸線方向に本体後側板の後側からドラム側へスライド移動させる(図5(b)⇒図5(c))。この際、メンテナンス装置15a〜15fの下部(一体化筐体60の下部)と、ドラム11外周面とのギャップはG2となる。
S24で、ヘッドモジュール12の筐体であるヘッドベース4(図7参照)が下降し、ヘッドベース4に保持された各吐出ヘッド2が、メンテナンス装置15a〜15fの各キャップ手段61によりキャッピングされる(図5(c))。
なお、図6のフローは、キャッピング状態ではない場合の、例えば印刷の直後や連続印刷等で、キャッピングがされていない状態でメンテナンス動作を開始する場合を示しているが、既に待機状態の場合は、キャッピングされているので、S25から動作を開始させる。
S25で、メンテナンス動作として、吸引動作を行う。ヘッドモジュール12の各ヘッド2対に対向して、キャッピングしているキャップ手段61に接続された、吸引ポンプ64にて、キャップ151内を負圧にして、ノズル1から液体の吸引動作を実施する。
S26で、メンテナンス動作として、ワイピングを行う。ワイピングとは、ヘッド2のノズル面3をワイパー手段(清掃手段)65によって、払拭させること意味する。これにより、メンテナンスが完了となる。
S27で、印刷指示を受け取っているか判定する。印刷指示を受け取っていない場合(NO)は、ヘッド2のノズル面3の乾燥防止のため、キャッピングした状態を維持して終了とする。
S28で、各ヘッドモジュール12a〜12fの筐体であるヘッドベース4が上昇し(円外方向Aへ移動し)、各吐出ヘッド2はメンテナンス装置15a〜15fから離間する。
S29で、メンテナンス装置15a〜15fがドラム軸線方向から離れる方向へ、退避位置までスライド移動する(図5(c)⇒図5(b))。
S30で、印刷動作を開始される場合は、ヘッドモジュール12を、下降させ(ドラム11の外周面に近接させ)、印刷位置(ギャップG1の位置)に設定する(図5(b)⇒図5(a))。
図6のフローは連続印刷の最中で、メンテナンスを実行させる工程を示しており、メンテナンスの後、印刷指令のない待機状態において、S26の動作を終了させる。キャップ手段61によってヘッドのノズル面を覆った状態であるキャッピングした状態で、印刷を待機することで、吐出ヘッド2のノズル1内の乾燥を防止することができる。
図7に、メンテナンスにおける液体吸引動作を例示する拡大図を示す。
図7に示すように、メンテナンス装置15a〜15fは、各吐出ヘッド2のノズル面3を覆う、キャップ151及びこれを支持するキャップホルダ152を有するキャップ手段61、ノズル面3をワイピングするワイパーブレード153及びこれを支持するブレードホルダ154を有するワイパー手段65を有している。
キャップ手段61及びワイパー手段65はメンテナンス装置15a〜15f内のライン状ハウジング62U,62Dにそれぞれ図7において上下方向に移動可能に支持されている。なお、ライン状ハウジング62U,62Dは、各ヘッドモジュール12a〜12fにおいて、吐出ヘッドが複数個(5個ずつ)配列される図3、図4に示す2列のラインに対応している。
またキャップ手段61の下部には、吐出ヘッド2のノズル1から吐出された液滴を吸引する吸引手段63,64が設けられている。詳しくは、キャップ手段61の下部には、チューブ63が吸引ポンプ64と接続され、チューブ63は廃液タンク155と接続している。この吸引ポンプ64によって吸引されヘッド2内のインクを吸引することで、キャップ151内を減圧しインクを吸引することでノズル2内の気泡や異物などを排出することで行う。これにより、吐出ヘッド2内部のメンテナンスを行うことができる。
また、清掃手段であるワイパーブレード153がヘッド2対に対応して配置され、吸引された吐出ヘッド2のノズル面3に付着したインクを清掃する。
メンテナンス装置15a〜15fにおいて、ライン状ハウジング62U,62Dの下部には、キャップ手段61と、ワイパー手段65とを別々に昇降移動させることが可能な、装置内昇降機構156が設けられている。また、側部には、2列のライン状ハウジング62D,62Uを、図7中の横方向であって、ドラム1の軸線方向に移動させる、装置内スライド移動機構157が設けられている。
次に、図8を参照して、メンテナンス装置15a〜15fのうちの1つの装置を用いた、吐出ヘッド(記録ヘッド)2のメンテナンス動作について説明する。
