JP2017208271A - 電線付きコネクタの製造装置 - Google Patents

電線付きコネクタの製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017208271A
JP2017208271A JP2016100762A JP2016100762A JP2017208271A JP 2017208271 A JP2017208271 A JP 2017208271A JP 2016100762 A JP2016100762 A JP 2016100762A JP 2016100762 A JP2016100762 A JP 2016100762A JP 2017208271 A JP2017208271 A JP 2017208271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
area
connectors
electric wires
wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016100762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6705697B2 (ja
Inventor
晴美 遠山
Harumi Toyama
晴美 遠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2016100762A priority Critical patent/JP6705697B2/ja
Publication of JP2017208271A publication Critical patent/JP2017208271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6705697B2 publication Critical patent/JP6705697B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Abstract

【課題】電線付きコネクタの製造効率及び製造コストに優れた電線付きコネクタの製造装置の提供。【解決手段】この製造装置100は、電線D1〜D3の端末に設けられた端子TをコネクタC1〜C5に設けられた端子収容室に挿入する端子挿入処理を行う第1エリアと、端子挿入処理が行われた後のコネクタC1〜C5から延びる電線D1〜D3をツイストするツイスト処理を行う第2エリアと、を一繋がりの製造ライン上に備える。第2エリアにて、ツイストされる電線D1,D2の一端にあるコネクタC1〜C3を製造ライン上に維持したまま、ツイストされる電線D1,D2の他端にあるコネクタC4,C5を旋回させる。【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタ及びそのコネクタから延びる電線を備えた電線付きコネクタの製造装置に関する。
従来から、車両等に用いられるワイヤハーネスを構成する各種のサブハーネスを製造するための種々の製造装置が提案されている。サブハーネスは、一般に、電線と、電線の端末に取り付けられたコネクタと、各種の外装部材(コルゲートチューブ及びビニルテープ等)と、から構成される。このようなサブハーネスの構造を踏まえ、以下、便宜上、サブハーネスを「電線付きコネクタ」とも称呼する。
例えば、従来のサブハーネスの製造装置の一つ(以下「従来装置」という。)は、特殊な形状の作業台を備え、この作業台にて、電線の端末に設けられた端子をコネクタに設けられた端子収容室に挿入する処理(端子挿入処理)、及び、電線に各種の外装部材を取り付ける処理などを一括して行うようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−178632号公報
ところで、サブハーネスを構成する電線をツイストする(撚り線に加工する)場合、一般に、上述した作業台からサブハーネスを取り外して専用の撚り機に装着し、この撚り機によって電線をツイストする処理(ツイスト処理)が行われる。
