JP2017207965A - 塗装製品の生産管理方法 - Google Patents
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Abstract
Description
塗装製品の生産管理方法であって、
プリンタが、前記塗装製品の種類を識別する製品IDがコード化された情報であるコード情報を印字媒体に印字する処理と、
前記コード情報が印字された印字媒体を被塗物に取り付ける処理と、
読取装置が、前記被塗物に取り付けられた印字媒体に印字されたコード情報から、前記製品IDを読み取る第1読取処理と、
前記読み取られた製品IDに基づいて、前記被塗物を塗装する処理と、
読取装置が、前記塗装された被塗物に取り付けられた印字媒体に印字されたコード情報から、前記製品IDを読み取る第2読取処理と、
コンピュータが、記憶装置に、前記第2読取処理において読み取られた製品IDと、前記製品IDによって識別される塗装製品の塗装が完了したことを示すステータス情報とを関連付けて記憶する処理と、を含む、
生産管理方法である。
第1実施形態について説明する。
第1実施形態の生産管理システムについて説明する。図1は、第1実施形態の生産管理システムの構成図である。図2は、第1実施形態の印字媒体に印字されるコード情報の一例を示す図である。図3は、図1の生産管理システムの機能ブロック図である。
クライアント端末10及びホストコンピュータ30は、ネットワーク(例えば、インターネット)NWを介して、互いに通信(例えば、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure))を行うことができる。
ホストコンピュータ30、プリンタ40、及び、ハンディターミナル50は、互いに無線通信を行うことができる。
図2Aに示すように、印字媒体PMには、複数種類のコード情報(例えば、一次元バーコードCD1、二次元バーコードCD2、及び、暗号化された文字コードCD3)が印字されてもよい。
図2Bに示すように、印字媒体PMには、コード情報(例えば、二次元バーコードCD2)に加えて、複数種類のテキスト(例えば、ロットID「LO001」TXT1と、顧客名「CU1」、製品ID「PR001」、及び、製品名「PR1」を示すテキストTXT2と、全生産数「1000」、吊り掛け数(後述)「20」、及び、ハンガ本数(後述)「50」を示すテキストTXT3との組合せ)が印字されてもよい。
プログラムは、例えば、OS(Operating System)のプログラム、情報処理を実行するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のプログラム等である。
データは、例えば、情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)である。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
プログラムは、例えば、OSのプログラム、情報処理を実行するアプリケーションのプログラム等である。
データは、所定のデータベース(後述)、及び、情報処理を実行することによって得られるデータ(つまり、情報処理の実行結果)である。
入力デバイスは、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、又は、それらの組合せである。
出力デバイスは、例えば、ディスプレイである。
第1実施形態のデータベースについて説明する。
第1実施形態の受注管理データベースについて説明する。図4は、第1実施形態の受注管理データベースのデータ構造を示す図である。
受注管理データベースは、「受注ID」フィールドと、「顧客名」フィールドと、「顧客住所」フィールドと、「製品ID」フィールドと、「製品名」フィールドと、「受注日」フィールドと、「希望納期」フィールドと、「受注数」フィールドとを含む。
各フィールドの情報は、互いに関連付けられている。
第1実施形態の生産管理データベースについて説明する。図5は、第1実施形態の生産管理データベースのデータ構造を示す図である。
受注管理データベースは、「ロットID」フィールドと、「受注ID」フィールドと、「条件」フィールドと、「生産数」フィールドと、「ハンガタイプ」フィールドと、「吊り掛け数」フィールドと、「ハンガ数」フィールドと、「出荷数」フィールドと、「生産予定日」フィールドと、「出荷予定日」フィールドと、「生産日」フィールドと、「出荷日」フィールドと、「検品担当者」フィールドと、「ステータス」フィールドとを含む。
各フィールドの情報は、互いに関連付けられている。
第1実施形態の生産管理のフローについて説明する。
第1実施形態の生産管理の全体フローについて説明する。図6は、第1実施形態の生産管理の全体フローを示す図である。