先ず、図8(a)に示すようにヘッドベース(ヘッドホルダ)4がメンテナンス装置15に接近すると共にキャップ151が、装置内昇降機構156の作動により吐出ヘッド2に接近し、キャップ手段61により吐出ヘッド2のノズル面3を覆う。
そして、図8(b)の示すように、吸引手段63,64が作動することにより、吐出ヘッド2内の液滴や気泡等を排出してメンテナンスが行われる。本実施形態では吸引手段を使用して吸引によりメンテナンスを行う方法を示したが、吸引手段63,64を使用せずに、加圧手段を使用し、吐出ヘッド2内の液滴や気泡等を排出する構成でもよい。排出された廃液はキャップ151内に排出されて吸引手段63,64により吸引される。
キャップ151には吐出ヘッド2内の液滴の乾燥を防止するための保湿機能もあり、吐出ヘッド2のノズル1を覆うようにノズル面3に当接してキャッピングすることで吐出ヘッド2内の液滴の乾燥を防止することができる。
さらに、キャッピングされた状態で予備吐出(空吐出)を行うことにより吐出ヘッド2内の乾燥がさらに防止される。予備吐出された液滴Lはキャップ151内に排出され、吸引手段63,64により吸引される。なお、予備吐出はキャップ151をノズル面3に当接させた状態で行っても離間させた状態で行ってもよい。
図8(c)は、吸引(加圧)動作終了後に吐出ヘッド2のノズル面3に液滴Lが付着している状態を示している。
インク吸引後、メンテナンス装置内で、ライン状ハウジング62が降下して、キャップ手段61から吐出ヘッド2が離間する(デキャップ,図8(c))。この状態でキャップ手段61(特に下側にあるキャップホルダ152)内に残ったインクを吸引ポンプ64で吸引して全て排出する。キャップ手段61内にインクが残ったままの状態にすると、経時で乾燥して固着し、吸引不良などの問題を引き起こすこともあるため、この排出により、これらの問題を予防する。
また、この状態において、ブレード153によりノズル面3のワイピングを行う。ここで、ノズル面3とブレード153との間にはある程度の食い込み量が必要であるため、キャップ151の上面とブレード153の上面との間には高低差hが設けられている。
図8(d)は、ワイピング後の状態を示している。メンテナンス装置15a〜15fのライン状ハウジング62Dが、装置内スライド移動機構157により図に矢印Cで示すワイピング方向に移動され、ノズル面3に付着していた液滴Lがブレード153によって拭き取られる(ワイピングされる)。ワイピング動作を行うことで、ノズル3表面に付着した異物(液溜り、紙粉、等)を除去することが可能となる。
このとき、ブレード153にはその上面と払拭面との双方に液滴Lが付着しているため、クリーニング手段によりブレード153やキャップ151に付着した液滴Lを除去される好ましい。
除去した後は、図8(b)の状態の戻り、キャップ151によってヘッド2のノズル3面を覆い、キャッピングした状態としてヘッド2のノズル内の乾燥を防止する。
<制御ブロック>
図9は、本発明の画像形成部の制御に係る機能ブロック図を示す。
画像形成部10のコントローラ80は、主制御部100、ドラム制御部81、プリント制御部、ヘッド昇降制御部84、メンテナンス制御部85、メンテナンス装置スライド制御部86、及び搬送制御部87を備える。
画像形成部10のコントローラ80は、画像形成システム1000全体を制御するシステムコントローラ200と接続されている。システムコントローラ200は、給紙コントローラ29、レジストコントローラ39、反転コントローラ59、乾燥コントローラ49、排紙コントローラ99と接続されている。給紙コントローラ29は給紙部20を制御し、レジストコントローラ39はレジスト調整部30を制御し、反転コントローラ59は用紙反転部50を制御し、乾燥コントローラ49は乾燥部40を制御し、排紙コントローラ99は排紙部90を制御する。
また、システムコントローラ200は、上位装置であるホストコンピュータ300と接続されている。
画像形成部10において、主制御部100は、システムコントローラ200と接続され、画像形成を行う。
プリント制御部82(82a〜82f)は、ヘッドモジュール12a〜12fごとに夫々設けられ、各色において、各ヘッドモジュール12aに設けられた複数のヘッド2と接続されている。
ヘッド2は、ヘッドドライバ121と、圧電素子等の圧力発生手段122と、インク状態検出部123等とを備える。