しかし、そのような専用の撚り機を用いる場合、サブハーネスを製造する作業台から撚り機までサブハーネスを運搬する必要がある。更に、サブハーネスを製造する作業者と、撚り機を操作してツイスト処理を行う作業者と、の別々の作業者によって各作業が行われることになる。よって、上述した運搬作業に起因して製造効率を高め難く、複数の作業者による作業を要することに起因して製造コストを低減し難い。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電線付きコネクタの製造効率及び製造コストに優れた電線付きコネクタの製造装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る電線付きコネクタの製造装置は、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1)
コネクタ及び前記コネクタから延びる電線を備えた電線付きコネクタの製造装置であって、
前記電線の端末に設けられた端子を前記コネクタに設けられた端子収容室に挿入する端子挿入処理を行う第1エリアと、前記端子挿入処理が行われた後の前記コネクタから延びる前記電線をツイストするツイスト処理を行う第2エリアと、を一繋がりの製造ライン上に備え、
前記第2エリアにて、
ツイストされる前記電線の一端にある前記コネクタを前記製造ライン上に維持したまま、ツイストされる前記電線の他端にある前記コネクタを旋回させることにより、前記ツイスト処理が行われる、
電線付きコネクタの製造装置であること。
(2)
上記(1)に記載の製造装置であって、
複数の前記コネクタを保持可能な保持具を備え、
前記端子挿入処理が行われた後の複数の前記コネクタを保持した前記保持具が、前記第1エリアから前記第2エリアに受け渡され、
前記第2エリアにて、ツイストされる前記電線の一端にある前記コネクタが前記保持具に保持されたまま、保持された前記コネクタから延びる前記電線が挟持具によって挟持され、且つ、ツイストされる前記電線の他端にある前記コネクタが旋回アームに把持されると共に前記旋回アームが旋回することにより、前記ツイスト処理が行われる、
電線付きコネクタの製造装置であること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の製造装置において、
複数の前記電線の導体心線を一纏めに熱圧着する熱圧着処理が、前記第2エリアにて更に行われるとき、
前記第2エリアにて、
圧着される複数の前記電線の各々の一端にある前記コネクタを前記製造ライン上に維持したまま、複数の前記電線の導体芯線に対して前記熱圧着処理が行われる、
電線付きコネクタの製造装置であること。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載の製造装置において、
前記第1エリア及び前記第2エリアが、
前記端子挿入処理及び前記ツイスト処理を同一の作業者によって対応可能であるように、近接して配置されている、
電線付きコネクタの製造装置であること。
上記(1)の構成の電線付きコネクタの製造装置によれば、従来のように端子挿入処理を終えた電線付きコネクタを製造ライン(作業台)から離脱させて専用の撚り機に運ぶ必要がなく、一繋がりの製造ライン上にて端子挿入処理及びツイスト処理を完結させられる。更に、このように双方の処理を一繋がりの製造ライン上にて完結できるため、従来のように複数の作業者による作業を要することなく、一人の作業者によって作業を完結させることも可能である。よって、本構成の製造装置は、電線付きコネクタの製造効率及び製造コストに優れている。
上記(2)の構成の電線付きコネクタの製造装置によれば、第1エリアから第2エリアに受け渡された保持具に保持されているコネクタを保持具に保持したまま、そのコネクタから延びる電線を(第2エリア内の)挟持具によって挟持した状態にて、ツイスト処理が行われる。よって、保持具から電線付きコネクタ(の両端の端子)を分離して上述した挟持およびツイスト処理を行う場合に比べ、それら作業を簡略化できる分だけ電線付きコネクタの製造効率を更に向上できる。
ところで、「保持具」とは、端子挿入処理を自動機(専用の機械)によって行う場合には、この自動機において複数のコネクタを保持するために使用される部材(いわゆるパレット)であってもよく、端子挿入処理を作業者(手作業)によって行う場合には、端子挿入処理を行った後の電線付きコネクタを保持するために使用される部材(いわゆる竿)であってもよい。
上記(3)の構成の電線付きコネクタの製造装置によれば、端子挿入処理(第1エリアでの作業)を終えた電線付きコネクタを製造ライン(作業台)から離脱させて専用の熱圧着機(ボンダー)に運ぶ必要がなく、一繋がりの製造ライン上にて端子挿入処理、ツイスト処理および熱圧着処理を完結させられる。よって、保持具から電線付きコネクタ(の両端の端子)を分離して上述した熱圧着処理を行う場合に比べ、それら作業を簡略化できる分だけ電線付きコネクタの製造効率を更に向上できる。