第1実施形態の受注オペレーションについて説明する。図7は、図6の受注オペレーションのフローを示す図である。図8は、図7の処理で表示される画面の一例を示す図である。
具体的には、ユーザが、キーボードを用いて所定のURLを入力すると、CPU12は、当該URLによって指定されたウェブサーバと通信することにより、発注画面P100(図8)をディスプレイに表示する。
次に、ユーザが、キーボードを用いて、入力フィールドF100(例えば、「製品ID」欄、「製品名」欄、「数量」欄、「お客様名」欄、「お客様住所」欄、及び、「納品ご希望日」欄)に必要事項を入力し、かつ、マウスを用いて「OK」ボタンB100をクリックすると、CPU12は、通信インタフェース14を介して、注文リクエストをウェブサーバに送信する。注文リクエストは、入力フィールドF100に入力された情報を含む。
具体的には、CPU32が、ウェブサーバ及び通信インタフェース34を介して、クライアント端末10から注文リクエストを受け付ける。
具体的には、CPU32が、S300において受け付けた注文リクエストに基づいて、新たなレコードを受注管理データベース(図4)に追加する。より具体的には、新たなレコードの「受注ID」フィールドには、新たな受注IDが格納される。新たなレコードの「受注日」フィールドには、S301の実行日を示す情報が格納される。新たなレコードの「顧客名」フィールド、「顧客住所」フィールド、「製品ID」フィールド、「製品名」フィールド、「受注数」フィールド、及び、「希望納期」フィールドには、それぞれ、入力フィールドF100の「お客様名」欄、「製品ID」欄、「製品名」欄、「数量」欄、「お客様名」欄、「お客様住所」欄、及び、「納品ご希望日」欄に対応する情報が格納される。
具体的には、CPU32は、S301の新たなレコードの受注IDをウェブサーバに通知する。ウェブサーバは、通知された受注IDに基づく注文確認画面P101(図8)に対応するHTML(Hyper Text Markup Language)データを生成する。
具体的には、CPU12が、S302において生成されたHTMLデータに基づいて、注文確認画面P101(図8)をディスプレイに表示する。注文確認画面P101は、S100において送信された注文リクエストに対応する受注IDを含む。
第1実施形態の生産計画オペレーションについて説明する。図9は、図6の生産計画オペレーションのフローを示す図である。図10は、図9の処理で表示される画面の一例を示す図である。
領域A110には、ロットIDが表示される。このロットIDは、生産管理データベース(図5)に存在しないユニークなID(つまり、新たなロットID)である。
入力フィールドF110aは、受注ID、プロセス条件(例えば、電着槽に印加する電圧の値、及び、塗装ラインのスピードを示す値)、生産数、生産予定日、並びに、出荷予定日を示す情報を入力するためのフィールドである。
入力フィールドF110bは、分割生産の条件(例えば、分割数、生産予定日、及び、出荷予定日を示す情報)を入力するためのフィールドである。分割生産とは、1種類の製品を、複数の日に分割して生産することを意味する。分割生産の条件は、生産予定日毎に入力される。
入力フィールドF110cは、ハンガタイプを示すコード、吊り掛け数、ハンガ数、及び、検品担当者の担当者コードを入力するためのフィールドである。
具体的には、CPU32は、生産管理データベース(図5)に新たなレコードを追加する。
新たなレコードの「ロットID」フィールドには、生産管理情報入力画面P110(図10)の領域A110に表示されたロットIDが格納される。
新たなレコードの「受注ID」フィールド、「条件」フィールド、「生産数」フィールド、「生産予定日」フィールド、及び、「出荷予定日」フィールドには、入力フィールドF110aに入力された情報が格納される。新たなレコードの「ハンガタイプ」フィールド、「吊り掛け数」フィールド、「ハンガ数」フィールド、及び、「検品担当者」フィールドには、入力フィールドF110cに入力された情報が格納される。
新たなレコードの「ステータス」フィールドには、コード「STA1」が格納される。これにより、新たなロットのステータスが、第1ステータスとして登録される。
具体的には、CPU32は、受注管理データベース(図4)及び生産管理データベース(図5)を参照して、印字データを生成する。印字データは、S311の新たなレコードの情報(例えば、ロットID、担当者コード、生産予定日、出荷予定日、及び、製品ID)に対応するコード情報(例えば、図2Aのコード情報CD1〜CD3)を含む。
次に、CPU32は、通信インタフェース34を介して、印字データをプリンタ40へ送信する。
具体的には、プリンタ40は、S312において送信された印字データに対応する情報を、印字媒体PMに印字する。これにより、図2A又は図2Bの印字媒体PMが得られる。