プリント制御部82は、システムコントローラ200の制御に従い、信号処理機能を有し、生成した印字データ(ドットデータ)をヘッドドライバ121に供給する。プリント制御部82において所要の信号処理が施され、該画像データに基づいて、ヘッドドライバ121を介して各吐出ヘッド2の吐出液滴量(打滴量)や吐出タイミングの制御が行われる。これにより、所望のドットサイズやドット配置が実現される。
また、プリント制御部82は、主制御部100を介して、メンテナンス制御部85と接続されている。必要に応じて、吐出ヘッド2内に設けられた、インク状態検出部123から得られる情報に基づいて、印刷中の吐出ヘッド2に対する各種補正を行うとともに、必要に応じてメンテナンスの際の予備吐出や吸引時、を実施する制御を行う。
搬送制御部87は、画像形成部10内の搬送ローラ171や、裏面用のレジストローラ対53を駆動させるように制御する。
ドラム制御部81は、ドラム回転制御部813、用紙吸引制御部812、用紙グリッパー制御部811を備える。
ドラム回転制御部813は、ドラム11のドラム軸115を回転させる回転モータ113に接続され、用紙吸引制御部812は、エアー吸引ファン112に接続され、用紙グリッパー制御部811は、用紙先端保持部材であるグリッパー111に接続されている。
ドラム制御部81は、用紙先端検出部114と接続されており、用紙の先端がドラム11に到達したタイミングに応じて、ドラム11の回転角度や速度、エアー吸引ファン112の吸引量、用紙グリッパー111の保持タイミング等を夫々制御する。
ヘッド昇降制御部84は、ギャップ距離調整機構70の、ヘッドモジュール12a〜12fを昇降させる駆動部73A,73Bと接続されている。ヘッド昇降制御部84は、厚さ検出手段13で検出した、用紙Wの厚さに基づいて、ヘッドモジュール12a〜12fの高さを調整する。
メンテナンス制御部85は、インク吸引制御部851、ワイピング制御部852、装置内昇降機構駆動部855、装置内スライド機構駆動部856等が設けられている。
メンテナンス制御部85は、メンテナンス装置15a〜15fごとに設けられる。各色において、装置内のキャップやワイパー位置の移動、キャッピング、吸引、ワイピング等のメンテナンス動作を実行させる。
メンテナンス装置スライド制御部86は、メンテナンス装置移動機構16のスライド駆動源67を制御し、上述の図5(a)⇔図5(b)に示す、メンテナンス装置15a〜15fのスライド動作を制御する。
<制御の構成例>
図4は、図3に示すコントローラ8の構成の一例を示す。バス106に対してCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、ハードディスクドライブ(HDD)104が接続される。バス106に対して、さらに、外部I/F107、制御情報用I/F108および画像データ用I/F109が接続される。バス106に接続されたこれら各部は、バス106を介して互いに通信可能とされている。
ROM102およびHDD104は、CPU101が動作するためのプログラムが予め格納される。RAM103は、CPU101のワークメモリとして用いられる。すなわち、CPU101は、ROM102およびHDD104に格納されるプログラムに従い、RAM103をワークメモリとして用いて、このコントローラ80の全体の動作を制御する。外部I/F107は、例えばTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に対応し、ホスト装置との通信を制御する。制御情報用I/F108は、制御情報の通信を制御する。
また、画像データ用I/F109は、印刷画像データの通信を制御するもので、複数のチャネルを有する。例えば、コントローラ80において作成された、Y(イエロー)、C(シアン)、M(マゼンタ)、およびK(ブラック)インクによる各色の印刷画像データは、これら複数のチャネルからそれぞれ出力される。画像データ用I/F109は、高速な転送速度が要求されるため、例えばPCI Express(Peripheral Component Interconnect Bus Express)が用いられる。制御情報用I/F108の方式は特に限定されないが、ここでは、画像データ用I/F109と同様に、PCI Expressを用いるものとする。