上記(4)の構成の電線付きコネクタの製造装置によれば、第1エリア及び第2エリアを近接配置することにより、端子挿入処理及びツイスト処理の双方を同一の作業者によって行うことが可能となる。よって、各作業を別々の作業者が行う場合に比べて作業者の人数を低減でき、電線付きコネクタの製造コストを更に低減できる。
本発明によれば、電線付きコネクタの製造効率及び製造コストに優れた電線付きコネクタの製造装置、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係る電線付きコネクタの製造装置の全体構成を示す概略構成図である。 図2は、第2エリアの構成を示す概略構成図であり、図2(a)は、保持具及び挟持具の構成を拡大して示し、図2(b)は、保持具、挟持具、及び、ツイスト機を含む全体の構成を示す。 図3は、本実施形態の変形例に係る電線付きコネクタの製造装置の図2に対応する図であり、図3(a)は、変形例における保持具及び挟持具の構成を拡大して示し、図3(b)は、変形例における保持具、挟持具、及び、ツイスト機を含む全体の構成を示す。 図4は、本実施形態の他の変形例に係る電線付きコネクタの製造装置の図1に対応する図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電線付きコネクタの製造装置(以下「製造装置100」という。)について説明する。
図1に示すように、製造装置100は、第1エリアと第2エリアとを一繋がりの製造ライン上に備える。なお、「一繋がりの製造ライン」は、例えば、物理的に連続したコンベア等によって構成され得る。
製造ライン上の第1エリアには、第1作業台T1が載置されている。製造ライン上の第2エリアには、第2作業台T2、及び、ツイスト機10が載置されている。図1に示す例では、第1作業台T1及び第2作業台T2が横一列に並んだ状態に配置され、ツイスト機10が第2作業台T2の手前側(図1にて下側)において第2作業台T2から離れた状態に配置されている。図1に示す例では、第1作業台T1及び第2作業台T2の境界よりも第1作業台T1に近い側(図1における右側)が第1エリアとされ、同境界より第2作業台T2に近い側(図1における左側)が第2エリアとされている。このように、第1エリア及び第2エリアは、近接配置されている。
第1エリアでは、電線D(D1,D2,D3)の端末に設けられた端子TをコネクタC(C1,C2,C3,C4,C5)に設けられた端子収容室(図示省略)に挿入する処理(端子挿入処理)が行われる。一方、第2エリアでは、端子挿入処理が行われた後のコネクタC(C1,C2,C4,C5)から延びる電線D(D1,D2)をツイストする処理(撚り線に加工する処理。ツイスト処理)が行われる。端子挿入処理およびツイスト処理は、同一の作業者Sによって行われる。以下、第1エリアにて行われる端子挿入処理、及び、第2エリアにて行われるツイスト処理について、より詳細に説明する。
端子挿入処理は、第1エリアに載置された第1作業台T1上において行われる。第1作業台T1上には、複数のコネクタC1〜C5を所定の配列にて保持するための平板状の保持具20が上方に向けて起立するように載置されている。保持具20の手前側(図1にて下側)の側面には、複数のコネクタC1〜C5が所定の配列にて保持されている。なお、図1に示す例では、5つのコネクタC1,C2,C3,C4及びC5が保持具20に保持されている。
このように保持具20に保持された複数のコネクタC1〜C5の端子収容室(図示省略)のそれぞれに、対応する電線の端末に設けられた端子Tが挿入される。図1に示す例では、両端に端子Tが設けられた電線が5本準備されており、コネクタC1及びC5に両端が接続される2本の電線D1と、コネクタC2及びC4に両端が接続される2本の電線D2と、コネクタC2及びC3に両端が接続される1本の電線D3と、が存在している。なお、電線D1〜D3は、導体芯線と、導体芯線の周りを覆う絶縁外被と、を備えている。
それぞれの端子Tを対応する端子収容室に挿入する処理は、専用の自動機によって自動で行われても良く、作業者の手作業によって行われても良い。自動機が使用される場合、自動で端子を挿入する際に複数のコネクタを保持しておくために使用される平板状部材(いわゆるパレット)が、保持具20に相当する。
端子挿入処理が完了すると、第1エリアにて行われる作業が終了する。この結果、電線D1〜D3が接続されたコネクタC1〜C5(以下「電線付きコネクタC1〜C5」とも称呼する。)が得られる。