第1実施形態の塗装オペレーションについて説明する。図11は、図6の塗装オペレーションにおける印字媒体の使用例を示す図である。図12は、図6の塗装オペレーションのフローを示す図である。
図11Aに示すように、ハンガHGの下部は、複数のラックLCである。各ラックLCは、複数の被塗物CMを収容可能である。
ハンガHGの上部は、ネックNEである。ネックNEは、図11BのハンガレールHRに引っ掛かるように構成される。ハンガレールHRは、塗装ラインの各ブース(例えば、前工程ブースBT1、電着塗装ブースBT2、水洗ブースBT3、エアブローブースBT4、焼付乾燥ブースBT5、及び、吊り降ろしブースBT6)に沿って設けられている。ハンガHGは、ハンガレールHRに沿って移動可能である。
図11Aに示すように、ラックLCとネックNEとの間には、コード情報が印字された印字媒体PMが貼付される。
具体的には、作業者は、図11Aに示すように、生産管理データベース(図5)の「生産数」フィールドの値に相当する数の被塗物CMが収容されたハンガHGに、図9の印字(S410)において得られた印字媒体PMを貼付する。
具体的には、担当者がハンディターミナル50を用いて、ハンガHGに貼付された印字媒体PMに印字されたコード情報から、ロットID及び製品IDを読み取る。
次に、ハンディターミナル50は、読み取ったロットID及び製品IDを、ホストコンピュータ30へ送信する。
具体的には、CPU32は、生産管理データベース(図5)を参照して、S520において送信されたロットIDに関連付けられたレコードを特定する。
次に、CPU32は、特定したレコードの「ステータス」フィールドに、コード「STA2」を格納する。これにより、当該ロットIDによって識別されるロットのステータスが、第2ステータスとして登録される。
具体的には、担当者がハンディターミナル50を用いて、焼付乾燥ブースBT5(図11B)を通過したハンガHGに貼付された印字媒体PMに印字されたコード情報から、ロットID及び製品IDを読み取る。
次に、ハンディターミナル50は、読み取ったロットID及び製品IDと、S521の実行日を示す情報とを、ホストコンピュータ30へ送信する。
具体的には、CPU32は、生産管理データベース(図5)を参照して、S521において送信されたロットIDに関連付けられたレコードを特定する。
次に、CPU32は、特定したレコードの「生産日」フィールドに、S521の実行日を示す情報を格納する。また、CPU32は、特定したレコードの「ステータス」フィールドに、コード「STA3」を格納する。これにより、当該ロットIDによって識別されるロットのステータスが、第3ステータスとして登録される。
第1実施形態の出荷オペレーションについて説明する。図13は、図6の出荷オペレーションのフローを示す図である。
具体的には、検品担当者が、吊り降ろしブースBT6に到着したハンガHGに収容された被塗物CMのうち、所定の出荷条件を満たす被塗物CMの数(以下「出荷数」という)を確認する。
具体的には、担当者が、ハンディターミナル50の入力キーを用いて、担当者IDを入力する。
次に、担当者がハンディターミナル50を用いて、検品(S930)が終了したハンガHGに貼付された印字媒体PMに印字されたコード情報から、ロットID及び製品IDを読み取る。
次に、担当者が、ハンディターミナル50の入力キーを用いて、S930において確認した出荷数を入力する。
次に、ハンディターミナル50は、読み取ったロットID及び製品IDと、担当者によって入力された担当者ID及び出荷数と、S530の実行日とを、ホストコンピュータ30へ送信する。
具体的には、CPU32は、生産管理データベース(図5)を参照して、S530において送信されたロットIDに関連付けられたレコードを特定する。
次に、CPU32は、特定したレコードの「検品担当者」フィールドに、S530において送信された担当者IDが格納される。また、CPU32は、特定したレコードの「出荷数」フィールドに、S530において送信された出荷数を示す情報が格納される。また、CPU32は、特定したレコードの「出荷日」フィールドに、S530の実行日を示す情報を格納する。また、CPU32は、特定したレコードの「ステータス」フィールドに、コード「STA4」を格納する。これにより、当該ロットIDによって識別されるロットのステータスが、第4ステータスとして登録される。
具体的には、CPU32は、受注管理データベース(図4)及び生産管理データベース(図5)から、S530において送信されたロットID及び製品IDに関連付けられた情報を取り出す。
次に、CPU32は、取り出した情報を用いて、所定フォーマットの納品伝票データを作成する。
次に、CPU32は、通信インタフェース34を介して、プリンタ40へ納品伝票データを送信する。
次に、プリンタ40は、送信された納品伝票データに基づいて、納品に必要な情報をラベルに印字する。
具体的には、検品担当者は、検品(S930)を通過した被塗物CM(つまり、塗装製品)を、梱包材に収納する。