このような構成において、ホストコンピュータ300から送信された印刷ジョブデータが、コントローラ80の外部I/F107に受信され、CPU101を介してHDD104に格納される。CPU101は、HDD104から読み出した印刷ジョブデータに基づきRIP処理を行い、各色のビットマップデータを生成してRAM103にそれぞれ書き出す。例えば、CPU101は、RIP処理によりPDL(Page Description Language)をレンダリングして各色のビットマップデータを生成してRAM103に書き出す。CPU101は、RAM103に書き出された各色のビットマップデータを圧縮符号化してHDD104に一旦格納する。
CPU101は、例えば画像形成システム1000において印刷動作が開始される際に、HDD104から圧縮符号化された各色のビットマップデータを読み出して圧縮符号を復号し、伸張された各色のビットマップデータをRAM103にそれぞれ書き込む。そして、CPU101は、RAM103からこれら各色のビットマップデータを読み出して、各色の印刷画像データとして画像データ用I/F109の各チャネルからそれぞれ出力させ、画像形成部10に対して供給する。また、CPU101は、印刷動作の進行などに応じて、画像形成部10との間で制御情報用I/F108を介して制御情報の送受信を行う。
また、NVRAM105は、例えば、検出した用紙Wの厚さを記憶する。
<用紙厚さ検出方法>
図11に、用紙の厚さ検出方法の概略図を示す。図11は、印刷時における用紙の厚さを検出する概略図である。
図11に示すように、用紙Wをドラム表面に巻きつけた状態において、用紙の厚さを検出する。ドラム上のグリッパー4aによって、用紙先端を保持させて、ドラム外周面に用紙を保持させた状態でドラムを回転させる。
ヘッドモジュール12aに取り付けられた厚さ検出手段13より用紙搬送方向上流側に用紙の厚さを検出する厚さ検出手段13を配置しておく。そして、ヘッドモジュール12a〜12fに設けられた各吐出ヘッド2のノズル面3とドラム外周面とのギャップは、用紙Wが吐出ヘッド2に衝突しない高さまで、ドラム11の円外方向にドラム11の周面から離れる方向へ退避させた位置(ギャップG1離れた距離)に、ヘッドモジュール12a〜12fの位置が設定されている。
厚さ検出手段13が用紙の厚さを検出したならば、ギャップG1の最適値を設定する。例えば、用紙Wの厚さを0.6mmと検出したならば、吐出ヘッド2のノズル面3とドラム外周表面との最適ギャップ値は、用紙厚さ0.6mm+ノズル面3と用紙W表面とのギャップ1mmとして、ノズル面3とドラム11外周面とのギャップG1は1.6mmとする。
ここで挙げた数値は参考値としてこれに限るものではない。
図12に、本発明の第1実施形態において印刷を開始する際にメンテナンス動作を実施しない場合のフローチャートを示す。なお、メンテナンスを実施する場合は図14とともに後述する。
S1で、印刷指示を受け取ったら、動作を開始させる。
S2で、キャッピングされているかどうか(連続印刷かどうか)を判断する。
キャッピングがされている場合は、メンテナンス装置をそのままの位置(図13の位置)で待機させて、下記S3〜S10を実施した後、S28、S29の工程を実施する。
キャピングがされていない場合は、前回印刷の際の距離よりも少しヘッドがドラム11の外周面から離れた位置で下記検査の工程を実施する。
S3で、給紙を開始する。
S4で、搬送経路の搬送をONにする。
S5で、ドラム11の回転を開始する。
S6で、用紙Wがドラム11に到達したかどうか検出する。
S7で、用紙Wがドラム11に到達したら、所定のタイミングで、グリッパーで用紙Wを挟み込む。
S8で、ドラム11表面の吸引を開始する。
S9で、グリッパー111により、用紙Wが挟み込まれ、ドラム11表面へ用紙Wが吸引された状態でドラム11が所定回数回転する。
S10で、所定の回転位置で、厚さ検出手段13が用紙Wの厚さを検出する。
ここで、S2で、キャッピングがされている場合は、S10で用紙の厚さの検出が完了した後に、ヘッドモジュール12a〜12fの筐体であるヘッドベース4が上昇し、各吐出ヘッド2がメンテナンス装置15a〜15fから離間する(S28)。
S29で、メンテナンス装置15a〜15fがドラム軸線方向から離れる方向へ、退避位置までスライド移動する。
S11で、検出した用紙厚さに応じて、ヘッドモジュール12a〜12fを下降させ、ヘッドモジュール12a〜12fの位置をドラム表面とのギャップがG1となるように調整する。
S12で、吐出ヘッド2からインクの吐出を開始する。
図11及び図12に示すように、ドラム11に用紙を巻きつけたまま回転させて、その間に用紙の厚さを検出することで、印刷中と同じ条件で検知できることになる。