ツイスト処理は、第2エリアに載置された第2作業台T2、及び、ツイスト機10を用いて行われる。ツイスト処理を行うため、第1作業台T1上にて上述した端子挿入処理が完了すると、保持具20が、複数の電線付きコネクタC1〜C5を保持したまま、第1作業台T1から第2作業台T2に受け渡される。この受け渡しは、自動機によって自動で行われても良く、作業者の手作業によって行われても良い。
保持具20が第2作業台T2上に移動した後、ツイスト処理の対象となる電線D1,D2の一端にあるコネクタC1,C2が保持具20に保持されたまま、その電線D1,D2の他端にあるコネクタC4,C5が保持具20から取り外される。なお、保持具20からのコネクタC4,C5の取り外しは、保持具20が第2作業台T2へ受け渡された後に行われてもよく、端子挿入処理の完了後に保持具20を第2作業台T2への受け渡す前に行われてもよい。
保持具20から取り外された電線付きコネクタC4,C5は、ツイスト機10に接続され、ツイスト処理に供される。以下、図2を参照しながら、ツイスト処理についてより具体的に説明する。
図2(a)及び図2(b)に示すように、ツイスト処理を行う際、保持具20に保持されている電線付きコネクタC1,C2,及びC3が保持具20に保持されたまま、ツイスト処理の対象となる電線D1,D2の一端の電線付きコネクタC1,C2(ツイストされる電線の一端にあるコネクタ)から延びるそれぞれの電線D1,D2が、コネクタC1,C2の近傍部分にて、挟持具30に設けられた一対の挟持部31によって挟持される。一方、このとき、ツイスト処理の対象ではない電線D3は、挟持部31には挟持されない。
挟持具30は、第2エリア内に配置されている。一対の挟持部31は、両者の上下方向の間隔が調整可能に構成されており、ツイスト処理の対象となる電線付きコネクタC1〜C3から延びる電線D1,D2を上下方向にて挟持する。
更に、図2(b)に示すように、保持具20から取り外された電線付きコネクタC4,C5(ツイストされる電線の他端にあるコネクタ)は、ツイスト機10に設けられた一対の旋回アーム11によって把持される。より詳細には、電線付きコネクタC4,C5から延びる電線D1,D2におけるそのコネクタC4,C5の近傍部分が、一対の旋回アーム11によって挟持される。
このように、ツイスト処理される電線D1,D2の一端側が一対の挟持部31によって挟持され、他端側が一対の旋回アーム11によって把持された状態にて、一対の旋回アーム11が旋回される。これにより、ツイスト処理が実行される。ツイスト処理が完了すると、一対の挟持部31による挟持、及び、一対の旋回アーム11による把持が解除される。その後、保持具20に保持されている電線付きコネクタC1〜C3が保持具20から取り外される。これにより、第2エリアにて行われる作業が終了する。換言すると、コネクタC1〜C5及び電線D1〜D3から構成されたサブハーネスが完成する。
再び図1を参照すると、第2エリアにて行われる作業が終了した後の電線付きコネクタC1〜C5(サブハーネス)が、第1作業台T1及び第2作業台T2に対向する位置に配置された第3作業台T3の上に載置されている。この電線付きコネクタC1〜C5(サブハーネス)は、次の工程(例えば、サブハーネスを組み合わせてワイヤハーネスを構成する工程など)に向けて搬出される。
このように、本実施形態に係る電線付きコネクタの製造装置100によれば、従来のように端子挿入処理を終えた電線付きコネクタを製造ライン(作業台)から離脱させて専用の撚り機に運ぶ必要がなく、一繋がりの製造ライン上にて端子挿入処理及びツイスト処理を完結させられる。更に、このように双方の処理を一繋がりの製造ライン上にて完結できるため、従来のように複数の作業者による作業を要することなく、一人の作業者によって作業を完結させることも可能である。よって、製造装置100は、電線付きコネクタの製造効率及び製造コストに優れている。
更に、製造装置100においては、第1エリアから第2エリアに受け渡された保持具20に保持されているコネクタC1〜C3を保持具20に保持したまま、そのコネクタC1〜C3から延びる電線D1,D2を(第2エリア内の)挟持具31によって挟持した状態にて、ツイスト処理が行われる。よって、保持具20から電線付きコネクタ(の両端の端子)を分離して上述した挟持およびツイスト処理を行う場合に比べ、それら作業を簡略化できる分だけ電線付きコネクタの製造効率を更に向上できる。