次に、検品担当者は、S331において、納品に必要な情報が印字されたラベルを梱包材に貼付する。
次に、検品担当者は、ラベルが貼付された梱包材を、顧客(つまり、受注管理データベース(図4)の「顧客住所」フィールドの情報が示す住所)に発送する。
具体的には、受注オペレーション(OP1)及び生産計画オペレーション(OP2)の結果に基づいて、塗装オペレーション(OP3)を実施することができる。
また、塗装オペレーション(OP3)の結果に基づいて、出荷オペレーション(OP4)を実施することができる。
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、複数回の塗装オペレーションにおいて印字媒体を繰り返し使用するための例である。
第2実施形態の生産管理システムについて説明する。図14は、第2実施形態の生産管理システムの機能ブロック図である。
CPU32は、通信インタフェース34を介して、カメラ60によって生成された画像データを取得する。
第2実施形態の生産管理のフローについて説明する。
第2実施形態の生産管理の全体フローについて説明する。図15は、第2実施形態の生産管理の全体フローを示す図である。
媒体オペレーションOP5は、生産計画オペレーション(OP2)と塗装オペレーション(OP3)との間で実施される。
第2実施形態の媒体チェックオペレーションについて説明する。図16は、図15の媒体チェックオペレーションのフローを示す図である。図17は、図16の処理で表示される画面の一例を示す図である。
具体的には、カメラ60は、前工程ブースBT1に入る前のハンガHGに添付された印字媒体PMの画像を撮像する。
次に、カメラ60は、撮像した画像の画像データを生成する。
具体的には、CPU32は、通信インタフェース34を介して、S630において生成された画像データを取得する。
次に、CPU32は、取得した画像データと、所定の基準画像に対応する基準画像データとを比較することにより、取得した画像データと基準画像データとの間の画素値の差を計算する。基準画像とは、塗装オペレーション(OP3)において使用可能なコード情報の画像を意味する。画素値とは、画像の輝度、コントラス、又は、それらの組合せを示す値である。画素値の差が大きいほど、S630において撮像された画像(例えば、印字媒体PMのコード情報CD1〜CD3(図2A))が基準画像から乖離していることを意味する。
画素値の差が閾値より大きい場合、CPU32は、印字媒体PMが使用不可能であると判定する。
画素値の差が閾値以下である場合、CPU32は、印字媒体PMが使用可能であると判定する。
具体的には、CPU32は、入出力インタフェース33を介して、S330の判定結果を示す画面P200(図17)をディスプレイに表示する。
一例として、出荷オペレーション(OP4)の終了後に印字媒体PMがハンガHGから取り外される場合、S920(図12)において、作業者は、S330で使用可能であると判定された印字媒体PMをハンガHGに再貼付する。
別の例として、出荷オペレーション(OP4)の終了後に印字媒体PMがハンガHGから取り外されない(つまり、印字媒体PMがハンガHGに残っている)場合、S920(図12)において、作業者は、S330で使用不可能であると判定された印字媒体PMを剥がし、新たな印字媒体PMを貼付し直す。
上述の実施形態の変形例について説明する。
生産計画情報は、塗装オペレーション(OP3)を実施する塗装ラインを識別する情報、塗装オペレーション(OP3)を実施する順番(つまり、ハンガHGを塗装ラインに乗せる順番)を示す情報、1つのハンガHGに収容する複数種類の被塗物CMを識別する情報、ハンガHGに収容する被塗物CMの配置(ハンガHG内におけるラックLCの位置、及び、ラックLC内における被塗物CMの位置)、又は、それらの組合せである。
S311(図9)において、CPU32は、形状、大きさ、及び、重量を示す情報と、「吊り掛け数」フィールドの情報と、予め定められたハンガレールHRのルートとに基づいて、ハンガレールHRに沿って移動する複数のハンガHGに収容された被塗物CM同士が接触しないように、1つのハンガHGにできるだけ多くの被塗物CMを収容するための生産計画情報を決定する。つまり、CPU32は、被塗物CMに関する情報と、ハンガHG内における被塗物CMの配置に関する情報と、ハンガHGの移動経路とを考慮して、生産計画情報を決定する。次に、CPU32は、決定した生産計画情報をロットIDに関連付ける。
これにより、生産効率(例えば、1日に塗装ラインに乗せることができるハンガHGの数)を向上させることができる。
具体的には、粉体塗料は、溶剤(例えば、VOC(Volatile Organic Compounds))を含んでいる。この溶剤は、有害物質である。
S410において、プリンタ40は、被塗物の量を示すコード情報を印字媒体PMに印字する。