このように検知した用紙Wの厚さに応じて、ヘッドギャップの調整を可能にすることでヘッドギャップの設定間違いを防止することが出来る。
<第2実施形態>
本実施形態において、用紙の厚さを複数回検知する例について説明する。
上記第1実施形態ではドラムは1回転であったが、ドラムを数回転させることで、1回転での用紙厚さ検出精度を複数繰り返すことで用紙の厚さの検出精度を上げることも可能である。
1回転目の検出が0.6mm、2回転目の検出が0.6mm、3回転目の検出が0.6mmと、全て同じ厚さを検出したならば、ヘッドギャップは上記のように1.6mmと設定することができる。
1回目0.6mm、2回目0.61mm、3回目0.62mmとバラつきが生じた場合は、このデータの平均値を、液滴吐出中(印刷中)のヘッドとドラムとのギャップの調整に用いられる厚さ検出値の最適値として用いて、ヘッドギャップの最適値を算出しても良い。
ここで挙げた、検出値やギャップ設定値の数値は参考値であって、これに限るものではない。
算出方法は平均値算出として、ドラム回転回数N回、として、用紙厚さ検出データT1、T2、T3・・・Tnとすると、用紙厚さTは、(T1+T2+・・・Tn)/Nである。
または、用紙のヘッドへの衝突を避けて最大値をヘッドギャップとしても良い。Tmaxは、T1、T2、T3・・・Tnの最大値とする。
この算出方法は、任意に変更することも可能である。ドラムの回転回数もここでは3回転としているがこれに限らず、任意にドラムの回転回数Nを設定することも可能である。
更に、印刷中においても用紙の厚さを検出して、その厚さの信号に基づいて、ヘッドのノズル面とヘッドとのギャップの最適値を算出することも可能である。
本実施形態の制御を適用する例として、印刷開始時に、メンテナンスを実行する場合の動作について説明する。
図13に、メンテナンス期間中の、用紙の厚さ検出方法の概略図を示す。
ヘッドモジュール12a〜12fが、ドラム11外周面から離間する円外方向に退避した位置において、メンテナンス装置15a〜15fがドラム11の軸線方向にスライド移動して、ヘッド部の下部に潜り込んだ位置でメンテナンスが実行される。この時、メンテナンス装置下部とドラム外周面との間にはギャップG2があり、このギャップG2は、先の印字時のギャップG1と同じ、もしくは、それ以上である。
そのためメンテナンス中であってもドラム11に用紙Wを巻きつけたままドラム11を回転させても用紙Wがメンテナンス装置15a〜15fに衝突する恐れもなく、用紙Wの厚さを検出することができる。
そして、メンテナンスが完了した後、最適されたヘッドギャップとなるように、ヘッド部が印刷位置に移動し、先にドラムに巻きつけられていた用紙に1枚目として吐出し画像を形成することができ、すぐに印刷することができ印刷時間の短縮が図ることができる。
図14に、本発明の第2実施形態の印刷を開始する際にメンテナンス動作を実施する際の制御フローを示す。
S1で、印刷指示を受け取ったら、動作を開始させる。
S2で、キャッピングがされているかどうかを判断する。例えば、連続印刷以外の場合等で、キャッピングがされている場合は、下記S22〜S24を省略して、S25へ進む。
いずれも場合も、印刷前に、メンテナンスを実施する場合は、メンテナンス動作と、用紙Wの厚さ検出動作と、平行して実施することになるため、動作フローが同時進行で並列する。
メンテナンス動作の内容については、図6に示すフローのS22〜S26、S27〜S28と同様であるため、説明を割愛する。
メンテナンス動作を実施する場合、S31において、メンテナンス動作に必要とする所要時間を取得する。なお、S3での、連続印刷か否かのキャップの有無によりステップの省略があるため、それも考慮して算出する。
そして、メンテナンス所要時間に応じて、用紙Wの厚さの検出回数(N回)を設定する。
ステップS33〜S40は、図のステップS3〜S10と、同様である。
なお、ステップS32で設定した回数、S39、S40を繰り返し、用紙の厚さを、回転毎に、N回、算出する。
S41において、N回の厚さ検出結果から、調整に用いられる、用紙の厚さを演算する、又は選択する。
S41の演算を、メンテナンス動作である、S22〜S26の動作終了までに完了しておく。
なお、キャップされている状態でメンテナンスを実施する場合はS22〜S24の工程を省略して実施する。