更に、製造装置100においては、第1エリア及び第2エリアを近接配置することにより、端子挿入処理及びツイスト処理の双方を同一の作業者Sによって行うことが可能となる。よって、各作業を別々の作業者が行う場合に比べて作業者の人数を低減でき、電線付きコネクタの製造コストを更に低減できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、ツイスト処理の対象となる電線D1,D2の一端のコネクタC1,C2が保持具20(パレット)に保持された状態のまま、ツイスト処理が行われている。しかし、図3(a)に示すように、上記実施形態のように保持具20(パレット)に複数のコネクタC1〜C5が予め保持された状態にて端子挿入処理が行われた後、全ての電線付きコネクタC1〜C5が保持具20(パレット)から取り外され、取り外された複数の電線付きコネクタC1〜C5が(製造ライン上に維持されたまま)第1エリアから第2エリアに移動され、第2エリア内(第2作業台T2上)に配置された保持具20Aに保持されてもよい。
保持具20Aは、上方に向けて起立する平板状の基台21と、基台21の上縁部の一側面に横一列に並ぶように隣接配置された複数の保持部22と、を備えている。各保持部22は、ゴム製の半円筒状部材である。複数の保持部22は、それぞれの軸線方向が上下方向に一致し、且つ、隣接する保持部22の外側面同士が軽く押圧・接触するように、配置されている。図3(a)に示すように、電線D1〜D3を、隣接する保持部22の外側面同士の間にゴムの弾性力に対抗して挿入することによって、その電線D1〜D3に接続された電線付きコネクタC1〜C5が保持具20Aに保持される。
更に、ツイスト処理を行う際、図3(b)に示すように、ツイスト処理の対象となる電線D1,D2の一端のコネクタC1,C2が保持具20Aに保持されたまま、この電線D1,D2の他端のコネクタC4,C5が上記実施形態と同様にツイスト機10に把持され、ツイスト処理が行われる。なお、この場合、電線D1,D2は、第2エリア内にある挟持具30Aと、保持具20Aの基台21と、に挟まれるように挟持されている。
更に、上記実施形態では、第2エリア内にて、ツイスト処理のみが行われているが、図4に示すように、第2エリア内にて、ツイスト処理に加えて、複数の電線D3,D4の導体心線を一纏めに熱圧着する処理(熱圧着処理)が更に行われてもよい。
図4に示す例では、第2エリア内にて、ツイスト機10の横に並ぶように、熱圧着機40(ボンダ)が載置されている。この例では、一端にコネクタC3が接続され他端にはコネクタが接続されていない電線D3、及び、一端にコネクタC2が接続され他端にはコネクタが接続されていない電線D4が、熱圧着処理の対象となっている。
この2本の電線D3,D4は、所定位置において絶縁外被が除去されて導体芯線が露呈され、この導体芯線が露呈した部分が近接された状態にて熱圧着機40の熱圧着部41にセットされ、熱圧着処理が行われる。
図4に示す製造装置100によれば、端子挿入処理を終えた電線付きコネクタを製造ライン(作業台)から離脱させて専用の熱圧着機(ボンダ)に運ぶ場合と異なり、一繋がりの製造ライン上にて端子挿入処理、ツイスト処理、及び、熱圧着処理が行われる。よって、製造装置100は、ツイスト処理及び熱圧着処理を施した電線付きコネクタC1〜C5(サブハーネス)の製造効率及び製造コストに優れている。
更に、上記実施形態では、保持具20に保持される複数の電線付きコネクタC1〜C5のうちの一部の電線付きコネクタに接続された電線D1,D2に対してツイスト処理が施されているが、保持具20に保持される複数の電線付きコネクタC1〜C5のうちの全ての電線付きコネクタに接続された電線D1〜D3に対してツイスト処理が施されていてもよい。
加えて、上記実施形態では、端子挿入処理およびツイスト処理(及び熱圧着処理)が同一の作業者Sによって行われているが、必要に応じ、各作業が異なる作業者によって行われてもよい。
ここで、上述した本発明に係る電線付きコネクタの製造装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(4)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
コネクタ及び前記コネクタから延びる電線を備えた電線付きコネクタの製造装置(100)であって、
前記電線(D1〜D3)の端末に設けられた端子を前記コネクタ(C1〜C5)に設けられた端子収容室に挿入する端子挿入処理を行う第1エリアと、前記端子挿入処理が行われた後の前記コネクタ(C1〜C3)から延びる前記電線(D1,D2)をツイストするツイスト処理を行う第2エリアと、を一繋がりの製造ライン上に備え、