塗装オペレーションを開始する前に、担当者がハンディターミナル50を用いて、ハンガHGに貼付された印字媒体PMに印字されたコード情報から、被塗物の量及び大きさ(例えば、表面積)を読み取る。
CPU32は、ハンディターミナル50によって読み取られた被塗物の量及び大きさの組合せに基づいて、被塗物に吹き付ける粉体塗料の量を決定する。
塗装オペレーションでは、作業者が決定した粉体塗料の量に基づいて、粉体塗料を被塗物に吹き付ける。粉体塗料が吹きつけられた被塗物は、上述の実施形態と同様に、印字媒体PMの耐熱温度以下の温度(例えば、200℃)の乾燥室内で乾燥される。
これにより、被塗物の量及び大きさの組合せに応じて、粉体塗料の量を最適化することができる。その結果、無駄な粉体塗料の使用を防ぎ、かつ、有害物質である溶剤の使用量を抑制することができる。
10 :クライアント端末
11 :記憶装置
12 :CPU
13 :入出力インタフェース
14 :通信インタフェース
16 :カメラ
30 :ホストコンピュータ
31 :記憶装置
32 :CPU
33 :入出力インタフェース
34 :通信インタフェース
40 :プリンタ
50 :ハンディターミナル
60 :カメラ
Claims (6)
- 塗装製品の生産管理方法であって、
プリンタが、前記塗装製品の種類を識別する製品IDがコード化された情報であるコード情報を印字媒体に印字する処理と、
前記コード情報が印字された印字媒体を被塗物に取り付ける処理と、
読取装置が、前記被塗物に取り付けられた印字媒体に印字されたコード情報から、前記製品IDを読み取る第1読取処理と、
前記読み取られた製品IDに基づいて、前記被塗物を塗装する処理と、
読取装置が、前記塗装された被塗物に取り付けられた印字媒体に印字されたコード情報から、前記製品IDを読み取る第2読取処理と、
コンピュータが、記憶装置に、前記第2読取処理において読み取られた製品IDと、前記製品IDによって識別される塗装製品の塗装が完了したことを示すステータス情報とを関連付けて記憶する処理と、を含む、
生産管理方法。 - 前記塗装する処理は、
前記印字媒体が取り付けられた被塗物を、電着塗料を含む電着槽に浸漬する工程と、
前記電着塗料と前記被塗物との間に電流を流すことにより、前記被塗物に前記電着塗料を塗膜する工程と、を含む、
請求項1に記載の生産管理方法。 - 前記塗装する処理は、
前記電着塗料が塗膜された被塗物を水洗する工程と、
前記水洗された被塗物に気体を吹き付ける工程と、
前記気体が吹き付けられた被塗物を所定の温度で乾燥させる工程と、をさらに含み、
前記印字媒体の耐熱温度は、前記所定の温度以上である、
請求項2に記載の生産管理方法 - 前記塗装する処理は、
前記印字媒体が取り付けられた被塗物に粉体塗料を吹き付けることにより、前記被塗物に前記粉体塗料を塗膜する工程と、
前記粉体塗料が塗膜された被塗物を所定の温度で乾燥させる工程と、をさらに含み、
前記印字媒体の耐熱温度は、前記所定の温度以上である、
請求項1に記載の生産管理方法。 - 顧客が使用するクライアント端末と接続されたコンピュータが、前記クライアント端末から受注情報を受け付ける処理をさらに含み、前記受注情報は、顧客に関する顧客情報と、前記顧客から受注した塗装製品の製品IDと、前記顧客から受注した塗装製品の受注数とを含み、
コンピュータが、複数の受注情報に基づいて、塗装製品の生産計画に関する生産計画情報を作成する処理をさらに含み、前記生産計画情報は、前記顧客情報と、前記顧客毎の塗装製品の製品IDと、前記顧客毎の生産数と、を含み、
前記印字する処理は、前記プリンタが、前記顧客情報と、前記顧客毎の製品IDと、前記顧客毎の生産数とがコード化された情報であるコード情報を印字する処理であり、
前記第1読取処理は、前記読取装置が、前記顧客情報と、前記顧客毎の製品IDと、前記顧客毎の生産数とを読み取る処理であり、
前記塗装する処理は、前記読み取られた顧客情報、顧客毎の製品ID、及び、顧客毎の生産数に基づいて、前記被塗物を塗装する処理であり、
前記第2読取処理は、前記読取装置が、前記顧客情報と、前記顧客毎の製品IDと、前記顧客毎の生産数とを読み取る処理であり、
前記記憶する処理は、前記コンピュータが、前記第2処理において読み取られた顧客情報、顧客毎の製品ID、及び、顧客毎の生産数を関連付けて前記記憶装置に記憶する処理である、
請求項1〜4の何れかに記載の生産管理方法。 - カメラが、前記印字媒体に印字されたコード情報の画像を撮像する処理と、
コンピュータが、前記撮像された画像と所定の基準画像とを比較することにより、前記印字媒体の使用可否を判定する処理と、
コンピュータが、前記コンピュータの判定結果をディスプレイに表示する処理と、をさらに含む、
請求項1〜5の何れかに記載の生産管理方法。
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