S270で、S40で、用紙の厚さを完了したことを、ヘッドモジュール12a〜12fを昇降させるギャップ距離調整機構70及びメンテナンス装置15a〜15fをスライド移動させるメンテナンス装置移動機構16へ通知する。
そして、S270の後、S28、S29でメンテナンス装置15a〜15fがドラム軸線方向から離れる方向へ、退避位置までスライド移動する。復帰する。なお、通常はメンテナンス動作工程の方が厚さ検出工程よりも所要時間が長いため、このS270で待機することなく確認後に、工程S28、S29へすぐに移行する。
そして、S42で、S41で演算した用紙厚さに応じて、ヘッドモジュール12a〜12fを下降させ(ヘッドをドラム外周面へ近づけ)、ヘッドの位置を、ドラム表面とのギャップがG1となるように調整する。
S43で、ヘッドからインクの吐出を開始する。
なお、印刷中においても、所定時間毎に、用紙の厚さの検出を実施してもよい(S44)。
このように、ドラムに用紙を巻きつけたまま回転させて、その間に用紙の厚さを検出することで、印刷中と同じ条件で検知できることになる。
このように検知した厚さに応じて、ヘッドギャップの調整を可能にすることでヘッドギャップの設定間違いを防止することが出来る。
また、印刷前のメンテナンスの間にヘッドギャップの調整が出来ることで印刷までの時間を短縮することもできる。
なお、本実施形態においては、メンテナンス動作期間を利用して、複数回、用紙の厚さを検出したが、本発明の制御はこれらに限られない。例えば、画像形成部の後段にある乾燥部におけるヒーターが所望の温度へ上昇するまでの立ち上がり時間を利用して、複数回、用紙の厚さを検出してもよい。
更には、用紙の厚さを最初から入力しておくことも可能であり、上記検出手段によって先に入力した紙厚の値と、検出された紙厚の値を比較して確認した上で、最適なヘッドギャップを設定することも可能である。
以上、画像形成装置を複数の実施形態例により説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではない。他の実施形態例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、上記実施形態では、記録媒体は、用紙として説明したが、「記録媒体」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「記録媒体」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
なお、本発明では、記録媒体は、巻き付けられて搬送されるため、使用可能な記録媒体は、巻き付け状に湾曲させても機能等が変化しない媒体であるとする。
1000 画像形成システム
1 ノズル 2 吐出ヘッド
3 ノズル面
4 ヘッドベース(ヘッドホルダ)
10 画像形成部(画像形成装置)
11 円筒形状ドラム
111 用紙グリッパー(先端保持手段)
112 エアー吸引ファン(吸引保持手段)
113 回転モータ
114 用紙先端検出部
115 ドラム軸
12 ヘッド部(一体化したヘッドモジュール)
12a,12b,12c,12d,12e,12f ヘッドモジュール
121 ヘッドドライバ
122 圧電素子(圧力発生手段)
123 インク状態検出手段
13 用紙厚さ検出部(厚さ検出手段)
70 ヘッド距離調整部
15 メンテナンス部(一体化したメンテナンス装置)
15a,15b,15c,15d,15e,15f メンテナンス装置
61 キャップ手段
63 吸引ポンプ(吸引手段)
65 ワイパー手段
16 メンテナンス装置移動機構
67 スライド駆動源
17 搬送部
17A,17B 側板
18 コントローラ
30 レジスト調整部
40 乾燥部
70 ギャップ距離調整機構
80 コントローラ
A ドラムの円外方向
B ドラムの軸線方向
特許5,512,557号

Claims (10)

  1. 記録媒体を巻き付けながら搬送する、円筒形状のドラムと、
    前記ドラムの外周面の周方向に沿って放射状に角度を持って配置され、前記記録媒体に液滴を吐出する吐出ヘッドを有する、複数のヘッドモジュールと、
    前記複数のヘッドモジュールの前記吐出ヘッドが前記液滴を吐出する前に、前記記録媒体が巻き付いた状態で、前記ドラムが少なくとも1回転、回転する期間中、回転中の前記ドラムの外周面上の前記記録媒体の厚さを検出する、厚さ検出手段と、