前記第2エリアにて、
ツイストされる前記電線(D1,D2)の一端にある前記コネクタ(C1〜C3)を前記製造ライン上に維持したまま、ツイストされる前記電線(D1,D2)の他端にある前記コネクタ(C4,C5)を旋回させることにより、前記ツイスト処理が行われる、
電線付きコネクタの製造装置(100)。
(2)
上記(1)に記載の製造装置であって、
複数の前記コネクタ(C1〜C5)を保持可能な保持具(20)を備え、
前記端子挿入処理が行われた後の複数の前記コネクタ(C1〜C5)を保持した前記保持具(20)が、前記第1エリアから前記第2エリアに受け渡され、
前記第2エリアにて、ツイストされる前記電線(D1,D2)の一端にある前記コネクタ(C1〜C3)が前記保持具(20)に保持されたまま、保持された前記コネクタから延びる前記電線(D1,D2)が挟持具(30)によって挟持され、且つ、ツイストされる前記電線の他端にある前記コネクタ(C4,C5)が旋回アーム(11)に把持されると共に前記旋回アームが旋回することにより、前記ツイスト処理が行われる、
電線付きコネクタの製造装置。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の製造装置(100)において、
複数の前記電線(D3,D4)の導体心線を一纏めに熱圧着する熱圧着処理が、前記第2エリアにて更に行われるとき、
前記第2エリアにて、
圧着される複数の前記電線(D3,D4)の各々の一端にある前記コネクタ(C2,C3)を前記製造ライン上に維持したまま、複数の前記電線(D3,D4)の導体芯線に対して前記熱圧着処理が行われる、
電線付きコネクタの製造装置。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか一つに記載の製造装置(100)において、
前記第1エリア及び前記第2エリアが、
前記端子挿入処理及び前記ツイスト処理を同一の作業者(S)によって対応可能であるように、近接して配置されている、
電線付きコネクタの製造装置。
11 旋回アーム
20 保持具
20A 保持具
30 挟持具
30A 挟持具
100 電線付きコネクタの製造装置
C(C1,C2,C3,C4,C5) コネクタ(電線付きコネクタ)
D(D1,D2,D3,D4) 電線

Claims (4)

  1. コネクタ及び前記コネクタから延びる電線を備えた電線付きコネクタの製造装置であって、
    前記電線の端末に設けられた端子を前記コネクタに設けられた端子収容室に挿入する端子挿入処理を行う第1エリアと、前記端子挿入処理が行われた後の前記コネクタから延びる前記電線をツイストするツイスト処理を行う第2エリアと、を一繋がりの製造ライン上に備え、
    前記第2エリアにて、
    ツイストされる前記電線の一端にある前記コネクタを前記製造ライン上に維持したまま、ツイストされる前記電線の他端にある前記コネクタを旋回させることにより、前記ツイスト処理が行われる、
    電線付きコネクタの製造装置。
  2. 請求項1に記載の製造装置であって、
    複数の前記コネクタを保持可能な保持具を備え、
    前記端子挿入処理が行われた後の複数の前記コネクタを保持した前記保持具が、前記第1エリアから前記第2エリアに受け渡され、
    前記第2エリアにて、ツイストされる前記電線の一端にある前記コネクタが前記保持具に保持されたまま、保持された前記コネクタから延びる前記電線が挟持具によって挟持され、且つ、ツイストされる前記電線の他端にある前記コネクタが旋回アームに把持されると共に前記旋回アームが旋回することにより、前記ツイスト処理が行われる、
    電線付きコネクタの製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の製造装置において、
    複数の前記電線の導体心線を一纏めに熱圧着する熱圧着処理が、前記第2エリアにて更に行われるとき、
    前記第2エリアにて、
    圧着される複数の前記電線の各々の一端にある前記コネクタを前記製造ライン上に維持したまま、複数の前記電線の導体芯線に対して前記熱圧着処理が行われる、
    電線付きコネクタの製造装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の製造装置において、
    前記第1エリア及び前記第2エリアが、
    前記端子挿入処理及び前記ツイスト処理を同一の作業者によって対応可能であるように、近接して配置されている、
    電線付きコネクタの製造装置。
JP2016100762A 2016-05-19 2016-05-19 電線付きコネクタの製造装置 Active JP6705697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016100762A JP6705697B2 (ja) 2016-05-19 2016-05-19 電線付きコネクタの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016100762A JP6705697B2 (ja) 2016-05-19 2016-05-19 電線付きコネクタの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017208271A true JP2017208271A (ja) 2017-11-24
JP6705697B2 JP6705697B2 (ja) 2020-06-03

Family

ID=60417349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016100762A Active JP6705697B2 (ja) 2016-05-19 2016-05-19 電線付きコネクタの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6705697B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP6705697B2 (ja) 2020-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110546828B (zh) 端部放置装置及端部加工装置
JP6336942B2 (ja) 束取り加工機
US9787046B2 (en) Wire sorting fixture and method of sorting wires
US20130283612A1 (en) Terminal treatment method and terminal treatment apparatus for coaxial cable
JP2011100711A (ja) 電線端末処理装置及び電線端末処理方法
CN110021867B (zh) 多芯电缆制造装置和多芯电缆制造方法
US20190393664A1 (en) Manufacturing method of electric wire bundle, and manufacturing apparatus of electric wire bundle
CN109997284B (zh) 端子保持件、端子压接装置及附带端子的绞合电线的制造方法
JP7007977B2 (ja) 車載ツイストペアケーブルの端末処理方法及びその装置
JP6675270B2 (ja) 部品受け渡し装置及びそれを備えるワイヤハーネスの製造装置
JP6705697B2 (ja) 電線付きコネクタの製造装置
JP6747861B2 (ja) ワイヤハーネスの製造ライン
JP2017174685A (ja) ワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス
CN110024234B (zh) 绞合电线固定用夹具及端子压接装置
JP6683501B2 (ja) 電線作業治具及び作業ライン
CN110546837A (zh) 扭绞解开装置及电线端部加工装置
JP6621232B2 (ja) 圧接コネクタの取付方法
JP6849027B2 (ja) 端子保持具および端子圧着装置
JP7233574B2 (ja) 端子付き車載用ケーブルの製造方法及びその装置
JP2015082865A (ja) 導電路及びワイヤーハーネス
JP2016018600A (ja) ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネス製造方法
JP2002100250A (ja) ツイスト電線の製造方法
JP6407706B2 (ja) 電線分離装置
JP2023025460A (ja) ワイヤハーネス製造装置
JP2019192660A (ja) ツイスト電線セット用治具および端子圧着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6705697

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250