    前記複数のヘッドモジュールを前記ドラムの前記外周面に対して、離接する離接方向に移動可能にし、前記検出した記録媒体の厚さに応じて、前記記録媒体の表面と、前記ヘッドモジュールの前記複数の吐出ヘッドのノズル面とのギャップの距離を調整する、ギャップ距離調整機構と、を備える
    画像形成装置。
  2. 前記ドラムには、前記ドラムの前記外周面で、前記記録媒体の先端を保持する先端保持手段と、前記外周面に前記記録媒体を巻き付けた状態を吸引により保持する吸引保持手段と、が設けられている、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記厚さ検出手段は、前記ドラムの前記外周面の近傍に設けられ、
    前記先端保持手段が前記記録媒体の先端を保持した後の前記記録媒体について、前記ドラムの前記外周面上で前記記録媒体の厚さを検出する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記吐出ヘッドが前記液滴を吐出する前であって、記録媒体を円筒形状のドラムに巻きつけたまま少なくとも1回転、回転動作させる期間、前記複数の吐出ヘッドは前記ドラムの外周面に対して、印刷のときの距離よりも離れて位置している
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記吐出ヘッドのヘッド毎のノズル面を覆うキャップ手段と、前記ヘッド毎の前記ノズル面を清掃する清掃手段を備えた、前記複数のヘッドモジュールに夫々対応する複数のメンテナンス装置と、
    前記メンテナンス装置を、前記ドラムの外周面の軸線方向に沿って移動させるメンテナンス装置移動機構と、を備え、
    メンテナンスを実施する際、前記ギャップ距離調整機構が、前記複数の吐出ヘッドを前記ドラムの前記外周面に対して離間する方向に移動させ、退避位置にした後、
    前記メンテナンス装置移動機構が、前記メンテナンス装置を、前記ドラムの軸線方向に移動させ、前記メンテナンス装置の前記複数のキャップ手段が、前記吐出ヘッドの前記ノズル面に対向する位置に移動させる、
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. メンテナンス実行中において、前記記録媒体が巻き付いた状態で、前記ドラムが少なくとも1回転、回転する期間中、前記検出手段は、回転中のドラムの外周面上の前記記録媒体の厚さを検出する
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. メンテナンス実行中の、前記ドラムの前記外周面と前記メンテナンス装置との間のギャップは、液滴吐出中の前記複数の吐出ヘッドの前記複数のノズル面と前記ドラムの前記外周面とのギャップと同じ、あるいはそれ以上である、
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 連続印刷の期間、前記検出手段は、所定時間おきに、前記記録媒体の厚さを検出する
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記記録媒体が巻き付いた状態で、前記ドラムが複数回、回転する期間中、前記検出手段は、回転中のドラムの外周面上の前記記録媒体の厚さを周回毎に検出し、
    印刷のときの前記ギャップの距離の調整に用いる前記記録媒体の厚さは、検出した前記記録媒体の厚さの中から演算した厚さとする、
    請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 記録媒体を巻き付けながら搬送する、円筒形状のドラムと、前記ドラムの外周面の周方向に沿って放射状に角度を持って配置され、前記記録媒体に液滴を吐出する吐出ヘッドを有する、複数のヘッドモジュールとを備える、画像形成装置の画像形成方法であって、
    液滴を吐出する前に、前記複数のヘッドモジュールが前記ドラムに対して、記録媒体を円筒形状のドラムに巻きつけたまま少なくとも1回転、回転動作させるステップと、
    前記回転動作の最中に、前記ドラムの前記外周面上で、前記記録媒体の厚さを検出するステップと、
    前記検出した記録媒体の厚さに応じて、前記ドラムの前記外周面と前記吐出ヘッドとの距離を調整する調整ステップと、を有する、
    画像形成方法。
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